千葉大学大学院看護学研究科附属 専門職連携教育研究センター 開設記念シンポジウム 報 告 集 日時:2015 年 3 月 16 日(月) 場所:三井ガーデンホテル千葉 目 次 1.開設記念シンポジウムプログラム概要············2 2.アンケート集計結果··················106 1 1.開設記念シンポジウムプログラム概要 2 ●プログラム 10:30~ 開会 司会 学長挨拶 関根 祐子(千葉大学大学院薬学研究院 教授) 徳久 剛史(千葉大学 学長) 専門職連携教育研究センターの成り立ちとミッション 酒井 郁子(専門職連携教育研究センター センター長 /千葉大学大学院看護学研究科 教授) 10:50~ 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 座長 朝比奈真由美(千葉大学医学部附属病院 講師) 看護学研究科附属専門職連携教育研究センターへの期待 宮﨑美砂子(千葉大学大学院看護学研究科 研究科長) 千葉大学医学部附属病院が IPERC に期待すること 山本 修一(千葉大学医学部附属病院 病院長) 日本の卒前教育における専門職連携教育の経緯と展望 大塚眞理子(専門職連携教育研究センター 特任教授) Multimorbidity の時代における Continuing Interprofessional Education 実践研究の展望 藤沼 康樹(専門職連携教育研究センター 特任講師) 群馬大学 WHO Collaborating Centre の取組と IPE 研究センターへの期待 渡邊 秀臣(群馬大学大学院保健学研究科 研究科長) 12:30~ ランチ交流会(事前申込制) 司会 池崎 澄江(大学院千葉大学看護学研究科 講師) 大久保 正人(千葉大学大学院薬学研究院 14:00~ 基調講演Ⅰ 座長 助教) 眞嶋 朋子(千葉大学大学院看護学研究科 教授) Commemorative symposium for the Opening of Interprofessional Education Research Centre Helena Low(英国専門職連携教育推進センター) 15:30~ 基調講演Ⅱ 座長 伊藤 彰一(千葉大学大学院医学研究院 講師) IPE in Leicester and Research Questions Elizabeth Anderson(英国 Leicester 大学 17:00 閉会 3 教授) ごあいさつ 千葉大学学長 徳久 剛史 千葉大学は、総合大学としての特色を生かした教育・研究を通じて優れた人 材を養成し、もって社会の発展に貢献することを第一の目標にしてきました。 その目標実現のために、学部や研究科の専門性や職種等の壁を越えて自由な発 想で教育・研究を行っています。その中でも医学、薬学、看護学などの医療系 学部が集積する亥鼻キャンパスでは、看護学研究科を中心として医療系専門職 連携教育が行われています。 これからの医療系専門職には、それぞれの専門領域ばかりでなく医療系分野 を横断するような学際的な知識や経験が強く求められています。そのため千葉 大学では、医学部、薬学部、看護学部の医療系三学部の学生を対象として、入 学時から三学部と医学部附属病院の教員らによる連携教育が平成19年度に スタートしました。さらに将来的には、工学や園芸学などの理工系分野や、教 育学部や法政経学部などの文系分野の教員たちの参加による広範な分野横断 的連携教育に発展させようとしています。 この度、次世代対応型医療人育成と「治療学」拠点創成のための亥鼻キャン パス高機能化構想の一環として、医療系専門職の連携教育研究・連携実践を強 力に推進するために、看護学研究科に附属専門職連携教育研究センターを設置 致しました。この医療系専門職連携教育研究センターでは、社会のニーズに対 応する体系的な専門職連携教育・連携実践を推進するためのプログラムを開 発・普及させるとともに、我が国ばかりでなくアジア圏における専門職連携に 関する教育、実践及び研究を発展・進化させることを目指しています。 本専門職連携教育研究センターが中核となり、千葉大学から学際性豊かな知 識や経験を持つ医療系専門職業人が多数育成され、未来の医療をリードしてい くことを祈念いたしております。 4 専門職連携教育研究センターの成り立ちとミッション 専門職連携教育研究センター センター長 千葉大学大学院看護学研究科 教授 酒井 郁子 千葉大学大学院看護学研究科附属専門職連携教育研究センター(Interprofessional Education Research Center 以下 IPERC)が 2015 年 1 月 1 日に開設した。これは日本初 の専門職連携教育に関する研究教育実践拠点であり、地域包括ケアが推進される現在、 日本の保健医療福祉及び高等教育に対しての貢献が期待されている。 ● IPERC の理念 超高齢社会とグローバル化に対応する次世代人材育成及びイノベーションに資 する実践・研究を行うことにより、専門職連携学の体系的構築を追求し、もって人々 の健康的で豊かな生活に資する。 ● ビジョン IPERC は、IPE 研究拠点として、専門職連携学の構築と組織的発展を目指す。 ● ミッション 1.専門的力量と連携協働の力量を併せ持ち、組織を改革できるグローバルな次世 代型人材を育成する。 2.千葉大学医学部附属病院、千葉県内保健医療介護福祉施設、日本など様々なス コープで包括的に IPW を促進するための資源開発を行う。また IPW および IPE の実践評価をもとに政策提言に貢献する。 3.IPE/IPW の理論化、体系化、実証を組織的に展開する。 ● IPERC 組織 図1のように IPERC は亥鼻キャンパス全体にわたる組織である。 5 専門職連携教育研究センターの 成り立ちとミッション 専門職連携教育研究センター センター長 酒井郁子 専門職連携教育研究センター(IPERC) 組織図 センター運営委員会 専門職連携教育研究センター センター長、 医学部、看護学部、薬学部 教務担 当委員長 医学部附属病院 副病院長、副看 護部長、薬剤部長 センター教員 兼任教員、特任教員 外部評価委員会 教育実践研究部 医学部・ 医学研究院 薬学部・ 薬学研究院 看護学部・ 看護学研究科 【研究領域 活動目標】 ・IPE/IPWの理論化と体系化 ・実証研究、橋渡し研究 【教育領域 活動目標】 ・亥鼻IPEの発展進化 ・多様なIPEプログラムの開発 ・FDの充実 【実践領域 活動目標】 ・人材育成資源の蓄積と発信 ・IPWの促進 ・政策提言への貢献 6 センター長:(兼務)教授 1名 特任教授 1名、 特任准教授または特任講師 1名、 特任助教 1名※ ※未来医療人による雇用 (兼務)医学研究院 2名、 薬学研究院 2名、 看護学研究科 3名 世界のIPEセンターの運営から得られた教訓と IPERCの成り立ちとミッション Interprofessional Education and Practice Guide No. 2: Developing and implementing a center for interprofessional education (Valentina Brashers, John Owen and Julie Haizlip,2015) IPEセンター構築と運営に関する教訓 大学のトップ のサポートを 得ること 過去の達成の 上に構築せよ 外部のグラントを 獲得すること 7 わたしたちのあゆみ レスター大学など訪問 2005年 •• 情報収集開始 看護学部長裁量経費・千葉大学学長裁量経費 2007年 • 亥鼻IPEスタート • 文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」 (現代GP) 2010年 • 亥鼻IPEステップ4まで完成 2011年 • 「専門職連携能力の高い医療系人材の持続的育成のた めの基盤強化」プロジェクト開始 文科省特別経費事業 2014年 • 亥鼻IPEキャンパス高機能化構想スタート • 未来医療人育成プロジェクトとの連携 2015年 • 専門職連携教育研究センター開設 IPEセンターの理念に関する教訓 国と地域の保健医療システムが重視していることと、 IPEセンターのゴールを合わせること • それによりIPEセンターが実際の保健医療現場をサポートする こと 目に見える仕事と適切な資源のあるIPEセンターに すること 継続的な改善を行い、グラント応募を続けること 8 専門職連携教育研究センターIPERC 理念 次世代育成とイノベーション 専門職連携学の発展 社会の変化に対応した次世代育成 イノベーションに資する実践・研究 健康的で豊かな生活 ミッション 役立つセンターになる 1 専門的力量と連携協働の力量を併せ持ち、 組織を改革できる次世代型人材の育成 2 保健医療福祉の多様なスコープで、包括的 にIPWを促進するための資源開発と政策提言 3 IPE/IPWの理論化・体系化・実証の組織的展 開による継続的なイノベーションと拠点形成 9 IPEの改善と継続に関する教訓 大学に必要なIPEを、コア・カリキュラムに 統合すること • それが効果的であるというエビデンスを出すこと あたらしいIPE活動を開発すること • そのためのカリキュラムの枠組みを創造すること 亥鼻IPEの特徴 • 3学部必修 • 多年次蓄積 カリキュラム 評価研究 • 学習評価方法研究 • 学習成果研究 • コンピテンシー研究 • アウトカム基 盤型修正 カリキュラム 改善 開発 10 2014年度の新たな取り組み • 診療参加型IPE実習(病棟バージョン)の開発 • 共同専攻災害看護グローバルリーダー養成(5年 一貫博士課程)における災害時IP演習プログラ ムの開発 – 園芸学研究科、理学研究科教員との協働 – 全国からの受講生受け入れ • 高大連携教育改革を見据えた、医療系学部志 望の高校生を対象としたIPEの試み – 2014年度は50名参加 • 千葉県内他大学との連携による亥鼻IPEの試み つねに、より高きものをめざして • • • • 海外のIPEプログラムとのエクスチェンジ 千葉大学病院卒後IPEプログラム開発 プライマリケア領域IPEプログラム開発 千葉大学普遍教育におけるIPEプログラム開発 11 IPE/IPWの実装(Implementation) に関する教訓 FDをもっとも重視すること • これまでも、これからも 関連学会、コンサルの現場、各種メディア やウエブで得られた知見を広めていくこと • HPの充実→IPE/IPWのポータルサイトへ IPE → Changing Value 12 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 看護学研究科附属専門職連携教育研究センターへの期待 ~亥鼻キャンパスから IPE/IPW の発信を~ 宮﨑 美砂子 (千葉大学大学院看護学研究科 研究科長) 亥鼻キャンパスでは、2007 年から 3 学部と附属病院が対等な関係のもとに協力し 合い、亥鼻 IPE を構築し、絶えず進化させつつ取り組んできた。2014 年に国立大学 改革のもとでミッションの再定義が行われた時、千葉大学の「つねに、より高きも のをめざして」という理念のもとに、亥鼻 3 学部(医学・薬学・看護学)それぞれ のミッションに、IPE/IPW が位置づけられた。看護学部のミッションとして再定義 された IPE に関する内容は、「医療系 3 学部(医学部・薬学部・看護学部)が附属 病院との連携下で多年次積上型の教育プログラムとして開発し、先端的に実施して きた専門職連携教育(IPE)や連携実践(IPW)を発展、進化させ、専門職連携学体 系の構築と次世代対応型医療人育成を実践、普及させる」である。専門職連携教育 研究センター(IPERC)の開設は、3 学部と附属病院が連携し亥鼻 IPE に取り組んで きた成果であり、3 学部のミッションの実現に向けた取り組みである。 IPERC は看護学研究科の附属となっているが、その運営は亥鼻 3 学部と附属病院 の連携体制によって行われる。IPERC の活動は今まで以上に亥鼻キャンパスが一体 となって取り組んでいくこととなる。亥鼻キャンパスから千葉大学へ、全国へ、海 外へと IPERC の活動と成果が発信されることを期待している。 看護学研究科では、2014 年開設の共同災害看護学専攻(5 年一貫制博士課程)災 害看護グローバルリーダー養成プログラムの大学院教育にも IPE を導入した。IPERC の活動は、全国の看護系大学や看護協会なども注目している。看護界のグローバル リーダー養成として成果を示し、看護学分野に影響力を及ぼすことも期待されてい る。 13 専門職連携教育研究センターへの期待 ~亥鼻キャンパスからIPE/IPWの発信を~ 千葉大学大学院看護学研究科 研究科長 宮﨑美砂子 亥鼻キャンパス 附属病院 看護学部 医学部 14 薬学部 千葉大学理念「つねに、より高きものを、めざして」 看護学部 ミッションの再定義 看護学の学術的基盤の 充実・発展に寄与する 教育・研究者の育成、 高度な問題 解決力・新 たな価値体系の創造 力・指導力を備えた実 践者及び管理者の育成、 学際的かつ国際的に活 動推進のできるグロー バルリーダーの育成を 行う。 医療系3学部(医学 部・薬学部・看護学 部)が附属病院との連 携下で多年次積上型の 教育プログラムとして 開発し、先端的に実施 してきた専門職連携教 育(IPE)や連携実践 (IPW)を発展、進化 させ、専門職連携学体 系の構築と次世代対応 型医療人育成を実践、 普及させる。 学内の部局間連携、 医療機関等との連携、 大学間連携を通して、 看護教育・研究の向 上を一層推進する と ともに、国際的な発 信・連携活動を強化 する。 千葉大学理念「つねに、より高きものを、めざして」 医学部 ミッションの再定義 千葉大学の理念等に 基づき、高い倫理観 に裏打ちされ、知 識・技能のみならず 新たな発見を目指す 豊かな意思・研究医 等の育成を積極的に 推進する。特に学習 成果基盤型教育 (OBE)、多職種連 携教育(IPE)など に関する先導的な 取り組みをベース に、国際標準を上 回る医学教育のモ デル構築に貢献す る。 今後の千葉県内 の急速な高齢化 に対応するため、 各地域の医療 ニーズを的確に 把握した地域の 医療機関との連 携や、総合的な 診療能力を有す る医師養成モデ ルの構築を積極 的に推進する。 15 基礎医学と臨床医 学が融合した「治 療学」の創成に向 け、免疫学、がん、 社会精神医学、小 児発達学、心筋感 染症等を始めとす る、基礎医学、臨 床医学の各領域に おける研究の実績 を活かし、先端的 で特色ある研究を 推進し、新たな医 療技術の開発や医 療水準の向上を目 指すとともに、次 世代を担う人材を 育成する。 県内唯一の医育 機関および特定 機能病院として の取組や地域が ん診療連携拠点 病院、第二種感 染症指定医療機 関等との取組を 通じて、千葉県 における地域医 療の中核的役割 を担う。 千葉大学理念「つねに、より高きものを、めざして」 薬学部 ミッションの再定義 チーム医療の中で職能を 発揮し活躍できる高い研 究マインドを持ち、病院、 薬局、公衆衛生の職域で 指導的立場に立てる薬剤 師、医薬品開発職あるい は医療行政職として医療 に貢献できる人材を育成 するとともに、医薬連携 による「治療学」拠点形 成を目指した先端的な研 究活動を通じて「治療 学」の理論的背景を持ち、 大緯線で活躍できる国際 的な創薬研究者を育成す る。 医療系3学部が附属病 院との連携下で多年 次積上型教育 (IPE)や連携実践 (IPW)を発展、進 化させ、専門職連携 体系の構築と次世代 対応型医療人育成を 実践、普及させる。 植物学と薬物動態学。 毒性学を基盤として創 薬研究を推進し、医学 部、附属病院及び学外 機関との連携によって、 「治療学」として発展 するとともに、地域薬 剤師の生涯教育や、他 大学や県薬剤師会等と の連携による社会的課 題等への対応を進める。 看護学研究科におけるIPERCの位置づけ 大学院看護学研究科 看護学部 看護学専攻 (博士前期・後期課程) 看護学科 看護システム管理学専攻 (修士課程) 共同災害看護学専攻 (5年一貫制博士課程) 附属看護実践研究指導センター 附属専門職連携教育研究センター(IPERC) 16 3学部と附属病院によるIPERCの組織運営 専門職連携教育研究センター (IPERC) センター長 3学部教務担当委員長 看護学部 看護学部 医学部 医学部 薬学部 薬学部 医学部附属病院 副院長 副病院長 副看護部長 副看護部長 薬剤部長 薬剤部長 センター教員 3学部兼務教員 特任教員 外部評価委員会 看護学部 看護学研究科 医学部 医学研究院 センター運営委員会 教育実践研究部 薬学部 薬学研究院 亥鼻IPE 発展への期待 参加型病棟IP演習の 試み 医薬5年次・看護4年次 4年次 STEP4統合 患者・サービス利用者 を全的に評価し、患者・利用者中心の専門職連携 によって診療・ケア計画の立案ができる能力 3年次 Step3解決 患者・サービス利用者、医療 専門職間の対立を理解し、問題解決ができる能力 2年次 Step2創造 チームメンバーそれぞれの職種の役割・機能 を把握し、効果的なチームビルディングができる能力 1年次 Step1共有 専門職としての態度の基礎を形成し、患者・サー ビス利用者および他学部の学生とコミュニケーションできる能力 17 17 大学院研究科・他分野とIPE科目開発への期待 大学院における連携教育 千葉大学グルーバルCOEプログラム 免疫システム統御治療学の国際教育研究拠点 免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラム IPE科目の開設 看護学研究科大学院「共同災害看護学専攻」 ( 5年一貫制博士課程) 災害看護グローバルリーダー養成プログラム IPE科目の開設 大学間連携共同教育推進事業 実践社会薬学の確立と発展に資する薬剤師養成プログラム 千葉県内薬学系3大学のコンソーシアム IPEプログラム 看護学研究科大学院「共同災害看護学専攻」 ( 5年一貫制博士課程) 災害看護グローバルリーダー養成プログラム 専門職連携論・演習 5大学の看護学研究科院生、千葉大園芸学 研究科・他大学工学研究科の院生 協力者:医師、看護師、助産師、保健師、薬剤師、自衛隊員、消防士、僧侶 写真:土砂災害に伴う避難所設営の演習 18 写真:仮設住宅街づくり演習 亥鼻から全学、国内外への発信を アジアの国々との連携・発信 千葉県内の大学・全国の大学、 地域との連携・発信 西千葉・松戸キャンパス との連携、発信 韓国光州保健大学から 亥鼻IPE視察 Step3に県内外から48名の ファシリテーター参加 IPERC 看芸(歓迎)ガーデン 19 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 千葉大学医学部附属病院が IPERC に期待すること 山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長、千葉大学 副学長、千葉大学大学院医学研究院眼科学 教授) 当院のスタートは 140 年前、住民が住民のための医療施設を住民自ら開設した、 千葉町立病院にまでさかのぼる。このような起源をもつことにより、 「連携・協働」 に対して積極的に取り組む風土が培われている。 当院は、「人間の尊厳と先進医療の調和を目指し、臨床医学の発展と次世代を担 う医療人の育成に努める。」を理念とし、 「患者さんの意思を尊重した安心・安全な 医療を提供します。」 「 先進医療の開発と実践を目指します。」「社会・地域医療 へ貢献します。」「人間性豊かな優れた医療人を育成します。」を基本方針とする、 特定機能病院である。医師 719 人、看護師 1006 人、医療技術職員 278 人、教員そ の他 414 人の多様な専門職が、日々の診療を支えている。 現在、病院の再開発の進行とともに、職員一人一人の満足とやりがいを創出する 組織への改革が発展中である。その具体例として、「せん妄ケアマネジメントチー ム」「入退院センター」「周術期センター」「糖尿病コンプリケーションセンター」、 「国際医療センター」が領域横断型多職種チームとして始動しており、緩和ケアセ ンターが 2015 年 4 月にオープン予定である。また当院は、国内外の医療機関との 連携も強化していく方針である。 このような状況にあって、専門職連携教育研究センター(IPERC)が、当院の人 材育成と人材活用戦略にとって重要な資源となる。幹部から新人まで体系的な卒後 IPE 研修、IPW に関する IPERC によるコンサルテーションなどが機能すればさらに、 職員にとっても患者にとっても、さらに魅力ある病院になるだろうと期待してい る。 20 千葉大学医学部附属病院が IPERCに期待すること 千葉大学医学部附属病院 病院長 山本 修一 千葉大学医学部附属病院の沿革 年月 病院の歩み 1874年 (明治7年)7月 千葉、登戸、寒川の有志の拠金により共立病院を設立 1876年 (明治9年)10月 公立(県立)千葉病院と改称、医学教場を附設 1882年 (明治15年)7月 公立千葉病院を改組し、県立千葉医学校及び附属病院設置 1923年 (大正12年)4月 官制改正により官立千葉医科大学附属医院と改称 1949年 (昭和24年)5月 千葉大学医学部附属病院と改称 1977年 新病院竣工(1978年3月開院) (昭和52年)12月 2004年 (平成16年)4月 国立大学法人法の施行により国立大学法人へ移行 2014年 (平成26年)5月 新外来診療棟竣工(7月開院) 21 旧病院(現在の医学部本館) 新病院(1978年3月開院) ひがし棟(2008年5月開院 新外来診療棟竣工(7月開院) 当院の理念と基本方針 理念 • 人間の尊厳と先進医療の調和を目指し、臨床医学の発展と次世代を担う 医療人の育成に努める。 Harmony of Humanity and Advanced Medicine 基本方針 • • • • 患者さんの意思を尊重した安心・安全な医療を提供します。 先進医療の開発と実践を目指します。 社会・地域医療へ貢献します。 人間性豊かな優れた医療人を育成します。 22 当院の概要 施設概要 病床数 835床 職員数 医師/歯科医師 719人 看護師等 病院実績 1,006人 医療技術職員 287人 その他(教員、事務職員等) 414人 1日の平均外来患者数 2,027人 外来患者紹介率 94.7% 1日平均入院患者数 761人 平均在院日数 15.1日 当院における領域横断型多職種チー ムによる取り組み せん妄ケア マネジメントチー ム 糖尿病コンプリ ケーションセン ター 入退院センター 周術期センター 国際医療セン ター 緩和ケアセン ター(2015年4月 予定) 国内外の医療機関との連携強化 23 せん妄ケアプロジェクトの構想 キャリア開 発室 せん妄ケアマネジメントチーム IPERC 医学教育 センター せん妄予防の実 装に必要なIPWの 教育プロジェクト せん妄予防EBP実 装プロジェクト せん妄ケアプロジェクト 当院がIPERCに期待すること 当院 IPERC ・体系的な卒後IPE研修 ・IPWにおけるコンサル テーション ・亥鼻IPEへの参加 ・FD/SDの参加 ・IPE,IPWの開発 ・教材開発 24 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 日本の卒前教育における専門職連携教育の経緯と展望 大塚 眞理子 (千葉大学大学院看護学研究科附属専門職連携教育研究センター 特任教授) 1997 年 21 世紀医学・医療懇談会第 2 次報告(文部科学省)で、福祉、医療、保 健の専門教育の充実と連携の強化が謳われて以降、保健医療福祉系大学での連携教 育が盛んになった。これらは、附属病院を持つ大学におけるチーム医療強化の連携 教育、医学部がない専門職養成の大学における学科横断の連携教育、地域医療を多 職種連携で取り組む教育などである。さらに英国専門職連携教育推進センター (CAIPE)による専門職連携教育の定義が導入されると、IPE として内容が充実し発 展した。 小河らの調査(2012)では全国 284 大学の内 51 の大学で専門職連携教育が行わ れていた。未実施大学の約 20%が準備しているが、教育人材や実習フィールド、カ リキュラム内容等を課題としていた。実施大学では、実施体制の整備や FD の実施、 教材開発と教育評価等を課題とし継続的に行っている(前野ら 2013、酒井ら 2013、 山本ら 2013)。これらを踏まえ、IPE の担当人材の育成と評価に焦点をあて文献レ ビューと IPE プログラムの集積、新たなプログラム開発、学生チームのファシリ テーター養成、IPE 評価等の研究を行っていく予定である。 25 卒前教育における 専門職連携教育の経緯と展望 専門職連携教育研究センター 特任教授 大塚眞理子 1 IPEとの出会い 1999年~ 2002年~ 2003年2月 2004年3月 4学科1年生の合同実習科目を担当 4年生のIPEを研究として試行 初めてCAIPE訪問 英国レスター大学のIPEメンバーと交流 2 26 CAIPEによるIPEの定義 Interprofessional Education occurs when two or more professions learn with, from and about each other to improve collaboration and the quality of care (CAIPE, 2002) CAIPE : the UK Centre for the Advancement of Interprofessional Education 専門職連携教育(IPE)とは、複数の領域の専門職者が連 携およびケアの質を改善するために、同じ場所でともに学び、 お互いから学び合いながら、お互いのことを学ぶこと。 3 日本の大学教育(卒前教育)における 専門職連携教育の動向と特徴 連携教育の全国調査から卒前IPE実施上 の課題 卒前IPEの取り組みと評価研究から研究 課題と展望 4 27 連携・協働できる人材育成 保健、医療、福祉が連携した総合的なチームケア を推進するためにチームメンバーが共通する価値観 をもち、相互理解することが重要 III 介護関係人材育成の在り方ー専門教育の充 実と連携の強化ー 21世紀に向けて,介護関係人材を育成していくに あたっては,福祉,医療,保健関係職種の人材につ いて,生涯学習体制の整備や専門的研究の推進を含 めてそれぞれの専門教育を充実するとともに,各職 種間の連携を強化していくことが重要である。 文部科学省(1997):21世紀に向けた介護関係人材育成の在り方について(21世紀医学・医療懇談会第2次報告), 平成26年5月25日,http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/009/toushin/970201.htm 5 卒前教育における連携教育の位置づけ① 医学教育モデルコア・カリキュラム (2001年策定、2007年、2010年改訂) (チーム医療)医療チームの構成員として、相互の尊重のもとに適切な行動を とるとともに、後輩等に対する指導を行う。 (地域医療)医療を巡る社会経済的動向を把握し、地域医療の向上に貢献する とともに、地域の保健・医療・福祉・介護および行政等と連携協力する。 看護学教育 学士課程版看護実践能力と到達目標 (2004年策定、2011年改訂) 5つの能力Ⅳ群:ケア環境とチーム体制整備に関する実践能力 17)保健医療福祉における協働と連携をする能力 薬学教育モデルコア・カリキュラム (2006年6年制教育で採用、2013年改訂) (4)多職種連携協働とチーム医療 一般目標:医療・福祉・行政・教育機関及び関連職種の連携の必要性を理 解し、チームの一員としての在り方を身につける。 6 28 連携教育の組織的取り組みの始まり 年度 大学名 テーマ 2004 青森県立保健大学 下北地域を元気にする参画型教育 2004 長崎大学 地域と連携した実践型医学教育プログラム 2005 埼玉県立大学 2005 慈恵会医科大学 2005 新潟大学 保健医療福祉の連携と統合の教育 多職種が参加する医療者教育 Inter-professional Education 中越地震に学ぶ赤ひげチーム医療人の育成 2006 昭和大学 チーム医療の有用性を実感する参加型学習 2007 千葉大学 自律した医療組織人育成の教育プログラムー専門職連携能 力育成をコアにおいた人材育成 2007 札幌医科大学 学部一貫教育による地域医療マインドの形成 筑波大学 チーム医療実践力育成プログラム 群馬大学 多専攻学生による模擬体験型チーム医療実習 神戸大学 協働の知を創造する体系的IPW教育の展開 岡山県立大学 実践的チームガバナビリティー育成教育の実現のためのプ ログラム 2008 山梨県立大学 学際統合型専門職連携教育プロジェクト 2009 新潟医療福祉大学 QOL向上をめざす専門職連携教育用モジュール中心型カリ キュラムの共同開発と実践 7 卒前の連携教育の特徴 付属病院を持つ • 始まり 大学における チーム医療強化 の連携教育 医学部がない専 門職養成の大学 における学科横 断の連携教育 地域医療を多 職種連携で取 り組む教育 養成教育カリキュラムに明確に位置づけられている医学 教育。 医学部がない大学では教育理念に位置づけている、必修 化した大学は継続。 教育方法は、講義のみ、現場体験、PBLテュ-トリアル、事例 検討、シナリオロールプレイ演習、支援計画立案、地域 のフィールド実習、病棟実習等 多大学学生募集型、施設主導型など多様な教育も。 歯科や薬学も含め大学間連携による連携教育へ 8 29 連携教育に関する全国調査 ① 大嶋 ②小河他 ③後藤他 調査時期 2005年11~12月 2012年1~2月 2013年? 調査対象 医学、看護、薬学、 保健医療福祉系専 理学、作業、言語、 門職の国家資格受 特殊教育513件 験可能な431大学6 15学部865学科 回収率 (回答数) 有効回収率 24.6% (126件) 有効回収率 回収率16%(548通) 32.8%(284件:1 83大学221学部28 4学科) 実施して いる 34学科(27%) 51大学(27.9%) 66学部97学科 医師、医療秘書、管理 栄養士、看護師等13 職種養成の大学・専門 学校3,431校 110(16%) ①大嶋伸雄:保健医療福祉系大学におけるインタープロフェッショナル教育(IPE)の認知度と 今後の発展性に関する全国調査,保健医療福祉,1(1),27-34,2009 ②小河祥子他:専門職連携教育プログラムの導入・実施状況と問題・課題,第5回日本保健医療福祉 連携教育学会学術集会,P.45,2012 ③後藤道子他:本邦における大学・専門職養成校の多職種連携教育カリキュラムに関する現状調査, 第7回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会,P.32、2014 9 連携教育実施上の課題 • 実施:51大学(27.9%)66学部97学科 • 未実施:126大学(44.4%)145学部174学科 • 導入予定:26大学(19.7%)28学部36学科 問題・課題点 マンパワーの確保など 学部間のカリキュラム編成に関するもの 実習フィールドの確保等、プログラム内容に関するもの 導入・継続ともに他学部・他学科・他大学間の連携が 継続的課題 小河祥子ら:専門職連携教育プログラムの導入・実施状況と問題・課題,第5回 日本保健医療福祉連携教育学会学術集会,P.45,2012 10 30 取組と評価研究 ①筑波大学 ②千葉大学 ③札幌医科大学 ④群馬大学 1年生 学部3年生(2008 ~2010年度)・卒 業生(2000~ 2007年度) 対象 医学群生、他大学 医学・薬学・看護 薬学生 学の1~4年生 時期 2002年度受講前 後 毎年科目の前後 評価 方法 TSUKUBAモデル、 RIPLS日本語版 CICS29、パフォーマン KISS-18、RIPLS日本語 ス評価(ルーブリック) 版 など 修正版チーム医 療に対する態度 尺度 結果 職種理解↑、GW の参加↑、チー ム・連携の理解↑ データ蓄積中 卒業生<学部生 臨床でのプログラ ム開発 プログラム開発、 評価指標の検討・開発、 IPE卒後教育 卒前後のIPE連動 中期的な効果 課題 地域医療実習の前後 実習前<実習後 (社会的スキル、チームワークと コラボレーション、IPE必要性の 理解、非独善的態度) ①前野貴美:筑波大学における専門職連携教育の取り組みー大学間連携により展開する専門職連携教育プロ グラム,医学教育,45(3),135-143,2014 ②酒井郁子他:取り組み事例 千葉大学の場合,医学教育,45(3),135-143,2014. ③山本武志他:大学入学早期からの多職種連携教育(IPE)の評価,京都大学高等教育研究,第19号,3745,2013 ④牧野孝俊他:学部学生と卒業生に対する多職種医療チームの態度,第7回日本保健医療福祉連携教育学会学 術集会,P.31,2014 11 卒前IPE研究の課題と展望① IPEプログラムの開発研究 ・教材が多様化(事例、シナリオ、シュミレーション、模擬患者、 ビデオ) ・アウトカム基盤型教育(コンピテンス)、多年次積上げ 型に発展。参加する学部・学科の連携が不可欠。 ・IPEの実践的教育プログラムが必要 ◆IPEプログラムの文献レビューと蓄積 *IPERCとして発信、コンサルテーションを行う ◆新しいプログラム開発 *病棟実習等実践的な科目 *医療以外の分野とのIPE科目 ・学生チーム活動を支援する人材が必要 ◆ファシリテーター育成プログラム開発 *IPEの人材養成、亥鼻IPE科目をFTの実習の場に 12 31 卒前IPE研究の課題と展望② 評価研究 • 科目の学習目標に応じた短期的な効果の報告は多い。 • 対象、方法、内容を検討して実証するエビデンスと なる評価研究が必要。 • 中期的・長期的評価が必要であり、可能になってき た。 ◆卒前IPEの評価手法の検討、エビデンスとな る評価研究 ◆卒業生を対象にIPE評価の研究 *卒業生を出している大学、第三者の評価 13 32 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 Multimorbidity の時代における Continuing Interprofessional Education 実践研究の展望 藤沼 康樹 (千葉大学大学院看護学研究科附属専門職連携教育研究センター 特任講師) 日本は超高齢社会となり、健康転換によりヘルスケアの主たる課題もキュアから ケアへといったスローガンに代表されるような、大きな変化が生じている。 例えばプライマリ・ケアにおいては、地域住民の高齢化に伴い、慢性に経過する Multimorbidity への対応が大きな課題となっており、また心理社会倫理的な問題が からみあう、きわめて個別性の高い複雑事例の頻度も増加している。特に日本のプ ライマリ・ケアの任務として特徴的な在宅医療においては、医療需要度の高い複雑 困難事例へのチーム対応能力が必須となっている。また病院医療においては、医療 の安全性や退院支援の領域、そして Good Practice の病院組織への普及などにおい てより質の高いチーム形成が求められている。 千葉大学 IPERC はこうした文脈を踏まえて、医療者の卒後トレーニングプログラ ムから生涯教育学習を通じて IPE の実装が必要と考えている。こうした Continuing Interprofessional Education:CIPE に関する実践研究プロジェクトを現在構想し ており、CIPE に関する Systematic review、CIPE を支える教育理論のマッピング、 CIPE のための指導者養成(FD)、CIPE プログラムの開発及びそのアウトカムに関す る研究などを予定している。 33 Multimorbidityの時代における Continuing Interprofessional Education 実践研究の展望 千葉大学大学院看護学研究科附属 専門職連携教育研究センター 藤沼康樹 はじめまして • 1983年新潟大学医学部卒業 • 家庭医@東京 30年 • 関心領域 – プライマリ・ケア研究 – 医療者教育学 • 診療以外のお仕事 – IPERC 特任講師(part-time lecturer) – 日本プライマリ・ケア連合学会 専門医認定委員会 委員長 – 医療者教育コンサルタント 34 なぜ専門職連携実践 INTERPROFESSIONAL WORK:IPW なのか? 都市部における2025年問題と 高齢者医療 • 高齢者人口 – 2015年「ベビーブーム世代」が前期高齢者到達 – 2025年には高齢者人口は約 3,500万人に達する • 年間死亡者数 – 2015 年には約 140 万人(うち 65 歳以上約 120 万人) – 2025 年には約 160 万人(うち 65 歳以上約 140 万人) • 都市部における高齢社会の問題は、高齢化率では なく、高齢者の絶対数の爆発的増加による • ⇒特に最期の場面をどう支えるかが、医療の最大 の課題のひとつ 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」 35 地域における医療及び介護を総合的に確保す るための基本的な方針(2014 厚生労働省) ⇒質の高い医療・介護人材の確保と多職種連携の推進 ・・・医療及び介護の提供体制の整備には、質の高い人材を 継続的に確保していくことが不可欠であり、人材の育成、就 業の促進、勤務環境の改善等、質の高い人材の確保に関 する取組を進めることが重要・・・ ・・・人材の育成に当たっては、医療及び介護を取り巻く環境 の変化に対応した継続的な研修体制等を整備するとともに、 地域包括ケアシステムを構築する観点から、医療及び介護 の連携の核となる人材の育成を図りつつ、多職種が連携し て取り組む環境づくりを進めていくことが重要である・・・ 今はMultimorbidityの時代 • 複数の健康問題が併存する事(Multimorbidity)が高 齢社会では一般的 • 診療ガイドラインは基本的に単一疾患・単一問題を対 象としている⇒「ガイドライン×N」がベストではない • Multimorbidityの診療アウトカムの設定は、Evidence に基づく推奨は適用しにくく、患者(家族)と医療者 (チーム)で共通の基盤を形成することで可能になる ⇒Patient-centered outcomes • Multimorbidityの診療は多数の専門職が常に連携し て実践される ⇒Patient-centered Interprofessional/Collaborative care 36 Charlson Comorbidity Index (併存疾患) 評点:0-37 Empower Japan Study, CFMD-PBRN 2014 複雑(COMPLEX)な健康問題への 対応 37 健康問題の複雑度 • Simpleな問題 – アルゴリズムやプロトコールで対応可能 • Complicatedな問題 – 相互に影響関係のあるいくつかのSimpleな問題の組み合わせ。プロトコール はないが、一般化可能な対応のコツはある • Complexな問題 – Complicatedな問題にくわえて、個別性の高い要因がおおく影響。一般化可 能な対応法を絞り込むことが困難 • Chaoticな問題 – 問題群がコントロール不可能な問題を多く含み、危機的状況に陥りつつあり、 今後の展開を予測することができない – 良い対応法は、問題がおちついたあとの振り返りでしか見出すことができな い Martin and Sturmberg 2005 The Minnesota Complexity Assessment Method 事例の現在の状況 行動すべき領域 病い/疾患(身体的、精神 症状の重症度は? 的、スピリチュアル) 診断は難しいか? 行動変容へのレディネス 治療や変化への準備がで きているか? 苦しさのマネージメント 症状で苦しんでおり、イ ライラしているか? 症状に対応する、生命に かかわるかどうかを診断 する 行動あるいは情動にあわ れるイライラ感や先入見 に対応する 安全な社会生活 社会的サポート 社会参加 社会的脆弱性、孤立への 対応と安全性を確保する 住居環境の安全性、安定 性は? 社会的ネットワークへの 参加は? 所属する医療保険福祉シ 関わる医療者の数と種類 ステムの強み弱み は? コーディネーションと各 種関係性を強化する ケアプラン内容の合意形 関連する医療者との関係 医療者患者関係は良好か 成を行う 38 東京の家庭医診療所における複雑性の分布 MCAM合計スコア N=325 100 90 80 頻度 70 60 50 40 30 20 10 0 0 1 2 3 4 5 低 6 7 8 9 10 11 複雑性 12 13 高 青木 2013 ミネソタ大学家庭医療学科での調査 Patient complexity tally: N = 363 80 70 60 50 40 30 20 10 0 5% 1% 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 Total score Frequency (Macaran A. Baird. Assessing Patient Complexity:A Linked Educational and Clinical Intervention) 39 Minnesota Complexity Assessment Method (複雑度) 評点:0-30 Empower Japan Study, CFMD-PBRN 2014 医療者教育のIPE 卒前 IPE 卒後 IPE + 40 生涯 学習 CIPE CIPE:Continuing Interprofessional Educationとは • Is undertaken after initial qualification when members of 2 or more health and/or social care professions learn with, from, and about each other to improve collaboration and the quality of care. • 医療職或いは福祉職の資格取得後、2つあるいは それ以上の医療職或は福祉職が、協働とケアの質 を改善させるために、共に学び、お互いから学び、 お互いを学ぶこと。 Reeves, S. JCEHP 29(3): 142-146, 2009 IPEとIPWの関連 IPE 相互依存 IPW 患者 • ケアの質 • 満足度 スタッフ • 仕事満足度 • 精神的安定 組織・システム • 効率性 • 費用対効果 学習者の専門職連携コンピ テンシー強化 • 各職種への役割と価値 の理解 • コミュニケーション • 省察 • 各専門職へのリスペクト 41 CIPEに関する実践研究例 • 外科医トレーニングプログラムにおけるIPEの実践 Kitto, S. C., et al. JCEHP 29(3): 185-189, 2009 • へき地におけるメンタルヘルスケアに関するCIPEの実践 Church, E. A., et al. Health & social care in the community 18(4): 433-443, 2010 • 入院中のがん患者の療養状況とIPWの関係 San Martin-Rodriguez, L., et al. Cancer Nursing, 31(2): E18-E27, 2008 • 国際保健領域におけるIPE/Wの実践例の収集 Mickan, S., et al. Journal of Interprofessional Care. 24(5): 492-502, 2010 CIPE:今後の研究課題と展望1 • 日本のおけるIPWに必要なコンピテンシーの探 索とCIPEへの適用 – 日本におけるComplex/chaosあるいはMultimorbidity 状況下で必要とされるInterprofessionalityとは何か? – 日本におけるIPWの先進事例の収集と分析 • CIPEプログラム開発 – 様々な医療職の生涯教育プログラムに適用できる IPEのパッケージプログラムの開発 – CIPEプログラムが患者や地域の健康度に与える効果 をプロセスレベルとアウトカムレベルで測定 – CIPEを管理・運営・支援できる指導者の養成(FD) 42 CIPE:今後の研究課題と展望2 • 介入研究手法としてのComplex interventionによ るCommunity based participatory research(アク ション・リサーチ) – 介入を効能研究のように単純に設定せず,介入が 種々の“複雑さ”を伴うという前提で扱う研究モデル – IPWはComplex interventionの重要な構成要素 • Evidence based practice (EBP)の施設/組織への 実装としてのIPWの実践と研究 – 例:入院患者のせん妄ケアに関するEBPをIPEで学 び、IPWで実践するための促進因子と阻害因子の検 討 日本のCIPE:「ごちゃまぜIPE」(吉村) 10か月後の追跡調査結果より(N=23) 顔がわかった,顔見知りになった(6) 医師から返信がくるようになった(3) 医師との距離感が小さくなった(2) 医師が時間をとってくれるようになった(2) 担当者会議に医師が参加してくれるようになった(1) 医師からケアマネとして認識してもらえた(1) 在宅復帰(病院・施設から),在宅移行が増えた(1) 医学界新聞 2012年12月10日 43 ありがとうございました 44 開設記念シンポジウム「専門職連携教育研究センター(IPERC)の展望」 群馬大学 WHO Collaborating Centre の取組と IPE 研究センターへの期待 渡邊 秀臣 (群馬大学大学院保健学研究科長、群馬大学多職種連携教育研究研修センター長) 世界保健機関(WHO)は、2013 年に医療保健人材育成における教育ガイドライン 「Transforming and scaling up health professionals’ education and training: WORLD HEALTH ORGANIZATION GUIDELINES 2013」を発刊して、11 の推奨項目の一つ として多職種連携教育(IPE)を掲げ、IPE の普及と充実を WHO の大きな人材育成戦 略の一つと位置づけた。群馬大学は WHO より 2013 年7月に正式な協力センター (WHO Collaborating Centre: WHO CC)に指定されて、多職種連携教育の研究と研修 を行っている(http://whocc.health.gunma-u.ac.jp/jp) 。WHO のガイドラインでも指 摘されたように、WHO CC の活動の中では研究によるエビデンスの確立が重要であ ると考えている。今回本学の WHO CC 活動と多職種連携教育に対する研究成果を紹介 し、充実した教育と研究成果を持つ千葉大学の IPE 研究センターとの共同研究に発展 することを期待したい。 45 46 47 48 49 50 51 52 53 ランチ交流会 司会 池崎 澄江(千葉大学大学院看護学研究科 大久保 講師) 正人(千葉大学大学院薬学研究院 助教) 日 時: 3 月 16 日(月)12:30~14:00(90 分) 場 所: 三井ガーデンホテル千葉 3 階・平安東 参加者: 42 名 参加申込みをされた方は、職種も所属も地域も様々なので7つのテーブルにごちゃ まぜで座っていただいた。1つのテーブルには千葉大学亥鼻 IPE 担当教員が1名以上 入るようにして、ファシリテーターを担った。 まずは、円卓でお弁当をいただいた。テーブルごとに自己紹介を行い、午前中のシ ンポジウムの感想・各自の IPE/IPW の体験・IPERC への期待・要望などを話した。 最後に、各テーブルのファシリテーターがそれぞれのテーブルで話題となった事柄 について話し、全体で共有した。IPE/IPW のネットワークづくりの機会ともなった。 54 基調講演 Ⅰ Commemorative symposium for the Opening of Interprofessional Education Research Centre (IPERC) Helena Low Executive Group and Board member Centre for the Advancement of Interprofessional Education (CAIPE) < Profile of Ms. Helena Low> Ms. Low has a background in community nursing / primary care practice, teaching in higher education, management and professional regulation. She has a long history of promoting and developing interprofessional research, learning and working in these fields. While working as a Primary Care Education Officer of the English National Board for Nursing, Midwifery and Health Visiting (ENB), for ten years she was also the national Lead Officer for Interprofessional Education (IPE). She worked with the other UK National Boards, other statutory professional regulatory bodies and universities to develop and support IPE initiatives in education and research in academic and clinical settings across health and social care. She has been involved with CAIPE since 1993, first as a Council member, then Development Manager and then as a Board and Executive Group member and Vice Chair. She completed her six years as Vice Chair in 2014. In these roles she has actively undertaken, promoted and supported interprofessional initiatives in research, practice and education across health and social care in the UK and internationally, working with universities, health service providers and organisations within the private sector. She is a co- author with Professor Hugh Barr of CAIPE's recent publications 'Interprofessional Education in Pre registration Courses: A Guide for Commissioners and Regulators of Education' (January 2012) and 'Introducing Interprofessional Education' (September 2013) 55 Commemorative symposium for the Opening of Interprofessional Education Research Centre (IPERC) Interprofessional Education – Today, tomorrow and beyond? Trends and challenges Helena Low Chiba March 2015 こんにちは Kon'nichiwa Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 56 Visit to Chiba March 2008 Chiba March 2015 Helena Low CAIPE My Remit for this presentation International trends in Interprofessional Education CAIPE – expanding activities in Interprofessional Education and Collaborative practice Chiba University IP Research Centre Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 57 International Context of IPE Global Health Care Responses World wide - New Approaches and Strategies in Health Care systems shortage of health workers: resource constraints: demography technological advances: consumer expectations: loss of confidence in professionals / patient safety Chiba University March 2015 modernisation integration of health and care co-operation, cross professional and organisational boundary working collaborative frameworks for education and practice Helena Low CAIPE World of health care rapidly changing Health costs continue to rise, funding eroding Increase in elderly population Primary heath care and chronic disease management emerging / have emerged as important focus for health services World wide shortage of health professionals, emergence of new roles / lay workers Technology revolutionising way we treat and communicate, health services delivery require collaborative practice Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 58 Health professionals for a new century: Lancet Commission Report (2010) Professional education not kept pace with world changes Professional silos and tribalism common in rich and poor countries, ‘Stuck in the past learning’ – must move to transformative learning Promote IPE to overcome barriers Need competency based education Helena Low CAIPE Chiba March 2015 Developments in IPE in response to global challenges depend on contextual factors National contextual factors: political agenda / education and health services / organization / systems Local contextual factors: geographical location etc Traditions of professional practice Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 59 Movement from learning outcomes to competencies Some Competency Frameworks Canadian Interprofessional Health Collaborative, (2010) ‘A national competency framework for interprofessional collaboration’. Interprofessional Education Collaborative Expert Panel, 2011 USA Sheffield Capability Framework (CUILU, 2006 Core competencies for Collaborative Practice Role Clarification Team Functioning Patient/Client/Family/Community-Centred Care Collaborative Leadership Interprofessional Communication Interprofessional Conflict Resolution Helena Low CAIPE Chiba March 2015 Global Interprofessional Education and practice Networks Sharing , exchanging and Supporting ideas, NIPNET Knowledge, Nordic experience Interprofessional And expertise Network WIPECPCC World Interprofessional Education & Collaborative Practice Coordinating Committee CAIPE Centre for the Advancement of Interprofessional Education CIHC Canadian Interprofessional Health Collaborative AIPPEN Australasian Interprofessional Practice and Education Network AIHC American Interprofessional Health Collaborative Helena Low JAIPE EIPEN European Interprofessional Education Network in Health & Social Care 60 Japan Association of Interprofessional Education Chiba March 2015 Emerging Regional networks for interprofessional education Examples Asia-Pacific Network of Health Professional Education Reform (ANHER) formed after publication of The Lancet report, Health Professionals for a New Century: Thailand, China, India, Vietnam and Bangladesh. The countries shared information and together developed a survey tool to assess the situation in health professional education at the national level. IPE Network of the Eastern Countries (African and Asian) – very new Chiba March 2015 Helena Low CAIPE Global Forum Other Networks Association for the South East Asia Nations (ASEAN) Brunei Darussalam Cambodia, Indonesia, Lao PDR, Malaysia, Myanmar, Philippines, Singapore, Thailand, Viet Nam. Have a shared vision of ASEAN as a concert of Southeast Asian nations, outward looking, living in peace, stability and prosperity, bonded together in partnership in dynamic development and in a community of caring societies. Funding IPE Research Also: On line Forums / networks eg. Global Forum on Public health 20 June 2012 Helena Low CAIPE 61 International trends in IPE Bringing together health and care professions education into one faculty., where possible (geographical location -can be a problem Partnership working between universities to ensure wider range of professions able to be educated together partnership working with service providers, greater involvement of service users in education focus on community Move to more post graduate post qualifying IPE for practitioners Transformative learning advocated to develop leadership attributes and produce effective change agents IPE Centres being established in many universities around the world Helena Low CAIPE Chiba March 2015 Trends - continued Shortage of health professionals - new roles emerging and increasing use of non professional health workers closer examination of professionalism and inter professionalism – transprofessionalism Professionalism Chiba March 2015 Interprofessionalism Helena Low CAIPE 62 transprofessionalism Professionalism in health and care services A way of behaving in practice which is - within a defined regulatory framework - governed by ethical and professional codes of practice - within a Scope of practice - committed to Continuing Professional Development - motivated to deliver safe, effective, caring & compassionate service - Contextual - developed through socialisation into a professional culture Helena Low CAIPE Taiwan September 2014 Uni - Professionalism Professional Values, Accountability and Personal Commitment, maintenance of professional standards Professional Practice Professional Knowledge and understanding Professional skills and attitudes Helena Low 63 Chiba March 2015 Interprofessionalism Respects other professions’ values and commitment. Knows and trusts their judgement Knows roles of other professionals and understands what they can contribute to individual patient care as well as the wider context Inter professional collaborative practice. Patient focussed Helena Low Respects abilities and expertise of colleagues and respects differences of opinion while finding patient oriented solutions Chiba March 2015 Transprofessionalism “…teamwork 2010) that includes non-professional health workers (Frenk et al Possibly of even greater importance for health-system performance, especially the teamwork of professionals with basic and ancillary health workers, administrators and managers, policy makers, and leaders of the local community. In increasingly complex health settings, practice is based on teams. Transprofessional working is already common in developing countries Educational experience should include competencies for this type of work, so that health professionals will be equipped to adapt to the teamwork that is imperative of good practice” 20 June 2012 Helena Low CAIPE 64 Interprofessionalism Respects other professions’ values and commitment. Knows and trusts their judgement Transprofessionalism Knows roles of other professionals and understands what they can contribute to individual patient care as well as the wider context Transprofessionalism Inter professional collaborative practice. Patient focussed Helena Low Respects abilities and expertise of colleagues and respects differences of opinion while finding patient oriented solutions Chiba March 2015 Trends – looking to the future Education of professionals with intercultural sensitivities is important for increasingly diverse patient populations; inclusion of the integration of global perspectives in the curriculum important. Cross-cultural and cross-national experiential exposure is something that is already happening, eg Curtin University – ‘Go Global’ and many others Recognition of the need to deliver IPE within a wider context – important for health and care professionals to understand the organisations and systems within which they work – must be educated to have expertise to work in a changing world. Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 65 The four essential functional fields of the health system. Education must meet the needs of all Ref: Careum Foundation 2013 Functions in relation to the Functions related to the patient, in particular Treatment population in particular of Illness, Diagnostics, Health Promotion, Therapies, Rehabilitation Prevention, Intersectoral policy for the Public Health education of health professionals life-long learning education, continuous education, training Functions related to organisations, in particular Strategy, Governance, Management, Finance, Technology, Logistics Functions related to insights & knowledge in particular Research, Evaluation, Health Impact Assessment, Quality Assurance CAIPE The UK Centre for the Advancement of Interprofessional Education CAIPE works with and through its individual, corporate and student members, in collaboration with like minded organisations in the UK and overseas, for the benefit of patients and clients. CAIPE promotes, develops and supports Interprofessional education as a way to improve collaborative practice and thereby the quality of care by professions learning and working together. 66 CAIPE An Independent Charity founded in 1987 Worldwide membership Individual, corporate and student members Funding from commissioned work and membership fees 25 + years supporting interprofessional education and collaborative practice in health and social care Now a virtual organization Website: www.caipe.org.uk administrator CAIPE Executive Group CAIPE Board Web manager Student members Individual members CAIPE Forum for Corporate Members eg, Universities & Health organisations CAIPE Structure 67 CAIPE Activities for members Corporate Membership – UK and overseas members Gives representation on the CAIPE Corporate Network Forum: corporate level community of practice meets twice a year provides opportunities for: - dissemination of IPE developments and research - Networking across regional, national and international boundaries, sharing ideas, expertise and exchanging visits. - Collaborative projects and research. Chiba March 2015 Helena Low CAIPE Student members Free Annual student conference Student section on CAIPE website Student Scholarship Awards Student Poster competitions Individual members Annual Chair’s Event – opportunity for presenting and disseminating research Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 68 Other activities Workshop programme - for universities, hospitals, independent sector - for practitioners, academics, service users Responding to relevant Government consultation policy documents Regular meetings with Regulatory bodies / HEE / Other national and international organisations with similar values and aims for improving the quality of care Membership of Research Steering Groups - New CAIPE Research Group Presenting at Conferences and IP events Chiba March 2015 Helena Low CAIPE Publications Contract with Radcliffe Publishing to produce a series of workbooks: two in progress Collaborative Practice with Vulnerable Children and their families by June Thorburn and Julie Taylor Collaborative Practice in Public Health: roles and challenges by Dawn Gurbutt More to come! Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 69 3 recent publications Chiba March 2015 Helena Low CAIPE Review of Interprofessional Education in the United Kingdom, 1997 – 2013 By Hugh Barr, Marion Helme & LyndaD’Avray Reviewed the development of pre-qualifying interprofessional education (IPE) in the United Kingdom (UK) from 1997 to 2013 drawing on three sources: the literature, an online survey and reflective accounts by invited teachers with follow-up interviews. The aim of the research was to understand how prequalifying IPE had developed and what needed to be done to improve its efficiency and effectiveness set against a changing and complex policy landscape in education, health and social care, and government. Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 70 Recommendations made to: support the necessary diversity in IPE, to promote growth and effectiveness, especially capacity in learning and teaching, and to strengthen the infrastructure to remove the problems of alignment and enhance work based IPE. The interconnected recommendations are addressed to: teaching and research (universities), regulatory and standard setting (regulatory and professional bodies and the Quality Assurance Agency (QAA), commissioning and funding (Health Education England (the HEE)) and the Higher Education Funding Councils (HEFCs), government departments and agencies, service organisations, and promoters of IPE. Series of meetings in progress to take these forward Helena Low CAIPE John Horder Events Centre for the Advancement of Interprofessional Education (CAIPE) in association with the Journal of Interprofessional Care and King’s College London. 7 th Biennial John Horder Lecture ‘The values of interprofessionalism’ Professor Ed Peile EdD, FRCP, FRCGP, FRCPCH, FHEA, FAcadMEd, Professor Emeritus (Medical Education) University of Warwick. Chair: Professor Stuart Carney, Dean of Medical Education, KCL th Wednesday June 15 2015 at 17.30 In the Council Room , King's College London, Strand Campus, Strand, London WC2R 2LS. Followed by a wine reception RSVP Emma Beal. The event is free but confirmation of attendance is essential at [email protected] Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 71 International Activities Membership of World Interprofessional Education and Practice Co-ordinating Committee – close links at an organisational level and through individual CAIPE Board members Facilitate international visits from overseas universities and individual members to the UK and ongoing exchange visits Consultancy role to universities and service providers re taking forward IPE Workshops for academics and practitioners - most recently in Victoria University, Melbourne Australia in March 2014 and European University of Madrid December 2014 ATBH VIII Oxford 2015 – CAIPE, Oxford University and Oxford Brookes University Chiba March 2015 Helena Low CAIPE All Together Better HealthVIII Oxford September 2016 CAIPE Oxford Brookes University Univerity of Oxford Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 72 Aim: to become the leader of IPE/IPW research and education in Asia, creating fundamental systems for developing IPE/IPW organizations. Interprofessional Education Research Center (IPERC) Department of Education, Practice, and Research 【Research Areas】 ・IPE: Assessment, theorization, and collection of IPE data ・IPW: Theorization and research through case studies ・Development and implementation of IPE/IPW programs for undergrad and graduate students ・Development and evaluation of FD/SD programs 【Education & Practice Areas】 ・Preparation, adjustment, systemization, and evaluation of Inohana IPE ・Networking with the local community Helena Low Chiba March 2015 Other considerations for the IPE Research Centre in the future? Consider possibilities of research projects with service providers and practitioners – especially in specific specialist areas of care Develop partnerships with other universities, within Japan and internationally Seek international funding for international projects eg The Great Britain Sasakawa Foundation Look at the wider picture – ? Chiba March 2015 Helena Low CAIPE 73 The four essential functional fields of the health system. Education must meet the needs of all Ref: Careum Foundation 2013 Functions in relation to the Functions related to the patient, in particular Treatment population in particular of Illness, Diagnostics, Health Promotion, Therapies, Rehabilitation Prevention, Intersectoral policy for the Public Health education of health professionals life-long learning education, continuous education, training Functions related to organisations, in particular Strategy, Governance, Management, Finance, Technology, Logistics Functions related to insights & knowledge in particular Research, Evaluation, Health Impact Assessment, Quality Assurance どうもありがとうございます Doumo arigatou gozaimasu Chiba March 2012 Helena Low CAIPE 74 基調講演 Ⅱ IPE in Leicester and Research Questions Elizabeth Anderson Professor of Interprofessional Education Department of Medical and Social Care Education, The University of Leicester <Profile of Professor Elizabeth Anderson> Prof. Anderson is a highly experienced teacher and scholar within the realm of interprofessional education. Her work has been recognised by the award of a National Teaching Fellowship and I have built a national and international reputation and track record of publications and conference presentations over the past ten years. She has led the incorporation of interprofessional education into the Leicester Medical Curriculum and spearheaded the establishment of collaboration in interprofessional education across the three universities in Leicestershire and Northampton. Research collaborations are expanding into examination of interprofessional practice and the theoretical stance of interprofessional learning. She continues to lead and develop teaching within a medical curriculum relating to patient safety and professionalism. Patient safety includes how to work with others and maintain personal responsibilities to ensure safe clinical practice. Professionalism embraces facets such as values, ethics and personal accountability. Creating suitable learning environments remains challenging. To enhance these pieces of teaching she leads a teaching unit which places patients as equal faculty members with the potential to contribute to the design and delivery of medical education. She continues to explore through translational clinical research projects, within the NHS, how team working and collaborative practice can become easily measured and understood concepts. 75 Interprofessional Education (IPE) Symposium Chiba March 2015 IPE in Leicester and Research Questions Professor Liz Anderson www.le.ac.uk 76 Outline of this lecture 1. Changes IPE curriculum Leicester: Our response to transform curriculum 2. Future research imperatives for the interprofessional community De Montfort University University of Leicester 77 1. Changes to IPE curriculum Leicester: To produce ‘Transformational Learners’ who change culture and assure patient safety Leicester IPE curriculum • • • • • • Strand Two • • • Aims of Strand Three Strand Three Patient safety workshops/simulations Interprofessional care planning Polypharmacy Mental health Homeless project Child health Health in the Community Listening workshop Workshop early years education Assessed for developing interprofessional competence using an IPE Portfolio with additional professional requirements . • • o To provide context for applying working competencies to practice o Analyse and reflect on real situations and consider solution to improve team-based care o To understand how individual professional competencies complement each other o To develop an understanding of team working in modern health and social care practice Aims of Strand Two o To apply the theoretical basis of team working o To gain a richer appreciation of roles and responsibilities of practitioners o To analyse effective collaborative team practice o To consider your future contribution to person centred team working Aims of Strand One Strand One Introduction to team working Communication o To explore what is meant by team working in health and social care o To begin to apply a theoretical understanding to team work o To become familiar with your chosen profession and others o To consider the outcomes of team working for promoting person-centred collaborative care. 78 Why change • Every 10 years? Started 2005 • New Head of Medical School • Respond to todays challenges in healthcare including global health problems – Lancet Commission – Frenk J, Chen L, Bhutta ZA, Cohen J, Crisp N, Evans E, Fineberg, H et al. Health professionals for a new century: transforming education to strengthen health systems in an interdependent world. The Lancet 2010; 275 (9721): 1137-8. – WHO (http://whoeducationguidelines.org/) WHO Education Challenges: Western Societies Social determinants of health- Global Health Transformative learning elearning and ICT Interprofessional learning Community-based health systems Social accountability-public health 79 Transformative learning: Interprofessional Education (IPE) Our aim - Future healthcare workers who: – Reflect and have self insight – Listen and put the patient first – Team players – Respect other professionals – Challenge and change practice – Understand risk What does it feel like to be a practising health and social care worker today? What is the culture in our hospitals and community centres? 80 Culture and IPE: September 2014 Leading Editorials on Culture Journal of Interprofessional Care (UK) • Reeves, S. . Ross, F. & Harris, R. 92014). Fostering a “common culture”? Responses to the Francis Inquiry demonstrated the need for an interprofessional response. Journal of Interprofessional Care, 28(5), 387-389. Medical Education (Australia) • Newton, J (2014). Group Conformity: The legacy continues. Medical Education, 48, 842-848. The UK and culture 81 http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-stoke-staffordshire-11218638 http://www.parliamentlive.tv/Main/Player.aspx?meetingId=12578 Personal responsibility versus culture Francis Report: Solutions to culture change: Where IPE? Being Interprofessional: Interprofessional education was implied 82 Australia and culture Newton, J (2014). Group Conformity: The legacy continues. Medical Education, 48, 842848. Faculty of Medicine, Nursing and Health Sciences, School of Nursing and Midwifery, Monash University Australia Concerns raised by Newton • Hierarchy; practitioners have to conform to authority • Power relationships; between medicine and nursing • Patient safety; poor communication, ineffective team working and inappropriate management • Workplace cultural shift is required – students under power to conform to the old ways 83 Newton: Our response as educators “..the interprofessional conflict that has dominated, particularly between medicine and nursing, must abate. Promoting a culture of respect and collaboration needs to begin at undergraduate level through the development of sensitive, interprofessional curricular activities that are mindful of the knowledge and expertise that each health profession has to contribute to care delivery”. North America and culture Leape, L.L, et al. (2012). A culture of respect, Part 1: The nature and Causes of Disrespectful Behaviour by Physicians. Academic Medicine, Vol. 87, No. 7 / July 2012 84 Japan and Culture? Culture and patient safety Transformational learners: Culture and Patient Safety and being interprofessional • Mismatch; the old and the new workforce • Care Systems; under strain caused by demand, economic recession; demotivated workforce • The success of medicine; ageing populations; chronic conditions and disabilities 85 • Our response: To change curriculum Curriculum reform 1. Integrate IPE o Dose IPE impact: Large followed by small and lots of them o All clinical teachers able to enhance placement learning opportunities o Recognise assessment that matters 2. Align IPE to Patient Safety o Evidence that IP working improves quality of care 86 Curriculum Reform: Pedagogy/Androgogy • Theoretical underpinnings – How will these different students learn together • Continue to value excellence in teaching for learning; IPL with focus, purpose and meaning – We must ensure the best teaching for learning The Leicester Model of IPE http://www.medev.ac.uk/fu nding/61/miniprojects/historical_funded/ 87 What is it? • Learning cycle – Experiential learning • analysis using reflection; transformative learning for all involved – Patients partners • stories and understandings of care services, in some adaptations students care for in-patients • Who goes round the learning cycle? – Students, front-line staff and facilitators • Learning that changes practice Theoretically informed IPL • Transformative (active and means something) – Reflection (on-action and in-action) – Highlights the challenges of front-line practice – Feel some of the responsibilities – See where things can go wrong – Relationships with colleagues (easy or challenging) 88 Social accountability-public health Examples: Helping with day-to-day care • Discharge Planning – Student examination of actual cases awaiting discharge (interprofessional) – Follow the process; analyse, reflect, consider completeness and what needs to be done – Presentation and feedback to the ward/unit Anderson, ES. & Thorpe, LN. (2010). Learning Together in Practice: An interprofessional education programme to appreciate teamwork. The Clinical Teacher, 7, 19-25. 89 Support: Interprofessional learning opportunities… need more The reality in practice: What it feels like Anderson, ES., Ford, J. & Thorpe, LN. (2011). Learning to Listen: Improving students communication with disabled people. Medical Teacher, 32,1-9. 90 Patient Unit • Agreement, vision, payment • Involvement – Teaching – Student support – Student recruitment 91 Pharmacy school and medical school: Polypharmacy 92 Curriculum Reform: What works • Decades of IPE evidence (what works) – Training wards: Wilhelmsson, M., et al. (2009). Twenty years experience of interprofessional education in Linköping-ground breaking and sustainable. Journal of Interprofessional Care, 23, pp121-33. – Leicester Model of Practice-based IPE • Push for more links to culture and patient safety – Resilience, conflict resolution – Recognising dysfunctional teams – Building teams relational coordination – Quality improvement Curriculum Reform: WHO Curriculum Guide • Published in 2009 • Multi-professional • Comprehensive evidence-based framework • Aims to provide knowledge and skills for the clinical environment • 11 key topics 93 1. 2. 3. 4. 5. What is patient safety? Why applying human factors is important for patient safety Understanding systems and the effect of complexity on patient care Being an effective team player Learning from errors to prevent harm 6. Understanding and managing clinical risk 7. Using qualityimprovement methods to improve care 8. Engaging with patients and carers 9. Infection prevention and control 10. Patient safety and invasive procedures 11. Improving medication safety Curriculum content 94 Curriculum Reform: Classroom to Practice • Start in the classroom: Ensure adequate preparation for practice – Communication (validated tools - SBAR) – Systems (Quality assurance/service improvement principles; Root cause analysis of concerns) Curriculum Reform: Communication human factors • Team Strategies and Tools to Enhance Performance and Patient Safety (TeamSTEPPS) – Department of Defence/Patient Safety Program/Agency of Healthcare Research and Quality; based in Crew Resource Management – Team structure; leadership; situational awareness; mutual support; communication Brock, D., et al (2013). Interprofessional education in team communication: Working together to improve patient safety. Quality and Safety in Health Care, 0, 1-10 95 Curriculum Reform: Communication in Theatre • Theatre Team briefing as a learning moment – A preventative communication strategy to reduce error in operating theatre teams – Papers on general scepticism of these briefing sessions Allard, J., Bleakley, A., Hobbs, A., Vinnell, T. (2007). “Who’s on the team today?” The status of briefing amongst operating theatre practitioners in one UK hospital. Journal of Interprofessional Care, 21(2), 189-206. Trigger film followed by Simulation Anderson, ES., Thorpe, LN., Heney, D. & Petersen, S. (2009). Medical Students benefit from learning about patient Safety in an interprofessional team. Medical Education, 4, 542-552 96 Curriculum Reform: IP Simulations “ a natural hub for interprofessional education” • • • • • • • Close resemblance to actual practice Objective simulator scores Can assess psychomotor skills Relevant feedback Learner identified educational needs Covers a range of conditions Students motivated to practice tasks Palaganas, J., Epps,C., Raemer, DB. (2014). A history of simulation-enhanced interprofessional education. Journal of Interprofessional Care, 28(2), 110-115 Curriculum Reform: Systems • Service improvement/quality improvement work – Teach tools and techniques – When they do these: • See the disconnect between services • Leadership; communication; people reading skills; time management; stress; assertiveness negotiation etc. • Contact with the culture Ladden M.D., Bednash, G., Steves, D.P., N., Moore, G.P. (2006). Educating interprofessional learners for quality, safety and systems improvement. Journal of Interprofessional Care, 20(5), 497–505. 97 Curriculum Reform: Quality improvement Health Foundation (UK) What are we trying to accomplish? “… a systematic approach that uses a defined method to improve quality, with regard to better patient experience and outcomes achieved through changing the behaviour and organisation of healthcare providers.” How will we know if a change is an improvement? What change can we make that will result in an improvement? Act Plan Study Do Our Pilot Summer 2014: Pre and Post QI project 5 4 3 Pre_Avg 2 Post_Avg 1 0 I understand systemic factors and I can identify barriers to change in I understand the importance of individual behaviours that undermine quality improvement work and how to interprofessional collaboration for safety culture and how to overcome employ change management solutions quality improvement work these to overcome them 98 Curriculum Reform: Quality improvement projects Safety • Identifying patient drug allergies and medications at admission and discharge • Reducing medication related morbidity Systems improvement • Development of multidisciplinary medical rounds • Streamlining the discharge process Ladden M.D., Bednash, G., Steves, D.P., N., Moore, G.P. (2006). Educating interprofessional learners for quality, safety and systems improvement. Journal of Interprofessional Care, 20(5), 497– 505. 2. Research agenda for IPE 99 • The research we need to do… http://whoeducationguidelines.org/bl og/moving-interprofessionaleducation-forward The Main Challenges – How do collaborators think about their professions? – How do collaborators talk about their professions? – How do collaborators view the “good” of what they do? – How do collaborators conceptualise their interactions? 100 Main Challenges • More observational studies • More economics of IPE collaboration • More looking at organisational and personal behaviour in teams (psychology and systems) Main Challenges • More cross-sectional • More longitudinal studies • Studies that articulate a theory of collaboration • Studies that show the benefits for patients/communities 101 Research Challenges ‘As the community of interprofessional educators has matured over the past 50 years the need to develop its basis in scholarship has become increasingly important. The scholarship of IPE may find theoretical bases in a number of different academic disciplines such as sociology, philosophy, anthropology, economics, political science et al’. Research Challenges ‘Learning from these disciplines may indeed help IPE to use their theories to develop models from which may be derived testable hypotheses, which may then be tested to provide data that hopefully lend credence and acceptability to IPE’. 102 Summary 1. Curriculum reform: Culture-patient safety, aim for transformational learners 2. Research agenda: There is much to do THANK-YOU [email protected] 103 References Biggs, J. & Tang, C. (2007). Teaching for Quality Learning at University, 3rd eds. Open University Press. Cook et al (2011). Technology-enhanced simulation for health professions education: A systematic review and meta-analysis. Journal of American Medical Association, 306, 987-988. Kenaszchuk, C., MacMillan, K., Van Soeren. M. Reeves, S. (2011). Interprofessional simulated learning: Short-termassociations between simu;lation and interprofessional collaboration. BioMed Central Medicine, 9, 29. doi: 10.1186/1741-7015-9-29. Piaget, J. (1973). To Understand is to Invent. Grossman, New York. Vygotsky, L (1978). Mind in Society. Harvard University Press, Cambridge. Zhang, C., Thompson, S & Miller, C. (2011). A review of simulation-based interprofessional education. Clinical simulation in Nursing, 7, e117-e126 References Leicester Model • Anderson, ES. Lennox, A. (2009). The Leicester Model of Interprofessional Education: Developing, delivering and learning from student voices for 10 years; Journal of Interprofessional Care, 23(6), 557573. • Anderson ES, Thorpe, LN. Students improve patient care and prepare for professional practice: an interprofessional community-based study. Medical Teacher: In press • Anderson, ES., Ford, J. & Thorpe, LN. (2011). Learning to Listen: Improving students communication with disabled people. Medical Teacher, 32,1-9. • Anderson, ES. & Thorpe, LN. (2010). Learning Together in Practice: an interprofessional education programme to appreciate teamwork. The Clinical Teacher, 7,19-25. • Anderson, ES. & Smith, R. (2010). Learning from Lives together: lessons from a joint learning experience for medical and social work students. Health and Social Care in the Community,18(3), 229-240. 104 References Leicester Model • Lennox, A., Petersen, (1998). Development and evaluation of a community based, multiagency course for medical students: descriptive survey. BMJ, 316, 596-599. • Lennox, A., & Anderson, ES, (2007). The Xxx Model of Interprofessional Education. A practical guide for implementation in health and social care. Higher Education Academy, subject centre Medicine, Dentistry and Veterinary Medicine. Special Report 9. http://78.158.56.101/archive/MEDEV/static/uploads/resources/SR9_Leic ester_Model.pdf • Kinnair, D., Anderson, ES, Van Diepen, E. & Poyser, C. (2014) . Interprofessional Education in mental health services: learning together for better team working. Advances in Psychiatric Treatment. vol. 20, 61–68. 105 2.アンケート集計結果 106 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート SurveyMonkey Q1 このシンポジウムを知ったきっかけは何で すか。 回答: 57 スキップ: 1 職場で インターネット チラシ 知人の紹介 メーリングリスト その他 0% 10% 20% 30% 40% 回答の選択肢 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答数 職場で 45.61% 26 インターネット 19.30% 11 チラシ 7.02% 4 知人の紹介 17.54% 10 メーリングリスト 17.54% 10 その他 0.00% 0 回答数: 57 # その他 日付 回答はありません。 107 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート SurveyMonkey Q2 記念シンポジウムはいかがでしたか。 回答: 54 スキップ: 4 満足できた おおむね満足できた あまり満足できなかった 満足できなかった 0% 10% 20% 30% 40% 回答の選択肢 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答数 満足できた 55.56% 30 おおむね満足できた 42.59% 23 あまり満足できなかった 0.00% 0 満足できなかった 1.85% 1 合計 54 108 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート SurveyMonkey Q3 基調講演Ⅰはいかがでしたか。 回答: 53 スキップ: 5 満足できた おおむね満足できた あまり満足できなかった 満足できなかった 0% 10% 20% 30% 40% 回答の選択肢 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答数 満足できた 41.51% 22 おおむね満足できた 49.06% 26 あまり満足できなかった 7.55% 4 満足できなかった 1.89% 1 合計 53 109 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート SurveyMonkey Q4 基調講演Ⅱはいかがでしたか。 回答: 43 スキップ: 15 満足できた おおむね満足できた あまり満足できなかった 満足できなかった 0% 10% 20% 30% 40% 回答の選択肢 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答数 満足できた 72.09% 31 おおむね満足できた 25.58% 11 あまり満足できなかった 2.33% 1 満足できなかった 0.00% 0 合計 43 110 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート SurveyMonkey Q5 ランチ交流会はいかがでしたか(ご参加の 方のみ) 回答: 23 スキップ: 35 満足できた おおむね満足できた あまり満足できなかった 満足できなかった 0% 10% 20% 30% 40% 回答の選択肢 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答数 満足できた 73.91% 17 おおむね満足できた 21.74% 5 あまり満足できなかった 4.35% 1 満足できなかった 0.00% 0 合計 23 111 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート Q6 本センターへの期待、要望などがありまし たら、お聞かせください。 回答: 24 スキップ: 34 回答数 1 今後の活動に期待しています。情報発信お待ちしています。 2 IPE/IPWのモデルの発信 3 情報発信のツールをどのようにするか? 4 認知症疾患医療センターにも学生を送って下さい! 5 災害看護グローバルリーダー養成プログラムのように、専門看護師養成コースの大学院教育にもIPEが導入さ れるといいなと思いました。IPE/IPWについて学べるFDを今後も開催していただきたいです。 6 IPEおよびIPWの効果検証、IPEの具体的な授業構成・内容の紹介 7 IPEデータ公開(事例、プログラム)、実践コンサルテーション 8 プログラムの公開、データ、論文 9 IPE/IPWについて、先駆的に行っていることを、どうかこれからも、実践・研究を積み重ね情報発信いただけ ることをお願いいたします。 10 IPWにつながる取り組みをお願いします 11 IPEファシリテーター教育をぜひ継続してほしい。CIPEも視野に入れて、力を入れてほしい。 12 少々疲れましたが、とてもいい企画でした。ありがとうございました。 13 教材・ビデオの共有 14 今後に期待が持てる取り組みですね。医学部、看護学部、薬学部の3学部があり、大学全体え取り組まれる ことに素晴らしいと感じております。 15 センターニュースなど作成されたら、メールで本日の出席者に配信下さいますようお願いいたします。 16 これからもIPE/IPWの実践の場を作っていきますので、情報共有のため実践的な学習とWSなどを作っていた だけたら幸いです。 17 パワポの電子ファイルをアップしてください 18 GPの継続の仕方、GPでない(研究費がなくても)IPWを実践するための方法 19 あまりに刺激的で、自分の大学のIPEと比較して、焦燥感しか沸いてきませんでした。 20 研究成果の公開(開発した教材やプログラム、シラバスの公開) 21 現場における卒後教育の体系に取り入れたい。学生における統合から実践の場での統合に繋がるように発表 するとよいと思う。教育を受けていない人とのコラボを考えると、どこから取り組むかが課題である。 22 当院のIPWへのきっかけ作りに、IPE実習受け入れがなるように考えています。フィールドも、学生と共に学 び向上したいです。 23 お金(GP)のない大学でも卒前IPEができるプログラムを作って下さい!! 24 発信をがんばってほしい 112 SurveyMonkey 2015.3.16.IPERC開設記念シンポジウムアンケート Q7 その他、ご意見・ご感想、今後取り上げて 欲しいテーマ等ございましたらば、ご自由にお 書きください。 回答: 14 スキップ: 44 回答数 1 基調講演Ⅰは具体例が少なかった。 2 基調講演のスライドの文字が小さかった。 3 千葉大学のIPEの実際(各学年の具体的取り組み) 4 ヒントがありました 5 午後しかこれなかったのですが、とても勉強になりました。ありがとうございました。 6 地域の緩和ケアに携わる医療者など、専門職連携に対する関心は高いけれどもIPEを受けた経験のない人た ちにも、生涯教育としてのIPEを受ける機会があると、医療の質の底上げにつながるのではないかと思いま した。講演はいずれも大変興味深く、専門職連携学への関心が更に高まりました。ありがとうございまし た。 7 勉強された学生が千葉県の中に残って下さるのかが少し不安材料です。病院にとどまらず、県全域に広がり ますことを望みます。 8 アジアのIPEのリーダーとなられるよう期待しています。 9 Anderson先生のご講演の中で、IPEの教育指導できる患者会を作っていらっしゃるとのことでした。患者会 支援をしているSWとして是非、患者の声を伝える場がもっとあったら…と思っており、患者がIPE教育に携 わる学ぶ場をどう作っているのか?亥鼻IPEの取り組みを教えてもらえたら幸いです。 10 「患者学」「患者による医学教育」との関連。東京医科歯科大では、多学部協働で患者から講義をうける。これ は、エリザベス教授のIPEに近いものではないだろうか? 11 領域を超えてアナウンスして頂ければと思います。 12 IPEをテーマとしたFD、IPEでの教材開発(シナリオ作成など) 13 興味深くきかせていただきました。私自身が学ばねば!という動機付けになりました。ありがとうございま した。 14 2年次のIPEを受け入れさせて頂きました。山本先生のおっしゃる権威勾配を減らすことに、ぜひ自組織に 役立てたいです。 113 SurveyMonkey シンポジウムのご来場者 学内(教職員、学生、附属病院職員を含む)51名 学外 87名 計 138名 全国から多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。 114 発行元: 千葉大学大学院看護学研究科附属 専門職連携教育研究センター 発行日: 2015 年 4 月 2 日(木) 事務局: 千葉大学大学院看護学研究科附属 専門職連携教育研究センター (住所)〒260-8672 千葉県千葉市中央区亥鼻 1-8-1 (電話)043-226-2614 (H P)http://www.iperc.jp/
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