新化学物質管理支援システム IASO R6 について

平成27年度 環境安全講習会
環境安全講習会
第1回 平成27年4月20日15:00~
第4回 平成27年5月15日15:00~
場所:大岡山キャンパス・くらまえホール
総合安全管理センター・環境・安全推進室
平成27年度環境安全講習会 本日の内容
1.実験に関する安全講習
①化学物質
②高圧ガス
③レーザー
大岡山地区:環境・安全推進室 加藤
すずかけ台地区:環境・安全推進室 石山
2.実験系廃棄物講習
質疑応答
大天技術専門員
※ 講習会後に
環境安全に関する e-ラーニング受講方法及び受講認定証の
発行について
ご案内します。
平成27年度
環境安全講習会
化学物質について
総合安全管理センター・環境・安全推進室
化学物質管理ついて
* 一般的な安全について
* 本学の化学物質の流れ
* 化学物質管理支援システム(IASO R6)
の利用方法
* 化学物質使用にあたっての注意
* 作業環境測定・局所排気装置・定期自主検査に
ついて
化学物質使用の前に
一般的な安全について
1.整理・整頓・清掃・清潔・習慣(または躾)→5S
整理(せいり、Seiri)
いらないものを捨てる
整頓(せいとん、Seiton)
決められた物を決められた場所に置き、
いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(せいそう、Seisou)
常に掃除をして、職場を清潔に保つ
清潔(せいけつ、Seiketsu)
3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
習慣(しゅうかん、Syukan)または
躾(しつけ、Shitsuke)
決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける
化学物質使用の前に
一般的な安全について
1.整理・整頓・清掃・清潔・習慣(または躾)(5S)
→ 研究の質・効率の向上・快適な研究室環境
2.初心者の心得
*実験室の使用方法について事前に講習・指導を受ける
*実験計画・操作マニュアルを作成→リスクアセスメント
*教員の指導の下に実験を行う→自己判断しない
3.服装や履物は実験・作業に適したものを着用
*白衣・作業着など
*必要に応じて保護眼鏡・保護手袋・防塵・防毒マスクなど
4.深夜・休日実験は可能な限り避ける
*時間外の実験 → 部局・研究室のルールを遵守
*一人実験の原則禁止 → 教職員のもとで実施
化学物質管理ついて
* 一般的な安全について
* 本学の化学物質の流れ
→ 購入から廃棄までの流れ
→ 本学各種システムによる管理
* 化学物質管理支援システム(IASO R6)
の利用方法
* 化学物質使用にあたっての注意
* 作業環境測定・局所排気装置定期自主検査に
ついて
東京工業大学の化学物質の流れ
廃棄
IASO R6(化学物質)・TITech-G
(高圧ガス)による運用管理
→在庫管理・保有量管理
→使用量集計
作業環境測定
環境・安全
推進室業務
*大気汚染防止法
*PRTR法
*労働安全衛生法
大気へ
・サンプリング
・VOC分析
・大気放出算出
・作業環境測定
実験廃液・廃棄物処理
廃
水
実験系廃液・ 申請システム等による
廃棄物・廃棄 実験系廃棄物管理
試薬の
・回収・詰め替え等
適正管理・
・有害物含有チェック
・研究室指導
構外搬出
*廃掃法
*PRTR法
*消防法
*労働安全衛生法
・委託先処理業者選定
・仕様書作成
・電子マニフェスト作成
・排出
廃水監視
*下水道法
*水質汚濁法
*PRTR法
下水へ
外部処理業者へ委託
*労働安全衛生法
*毒物劇物取締法
*消防法
*高圧ガス保安法
*PRTR法
*麻薬・向精神薬取締法
排
ガ
ス
実験系廃棄物
購
入
保管・実験に
使用
排ガス監視
・サンプリング
・下水道分析
・水域排出量算出
行政への報告
・PRTR報告 ・廃棄物減量化報告 ・化学物質による環境汚染事故対応
・環境報告書(化学物質関連)及びその他の報告書作成 など
本学の各種システムによる
化学物質・高圧ガス管理・実験系廃棄物管理
1.IASO R6 システム → 化学物質の管理
①化学物質の発注(発注メモ)
②化学物質の登録 (IASOバーコードによる管理)
③在庫の管理(毒物の使用量・危険物の指定数量倍数など)
④使用終了の登録(空ビン登録・廃棄試薬登録)
⑤PRTR対象の物質の使用量確認 など
2.実験廃液・廃棄物処理申請システム
→ 実験廃液・廃棄物の管理
①実験系廃液・廃棄物の申請・マニフェストの作成
②PRTR対象の物質の廃棄量管理 など
3.TITech-G システム → 高圧ガスボンベの管理
①ガスボンベの発注(発注メモ)
②ガスボンベの登録 (ボンベの刻印番号による管理)
③ガスボンベ在庫の管理・総量管理
④ガスボンベの返却登録 など
化学物質管理ついて
* 一般的な安全について
* 本学の化学物質の流れ
* 化学物質管理支援システムの利用方法
→ 各種システムによる研究室での自主管理
→ IASOシステムの仕組み・利用方法
* 化学物質使用にあたっての注意
* 作業環境測定・局所排気装置定期自主
検査について
各種システムによる管理
→ 化学物質のライフサイクルを研究室で自主管理
実験廃液・廃棄物
処理申請システム
IASO R6 システム
発注・薬品入庫から空ビンまで
発注メモ
作成
薬品ビン
の入庫
入力
薬品ビン
の開封
入力
重量管理の場合
薬品ビン
の持出
入力
薬品ビン
の返却
入力
薬品ビン
空ビン
入力
実験廃液・
廃棄処理
使用毎に入力
購入薬品の在庫管理・毒物等重量管理
実験廃液量管理
*各種化学物質廃液
量管理
*マニフェスト交付
(廃棄処理依頼)
廃棄物となっても化学
物質の安全管理は必
須です!!
最後まで適正管理を
お願いいたします・・・
IASOシステムの仕組み
1.システムの登録ID
2.システム利用前の初期設定
3.システムへのログイン方法
4.システムでの薬品登録・管理の流れ
*薬品登録・管理の流れ
*基本操作:薬品登録・管理の流れ
*薬品登録・各種モードの切換え
5.問合せ先
IASOシステムの仕組み
システムの登録ID
グループID:
研究室毎のID/研究室名・所属等を登録
大岡山: Oxx : ”O” + 2文字のアルファベット
すずかけ台:Nxx : ”N” + 2文字のアルファベット
ユーザーID (ユーザーパスワード):
グループIDの下にユーザーパスワードを登録
ユーザー権限の種類
① グループ責任者(実名登録):ほぼ全ての操作が可能
② 教職員(実名登録) :ほぼ全ての操作が可能・棚卸(棚選択は不可)
※ 廃棄試薬登録は、教職員以上の権限のみ
③ 試薬担当学生:発注メモ・バーコード印刷・各種薬品ビン登録・
持出・返却・空びん処理・棚卸(棚選択は不可)・在庫管理
④ 一般学生: バーコード印刷・各種薬品ビン登録・持出・返却・空びん処理・
棚卸(棚選択は不可)
※ 学生は、役名で登録(実名登録はしない)・各役名で1アカウントずつ
IASOシステムの仕組み
初期設定
*単位管理サーバー (ビン単位に管理(毒物等を除く))
http://iaso-t.envpro.titech.ac.jp/iasor6/
*重量管理サーバー (全てを使用毎に重量で管理)
http://iaso-g.envpro.titech.ac.jp/iasor6/
導入マニュアルで初期設定
①Help をクリックして導入マニュアルを立ち上げる
②5章(p.22~34)参照して、PCを設定
主な設定
*インターネット一時ファイルの設定
*信頼済みサイトの登録
*IE, Firefox, Safariでのポップアップ
ブロックの設定
*IE, Safariでのタブブラウズ、ポップ
アップの設定
*電子天秤を接続する場合の設定
参考資料1
単位管理:薬品ビンの単位で管理
薬品ビン
の入庫
入力
薬品ビン
の開封
入力
薬品ビン
空ビン
入力
重量管理:薬品を薬品ビンの内容量(g)で管理
使用毎に重量(g)管理
薬品ビン
の入庫
入力
薬品ビン
の開封
入力
薬品ビン
の持出
入力
薬品ビン
の返却
入力
薬品ビン
空ビン
入力
単位管理サーバー:重量管理対象物質(毒物など)を除き
単位管理
重量管理サーバー:すべて重量管理
IASOシステムの仕組み
システムへのログイン方法
②ユーザーパスワードの
入力
① グループID (研究室ID)入
力
③ ログイン
IASO R6 各種操作マニュアル・申請書・変更届等は
下記サイトから
http://www.envpro.titech.ac.jp/download.shtml
IASOシステムの仕組み
薬品登録・管理の流れ
薬品ID:“薬品カタログ(関東化学 ・和光純薬 ・東京化成(TCI) ・メルク
・シグマアルドリッチ(SAJ) ・ナカライテスク)+ユーザー申請薬品”
のDB (薬品名/CAS・メーカー・等級・内容量・法規制情報等が登録)
保管場所ID: 各研究室の保管場所等(建物名+部屋番号(+棚名)
IASOバーコード:薬品ビン1本につき1つIDを付与(薬品・保管場所等を登録)
発注・薬品入庫から使用重量(重量管理の場合)・空ビンまで
IASOバーコードで全ての薬品ビンを一元管理
③ IASOバーコード に
② IASOバーコード
薬品・保管場所を登録
シールを薬品ビンに貼る
(IASOバーコードIDの付与)
④ IASOバーコードで在庫管理
・使用開始時に開封入力
・重量管理(毒物等)は使用毎に
重さ(使用量)入力
※ 研究室ID+8桁の数字
・空びん登録・廃棄試薬登録
① IASOバーコード
シールシートに印刷
→ IASOバーコード番号で薬品ビンを管理
基本操作:薬品登録・管理のながれ
発注・薬品入庫から空ビンまで
発注メモ
作成
薬品ビン
の入庫
入力
薬品ビン
の開封
入力
重量管理の場合
薬品ビンの
持出
入力
薬品ビンの
返却
入力
薬品ビン
空ビン
入力
使用毎に入力
使用途中で廃棄する場合
発注メモ
作成
薬品ビン
の入庫
入力
薬品ビン
の開封
入力
重量管理の場合
薬品ビンの
持出
入力
薬品ビンの
返却
入力
使用毎に入力
廃棄試
薬登録
※年1回
の申請
※教職員
のみ可能
※ IASO登録する薬品の発注には、発注メモを使用してください。
→ 検収制度の変更のため
※ 使い終わった薬品ビンは、「空ビン」として登録してください。
「廃棄薬品」は、使い切れず「廃試薬申請」する場合のみ使用(年1回)
基本操作:各種モードの切換え
※ タブで操作モードを切り替え
CHEMICAL MANAGER:
・発注メモ作成・バーコード印刷・薬品登録・持出返却・保管場所変更
・廃試薬登録など
DATA MANAGER:
・在庫リスト・使用量集計リスト・指定数量計算・薬品履歴リスト
・廃試薬リストなど
MAINTENANCE MANAGER:
・各種マスタ申請(保管場所・ユーザー・使用目的・ディーラー)
※ 薬品マスタ申請は、申請書でメールによる申請を行う。
薬品の検収について
①
①発注メモの作成 → 発注
→ 納品:薬品の検収(簡易検収)
※発注メモにより薬品と確認
※一万円以上のマーキングシールは省略
②薬品をIASOに登録し、IASOバーコードシールを貼る
③購入依頼書に、IASOバーコードの写しを添付
バーコードシールのコピー貼付け
バーコードシートのコピーで、該当番号をマーク
など・・・
IASOシステムへ登録する化学物質について
登録対象のもの
(1) 化学物質
SDS(MSDS)があり、CAS番号を持つもの
(2)薬品を調合した製品のうち
①危険物が主成分の場合(含有量が極少量の場合は除外)
②毒物・劇物・特定化学物質等、規制薬品が含まれている場合
→原則、主成分の化学物質名にて登録
→主成分が特定出来ない場合に限り、製品名にて登録
(3) その他、必要と判断された物質・製品
登録に該当しないもの(研究室で自主管理)
(1) 薬品を調合した製品のうち
①危険物を含まない場合(含有量が極少量の場合を含む)
②毒物・劇物・特定化学物質等、規制薬品が含まれない場合
(2) 多種多様な酵素などのキット(極少量)、一般試薬でIASOでの管理が
難しいもの(毒劇物・危険物等を含む場合は登録)
(3) 研究室で、薬品の調合等で作製した混合物
(4) 各種製品:ペンキ・接着剤・錆止め・洗剤・ワックス等
IASOシステムを利用した化学薬品の検収
1.発注書(発注メモ)
発注メモ機能利用の注意点
・ 薬品カタログの価格は参考価格のため、
→ 見積書で価格が明らかになった場合は、発注メモ作成時に価格
を訂正
→ 急を要する発注については、電話等による価格等の確認を行う
こととし、速やかに発注メモを作成すること。なお、説明責任を果
たすため、電話等による発注の記録を発注メモに記載すること。
・ 薬品がIASOに登録されていない場合
→ 発注メモの各項目を手入力すること。
薬品カタログが無い場合、納品後の対応
1.IASOで同じ化学物質(CASで判断)・内容量が登録されている場合:
→ メーカー名が異なってもIASO登録可
2.IASOの登録が無い場合:薬品マスター申請を行ってください
http://www.envpro.titech.ac.jp/download.shtml
IASO R6 に関する問合せ先
環境・安全推進室 システム担当
*逸見(へんみ) (PFUテクノコンサル㈱)
外線:070-2179-7628
電子メール: [email protected]
環境・安全推進室
*助教:加藤
内線:3326
環境・安全推進室・すずかけ台分室
*助教:石山
内線:7750(安全衛生推進グループ内)
化学物質管理ついて
* 一般的な安全について
* 本学の化学物質の流れ
* 化学物質管理支援システムの利用方法
* 化学物質使用にあたっての注意
→ 一般的な注意
→ 化学物質の危害性
・毒物・劇物に関する注意
・危険物に関する注意
* 作業環境測定・局所排気装置定期自主検査
について
化学物質使用に当たっての注意
一般的な注意
1.化学物質の危険性・有害性を事前に確認
→ SDS(MSDS)や文献等で確認
→ 特に危険性・有害性の高い化学物質については、代替品を検討
→ 危害に対する防護方法、緊急時の対応を確認
2.薬品の購入は必要最小限
→ 安全性、コスト面、環境への影響等を考慮
3.実験室は、飲食禁止、禁煙
→ 化学物質の誤飲の可能性
→ 危険物への引火の可能性
4.局所排気装置やグローブボックス等を有効利用
→ 有機溶剤蒸気・特定化学物質・粉塵の健康への影響を考慮
→ 禁水性物質・空気中で反応性の高い物質の安全な使用
(グローブボックス)
化学物質使用に当たっての注意
一般的な注意
5.適切な防護メガネ、防護手袋、防毒・防塵マスク等を使用
→ 化学薬品の種類によって、適切な防護方法・道具を選択
6.化学薬品の実験室外への持ち出し禁止
→ 化学薬品は研究・教育のみに使用(目的外使用の禁止)
7. 事前準備
→
→
→
→
→
必要な薬品・器具等の確認(中和剤等、緊急時の対応含む)
実験手順等の確認
実験装置の予約等 (事前講習・マニュアル確認など)
ガラス器具は、キズ・ヒビのないものを使用
必要に応じて実験装置の事前確認(試運転・故障の有無など)
8.緊急時の対応
→ 体に薬品が付着した場合は、直ちに水で洗い流す
→ 事故時の連絡体制を確認
化学物質使用に当たっての注意
毒物・劇物について
1.毒物・劇物の保管庫には、必ず表示を行い、施錠する
→ 毒物と劇物は明確に分ける。同じ保管庫に入れる場合は、
トレーなどを用いて明確に毒物・劇物を表示し区別する。
→ 鍵のかかる保管庫へ保管、鍵の管理は責任者が厳重に行う。
2.毒物・劇物は定期的に在庫確認を行い管理する。
→ 毒物は、使用ごとにIASOシステムで使用量・使用目的を管理
3.実験室外への持ち出し禁止
→ 毒物による事件・事故・犯罪の防止
→ 教育・実験目的外使用の禁止
4.SDSで毒物・劇物の危険性・有害性を確認
→ 緊急時の対応を確認
化学物質使用に当たっての注意
危険物について
1.危険物は指定数量倍数で総量規制
→ 購入は必要最低限で
→ 3リットルを超える容器での研究室内へ原則持ち込み禁止
・ガロン瓶(3L以下)はOK
・一斗缶(危険物)は持ち込み禁止
→ 危険物の廃液も指定数量倍数に含まれるので注意
2.危険物を保管・使用する場所では火気厳禁
→ 直火の使用は禁止(ライター・トーチ・電気火花など)
3.実験室での引火性物質の蒸気の充満に注意
→ 空気より重い場合、下に溜まるので注意
4.消火設備を確認
→ 消火器・消火布・消火砂・消火バケツ(水)など、使用方法を確認
→ 緊急時の対応を確認
化学物質取扱いに関する問合せ
環境・安全推進室 現場担当
*大天
内線:3040
電子メール: [email protected]
環境・安全推進室
*助教:加藤
内線:3326
環境・安全推進室・すずかけ台分室
*助教:石山
内線:7750(安全衛生推進グループ内)
作業環境測定・局所排気装置
定期自主検査について
快適な実験環境をめざして!!
総合安全管理センター 環境・安全推進室
33
有機溶剤並びに特定化学物質に関する
作業環境測定(自主検査)
研究室で検知管による自主測定
①対
象:検知管で測定可能な有機溶剤・酸を使用する
全研究室等
②測定方法:もっとも暴露量が多いと考えられる作業の際に、
注意事項をよく読んで、作業者の顔面付近で暴露
量を測定してください。
※ 詳細は総合安全管理センターHPに掲載予定
※ 実施予定期間:平成27年6月1日~30日まで
34
有機溶剤並びに特定化学物質に関する
作業環境測定(作業環境測定士)
大学で委嘱する作業環境測定士による測定
①対
象:○平成26年度年間溶剤使用量が1000kg/年以
上の研究室
○自主測定結果、平成26年度年間溶剤使用量
及び過去の測定結果等より選択した研究室
②測定方法:GCMS法を用いた作業環境測定とドラフト洗浄
塔出口における大気への排出量の同時測定
※対象外の研究室で、希望する場合には環境・安全推進室に申込みください。
③ 予定実施時期: 1回目 6月下旬~7月下旬
2回目11月中旬~1月中旬
総合安全管理センター経費での特殊健康診断の受診
→ 作業環境測定結果が必須
※ 診断結果と作業環境測定結果は一緒に保管すること
35
参考:平成26年度における有機溶媒年間使用量
本学では年間使用量の約半
分は廃液として適正処理され
ていますが、残りの半分は・・・
環境中に放出されている
のです・・・
36
洗浄溶媒の減量化のお願い・・・洗浄溶媒を過剰に使っていませんか?!
例えば300㏄フラスコの場合
付着物:ジクロロメタン、
フラスコ
A) 成分の内面 B) 洗浄液の量 C) 洗浄液中の成分 G) 累計除去率
洗浄回数 付着量 (mg)
2回目
3回目
付着物:クロロホルム、
フラスコ
2回目
付着物:トルエン、
99.31
99.97
100.00
分析値 (mg/L)
(mL)
260.57
5.57
0.39
10
5
5
25500
1037
78
(%)
97.86
99.85
100.00
洗浄液:アセトン
A) 成分の内面 B) 洗浄液の量 C) 洗浄液中の成分 G) 累計除去率
洗浄回数 付着量 (mg)
1回目
A
23940
318
16
洗浄液:アセトン
洗浄回数 付着量 (mg)
3回目
フラスコ
10
5
5
(%)
A) 成分の内面 B) 洗浄液の量 C) 洗浄液中の成分 G) 累計除去率
1回目
A
分析値 (mg/L)
(mL)
241.07
1.67
0.08
1回目
A
洗浄液:アセトン
2回目
3回目
206.26
1.81
0.22
分析値 (mg/L)
(mL)
10
5
5
20445
357
4
(%)
99.12
99.99
100.00
37
局所排気装置自主検査
一年以内ごとに定期的に自主検査を行う
(労働安全衛生法の特化則及び有機則)
1)作業環境改善のための性能が十分に保持されていない
場合は速やかに改善を行う
2)省エネ対策からグリット風速を正常範囲内(有機則0.4m/sec、
特化則0.5m/sec )に設定すること。
参考:H26年度ドラフト風速測定結果
大岡山地区
グリッド風速平均値
(回答台数:404)
すずかけ台地区
(回答台数:302)
0.3m/sec以下
0.9%
6.2%
正常
40.9%
60.2%
51.9%
32.1%
0.5m/sec以上
38
適切な局所排気装置の使用について
1. ドラフトチャンバーの前面扉の開閉について
装置使用時
半開
*使用していない
時は全閉
*半開以下で有効な風速
*ファンの負担大
*有効な風速が得られない
2. ドラフトチャンバーが有効に稼働すること
*吸込を確認(前面扉にリボン等をつけるなど)
*スクラバー水の汚れの点検(定期的に交換)
*乾式スクラバーの活性炭(カートリッジ)は定期的に交換
3.ドラフトチャンバー内に物を放置しない(有効利用のため)
*実験に不必要なものは、撤去
*個人の薬品・サンプル等を放置しない
平成27年度
環境安全講習会
高圧ガス管理について
総合安全管理センター 環境・安全推進室
40
高圧ガス保安法
【目的】
この法律は、高圧ガスによる災害を防止
するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、
移動その他の取扱及び消費並びに容器
の製造及び取扱を規制する。
高圧ガス取り扱いの種類
冷却用
液体で使用
液体窒素を貯蔵するCE
小型容器に充填
Cold Evaporator
ヘリウムガス
水素ガス
窒素ガス
酸素ガス
化学系の実験など
ガスボンベ(容器)を持ち込んで
ガスで使用(14.7MPaの圧力)
容器を知る!(1.容器弁)
容器弁(ダイヤフラム式)の仕様
口金
ハンドル
安全弁
口金は
右ねじ
左ねじ
があります。
内部には
可溶合金
破裂板
のいずれかがある。
(両方備えた弁もあり)
アウトレット(口金)
キャップ
ガスを使用しない
時は必ずしっかり
と閉める。
安全弁は
触らない!
容器を知る!(2.圧力調整器)
低圧圧力計
高圧圧力計
容器に取り付ける前に、圧力調整器の
調圧ハンドルを緩めておくこと。
調圧ハンドルを緩める:左にまわす。ガスは閉⇒
容器弁を開ける時には、圧力調整器の圧力
計の正面に顔を向けないこと。
容器弁の開閉操作はゆっくり慎重に行う
取付け箇所を発泡液等で気密性を確認する。
圧力調整器の出口圧力は、低圧圧力計を見ながら圧力調圧ハン
ドルを時計方向に回し、所定の圧力に設定する。
使い終わったら調圧ハンドルを緩めておく。
(健康・安全手帳p44~54、59~78)
容器の固定方法
容器の転倒防止のために必要です。
容器の背面を架台に押しつける。
チェーンの1本掛けよりも、上下2段掛け
はより安全。
チェーンの緩みは10㎝未満で装着する。
容器横置きによるガス供給
×
容器の横置きは一時的保管。
その場合は必ず容器弁保護
キャップを取り付け、転がり
防止の措置をする。
壁
床
容器の運搬方法
引きずったり、
×
横にして転がしたり、
倒したり、
×
乱暴に取扱わないこと!
×
容器の運搬方法
△
○
専用の容器運搬車
を使用する。
手で移動する場合は、容器を
わずかに傾け、キャップを手で
支えて容器の底の縁で転がす。
容器と一緒に
転んで・・ ・
短い距離の
移動に限定!
容器転倒
危険!
液体窒素に関する注意
液取りを行う者は、本学保安教育計画にもとづき、高圧ガス
施設、部局、研究室等で実施される保安教育を受講すること
液体窒素を取り扱う際は、皮手袋等を使用する
軍手は、染み込んで皮膚に張りつくため、危険!!
サンダル履きは危険。保護メガネ、長袖白衣に
より、液体窒素が直接皮膚に触れることを防ぐ
自加圧式貯蔵容器に充てんする際は、ガス抜
きバルブを全開にして余剰圧力を抜いた後、
液面計を外して供給をすること
空気中の酸素(沸点-183℃)は液体窒素(沸点-196℃)に
より液化される 火気厳禁!!
(健康・安全手帳p55~58)
高圧ガスの事故災害防止5原則
•
•
•
•
取り扱う高圧ガスの性質をよく理解すること。
高圧ガス設備・容器等の正しい取り扱いに習熟すること。
設備をよく点検し、基準に合うように管理すること。
万一の緊急時における処置方法について、訓練・理解
すること。
• 取り扱う高圧ガスの貯蔵状況及び量を適正管理すること。
TITech-G(高圧ガス管理システム)
1.注文データ作成
2.注文書出力
3.納品・ボンベ登録
4.購入依頼書作成
5.ボンベ返却処理
TITech-Gの起動と基本機能
①
①
②
③
④
⑤
⑥
②
③
TITech-Gの基本機能
① ブラウザを起動し、TITech-Gのサーバ ①新規ボンベ登録: 購入ボンベの登録
アドレスを入力
②変
更 :保管場所等の変更可能
環境・安全推進室HPアドレス
③空ボンべ :使用済ボンベは「空ボンベ」
http://www.envpro.titech.ac.jp/
④ボンベ返却: 返却済ボンベは「返却処理」
⑤リ ス ト : 在庫情報等が閲覧できます。
② グループIDとパスワードを入力
グループID:ChemRSと同じ
⑥注文管理 : 注文データの作成等ができ
ます。
パスワード:職員の内線番号
③ ログインボタンを押すとTITech-Gの
メイン画面が表示される。
TITech-Gの起動
ボンベ納品後のTITech-Gシステムのながれ
処理
新規ボンベ登録
登録するガスの検索
必須項目の入力
容器刻印No.の登録
ボンベ返却
返却するボンベの検索
返却ボンベの登録
空ボンベ登録について
*購入ボンベが空になった場合のみ
(貯蔵量にはカウントされる)
*借用ボンベは返却ボンベ登録のみ
高圧ガス装置は都道府県への
届出が必要です!
•
•
•
•
•
•
HIP装置
超臨界二酸化炭素装置
ミニピー
遺伝子導入装置
その他、全ての高圧ガス製造設備
特定高圧ガスに当たる特殊高圧ガスの消費 など
※ 大岡山地区・すずかけ台地区は、第一種製造所のため、高圧ガス
製造装置・設備は、容量にかかわらず全て、変更許可申請が必要
※ 購入のみならず、場所の移動、持込装置の設置及び改造も対象
※ 事前に部局、総安センター・安全管理グループへ相談
★ 使用する場合には、保安教育を受ける必要もある
平成27年度
環境安全講習会
レーザーについて
レーザ実験
総合安全管理センター 環境・安全推進室
① 危険をクラス分けして把握する
クラス3B以上
1)遠隔連動保護コネクターの使用
2)鍵による制御:使用後は鍵を抜く
3)ビーム遮断機or減衰器は原則的に
閉じておく
4)警告標識:設置場所・部屋入り口・保
護囲い
5)鏡面反射に注意
② レーザー機器に関する注意事項
☆
☆
☆
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☆
☆
原則、機械ごとにレーザー光を遮蔽
レーザー光路が出入口方向にならない配置をする
扉に、クラスを記載したピクトサインを掲示
関係者以外の立入を禁ずる(物理的措置、表示)
反射光を防ぐため、整理整頓
光路、インターロック機能、保護具等の点検・整備
保護メガネ、長袖(皮膚の露出防止)の着用
周辺に危険物を置かない
安全教育の実施
(健康・安全手帳p160~166)
③ 保護めがね
戻
る
進
む
選択方法
めがね型
注意点
破壊モードを確認する
(レーザ照射を受けた時にレンズに起きる現象など)
ゴーグル型
保護めがねによる防御は一時的なものである
(保護めがねを過信せず、
照射に気づいたらすぐに回避行動をとる)
労働基準監督署への届出が必要な装置
労働基準監督署への届出装置例(労働安全衛生規則別表7)
・局所排気装置(ドラフトチャンバ-、サンドブラスト装置など)
・放射線装置(X線装置、荷電粒子を加速する装置、放射性物
質を装備している機器など)
・クレーン装置
・第一種圧力容器
・ボイラー ほか
※ 購入のみならず、場所の移動、持込装置も対象
※ 事前に部局、総安センター・安全管理グループへ相談
実験室の出入口に適正ピクトサインを‼
1)消火活動を迅速かつ的確に行うために ・A4サイズに打ち出す
2)労働安全衛生法への対応策のために ・一枚に打ち出せるのは最高9種類
必ず記載
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環境・安全推進室 システム担当
*逸見(へんみ) (PFUテクノコンサル㈱)
外線:070-2179-7628
電子メール: [email protected]
環境・安全推進室 現場担当
*大天
内線:3040
電子メール: [email protected]
環境・安全推進室
*助教:加藤
内線:3326
環境・安全推進室・すずかけ台分室
*助教:石山
内線:7750(安全衛生推進グループ内)
参考資料
E 薬品登録
薬品登録画面
④
①
③-1
②
③-2
③-3
薬品ビン登録入力手順
① 該当薬品のデータ検索
*薬品バーコード or 薬品検索
② 保管場所の入力
③ その他事項(任意)の入力
*使用期限,Lot No.,コメントなど
④ “ENTER”
⑤ IASOバーコード入力
*バーコード入力 or 手入力
⑥ “決定”
単位管理
F 持出・返却(・空ビン)処理
持出・返却画面
①
②
持出(開封)入力処理
① IASOバーコード入力
② “使用目的”をクリックし、選択後、“ENTER”
③ 「開封処理を行いますがよろしいですか?」
のメッセージに「OK」を選択
③
単位管理
F 持出・返却(・空ビン)処理
持出・返却画面
①
返却(空ビン)入力処理
①IASOバーコード入力
②“ENTER”
③登録確認画面の“空びん”
をクリック
②
③
重量管理
F 持出・返却(・空ビン)処理
持出・返却画面
*使用開始時のみ
①
③
②
持出(開封)入力処理
① IASOバーコード入力
② 持出時計量を入力
③ “使用目的”をクリックし、選択後、“ENTER”
④ 使用開始時、「開封処理します。よろしいですか?」
のメッセージが表示、「OK」を選択
重量管理
F 持出・返却(・空ビン)処理
持出・返却画面
①
②-2
③
②-1
返却(空ビン)入力処理
①IASOバーコード入力
②返却時計量を入力後、“ENTER”
③登録確認画面の“返却”または“空びん”をクリック
G 保管場所変更
保管場所変更画面
④
①
②
③
保管場所変更入力手順
① IASOバーコード入力(複数入力可)
② 対象IASOバーコードの選択(複数選択可)
③ 変更先保管場所の選択
④ “ENTER”
H 廃試薬登録
廃試薬登録画面
④
①
②
③
廃試薬登録入力手順
① IASOバーコード入力
② 廃棄区分の入力
③ 廃棄量の入力
④ “ENTER”
3. DATA MANAGER ログイン後(基本操作)
(TITech Chem RSとほぼ同じ操作)
*タブでDATA MANAGERに切替
J
K
L
M
N
よく使う主な機能
K : 在庫リスト(在庫薬品一覧)
L : 消防法の指定数量計算(保管場所を指定すること)
M : 薬品履歴リスト(個別の薬品ビンの詳細履歴)
N : 廃棄薬品リスト(廃棄薬品一覧)