3620.E2 反応 E2 反応は下図に示すような一段階反応です.この脱離

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. 反応
E 反応は下図に示すような一段階反応です.この脱離反応はアルケンの生成と B-L の生成
が同時に起こるため 2 分子反応となります.
3620 E2
2
1
B:− L1
R1
R3
R3
R1
−
+ L1-B + :L2
R4
C
C
R2
L2
R4
R2
∆G
はじめの分子
反応座標
図 1.E2 反応のポテンシャルエネルギー曲線.
具体的な反応例を下に示します.この反応は,CH CH O /CH CH OH 溶液中での反応です.
−
3
CH3CH2O
−
+
H
H
CH3
C
C
H
Br
2
3
2
CH3
CH3
H2C
−
C2H5OH + Br
+
C
CH3
反応の 2 つの脱離基(L1,L2)の配座は互いにアンチプリペラナー(
にアンチプリペラナー(antianti-periplanar)
の関係(同一平上でアンチ(トランス)位)にあります.また,E2 反応でも多くの場合,
Zaitsev 則が成立します.
E2
CH3CH2CHCH3
Br
C2H5O−/C2H5OH
H3C
H
C
71%
H
C
CH3
+
C2H5
H
C
29%
CH2