ポケットカード(8519) - 株式会社ウォールデンリサーチジャパン

URL: www.walden.co.jp
文責:室谷吉行
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
ポケットカード(8519)
通期(単体)
(百万円)
FY02/2014
FY02/2015
FY02/2016会予
FY02/2015
FY02/2016会予
半期(単体)
(百万円)
1Q-2Q FY02/2015
3Q-4Q FY02/2015
1Q-2Q FY02/2016会予
3Q-4Q FY02/2016会予
1Q-2Q FY02/2016会予
3Q-4Q FY02/2016会予
営業収益
前年比
前年比
34,174
35,510
36,200
3.9%
1.9%
営業収益
前年比
前年比
18,006
17,504
17,900
18,300
(0.6%)
4.5%
営業利益
4,719
4,303
3,700
(8.8%)
(14.0%)
営業利益
2,529
1,774
1,800
1,900
(28.8%)
7.1%
経常利益
4,745
4,328
3,700
(8.8%)
(14.5%)
経常利益
2,540
1,788
1,800
1,900
(29.1%)
6.3%
純利益
2,733
2,201
1,600
(19.5%)
(27.3%)
純利益
1,272
929
600
1,000
(52.8%)
7.6%
EPS
DPS
BPS
( 円)
( 円)
( 円)
34.9
8.5
717.2
28.1
10.0
736.1
20.5
10.0
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
-
出所:会社データ、弊社計算
1.0 エグゼクティブサマリー(2015 年 5 月 8 日)
利息返還関連費用の高止まり
ファミマTカード事業を成長戦略の核とするポケットカードの短期的な損益が調整を余儀なくされている。利息
返還関連費用が高止まりしていることが大きな影響を及ぼしている。ファミマTカードを中心としたリボ払いシ
ョッピングの拡大を受けて、同社の収益源であるショッピング収益は着実な増加を中長期的にも維持できる方向
性にあるものの、完済顧客からの利息返還請求の発生が利息返還関連費用のピークアウトに向けてのタイミング
を後ろ倒しにしている模様である。ただし、このタイミングに関しては、文字通り後ろ倒しになっているだけで
あり、中長期的な観点に立てば、同社の営業収益の 12%を占める利息返還関連費用(2015 年 2 月期実績)は、
最終的に大きく減少していく見通しである。また、同社によれば、これが実現した段階においては、営業利益率
20%以上(2015 年 2 月期実績:12.1%)の達成も可能とされている。
2015 年 2 月期は、営業収益 35,510 百万円(前年比 3.9%増)、営業利益 4,303 百万円(8.8%減)
、営業利益率
12.1%(1.7%ポイント低下)での着地となった。ショッピング収益 23,864 百万円(13.1%増)、キャッシング
収益 7,882 百万円(20.9%減)
、その他の収益 3,764 百万円(21.0%増)が営業収益の内訳である。また、同社
の増収の主因となったショッピング収益は、顧客手数料 17,993 百万円(2,583 百万円増)及び加盟店手数料 5,871
百万円(179 百万円増)によって構成された。顧客手数料とは、主にリボ払いショッピングをすることによって
発生するショッピングリボ残高に応じて同社が自社のクレジットカードの利用者から徴収する手数料のことで
ある。ショッピングリボ残高は、ファミマTカードを中心としたリボ払いショッピングの拡大を主因として大き
く拡大し、顧客手数料及び同社の営業収益を大きく押し上げた。一方、営業費用 31,207 百万円(5.9%増、1,752
百万円増)と、費用の増加率が増収率を上回ったため、同社の営業利益は減少を余儀なくされた。また、営業費
用の増加の主因となったのは、利息返還関連費用 4,410 百万円(1,366 百万円増)である。キャッシング残高の
ある顧客に係る部分は既に減少に転じているものの、完済顧客からの利息返還請求及びこれに伴う利息返還関連
1
費用の発生が想定よりも高止まりした模様である。
2016 年 2 月期に対する会社予想では、営業収益 36,200 百万円(前年比 1.9%増)
、営業利益 3,700 百万円(14.0%
減)、営業利益率 10.2%(1.9%ポイント低下)が見込まれている。営業収益に関しては、ショッピング収益 26,600
百万円(11.5%増)、キャッシング収益 6,700 百万円(15.0%減)、その他の収益 2,900 百万円(23.0%減)が前
提である。ショッピング収益の増加が続く一方、総量規制影響などを主因としてキャッシング収益の減少も引き
続く。また、その他の収益に関しては、2015 年 2 月期に開始されたポイントカード関連の受託業務に起因する
インパクトが一巡する。また、営業費用 32,500 百万円(4.1%増、1,290 百万円増)が前提とされている。利息
返還関連費用 4,600 百万円(190 百万円増)と、現状においては、利息返還関連費用は一定保守的な水準にて織
り込まれている。ただし、同社の営業費用の増加に対するインパクトは限定的である。一方、2015 年 2 月期の
引当金の取崩が一巡することから、貸倒関連費用が増加することに加えて、新規会員獲得増加に向けた費用、そ
して、ショッピング取扱高の増加に連動する費用等、先行投資としての意味合いを有する費用が増加する。
IR窓口:経営企画部 廣田泰久、小野千浩(03 5441 3450 [email protected])
2.0 会社概要
SMBC グループのクレジットカード会社
商号
ポケットカード株式会社
Web サイト
IR情報
株価情報
設立年月日
1982 年 5 月 25 日
上場年月日
1998 年 7 月 28 日:東京証券取引所 1 部(証券コード:8519)
資本金
14,374 百万円(2015 年 2 月末)
発行済株式数
79,323,844 株、自己株式内数 1,072,625 株(2015 年 2 月末)
特色

ファミマクレジット株式会社と合併(2012 年 9 月 15 日)

リボ払いショッピングの拡大による中長期的な成長を目指す

保険事業などの新規事業の拡大を通して収益構造の多様化を促進
事業内容
Ⅰ. 信用購入あっせん(ショッピング)
Ⅱ. 融資(キャッシング)
Ⅲ. その他
代表者
代表取締役社長 渡辺恵一
主要株主
三井住友銀行 35.0%、伊藤忠商事 26.6%、ファミリーマート 14.8%(2014 年 8 月末)
本社
東京都港区
従業員数
単体 354 名(2015 年 2 月末)
出所:会社データ
2
3.0 業績推移
2015 年 2 月期
2015 年 2 月期は、営業収益 35,510 百万円(前年比 3.9%増)、営業利益 4,303 百万円(8.8%減)、経常利益 4,328
百万円(8.8%減)
、純利益 2,201 百万円(19.5%減)での着地となった。また、営業利益率 12.1%(1.7%ポイン
ト低下)である。10 月 9 日公表の修正会社予想との比較では、営業収益で 10 百万(0.0%)の上振れとなった
ものの、営業利益では、397 百万円(8.4%)の下振れである。営業収益に関しては、事業領域別にもほぼ想定通
りの着地となったものの、営業費用が上振れた。修正会社予想では、利息返還関連費用 3,300 百万円が想定され
ていたものの、着地が 4,410 百万円となったことが主因である。完済顧客からの利息返還請求の増加などに鑑み
て、上述の修正予想を発表した段階において利息返還関連費用の発生に対する見通しが引き上げられるに至った
ものの、着地としては更に大きな費用の発生を同社にもたらした。
営業収益と営業費用(内訳)
40,000
35,000
31,538
34,174
35,510
36,200
(百万円)
その他の販売管理費
30,000
利息返還関連費用
25,000
16,824
20,000
18,157
18,842
19,300
貸倒関連費用
金融費用
15,000
10,000
2,607
3,044
4,410
4,600
5,000
7,514
6,492
6,494
7,100
0
1,845
1,760
1,459
1,500
FY02/2013
FY02/2014
FY02/2015
FY02/2016会予
営業収益
出所:会社データ
一方、同社の営業収益の多くは、同社の発行するクレジットカードの利用者が、これを用いたショッピング及び
キャッシングを行うことによって計上される。ショッピングに関しては、顧客手数料及び加盟店手数料がショッ
ピング収益として計上される。前者が、主にリボ払いショッピングをすることによって発生するショッピングリ
ボ残高に応じて同社が利用者から徴収する手数料である一方、後者は、ショッピングの取扱高に応じて同社が加
盟店から徴収する手数料である。キャッシングに関しては、利用者によるキャッシングの利用によってキャッシ
ング残高が発生するだが、これに応じて同社が利用者から徴収する利息収入がキャッシング収益として計上され
る。
2015 年 2 月期においては、ショッピングリボ残高に依存する顧客手数料及びキャッシング残高に依存するキャ
ッシング収益の合算値が同社の営業収益の 73%を占めた。以上に鑑みれば、ショッピングリボ残高及びキャッ
シング残高を合算したローン債権残高の推移は、同社の収益動向に対して圧倒的な影響力を及ぼすものと考えら
れる。
3
月次ベースでのローン債権残高の推移においては、2013 年 12 月より前年同月に対する増加が持続されている。
直近実績の 2015 年 3 月においては、ローン債権残高 158,712 百万円(前年同月比 0.4%増)である。また、シ
ョッピングリボ残高 111,923 百万円(11.0%増)、キャッシング残高 46,789 百万円(18.2%減)である。引き続
く総量規制影響などを受けざるを得ないキャッシング残高に関しては、持続的に減少が続いているものの、ショ
ッピングリボ残高の拡大がそれ以上にプラス影響を及ぼしている。また、今後に向けても同様の推移となる見通
しである。2015 年 2 月期の決算説明会で公表された会社予想の前提においては、2016 年 2 月期末に対して、ロ
ーン債権残高 170,800 百万円(7.5%増)が見込まれている。ショッピングリボ残高 127,500 百万円(14.2%増)、
キャッシング残高 43,300 百万円(8.3%減)が内訳である。
ローン債権残高(前年同月比)
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
(10.0%)
(20.0%)
キャッシング残高(前年同月比)
(20.7%)
1.1%
19.8%
(20.6%)
1.1%
19.0%
(20.4%)
1.6%
19.2%
(20.4%)
1.4%
18.3%
(20.4%)
1.2% 17.2%
(20.2%) 1.2% 16.5%
(19.8%) 1.1% 15.6%
(19.4%) 1.3% 15.1%
(19.0%) 1.4% 14.6%
(18.9%) 1.1% 13.5%
(18.8%) 0.8% 12.6%
(18.6%) 0.7% 11.9%
(18.2%) 0.4% 11.0%
ショッピングリボ残高(前年同月比)
ローン債権残高(前年同月比)
14.2%
7.5%
(8.3%)
2014年3月
2014年4月
2014年5月
2014年6月
2014年7月
2014年8月
2014年9月
2014年10月
2014年11月
2014年12月
2015年1月
2015年2月
2015年3月
2015年4月
2015年5月
2015年6月
2015年7月
2015年8月
2015年9月
2015年10月
2015年11月
2015年12月
2016年1月
2016年2月
2016年3月
2016年4月
2016年5月
2016年6月
2016年7月
2016年8月
(30.0%)
出所:会社データ
ショッピングリボ残高の増加を促しているのは、①同社が発行するクレジットカードの利用会員数の着実な増加、
②リボ払いショッピングを前提としたファミマTカードによるショッピング取扱高の増加、③与信の精緻化によ
るリスク&リターンの適正化などである。
2015 年 2 月期における同社の発行するクレジットカードに関しては、利用会員数 1,916 千人(前年比 2.8%増)、
利用率 38.5%(1.2%ポイント上昇)
、また、2015 年 2 月期末の有効会員数 4,943 千人(1.6%減)での着地とな
った。有効会員数に関しては、ファミマTカードで 2,500 千人(4.6%増)
、ファミマTカード以外のP−one
カードなどの総計で 2,440 千人(7.2%減)である。利用会員数の内訳は開示されていないものの、有効会員数
と同様に、ファミマTカードによる占有率が上昇傾向にあるのではないかと推測される。有効会員数におけるフ
ァミマTカードに関しては、占有率 50.6%(3.0%ポイント上昇)と、過半を占めるまでに至っている。また、
同社は、その営業戦略のひとつとして、個々の有効会員に対してカード利用可能枠の引き上げを行っているのだ
が、これもショッピングリボ残高の増加に寄与しているとされている。
4
営業収益、取扱高、ローン債権残高(四半期累計)
営業収益、 取扱高、 ローン債権残高
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
ショッピング
1Q
1 4 年2 月期
4,999
2 Q累計
1 4 年2 月期
10,198
3 Q累計
1 4 年2 月期
15,555
4 Q累計
1 4 年2 月期
21,103
1Q
1 5 年2 月期
5,838
2 Q累計
1 5 年2 月期
11,760
3 Q累計
1 5 年2 月期
17,762
4 Q累計
1 5 年2 月期
23,864
前年比
純増減
+2,761
キャッシング
2,747
5,325
7,730
9,960
2,143
4,169
6,085
7,882
(2,078)
810
1,602
2,416
3,111
751
2,076
3,073
3,764
+653
8,556
17,126
25,701
34,174
8,733
18,006
26,921
35,510
+1,336
ショッピング
-
-
+70.9%
+52.0%
+16.8%
+15.3%
+14.2%
+13.1%
-
キャッシング
-
-
(12.1%)
(14.7%)
(22.0%)
(21.7%)
(21.3%)
(20.9%)
-
-
-
+45.1%
+52.7%
(7.3%)
+29.6%
+27.2%
+21.0%
-
-
-
+10.9%
+8.4%
+2.1%
+5.1%
+4.7%
+3.9%
-
ショッピング
94,111
188,872
284,853
381,786
104,020
201,858
300,169
399,646
+17,860
キャッシング
8,594
16,538
25,211
32,588
8,601
16,302
24,881
31,930
(658)
その他
1,163
2,303
3,454
4,627
1,206
2,404
3,598
4,808
+181
( 百万円)
その他
営業収益
その他
営業収益( 前年比)
取扱高
103,869
207,714
313,519
419,002
113,828
220,565
328,649
436,484
+17,482
ショッピング
-
-
+37.4%
+26.4%
+10.5%
+6.9%
+5.4%
+4.7%
-
キャッシング
-
-
+46.1%
+32.1%
+0.1%
(1.4%)
(1.3%)
(2.0%)
-
その他
-
-
+16.5%
+11.1%
+3.7%
+4.4%
+4.1%
+3.9%
-
-
-
+37.7%
+26.6%
+9.6%
+6.2%
+4.8%
+4.1%
-
ショッピングリボ残高
86,755
91,104
95,607
99,764
103,437
106,138
109,561
111,626
+11,862
キャッシング残高
69,459
65,274
62,149
58,007
55,315
52,076
50,351
47,239
(10,768)
取扱高( 前年比)
ローン債権残高
156,215
156,378
157,757
157,772
158,752
158,214
159,913
158,866
+1,094
ショッピングリボ残高
+21.7%
+22.1%
+20.3%
+20.6%
+19.2%
+16.5%
+14.6%
+11.9%
-
キャッシング残高
(21.6%)
(21.3%)
(20.6%)
(20.9%)
(20.4%)
(20.2%)
(19.0%)
(18.6%)
-
(2.4%)
(0.8%)
(0.0%)
+1.1%
+1.6%
+1.2%
+1.4%
+0.7%
-
ローン債権残高( 前年比)
出所:会社データ、弊社計算
5
損益計算書(四半期累計、四半期)
損益計算書
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
前年比
1 4 年2 月期
1 4 年2 月期
1 4 年2 月期
1 4 年2 月期
1 5 年2 月期
1 5 年2 月期
1 5 年2 月期
1 5 年2 月期
純増減
信用購入あっせん収益
4,999
10,198
15,555
21,103
5,838
11,760
17,762
23,864
+2,761
融資収益
2,747
5,325
7,730
9,960
2,143
4,169
6,085
7,882
(2,078)
810
1,602
2,416
3,111
751
2,076
3,073
3,764
+653
8,556
17,126
25,701
34,174
8,733
18,006
26,921
35,510
+1,336
2,227
3,499
4,933
6,294
1,171
2,706
4,446
5,651
(643)
450
1,669
2,546
3,242
1,169
2,429
3,634
5,253
+2,011
4,550
9,144
13,713
18,158
4,615
9,603
14,131
18,843
+685
7,227
14,313
21,193
27,694
6,957
14,740
22,213
29,747
+2,053
支払利息
344
654
957
1,245
285
556
816
1,046
(199)
その他の金融費用
190
290
377
515
97
179
319
413
(102)
534
944
1,334
1,760
382
736
1,135
1,459
(301)
7,761
15,258
22,527
29,455
7,340
15,476
23,349
31,207
+1,752
795
1,868
3,173
4,719
1,393
2,529
3,572
4,303
(416)
4
0
10
26
5
11
16
25
(1)
799
1,868
3,183
4,745
1,398
2,540
3,587
4,328
(417)
( 百万円)
その他の収益
営業収益
貸倒引当金繰入額
利息返還損失引当金繰入額
その他
販売費及び一般管理費
金融費用
営業費用
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
単体実績
59
59
59
66
0
0
0
(19)
(85)
税金等調整前純利益
858
1,927
3,242
4,811
1,398
2,540
3,587
4,309
(502)
法人税等合計
374
843
1,406
2,078
747
1,267
1,760
2,108
+30
484
1,084
1,836
2,733
651
1,272
1,827
2,201
(532)
営業収益伸び率
-
-
+10.9%
+8.4%
+2.1%
+5.1%
+4.7%
+3.9%
-
営業利益伸び率
-
-
+40.1%
+71.8%
+75.3%
+35.4%
+12.5%
(8.8%)
-
経常利益伸び率
-
-
+40.3%
+71.9%
+75.0%
+35.9%
+12.7%
(8.8%)
-
純利益伸び率
-
-
(27.0%)
+3.5%
+34.5%
+17.3%
(0.5%)
(19.5%)
-
84.5%
83.6%
82.5%
81.0%
79.7%
81.9%
82.5%
83.8%
+2.7%
営業利益率
9.3%
10.9%
12.3%
13.8%
16.0%
14.0%
13.3%
12.1%
(1.7%)
経常利益率
9.3%
10.9%
12.4%
13.9%
16.0%
14.1%
13.3%
12.2%
(1.7%)
純利益率
5.7%
6.3%
7.1%
8.0%
7.5%
7.1%
6.8%
6.2%
(1.8%)
+5.7%
純利益
販管費売上高比率
法人税等 / 税前利益
損益計算書
43.6%
43.7%
43.4%
43.2%
53.4%
49.9%
49.1%
48.9%
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
前年比
1 4 年2 月期
4,999
1 4 年2 月期
5,199
1 4 年2 月期
5,357
1 4 年2 月期
5,548
1 5 年2 月期
5,838
1 5 年2 月期
5,922
1 5 年2 月期
6,002
1 5 年2 月期
6,102
純増減
2,747
2,578
2,405
2,230
2,143
2,026
1,916
1,797
(433)
810
792
814
695
751
1,325
997
691
(4)
8,556
8,570
8,575
8,473
8,733
9,273
8,915
8,589
+116
2,227
1,272
1,434
1,361
1,171
1,535
1,740
1,205
(156)
450
1,219
877
696
1,169
1,260
1,205
1,619
+923
4,550
4,594
4,569
4,445
4,615
4,988
4,528
4,712
+267
7,227
7,086
6,880
6,501
6,957
7,783
7,473
7,534
+1,033
支払利息
344
310
303
288
285
271
260
230
(58)
その他の金融費用
190
100
87
138
97
82
140
94
(44)
534
410
390
426
382
354
399
324
(102)
7,761
7,497
7,269
6,928
7,340
8,136
7,873
7,858
+930
795
1,073
1,305
1,546
1,393
1,136
1,043
731
(815)
4
(4)
10
16
5
6
5
9
(7)
799
1,069
1,315
1,562
1,398
1,142
1,047
741
(821)
( 百万円)
信用購入あっせん収益
融資収益
その他の収益
営業収益
貸倒引当金繰入額
利息返還損失引当金繰入額
その他
販売費及び一般管理費
金融費用
営業費用
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
+554
59
0
0
7
0
0
0
(19)
(26)
税金等調整前純利益
858
1,069
1,315
1,569
1,398
1,142
1,047
722
(847)
法人税等合計
374
469
563
672
747
520
493
348
(324)
484
600
752
897
651
621
555
374
(523)
営業収益伸び率
-
-
-
+1.2%
+2.1%
+8.2%
+4.0%
+1.4%
-
営業利益伸び率
-
-
-
+221.4%
+75.3%
+5.9%
(20.1%)
(52.7%)
-
経常利益伸び率
-
-
-
+218.8%
+75.0%
+6.8%
(20.4%)
(52.6%)
-
純利益伸び率
-
-
-
+611.9%
+34.5%
+3.5%
(26.2%)
(58.3%)
-
84.5%
82.7%
80.2%
76.7%
79.7%
83.9%
83.8%
87.7%
+11.0%
営業利益率
9.3%
12.5%
15.2%
18.2%
16.0%
12.3%
11.7%
8.5%
(9.7%)
経常利益率
9.3%
12.5%
15.3%
18.4%
16.0%
12.3%
11.7%
8.6%
(9.8%)
純利益率
5.7%
7.0%
8.8%
10.6%
7.5%
6.7%
6.2%
4.4%
(6.2%)
43.6%
43.9%
42.8%
42.8%
53.4%
45.5%
47.1%
48.2%
+5.4%
純利益
販管費売上高比率
法人税等 / 税前利益
出所:会社データ、弊社計算
6
貸借対照表(四半期)
貸借対照表
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
前年比
1 4 年2 月期
9,271
1 4 年2 月期
9,269
1 4 年2 月期
9,266
1 4 年2 月期
9,456
1 5 年2 月期
8,643
1 5 年2 月期
9,639
1 5 年2 月期
9,246
1 5 年2 月期
9,493
純増減
+37
割賦売掛金
146,305
152,197
158,635
160,168
166,318
171,426
175,435
175,318
+15,150
営業貸付金
69,459
65,274
62,149
58,007
55,315
52,076
50,351
47,239
(10,768)
貸倒引当金
(17,942)
(17,139)
(16,498)
(15,818)
(15,079)
(14,730)
(14,562)
(13,876)
+1,942
その他
14,956
14,140
14,331
13,181
11,798
12,709
12,547
10,828
(2,353)
流動資産
+4,008
(百万円)
現金及び預金
単体実績
222,050
223,741
227,884
224,994
226,996
231,121
233,019
229,002
有形固定資産
478
472
419
437
438
441
393
362
(75)
無形固定資産
5,910
5,701
5,432
5,187
4,973
4,916
4,918
4,685
(502)
投資その他の資産合計
4,694
4,760
4,221
4,115
4,155
4,233
4,364
4,570
+455
固定資産
11,083
10,933
10,072
9,740
9,567
9,591
9,676
9,618
(122)
資産合計
233,133
234,675
237,957
234,734
236,564
240,713
242,695
238,621
+3,887
買掛金
11,616
11,957
13,497
9,721
13,384
13,811
14,913
11,367
+1,646
短期借入金
63,978
63,832
66,262
49,624
66,750
71,628
62,997
54,153
+4,529
その他
19,900
20,768
22,000
35,770
18,021
19,222
18,741
28,025
(7,745)
流動負債
95,494
96,557
101,759
95,115
98,155
104,661
96,651
93,545
(1,570)
-
-
-
10,000
10,000
10,000
20,000
20,000
+10,000
長期借入金
69,349
69,893
68,352
47,094
60,990
58,579
58,850
45,375
(1,719)
その他
14,085
13,419
12,619
26,402
10,979
10,412
9,967
22,100
(4,302)
社債
固定負債
83,434
83,312
80,971
83,496
81,969
78,991
88,817
87,475
+3,979
負債合計
178,928
179,869
182,730
178,612
180,124
183,652
185,469
181,020
+2,408
株主資本
54,200
54,800
55,219
56,116
56,435
57,055
57,219
57,593
+1,477
5
5
7
6
4
5
7
7
+1
54,205
54,805
55,226
56,122
56,439
57,060
57,226
57,600
+1,478
233,133
234,675
237,957
234,734
236,564
240,713
242,695
238,621
+3,887
54,205
54,805
55,226
56,122
56,439
57,060
57,226
57,600
+1,478
有利子負債
133,327
133,725
134,614
106,718
137,740
140,207
141,847
119,528
+12,810
ネットデット
124,056
124,456
125,348
97,262
129,097
130,568
132,601
110,035
+12,773
23.3%
23.4%
23.2%
23.9%
23.9%
23.7%
23.6%
24.1%
+0.2%
228.9%
227.1%
227.0%
173.3%
228.8%
228.8%
231.7%
191.1%
+17.7%
ROE (12ヶ月)
-
-
-
5.0%
5.2%
5.2%
4.8%
3.9%
(1.1%)
ROA (12ヶ月)
-
-
-
2.1%
2.3%
2.3%
2.1%
1.8%
(0.3%)
総資産回転率
15%
15%
14%
14%
15%
15%
15%
14%
-
当座比率
163%
167%
165%
178%
178%
173%
191%
198%
-
流動比率
233%
232%
224%
237%
231%
221%
241%
245%
-
単体実績
その他調整項目
純資産
負債純資産合計
自己資本
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
出所:会社データ、弊社計算
キャッシュフロー計算書(四半期累計)
キャッ シ ュ フロー計算書
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
単体実績
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
前年比
営業活動によるキャッシュフロー
1 4 年2 月期
-
1 4 年2 月期
(11,734)
1 4 年2 月期
-
1 4 年2 月期
(11,165)
1 5 年2 月期
-
1 5 年2 月期
981
1 5 年2 月期
-
1 5 年2 月期
2,856
純増減
+14,021
投資活動によるキャッシュフロー
-
(402)
-
(539)
-
(351)
-
(987)
(448)
-
(12,136)
-
(11,704)
-
630
-
1,869
+13,573
-
11,882
-
11,634
-
(451)
-
(1,859)
(13,493)
(百万円)
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
7
2016 年 2 月期会社予想
2016 年 2 月期に対する会社予想では、営業収益 36,200 百万円(前年比 1.9%増)
、営業利益 3,700 百万円(14.0%
減)、経常利益 3,700 百万円(14.5%減)、純利益 1,600 百万円(27.3%減)が見込まれている。また、営業利益
率 10.2%(1.9%ポイント低下)である。営業利益及び経常利益段階での減益との比較で、純利益がより大きな
減益となるのは、一過性の要因に因るところが大きい。法人税率の引き下げに先立ち、繰延税金資産を取崩すと
のことである。一方、2016 年 2 月期に向けては、1 株当たり配当金 10.0 円(配当性向 48.9%)が見込まれてい
る。
四半期営業収益・営業利益率の推移
営業収益(百万円)
12,000
8,575
8,473
8,733
9,273
8,915
8,589
8,950
8,950
9,150
9,150
3Q FY02/2014
4Q FY02/2014
1Q FY02/2015
2Q FY02/2015
3Q FY02/2015
4Q FY02/2015
1Q FY02/2016
2Q FY02/2016
3Q FY02/2016
4Q FY02/2016
8.5%
10.1% 10.1% 10.4% 10.4%
8,570
12.3% 11.7%
2Q FY02/2014
0
20.0%
16.0%
8,556
4,000
9.3%
12.5%
18.2%
1Q FY02/2014
8,000
15.2%
営業利益率(%)
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
出所:会社データ、弊社計算(2016 年 2 月期予想:半期会社予想を均等に按分)
当初の予定通り、2015 年 2 月期に 7 年振りの増配(2014 年 2 月期:8.5 円→10.0 円)を行う同社は、純利益が
調整する 2016 年 2 月期に向けても、1 株当たり配当金 10.0 円を維持する。2015 年 2 月期の期初におけるこの
増配の発表は、同社が、「反転攻勢」から「持続的な成長ステージ」への移行期間にあることを対外的に告知す
ることを意図していたとされているが、現状においてもこの移行期間にあることに変化がないことから、配当水
準が維持される模様である。
一方、先述の通り、利息返還関連費用が従来の想定に対して上振れて推移していることが明らかになっている。
ただし、ピークアウトのタイミングが後ろ倒しになっているに過ぎないと考えられよう。一方、同社の収益に対
して圧倒的なインパクトがあるローン債権残高は、将来的にも着実な増加を続ける。この方向性に変化はない。
また、ローン債権残高の増加は、基本的にファミマTカードを用いたリボ払いショッピングの拡大に依存する方
向性にも変化はない。2016 年 2 月期に向けてのファミマTカードに対する前提としては、新規会員獲得件数 360
千人(2015 年 2 月期実績:350 千人)が見込まれている。一方、2016 年 2 月期末に向けて、有効会員数 2,670
千人(2,500 千人)が見込まれている。以上の通り、ファミマTカードの利用会員数は、着実な増加を続けるこ
とが示唆されている。更には、
「AKB48 グループデザイン」などの新デザインカードの発行などを通して「高
稼働会員」の獲得に注力し、利用会員数の増加以上にショッピングリボ残高を引き上げていきたいとのことであ
る。
8
中長期業績見通し
同社は、ファミマTカード事業を中長期的な業績拡大に向けての核として位置付けている。ファミマTカードは、
株式会社ファミリーマートが日本全国で展開するコンビニエンスストア(11,300 店舗)を新規会員獲得に向けて
の募集チャネルとしているのだが、同社は、株式会社ファミリーマートとの連携強化を進めることを通して、各
店舗でのファミマTカードの新規獲得件数増加に向けての活動を続けていきたいとしている。
中長期業績見通し
50,000
40,000
4.6%
4.5%
営業収益(百万円)
13.8% 12.1%
8.7%
20.0%
営業利益率(%)
10.2%
20.0%
10.0%
FY02/2020
36,200
FY02/2016
FY02/2019
35,510
FY02/2015
(30.0%)
FY02/2018
34,174
FY02/2014
(20.0%)
FY02/2017
31,538
0
FY02/2013
10,000
32,088
(10.0%)
FY02/2012
20,000
35,604
0.0%
FY02/2011
30,000
出所:会社データ、弊社計算
9
具体的には、自由支払い方式(ミニマムペイメント)や店頭端末での支払い、利用額に応じて貯まるTポイント
など、ファミマTカードの特徴が強くアピールされてきている。将来に向けての年間新規獲得件数を 2016 年 2
月期会社予想と同じ 360 千人とした場合、ほぼ半数に相当する 170 千人が有効会員数の純増をもたらすことにな
る。残るほぼ半数が純増につながらないのは、既存会員の退会、新規登録途中でのキャンセル及び審査否決など
が一定水準発生せざるを得ないからである。
ファミマTカードの有効会員数の継続的な増加は、ショッピングリボ残高及びショッピング収益(特に、顧客手
数料)に対して継続的な増加をもたらす。一方、キャッシング残高及びキャッシング収益の減少に関しては、将
来的に歯止めがかかる見通しとなっている。このため、同社の営業収益は継続的に拡大していく見通しである。
また、その他に含まれている保険事業などの新規事業に関しても中長期的な営業収益の着実な拡大が見込まれて
おり、同社では、収益源の多角化が進捗していく見通しである。
費用面では、足下は不透明ながらも中長期的な方向性として、利息返還関連費用の減少が見込まれている。継続
的に営業費用の増加を抑えつつ営業収益を引き上げていくことによって、同社は、中長期的に営業利益率 20%
以上の達成も可能となるとしている。
2011 年 2 月期においては、ショッピング収益の営業収益構成比は 27%に過ぎなかったものの、2015 年 2 月期
には、これが 67%にまで拡大している。上述の通り中長期的にも成長ポテンシャルが高いショッピング収益に
関しては、今後に向けても営業収益における構成比を高めていくことが見込まれている。一方、旧来の収益源で
あったキャッシング収益に関しては、2011 年 2 月期の構成比 55%に対して、2015 年 2 月期では 22%と、構成
比が大きく低下している。また、今後に向けても構成比の減少が続く方向性にある。
事業領域別営業収益構成比
営業収益(百万円)
ショッピング
キャッシング
その他の収益
100%
40,000
80%
62%
19%
9%
22%
11%
10,000
19%
8%
0
FY02/2018
24%
29%
FY02/2017
FY02/2011
18%
FY02/2012
20%
0%
30%
27%
FY02/2016
40%
20,000
44%
37%
FY02/2015
46%
FY02/2014
55%
FY02/2013
60%
30,000
73%
67%
出所:会社データ、弊社計算
2015 年 3 月 10 日、株式会社ファミリーマートは、サークルKサンクス(6,300 店舗)を傘下に持つユニーグル
ープ・ホールディングス株式会社と経営統合協議に入ると発表している。仮に、同社が、統合後の店舗のすべて
をファミマTカードの募集チャネルとして活用できた場合、募集チャネル数が現在の 1.5 倍以上に拡大すること
になる。また、株式会社ファミリーマートは、中長期的に「金融」をキーワードとした新領域への関与を深めて
いくことを計画しているとのことだが、これが同社に新たな金融サービスへの関与をもたらす可能性があるとさ
れている。ただし、現状においては、募集チャネルの増加も新たな金融サービスも将来に向けての展望に十分な
具体性があるまでには至っていないとのことである。
10
4.0 ビジネスモデル
SMBC グループのクレジットカード会社
同社の営業収益は、ショッピング収益(顧客手数料及び加盟店手数料)、キャッシング収益、その他収益から構
成される。2015 年 2 月期においては、顧客手数料(構成比 51%)及び加盟店手数料(17%)を合算したショッ
ピング収益が同社の営業収益の 67%を占めた。一方、旧来からの収益源であったキャッシング収益の構成比が
22%にまで低下した。改正貸金業法(2006 年 12 月)に端を発する市場環境の悪化を受け、キャッシング収益は
継続的な減少を余儀なくされてきている。
営業収益構成比:事業領域別(2015 年 2 月期)
11%
17%
ショッピング収益(加盟店手数料)
ショッピング収益(顧客手数料)
キャッシング収益
その他の収益
22%
51%
営業収益構成比:営業費用内訳及び営業利益(2015 年 2 月期)
12%
4%
18%
金融費用
販売管理費(貸倒関連費用)
販売管理費(利息返還関連費用)
12%
53%
販売管理費(その他)
営業利益
出所:会社データ、弊社計算
また、2015 年 2 月期の営業利益は、営業収益の 12%に相当した一方、営業収益の 53%は、一般的な販売管理費
で占められた。また、残る 35%は同社の業態に特有の費用で占められた。同社は、クレジットカード事業を展
開するにあたって長期借入を中核とした資金調達を行っているのだが、ここから発生する金融費用が営業収益の
4%を占めた。また、債権残高に関して不良案件が発生した場合に備えて、これを貸倒償却する必要がある一方、
貸倒引当金を積んでおく必要がある。以上の費用が貸倒関連費用とされており、営業収益の 18%を占めた。
更には、利息返還請求の発生に伴い、利息返還金の支払が発生しているのだが、貸倒関連費用における場合と同
様に、これに係る引当金も積まれている。以上の費用の合算が利息返還関連費用とされており、営業収益の 12%
を占めた。ただし、利息返還金の支払の代わりに貸倒関連費用の一部として債権放棄(貸倒償却)が行われるこ
ともあるとのことである。従って、実体としては、利息返還関連費用はこの分だけより大きく、貸倒関連費用は
より小さいとのことである。弊社の推測によれば、債権放棄を含んだ場合の営業収益に対する利息返還関連費用
の占有率は 18%である。
11
ファミマTカード、その他のクレジットカード
出所:会社データ
1982 年 5 月、株式会社ニチイ・クレジット・サービスとして設立された同社は、1993 年 10 月、MasterCard
International Japan Inc.と提携し「MasterCard」ブランドのクレジットカードの発行を開始することによって
クレジットカード事業に本格的に参入した。1996 年 9 月、マイカルカード株式会社として株式を公開した同社
では、2001 年 4 月、親会社が株式会社マイカルから三洋信販株式会社(公開買付で同社株式 51%を取得)に移
行している。2003 年 5 月には、伊藤忠グループと資本・業務提携、2004 年 2 月には、ファミマクレジット株式
会社との資本・業務提携を開始したのに引き続いて、同年 8 月には、三井住友カード会社と提携し、
「VISA」
ブランドのクレジットカードの発行に至っている。また、2005 年 4 月には、株式会社ジェーシービーとの提携
が開始されており、同年 10 月には、同社の主要な既存クレジットカードのひとつであるP−oneカードの発
行が開始されている。
2011 年 2 月、伊藤忠ファイナンス株式会社と伊藤忠商事株式会社の相対取引により、主要株主が伊藤忠商事株
式会社に異動、そして翌月(2011 年 3 月)
、ファミマクレジット株式会社を完全子会社化、また、第三者割当に
よる新株発行により、伊藤忠商事株式会社、株式会社ファミリーマート及び伊藤忠エネクス株式会社に同社の普
通株式が割当てられた。また、プロミス株式会社と株式会社三井住友銀行の相対取引により、筆頭株主が株式会
社三井住友銀行に異動している。
同社は、設立以来、上述の激しい資本の異動を経つつも、過去数年間においては、着実かつ継続的にショッピン
グ収益を引き上げてきた。特に、2011 年 3 月のファミマクレジット株式会社の完全子会社化は、ショッピング
収益の営業収益構成比を大きく引き上げた。そして、2012 年 9 月、同社はファミマクレジット株式会社を吸収・
合併している。また、先述の通り、今後に向けては、ファミマTカード事業を中核とした成長戦略でショッピン
グ収益を更に拡大していくことが計画されている。
また、現在の同社は、株式会社三井住友銀行、伊藤忠商事株式会社、そして株式会社ファミリーマートの持分法
適用関連会社として、各親会社との緊密・良好な関係の維持・強化に努めている。
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親会社との連携強化
出所:会社データ
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Disclaimer
ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「IR情報」を中立的かつ専門的な
立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。「IR情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①弊
社との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。
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