第53号（8月号）発行日 2015年8月1日 www.ogata-ah.com 獣医師・看護士・トリマー通信いよいよ夏本番！！熱中症には十分注意し、日中の散歩などは控え、脱水には十分に注意しましょう！トリミングでサマーカットをして、涼しく乗り切りましょう！中川ノアくん中川マシューくん五十嵐ココくん獣医師コラム血液検査（全血球算定検査＝CBC）みなさんの愛犬愛猫が病気で来院した際、最も多く行われる検査の一つが血液検査です。なぜかというと、血液検査は麻酔などのリスクを冒すことなく、多くの病気を診断できるからです。そして、検査がより正確で迅速であればあるほど、より適切な診断と治療が行えるようになります。先月当院ではIDEXX プロサイトDx™ 自動血球計算装置・スナップショットDx™ 内分泌検査装置・コアグDx™ 血液凝固検査装置の3機種を導入いたしました。今回ご紹介するIDEXX プロサイトDx™ 自動血球計算装置は、多くの大学病院や二次診療施設で導入されている最先端の血液検査装置です。従来使用していた電気抵抗式自動血球計算装置は、現在でもほとんどの動物病院が使用していますが、以下のような欠点があります。 ● 白血球5分類は測定不可 ● 網状赤血球は測定不可 ● 猫の血小板は測定不可 ● 赤芽球は白血球に測定されてしまうこれらの欠点を解消した自動血球計算装置がプロサイトDx™です。説明が難しいので、メーカーホームページの抜粋を載せました。白血球5分類、網赤血球を含むCBC分析を、わずか２分で。・CBCゴールドスタンダード技術を結集 白血球5分類、網赤血球数、猫の血小板を正確に分析する蛍光レーザーフローサイトメトリー技術と、赤血球、犬の血小板を高精度にカウントするラミナーフロー電気抵抗法(インピーダンス技術)を一台に統合。・CBC検査結果の出力まで2分 白血球5分類、網赤血球を含む赤血球分析、血小板分析を、わずか２分で。飼い主様の待ち時間を減らし、コミュニケーションの時間を増やして信頼と満足度を向上・診断のスピードと質の向上を支援 赤血球や白血球の測定分布を視覚的に画像化するドットプロットにより、スクリーニング段階における正常と異常分布の素早い判別をサポート <<裏面に続きます>> <<表面から続きます>> 自動血球計算のゴールドスタンダード技術とされる蛍光レーザーフローサイトメトリー法と 先進のインピーダンス法を一台に統合レーザーフローサイトメトリー法 ラミナーフロー電気抵抗法 蛍光法 細胞の内部構造まで見分ける技術細胞内の核酸を染色して見分ける赤血球、血小板数(犬)を高速かつであるレーザーフローサイトメト技術である蛍光法は、網赤血球測精確に測定する技術であるラミナリー法は、赤色レーザー光を用い定のゴールドスタンダードであーフロー電気抵抗法(インピーダンて各細胞のサイズ、顆粒度、内容り、白血球5分類および猫の血小ス法)は、血球を一列に並べて測定物、構造の情報を取得し、網赤血板の分析をより正確なものとしますることで、血球の再カウントや球、猫の血小板の分析、白血球のす。舞い戻りによってカウントが曖昧 5分類を行います。になるインピーダンス法特有の弱点を解消しました。 IDEXX プロサイトDxTM 検査項目動物種検査項目イヌ24項目 RBC, HCT, HGB, MCV, MCH, MCHC, RDW, %RETIC, RETIC, WBC, %NEU, %LYM, %MONO, %EOS, %BASO, NEU, LYM, MONO, EOS, BASO, PLT, MPV, PDW, PCT ネコ21項目 RBC, HCT, HGB, MCV, MCH, MCHC, RDW, %RETIC, RETIC, WBC, %NEU, %LYM, %MONO, %EOS, %BASO, NEU, LYM, MONO, EOS, BASO, PLT 説明を読んでもなんだか難しくて、よくわからないですよね？でも、とにかく凄いんです！！飼い主様にお渡しする検査結果用紙も新しくなりましたので、ご不明な点がございましたら、担当獣医師にお問い合わせください。今回ご紹介しましたIDEXX プロサイトDx™ 自動血球計算装置以外の医療機器につきましては、当院ホームページに掲載しています。当院としましては、今後もこのような先端医療機器を導入し、より良い医療サービスを提供させていただきたいと考えております。外科部長大川雄一郎オガタ動物病院本院〒252-0301 相模原市南区鵜野森1-14-23 ☎ 042-747-3377 オガタ動物病院第二病院〒252-0224 相模原市中央区青葉1-1-1 ☎ 042-753-3377