エンジンシステム工学特論 (Engine System Engineering

エンジンシステム工学特論 (Engine System Engineering)
種別・単位: 講義 1単位
開 講 期: 第1学期
担 当 者: 小川英之(エネルギー環境システム部門・応用エネ
ルギー工学分野、内線6434、
[email protected])
キーワード: 熱機関、内燃機関、火花点火機関、ディーゼル機
関、 燃焼、燃料、排気対策技術
授業の目標
内燃機関を中心に熱機関の各種機能要素とそのシステムとを対
象とし、基礎的な作動原理、理論および実際を学習し、機械工学
の基礎である熱力学、伝熱工学、流体力学、燃焼工学等がどの
ように応用されているかを理解する。
授業計画
1.各種熱機関の特徴と比較 各種熱機関の歴史およびその特徴
について、熱力学的見地から比較・概説する。
2.内燃機関のサイクルと熱効率 オットーサイクルなどの理論サイ
クルと実際のサイクルについて、熱力学的見地から学ぶ。
3.火花点火機関とディーゼル機関の比較 火花点火機関とディー
ゼル機関の相違点について、熱力学的及び燃焼工学的見地から学
ぶ。
4.火花点火機関の燃焼 火花点火機関に関する諸現象と問題点、
技術、および燃料について述べる。層状給気機関と予混合圧縮着火
機関の意義、火花ノックとオクタン価、排気浄化技術について学ぶ。
5.ディーゼル機関の最新技術と燃焼 ディーゼル機関に関する諸
現象と問題点、技術、および燃料について述べる。燃料噴射系、排
気後処理について学ぶ。
6.燃料の将来展望 石油系燃料および非石油系燃料に関する将
来展望について述べる。
7.自動車用動力源の将来 それまでの講義内容を総括し、自動車
用動力源の将来展望について述べる。
評価・教材・受講条件
評
価:
授業内容の各項目に対する理解の程度をみる定期的
なレポートによって成績を評価するほか、出席が10回中
6回以上を合格の条件とする。
教 材 等: 適宜資料を用意するが、教科書は用いない。
受講条件: 特になし。
備 考: 履修には制約はないが,学部において機械工学を学ん
だ者またはとくに内燃機関に興味がある者を原則として
対象とする。
2015年度の予定
講義予定日: 4月6日,13日,27日,5月11日,18日,25日(計6回)
備 考: 8月5日(水)にトヨタ自動車から講師をお招きして4回分の講
義(エンジン燃焼工学特論と合同)を集中的に行う予定.
受講上の注意
講義では,私語厳禁!ひどい時には退場.
質問は歓迎,良い質問は加点する.
レポート課題および講義パワポについて
1. レポート課題は講義当日中に,講演パワポのPDFは前週金
曜日までに応用熱工学研究室のホームページにアップするの
で,各自ダウンロードのこと.
2. レポートはA4のレポート用紙を用い,氏名,学生番号を明記
の上,原則としてその木曜日17:00までに小川教授室(A628)に設置した封筒内に投入のこと.
3. レポートは原則として直筆(手書き)とすること.
ダウンロード方法
北海道大学大学院工学研究院のホームページ→部門案内→エネ
ルギー環境システム部門→応用熱工学研究室→授業の教材(下
部)となります.
授業の教材
小川英之 教授担当:
[大学院]
エンジンシステム工学特論(M1)
レポート課題4月6日分
講義パワポ4月6日分
ここをクリック
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ルで知らせて下さい.