環 境 対 応 型 機 能 性 リ ン 類 の 触 媒 的 製 造 技 術

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片山化学工業株式会社は国立研究開発
法人産業技術総合研究所触媒化学融合研
究センターの韓立彪 か(んりつぴょう 研)
究チーム長の研究成果をもとに企業開発
を進めていた﹃環境対応型機能性リン類
の触媒的製造技術の開発﹄について文部
科学大臣表彰科学技術賞を受賞し、20
15年4月 日 水( 、)文部科学省3階講
堂にて、生産本部長である藤野博良と研
究員である佐賀勇太の2名が表彰された。
片山化学工業株式会社ではこの技術を
用い、難燃剤・医薬品中間体・新規反応
触媒配位子の候補として期待される機能
性リン化合物の研究開発に継続して注力
する。
環境対応型機能性リン類の触媒的
製造技術の開発
︻写真︼
表彰を受けた産業技術研究所の
韓氏と片山化学工業株式会社の
藤野氏と佐賀氏の 名
難燃剤・医薬品中間体・新規触媒の候補として期待
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環境対応型機能性リン類の触媒的製造技術
新触媒的製造法
①一段階反応 ②原料は安価・安全 ③廃棄物の発生無し
+
Acetylene gas
今までの製造法
OR
cat , Ni
HP(O)(OMe)2
P OR
O
①多段階反応 ②猛毒な原料(ホスゲン)を使用 ③大量の廃棄物の発生
O
ClHCH2CH2P(OCH2CH2Cl )2
=
Heat
PCl3
ClCH2CH2OPCl2
O
Cl
Phosgene , cat
P Cl
O
<共重合可能>
P OR
O
-HCl
<ホモポリマー化可能>
共重合による樹脂骨格への直接導入が可能です。
ホモポリマー化し、他の高分子材料に混合することが可能です。
共重合
+
モノマー
OR
ROH
本製品
物理的
+
骨格にリンを導入
混合
高分子材料
ビニルリン化合物の用途
反応型難燃化剤
生理活性物質
P
O
R1
R2
重金属抽出剤
(例)
ホスホマイシン
ビスホスホネート系製剤
Fine chemicals
(例)
放射性廃棄物処理剤:原子力関係にて使用
(例)
合成試剤
光学活性有機リン配位子
片山化学工業株式会社の紹介
メーカー業
試薬を基礎とした化学薬品の製造
機能性リン化合物の
研究・開発
ライフサイエンス事業
(リポソーム関連製品の
販売や受託製造等)
ディーラー業
研究開発支援に特化した営業活動を実
践。ライフサイエンス研究や化学合成
研究など各種分析に関わる試薬、機器、
消耗品の販売。
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