フォーラムのご案内

フォーラムのご案内
《 展 示ホー ル・アネックスホール(一部,会議センター)》
8. フォーラム・モータスポーツフォーラム
(聴講無料)
詳細プログラムは2015年春季大会ウェブサイトをご覧下さい.
http://www.jsae.or.jp/2015haru/program.html
フォーラムテキスト:大会期間中は会員資格を問わず同じ価格でご購入可能です(価格未定)
.
各テキストの価格は,5月中旬更新の2015年春季大会ウェブサイトでご確認ください.
5 月 2 0 日( 水 )開 催
2035年のエネルギー展望
一次エネルギー,二次エネルギーはどうなるかを考える
5月20日
(水)9:30〜12:30 会議センター メインホール
自動車を取り巻く世界情勢は進展国の人口増・モータリゼーションの
拡大,高齢化,都市部への人口集中,自動車の安全安心技術,通信技術の
進展,地球温暖化抑制への取組み,化石エネルギー枯渇懸念への対応
など多岐に渡ると考えられる.一方,日本では急速な人口減,脱-石油の
考え方,需要構造の変化などが予想され,エネルギーの多様化,CO2削減・
エネルギーベストミックス,エネルギーの使い方などをキーワードとして,
エネルギー関連での多くの課題があると見られる.
ここでは2050年を見
据え自動車の在り方を議論するためのベースとしてエネルギーに関する
基本的な議論を講演とパネルディスカッションで明らかにする.
企画:エネルギー部門委員会
カー・ロボティクス
-自動運転の社会導入に向けた最新動向と課題-
-将来の自動車社会にどのように備えたらよいか-
5月20日
(水)13:30〜17:00 会議センター メインホール
現在,社会・交通システム委員会と将来自動車用動力システム委員会で
は,2050年を見通して2030年から予想される自動車社会,及び自動車用
動力システムの変化の予想と対応技術の方向性,戦略提言をまとめる活動
を開始している.
そこで今回,合同でフォーラムを企画し,両委員会の代表および外部から
の専門家に加わっていただき,社会・交通システムから見た自動車産業の
方向性と将来自動車用動力システムから見た自動車動力の方向性や自動
車技術会として取り組む方向性に関して講演・パネルディスカッションを
行い参加者と課題の共有を図り理解を深めてゆきたい.
企画:社会・交通システム委員会
将来自動車用動力システム委員会
EV向けワイヤレス充電の最新動向
標準化動向と走行中給電への期待
5月20日
(水)9:30〜12:30 アネックスホール203+204/2F
5月20日
(水)13:30〜17:00 アネックスホール203+204/2F
カー・ロボティクスは,2008年より自動車技術会とロボット学会が合同で
立ち上げた「カー・ロボティクス調査専門委員会」が提唱しているもので,
自動車とロボットを融合させ,新しい発展を期待しようという試みをさして
いる.センサ,ECU,アクチュエータなどの構成が近い両者の技術融合に
より,移動のさらなる知能化が図られ,
また新たなモビリティが発想され,
提案されつつある.本フォーラムでは,
「カー・ロボティクス ―自動運転の
社会導入に向けた最新動向と課題―」
と題して関係省庁の取り組みや
施策の最新動向のご紹介などを含め,技術課題や法的課題や今後の展開
などについて,各分野の専門家の方々に講演していただく.好評いただ
いた昨年度及び12月の名古屋でのフォーラムに引き続いての最新動向の
講演を予定している.
EV向けワイヤレス充電の実用化に向けた活動が国内外で急速に進展して
おり,IEC,ISO等での国際標準化も佳境にある.
国内での産業化を見据えた簡易な制度の整備の動き,並びにそれを受け
たITU,CISPRなどの国際的な活動も活発に行われている.
加えて,来るべき走行中給電の技術開発,実証が欧州,韓国等で活発に
進められてきている.日本での研究・実証も各分野で意欲的に進められて
いる.その最新動向を紹介し,
日本での研究・実証を加速し,
日本の技術的
優位を確保するために関係者の関心を高める.
企画:カー・ロボティクス調査研究委員会
8
2050年の社会情勢を見通した
交通システムと自動車用動力の方向性
企画:ワイヤレス給電システム技術部門委員会
自動車開発におけるモデル流通の
展望と課題
-スタンダードの必要性-
交通事故自動通報の実現に向けた
具体的戦略
5月20日
(水)13:30〜17:00 アネックスホール205/2F
5月20日
(水)9:30〜12:30 アネックスホール205/2F
現在,自動車業界にとって,短期間に効率的に付加価値をつけたもの
づくりが出来るのかという,
日本のものづくりのプロセスの改革が求められ
ている.
これらの課題に対応できる手段の一つとして,シミュレーション
モデルを活用したOEMとサプライヤー間のコンカレントな開発(MBDに
よる開発)が挙げられる.
これを実現するためには,本フォーラムで取り
上げるようなスタンダードに沿ったモデルの開発流通が必要不可欠である
が,
これまでユーザ側においても問題意識が薄かった.ベンダー主導では
ニュートラルな議論には限界があり,自動車技術会というニュートラルな
ユーザの立場で議論する場を設け,広く情報発信する目的でフォーラムを
開催する.
企画:国際標準記述によるモデル開発・流通検討委員会
交通事故自動通報(ACN)は,交通事故に遭遇した被害者を救済するため
の迅速な救命救急医療体制を確立するのに有効なシステムであるが,
ACNは事故発生を通知するだけであるため,
これに傷害予測情報などを
付加したACNすなわち先進交通事故自動通報(AACN)への進化が急務と
なっている.
ところが,ACN自体の普及が現在非常に立ち遅れており,
これ
を打開することも最も急がれる課題となっている.そこで,本フォーラムで
は,
「 交通事故自動通報の実現に向けた具体的戦略」
と題して,ACNの
普及のための方策についての提言を行い,同時にAACNの実現に必要な
事項とその解決策ならびに準備状況について医学と工学における学識
経験者・自動通報事業を行っている組織・自動車業界および国土交通省の
担当者などから報告をして頂き,
一日も早いAACN実現の必要性を訴えたい.
企画:交通事故傷害予測と自動通報に関する検討委員会
自動車プラスチックリサイクルの意義
5月20日
(水)13:30〜17:00 アネックスホール206/2F
近年,石油系燃料を使用しない電気自動車や燃料電池車の開発により,
自動車メーカーはエネルギー面での石油依存を解消する取組みを行って
いる.
しかし,素材としてのプラスチックは石油から製造されることから,
石油が枯渇してしまった場合,素材面から自動車の製造が困難になる.
このことから,将来の自動車製造において,
プラスチックのマテリアルリサ
イクルは今取り組まなければならない重要な課題であると言える.
本フォーラムでは,最新のプラスチックリサイクル技術を紹介すると共に,
プラスチックを使用する他分野でのリサイクルの現状と課題を解説し,
自動車プラスチックリサイクルの役割と意義について討論を行う.
企画:リサイクル技術部門委員会
5 月 2 1 日( 木 )開 催
Post 2025年の乗用車用パワー
トレーンの主流は?
-低CO2時代に内燃機関は,生き残れるか?-
5月21日
(木)9:30〜13:00 会議センター メインホール
モータスポーツフォーラム
5月21日
(木)13:30〜15:30 会議センター メインホール
展示会来場者や学生に大変好評を得ている企画で,各社におけるモー
タースポーツに関わる活動や取組などについてご講演いただきます.
地球温暖化を緩和するために,世界各国でCO2排出量を大幅に削減すべく
自動車会社はCO2削減技術の開発に取り組んでいる.
今回ガソリン機関部門委員会では,日欧の自動車関連各社の代表の方々
に加え,官・学の代表に加わっていただき,近未来のパワートレイン技術の
方向性や課題を語っていただき,その後のパネルディスカッションの論議
を通じて,参加者と共通の技術課題や今後の技術進化の方向性などを
参加者と共有して頂き,更に,
フォーラムに参加していただいた内燃機関の
若手技術者,研究者のモチベーション向上につながることを期待したい.
企画:ガソリン機関部門委員会
企画:学術講演会運営委員会
9
英国自動車フォーラム:
英国におけるイノベーション
自動車のイノベーションを生む
材料技術
5月21日
(木)13:30〜17:00 会議センター315/3F
5月21日
(木)9:30〜12:30 アネックスホール203+204/2F
本フォーラムでは,英国から最先端の低炭素技術を市場に送り出すべく
設立された10億ポンド(1,800億円)規模の先端推進システム技術センター
(APC:Advanced Propulsion Centre)の概要と,現在行っているプロジェクト
の進捗について,具体的な2つのプロジェクトの事例を用いながら,説明
する.
また同時に,現在低炭素車両の高度な研究に,4.2億ポンド以上を費
やし,200以上のプロジェクトを行っているInnovate UK (IUK,旧TSB:
Technology Strategy Board)のポートフォリオについても紹介する.
「低炭素電動機構の開発・製作のグローバルセンター」
として位置づけるべ
く2014年に先端推進システム技術センター(APC:Advanced Propulsion
Centre)は設立された.
セッション内では,APCとIUKの役割と,それがグローバルな自動車関連
業界にとって,
どのような利益や強みにつながるかについてを用いながら,
英国の技術革新の見通しについての概要を述べる.
企画:英国大使館
国際委員会
車体の最新技術
5月21日
(木)13:30〜17:00 アネックスホール203+204/2F
欧州ではEuroCarBodyが毎年開催され,欧州内で販売される自動車に
ついては,車体の展示を行い,車体のベンチマークを行っている.
これらの
最新の車体情報をベースに,材料,接合などの要素技術について現実の
車体に即した議論が行われている.一方,日本では,車体の要素技術に
関しては,様々な学会活動があり,個々に論議されているが,
これらの要素
技術も含め総合的に論議することにより,車体としての最適な構造へと
繋げることができるものと考えられ,
この議論の場の立ち上げが必要で
ある.本フォーラムでは,最新の車体のコア技術について,
自動車メーカー
の理解と協力のもとに数社から車体展示を伴う発表を行い,聴講者との
議論を行い,車体技術のあるべき姿を追求する.そして,本フォーラムの
議論を踏まえ,今後,発表者,聴講者の両者にとってメリットのある車体
技術に関する会議へ発展させる足がかりとし,国内メーカーの総合的な
車体技術力の向上に繋げる.
企画:構造形成技術部門委員会
地球環境とこれからの自動車技術が
たどる道
-CFD技術を使った未来予想図-
企画:材料部門委員会
事故実態把握に向けた事故調査・
分析はどうあるべきか?
5月21日
(木)9:30〜12:30 アネックスホール205/2F
近年,死亡者数の減少が鈍化しており,様々な方面からの対策検討が必要
であり,改めて,社会情勢や交通環境を踏まえた事故の実態把握が求めら
れている.そのため,現状の事故実態把握の重要性を示す内容をはじめ,
既存データの有効活用や連携,新たなデータの取得や既存データとの
連携など,実態把握に有効な調査・分析について話題提供頂き,改めて今
後に必要な調査・分析とはどうあるべきかを議論したい.例えば,既存の
事故データ,保険データ,医療データなどの連携,車載データ
(ドラレコ,
EDR他)や新たなデータの取得や連携,それらをいかに活用するかなど,
切り口を変えた分析や,多くのデータとの連携,あるいは,新たなデータの
収集・分析など,データのあり方や活用の仕方を議論,再認識する場と
したい.
企画:インパクトバイオメカニクス部門委員会
トラフィックセイフティ部門委員会
グローバルに取り組む日本の生産技術
-生産技術者・製造技術者の課題共有と交流-
5月21日
(木)13:30〜17:00 アネックスホール206/2F
5月21日
(木)13:30〜17:00 アネックスホール205/2F
地球温暖化に伴う環境変化が人類に大きな影響を及ぼすことが懸念され
ており,今後の自動車開発もそれを考慮せざるを得ない状況にある.一方
自動車開発の場面で広く普及しているCFDは地球規模の大気や海洋流れ
予測にも用いられており技術的に共通する部分も多い.そこで本フォー
ラムでは地球温暖化がもたらす環境変化に適応するための自動車技術と
環境を保護するための自動車技術に着目し,その技術開発にCFDが貢献
していることを具体的な事例を通じて分かりやすく紹介する.合わせて地球
温暖化に関連して地球シミュレータで実施した大気や海洋流れのCFD
解析事例や,環境変化に関連してPM2.5の大気質シミュレーションについ
ても紹介する.
企画:CFD技術部門委員会
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環境,燃費,軽量化,安全,エネルギー,資源など,自動車を取巻く環境は,
益々厳しくなってきている.材料部門委員会では,鉄鋼,軽金属,化成品
分野から自動車の進化・革新に貢献する材料技術の情報を広く報知する
活動を行っている.自動車およびものづくりの根幹を支える基盤である
材料技術について,その技術動向,更にはイノベーションを生む材料技術
に焦点をあて,材料フォーラムを企画した.自動車及び関連材料製造に
携わる関係者の参加のもと,今後の自動車用材料技術の方向性を共有し
たい.
日本の自動車メーカ生産技術系の方々に集まって頂き,各社の生産技術
思想とグローバルへの取組みについて講演をして頂き,その後パネル
ディスカッション形式で世界で日本メーカが戦うための生産技術開発の
方向性と,
オールジャパンとして共通で取組み可能な技術課題などについ
ての意見交換を行いながら,今後の日本の生産技術の方向性を一緒に
考えて頂く場とする.
企画:製造技術部門委員会
5 月 2 2 日( 金 )開 催
Cars that Think and CommunicateⅠ,Ⅱ
-セルフ・ドライビング・カーに向かって-
スポーツする二輪車
5月22日
(金)9:30〜12:30 アネックスホール205/2F
5月22日
(金)9:30〜17:00 アネックスホール203+204/2F
近年,自律・自動運転技術は急速に発展し,実用化に向けた開発も積極的
に行われている.
このような自動車技術の革新は,自律・自動運転(走行)に関わる技術だけ
でなく,人と車に関わる車載機器・車両制御技術や車が周囲と通信する
機器など,
自動車技術のあり方に大きく影響する.
そこで,本フォーラムでは,3部門委員会合同で,安全で信頼できる自律・
自動運転の実現に必要な,車が自ら考え,運転者や周囲と協調する技術に
ついて議論し,近未来技術やその可能性を紹介し,将来の方向性について
考える.
企画:エレクトロニクス部門委員会
マルチメディア部門委員会
ITS部門委員会
日中韓自動車フォーラム
-Japan-China-Korea Automotive Forum 2015-
5月22日
(金)13:30〜17:00 アネックスホール205/2F
幣会,SAE-China並びに Korean Society of Automotive Engineersは,
最も重要な自動車市場へとなったアジアにおける自動車技術の普及・振興
を支えていく重要なパートナーであることを認識し,日本・中国・韓国の
年次大会等において共同フォーラムを開催している.2009年に日中の2国
で始まった春季大会でのフォーラムは,2011年に韓国を加えて日中韓
自動車フォーラムとなり,毎年恒例のイベントとなった.
日本にとって関心が高いテーマに焦点を当て,中国・韓国の研究者を交
えて両国からの最新情報をお伝えする.
企画:国際委員会
日本は世界に冠たる二輪車製造国であり,モータースポーツにおいても
日本製のオートバイや日本人選手が世界最高峰のレースで活躍している.
また一方ではアマチュアレースやサーキットの体験走行など,二輪車ユー
ザーのレベルに応じてモータースポーツに触れる機会も多く存在する.
しかしながら,
このような二輪車のモータースポーツの現状について,必ず
しも一般に広く認知されているとは言い難い.本フォーラムでは二輪車の
オンロード・オフロード問わず,様々なカテゴリーのレースに参戦するメー
カー等からの話題を集め,二輪車モータースポーツの最新情報を提供
するとともに,その魅力を広く訴求していきたい.
企画:二輪車の運動特性部門委員会
自動車の情報セキュリティ
-セキュリティの脅威に対する自動車の取り組み-
5月22日
(金)9:30〜12:30 アネックスホール206/2F
自動車の電子制御技術の発展および,車外ネットワークとの接続拡大に
より自動車において情報セキュリティの脅威が高まりつつある.
このため,自動車の車載ネットワークおよび,そこに接続されるECUにおい
ても,適切なセキュリティ機能を正しく実装することが必要であり,自動車
の安全を確保するために情報セキュリティ技術の標準化が求められて
いる.
フォーラムでは,自動車を取り巻く脅威と情報セキュリティ技術に関する
講演を頂くと共に,
自動車技術会の情報セキュリティ小委員会にて作成した
「自動車の情報セキュリティ分析ガイド」に関する報告を行ない,自動車の
情報セキュリティのあり方について議論したい.
企画:規格会議/電子電装部会
情報セキュリティ小委員会
次世代車両開発の基礎となるタイヤ像
を探る
-タイヤ性能関連図からの考察-
5月22日
(金)13:30〜17:00 アネックスホール206/2F
道路交通騒音に関する各種規制も,他の分野と同様に国際調和の流れの
中にある.
タイヤに関しては,転がり抵抗,
ウェットグリップ,騒音の三つ揃え
での規制が行われる予定であるが,
これらへの対応技術は背反することが
多く,技術的な課題が多い.本フォーラムでは,環境行政・国際調和に立脚
し,
タイヤ騒音を取り巻く世界や国内の現状を俯瞰し,運動性能と騒音の
観点から作成したタイヤ性能の技術連関図を考察し,次世代のタイヤの
あるべき姿を考察する.
企画:タイヤ騒音特設委員会
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