PDFファイル(確定版)

平成27年度
第15回 高校生ものづくりコンテスト全国大会
機械系旋盤作業部門
兵庫県大会
実
施
要
項
兵庫県高等学校教育研究会工業部会
機 械 系 部 会
目
1 目
次
的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2 大会会場
3 期
日
4 日
程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1・2
5 主
催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
6 後
援
7 参加資格
8 出場申し込み
9 大会役員
10 審 査 員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
11 大会諸注意
12 表彰規程
13 審査基準
14 予
算
15 気象警報発令時の対応
16 大会役員一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
17 機械系部会 幹事名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
18 課
題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6~8
19 競技材料図
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
20 競技課題(部品図)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
21 競技課題(組立図)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
22 競技課題(採点箇所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
23 競技課題(採点箇所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
24 安全心得・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(資料1)個人採点票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15・16
(資料2-1)ワシノLE-19kの詳細仕様・・・・・・・・・・・・17
(資料2-2)ねじ切りおよび送り表・・・・・・・・・・・・・・・・18
(資料3)第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会・・・・・・・19~29
(Q&A を含む)
(資料4)旋 盤 配 置 図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
1
目 的
専門高等学校生徒の「ものづくり」に対する意識を高め、産業の発展を支える技術・技能水準
の向上を図る。
2
会 場
兵庫県立ものづくり大学校
〒670-0943 姫路市市之郷1001番地1
TEL 079(240)7077 FAX 079(281)6626
3 期 日
(1)各校予選会
平成27年5月18日(月)~5月29日(金)
(2)参加申し込み締め切り日
平成27年5月29日(金)
(3)安全講習会・審査員研修会
平成27年6月20日(土)
(4)兵庫県大会
平成27年6月21日(日) 予備日 平成27年6月27日(土)
、28日(日)
4 日 程
(1)平成27年 6月20日(土) 安全講習会・審査員研修会
時間
内
容
8:45 受付(EV ホール)
9:00 開場
9:30
集合(機械実習場)
諸連絡
諸注意
操作方法説明
練習材料
9:45 旋盤操作練習
備
考
更衣場所 生徒:セミナー室601
教員:セミナー室602
機械系部会 幹事
会場校 山中先生より
あいさつ、諸注意、操作方法等
受付(材料配布場所で測定用作品預かり)
(9:45~12:00)
12:00 昼食
更衣場所で食事をすること。(ゴミは持ち帰るこ
と)
12:45 旋盤操作練習
(12:45~15:45)
審査員研修会
(13:00~15:00)
製品審査の部(2階 測定室
N201)
製品審査主任 中村
誠 先生(豊岡総)
大山 博康 先生(洲本実)
講師 黒崎氏
13:00
安全審査の部(2階 手仕上げ)安全審査主任 伊藤
淳 先生(小野工)
15:45 旋盤操作練習終了
かたづけ、清掃(各校)
16:30 完全解散
清掃確認(事務局と常任幹事)
1
(2)平成27年 6月21日(日)第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会
機械系旋盤作業部門 兵庫県大会
時間
内
容
8:30 受付(EV ホール)
8:35 開場
9:40
集合
(6階
視聴覚教室)
9:45 開会式
諸注意
諸連絡
備
考
選手交代手続き等。開場後、作業準備を行う
更衣場所:生徒(セミナー室601)
職員(セミナー室602)
役員、選手、引率教員、審査員
部会長、会場校あいさつ、来賓あいさつ
安全確認及び機械等の諸注意(安全審査主任)
指示は、機械系部会幹事
10:20 材料 配布(コンテナ)
10:30 競技開始
開始の合図で、競技に入る
制限時間 120 分、最大 30 分の延長可
13:00 競技終了
終了後 全員かたづけ、掃除
昼食
更衣場所で食事をすること(ゴミは持ち帰ること)
【審 査】作品審査、総合審査の集計(測定:NC 実習室 安全:手仕上げ)
14:30
閉会式
(6階視聴覚教室)
15:00 解
成績発表、講評、あいさつ
散
5
主
催
兵庫県高等学校教育研究会工業部会機械系部会
6
後
援
兵庫県教育委員会
兵庫県高等学校教育研究会工業部会
7
参加資格
兵庫県高等学校教育研究会工業部会機械系部会に所属する学科に在籍する生徒
8 出場申し込み
(1)各校にて期日までに予選会の競技・審査を済ませ、大会参加選手として各科より上位3名の
名簿を提出する。
(2)各校・各学科より提出された名簿の1位の生徒に大会の出場権を与える。
(3)大会当日、やむを得ない事情により1位の生徒が出場できない場合には、他の2名より選手
の交代を可能とする。
(4)申込用紙は所定の用紙とし、機械系部会名簿の学科番号を忘れずに記入すること。
9 大会役員
(1)実行委員長 兵庫県高等学校教育研究会 工業部会 機械系理事
(2)大会委員
兵庫県高等学校教育研究会 工業部会 機械系部会の常任幹事及び
幹事があたるものとする。
(3)運営委員
機械系部会会員より選出する。
2
10
審査員
高校生ものづくりコンテスト兵庫県大会実行委員会にて承認された審査員組織とする。
(1)審査員は、兵庫県高等学校教育研究会工業部会機械系部会より選出する。
(2)製品審査主任並びに安全審査主任は、機械系部会幹事が常任幹事の中から選任する。
(3)成績集計係は、総務・企画係が兼務し、成績発表も行う。
11 大会諸注意
(1)各校にて安全確認を徹底し、指導する。引率教員のなき場合は出場を認めない。
(2)事故等においては万全を尽くすが、保障等に関しては各学校において加入済みの保険を適用す
るものとする。
(日本スポーツ振興センター
1260円/1人/1年)
(兵庫県高等学校教育振興会安全互助部
300円/1人/3年)
(3)参加生徒は賠償責任保険に必ず加入し、保険加入書の写しを安全講習会当日に提出すること。
提出のない場合は、大会に参加できない。
(産業教育振興中央会が推薦するインターンシップ賠償責任保険またはそれに準ずるもの)
12 表彰規定
(1)第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会旋盤作業部門の審査基準に従って審査する。
(2)高校生ものづくりコンテスト実行委員会にて承認した審査員により審査する。(審査役員の項)
(3)表彰状と記念品を贈呈する。
①大会優勝者に、兵庫県高等学校教育研究会工業部会長賞を授与する。
カップ、賞状(優勝)
、副賞(図書券)
②大会準優勝および第3位の者に、兵庫県高等学校教育研究会工業部会機械系部会理事より賞を
与える。
楯、賞状、
(準優勝・第3位)
、副賞(図書券)
③大会出場者には兵庫県高等学校教育研究会工業部会機械系部会理事より賞を授与する。
賞状(入賞)
(4)その他、大会参加者(各校 3 名まで)には奨励賞として、兵庫県高等学校教育研究会工業部会
機械系部会理事より賞を与える。
賞状(奨励賞)
(5)工業技術顕彰に照らしあわせ、大会参加者及び、大会出場者にはポイントを与える。
(優勝 8p 大会出場者 5p 大会参加者 1p)
13 審査基準
(1)審査基準(第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会旋盤作業部門の審査基準に準じる)
資料1-1、1-2参照・
【審査用紙・〔服装・態度・寸法精度・はめあい度・完成度〕】
(2)同点の場合の順位基準(近畿地区大会に準じる)
第1基準 寸法精度の合計点の高い者を上位とする。
第2基準 製作時間の短い者を上位とする。
第3基準 表面粗さの良い作品を上位とする。
14 予算
(1)大会参加費や材料費は徴収しない。
(2)運営費は、工業部会機械系部会、その他諸経費から支出する。
15
気象警報発令時の対応
午前6時現在で、姫路市に気象警報(大雨、洪水、暴風)が発令された場合のみ、次の通り
とする。
(1)6月20日(土)に発令された場合
安全講習会を6月21日(日)
、兵庫県大会を6月27日(土)に延期する。
(2)6月21日(日)に発令された場合
6月27日(土)に兵庫県大会を順延する。
(3)参加生徒の通学区域で気象警報が発令された場合は、所属学校長の判断に従って下さい。
3
16
第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会 機械系旋盤作業部門
兵庫県大会
大会役員一覧表
大会役員一覧表
理事
学 校 名
学 科 名
県立姫路工業高等学校
県立尼崎工業高等学校
市立尼崎工業高等学校
県立武庫荘総合高等学校
校長
校長
校長
校長
機械
機械
機械
機械
機械
ものづくり機械
機械
機械
金属工学
機械
機械工学
機械工学
機械工学
機械
工業技術
機械
機械
機械
機械
機械
機械工学
機械工学
健康科学
基礎工学
機械
機械
機械
機械
電機応用
電機応用
機械
機械
機械
電子機械
溶接
機械工学
機械工学
総合
機械
機械
機械
機械
機械
機械
1
県立相生産業高等学校
2
県立相生産業高等学校
2
3
県立尼崎工業高等学校
3
4
市立尼崎双星高等学校
5
県立小野工業高等学校
6
7
県立小野工業高等学校
県立小野工業高等学校
8
市立科学技術高等学校
1
5
6
7
8
9
10
県立神崎工業高等学校
市立神戸工科高等学校
9
11
県立神戸工業高等学校
10
11
12
13
市立尼崎琴ノ浦高等学校
県立篠山産業高等学校
12
14
県立飾磨工業高等学校
15
16
県立飾磨工業高等学校
県立飾磨工業高等学校
13
17
県立洲本実業高等学校
15
18
県立東播工業高等学校
16
19
県立豊岡総合高等学校
17
20
県立西脇工業高等学校
21
県立姫路工業高等学校
22
23
県立姫路工業高等学校
県立姫路工業高等学校
19
24
県立兵庫工業高等学校
20
25
県立武庫荘総合高等学校
18
21
26
出場校
11 校
神戸村野工業高等学校
課程
氏 名
全
全
定
全
全
全
全
全
全
定
全
全
全
定
定
定
定
定
定
全
全
全
全
多部
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
全
雨河 祐二
大川 真澄
谷
清隆
向江 幸洋
後藤 陽平
蛭子 恭宏
織田 和也
曽我部 俊二
畠中 昭吉
吉田 清吾
伊藤
淳
杉田 哲哉
矢崎
隆
閑念 好彦
伊藤 弘和
有吉 直文
小柳 光浩
篠倉 隆之
島津 茂久
前田 伸也
中山 輝昭
村上
功
丸本 利幸
吉川 桂三
元永 佳久
渡邉 浩行
正木 基司
京谷 伸剛
大山 博康
西久保 修二
大槻 正人
佐藤 謙二
中村 誠
寺上 直人
岩藤 裕也
尾辻
博
常深 誠一郎
河合 康宏
平石 幸大
小幡 真之
林 弘志
大野 博史
奥川 一廣
吉田
實
橋本 治雄
三好 浩平
平田 直樹
吉田 泰盛
運
営
委
員
記
録
・
広
報
広
報
写
真
審査
製
品
安
全
◎
◎
◎
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
12
4
総
務
・
企
画
)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
学
科
番
号
(
学
校
番
号
H27.5.26
8
3
1
18
○
19
備考
機械系部会
17
機械系理事
学校
番号
1
学科
番号
1
2
幹事名簿
平成27年度
県立姫路工業高等学校
校 長
雨河 祐二
県立尼崎工業高等学校
校 長
大川 真澄
市立尼崎工業高等学校
校 長
谷
県立武庫荘総合高等学校
校 長
向江 幸洋
学
校 名
県立相生産業高等学校
学
科 名
機械
課 程
機械
県立尼崎工業高等学校
機械
全
3
4
市立尼崎双星高等学校
ものづくり機械
全
4
5
市立尼崎工業高等学校
機械
7
県立小野工業高等学校
8
藤原 喜成
定
3
5
科 長
全
2
6
清隆
横山 真也
曽我部 俊二
◎
定
機械
全
金属工業
全
機械
吉田 清吾
大西 喜代志
◎
伊藤
淳
小倉 久男
定
閑念 好彦
6
9
市立科学技術高等学校
機械工学
7
10
県立神崎工業高等学校
機械
定
8
11
市立神戸工科高等学校
工業技術
定
潮田 正司
9
12
県立神戸工業高等学校
機械
定
前田 伸也
10
13
市立琴ノ浦高等学校
普通(機械系)
定
丸本 利幸
11
14
県立篠山産業高等学校
機械
全
機械工学
全
健康科学工学
全
15
12
16
県立飾磨工業高等学校
17
基礎工学
全
伊藤 弘和
◎
篠倉 隆之
吉川 桂三
◎
元永 佳久
正木 基司
多 1・2 部
藤田 伸之
多 3部
美甘 忠孝
13
18
県立洲本実業高等学校
機械
全
15
19
県立東播工業高等学校
機械
全
16
20
県立豊岡総合高等学校
電機応用工学
全
17
21
県立西脇工業高等学校
機械
全
岩藤 裕也
機械
全
尾辻
溶接
全
生友 誉敏
電子機械
全
河合 康宏
22
18
23
県立姫路工業高等学校
24
19
25
県立兵庫工業高等学校
機械工学
全
20
26
県立武庫荘総合高等学校
総合(工業)
全
21
27
神戸村野工業高等学校
機械
全
◎
大山 博康
大槻 正人
◎
◎
中村
誠
博
小幡 真之
大野 博史
◎
奥川 一廣
◎印は常任幹事
5
18
第15回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 機械系旋盤作業部門 兵庫県大会課題
1
課 題
部品図に示す部品①②③を製作しなさい。(標準時間 120分)
2
機械仕様
使用旋盤
3
ワシノ LE-19K 15台 (予備 1台)
加工仕様
(1)配付材料・S45C、φ55×125±0.5(黒皮ノコ切断)
・S45C、φ60×56±0.5(φ27 キリ穴、黒皮ノコ切断)
・S45Ċ、φ50×30±0.5(18 キリ穴、みがき棒鋼ノコ切断)
(2)指定公差以外の寸法公差は、一般公差(精級)とする。
(JIS B0405)
(3)すみ部は、R0.5 以内のRがついてもよい。
(4)C2(M 部)の面取りの許容誤差は±0.2 とする。
かど
(5)指示のない各稜は、糸面取り(C0.1~0.3)を行う。
(6)テーパ部は、当たりを出す。
(7)ねじ部は、競技者が加工したねじが表・裏からしっかりねじ込まれ、更に組立図の状態でも滑
らかにねじ込まれる事。
(8)ねじ部の面取りは、45°または、30°で面取りをする。
(9)センター穴は残してもよい。
(10)チャックの締め付けにより生じた傷は、採点の対象としない。ただし上位同点の場合は判定参
考とする場合がある。
4
作業条件
(1)三爪スクロールチャックを使用する。*持参チャックの使用は認める。
ただし、生爪は使用不可とする。現状復帰は、各校で行うこと。
(2)回転センターを使用する。
(3)バイト(刃物)の本数は制限しない。
(4)競技中、ハンドラッパ、油砥石による再研削は可とする。(グラインダーは使用禁止)
(5)作業工程表、メモ、ねじ切り表、電卓など必要な資料の持参は可とする。
(6)工具その他の貸し借りは不可とする。
(7)切削油類(水溶性のものは不可)の持参は可とする。
(8)エアスプレー缶の持参は、不燃性のもののみ可とする。
(9)工具整理台の持参は可とするが、工具整理台を用意してあるので、持参する場合は大きさを
参考にする。
(幅800×奥行420×高さ1000)
但し、工具台は旋盤の左側に置くこと。
(P8参照)
(10) 部品③の☆印以外の部分を加工する。
(11) 競技開始前に工具や材料を取り付けてはならない。また、チャックは閉じた状態にする。
(12) 工作物を水・切削油に漬け込まない。
(13) コンプレッサー付きエアタンクの持込み可(エアークーラー等の冷却目的の使用は不可)と
する。ただし、低圧(2~3 kPa 以下で電源を使用しない)で使用し、転倒のおそれがある
タンク等については、工具整理台に固定されていることとする。
(14) 摺動部に工具および測定具を置かないこと。
5
注意事項
(1)競技者が持参するもの‥‥‥バイト(刃物)
、タップ、測定具(制限はしない)
、切削油類、
ウエス、作業服(長袖)
、安全靴、作業帽、保護眼鏡等。
(2)会場及び主催者側での工具・測定具等の貸し出しはしない。
(3)作業中は必ず保護眼鏡を着用。
(ただし寸法測定や汗ふきのときは、取り外してよい。
)
(4)糸面取り・ばり取りの際には、ヤスリ・油砥石の使用を可とする。
動力を使い回転中は、使用不可とする。
(5)主軸は逆回転させて急停止させない。ねじ切り加工時も行わない。必ずブレーキ後に行う。
(6)回転センターは持参可とする。
(7)チャックを閉める際の木ハンマ、パイプは使用不可とする。ただし、特別事情のある場合は
6
大会委員で協議する。
(8)競技者の身長が低いため旋盤操作に支障をきたす場合、安定した踏み台を用意してもよい。
(9)競技中、競技者に大会役員以外の者が話しかけることは厳禁とする。
(10)競技中のチップの交換は、自由とするが、交換する際はバイトホルダーを刃物台から
外し行うこと。また、刃物台の旋回は主軸を停止してから行うこと。
(11)黒皮をつかんでの重切削を禁止する。黒皮をつかんでの加工は 2.0mm/径までとする。
(12)動力を用いて回転している材料への、エアブローおよび注油は不可とする。
(13)課題提出は、組立図の状態で指定のコンテナに入れ提出すること。
提出場所では、測定器の持ち込みは不可とする。
(事務局は洗い油を用意する)
(14)県立ものづくり大学校教室棟へは、安全靴で立ち入らないこと。
(15)切削作業中に固定していない工具を用いて、材料を取り除くことを不可とする。
6
評価の観点
詳細は別紙採点用紙を参照とするが、以下に項目を列記する。
(1)採点方式
採点は減点方式を採用する。
(2)採点項目
①できばえ・みばえ、ねじ、表面粗さ、テーパ当たり
(ア) 仕上がり面の傷、削り残し、削り込み、びびりの状態。
(イ) M 部の面取り(C2)の程度および、糸面取りの状態。
(ウ) 大幅な寸法ミス。
(±2mm を超えるようなもの)
(エ) ねじ山面の仕上がり程度は、むしれ、切込み段差、谷底の R、びびりなどの状態。
(オ) ねじ部のかん合の具合は、③部品を表・裏からねじ込み、スラスト・ラジアル方向のゆ
るみ等。
(カ) 仕上げ面の仕上がり程度は、粗さ標準片と照合。(目視による)
(キ) テーパ部はオス、メスとのかん合の具合。
(ク) 部品①②③が組立図の状態での勘合具合
②寸法精度
(ア) 部品①②③の寸法精度。
(イ) 組立の寸法精度。
③安全作業
(ア) 作業態度、服装等の状況。
・安全作業に適した服装。
(長袖、作業帽、保護眼鏡、安全靴等)
(イ) 安全作業に十分配慮しているか。
・刃物の交換・刃物台の旋回、製品測定時の旋盤及び主軸回転の有無。
・切削作業中の工具や測定具の位置。
・工具、測定具等及び製品の取り扱い。
・切りくずの配慮。
(切りくずが極端に周囲に飛散しないような切削条件で作業する)
・黒皮を取らずに重切削を行う。
・工作物を水・切削油に浸け込む。
④作業時間
(ア) 標準時間を2時間、打ち切り時間を2時間30分とする。
(イ) 2時間以上は減点の対象とする。
※詳細は、第15回高校生ものづくりコンテスト全国大会 旋盤作業部門 個人採点表を参照。
(3)失格項目
①競技者が自己の不注意により、著しく使用旋盤等を破損させたとき。
②競技者が自己の不注意により、 救急箱を必要とする程度以上の負傷を負ったとき。
※ 審査員が協議の上、作業の続行が不可能と判断した場合。
③部品①、②、③が組立図の状態に組み立てられない場合。
④作業打ち切り時間(2 時間 30 分以内)に課題が完成しない場合。
⑤加工禁止場所を加工した場合。
7
7
昨年度と変更された点(課題、審査、その他)
(1)配付材料。
(2)競技課題(競技材料③を変更:競技材料図参照、採点箇所変更:課題図及び個人採点表参照)。
(3)チャックカバーは使わず、外して作業外さず作業どちらでもよい。
(4)主軸回転中の手が入る作業(エアーブロー、注油)は全て不可となる。
8
その他
(1)バイト類と測定具(デジタル可)は各自持参すること。
例
・ノギス
0.05mm読み取り
・外則マイクロメータ
0~25mm
・外側マイクロメータ
25~50mm
・外側マイクロメータ
50~75mm
・スケール
150mm
・シリンダゲージ・ダイヤルゲージ
等
(2)刃物台下からセンターの高さは、現地で確認すること。
(3)踏み台は、ブレーキの下に踏み台が入り込まないように十分な横幅を確保して下さい。
(4)旋盤に付属されている照明灯の使用可としますが、点灯しないものや照明灯がないものについ
ての手当はしない。
(5)横送り目盛りは半径目盛りである。
但し、マイクロカラーを持参した場合は直径目盛りへの取り替えは可とします。
なお、取り替え後は責任を持って現状復帰をすること。
会場風景
使用旋盤、作業台
8
19
9
20
10
21
11
22
12
23
13
24
安
全 心
得
!
一人ひとりが安全について積極的に関心を持ち、自分こそが安全作業を行う責任者だという心構
えが必要である。また、事故防止や安全に作業を行うには、以下に決められている規則やルールを
正しく理解し、それを守ることが基本である。
1 服 装
(1)上着は長袖を着用すること。
(2)帽子・ボタン・チャックなどをきちんとすること。
(3)Tシャツ等を出さないようにすること。
(4)タオルを首に巻かないこと。
(5)前髪がたれないようにすること。
(6)保護眼鏡を使用すること。
(矯正眼鏡の上からも使用すること。
)
(7)安全靴を必ず履くこと。
2 作業態度
(1)きびきびとした作業動作が大切である。
(2)作業に専念し、他の者に話しかけないこと。
(3)自分の機械から勝手に離れないこと。
(4)作業中のものに不意に近寄らないこと。
(5)時間を気にして無理をしないこと。
(6)不審な点は係員に申し出て、よく指導を受けてから作業にはいること。
3 安全に対する認識
(1)工作物の取り付け、取り外し及び測定は歯車をニュートラルにして行うこと。
(2)チャックハンドルを挿したままにしないこと。
(3)切りくずは素手で処理しないこと。手ぼうき・払い棒で処理すること。
(4)切削油をつけるときは、右手で行うこと。
(5)加工物および刃物は、確実に取り付けること。
(6)送りをかけるときは、縦送り・横送りの区別および障害物の有無を確かめてから行うこと。
(7)送りをかけたまま、機械を止めないこと。
(8)チャックを手で制動しないこと。
(9)切り粉の飛ぶ範囲に目を近づけないこと。
(10)切削中の測定は、機械を止めて行うこと。
(11) 工作物の取り付け・取り外しや工作物の測定をするとき、刃物台のバイトに気をつけること。
(12) 機械の音に変動があったり、故障を発見したときは直ちに連絡すること。
4 作業マナー
(1)付属品・工具は常に整理し、機械(主軸台)の上に置かないこと。
(2)作業終了後の掃除は、歯車をニュートラルにして丁寧に行うこと。
14
(資料1-1)
15
(資料1-2)
16
(資料2-1)
ワシノ LE-19Kの詳細仕様(兵庫県立ものづくり大学校)
回転数
親ねじピッチ
自動送り
ブレーキ幅
ベッド上の振り
50~1500rpm
6mm
最小 0.092mm
750mm
125mm
目盛り
長手送り
前後送り
刃物台送り
心押し軸送り
1 周あたり
22mm
5mm
3mm
5mm
最小目盛り
0.20
0.02
0.02
(資料2-2)
17
(資料3)
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30