- 1 - 釧路町健康づくり計画(素案)からの変更一覧 最 終 案 ページ 変更

釧路町健康づくり計画(素案)からの変更一覧
最終案
ページ
16
17
素 案
ページ
変更後の内容
16
女性の健康づくりを推進します
変更前の内容
女性の健康づくりを推進します
現状と課題
(1)女性の喫煙率が高い
現状と課題
(1)女性の喫煙率が高い
(2)若い女性のやせが多い
(3)出産により心身のバランスが崩れ、産後うつ病の疑
いや育児不安を抱える母親への支援が必要
(4)ホルモンバランスの変化により体調不良となる更年
期がある
(5)女性の不健康な期間は男性の1.5倍である
(2)若い女性のやせが多い
(1)釧路町の20~60歳代男性の約3人に1人は肥満
(1)釧路町の20~60歳代男性の約3人に1人は肥満 17
です。また、40~60歳代女性の約4人に1人は肥満で
す。
(1)釧路町の
(1)釧路町の 30 代男性の約 2 人に1人は肥満で生活習慣
病の発症や重症化が心配されます。また、50
病の発症や重症化が心配されます。また、
50 代男女も約 4
割が肥満です。
割が肥満です
。
釧路町の 20~60 歳代の男性、40~60 歳代女性の肥満
者の割合は全国と同程度、全道と比較すると低くなってい
ますが、依然男性の約 3 人に 1 人、女性の約 4 人に 1 人
が肥満という現状です。肥満は循環器疾患や糖尿病、がん
などの生活習慣病との関連が深く、今後も肥満解消への働
きかけが必要です。また、若い年代から健康的な生活習慣
を獲得することで、将来の生活習慣病発症を予防すること
が期待されます。働き盛りの世代への肥満解消の働きかけ、
セチリ地区が他の地区と比較し肥満者の割合が高くなってい
ます。
釧路町の肥満者の割合は、男性 30 代で 47.1%となってい
ます。この割合は全道・全国と比較しても高くなっています。
また、釧路町の男性は 50 代~60 代でも 35~40%が肥満
者であり、若い頃からの肥満が解消されずに年齢を重ねてい
ることが予測されます。20 代男性で運動習慣者が4割だった
のに対し、30 代では3割、40 代では 2 割弱に減少し、運動
不足となること、また 30 代男性の2人に1人が欠食してお
り、野菜摂取量がどの年代よりも低いことなど、食事のバラン
-1-
健康づくりの情報提供・健康教育なども併せて行っていき
ます。
スの偏りも見られ、身体活動・食事の両面で働き盛り男性の肥
満が多くなることが予測されました。若い頃からの肥満は、生
活習慣病の罹患を早め、脳卒中や虚血性心疾患など命に関わ
る重大な疾患を引き起こす危険性があり、男性の肥満解消に
向けた取り組みが必要です。
また女性の肥満者は 50 代で増加し 42.9%となります。そ
れ以降も約2割が肥満者です。子育てがひと段落した年代や
更年期を迎える年代の女性に肥満者が多く、家庭の中での役
割や自身の体調が変化を迎える年代の女性の健康づくりも合
わせて進めていくことが必要です。
18
また、1~6 歳児で1人で食事をする 3.5%、子どもだけで 18
食べる 13.7%、小学生で 1 人で朝食を食べる 16.3%、中
学生で1人で朝食を食べる 23.3%と、子どもの年齢が高く
なるにつれ 1 人で食事をする子どもの割合が高くなってい
ます。
また、1~6 歳児で1人で食事をする 3.5%、子どもだけで食
べる 14%、小学生で 1 人で朝食を食べる 16%、中学生で1
人で朝食を食べる 23%と、子どもの年齢が高くなるにつれ 1
人で食事をする子どもの割合が高くなっています。
18
食塩摂取量は 11gと減少傾向ですが、国と比べると摂取量 19
が多く目標量(8g以下)に比べて高くなっています。
食塩摂取量は 11gと減少傾向ですが、国と比べると摂取量が
多く目標量に比べて高くなっています。
21
22
(5)運動習慣者の割合は増加傾向です。特に男性は、全
(5)運動習慣者の割合は増加傾向です。特に男性は、全
道・全国と比較しても運動習慣者の割合が高くなっていま
す。
釧路町の運動習慣者は平成 14 年度と比較すると 10%
弱増加しています。また、男性は 20~64 歳、65 歳以上
-2-
(5)運動習慣者の割合は増加傾向です。30~40代の男
(5)運動習慣者の割合は増加傾向です。30~40代の男
性の運動習慣者の割合が低くなっています。
性の運動習慣者の割
合が低くなっています。
別保地区が他の地区と比較して運動習慣者の割合が低くな
っています。
釧路町の運動習慣者は男女とも 30 代、40代で3割を下
回っています。これは、男女とも働き盛り・子育て世代であ
り、運動する時間が取りにくいこと、また疾病の発症・罹患が
25
いずれの区分でも全道・全国より運動習慣者の割合が高い
ことがわかりました。一方、女性では、20~64 歳、65 歳
以上のいずれの区分も、全道と比較すると低くなっていま
身近ではなく、健康への関心もまだ高くない年代であること
などが要因として予測されます。釧路町の男性は 30 代から
肥満者が多く、働き盛り世代でも運動する機会を持つことが
すが、子育て世代の女性は、家事や育児などの生活活動は
多く、総合した身体活動量は多くなっていると考えられま
必要です。また、子育て世代の女性は、運動習慣はなくとも家
事や育児などの生活活動は多く、総合した身体活動は多くな
す。実際、釧路町における子育て世代女性の肥満者の割合
は高くありません。子育て世代の女性には健康づくりの他
リフレッシュの機会としての運動を行うことが望ましいと
考えます。運動習慣者増加への働きかけについては、各年
代のライフスタイルに合わせた具体的な運動方法の提案が
必要です。また、退職以降の世代でも、生活習慣病予防と介
護予防の両面から、さらなる運動の習慣化に働きかけてい
く必要があります。
っている可能性があると考えられます。実際、釧路町の女性の
子育て世代の肥満者の割合は高くありません。子育て世代の
女性には健康づくりの他リフレッシュの機会としての運動を
行うことが望ましいと考えます。各年代のライフスタイルに
合わせた具体的な運動方法の提案が必要です。また、退職以降
の世代でも、生活習慣病予防と介護予防の両面から運動の習
慣化に働きかけていく必要があります。
(9)全国、全道と比べて特定健診受診率、特定保健指導実 25~26
施率が低くなっています。健診結果についても改善はみ
られておらず、生活習慣病の発症・重症化が心配されま
す。
釧路町が保険者として、国民健康保険対象者に実施し
ている特定健康診査(以下「特定健診」)の受診率は
13.4%、特定保健指導は 7.1%と、いずれも全国、全道
に比べて低い状況にあります。
特に 40 歳代では約 10 人
(9)全国、全道と比べて特定健診受診率、特定保健指導実施
率が低くなっています。健診結果についても改善はみられ
ておらず、生活習慣病の発症・重症化が心配されます。
釧路町が保険者として、国民健康保険対象者に実施して
いる特定健康診査(以下「特定健診」)の受診率は 13.4%、
特定保健指導は 7.1%と、いずれも全国、全道に比べて低い
状況にあります。特に 40 歳代では約 10 人に 1 人、50 歳
代では約 5 人に 1 人しか特定健診を受けていない状況で
に 1 人、50 歳代では約6人に 1 人しか特定健診を受け
ていない状況です。
健診結果をみると、男性では摂取エネルギー過剰を示
す項目の腹囲、中性脂肪、GPTで有所見者の割合が増
-3-
す。
また、健診結果をみると、男性では摂取エネルギー過剰を
示す項目の腹囲、中性脂肪、GPTで有所見者の割合が増
加、血管を傷付ける項目では尿酸以外の項目で増加してい
加、血管を傷付ける項目では尿酸以外の項目で増加して
います。女性でも摂取エネルギー過剰を示す項目は全て
の項目で微増、血管を傷付ける要素でも若干の増減はあ
ます。女性でも摂取エネルギー過剰を示す項目は全ての項
目で微増、血管を傷付ける要素でも若干の増減はあるもの
の改善はされていない現状です。
るものの改善はされていない現状です。
また、人工透析のため身体障害者手帳の交付を受けて
いる者は、45人で、慢性腎不全や糖尿病性腎症の割合が
84%を占めていました。手帳交付時の年齢は 40 歳代か
ら増加し始め、50 歳代が最も多く、75%が 65 歳未満
で手帳の交付を受けています。
糖尿病の合併症は、糖尿病と診断後 10 年頃から急増
するため、40~50 歳代で血糖検査のひとつである
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)6.1%(JDS)以
上の場合、網膜症や腎症につながる恐れが大きいといわ
れています。町国保の特定健診受診者の HbA1c6.1%
(JDS)以上の割合は、過去 4 年間、5%前後で推移し、
上昇傾向はありませんでした。
27~29
27
(1) 健康をつくる食習慣を生涯にわたって実践します
規則正しい食生活は、生涯にわたる健康づくりの基礎と
なります。規則正しい食生活を身につけるには、特にこど
もの時の食習慣が影響します。また、年齢や性別を問わず、
栄養バランスを考えて自分で食べる物を選び、調理できる
など、自立した食生活を送るための知識や調理技術の習得
と生活の知恵が必要です。
楽しく食卓を囲むことは、豊かな食生活をもたらします。
-4-
(1) 健康をつくる食習慣を生涯にわたって実践します
特にこどもにとって人と食事をすることは、社会性や教養
を身につける大切な機会にもなります。
(2)ライフステージに応じた身体活動を実践します
(2) ライフステージに応じた身体活動を実践します
日常の身体活動量を増やすことは、メタボリックシンド
ロームを含めた循環器疾患・糖尿病・がんといった生活習
慣病の発症や重症化、加齢に伴う生活機能低下をきたすリ
スクを下げることができます。加えて、気分転換やストレ
ス解消につながったり、健康的な体型を維持することで自
己効力感が高まるなど、様々な年代の健康や生活の質を、
様々な角度から高めることにつながります。各ライフステ
ージで異なる生活活動の特徴や、冬季間の積雪や路面凍結
など町の気候特性に合わせた身体活動の方法を、教室の開
催などを通じて普及していきます。
(3)適正飲酒と喫煙者の減少をめざします
(3)適正飲酒と喫煙者の減少をめざします
喫煙や過度の飲酒は、がんを含む生活習慣病の発症を高
めるリスク因子ですが、それを行う本人のみならず、家族
や知人、周囲の人など広範囲の他者に悪影響を及ぼすもの
です。また、妊婦や子育て世代の喫煙・過度な飲酒は次世代
への影響も深刻です。未成年からの正しい知識の普及啓発
を通して、始めから喫煙しない、そして適正な飲酒ができ
る町民の増加に働きかけます。また、現在喫煙している者
や過度な飲酒をしている者に対しても普及啓発や禁煙支援
などを通し、その減少に努めます。
(4) 口腔機能の維持・向上を目指します
歯・口腔の健康は、口から食べる喜び、話す楽しみを保つ
上で重要であり、生涯にわたり歯科疾患を予防し、歯の喪
-5-
(3) 適正飲酒と喫煙者の減少をめざします
(4) 口腔機能の維持・向上を目指します
失を抑制することが重要です。幼少期からむし歯予防に努
め、成人期以降も適切に口腔機能を維持・向上できるよう
働きかけることで、口腔機能の面から町民の健康や生活の
(5) 健康診査を活用した健康管理を実践します
質が高まるように努めます。
(5) 健康診査を活用した健康管理を実践します
生活習慣病のほとんどは、自覚症状がないまま進行し、
放置することは命に関わる重大な疾病を引き起こします。
生活習慣病の芽を見つける機会として、健康診査を多くの
町民が活用し、その結果を自身の生活習慣の改善につなげ
ていくことが、生活習慣病の予防や重症化予防のために重
要です。健診の受診を促すとともに、生活習慣病の正しい
知識の普及啓発を進めます。また、生活習慣病やメタボリ
ックシンドロームの元となる肥満者が増加しないよう働き
かけます。
30
【主な取り組み】
・役場
28
【主な取り組み】
・役場
食育だよりの発行・配付
移動まちの保健室
健康相談訪問
自主活動組織や地域指導者の育成
他分野・他課との協働
32
・町民
30
喫煙している妊婦と家族、子育て中の保護者は、禁煙に努
めます
33
指標の変更
31
-6-
・町民
妊婦は飲酒、喫煙をしません
指標
飲酒している妊婦は、禁酒に努めます
肥満者の割合
34
38~39
肥満者の割合
32
指標の変更
1 人、子どもだけで朝食を食べる 1~6 歳児を追加
指標
朝食を 1 人で食べる小学生
朝食を 1 人で食べる中学生
朝食を 1 人で食べる小学生
朝食を 1 人で食べる中学生
運動習慣者の割合
運動習慣者の割合
(2)がんの早期発見・早期治療を推進します
36
検診を受けて、重症化する前の早い段階から、がんの
存在に気づいて手を打つことで、その後の病気の経過に
大きく影響します。
(2)がんの早期発見・早期治療を推進します
検診を受けて、重症化する前の早い段階から、がんの存
在に気づいて手を打つことで、その後の病気の経過に大き
く影響します。
小目標① 働く世代のがん検診受診率と精密検査受診
率の向上を目指します
がん予防教室や各種講座等を通じ、検診受診に向けた
普及啓発をさらに充実していきます。
休日検診や健診と同時にがん検診を受けられる集団健
小目標① 働く世代のがん検診受診率と精密検査受診率
の向上を目指します
診、日曜健診の機会をがん検診センターなどの関係機関
と協力し確保します。また、精密検査の重要性について、
啓発することで精密検査の受診率向上をめざします。
39
【主な取り組み】
削除
削除
37
【主な取り組み】
禁煙相談
思春期健康教育
41
指標の変更
39
指標
肥満者の割合
44
(1) こころの健康づくりを支援します
肥満者の割合
46
(1) こころの健康づくりを支援します
こころの病気は、自分や家族を含め、誰でもかかる可能
-7-
性があります。こころの健康を保つためには、
「疲れたなと
思ったら早めに休養をとる」
「趣味や適度な運動、文化活動
等でストレス解消を心がける」
「身体と脳を休めるために十
分な睡眠をとる」などが重要です。
特に睡眠は、こころの健康度を測る一つの目安になるた
め、健診等の機会をとらえ、その重要性を広く普及してい
きます。
(2) うつ等こころの不調への気づきや早期相談・早期
治療を支援します
(2) うつ等こころの不調への気づきや早期相談・早期治療
を支援します
こころの不調は、早めに気づき、早めに治療することで、
早い回復につながります。また、本人の自覚と同時に、周囲
の人が「普段と少し違うな」と早めに気づき、声かけをする
ことも重要です。うつ病などは、家族や友人など身近な人
が、病気の早期にこころの不調に気づき、適切な相談機関
へつなぐことで、重症化を防ぐことができます。こころの
サインに気づくための知識や方法について、教室等を通じ
て、普及を図ります。
48
【主な取り組み】
・地域、団体、事業者に追加
地域生活支援センターハートくしろ
釧路総合振興局保健行政室
50
(4)健康的な生活習慣を実践できている乳幼児とその家 48
族が少ないです。
52
45
【主な取り組み】
・地域、団体、事業者
夜 8 時までに就寝する幼児の割合は、9.8%となっていま
す。
(4)健康的な生活習慣を実践できている乳幼児とその家族
が少ないです。
十分な睡眠時間が確保されている幼児の割合は 14.4%とな
っています。
タバコが及ぼす健康影響や、質の高い睡眠、適正飲酒、むし 49
タバコが及ぼす健康影響や、質の高い睡眠、適正飲酒、むし歯
-8-
歯予防の重要性を理解し、健康的な生活習慣を実践する乳
幼児とその家族の増加を目指します。
食習慣では、ほぼ毎日甘味飲料を飲む1~6歳児が
予防の重要性を理解し、健康的な生活習慣を実践する乳幼児
とその家族の増加を目指します。
55.6%、小学生・中学生・高校生が 57.7%と、こどもの
半数以上が毎日のように甘味飲料を飲んでいます。甘味飲
料の摂取頻度が高いと、肥満やむし歯の原因になるだけで
なく、幼児期では飲料からの糖分摂取によりお腹が空きに
くくなり、バランスの良い食事の摂取が難しくなることや、
習慣化することで生活習慣病を引き起こす要因の一つとな
ることから、甘味飲料の摂取頻度が減少するための取り組
みが必要です。
53~55
(1)思春期の健康教育を推進しま
50
(1)思春期の健康教育を推進します
の健康教育を推進します
思春期の健康づくりは、生活習慣病の予防やこころの健
康づくり(自己肯定感の向上など)につながり、自分らしく
生きていくために重要です。
小中高生の期間に必要な知識を身につけるため、正しい
情報提供を受ける機会を確保します。
小目標① 思春期健康教育を町内全小中学校で実施します
生命教育(性教育)
、赤ちゃんとのふれあい体験学習、喫
煙防止教育について、小中学生の時期に受講する機会を確
保します。
(1)思春期の健康教育を推進しま
(1)思春期の健康教育を推進します
の健康教育を推進します
小目標① 思春期健康教育を町内全小中学校で実施します
(2)安全・安心
(2)安全・安心な
安心な妊娠出産と子育て
妊娠出産と子育てを推進します
出産と子育てを推進します
(2)安全・安心
(2)安全・安心な
安心な妊娠出産と子育て
妊娠出産と子育てを推進します
出産と子育てを推進します
安全・安心な妊娠出産と子育てを推進するために必要な
条件を整えていく必要があります。
小目標① 妊娠期からの切れ目ない支援を継続し、児童虐
-9-
小目標① 妊娠期からの切れ目ない支援を継続し、児童虐待
防止に努めます
待防止に努めます
釧路管内養育者支援保健・医療連携システムを活用しな
がら、若年の妊婦及び妊婦健康診査未受診や望まない妊娠
等の妊娠期からの継続的な支援を実施します。
乳児家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な育成環境の確保
を図るため、乳児の状況の全数把握に努めます。
妊娠出産についての出産後の満足度の把握に努めます。
母性健康管理指導事項連絡カード(注 1)を知っている
妊婦の割合や活用状況の把握に努めます。
(注1) 母性健康管理指導事項連絡カード(様式添
付)
男女雇用機会均等法では、事業主に対して、妊娠中及び
出産後の女性労働者に必要な母性健康管理の措置の実施
(妊産婦のための健康診査等が受けられるよう時間を確保
すること及び主治医等の指導事項を守るために必要な措置
を講じること)を義務づけています。
母性健康管理指導事項連絡カードは、妊娠中及び出産後
の女性労働者が主治医等から受けた指導事項及び必要な措
置を、事業主が正確に知るためのカードです。
小目標② 妊娠期からのバランスの良い食生活を推進しま
す
妊娠期の食生活は、胎児の成長に大きく影響し、その後
の乳幼児期の食生活にもつながるため重要です。妊娠期か
ら健康な食生活を実践するための正しい知識と技術を身に
つける機会を確保します。
- 10 -
(3)乳幼児健診や予防接種の推進による健康
(3)乳幼児健診や予防接種の推進による健康づくりを
健診や予防接種の推進による健康づくりを実践
づくりを実践
します
(3)乳幼児健診や予防接種の推進による健康
(3)乳幼児健診や予防接種の推進による健康づくりを
健診や予防接種の推進による健康づくりを実
づくりを実
践します
乳児及び幼児は、心身ともに健全な人として成長するた
めに、健康が保持・増進される必要があります。そのため、
乳幼児健康診査を受診し、発育・発達の確認、育児不安の軽
減等、健康づくりに活用していくことが重要です。
また、予防接種には「自分がかからないために」
「もしか
かっても症状が軽くてすむために」
「まわりの人にうつさな
いために」という 3 つの大切な目的があり、接種率の向上
に努めます。
小目標① 3歳児健康診査の受診率の向上を図ります
55
小目標② 妊娠中・育児期間中の親の喫煙率を減らします 51
小目標③ 妊婦の飲酒率を減らします
小目標④ 予防接種の接種率向上を図ります
小目標⑤ むし歯予防のための正しい知識の普及啓発に努
めます
歯磨き習慣が定着化するための取り組み、フッ素塗布事
業の周知、甘味飲料摂取に対する正しい知識の普及に努め
ます。
小目標⑥ 成長するために必要な正しい栄養摂取方法につ
いて普及啓発に努めます
乳幼児期の成長を促す、正しい食習慣の知識と技術を伝
小目標① 3歳児健康診査の受診率の向上を図ります
小目標② 妊娠中・育児期間中の親の喫煙率を減らします
小目標③ 妊婦の飲酒率を減らします
小目標④ 予防接種の接種率向上を図ります
小目標⑤ むし歯予防のための正しい知識の普及啓発に努め
ます
える機会を確保します。
(4)こどもの健やかな成長を支える
(4)こどもの健やかな成長を支える体制
の健やかな成長を支える体制づくりを推進し
体制づくりを推進し
ます
- 11 -
(4)こどもの健やかな成長を支える
(4)こどもの健やかな成長を支える体制
の健やかな成長を支える体制づくりを推進しま
体制づくりを推進しま
す
子育て支援センターが拠点となり、子育て家庭に対する
育児支援をすすめ、安心して育児・子育てができる地域社
会づくりを目指します。
特別な配慮が必要なこどもの成長や発達を支援するため
に、発達支援事業の充実を図ります。
小目標①
小目標① 子育て支援センターの事業内容を充実し、地域
で子育てを支える体制づくりを推進します
小目標② 乳幼児の睡眠の大切さについて普及啓発に努め
ます
幼児期の質のよい十分な睡眠は、将来の健康づくりに大
きく影響します。体の成長だけでなく、安定したこころ(自
己肯定感の向上)を育てるためにも質のよい睡眠の確保の
必要性について普及啓発に努めます。
小目標③ 発達支援事業の充実を図ります
子育て支援センターの事業内容を充実し、地域で
子育てを支える体制づくりを推進します
小目標② 乳幼児の睡眠の大切さについて普及啓発に努めま
す
小目標③ 発達支援事業の充実を図ります
56~57
【主な取り組み】
・役場
食育だよりの発行・配布
食育講座
ヘルシー(減る脂)レシピの発行配布
58
・町民
53
妊婦は、バランスの良い食生活を実践します
保護者は、こどもの成長に必要なバランスの良い食生活を
実践します
保護者は、幼児が夜 8 時までに就寝するよう努めます
52
- 12 -
【主な取り組み】
・役場
・町民
保護者は、幼児の十分な睡眠時間の確保に努めます(夜間 11
時間以上)
飲酒している妊婦は、禁酒に努めます
60~62
飲酒している妊婦は、飲酒を控えます
55~56
指標
夜 8 時までに就寝する幼児の割合
1 人、子どもだけで朝食を食べる 1~6 歳児の割合
指標
11 時間以上の夜間の睡眠時間が確保されている幼
朝食を1人で食べる小学生の割合
朝食を1人で食べる中学生の割合
ほぼ毎日甘味飲料を摂取する 1~6 歳児の割合(※5)
ほぼ毎日甘味飲料を摂取する小中高校生の割合(※6)
(※5)
「毎日摂取」45.4%と「週 4、5 日摂取」10.2%
を合計した割合。
(※6)
「毎日摂取」41.2%と「週 4、5 日摂取」16.5%
を合計した割合。
63~64
57
(3)出産により心身のバランスが崩れ、産後うつ病の疑
いや育児不安を抱える母親への支援が必要です。
出産後は、精神障害の発症率が女性のライフサイクル
の中では、最も高い時期です。出産により心身のバラン
スが崩れると、育児に密接に関連した問題を抱えること
になります。育児を行う母親の心身の安定に働きかける
支援を行います。また、産後うつ病の疑いや育児不安を
抱える母親への支援を継続します。
(4)子宮頸がんや乳がんの予防・早期発見が必要です。
(4)子宮頸がんや乳がんの予防・早期発見が必要です。
全国的に子宮頸がんや乳がんになる人が増えていま
す。町でも、過去5年間で乳がん9人、子宮がん10人の
町民が亡くなりました。また、検診を受診した方から乳
がん7人、子宮頸がん5人が発見されています。がん検
- 13 -
(3)子宮頸がんや乳がんの予防・早期発見が必要です。
全国的に子宮頸がんや乳がんになる人が増えています。
町でも、過去5年間で乳がん9人、子宮がん10人の町民が
亡くなりました。また、検診を受診した方から乳がん7人、
子宮頸がん5人が発見されています。がん検診の受診率は
診の受診率は低く、普及啓発や検診受診の呼びかけが必
要です。
低く、普及啓発や検診受診の呼びかけが必要です。
(4)ホルモンのバランスの変化により出現する、様々な身
体的・精神的な症状を緩和し、女性が生涯にわたっていきい
きと過ごせるための支援が必要です
(5)ホルモンのバランスの変化により体調不良となる更
年期があります。
ホルモンバランスの変化により出現する、様々な身体
的・精神的な症状を緩和し、女性が生涯にわたっていき
いきと過ごせるための支援が必要です。
(6)女性の不健康な期間は男性の1.5倍です。
(6)女性の不健康な期間は男性の1.5倍です。
男性は平成 22 年の健康寿命は 77.26 歳であり、平成
16 年から平成 22 年までの健康寿命の伸び幅は平均寿
命の延び幅を上回り、日常生活に制限のある「不健康な期
間」が短くなっています。
女性は、平成 22 年の健康寿命は 82.89 歳であり、平
成 16 年から平成 22 年までの健康寿命の伸び幅は平均
寿命の延び幅を上回っているものの、男性より「不健康な
期間」が長くなっています。
女性の不健康な期間が男性より長い要因としては、男
性に比べ女性の平均寿命が 7.65 歳長く、高齢になる程、
疾病への罹患や要介護状態になりやすいことが影響して
いると考えられます。他に、女性が介護が必要となる理由
は(2)で触れたとおり、関節系の疾患や生活習慣病関連
のものが上位を占めており、要介護状態の予防も合わせ
た女性のやせや骨粗しょう症予防、生活習慣病予防を行
っていく必要があります。
64
(1) 女性の健康増進対策を進めます
58
- 14 -
(1) 女性の健康増進対策を進めます
女性が生涯を通じて健康な生活をお送るためには、
「適
正な体重管理」
「妊娠・出産」
「適切な生活習慣」
「適切な食
生活」
「こころの健康」
「更年期への対応」
「がん予防」など
ライフサイクルに応じた健康管理が大切です。正しい知識
を必要なときに得られるよう、健康教室などを通じて、普
及を図って生きます。特に働く女性や若い世代への情報提
供が大きな課題です。商工会、漁業協働組合などとの連携
のもと効果的な普及啓発を進めていきます。
65
【主な取り組み】
59
・地域、団体、事業者
釧路市医師会:検診を実施します
釧路がん検診センター:各種検診や休日検診を実施します
商工会・漁組・農協:町と連携し、健康情報を提供します。
70~86
第 8 章 生涯を通じた健康づくりを支援します
(追加)
87~114
資料編(追加)
- 15 -
【主な取り組み】
・地域、団体、事業者