改訂日:2010年7月15日 1. - 米山薬品工業

メタクリル酸ブチル,米山薬品工業㈱,GD0021,2010年7月15日,
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製品安全データシート
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1.製品及び会社情報
製品名
会社名
住所
担当部門
電話番号
FAX番号
緊急連絡先
整理番号
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2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性
健康に対する有害性
改訂日:2010年7月15日
メタクリル酸ブチル
米山薬品工業株式会社
大阪市中央区道修町2丁目3番11号
品質保証室
(06)6393-4001
(06)6396-7714
米山薬品工業(株)三国工場
GD0021
引火性液体 区分3
皮膚腐食性・刺激性 区分3
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2B
生殖毒性 区分2
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) 区分3(気道刺激性
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) 区分2(脾臓 )
環境に対する有害性
水生環境急性有害性 区分2
*記載のないものは「分類対象外」,「分類できない」または「区分外」。
絵表示又はシンボル
危険喚起語
危険有害性情報
注意書き
警告
引火性液体及び蒸気
軽度の皮膚刺激
眼刺激
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
呼吸器への刺激のおそれ
長期又は反復ばく露による脾臓の障害のおそれ
水生生物に毒性
【安全対策】
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
熱、火花、裸火のような着火源から遠ざけること。−禁煙。
容器を密閉しておくこと。
容器および受器を接地すること。
防爆型の電気機器、換気装置、照明機器等を使用するこ
と。静電気放電に対する予防措置を講ずること。
火花を発生させない工具を使用すること。
適切な保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
適切な個人用保護具を使用すること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【応急措置】
火災の場合には適切な消火方法をとること。
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、
呼吸しやすい姿勢で休息させること。
吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をす
べて脱ぎ又は取り除くこと。皮膚を流水又はシャワーで洗う
皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診
断、手当てを求めること。
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眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタ
クトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。そ
の後も洗浄を続けること。
眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、
手当てを受けること。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の診断、手当てを受
けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
【保管】
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
換気の良い冷所で保管すること。
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄
物処理業者に業務委託すること。
3.組成及び成分情報
単一製品・混合物の区別
化学名
別名
成分及び含有量
化学式又は構造式
官報公示整理番号(化審法、安衛法)
CAS No.
危険有害成分
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4.応急措置
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
予測される急性症状及び遅発性症状
最も重要な徴候及び症状
応急処置をする者の保護
医師に対する特別注意事項
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5.火災時の措置
消火剤
使ってはならない消火剤
特有の危険有害性
単一製品
メタクリル酸ブチル
メタクリル酸n‐ブチル、イソプロペン酸ブチル、2‐
メチルアクリル酸ブチル
99%以上
C8H14O2
(2)-1039
97-88-1
メタクリル酸ブチル
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい
姿勢 休息さ る と
姿勢で休息させること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去
ること。
皮膚を流水またはシャワーで洗うこと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けるこ
と。
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズ
を着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も
洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受け
ること。
口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
吸入:咳、息切れ、咽頭痛。
皮膚:発赤、痛み、咳、息切れ、咽頭痛。
眼:発赤、痛み。
経口摂取:腹痛、咳、息切れ、咽頭痛。
データなし
データなし
添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与
える可能性があるので、専門家に相談する。
泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
棒状放水、噴霧水
熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。
火災に巻き込まれると、爆発的に重合するおそれがあ
る。
下水溝に流れ込むと火災、爆発の危険がある。
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特有の消火方法
消火を行う者の保護
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6.漏出時の措置
人体に対する注意事項
保護具及び緊急時措置
環境に対する注意事項
回収、中和
封じ込め及び浄化方法・機材
二次災害の防止策
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7 取扱い及び保管上の注意
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策
局所排気・全体換気
安全取扱い注意事項
接触回避
保管
技術的対策
適切な保管条件
混触危険物質
容器包装材料
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8.暴露防止及び保護措置
許容濃度
日本産業衛生学会
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそ
れがある。
移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
引火点が極めて低い:散水以外の消火剤で消火の効果が
ない大きな火災の場合には散水する。
適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。
作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護
措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入
を避ける。
全ての着火源を取り除く。
漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離
する。
関係者以外の立入りを禁止する。
密閉された場所に立入る前に換気する。
環境中に放出してはならない。
不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収
して、化学品廃棄容器に入れる。
危険でなければ漏れを止める。
漏出物を取扱うとき用いる全ての設備は接地する。
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花
や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防
ぐ。
『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行
い、保護具を着用する。
『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全
体換気を行う。
使用前に使用説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引きずる
などの取扱いをしてはならない。
取扱い後はよく手を洗うこと。
飲み込みを避けること。
眼、皮膚との接触を避けること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
環境への放出を避けること。
『10.安定性及び反応性』を参照。
消防法の規定に従う。
容器を密閉して換気の良い冷所で保管すること。
容器は直射日光や火気を避けること。
熱、スパーク、火炎並びに静電気蓄積を避けること。
酸化剤から離して保管する。
施錠して保管すること。
『10.安定性及び反応性』を参照。
データなし
未設定
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ACGIH
設備対策
保護具
呼吸器の保護具
手の保護具
目の保護具
皮膚及び身体の保護具
衛生対策
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9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など
臭い
pH
融点・凝固点
沸点、初留点及び沸騰範囲
引火点
爆発限界
蒸気圧
蒸気密度
比重(相対密度)
溶解度
オクタノール/水分配係数
自然発火温度
分解温度
蒸発速度
燃焼性
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10.安定性及び反応性
安定性
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成物
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11.有害性情報
急性毒性
未設定
防爆の電気・換気・照明機器を使用すること。
静電気放電に対する予防措置を講ずること。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全
シャワーを設置すること。
ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置
を設置すること。
適切な呼吸器保護具を着用すること。
適切な保護手袋を着用すること。
適切な眼の保護具を着用すること。
適切な保護衣を着用すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
液体 無色
特異臭
データなし
-75℃ : NITE総合検索 (Access on Nov. 2008)
160℃ : NITE総合検索 (Access on Nov. 2008)
41℃ : ICSC (2000)
2-8vol% (空気中) : ICSC (J) (1998)
270Pa (20℃) : ICSC (J) (1998)
2.12mmHg (25℃) : NITE総合検索 (Access on Nov.
2008)
4.9 (空気=1) (計算値) : ICSC (J) (1998)
20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度 1 (空気=1) :
ICSC (J) (1998)
0 8936 (20/4℃) : NITE総合検索 (Access on Nov.
0.8936
Nov
2008)
水 : 285mg/L (25℃) (推定値) : NITE総合検索
(Access on Nov. 2008)アルコール、エーテル、酢酸エ
チルなどの有機溶媒に易溶 : NITE化学物質安全性(ハ
ザード)評価シート(2001-49)
LogPow=2.88 : PHYSPROP Database (2005)
290℃ : ICSC (1999)
データなし
データなし
データなし
法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられ
る
流動、攪拌などにより、静電気が発生することがある。
加熱により、あるいは湿気、酸化剤、光の影響下で重合
し、火災や爆発の危険を伴う。
裸火 火花禁止 禁煙
酸化剤
データなし
経口 ラットを用いた経口投与試験のLD50=16,000
mg/kg、20,000 mg/kg (CERI ハザードデータ集 2001-49
(2002)) のうち低い値 16,000 mg/kg に基づき、区分外
とした。
経皮 ウサギを用いた経皮投与試験のLD50=11,300 mg/kg
(CERI ハザードデータ集 2001-49 (2002)) に基づき、
区分外とした。
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皮膚腐食性・刺激性
眼に対する重篤な損傷・刺激性
呼吸器感作性又は皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器・全身毒性-単回暴露
特定標的臓器・全身毒性-反復暴露
吸引性呼吸器有害性
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12.環境影響情報
水生環境急性有害性
水生環境慢性有害性
吸入(ガス): GHSの定義による液体であるため、ガス
での吸入は想定されず、分類対象外とした。
吸入(蒸気): データなし
吸入(ミスト): ラットを用いた吸入ばく露試験の
LC50=28.5 mg/L (4,810 ppmに相当) (CERIハザードデー
タ集 2001-49 (2002)) は、飽和蒸気圧282 Pa (25℃)
における飽和蒸気圧濃度 2,790 ppm よりも高い値であ
るため、ミストと考えられ、区分4の上限値(5mg/L)の
2.5倍を超えるので区分外とした。
CERIハザードデータ集 2001-49 (2002) のウサギを用
いた皮膚刺激性試験の4時間適用の結果の記述に、「軽
度の刺激性を示した」とあることから、区分3とした。
CERIハザードデータ集 2001-49 (2002) のウサギを用い
たDraize法に基づく眼刺激性試験の結果の記述に、「軽
度の刺激性を示した」とあることから、区分2Bとした。
吸器感作性:データなし
皮膚感作性: CERIハザードデータ集 2001-49 (2002)
のモルモットを用いたMaximizaton法とSplit adjuvant
法に基づく試験の結果の記述には「皮膚感作性はみられ
なかった」とあるが、PATTY (4th, 2001) の記述および
EUリスク警句による分類:R43は皮膚感作性を示唆する
ものである。データ不十分のため、「分類できない」と
した。
厚労省報告 (1998)、CERIハザードデータ集2001-49
(2002)、NTP DB (Access on MAr., 2006) の記述から、
経世代変異原性試験なし、生殖細胞in vivo変異原性試
験なし、体細胞in vivo変異原性試験 (小核試験) で陰
性であることから、区分外とした。
データなし
厚労省報告 (1998)、CERIハザードデータ集2001-49
(1998) CERIハザ ドデ タ集2001 49
(2002) の記述から、親動物に一般毒性を示す用量で黄
体数および着床数の減少がみられたことから、区分2と
した。
実験動物については、「呼吸器に対して刺激性」
(ECETOC JACC36 (1996))等の記述があるから、気道刺
激性を有すると考えられた。 以上より、分類は区分3
(気道刺激性)とした。
実験動物については、「赤脾髄の萎縮」(厚労省報告
(1998))等の記述があることから、標的臓器は脾臓と考
えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相
当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分
類は区分2(脾臓)とした。
データなし
魚類(ヒメダカ)の96時間LC50=5570μg/L(環境省リス
ク評価第2巻、2003)他から、区分2とした。
急速分解性があり(BODによる分解度:88%(既存化学物
質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定
される(log Kow=2.88(PHYSPROP Database、2005))
ことから、区分外とした。
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13.廃棄上の注意
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処
理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従
うこと。
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地
方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
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空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去するこ
と。
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14.輸送上の注意
国連番号
品名(国連輸送名)
国連分類
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15.適用法令
化学物質管理促進法(PRTR法)
毒物及び劇物取締法
労働安全衛生法
消防法
高圧ガス保安法
バーゼル法
大気汚染防止法
海洋汚染防止法
船舶安全法
航空法
港則法
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16.その他の情報
引用文献
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、
漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行
う。
重量物を上積みしない。
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n-Butyl methacrylate, stabilized
3
第1種指定化学物質(メタクリル酸ノルマル−ブチル)
該当しない。
危険物・引火性の物
第4類引火性液体、第二石油類
該当しない。
該当しない。
揮発性有機化合物 法第2条第4項 (平成14年度VOC排出に
関する調査報告)
有害液体物質
引火性液体類
引火性液体
引火性液体類
安全衛生情報センターHP
記載内容のうち 含有量 物理/化学的性質等の数値は
記載内容のうち、含有量、物理/化学的性質等の数値は
保証値ではありません。危険・有害性の評価は、現時点
で入手できる資料・情報 デ−タ等に基づいて作成して
おりますが、すべての資料を網羅した訳ではありません
ので取り扱いには十分注意して下さい。