GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 本書は、GX/GP ファームウェアのアップグレード手順を説明しています。 アップグレードを実施される前に、必ずお読みください。 対応製品 GX10/GX20/GP10/GP20(標準品のみ) *特殊仕様(SUFFIX に/S1~999、 /Z が含まれる)ファームウェ アのアップグレードは対象外です。アップグレードした場合は、引き取り修理となりますのでご注意ください。 アップグレード適用後のバージョン GX/GP 本体 R2.02.04 Web アプリケーション R2.02.01 準備するもの GX/GP 本体 SD メモリカード SD メモリカードは、必ず GX/GP 本体、または SD アソシエーションで配布されている SD カードフォーマッタでフォーマ ットしてください。その他でフォーマットした場合、ファームウェアのアップグレードができません。 GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダ ファーストステップガイド(IM 04L51B01-02JA) GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダ ユーザーズマニュアル(IM 04L51B01-01JA) GX10/GP10/GX20/GP20 拡張セキュリティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル(IM 04L51B01-05JA) 注意事項 注意1: R2.01.01 以降にバージョンアップした GX/GP を R1.XX.XX(XX は任意の番号)に 注意2: 本書は、GX/GP ファームウェアの無償アップグレードに適用します。 注意3: ファームウェアをアップグレードした場合は、関連ソフトウェアも最新版にする必要があります。 注意4: アップグレード後に引き取り修理をご依頼の際は、必ずアップグレードした旨をお伝えください。 ダウングレードすることはできません。 注意5: 本アップグレードを適用した場合、設定情報などは出荷時の状態に戻ります。アップグレード 後の再設定を容易にするために、事前に現在の設定条件を SD メモリカードに保存してください。 注意6: 本アップグレードを適用した場合、GX/GP 本体の記録データは消去されます。ダウンロード前に、 SD メモリカードに保存してください。 1 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 アップグレードの手順 1 本体のバージョン情報の確認 アップグレードを実施する前に、以下の手順で本体のバージョン情報を確認してください。 1.1 本体の MENU キー(図 1 参照)を押し、[画面変更]タブ >[システム情報]をタップし、システム情 報画面 (図 2、図 3 参照)を表示します。 1.2 システム情報画面の「バージョン情報」、「Web アプリバージョン情報」を確認します。 「Web アプリバージョン情報」は「バージョン情報」が R1.02.01 以降の場合に表示されます。「バージョン情 報」が R1.01.01 の場合は、「Web アプリバージョン情報」は表示されません。 現在のバージョンが、アップグレード適用後のバージョンと同じ場合はアップグレードの必要はありません。 MENU キー SD メモリカードスロット START/STOP キー 図 1:SD メモリカードスロットと START/STOP キー 2 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 Web アプリバージョン情報 バージョン情報 図 2:システム情報画面(バージョン番号が R1.XX.XX XX は任意の番号) バージョン情報 Web アプリバージョン情報 図 3:システム情報画面(バージョン番号が R2.XX.XX XX は任意の番号) 3 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 2 アップグレード用 SD メモリカードの準備 2.1 アップグレード用ファイルを弊社ホームページからダウンロードし、お使いの PC に保存します。 2.2 保存したファイルをダブルクリックし、任意の解凍先を指定して解凍します。 2.3 解凍したファイル(表 1 参照)を、用意した SD メモリカードのルートディレクトリに保存します。 保存する前に、同じ拡張子のファイルが SD メモリカードに保存されていないことを確認してください。 2.4 表1のファイル、フォルダがあることを確認してください。 表 1:アップグレードで使用するファームウェア 3 ファイル/フォルダ 名称 ファイル ndx100_main.rom ファイル ndx100_boot.rom ファイル ndx100_logo.rom ファイル ndx200_main.rom ファイル ndx200_2_main.rom ファイル ndx200_boot.rom ファイル ndx200_logo.rom フォルダ SYSTEM 本体の記録データをセーブする 3.1 2 で用意した SD メモリカードを、SD メモリカードスロットに挿入します(図 1 参照)。 3.2 記録停止中(START/STOP キーが消灯)であることを確認します。 記録中の場合、START/STOP キーを押し、記録を停止します。 4 3.3 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[メモリサマリデータセーブ]をタップします。 3.4 本体の MENU キーを押し、[個別メニュー]タブ > [全データセーブ]をタップします。 3.5 ダイアログが表示されるので、保存先に SD を指定して[OK]をタップします。 本体の設定をセーブする 4.1 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[セーブ ロード]>[設定セーブ] > [上記全て] をタップします。 4.2 [メディア種類] > [SD] をタップします。 4.3 [フォルダ名]をタップし、フォルダ名を入力します。 4.4 [実行] をタップします。 設定セーブの詳細は、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダファーストステップガイド(IM 04L51B01-02JA)の「設定データの保存/ 読み込み」もしくは、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダ ユーザーズマニュアル(IM 04L51B01-01JA)の「1.21 設定セーブ操作をする」をご覧ください。 4 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 5 本体のアップグレード 5.1 記録停止中(START/STOP キーが消灯)であることを確認します。 5.2 電源を OFF にします。 5.3 2 で用意した SD メモリカードを SD メモリカードスロットに挿入します(図 1 参照)。 SD メモリカードは、アップグレードが終了するまで絶対に抜かないでください。 5.4 START/STOP キーを押しながら、電源を ON にします。 MENU キーが紫点滅し、以下の起動画面(図 4 参照)が表示されたら、START/STOP キーを離してく ださい。 図 4:起動画面(DownLoad Mode) 5.5 本体の MENU キーが紫点滅から紫点灯に変わり、[Version Info]が表示された起動画面(図 5 参 照)が表示されたら、電源を OFF します。 図 5:起動画面(Version Info) 5 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 5.6 SD メモリカードを挿入したままの状態で、電源を ON します。 以下の起動画面(図 6 参照)が表示され、アップグレードを開始します。 アップグレードには数分かかる場合がありますので、処理を行っている間は、絶対に電源を OFF にしないでくだ さい。図 7 の画面が表示されると、アップグレード終了です。 図 6:アップグレード処理中の画面 図 7:アップグレード終了時の画面 5.7 図 8 のように[Error : Invalid Update Data]と表示された場合は、用意した SD メモリカードのデータが 壊れています。手順 2 に従ってもう一度 SD メモリカードにアップグレード用データを SD メモリカードに保存して、 手順 5 をやり直してください。その際に、手順 3、4 で保存した記録データ、設定データを消さないようご注意く ださい。 図 8:アップグレード失敗時の画面 6 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 6 バージョン情報の確認 正しくアップグレードされたかを確認します。 6.1 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[システム情報]をタップし、システム情報画面を表示し ます。 6.2 システム情報画面の「バージョン情報」、「Web アプリバージョン情報」が最新バージョンであることを確認しま す。 6.3 7 最新バージョンでない場合は、5 の手順に戻って再度アップグレードを実施してください。 本体の再構築と初期化 7.1 記録停止中であることを確認します。 7.2 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[初期化調整]>[再構築]>[実行]をタップし、 システム情報画面(図 9 参照)を表示します。 再構築を実行 モジュール情報を表示 システム情報を表示 図 9:システム情報画面 7.3 システム情報画面で[再構築]をタップし、確認画面で[OK]をタップすると再構築を実行します。 7.4 システム情報画面で[モジュール情報]をタップし、[認識しているモジュール]に装着しているモジュールが表示 実行中は[M853 システム再構築中です]が表示されます。 されていることを確認します。 7.5 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[初期化調整]>[初期化]>[全初期化]> [ON] > [実行]をタップし、確認画面で[OK]をタップすると、本体の設定を初期化します。 拡張セキュリティ機能(/AS)が有効な場合、読み書き可能な SD メモリカードが装着されていないと、エラーメッセージ が表示されます。読み書き可能な SD カードを装着して実行してください。詳細は GX10/GP10/GX20/GP20 拡 張セキュリティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル IM 04L51B01-05JA をご覧ください。 7 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 再構築と初期化の詳細は、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダファーストステップガイド(IM 04L51B01-02JA)の「GX/GP の再構築(モジュールの認識)」もしくは、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレ スレコーダ ユーザーズマニュアル(IM 04L51B01-01JA)の「1.24 システムを初期化、調整する(初期化、再構 築、タッチパネル調整)」をご覧ください。 8 本体の設定をロードする 手順 4 にてセーブをした設定をロードします。 8.1 本体の MENU キーを押し、[画面変更]タブ >[セーブ ロード]>[設定ロード] > [上記全て] をタップします。 8.2 [メディア種類] > [SD] をタップします。 8.3 [フォルダ選択]をタップし、手順 4.3 で設定したフォルダを選択し、[OK]をタップします。 8.4 [実行] をタップすると、設定のロードを開始します。 一部の設定がロードできない場合があります。設定ロード後、設定内容を確認し、必要に応じて再設定をしてご使用くだ さい。 拡張セキュリティ機能(/AS)が有効な場合、読み書き可能な SD メモリカードが装着されていないと、エラーメッセージが表 示されます。読み書き可能な SD カードを装着して実行してください。詳細は GX10/GP10/GX20/GP20 拡張セキュリ ティ機能(/AS) ユーザーズマニュアル IM 04L51B01-05JA をご覧ください。 設定のセーブの詳細は、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダファーストステップガイド(IM 04L51B01-02JA)の「設定データの保存/読み込み」もしくは、GX10/GX20/GP10/GP20 ペーパレスレコーダ ユーザ ーズマニュアル(IM 04L51B01-01JA)の「1.20 設定ロード操作をする」をご覧ください。 9 インターネット一時ファイルの削除 Web アプリケーションを利用する場合には、本アップグレードを行った場合、必ず下記の手順にて Web ブラウザおよび Java Runtime のキャッシュ情報をクリアしてください。キャッシュ情報をクリアしないまま動作させると、Web ブラウザがアッ プグレード前と後の状態で整合性が取れず、誤動作することがあります。 尚、キャッシュを削除すると、最初にページを表示する時に多少時間がかかることがありますが、2 回目以降は以前と同じ ように表示されるので問題はありません。 9.1 Web ブラウザのキャッシュ(インターネット一時ファイル)のクリア 詳細はマイクロソフト社にお問い合わせください。 1. ① ② ③ Internet Explorer 8 および9をご利用の場合の例 [ツール]メニューから[インターネットオプション]を選択しインターネットオプション画面を開きます。 [全般]タブ「閲覧の履歴」の[削除]ボタンを押し、閲覧の履歴の削除画面を開きます。 [インターネット一時ファイル]、[Cookie]にチェックを入れる。もしお使いの GX/GP の URL をお気に入りに 入れている場合は [お気に入り Web サイトデータを保持する]のチェックを外して[削除]ボタンを押してく ださい。 2. ① ② Internet Explorer 10 および 11 をご利用の場合の例 [ツール]アイコンから[インターネットオプション]を選択しインターネットオプション画面を開きます。 [全般]タブ「閲覧の履歴」の[削除]ボタンを押し、閲覧の履歴の削除画面を開きます。 8 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 ③ 9.2 [インターネット一時ファイル]、[クッキーと Web サイトデータ]にチェックを入れる。もしお使いの GX/GP の URL をお気に入りに入れている場合は [お気に入り Web サイトデータを保持する]のチェックを外して[削 除]ボタンを押してください。 Java Runtime のキャッシュクリア 詳細は Oracle 社にお問い合わせください。 Java Runtime 1.7.0_xx(Version 7 Update xx)「xx」は 51 以上をご利用の場合の例 ① [スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択しコントロールパネルを開きます。 ② [Java]を選択し、Java コントロールパネルを開きます。 ③ [一般]タブ「インターネット一時ファイル」の[設定]ボタンを押し、一時ファイルの設定画面を開きま す。 ④ [ファイルの削除]ボタンを押し、確認ダイアログボックスでは「キャッシュされたアプリケーションおよびアプレッ ト」、[トレースおよびログファイル]にチェックを入れて[OK]ボタンを押してください。 10 ソフトウェアのアップグレード 本体のファームウェアを最新にアップグレードした場合、下記関連ソフトウェアも最新版をご利用ください。 各ソフトウェアの最新リリースは、弊社ホームページのダウンロードサイトで確認してください。 【関連ソフトウェア】 SMARTDAC+ STANDARD ユニバーサルビューア SMARTDAC+ STANDARD ハードウェア設定 SMARTDAC+ レポートテンプレートビルダ SMARTDAC+ エクセルレポートシミュレータ 【ダウンロードサイト】 http://www.smartdacplus.com/software/ja/ 9 | GX/GP ファームウェア アップグレード手順書 横河電機株式会社 [email protected] www.yokogawa.co.jp/ns/ 2015 年 03 月 発行 ©copyright Yokogawa Electric Corporation 10 |
© Copyright 2024 ExpyDoc