和 名:はり芋、トゲドコロ ●クーガ芋は、長い歴史を持つ品種 ●疲労回復・滋養強壮、 ムチンの粘り クーガ芋は、西暦1600年前後のサツマイモの東アジア 到来よりも、約1000前∼1500年前にさかのぼる古き時 代より、中国大陸や琉球諸島で食されて来たとの云わ れを持つ、長い歴史の裏付けを持つ品種です。 この粘る 「とろろ」の様な特徴はムチンという成分により ます。 ムチンは胃壁の粘膜を保護し、タンパク質の消 化・吸収を効率良く促す働きがあります。人の身体はタ ンパク質をしっかり吸収する事で、体力を増強できます ので、この事からムチンを多く含むものは滋養強壮や 疲労回復に大きな効果があると言われています。 ●原産地:東南アジア、 タイ、ベトナム 原産地は、東南アジア、 タイ、ベトナム付近。。 ヤマノイモ 科ヤマノイモ属のヤムイモ (食用) で粘りが強く、独特 の甘みやコクを有する事が大きな特徴です。 ●沖縄の方言では「鶏卵」 を意味する クーガ芋は沖縄の方言では「鶏卵」 を意味します。形が 似ている事からそう呼ばれて来たそうです。 ●手間暇のかかる希少な品種である 蔓(ツル)にはトゲがあり、細かい根もビッシリと生えて いる為、手入れや掘り出した後の土落としも大変で、沖 縄で生産する農家は少なく、 その年間生産量も数トン と非常に希少な品種となっています。植付時期は4月 ∼5月頃で、収穫時期は1月∼3月頃。葉が黄色に変 わる頃が収穫の目安とされています。 ●ネバネバで悪玉を吸着し排出する また近年、 「とろろ」のネバネバには、体内に溜まったコ レステロールを吸着して体外へ排出したり、腸や肝臓 の機能にも効果的な働きがある事がわかっています。 ●大注目の成分、 ジオスゲニンの働き この他に、富山大学の研究チームが「アルツハイマー の改善に効果が期待できる」と発表したジオスゲニン という成分も多く含まれているという特徴があります。 ●漢方の視点では 「山薬」 と呼ばれる 漢方の視点からは「山薬(さんやく)」 と呼ばれ、肺や腎 臓などの働きを補い、糖尿病や高血圧の予防、便秘の 解消といった効果があると言われています。 ●すりおろすと、粘りが強い特徴が! ヤムイモと同じく熱帯アジア 原産種の為、すりおろ すと粘りが強く、 ヤ ムイモと同様 に扱えます。 ●数多くの研究で判明した健康の源 この様に、正にクーガ芋は「健康の源」、期待される 食材のホープと言えるでしょう。 ●「畑のうなぎ」に皆の期待が高まる 年、稚魚の漁獲量が大幅に減少した事で、市 近 場で高騰を続ける「うなぎ」。庶民にとっては 手頃で安価なタンパク源だった鰻、いつの間にか 高級食材に変わってしまっていますが、ぜひアナタ の疲労回復・夏バテ防止に「畑のうなぎ」と呼ば れるクーガ芋(ヤムイモ)を、お役立てください。
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