東証1部(4733) 勘定奉行の 株式会社 オービックビジネスコンサルタント 2015年3月期 決算 2016年3月期 事業計画・戦略 説明会 2015年4月24日 2015年3月期 決算の概要 1 2015年3月期 決算の概況 売上高 前年同期比2.1%減 サービス売上(保守契約)が伸長したものの、前期の XPサポート終了及び消費税改正に伴うプロダクト売上 の特需の反動減が大きかった (百万円) 前年同期比1.0%減 営業利益 20,260 19,828 16,926 15,000 10,000 保守売上の増加により売上総利益率が1.0%上昇 営業利益 売上高 25,000 20,000 売上総利益 【売上高、営業利益の推移】 前年同期比6.1%減 7,339 9,111 8,557 5,000 0 13/3 14/3 15/3 研究開発費を含む人件費の増加が258百万円、広告宣伝費の増加が 51百万円等により販売費及び一般管理費が380百万円増加 経常利益 前年同期比14.8%減 2014年3月期は、私募の不動産投資信託2件の運用終了に伴う営業外収益が1,008百万円発生 ≪今期の主な営業外要因≫ 受取配当金1,630百万円 当期利益 前年同期比13.6%減 上海欧比西(OBC)晟峰に対する減損を295百万円実施 2 2015年3月期 決算の概要 14/3期 (百万円) 構成比(%) 15/3期 15/3期 予想 構成比(%) 前期比(%) 高 20,260 100.0 20,000 19,828 100.0 △2.1 売 上 総 利 益 16,967 83.7 16,900 16,793 84.7 △1.0 販 売 管 理 費 7,856 38.8 8,100 8,236 41.5 4.8 営 益 9,111 45.0 8,800 8,557 43.2 △6.1 営 業 外 損 益 3,170 15.6 1,400 1,908 9.6 △39.8 売 上 業 利 経 常 利 益 12,281 60.6 10,200 10,465 52.8 △14.8 当 期 利 益 7,438 36.7 6,560 6,426 32.4 △13.6 3 部門別売上高 14/3期 (百万円) 構成比(%) 15/3期 15/3期 予想 構成比(%) 前期比(%) ソリューション 7,696 38.0 6,145 6,409 32.3 △16.7 関 連 製 品 3,651 18.0 3,145 3,229 16.3 △11.6 サ ス 8,913 44.0 10,710 10,190 51.4 14.3 計 20,260 100.0 20,000 19,828 100.0 △2.1 ー ビ 合 ソリューション 奉行LANPACの売上が661百万円減尐、奉行Standaloneの売上が485百万円減尐 関連製品 サプライ製品売上が消費税増税前の駆け込み需要の 反動で244百万円減尐 奉行連動ソリューション売上が78百万円減尐 新ERPカスタマイズ収入が135百万円減尐 サービス 【ソリューション、サービスの推移】 (百万円) ソリュ ーション サービス 12,000 10,190 10,000 8,000 6,000 7,907 8,913 7,696 6,409 5,825 4,000 奉行保守契約料が1,447百万円増加 インストラクター指導料収入が186百万円 減尐 2,000 0 13/3 14/3 15/3 4 ソリューション別出荷数量 (本数ベース、バージョンアップ含む) 14/3期 (単位:本) 15/3期 構成比(%) 構成比(%) 前期比(%) 1,132 3.1 1,285 4.3 13.5 P 451 1.2 333 1.1 △26.2 L A N P A C K 5,938 16.1 4,525 15.0 △23.8 Standalone 27,064 73.3 22,849 75.6 △15.6 ム 2,328 6.3 1,213 4.0 △47.9 計 36,913 100.0 30,205 100.0 △18.2 奉 行 V E 新 J E R P シ R ス テ 合 前年との比較 新規本数 バージョンアップ本数 6.8%増加 24.3%増加 36.4%減尐 23.3%減尐 L A N P A C K 6.3%減尐 29.2%減尐 Standalone 5.5%減尐 18.1%減尐 46.7%減尐 50.4%減尐 奉 行 V E 新 J E R P シ R ス テ P ム 5 EBソリューション 【都銀、地銀向け本数の推移】 都銀向け 都銀向けOEM製品 地銀向け (本) 2015年1月末稼働本数: 28,082本 2014年1月末稼働本数: 29,638本 地銀向けOFFICEBANK 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 (本) 38,528 5,000 35,740 32,488 4,000 29,683 28,082 2,113 1,558 3,184 3,087 1,303 3,000 2,000 1,000 0 11/2 12/2 13/2 14/1 15/1 当期出荷本数: 3,087本(前年同期:3,184 本) 提携先 U F J 銀 商品名 提供時期 行 U-LINE Xtra 1998年5月 東 京 三 菱 銀 行 せるふバンク 2000年5月 三 井 住 友 銀 行 パソコンバンク・ナビ・ジュニア 2000年9月 み ず ほ 銀 行 みずほ2000 2000年9月 ≪EBソリューション≫ Electronic Bankingの略。企業や家庭のコンピュータと金融機関とを 通信回線で結び、オフィス・自宅にいながらにして金融機関のサービ スを利用すること。 6 販売費及び一般管理費の内訳 14/3期 (百万円) 15/3期 構成比(%) 構成比(%) 前期比(%) 高 20,260 100.0 19,828 100.0 △2.1 販売及び管理費 7,856 38.8 8,236 41.5 4.8 販管人件費 2,465 12.2 2,621 13.2 6.3 研究開発費 2,015 9.9 2,117 10.7 5.1 広告宣伝費 624 3.1 675 3.4 8.2 地 代 家 賃 411 2.0 438 2.2 6.6 減価償却費 135 0.7 178 0.9 31.8 その他経 費 2,206 10.9 2,207 11.1 0.0 売 上 注)伸率は前年同期比増減率 「その他経費」の主な増減項目 支払手数料(137百万円増)・・・前受収益(B/S)から保守売上(P/L)への振替のタイミングで販売パートナーに 対する支払いが発生 販売促進費(118百万円減)・・・奉行シリーズの売上減尐に伴い減尐 賃借料(35百万円増) 事務用品費(20百万円減) 租税公課(24百万円減) 7 貸借対照表-資産の部 (単位:百万円) 14/3 15/3 増減 流 動 資 産 現金預金 53,445 58,092 4,647 受取手形 796 1,059 263 5,980 5,706 △ 274 たな卸資産 206 203 △3 その他 607 377 △ 230 △ 14 △8 6 有形固定資産 381 364 △ 17 無形固定資産 538 503 △ 35 投資その他の資産 35,941 38,911 2,970 資産合計 97,880 105,207 7,327 売掛金 貸倒引当金 固 定 資 産 8 貸借対照表-負債・資本の部 (単位:百万円) 14/3 15/3 増減 買掛金 未払金 未払法人税等 前受収益 退職給付引当金 その他 負債合計 資本金 資本剰余金 利益剰余金 有価証券評価差額金 自己株式 資本合計 負債・資本 329 307 594 460 3,081 1,076 7,090 7,448 1,167 1,124 2,243 3,797 14,504 14,212 10,519 10,519 18,949 18,949 51,942 56,511 7,314 10,364 △ 5,348 △ 5,348 83,376 90,995 97,880 105,207 △ 22 △ 134 △ 2,005 358 △ 43 1,554 △ 292 0 0 4,569 3,050 0 7,619 7,327 9 キャッシュ・フロー サマリー 営業活動によるキャッシュ・フロー 14/3 6,864 投資活動によるキャッシュ・フロー 2,397 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増加額 現金及び現金同等物期首残高 現金及び現金同等物期末残高 △ 1,879 21 7,403 46,032 53,435 (単位:百万円) 主な増減理由 15/3 5,972 税引前利益 10,239 減価償却費 230 関係会社出資金評価損 295 未払消費税増加額 316 前受収益増加額 357 法人税等支払額 △ 5,443 その他 △ 22 668 投資有価証券の売却等 1,041 投資有価証券の取得 △ 127 有形固定資産の取得 △ 87 無形固定資産の取得 △ 161 その他 2 △ 1,993 配当金支払 △ 1,993 4,647 53,435 58,082 10 2015年3月期 事業計画 11 計画の前提 前年同期比4.4%増 売上高 207億円 (参考:前期実績) (百万円) 上 期 下 期 通期計画 前上期 前下期 ソ リ ュ ー シ ョ ン 2,620 4,350 6,970 2,595 3,814 関 連 製 品 1,380 1,950 3,330 1,365 1,864 サ ー ビ ス 5,100 5,300 10,400 5,051 5,139 計 9,100 11,600 20,700 9,011 10,817 合 営業利益 前年同期比5.2%増 90億円 販管費については、研究開発費を含む人件費の増加を2億円、その他諸経費の増加を 1億円見込む マイナンバーセミナーを上期より開催、奉行フォーラムは例年同様、第3四半期に開催 経常利益 前年同期比0.6%減 104億円 上場リート、債券型投資信託からの配当金収入等を通期で14億円見込む 当期利益 前年同期比8.2%増 69.5億円 12 2016年3月期 通期事業計画 15/3期 (百万円) 16/3期 計画 構成比(%) 構成比(%) 増減額 前期比(%) 高 19,828 100.0 20,700 100.0 872 4.4 売 上 総 利 益 16,793 84.7 17,540 84.7 747 4.4 販 売 管 理 費 8,236 41.5 8,540 41.3 304 3.7 営 益 8,557 43.2 9,000 43.5 443 5.2 営 業 外 損 益 1,908 9.6 1,400 6.8 △508 △26.6 売 上 業 利 経 常 利 益 10,465 52.8 10,400 50.2 △65 △0.6 当 期 利 益 6,426 32.4 6,950 33.6 524 8.2 16/3期の法人税等実効税率:33.1% 13 部門別売上高 15/3期 (百万円) 16/3期 計画 構成比(%) 構成比(%) 増減額 前期比(%) ソ リ ュ ー シ ョ ン 6,409 32.3 6,970 33.7 561 8.8 関 連 製 品 3,229 16.3 3,330 16.1 101 3.1 サ ー ビ ス 10,190 51.4 10,400 50.2 210 2.1 計 19,828 100.0 20,700 100.0 872 4.4 合 ソリューション 上期は前期上期実績とほぼ同額の計画、下期はマイナンバー需要、Windows10の リリース及びOMSSサービス機能の強化による増収を見込む 関連製品 上期は前期上期実績とほぼ同額の計画、下期はソリューション売上の増加に伴う増収 を見込む サービス 前受収益に計上されている保守契約料の増加による増収を見込む 14 業績の推移(半期ベース) 売上高 (売上高:百万円) 営業利益 営業利益:百万円 14,000 8,000 11,843 12,000 11,600 7,000 10,817 6,000 10,000 8,000 9,216 8,996 8,127 4,779 5,837 9,011 8,926 9,100 5,600 5,000 8,426 8,000 4,400 4,000 5,014 4,006 6,000 3,416 3,333 3,543 3,274 3,400 3,000 4,000 2,000 2,000 1,000 0 0 11/3 11/9 12/3 12/9 13/3 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9E 16/3E 15 品目別売上高(半期ベース) サービス ソリューション 関連製品 (単位:百万円) 6000 サービス 5000 4000 3000 3,677 2,765 3,822 3,834 3,513 2,773 3,969 4,031 4,8114,916 4,102 3,180 1,847 ソリューション 4,350 3,814 3,118 2,780 2000 1,881 5,139 3,876 2,707 1,520 5,300 5,100 5,051 1,417 1,777 1,552 1,544 2,595 2,620 1,365 1,380 関連製品 1000 1,950 1,864 2,107 0 10/9 11/3 11/9 12/3 12/9 13/3 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9E 16/3E 16 ソリューションの出荷数量(半期ベース) Standalone (単位:本) Jシステム LANPACK 新ERP 20,000 18,331 18,000 16,000 14,213 13,481 14,000 12,731 12,000 10,410 10,000 8,999 9,996 9,714 9,116 8,733 8,636 8,000 6,000 3,797 4,000 2,297 2,000 923 215 2,454 889 314 2,938 983 389 2,270 906 2,342 921 254 10/9 11/3 11/9 759 176 297 0 10/3 2,216 12/3 12/9 2,531 829 792 1,536 311 140 205 13/3 2,685 2,141 13/9 14/3 1,840 659 554 14/9 15/3 145 188 17 2016年3月期 事業戦略 18 今期の重点施策 環境認識 変化の年、ものづくりとクラウド元年 集中の時代、分散の時代を経て、融合の時代へ ビジネス領域ではMicrosoft Azure を通じた融合が進む 重点施策 Microsoftのテクノロジーにフォーカス 奉行 for クラウド ・『奉行 for クラウド』でクラウド対応をスタート(=IaaSのスタート) ※IaaS:業務用コンピュータシステムの構築に必要な、ハードウェアなどの基盤一式が利用できる環境を、インターネット経由で提供するサービス マイナンバー収集・保管サービス ・マイナンバー収集・保管サービスをお客様に提供するためにSaaS型で開発中 奉行Jクラウド ・Azureをベースとしたストアアプリ(SaaS型モデル) ・次世代奉行シリーズの基盤 ・Windows10と同時出荷予定 19 OMSS+ マイナンバー収集・保管サービス 個人番号を収集・保管する新たなサービス OBC Maintenance Support Service + 業務支援サービス ◆個人番号を確実・安全に収集し利用できるための個人番号収集・保管サービスを 新たなクラウドサービスとしてリリース サービスイメージ セキュリティ・暗号化 本人、扶養者、個人支払先の 個人番号入力 本人確認書類添付 PC 従業員 【入力】 個人番号 通知カード i-Phone Android クラウド クラウド 身元確認書類 マルチデバイス入力 従業員の個人番号を クラウドサービスで収集・保管 カメラ 個人番号 5678…… 社員情報等 連携 利用者CSV 入力状況の確認 番号利用時のみ照会 個人番号CSV 企業 その他給与計算 【収集】 システム 源泉徴収票、支払調書等の出力 20 営業戦略 販売戦略 従 来 の 基 盤 業 務 提 案 「奉行シリーズ」と「サービス」の両輪で「新規顧客と業務領域」を獲得 提案差別化:奉行+サービスで他社にない提案 奉行シリーズ サービス・Solution リプレイス提案型 新規提案型 (Windows7,8→Windows10) サービス契約で新規の顧客接点獲得:新規開拓 未 開 拓 の 業 務 領 域 マイナンバー 人材育成 メンタルヘルス 請求自動化 海外法人 案件管理 攻略テーマ 21 開発戦略 1 マイナンバー制度への対応 「社会保障・税番号制度(マイナンバー制度※)に伴う新サービス『マイナンバー収集・ 保管サービス』を完成させる。奉行ユーザー以外での利用も想定しサービス単体の利 用を可能にする。 ※ 16年1月から制度開始(15年10月から個人/法人への番号通知開始)) 2 OMSSサービス機能の強化 (OMSS:OBCメンテナンス・サポート サービス) OMSS継続率の維持・向上のためのサービス強化およびOMSS+サービスを追加 OMSS+サービス ✔ マイナンバー収集・保管サービス ✔ 人材育成・目標管理サービス連携 ✔ メンタルヘルスサービス連携 ✔ 海外法人コネクトサービス連携 ✔ 電子証憑管理サービス ✔ 案件管理サービス連携 ✔ 自動請求・発行サービス連携 ✔ 年末調整申告書作成サービス (給与奉行/法定調書奉行/単体利用) (人事奉行/単体利用) (人事奉行/単体利用) (勘定奉行) (勘定奉行) (商奉行/単体利用) (商奉行) (給与奉行/法定調書奉行/単体利用) 22 開発戦略 3 『奉行10シリーズ(仮称)』の新規開発 「奉行8シリーズ」の後継製品開発。クラウド化完全移行前のオンプレミス版最終製品と しての位置付け。サービスプラットフォームと融合するモデルとする。 4 次世代製品『奉行Jクラウド』の開発 クラウド環境で運用する個人事業主向け会計システム『奉行Jパーソナル』をベースに 小規模法人向け会計システム『奉行Jクラウド』を開発。クラウド化に完全移行したとき のSaaS型モデルの次世代『奉行シリーズ』の基盤へ。 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ 取引キーワードから入力 取引辞書から入力 領収書から入力 銀行入出金データ受入 クレジットカード利用データ受入 固定資産購入入力 請求書入力 経費入力 23 本日はありがとうございました。 本資料には、将来の業績に関る記述が含まれています。こうした記述は、将来の業績を保 証するものではなく、リスクや不確実性を内包するものです。将来の業績は、経営環境の 変化などにより、計画数値と異なる可能性があることにご留意ください。又、本資料は情報 の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としておりません。 www.obc.co.jp 24
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