無更油形 油圧ユニット(MFU)

無更油形 油圧ユニット(MFU)
■特 長
設備の無故障・無更油・省資源・環境保全を目的としたクリーンタンクシステ
ム化を実現する、無更油形油圧ユニットです。
長年にわたる油圧作動油のコンタミネーションコントロールの取り組みの結
果生まれたもので、
クリーンタンクシステムの自己洗浄機能によって作動油
の劣化防止がなされています。
●電動機に装着されたアイボルトは、電動機単体の吊り上げ用です。油圧ユニットを吊り上げる
場合に使用しないでください。破損や落下の危険があります。
●アース配線は必ず行ってください。感電の原因(火災の原因)
となります。
〔感電事故防止(火災防止)
をより確実にするため漏電遮断器を設置することを推奨いたしま
す。〕
●始動時はポンプの注油口から作動油を注入してポンプ本体内に油を充満させてください。
ポン
プが故障する恐れがあります。
●作動油は、石油系作動油(ISO VG22又は32相当)
を油温5∼60℃の範囲でご使用くださ
い。範囲外で使用しますと故障の原因、作動油の劣化の原因となります。
この油圧ユニットは、
作動油として難燃性作動油(水グリコール系、W/Oエマルジョン系、
リン酸エステル系)
は使用
できません。作動油交換の際は同銘柄油をご使用ください。
●作動油の汚染管理は、汚染度をNAS1638ー12級以内としてください。作動油が汚染されます
と機器の寿命低下の原因、故障の原因となります。
●油圧回路図
●ポンプ吐き出し側にチェック弁を設ける場合はクラッキング圧力0.005MPaのもの
(形式:
HK3ーEFT005ー03∼10)
をご使用ください。
●ポンプの回転方向はモータファン側より見て右回転(時計方向)
です。
●MFU020∼MFU060は、
タンクカバーがボルト締め構造となっています。
MFU100∼MFU250は、
タンクカバーが溶接構造となっています。
●MFシールは、付属納入致します。必要事項をご記入のうえ油タンク側面に張り付けてくださ
い。
●外面塗装はマンセルNo.10.0GY9.0/1です。
●油面異常検出レベルスイッチの仕様(オプション)
用 途
リレー、
シーケンスコントローラ
接点容量
DC24:5∼20mA
(注)接点はb接点(ブレーク接点)
を使用しています。制御電圧はAC100Vの場合には、接点保
護ボックス
(CDーP11)
をスイッチから1m以内に取り付けてください。
■形式説明
MFU100ーD3ーEー00(L)
油タンクの水張検査の有無
無:なし
L:水張検査あり
(消防法適用タイプ)
無更油油圧ユニット
タンク容量
020:20L 040:40L
060:60L
100:100L 160:160L 250:250L
レベルスイッチ
(オプション)
00:なし 0B:下限付 B0:上限付 BB:上、下限付
ポンプ略形式
B3:HPPーVB2VーF8A3
C3:HPPーVC2VーF14A3ーA
D3:HPPーVD2VーF31A3ーA
F3:HPPーVF2VーL63A3ーA
電動機容量
B:0.75kW 4P C:1.5kW 4P
D:2.2kW 4P
E:3.7kW 4P
F:5.5kW 4P G:7.5kW 4P H:11kW 4P
■仕 様
形 式
タンク容量
L
電動機容量
MFU020ーB3ーBー※※
20
0.75kW 4P
MFU040ーC3ーCー※※
40
1.5 kW 4P
MFU060ーC3ーDー※※
60
2.2 kW 4P
MFU100ーD3ーEー※※
100
3.7 kW 4P
MFU160ーF3ーFー※※
160
5.5 kW 4P
MFU250ーF3ーGー※※
250
7.5 kW 4P
MFU250ーF3ーHー※※
250
11 kW 4P
吐出し量調整範囲 L/min
※1 60Hz
※2 50Hz
4∼ 14
4∼12
5∼ 26
5∼21
12∼ 56
23∼113
12∼47
23∼94
最高使用圧力
MPa
圧力調整範囲
MPa
電 圧
V
質 量
㎏
※3
55
85
7
1∼7
AC200V 50/60Hz
AC220V 60Hz
100
155
280
330
400
※1:1,800min-1時の値です。
※2:1,500min-1時の値です。 ※3:油は含まれておりません。
注)1.特殊電圧の場合はお問い合わせください。
注)2.圧力調整範囲3∼14MPaの仕様も製作可能ですのでお問い合わせください。
注)3.
レベルスイッチの制御電圧は、DC24Vです。
359
■ポンプ吐出し量調整ねじによる吐出し量調整
吐出し量の設定は、下図のねじ長さ
(L寸法)
を基準にして設定してください。吐出し量は、下図のグラフを参照してください。
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
L
HPPーVB2Vー※8A※
HPPーVC2Vー※14A※ーA
15
30
1800min-1
1800min-1
1500min
吐出し量 Q L/min
吐出し量 Q L/min
-1
10
最小吐出し量
5
1500min-1
20
10
最小吐出し量
5
0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
9.1
0
1
2
3
4
60
1800min-1
50
1500min
-1
40
30
20
最小吐出し量
12
0
1
2
3
4
5
6
7
8
110
90
100
40
最小吐出し量
23
0
0
1
2
3
4
7.5kW
MFU100ーD3
ーEー※※
5.5kW
20 MFU040ーC3
ーCー※※
3.7kW
MFU060
ーC3ーDー※※
2.2kW
1.5kW
0.75kW
10 MFU020ーB3
0
360
ーBー※※
1
2
3
4
5
吐出し圧力 MPa
6
7
ポンプ吐出し量 L/min
ポンプ吐出し量 L/min
11kW
60
50
40
MFU160ーF3
ーFー※※
7.5kW
MFU100ーD3
ーEー※※
5.5kW
30
20
10
0
11kW
MFU250
ーF3ーG
ー※※
70
MFU250
ーF3ーG
ー※※
40
0
MFU250
ーF3ーH
ー※※
80
MFU250
ーF3ーH
ー※※
30
12
60
油温50℃、ISO VG32(1,500min-1)50Hz
100
50
11
80
5
6
7
8
吐出量調整ねじ長さ mm
(L寸法)
120
60
10
1500min-1
14.62
9 10 11 12 13 14
油温50℃、ISO VG32(1,800min-1)60Hz
70
9
1800min-1
■機種選定早見表
MFU160ーF3
ーFー※※
8
100
(注)●ポンプ形式HPPーVB2Vの最小吐出し量の設定は回転速度に関係なく4L/min以上にしてください。
●ポンプ形式HPPーVC2Vの最小吐出し量の設定は回転速度に関係なく5L/min以上にしてください。
●ポンプ形式HPPーVD2Vの最小吐出し量の設定は回転速度に関係なく12L/min以上にしてください。
●ポンプ形式HPPーVF2Vの最小吐出し量の設定は回転速度に関係なく23L/min以上にしてください。
80
7
120
吐出量調整ねじ長さ mm
(L寸法)
90
6
HPPーVF2Vー※63A3ーA
吐出し量 Q L/min
吐出し量 Q L/min
HPPーVD2Vー※31A※ーA
0
5
吐出量調整ねじ長さ mm
(L寸法)
吐出量調整ねじ長さ mm
(L寸法)
MFU060
ーC3ーDー※※
MFU040ーC3
ーCー※※
0
2.2kW
1.5kW
0.75kW
MFU020ーB3
ーBー※※
1
2
3
4
5
吐出し圧力 MPa
3.7kW
6
7
9
10
11
12
12.3
■外観寸法図(基本形)
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
MFU020ーB3ーBー※※
50
R
44
DR
29
51 102
70
300
注油口
エアブリーザ付油面計
50
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
トヨオキ銘板
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
535
●データ測定条件はFC連続運転、無風状態です。
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
H
L
472
(640)
P
390
20 90
(250)
ポンプ圧 MPa
150
MFシール
装置注意銘板
排油口
(Rc3/4)
290
525
MFU040ーC3ーCー※※
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
DR
46
70.5
41
100 120
R
100
350
注油口
100
670
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
150
MFシール
●データ測定条件はFC連続運転、無風状態です。
P
(695)
H
L
435
40 90
(260)
ポンプ圧 MPa
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
527
トヨオキ銘板
エアブリーザ付油面計
装置注意銘板
排油口
(Rc3/4)
340
660
361
■外観寸法図(基本形)
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
MFU060ーC3ーDー※※
70.5
R
96
DR
41
100 120
100
400
注油口
トヨオキ銘板
150
エアブリーザ付油面計
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
770
ポンプ圧 MPa
●データ測定条件はFC連続運転、無風状態です。
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
MFシール
562
150
装置注意銘板
P
(730)
H
L
460
40 90
(270)
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
排油口
(Rc3/4)
390
760
MFU100ーD3ーEー※※
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
100 130
R
505
注油口
125
DR
60
74.2
100
トヨオキ銘板
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
865
(1010)
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
MFシール
排油口
(Rc3/4)
495
362
150
装置注意銘板
855
●データ測定条件はFC連続運転、無風状態です。
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
P
(780)
H
L
495
60 90
(285)
ポンプ圧 MPa
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
609
170
エアブリーザ付油面計
■外観寸法図(基本形)
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
MFU160ーF3ーFー※※
140 77
148.3
DR
80
135
R
610
注油口
100
トヨオキ銘板
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
●データ測定条件はDH連続運転、無風状態です。
170
エアブリーザ付油面計
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
995
(1140)
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
H
L
715
(895)
P
535
60 90
(360)
ポンプ圧 MPa
150
MFシール
装置注意銘板
排油口
(Rc3/4)
600
985
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
MFU250ーF3ーGー※※
140 77
R
DR
675
注油口
100
190
148.3
トヨオキ銘板
100
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
●データ測定条件はDH連続運転、無風状態です。
180
1170
(1315)
ポンプ圧 MPa
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
650
(1010)
80 90
(360)
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
H
L
MFシール
排油口
(Rc3/4)
665
P
200
装置注意銘板
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
830
エアブリーザ付油面計
1160
363
■外観寸法図(基本形)
作動油の温度上昇早見表(油温=室温+温度上昇分)
MFU250ーF3ーHー※※
140 77
R
DR
675
注油口
100
180
148.3
エアブリーザ付油面計
●( )
内の形式は搭載ポンプの形式です。
●データ測定条件はDH連続運転、無風状態です。
180
1170
(1315)
ポンプ圧 MPa
ポンプ注油口
試運転前に作
動油を補給して
ください。
650
(1050)
80 90
(400)
圧力調整ねじ
(右回転圧力上昇)
H
L
MFシール
排油口
(Rc3/4)
665
364
200
装置注意銘板
1160
吐出量調整ねじ
(右回転吐出し量減少)
P
858
100
トヨオキ銘板