資料(PDF版) - 新潟市歴史博物館

 平成26年度 第2回 新潟市歴史博物館運営協議会 席次
日時:平成27年 2月 24日(火)15:00~
会場:新潟市歴史博物館本館セミナー室
池田 哲夫 会長
○
井上 美保子 委員 ○
○ 玉木 浩 委員
佐藤 勝則 委員 ○
○ 橋本 博文 委員
佐藤 秀彦 委員 ○
○ 星名 泉 委員
関本 守 委員 ○
○ 三邨 佳之 委員
新潟市歴史文化課 ○
渡辺 幸子 課長
○ 本井 晴信 委員
○ 和氣 彰 委員
○
倉地
副館長
○
田代
副館長
○
小林
館長
○
伊東
副館長
○
小林
学芸課長
○
石田
企画普及課主任
受付
○
吉田
新潟市歴史博物館運営協議会
(25~26年度)委員 名簿
(平成27年2月24日現在)
氏名
所属・推薦団体等
1
池田 哲夫
2
井上 美保子
3
梅沢 薫
4
佐藤 勝則
新潟日報社
5
佐藤 秀彦
入舟小学校長
6
関本 守
公募委員
7
玉木 浩
白根北中学校長
8
橋本 博文
9
星名 泉
10
三邨 佳之
日本旅行業協会 新潟県地区委員会長
11
本井 晴信
新潟県立図書館
12
横山 裕
まちづくりグループ「寺町からの会」
13
和氣 彰
新潟市小中学校PTA連合会 副会長
新潟大学人文学部教授(民俗)
BSN新潟放送
公募委員
(本日欠席)
新潟大学人文学部教授(考古)
公募委員
(50音順)
14
渡辺 幸子
歴史文化課
(本日欠席)
新潟市歴史博物館運営協議会設置要綱
(設置)
第1条
館長は、新潟市歴史博物館(以下「博物館」という。)の運営について意見を聴くため、
新潟市歴史博物館運営協議会(以下「協議会」という。)を置く。
(委員)
第2条
協議会の委員は次に挙げるもので構成する。
(1)学校教育関係者
(2)社会教育関係者
(3)学識経験者
(4)公募により選抜された者
(定数)
第3条
定員は15名以内とする。
(任期)
第4条
協議会の委員の任期は2年とし、平成25年4月1日から平成27年3月31日まで
とする。ただし、任期中に委員が交替する場合の後任の委員の任期は、前任者の残任期
間とする。なお、委員は再選されることは妨げない。
(会長及び副会長)
第5条
協議会に会長及び副会長各1名を置き、委員の互選によってこれを定める。
2
会長は会務を総理する。
3
副会長は会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代行する。
(会議)
第6条
協議会の会議は会長が招集し、その議長となる。
2
協議会の会議は、定数の半数以上が出席しなければ、これを開くことができない。
3
協議会の議事は、出席した委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長が
決するところによる。
4
会長は、必要のあるとき、委員以外のものを会議に参加させることができる。ただ
し、その者は、採決に参加できない。
(庶務)
第7条
協議会の庶務は、新潟市歴史博物館企画普及課において処理する。
(その他)
第8条
この要綱で定めるもののほか、会の運営に関して必要な事項は、会長が別に定めるも
のとする。
附則
この要綱は平成16年1月1日から施行する。
この要綱は平成17年7月27日から施行する。
この要綱は平成18年4月1日から施行する。
この要綱は平成20年4月1日から施行する。
この要綱は平成22年4月1日から施行する。
この要綱は平成23年4月1日から施行する。
この要綱は平成25年4月1日から施行する。
平成26年度 第2回 新潟市歴史博物館運営協議会
日時 : 平成27年2月24日(火) 午後3時00分から
会場 : 博物館本館 2Fセミナー室
次 第
1
開会
2
館長あいさつ
3
議事
(1)今年度の館運営状況について
① 博物館について
1)事業報告
2)来館者数の動向
② 旧小澤家住宅について
1)事業報告
2)来館者数の動向
(2)来年度事業について
① 博物館の事業計画について
② 旧小澤家住宅の事業計画について
(3)次期指定管理期間の運営方針について
(4)その他
4
閉会
【資料1】
平成26年度
新潟市歴史博物館実施事業概要報告
文化事業(指定管理事業)
(1) 展示運営更新事業
展示運営更新
常設展観覧者数 28,075 人(2 月 11 日現在)。
常設展示では水の関わりをテーマに新潟市の歴史を紹介。学芸員やボランティアによる展示解説
を行った。また近世新潟町跡の木簡複製品 2 点をあらたに追加展示した。
(2) 企画展示事業
①
開館 10 周年記念特別展「大新潟湊展」
開催期間 平成 26 年 4 月 1 日~5 月 18 日
観覧料
一般 600 円/大高 400 円/中小 200 円
(平成 26 年 3 月 21 日から継続)
平成 26 年度の観覧者数 4,540 人。
(平成 25 年度からの観覧者数累計 5,908 人)
開館 10 周年記念特別展として江戸から明治はじめまでの新潟湊に関連する県内外の国の重要文
化財を含む資料を展示した。原直史氏(新潟大学教授)と伊東祐之副館長による記念講演、国土交
通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所の協力による新潟港内のクルーズ体験のほか、毎週
の展示解説、ミニ講座などをおこなった。
【観覧者の声】
・新潟の原点が分かって良かった。
・多くの貴重な資料を見る事ができたので良かった。
・内容が難しかった。
② 「新潟地震」展
開催期間 平成 26 年 6 月 14 日~8 月 24 日
観覧料
一般 500 円/大高 300 円/中小 200 円
観覧者数 6,681 人。
新潟地震発生から 50 年を機に、新潟地震の体験や復興を記録した資料を、資料が残されたエピソ
ードとともに紹介した。会期中に講座や映像上映会、液状化の仕組みを知るたいけんイベントを行
った。
【観覧者の声】
・
(県外者)新潟地震を知らなかった。記録が写真だけでなく映像も残っていたことに驚いた。小学
校の版画も驚いた。
・当時を思い出した。
・展示物が少なかった。歴史に残る大災害だけに今後の企画展の充実を望む。
【資料1】
③
むかしのくらし展「冬のにいがた」
開催期間 平成 26 年 9 月 6 日~12 月 23 日
観覧料
無料
観覧者数 10,635 人。
明治時代から昭和 30 年代頃までの冬の新潟の生活について、館蔵資料、借用資料を展示して紹介
した。会期中は企画展関連イベントとして、石臼体験、機織り体験、もちつき大会を実施した。
【観覧者の声】
・昔の暮らしを知ることができた。子どもにわかりやすく書かれているので、多くの子どもに見て
ほしい。県外の人にも見に来てもらいたい。
・昔の生活を思い出し、現在の便利さを感じとった。
・文字の展示が多い。複製品でいいので、実際に手にとって見ることができるともっとおもしろい。
④
合併 100 周年記念展「沼垂」
開催期間 平成 27 年 1 月 10 日~2 月 8 日
観覧料
無料
観覧者数 3,491 人。
新潟市と沼垂町合併 100 周年を記念して実施。当館所蔵資料を中心に、歴史資料や美術作品を交
え、古代から現代までの沼垂の一連の歴史を紹介した。毎週実施する展示解説のほか、会期中に、
当館副館長および学芸員による 2 回の講演会を行った。
【観覧者の声】
・懐かしい。昔の沼垂を思い出した。
・沼垂の歴史の全体像がわかった。
・無料で楽しめた。無料だとクレームも湧かない。
【参考】企画展示室を使った貸館事業
現代工芸新潟会展
開催期間 平成 26 年 5 月 24 日~6 月 1 日
観覧料
無料
観覧者数 977 人。
県内在住の現代工芸会会員による作品展示と歴史的作品を展示。
【資料1】
(3) 教育普及事業
①
体験の広場事業
体験の広場の施設や資料を活用し、学芸員とボランティアスタッフ・外部協力者により、小学生
や家族連れ・大人等を対象に各種の体験プログラムを計 63 回(1 月 31 日現在)行なった。
②
博・学連携事業
主に新潟市と周辺市町村の小・中学生延べ 111 校 6,431 人(1 月 31 日現在)が総合学習や社会科
の学習、遠足として来館。学芸員やボランティアスタッフによる解説等により、子供たちの歴史学
習をサポートした。
・寄附講義
新潟大学人文学部で寄附講義「ミュージアム論」12 回 15 時限 2 単位を開講した。
・博物館実習
通年編(新潟大学4名)
、集中編(東京学芸大学・日本大学・東海大学から計 3 名)として、資料
の収集・保存や展示公開、体験プログラムの企画、マネジメントなどを講義と実技で指導した。
・職場体験
市内の計 3 校の中学校から生徒を受け入れ、体験を通じて博物館の役割や仕事の内容を伝えた。
・出前授業
市内の中学校に出向き、キャリア教育の一環として授業を行った。
・ドイツ人留学生のインターンシップ
チュービンゲン大学から同志社大学に留学している学生を 7~8 月に 2 週間受け入れた。
③
講座事業
博物館講座 全 9 回(平均約 55 人/回)、館長講座 年 4 回(3月開催)、古文書入門講座
全5
回(延べ 317 人)など、新潟の歴史・文化に関する各種講座を実施した。
④
ボランティア事業
登録者 87 名(1 月 31 日現在)
。常設ガイドや敷地ガイド、体験の広場のプログラムの実施・補助
として活躍。ボランティア主催の春の「みなとぴあフェスティバル」や、秋には開館 10 周年を記念
した「ボランティア感謝祭」を実施。その他、ボランティア自主事業を多数開催した。
⑤
館長と行くバスツアー
「庄内の古墳と城柵巡り」と題して 6 月 28 日に実施。山形県庄内平野に位置する日本海側北限の
古墳や城輪柵跡等を巡った。
(ファンクラブ会員が対象)
【資料1】
(4) 施設普及事業
①
収蔵品展・新収蔵品展
開催期間 平成 27 年 2 月 21 日~3 月 29 日
観覧料
無料
・収蔵品展
「新聞とにいがた」をテーマに、新潟ではじめて発行された明治初期の新聞以降、当館で所蔵す
る新聞とそれに関する資料を通じて、新聞に映し出された明治から昭和の新潟を紹介。
・新収蔵品展
平成 26 年度にあらたに収蔵した民俗資料・文書資料・メディア資料・美術資料等の中から、約
60 件を選び展示。
②
地域連携
「堀と桜のコンサート(4/12)」、「みなと・しもまち・川まつり 2014(8/24)」を、それぞれ
地元市民団体と開催し(予定をしていた「夕涼みコンサート(8/16)」は雨天中止)、国や県、市、
観光コンベンション協会なども加わる「新潟みなと水遊記」(7/1~9/30)の実行委員会にも参加し
た。
また、新潟市と共催で開館 10 周年記念歴史講演会、文化財保存新潟県協議会との共催で講座を実、
施したほか、牡丹山古墳調査団にも参加した。
さらに、新潟市中央区などと共催で新潟市・沼垂町合併 100 周年記念事業展として企画展「沼垂」
を開催した。
③
みなとぴあファンクラブ
開催期間 平成 19 年 11 月 1 日~
年間クラブ費
600 円(10 月 1 日~翌年 9 月 30 日)
会員数 134 名(1/31 現在)。常設展及び企画展の観覧料を団体料金(2 割引)で観覧することがで
きる。博物館の情報を定期的に会員向けに提供した。
また、会員向けの企画展鑑賞会・講座(明治の新潟町の写真を見る、6/1)
・まちあるき(白山公
園界隈の彫刻、10/25)
・館長バスツアー(上記 3-⑤参照)・館長講演会(2/15)を実施。
(5) 調査研究事業
調査・研究
研究紀要第 11 号を作成。
調査研究の成果は、研究紀要のほか、博物館講座および企画展等で市民に公表している。
【資料1】
(6)資料整理事業
資料収集・整理・保存
新規寄贈・購入資料の収集・調査・記録および、未整理資料の整理を行なった。
また、館蔵資料の長期保存のため、展示室やケースなどの展示施設をはじめ、資料を収蔵する本
館収蔵庫・旧木場小学校・旧板井保育園、及びまいぶんぽーと民俗収蔵室等について、各種の保存
環境調査や清掃、防虫対策のためのくん蒸など、IPMに則った各種の保存環境管理を行った。
(7)その他事業
広報
「大新潟湊展」は新潟日報社と NST、「新潟地震展」では新潟日報社と共催し、新聞広告掲載、
CM放映等を行った。
また、新潟日報社をはじめ全国紙(読売・朝日・毎日)の新潟版、福島県の新聞2紙、「月刊にい
がた」
、
「グルメガイドようきなった」などに企画展の有料広告を掲載。パブリシテイとしてマスコ
ミに情報を提供し、新聞やテレビ番組にたびたび取り上げられたほか、
「市報にいがた」にも数多く
掲載され、市提供のテレビ番組、全国放送の旅番組や地元の情報誌でもたびたび取り上げられた。
平成 27 年 1 月 17 日から、実況実験を行っている「にいがた おでかけガイド」(新潟県 IT&ITS
推進協議会)にも参加している。
その他
新潟市主催の「光の饗宴」プロジェクションマッピング(4/29~5/6)や、東京ディズニーリゾー
トのミッキー音頭プロモーション(6/8)など、敷地を活用した外部主催のイベントに協力した。
付帯事業(指定管理事業)
(1)
物販等ショップの運営
物販
図録、市史、双書、書籍等約 200 種類を販売。売上額は約 185 万円(1 月 31 日現在)うち当館
の物販委託手数料の収入分約 13 万円。
【資料2】
平成26年度 歴史博物館 来館者内訳
○月別来館者数(2月11日現在)
常設展
開館日数
月
(有料)
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
27
27
20
27
28
25
27
26
22
24
19
25
297
計
企画展
(有料)
体験の広場 情報ライブラリ
(無料)
(無料)
H26月別
1日平均
来館者数計 来館者数
2,097
4,622
2,532
3,261
3,904
2,930
2,997
2,668
1,216
1,391
457
1,775
3,629
1,965
2,469
2,360
3,098
3,149
3,270
1,118
2,475
1,016
8,166
6,247
2,472
4,283
6,453
4,777
5,248
4,402
1,561
2,729
1,641
281
411
166
236
207
194
230
182
90
261
157
12,319
14,909
7,135
10,249
12,924
10,999
11,624
10,522
3,985
6,856
3,271
28,075
26,324
47,979
2,415
104,793
456
552
357
380
462
440
431
405
181
286
*企画展の来館者には、25年度より継続開催の「大新潟湊展」1,775人、貸館による
「現代工芸」利用者977人を含む
26年度 月別来館者数
15,000
14,000
13,000
12,000
情報ライブラリ
(無料)
11,000
10,000
体験の広場
(無料)
来 9,000
館 8,000
者
数 7,000
企画展
(有料)
常設展
(有料)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
月
<参考>平成25年度 歴史博物館 来館者内訳
2
3
【資料2】
○月別来館者数
月
常設展
(有料)
開館日数
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
26
27
20
26
28
25
27
25
23
24
23
25
299
計
企画展
(有料)
1,627
4,291
1,727
2,257
3,437
3,151
3,405
4,159
1,527
1,581
1,076
2,291
30,529
体験の広場 情報ライブラリ
(無料)
676
2,272
871
1,348
1,446
2,866
3,814
3,798
863
1,202
1,440
1,579
22,175
2,423
2,952
2,269
2,873
4,787
3,872
3,934
4,046
1,832
2,667
1,643
3,791
37,089
(無料)
H25月別
来館者数計
1日平均
来館者数
163
239
160
200
205
172
292
191
144
170
162
300
2,398
4,889
9,754
5,027
6,678
9,875
10,061
11,445
12,194
4,366
5,620
4,321
7,961
92,191
188
361
251
257
353
402
424
488
190
234
188
318
*企画展の来館者には、24年度より継続開催の収蔵品・新収蔵品展209人、貸館による
「現代工芸」利用者1,179人を含む
25・26年度 月別来館者数の比較
15,000
14,000
13,000
12,000
11,000
10,000
H25月別
来館者数計
来 9,000
館 8,000
者
数 7,000
6,000
H26月別
来館者数計
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
4
5
6
7
8
9
10
月
11
12
1
2
3
【資料2】
26年度 博物館主催の企画展観覧者数 (参考 25年度)
企画展名
開館日
数
合計
有料計
個人
団体
無料計 うち授業
うち小中
土日無料
日平均
報じられなかった写真展 H25.4.27~6.9
39
3,285
2,289
1,867
422
996
417
109
84
新潟の漆器
H25.7.20~9.1
39
2,030
1,429
1,015
414
601
31
96
52
H24.9.14~11.24
62
10,388
0
0
0 10,388
2,865
588
168
活動展示2013
H25.12.7~
H26.1.26
38
2,065
0
0
0
2,065
357
79
54
大新潟湊展
H26.3.21~3.31
8
1,368
571
393
178
797
0
30
171
大新潟湊展
H26.4.1~5.18
43
4,540
2,951
687
2,264
1,589
229
142
106
新潟地震展
H26.6.14~8.24
64
6,681
4,221
2,955
1,266
2,460
748
445
104
むかしのくらし展
「冬のにいがた」
H26.9.6~12.23
92
10,635
0
0
0 10,635
2,897
347
116
沼垂展
H27.1.10~2.8
26
3,491
0
0
0
316
32
134
25
むかしのくらし展
年
度 「暮らしと住まいの道具」
26
年
度
会期
11,000
3,491
26年度 博物館主催の企画展観覧者数 (参考 25年度)
10,000
9,000
8,000
7,000
観
覧
者
数
無料計
6,000
有料計
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
展示名
【資料3】
平成26年度
旧小澤家住宅実施事業概要報告
文化事業
(1) 展示運営更新事業
展示運営更新
観覧者数 15,964 人(2 月 11 日現在)
。みなとまち新潟の歴史・生活文化並びに旧小澤家住宅や小
澤家の概要について、グラフィックパネル等で紹介した。
(2) 企画展示事業
①
「大新潟湊」展
開催期間 平成 26 年 4 月 1 日~4 月 13 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 409 人。
新潟市歴史博物館開館 10 周年を記念する企画展と歩調を合わせ,北前船関連の内容で企画開催し
た。小澤家に里帰りした引き札や船絵馬を展示し,明治期の湊町新潟について紹介した。
②「端午の節句飾り」展
開催期間 平成 26 年 4 月 19 日~5 月 11 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,253 人。
小澤瓔子氏の協力を得て開催した。小澤家旧蔵の兜をはじめ、小澤家より端午の節句を祝う室内
飾りや掛け軸など借用し展示した。また、道具蔵では,書画はじめ小澤家が経営した会社で社宝と
されていた茶碗などを展示した。
③
「水道」展
開催期間 平成 26 年 5 月 24 日~6 月 10 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,297 人。
新潟市水道局と協力し,水道週間に合わせた展示とイベントを開催した。展示では,新潟市の水道
敷設事業の歴史を顧みることを軸に,明治 40 年代初頭の文書資料や地図,水道管などを展示紹介し
た。また,長岡造形大学 平山育男教授が所蔵する新潟市内はじめ日本各地の配水塔の写真パネルを
展示し,配水塔の構造や仕組みを紹介した。イベントとして,当館を会場に親子水道教室を開催した。
【資料3】
④
「新潟地震」展
開催期間 平成 26 年 6 月 16 日~6 月 18 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 55 人。
新潟地震発生 50 年の節目を迎え,当時の被害の状況を振り返る企画展。旧小澤家住宅近隣の場所
や下町地域を対象に,
昭和 39 年当時の地震の被害を伝える写真をパネルにして通り土間で紹介した。
⑤
「うちわ」展
開催期間 平成 26 年 6 月 21 日~7 月 13 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,075 人。
新潟ハイカラ文庫と協力して開催した夏の風情を感じ楽しむ企画展。当館所蔵のうちわ,うちわを
描いた印判皿,ハイカラ文庫より借用したうちわ用印刷見本など道具蔵で展示紹介した。
⑥「新潟漆器」展
開催期間 平成 26 年 7 月 19 日~8 月 31 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,807 人。
新潟市漆器同業組合と共催した。江戸後期から明治期に制作された新潟漆器を道具蔵・寝間・通り
土間・台所・藤ノ間・百合ノ間に展示し、竹塗りや錦塗りといった特徴ある新潟漆器の技法、漆器職
人の高い技術など新潟漆器の価値を広く市民に周知した。また、企画展と併せて体験プログラムとし
て、沈金体験を14回実施した。その他に離れ座敷で新潟漆器を使って新潟の食を味わう「北前三昧
パック」を1回実施するとともに、庭園を使ってアコースティック・ミニコンサートを1回実施し、
展示とは異なった旧小澤家住宅の楽しみ方を演出した。
⑦「錠前と鍵」展
開催期間 平成 26 年 9 月 6 日~10 月 3 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,469 人。
新潟ハイカラ文庫の協力のもと,小澤家や齋藤家の土蔵の鍵,和錠,明治以降に普及した南京錠な
どを展示し,鍵と錠前の歴史的変遷と特徴を紹介した。また,展示に係る調査で,年号の刻印がある
鍵が道具蔵のものであることがわかり,道具蔵が江戸時代後期の建築物であることが判明し,広く市
民に伝えることができた。
【資料3】
⑧「新潟仏壇」展
開催期間 平成 26 年 10 月 11 日~11 月 3 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 1,393 人。
新潟仏壇組合と共催し、新潟仏壇の歴史と新潟の仏壇職人が有する高い製作技術を実物の仏壇やパ
ネルで紹介した。企画展と併せて体験プログラムとして、金具打ち体験を 2 日間実施した。他にも
講演会や落語公演会などそれぞれ1回ずつ実施し新潟仏壇の魅力を伝える催事を行った。
⑨「屏風」展
開催期間 平成 26 年 11 月 15 日~11 月 24 日
観覧料 一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 728 人。
みなとぴあの協力を得て、小澤家所蔵の南蛮屏風や新潟市内で活躍した絵師や画家が描いた屏風・
掛け軸を道具蔵・次ノ間・藤ノ間の各室で展示した。市内に高い技能や技術をもった絵師や画家がい
たこと、当時の商家において屏風や軸を室内に飾って楽しんだ習慣があったことなど,展示を通じて
新潟で息づく文化の一端を紹介した。
⑩ボランティア企画「灯籠・狛犬写真」展
開催期間 平成 26 年 12 月 6 日~平成 27 年 1 月 7 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 328 人。
当館ボランティア企画による画期的な写真展。ボランティアが会議を重ね企画し,市内外に赴いて
撮影した灯籠の写真をパネル製作し展示まで行った。
⑪「羽子板」展
開催期間 平成 27 年 1 月 10 日~1 月 25 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 328 人。
当館所蔵の羽子板や小澤家で正月に使用した重箱を展示し,正月にちなんだ展示を行った。
【資料3】
⑫「小澤家ゆかりの品々」展
開催期間 平成 27 年 2 月 1 日~2 月 11 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
観覧者数 192 人。
展示するには資料数が少なかったり,テーマとして扱いにくかったりする資料を展示する企画展。
ネズミ返しの支え板や高窓を開閉するための棒など旧小澤家住宅に残るユニークな生活道具や資料
を展示した。
⑬「ひな人形とからくり人形」展
開催期間 平成 27 年 2 月 22 日~3 月 8 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
市民団体である「湊にいがた雛人形町めぐり連絡会」と共催し、旧齋藤家別邸・燕喜館など市内諸
施設と連携協力し、町中の活性事業の一環として同展を実施する。当館では、小澤家旧蔵の雛人形を
はじめ周辺地域のひな人形を借用し藤ノ間で展示するとともに、「雛人形連絡会」より出品された明
治・大正期の雛人形や江戸時代のからくり人形を展示し、地元に残るひな人形やからくり人形の技巧
などを紹介した。他にもイベントとしてからくり人形の実演会を4回開催する。
⑭「小澤家ゆかりの品々」展
開催期間 平成 27 年 3 月 21 日~3 月 31 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
当館所蔵の化粧道具を展示し,当時の富裕層における生活様式の一端を紹介する。
【資料3】
(3) 教育普及事業
①
体験学習事業
体験プログラムとして、漆器製作体験・金具打ち体験・からくり人形実演などを実施した。
②
博学(産)(民)連携事業
近隣の 4 小学校(湊・栄・入舟・豊照)の 4 年生 19 人を対象として、夏休み期間の 8 月 18~19
日の 1 泊 2 日で当館を会場に宿泊体験を実施した。和風建築の講義を長岡造形大学
平山育男教授
にしていただいたり、越後大郷からくり館館長日根之和氏によるからくり人形の実演を鑑賞したり、
銭湯に行ったり、蚊帳を吊って就寝したりするなど盛りだくさんの内容で展開し、かつての生活の
あり方や旧小澤家住宅の建物や歴史について楽しく子供達に伝えた。
他にも湊小学校 5・6 年生を対象として、旧小澤家住宅の一室を使って、旧家の豪華な座敷の雰囲
気のなかで百人一首大会を開催した。
中学校については、総合学習の要望に応え、みなと町にいがたの歴史と旧小澤家住宅との関連に
ついて解説を行った。
新潟大学工学部建設学科建築学コースの学生および下本町商店会,旧小澤家住宅周辺の歴史的町
並みを考える会とともに「しも町」の賑わいと活性化を目的とした連携事業を展開した。景観を活
かした町づくり、旧小澤家住宅並びに一部本町商店街のライトアップ、茶処「藤乃花」の営業、
「し
も町」をアピールするための広報活動、
「しも町」を元気にするための組織作りなど学生による諸々
の提案に対して助言を行い、事業の集大成となる「きなせや下町」というイベントを 1 月 31 日に実
施し、旧小澤家住宅を拠点に、おおいに地域を盛り上げた。
③
古文書講座(中級)
全 3 回(1 月 30 日~2 月 27 日)
みなとぴあの協力を得て、古文書をある程度読解できる人を対象とした中級講座を実施した。冬
期で入館者が少ない時期を設定し実施した。受講者は 13 名。
④
庭園講習会
全 2 回(6 月 28 日・7 月 6 日,11 月 16 日)
田辺良夫氏を講師に迎え、当館の庭園を鑑賞しながら、ツツジや松といった庭木の手入れ,冬囲
いの方法などを学ぶ講習会を実施した。
⑤ボランティア育成
ボランティア定例会を月 1 回程度開き、ボランティア企画「灯籠・狛犬写真」展開催に向け準備
作業を行った。
【資料3】
(4) 施設普及事業
本施設の利用促進をはかるとともに、非公開部分の開放日を設け見学できるようにするなど,来
館の動機付けを行う事業を行った。
また、音楽会や季節に合わせたイベントなども催し、旧小澤家住宅でのさまざまな楽しみ方を提
案するとともに、観覧者アンケートを実施し、来館者のニーズの把握にも努めた。
①
夏至祭
開催期間 平成 26 年 6 月 21 日~6 月 22 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
夏至の日に合わせて開催。DAIDOCO,THE COFFE TABLE の協力を得て、かき氷やお菓子,
軽食,日本酒,コーヒーを提供し,松の間で飲食ができるようにした。
NPO 法人みかわ天文台台長による,暦と空についての講演会を開催した。
また,特別夜間開館,庭園および通り土間のライトアップも行った。
②
ワインの昼べ
開催期間 平成 26 年 10 月 19 日
観覧料
一般 160 円
ワインコーディネーター星野隆氏を講師に迎え,文化財の雰囲気の中でワインの楽しみかたを学
んだ。参加者 21 名。
③
花で彩る
開催期間 平成 27 年 2 月 5 日
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
フラワーアレンジメント教室「水曜日のお花の会」の協力により,薄暗くなりがちな冬の旧小澤
家住宅を色とりどりの花で彩った。
④
旧小澤家住宅バレンタイン企画第 1 弾 ヒトは水の中からやってきた!
開催期間 平成 27 年 2 月 14 日
新潟大学名誉教授,新潟白菊会理事長
観覧料
一般 200 円/中小 100 円
熊木克治氏をお招きして,人の体の仕組みと健康につい
てお話していただいた。講演後は抹茶サービスも用意した。
⑤
旧小澤家住宅バレンタイン企画第 2 弾 和風建築と古楽器~古伊万里で雪見酒~
開催期間 平成 27 年 2 月 15 日
観覧料
一般 160 円
笠原恒則(チェンバロ),大作綾(リコーダー)による古楽器のコンサート。音楽の他に,古伊
万里の器での熱燗,もしくはチョコレートをふるまった。
【資料3】
⑥
日本酒の昼べ
開催期間 平成 27 年 3 月 8 日
観覧料 160 円
Bar Book Box の Jun 氏を招いて,文化財の雰囲気の中で新潟県内および県外の日本酒の楽しみ
かたを学ぶ。
(5) 調査研究事業
調査・研究
小澤家文書や小澤家より寄贈された資料を調査し、小澤家や湊町新潟の歴史について市民の理解
を深めることを試みた。
また、その成果を「小澤家の品々」展や「錠前と鍵」などで展示紹介した。
長岡造形大学
平山育男教授と共に,取り壊し予定の民家を調査した。
旧小澤家住宅周辺の歴史的町並みを考える会
旧小澤家住宅周辺に残る歴史的町並みを保全・活用し,地域の活性化に寄与することを目的とし
た「旧小澤家住宅周辺の歴史的町並みを考える会」が,8 月 7 日に発足した。
旧小澤家住宅も賛助会員として参加。
(6) 収蔵資料の保存管理事業
資料収集・整理・保存
前年度に引き続き引き渡された資料と台帳データのつきあわせ作業を行い、確認作業を行った。
(7) その他事業
地域交流事業
新潟漆器展・新潟仏壇展・市民茶会を共催で行うなど、地元団体等と連携した催しものを開催し
た。博学産民連携事業「きなせや下町」でも周辺の商店や住民から多くの協力を得た。
広報
新聞やテレビ番組にたびたび取り上げられたほか、
「市報にいがた」にも数多く掲載され、市提供
のテレビ番組、地元の情報誌でも取り上げられた。
ホームページに加えて,Twitter も開設した。
【資料3】
駐車場
「無料専用駐車場が欲しい」という開館以来の来館者の要望に応えて,3台分の来館者用駐車場
を確保した。
(8)観覧者の声
※企画展ごとのアンケートは設けていない
観覧者の声
・アンケート結果(来館の感想)
・代表的な回答
「良かった以上」
97%
「ふつう」
3%
「良くなかった」
0%
「企画展が良かった。資料が充実し,きちんと整理・展示している。
」
「庭が良かった。手入れがいき届いていて素敵でした。」
「ボランティアが良かった。解説が丁寧で,たいへんためになった。」
「お茶のサービスがあってよかったです。」
「夏至にたいへんぜいたくな気分にさせていただきました。」
「宿泊体験で思ったことは,きもだめしやからくり人形のじつえんや,
かやの中で寝たりして,すごく楽しかったことです」
「北前船のことをもっと詳しく知りたかった。
」
「無料駐車場があればもっと来やすい。
」
「年間パスがほしいです。」
付帯事業
(1) 物販等ショップの運営
物販
新潟漆器,ふろしき,バッグ,藤の鉢植えなどを委託で販売。季節に合わせてこまめに商品の入
れ替えを行っている。箸置き,爪楊枝などオリジナルグッズの開発も行った。
また,旧小澤家住宅の庭に生えてきた紅葉の芽を集め,鉢植えを作成し,販売した。
売上額は約 71 万円(1 月 31 日現在)うち当館の物販委託手数料の収入分約 19 万円,旧小澤家住
宅販売収入 1 万円。
【資料4】
平成26年度 旧小澤家住宅 来館者内訳
○月別来館者数(平成27年2月11日現在)
月
有料公開部
情報案内所
H26月別
(常設・企画展)
(無料)
来館者数計
開館日数
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
計
H26日平均
来館者数
27
27
20
27
28
25
27
26
22
24
9
959
2,279
1,133
1,073
1,290
1,437
1,394
1,691
349
515
192
224
292
421
316
556
229
895
218
187
253
61
1,183
2,571
1,554
1,389
1,846
1,666
2,289
1,909
536
768
253
44
95
78
51
66
67
85
73
24
32
28
262
12,312
3,652
15,964
58
26年度月別来館者数
2,800
2,600
2,400
2,200
2,000
情報案内所
(無料)
来館者数
1,800
有料公開部
(常設・企画展)
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
4
5
6
7
8
9
月
10
11
12
1
2
【資料4】
平成25年度 旧小澤家住宅 来館者内訳
○月別来館者数
月
有料公開部
情報案内所
H25月別
(常設・企画展)
(無料)
来館者数計
開館日数
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
26
27
20
26
28
25
27
25
23
24
23
25
837
1,686
716
896
1,022
1,030
1,448
1,209
483
316
629
862
290
357
249
313
299
334
476
406
211
212
150
177
299
11,134
3,474
H25日平均
来館者数
1,127
2,043
965
1,209
1,321
1,364
1,924
1,615
694
528
779
1,039
14,608
43
76
48
47
47
55
71
65
30
22
34
42
48
25・26年度月別来館者数比較
2,800
2,600
2,400
2,200
2,000
来館者数
1,800
H25月別
来館者数計
1,600
1,400
H26月別
来館者数計
1,200
1,000
800
600
400
200
0
4
5
6
7
8
9
10
月
11
12
1
2
3
【資料4】
26年度 旧小澤家住宅 企画展観覧者数(参考25年度)
開館
日数
企画展名
会期
「端午の節句飾り」展
H25.4.20~5.8
17
「屏風」展
H25.5.25~6.2
第三回「新潟漆器」展
「商家の箪笥」展
うち授
団体・
セット券 無料計
業
うち小
中
日平均
土日無
料
有料計
個人
914
855
291
564
59
8
422
409
123
286
13
H25.7.20~9.1
39
1,492
1,313
358
955
179
24
38
H25.9.7~10.6
26
1,445
982
248
734
463
4
56
H25.10.12~11.4
21
1,250
874
361
513
376
12
60
H25.11.16~12.5
25
794
675
221
454
119
5
32
ボランティア企画「灯籠」展 H25.12.21~H26.1.19
20
290
189
98
91
101
「港と船の絵葉書」展
H26.1.29~2.9
11
328
192
110
82
136
3
30
「ひな人形とからくり人形」展 H26.2.18~3.9
18
720
644
260
384
76
6
40
262
241
60
181
21
4
33
25 「新潟仏壇」展
年
度 「小澤家の品々」展
「大新潟湊in旧小澤家住宅」展
H26.3.21~3.31
―里帰りした小澤家の引き札―
8
合計
1
1
54
53
15
「大新潟湊in旧小澤家住宅」展
―里帰りした小澤家の引き札― H26.4.1~4.13
12
409
382
82
300
27
2
34
「端午の節句飾り」展
H26.4.19~5.11
21
1,253
1,057
332
725
196
20
60
「水道」展 第一部
H26.5.24~6.1
8
1,068
937
92
845
131
64
134
「水道」展 第二部
H26.6.10~6.16
7
229
204
75
129
25
10
33
「新潟地震」展
H26.6.16~6.18
3
55
51
12
39
4
「うちわ」展
H26.6.21~7.13
20
1,075
901
353
548
174
38
54
「新潟漆器」展
H26.7.19~8.31
39
1,807
1,652
537
1,115
155
15
46
H26.9.6~10.3
24
1,469
1,341
365
976
128
21
61
「仏壇」展
H26.10.11~11.3
21
1,393
1,161
363
798
232
16
66
「屏風」展
H26.11.15~11.24
9
728
660
217
443
68
8
81
ボランティア企画「灯籠・狛
H26.12.6~H27.1.7
犬」展
21
328
276
102
174
52
2
16
「羽子板」展
14
328
260
89
171
68
「小澤家ゆかりの品々」展 H27.2.1~2.11
9
192
156
87
69
36
「雛人形とからくり人形」展 H27.2.22~3.8
13
0
0
0
0
26
年 「錠前と鍵」展
度
H27.1.10~1.25
「小澤家ゆかりの品々」展 H27.3.21~3.31
8
18
3
40
23
3
21
【資料4】
26年度 旧小澤家住宅の企画展観覧者数 (参考 25年度)
1,800
1,600
1,400
1,200
無料計
観覧者数
1,000
有料計
800
600
400
200
0
展示名
【資料5】
平成27年度事業計画(案)歴史博物館
○ 新潟市歴史博物館及び旧新潟税関庁舎等
1 文化事業
「新潟市域の歴史的特性を明らかにし、市民の歴史に対する理解を深めると共に、歴史を媒介
とした市民交流を行うことにより、市民の社会的活動及び文化的活動に寄与する。」という博物
館の設置目的を達成するため以下の各種事業を行う。
(1) 展示運営更新
常設展示室の部分展示替え等により情報内容を更新する。
(2) 企画展示事業
興味深いテーマを設定し、地域の歴史・文化を楽しく分かりやすく市民に伝える展示を行う。
今年度も例年通り4本の企画展を開催するが、内1本は館の自主事業として実施する。
① 田んぼで魚とり(仮称)
開催期間
平成 27 年 4 月 11 日~5 月 31 日
46日間
蒲原平野に広がる水田や用排水路、潟などで営まれてきた漁労活動に注目し、多様な漁
撈具や舟などの民俗資料、当時の様子を伝える写真資料を展示する。低湿地の自然条件の
中で、様々な資源を利用し、楽しんできた生活の様子を振りかえる。
② 越後平野の古墳(仮称)
開催期間
平成 27 年 7 月 18 日~8 月 30 日
38日間
近年越後平野では、胎内市城の山古墳や新潟市秋葉区古津八幡山古墳、同市東区の牡丹
山諏訪神社古墳が発掘調査され話題を呼んでいる。新情報も踏まえ、明らかになってきた
越後平野の古墳像をわかりやすく解き明かす。
③ むかしのくらし展「戦後 70 年
開催期間
戦争とくらし展」(仮称)
平成 27 年 9 月 12 日~12 月 6 日
75日間
小学校の単元と連動した企画展。今回は戦後 70 年を迎えることを機に、戦争と新潟市
民のくらしとの関わりを関連資料の展示を通じて紹介する。
④
みなとの仕事いまむかし(館自主事業)
開催期間
平成 27 年 12 月 19 日~平成 28 年 1 月 31 日
31日間
江戸時代以来の歴史資料からうかがえる港の仕事や現在行われている港の仕事を比較
しながら、新潟港に関わる仕事の現在と過去を紹介する。また平成 26 年に実施された「に
いがた港総選挙」のエントリー映像なども上映する。
⑤
収蔵品展・新収蔵品展の開催
開催期間
平成 28 年 2 月 11 日~3 月 27 日
39日間
館収蔵資料を効果的に公開するため、テーマを設けて資料を紹介する収蔵品展と、27
年度に新たに受け入れた資料を紹介する新収蔵品展を開催する。
【資料5】
⑥
その他
平成 28 年度に開催予定の企画展の準備を行う。
(印刷物の作成等)
(3) 教育普及事業
新潟市の歴史文化への市民の関心や興味のニーズに対応するため、ボランティアなどの人や
モノ、情報などの資源を活用して、市民へ歴史に関するさまざまなサービスを提供したり、学
校等の教育活動を提案したりするとともに、レファレンス用開架図書を購入する。
①
体験の広場事業
小学生や家族連れを主な対象として、「つかう」、「しらべる」、「つくる」という機能を
持つ、3つの広場「昔のくらしに触れる場」、
「情報学習の場」、
「創作活動の場」での体験
プログラムを、土・日・祝日を中心に年 50 回程度開催する。
また、夏休み向けの体験や大人を対象とした体験プログラムなど、対象を設定した体
験プログラムも織り交ぜて行く。
②
博・学連携事業
小学校・中学校の見学に際し展示解説等の対応を行うとともに、新潟大学と連携して当
館学芸員の寄附講義や大学生の実習受入れを行う。学校のニーズに応じて出前授業にも対
応する。
③
講座事業
調査研究事業の成果を公開し、新潟の歴史や文化に関する「学び」や「楽しみ」を提案
するため、幅広い年齢層や個別のニーズに対応する以下の各種講座を開催する。
④
・博物館講座
年10回
・館長講座
全4回
・古文書入門講座
全5回
・中級古文書解読実践講座
全15回(自主事業)
ボランティア事業
常設展示解説、敷地解説、体験の広場プログラムでのボランティア活動を支援するとと
もに、館の顔としてスキルアップを図る。またボランティア活動への新規希望者に向けた
研修を行う。
(4) 施設普及事業
博物館の活動を広く市民に知ってもらうため、リーフレットや「博物館ニュース」などの出
版物を作成し、新聞・雑誌等を通じて館の広報活動を行うとともに、以下の事業を実施し、博
物館の利用推進を図る。
① 地域連携
地元市民団体と共催し、博物館を会場に野外コンサートや夏祭りなどのイベントを開催
する。
②
みなとぴあファンクラブ
「みなとぴあファンクラブ」会員を対象とした事業を行う。講演会や企画展鑑賞会、史
跡探訪ツアーや新潟市内の街歩きなどを開催する。
【資料5】
(5) 調査研究事業
市民の関心を呼び起こすテーマの探求や博物館活動の発展のために、調査研究活動を行う。
当館の基本テーマである「湊と湊町」
「低湿地のくらし」に合わせた調査・研究を基本とし、そ
のほか各学芸員が各自のテーマで調査・研究を実施する。そうした成果を博物館講座等で市民
に報告するとともに、研究紀要として刊行する。
(6) 資料整理事業
寄贈や購入などにより受け入れた歴史・民俗・美術・図書等の資料を長期的に保存・活用す
ることを目的に、以下の事業を行う。
①
保存環境管理
歴史資料を長期保存するための資料保全・環境整備。新規収集資料の燻蒸や殺虫処置を
行う。博物館収蔵庫、石庫、新潟市文化財センター、旧木場小学校、旧板井保育園等に所
蔵する資料が、少しでもよりよい状況で保存できるように収蔵施設及び展示設備の資料保
存環境の管理に努める。また、市外のほかの収蔵施設と協力する。
②
資料収集整理
地域の歴史資料を収集するとともに、資料を保存管理するための基礎的データや資料活
用するための資料情報を調査・記録し、データベース化する整理作業を行う。あわせて、
資料の保存のためのクリーニング・養生などの処置を行う。
2 文化施設管理受託事業
歴史博物館及び旧新潟税関庁舎等管理事業
市民に親しまれる博物館を目指して、利用者へのサービスの向上に努め、歴史博物館及び
旧新潟税関庁舎等に加え,信濃川左岸緑地の管理運営を行う。
(1) 歴史博物館管理事業
①
博物館本館(常設展示室、企画展示室、ミュージアムシアター、体験の広場、セミナー
室、情報ライブラリー等)
②
旧第四銀行住吉町支店(応接室、会議室、日本間)
③
屋外施設(広場、堀、園路等)
(2) 旧新潟税関庁舎等管理事業
①
旧新潟税関庁舎
②
史跡(石段、石積み、石庫等)
(3) 信濃川左岸緑地管理事業
【資料5】
収1 付帯事業
1 歴史博物館付帯事業
来館者に対するサービスの充実を目的に、歴史に関する書籍やグッズ類を扱ったショップ
の運営や自動販売機の設置を行う。
①
物販等ショップの運営
②
自動販売機設置
【資料6】
平成27年度事業計画(案)旧小澤家住宅
○ 新潟市文化財旧小澤家住宅
1 文化事業
「みなとまちとしての本市の歴史、生活文化、観光資源等に関する情報の提供等を行うことに
より、みなとまち新潟に対する市民の理解を深め、市民相互の交流を推進し、もって市民文化の
向上及び地域の活性化に寄与する。」という小澤家住宅の設置目的を達成するため以下の各種事
業を行う。
(1) 常設展示事業
みなとまち新潟の歴史・生活文化並びに旧小澤家住宅や小澤家の概要について、グラフィッ
クパネル等で紹介する。
(2) 企画展示事業
①「小澤家ゆかりの品々」
開催期間
平成 27 年 4 月 1 日~4 月 12 日
化粧道具をテーマにした企画展。当館所蔵の鏡台やお歯黒の道具などを展示する。
②「端午の節句飾り」展
開催期間
平成 27 年 4 月 18 日~5 月 10 日
端午の節句を楽しむ企画展。小澤家に伝わる資料や当館所蔵の資料を展示する。
③「水道」展
開催期間
平成 27 年 5 月 23 日~6 月 14 日
新潟市水道局と共催し、水道週間に合わせて開催する企画展。新潟市所蔵の水道敷設
設資料を展示し、水道敷設の過程の一端を紹介する。
④「浜に届いた漂着物」パネル展
開催期間
平成 27 年 6 月 27 日~7 月 12 日
(財)日本離島センターの協力の下に開催する写真展。日本の海岸に漂着するモノをパ
ネルで紹介し,海の大切さを説く企画展。
⑤「新潟漆器 in 夏の旧小澤家住宅」展
開催期間
平成 27 年 7 月 25 日~8 月 30 日
東アジア文化都市関連事業として,新潟市漆器同業組合と共催する企画展。江戸時代
から明治期の膳・椀・箸・花活けなどの新潟漆器を各室で展示し、新潟市の伝統工芸品
である新潟漆器の魅力を広く紹介する。
⑥「建具道具」展
開催期間
平成 27 年 9 月 9 日~10 月 2 日
新潟の建具職人の技術や道具の魅力を紹介する企画展。様々な大きさや形状のカンナ
やノミ,ノコギリなどを展示する。
【資料6】
⑦「新潟仏壇」展
開催期間
平成 27 年 10 月 10 日~11 月 3 日
新潟仏壇組合と共催する企画展。新潟仏壇の製作技術と歴史について、パネルや仏壇
などで展示紹介する。
⑧「屏風」展
開催期間
平成 27 年 11 月 7 日~11 月 15 日
博物館協力の企画展。博物館所蔵の屏風や小澤家所蔵の南蛮屏風を借用し展示する。
⑨ボランティア企画「西川をめぐる」展
開催期間
平成 27 年 11 月 21 日~平成 28 年 1 月 11 日
当館ガイドボランティアが企画から展示までを行う企画展。新潟市内を流れる西川流
域の歴史ある建物や石碑などの写真を展示して,西川流域に暮らした人々の歴史の一端
を紹介する。
⑩「手ぬぐい」展
開催期間
平成 28 年 1 月 23 日~2 月 14 日
手ぬぐいの絵柄に見る日本人の感性,季節感を楽しむ企画展。
⑪「ひな人形とからくり人形」展
開催期間
平成 28 年 2 月 21 日~3 月 13 日
旧斎藤家別邸など市内諸施設と共同で実施する雛人形町巡り企画に併せて開催する
企画展。当館所蔵の雛人形や新潟ハイカラ文庫所蔵のからくり人形などを展示する。
⑫「小澤家の品々」展
開催期間
―台所道具―
平成 28 年 3 月 24 日~3 月 31 日
小澤家で使用された羽釜などの台所道具を展示し、かつての小澤家での生活の一端を
紹介する。
(3) 教育普及事業
新潟市の歴史文化への市民の関心や興味のニーズに対応するため、ボランティアなどの人や
モノ、情報などの資源を活用して、市民へ歴史に関するさまざまなサービスを提供したり、学
校等の教育活動を提案したりする。
① 体験学習事業
・漆器制作、金具打ち体験,まわり灯籠制作体験等を行う。
② 博・学・産・民連携事業
・旧小澤家住宅を拠点とした町のにぎわい活性化を目指すための新潟大学との連携事業
(4年目)
「きなせや下町」
・小学生を対象とした文化財での夏の宿泊体験
・小学生百人一首大会
③ 講座・講習・講演会事業
・古文書講座(中級編)
全5回
博物館の協力を得て実施
・企画展の内容に即した講演会
からくり人形講演会
・庭木を楽しむ講習会
全 3 回(春 2 回、秋 1 回)
【資料6】
④ ボランティア事業
・新規ボランティア養成
・ボランティア勉強会の実施
(4) 施設普及事業
旧小澤家住宅の活動を広く市民に知ってもらうため、広報用の印刷物を作成したり、新聞・
雑誌等を通じて館の広報活動を行ったり,季節に合わせたイベントを開催したりなど、本施設
の利用推進を図る。
① 奥座敷 2 階、離れ座敷の特別公開
平成 27 年 11 月 23 日(勤労感謝の日)
平成 28 年 1 月 30 日(きなせや下町)(予定)
② 芸術文化活動の開催
・アート・ミックス・ジャパン
平成 27 年 4 月 25 日
・東アジア文化都市 2015 新潟
平成 27 年 7 月 25 日~8 月 30 日
・ラ・フォル・ジュルネコンサート 平成 27 年 5 月 8 日~5 月 10 日
③ 土間を利用した特別展示
・町家と山野草
平成 27 年 5 月
・フラワーアレンジメント 花で彩る 平成 28 年 1 月
④ 季節に合わせたイベントの開催
・夏至祭 平成 27 年 6 月 20 日~6 月 21 日
⑤ 文化財の雰囲気の中で学べる講習会の開催
・ワインの昼べ
・日本酒の昼べ
(5) 調査研究事業
市民が注目し、深く関心のあるテーマの探求や本施設における活動の発展のために、調査研
究活動を行う。
・近隣現存土蔵並びに町家所在確認と活用のための調査
土蔵や町家を活かした町のにぎわい活性化を目指すための準備作業
(6) 収蔵資料の保存管理事業
旧小澤家より寄贈を受けた歴史・民俗・美術・図書等の資料を長期的に保存・活用する。新
規受け入れ資料の保存と目録の作成
(7) その他事業費
地元団体、関連施設と連携した催事を開催する。
・市民茶会
平成 27 年 10 月 3 日~4 日
・下本町商店会との連携事業(予定)
【資料6】
2 文化施設管理受託事業
旧小澤家住宅管理事業
新潟市文化財に指定されていることを理解し、利用者へのサービスの向上に努め、旧小澤
家住宅(情報案内所・藤ノ間・百合ノ間・道具蔵・離れ座敷等)の管理運営を行う。
【資料6】
収1 付帯事業
1 旧小澤家住宅付帯事業
来館者に対するサービスの充実を目的に、和の文化、みなとまちや歴史に関するグッズ等を
扱ったショップの運営を行う。
① 物販等ショップの運営
平成27年度 新潟市歴史博物館カレンダー
2015年4月
日 月 火 水
1
5 6 7 8
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5月
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金
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4
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日 月 火 水 木 金
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木
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日 月 火 水 木 金 土
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9 10 11 12 13 14 15
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7月
日 月 火 水
1
5 6 7 8
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日 月
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火
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8月
10月
日 月 火 水 木
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金
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土
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日
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月
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日 月 火 水 木 金
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日 月 火
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日 月
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土
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木
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金
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土
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12月
金
6
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土
7
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日 月 火
1
6 7 8
13 14 15
20 21 22
27 28 29
2月
土
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3
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9月
11月
2016年 1月
※
6月
水
2
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3月
木
4
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金
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19
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日 月 火
1
6 7 8
13 14 15
20 21 22
27 28 29
水
2
9
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23
30
は休館日 (6月1日~8日は薬剤燻蒸、2月1日~8日は施設整備のため休館)
は祝日・休日
は開館
開館日数 297日
新潟市歴史博物館 展覧会
◆常設展(開館日には常に観覧できます)
水運や農業、水害など、さまざまに「水」と深く関わりながら生きてきた新潟の人々の歴史
を、ジオラマや映像、実物資料を使ってわかりやすく紹介しています。
また、ミュージアムシアターでは、当館のオリジナル作品3本を午前10時から30分毎に替
えながら上映しています。
◆企画展(タイトルは仮)
○「田んぼで魚とり」展
近年、内水面環境の自然を利用した「豊かな」生活文化を見直し、再発見し
ようとする機運が高まっています。本展では、低湿な蒲原平野の生活文化、
特に農家の漁撈をテーマとし、水田や用排水路、潟などで行われた漁撈活
動を伝える写真資料や、漁具などの民俗資料を展示します。展示を通じて、
内水面環境の資源を見出し、利用し、楽しんだ人々の営みを具体的に振り
返り、低湿地の生活文化の豊かさについて考える機会とします。
4/11
▼
5/31
○「越後平野の古墳」展
近年越後平野では、胎内市城の山古墳や新潟市秋葉区古津八幡山古墳、
そして同市東区の牡丹山諏訪神社古墳が発掘調査され話題を呼びました。
特に牡丹山諏訪神社古墳の発見は、当館に寄贈された円筒埴輪がきっか
けになっています。本展では、新情報も踏まえ、明らかになってきた越後平
野の古墳像をわかりやすく解き明かします。
7/18
▼
8/30
○第12回むかしのくらし展「戦争とくらし」
戦後70年を迎えることを機に、戦争と新潟市民のくらしとの関わりを関連資
料の展示を通じて紹介します。
9/12
▼
12/6
○みなとの仕事いまむかし
江戸時代以来の歴史資料からうかがえる港の仕事や、現在行われている
港の仕事を比較しながら、新潟港に関わる仕事の現在と過去を紹介しま
す。
12/19
▼
1/31
★収蔵品展・新収蔵品展
資料の収集・保存は博物館の重要な事業です。収蔵品展では、館の収蔵資
料の中から選び出した資料を紹介します。新収蔵品展では、当該年度に新
たに収集した資料を紹介します。
2/11
▼
3/27
新潟市歴史博物館 講座等催事カレンダー
●体験プログラム(土・日や祝日を中心に50回程度開催)
伝統的な季節の行事体験,砂絵描き,火起こし,どんぐり三昧などの子ども向け親
子向けの楽しいプログラムを開催します。また,夏休みの子どもを対象にした体験
や大人を対象にした体験イベントなども行います。
●博物館講座(4,3月を除く各月の第4日曜日に開催 12月は第3日曜日に開催)
当館の学芸員が,日頃疑問に思って調べたことや研究を進めている内容について
報告し,参加者とともに考えていく講座です。
5/24,6/28,7/26,8/23,9/27,10/25,11/22,12/20,1/24,
2/28
●みなとぴあバスツアー(5月末) ※「みなとぴあファンクラブ」会員限定
当館館長とともに県内の史跡や文化財を訪ねます。
●古文書入門講座(10/3・10・17・24・31の全5回開催)
江戸時代の古文書を読んで、歴史の楽しさを学びます。
●館長講座(3/6・13・20・27の全4回開催 ※開催日は予定)
当館館長自らが時流に合ったテーマを設定し、企画・開催する全4回の講座です。
●出張講座・講演会
団体・企業のご希望に応じ、館学芸員が出向いて新潟の歴史や文化にかかわる
テーマで講座・講演会を実施します。お気軽にご相談ください。
○上記のほか企画展関連で講演会などを開催します。
○そのほか,当館で開催予定の展覧会など
☆「第53回現代工芸新潟会展」 6/27~7/5
(主催:現代工芸新潟会)
※催事の名称,時期とも年度当初の予定です。
最新情報をポスターやチラシ,ホームページ,電話等でご確認ください。
平成27年度 旧小澤家住宅カレンダー
2015年4月
日 月 火 水
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5月
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7月
日 月 火 水
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5 6 7 8
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11月
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2016年 1月
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12月
金
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日 月 火
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2月
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9月
日 月 火 水 木 金 土
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10月
※
6月
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3月
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金
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日 月 火
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は休館日 (6月1日~8日は虫干しのため休館,2月1日~8日は施設整備のため休館)
は一般公開なし(5月(未定)日はラ・フォル・ジュルネ,10月3日・4日は市民茶会および準備)
は祝日・休日
は開館
開館日数297日
【企画展のご案内】
○「小澤家ゆかりの品々」展 4月1日(水)~4月12日(日)
化粧道具をテーマにした企画展。当館所蔵の鏡台やお歯黒の道具などを展示する。
○「端午の節句飾り」展 4月18日(土)~5月10日(日)
端午の節句にあわせて,小澤家に伝わる節句飾りを展示します。
道具蔵では蕎麦猪口を展示します。
○「水道」展 5月23日(土)~6月14日(日)
新潟市水道局との共催。新潟市の水道敷設に係る資料を展示紹介します。
○「浜に届いた漂着物」パネル展 6月27日(土)~7月12日(日)
(財)日本離島センターの協力の下,日本の海岸に漂着するモノの写真を展示します。
○「新潟漆器in夏の旧小澤家住宅」展 7月25日(土)~8月30日(日)
新潟市漆器協同組合との共催。江戸から昭和期までの新潟漆器の銘品を展示紹介します。
○「建具道具」展 9月9日(水)~10月2日(金)
新潟の建具職人の技術や道具の魅力を紹介します。
○「新潟仏壇」展 10月10日(土)~11月3日(火)
新潟仏壇組合との共催。伝統工芸仏壇を展示し,新潟仏壇の職人の技術を紹介します。
○「屏風」展 11月7日(土)~11月15日(日)
みなとぴあ所蔵の屏風のほか,南蛮屏風を展示します。
○ボランティア企画「西川をめぐる」展 11月21日(土)~1月11日(月)
当館ガイドボランティアが新潟市内を流れる西川をテーマに,建物や石碑などを紹介します。
○「手ぬぐい」展 1月23日(土)~2月14日(日)
手ぬぐいの絵柄に見る日本人の感性,季節感を楽しむ企画展です。
○「ひな人形とからくり人形」展 2月21日(日)~3月13日(日)
近隣のお宅や当館所蔵の雛人形,珍しい江戸期のからくり人形を展示します。
○「小澤家の品々」展-台所道具- 3月24日(木)~4月10日(日)
近隣のお宅や当館所蔵の雛人形,珍しい江戸期のからくり人形を展示します。
タイトルは仮です。企画展関連の講座・講演会も行う予定です。
【講座等のご案内】
●「アート・ミックス・ジャパン」お茶会 4月25日(土)
●「ラ・フォル・ジュルネ」 コンサート 5月(未定)日
●「夏至祭」6月20日(土),6月21日(日)
●「庭園講座」 6月27日(土),11月14日(土)
●「新潟漆器」展「漆器制作体験」 7月・8月
●「まわり灯籠制作体験」
●「ワインの昼べ」「日本酒の昼べ」
●「新潟仏壇」展「金具打ち体験」 10月・11月
●文化の日無料公開 11月3日(火)
●非公開部分「秋の特別公開」 11月23日(月)
●市民企画フラワーアレンジメント「花で彩る」 1月
●博学産民連携事業「きなせや下町」 1月30日(土)
●「雛人形とからくり人形」展「からくり人形実演」 3月5日(土),3月6日(日) ほか
運営方針【資料1】
新潟市芸術文化振興財団による新潟市歴史博物館の今後の運営方針について(素案)
1
開館 10 年を経た現状の問題
(1)現状の肯定的評価
○新潟市歴史博物館の知名度はある程度向上し、新潟市の歴史を知る上で便利な施設と位
置付けられている。
○新潟市を訪れる内外観光客の観光スポットのひとつとなっている。
○港を感じられる親水空間として景観が評価され、映画・CMの撮影、コスプレやキャラ
クターショウの会場、プロジェクションマッピングなどのイベントでも利用されている。
○展示や講座、体験学習、ボランティア受け入れなどを通じ市民の社会教育、生涯学習施
設としても役割を果たしている。
○多くの小中学校が暮らし展や常設展示の観覧、職場体験など、さまざまな形でみなとぴ
あを学習に活用している。
○新潟だけでなく全国のマスコミや、行政機関あるいは市民などから歴史的情報の問い合
わせや提供依頼も多く、新潟市の歴史情報のセンターとして認知されてきた。
○歴史的資料の良好な保存施設としての役割も認知され、資料の寄贈や文化財の保管の依
頼を受けている。
○新潟市域の歴史的特性を明らかにする有意義な企画展を開催している。
(2)現状の課題
○全国的には博物館の統合や廃止が見られる。市民が博物館を必要としなければ、存続し
ない。残念ながら現状では新潟市歴史博物館が市民にとって不可欠な施設・機関となっ
ているとは言い難い。
○10 年経過しても常設展示やシアター映像が変わらないことから、市民の間には「そこは
一度行った」という感覚があり、市民の常設観覧者数は伸び悩んでいる。
○合併後 10 年が過ぎたが、常設展の展示は旧新潟市域の事象がほとんどで、新市域も含め
た展示へのリニューアルを求める声もある。
○リピーターの確保は企画展に依存しており、あまり集客を見込めないが開催意義のある
学術的な企画展などでは来館者数が伸び悩む状態となっている。
○運営方針が固定的で柔軟性に欠けるため、市民の期待に応えていないきらいがある。
○海外博物館との交流事業が予算の制約で大きく展開できない。
○市は新しいコンセプトの社会教育施設あるいは観光施設を新設しており、市民の需要を
奪いあう状況にあり、これも伸び悩みの原因の一つとなっている。
○館の多様な活動を維持するために職員は多忙であり、短期的に解決を求められる事業が
優先され、長期的・基礎的な事業が後回しにされたり、新たな事業を起こすことができ
なくなったりしている。
【資料1】運営方針
○空調機などの施設・設備の老朽化が進み、大規模な改修が必要となっている部分もある。
○従来、新潟市歴史博物館の運営費用はほぼ市からの指定管理料である。市の指定管理料
はシーリングの対象となっており、毎年、事業費は 10~15%程度、施設管理料は 5%程
度、前年から削減されている。シーリング対象外の特別展の開催も容易には認められず、
事業規模を小さくせざるを得ない。また、最低限の施設管理を維持するのが精一杯とな
っている。
○また、利用料金制ではなく観覧料や施設使用料は市の収入であり、運営努力により節減
などによる残があってもインセンティブの適用はなく、市の外郭団体である当財団は精
算して市へ返還するため、繰り越して翌年度に支出することができない。
2
新潟市が求める館運営
(1)設置条例に示された設置目的
○「第1条
新潟市域の歴史的特性を明らかにし、市民の歴史に対する理解を深める
とともに、歴史を媒介とした市民交流を行うことにより、市民の社会的活動および
文化的活動に寄与することを目的として」
○「第 2 条
博物館は、前条に規定する目的を達成するため、次に掲げる事業を行う。
(1)歴史資料の収集、整理及び保存並びに調査及び研究を行うとともに、その成
果を公開すること。
(2)歴史資料等の展示を行うこと。
(3)講演会、講座等を開催すること。
(4)体験活動事業を行うこと。
(5)旧第四銀行住吉町支店を公開すること。
(6)前各号に掲げるもののほか、博物館の目的を達成するために必要な事業。」
(2)従前の指定管理者業務仕様書に記載された管理運営理念
①市の総合計画に基づく歴史文化施策の一翼を担う
②新潟市歴史博物館条例第 1 条(設置目的)に基づいた活動
③博物館法における博物館相当施設であるという社会教育施設としての使命の自覚
④文化財保護
(3)従前の指定管理者業務仕様書に記載された指定管理者の要件
①新潟市歴史博物館条例第 17 条、旧新潟税関庁舎管理条例第 11 条の規定にもとづく
管理を行う
②観覧料の徴収事務の受託
③施設の良好な管理、設置目的、性格、役割を理解した効果的な運営
④長期的な視点による資料の収集・調査・保存・整理と事業の企画・実施能力
運営方針【資料1】
⑤長期的な視点による調査研究・資料収集、普及事業の実施
⑥市内博物館・資料館への技術的指導や助言
⑦公共性と公益性の保持、市民ニーズに応える信頼性
(4)総合計画「未来・ビジョン」における歴史文化施策・歴史博物館の位置づけ
○現指定管理業者募集の仕様書では「新・新潟市総合計画」に基づく歴史文化施策が
明示され、それに依拠した「管理運営の基本方針」が示されてきた。現在策定中の
平成 27 年度からの総合計画「未来・ビジョン」の基本計画では、歴史は自明・既定
のものとして扱われ、
「景観」や地域の「個性」
・
「魅力」
、
「地域資源」の枕言葉とし
て用いられているだけで、いままでの総合計画で掲載されてきた歴史文化施策であ
る歴史の調査研究・情報発信による市民の歴史意識の形成や、文化財・歴史資料文
化財の保存・活用などは掲載されていない。「集中と選択」の結果として制定されて
いる「未来・ビジョン」は今後の博物館の運営に力点を置いているとはいえない。
○生涯学習については「公民館・図書館など学びの場を核とした生涯学習の内容を充
実」と「生涯学習・社会教育の推進を支える基盤整備」が掲げられているが、博物
館は生涯学習・社会教育の機関として明示されていない。
○しかし、市民協働、地域活性化、交流拠点整備など「未来・ビジョン」が掲げる方
針・政策・施策を、創造的に展開するためには、新たな歴史事実の掘り起こしやそ
れにもとづく歴史認識の形成が不可欠であり、地域像の共有が図られなければなら
ない。
「未来・ビジョン」には明示されなくとも、その前提として歴史文化施策は重
要である。また、それらの情報発信だけでなく、市民の自発的な学びに応える施設
として博物館の重要性も増大している。これらは現在作成中の実施計画に反映され
べきであると考える。
3
平成 26 年 11 月日本博物館協会主催「第 62 回全国博物館大会」決議
この大会では
①博物館は文化財保全の強化に努め、リスクマネージメント体制の強化、大規模災害発
生時における全国的連携支援体制の確立に向け準備する。
②博物館運営の評価・改善をすすめ地域の人々と共に生きる魅力ある博物館を目指す。
③博物館の運営・活動は継続的・安定的に行われ、博物館の目的・使命が効果的に達成
されるように十分配慮されなければならない。
④文化国家にふさわしい博物館として、その目的・役割を確実に達成できる基盤が確保
される制度設計を求める。
⑤積極的に海外の博物館と交流・連携し、国際的な情報発信力を高めその存在意義を示
す。
⑥文化事業の特性に鑑み、また施設が抱える課題の解決に向け、国や地方公共団体にお
【資料1】運営方針
いて博物館に対する支援策を早急に検討することを関係機関に働きかける。
ことが決議されている。
4
次期指定管理期間における新潟市歴史博物館の運営方針と計画
(1)運営方針・事業計画策定の必要
次期指定管理は、平成 27 年度に当財団が平成 28(2016)年度から平成 32(2020)年度
までの 5 年間の指定管理者に非公募で選考され、当財団が継続して新潟市歴史博物館の
運営を担う予定である。指定管理の継続にあたり、平成 27 年夏に市が提示する仕様書に
もとづき、財団が管理期間中の事業計画を表明し、指定管理申請者評価会議の審査を受
け、市議会の議決を経て指名される。市の提示する仕様書がどのようなものとなるかは
不明であるが、上記の評価・現況を鑑み、下記のような運営方針に基づいて事業計画を
提案したい。
(2)運営方針
○現指定管理期間において当財団が提示した下記の「運営していく上での基本的な考え
方」は、市総合計画の変化にともない前提が変更する可能性はあるが、基本的には継
続する。
・市に代わり、当財団が持つ博物館運営に必要な専門的な知識と技術を活かし、効率的
で効果的な館運営を行う。
・常に新潟市民の公益を考え、地域の歴史・文化と市民をつなぎ、市民の知的で文化的
な生活と満足度の向上に努める。
・そのため、旧新潟税関の重要文化財・史跡をはじめとして、新潟市民としてのアイデ
ンティ形成の源となる歴史・文化的遺産(資料)を保護・保存し、これを後世に伝え
るとともに、そうした資料の調査・研究を通じて、市民生活の心の糧となる歴史・文
化情報を創出し、発信・提供する。
○さらに次期指定管理期間の基本方針として以下の事項を追加する。
・「市立」の博物館から「市民」の博物館への転換を図る。市民ニーズに応え、信頼され
必要とされ、市民にとって失ってはなならない博物館となっていく必要がある。歴史
事実を知ること、歴史意識を持って生活すること、歴史認識を深め、過去に学ぶこと
の重要性を市民に理解してもらう場として、そして歴史に関する情報を得て、地域を
学ぶことのできる信頼できる場として、新潟市歴史博物館を運営する。
・来館者数は、館の設置目的を達成するための手段の効率性を計る指標であり、館の信
頼性・有効性は来館者数のみで計られるものではない。しかし、事業を通じてより多
くの市民がさまざまな目的を持って来館することは、館の使命を達成する上で必要で
あり、来館者増に努める。
運営方針【資料1】
・「未来・ビジョン」においては市民の成長を前提として市民協働によるまちづくり、市
民による地域づくりが構想されている。また、財政的にも市が委託する通常の指定管
理料は縮減され続けることが予想される。次期指定管理期間においては市民協働や地
域力を活かした運営・事業を実現するとともに、指定管理料以外に市民・民間企業な
どからの寄付金・協賛金や補助金などを得るとともに、指定管理事業以外の自主事業
を展開することを通じて事業収入を得て、市民との協働によって事業を実施する体制
を確立し、市民の博物館として館の使命を実現することが必要となる。
(3)指定管理事業部門の運営
従来からの事業内容は継続するが、予算の縮減を考慮して事業内容を精査・集中し、事業
の目的・意義を明確にして、効率的・効果的に行う。
○従来通り施設の良好な管理に努め、災害などによる異常を迅速に調査・対応する。光熱
水費などの節約や不要な出費の削減に努めて、保守点検を遺漏なく実施し、設備損傷の
予防や軽微な損傷の円滑な補修を行う。しかし、経年変化により施設・設備の老化がす
すんでおり、根本的な設備更新や大規模な補修については、利用する市民の安心安全の
確保、円滑で良好な館運営のために、市による適切な実施を求めていく。
○また、施設を長期的に効率よく活用していくための建物の修繕計画や施設の運用計画な
どを市が立てるに際し、管理運営者として協力する。また、その計画に沿って管理でき
るように市に働きかける。
○資料の収集・保存・整理事業は市所蔵資料を扱うものであり、指定管理事業として行う。
積極的な資料活用の広報を通じて資料収集を展開する。ただし、これには資料保存環境
や施設の整備が不可欠であり、収蔵施設の増設や保存環境の改善などを市に働きかける。
○市が進める「市民文化遺産」事業では、地域や市民によって歴史・民俗資料が見出され
ているが、ともすると指定することで事業が終了して、活用されなかったり、一時的な
利用で忘れられたりするおそれがある。地域の文化財・歴史民俗資料として調査し、長
く保存・活用されるように、館として協力する。また、これら文化財・保存のための施
設の拡充を働きかける。
○調査事業やそれに基づく展示事業は新潟市域の歴史的特性を明らかにするという設置目
的を果たすために重要な事業である。地域に身近で、まちづくり・地域づくりを考える
上で不可欠なテーマについて調査研究・資料収集・展示を行い、その際には当館の人材
だけなく、多分野の専門研究者や調査協力者の協力を得て、広い視野で総合的にとらえ
ることに心掛ける。
○市・区の重点的事業と関連したり、周年事業の一環となったりする調査研究や企画展な
どの事業を計画し、シーリングの対象となる予算とは別の重点予算や市区の委託予算を
得て実施する。
○展示を行う際には、来館する観光客の視点を取り入れ、「独りよがり」「御国自慢」にな
【資料1】運営方針
らないように、広く全国的視野で調査研究し、他地域との同一性や相違点を示して、観
光客も新潟の特性を理解しやすいように展示する。
○平成 27 年度に予定されている Wifi 環境の整備を活かして、今後増加が期待できる外国
人観光客への対応の充実を図る。
○市民の歴史認識を深めるため、展示だけでなく、資料閲覧公開・照会対応・解説・講演・
講座・学校授業・マスコミ取材対応などによって歴史情報を広く発信する。
○市民のまちづくり・地域づくり活動などに協力して、ともに調査研究をすすめ、地域の
歴史を明らかにし、地域意識を深めることに寄与し、地域の歴史像形成に助力する。さ
らにその成果を公表する。また、当館の施設・景観を活かして、市民によるまちづくり
イベントなどに会場を貸し出し協力する。
○各地域の歴史系博物館や資料館は、地域づくりの核の一つであり、その活動は重要であ
る。しかし、これらの博物館・資料館は専門の学芸員のいる館はわずかで、資料管理や
調査研究が行われていない場合もある。従来、当館は指定管理事業の中で市本庁所管の
中心的な博物館に位置づけられて、市内の博物館・資料館への技術的指導や助言を求め
られているが、それにとどまらず市民の活動を支える上で重要な役割として市内博物
館・資料館への支援や連携した活動を実施し、地域づくりに寄与する。
○市民の生涯学習の場として、市民の学習意欲に応える講座や史跡探訪を開催し、実物資
料に触れる体験や創作体験など地域の歴史や生活、技術を実感できる体験プログラムを
実施する。また、市民がボランティアとして活動する場を提供し、その活動を支援する。
○従来からの大学生への寄付講義や講師派遣、博物館実習、あるいは小中学校による展示
見学や職業体験などの館活用授業だけでなく、特定の学校との通年的な連携による事業
やアウトリーチ授業、学校への資料貸与など、博学連携を一層深める。
○合併から 10 年を経過し、
新新潟市の歴史像を形成し、市民に理解してもらう必要がある。
また、市民の歴史意識の変化や市行政の基礎をなす歴史認識の変化、あるいは設備の老
朽化に対処するためにも、市は将来的に常設展示のリニューアルを求められる。その際
に実質的な館の管理運営者として、市に新たな展示コンセプトを提案できるように、検
討・準備をすすめ、企画展示などを通じてその成果を積み重ね、展示設計に必要な展示
資料や展示内容、展示手法などについて調査研究を進める。市にリニューアルに向けた
計画を立てるよう提案する。
○当館はこれまで西安市博物院、ハルビン市阿城金上京博物館所蔵資料による企画展を開
催し、その後も交流を進めてきたが、その交流を継続するとともに、中国以外の国の地
域歴史博物館との国際的博物館交流を検討し実現を目指して、市に別枠の事業予算の獲
得を要求する。
○当館は東日本大震災に際して、文化財・資料保存のため人的・物的支援を行ったが、今
後も文化財保全の強化に努め、当館および地域のリスクマネージメント体制を強化する
とともに、大規模災害発生時には被災博物館を連携・支援できるように準備する。
運営方針【資料1】
○歴史的建造物であり文化財である旧新潟税関庁舎や旧第四銀行住吉町支店の利用を促進
する。当館による展示・イベント事業などによる利用を増やすだけでなく、市民や団体・
企業などによる活用を促進する。そのために旧税関庁舎や史跡の貸出や営利目的も含め
た使用料体系の変更などの条例・規則改正を検討する。
(4)自主事業部門の運営
指定管理事業を縮小せざるを得ない状況のなかで、財団は歴史博物館の施設や運営主体と
して実績などを活用して、市指定管理料以外の自主財源を確保して自主事業を展開、指定
管理事業を補って歴史博物館の使命を果たす必要がある。しかし、多くの自主財源を確保
することは難しいと想定される。より多くの自主財源を得る努力が必要だが、費用をかけ
ずに効率的・効果的な事業を企画・実施することが重要である。
○「みなとぴあ」ブランドを活用し、公益性・公共性を逸脱しない範囲において、特定の
企業や団体、個人に対して講演・調査研究・資料提供・体験プログラムなどのサービス
を提供し、収入を得る事業を行う。
○文化庁や自治体・団体・企業からの補助金や、団体・企業・個人からの協賛金・寄付金
などを得て、資金提供者の提示する要件や目的に適合し、かつ歴史博物館に相応しい内
容の展示事業や教育普及事業を自主事業として実施する。
○財団の付帯事業として館活動に根差したグッズの製作・販売あるいは出版などの事業を
行い、その収益の一部を自主事業の運営費用に充てる。
○特定の企業や団体、個人による当館の施設・設備を活用した事業の実施を促し、財団が
共催して当館の自主事業とする。
○市民が親しみやすいテーマや娯楽的な内容、市民のコレクションなどの企画展示や、市
民の関心の高い体験事業などを、必ずしも館の設置目的と合致しない事業であっても実
施する。これらの事業による収入は期待できないが、館の認知度を高め、指定管理事業
への参加を促す。
○今日的な地域や社会の課題を意識して、明確で鋭い歴史意識を形成し、新たな歴史認識
を培うような、調査や研究を行う。これは長期的展望を持ち、将来の館コンセプトや展
示を改善していく上で不可欠であるが、試験的・投資的な事業であるため、限られた指
定管理料では実施することは困難であり、自主財源による事業として行う。
上記の運営方針に基づき次期指定管理期間中の事業計画を作成するものとする。
運営方針【資料2】
新潟市芸術文化振興財団による旧小澤家住宅の今後の運営方針について(素案)
1
開館 5 年を迎える現状の問題
(1)現状の肯定的評価
○旧小澤家住宅は新潟市の町家の風情を感じられる施設となり,早川堀や日和山の整備も
相まって,周辺の史跡や下本町商店街などを巡る街歩きの拠点として、市内はもとより
県外からの観光客にも認知され,下町の活性化や新潟市の観光の核として大きな役割を
担うようになってきている。
○地域・まちづくり団体など市民や観光客が、旧小澤家住宅を下町の交流拠点や情報拠点
として活用している。
○年間8本以上の企画展を実施し、講座,地域連携等の事業も数多く実施している。
○旧小澤家住宅を会場に民間企業や団体が、当館と共催あるいは貸室で事業を実施してい
る。
〇新潟市漆器同業組合・新潟仏壇組合と共催し,継続的に全館を使った企画展を開催し,
和風建築と新潟市の伝統工芸品等の魅力の増進に寄与している。
〇新規テーマの企画展のほか,建物空間を活かし,四季折々の日本の風習・伝統文化を紹
介する展示を行い、来館者のニーズに応えている。
〇ボランティアと一緒に企画から展示まで行う市民参加型のミニ企画展を実施している。
○企画展や季節にあわせたしつらい,イベントや物販などに工夫を凝らし,リピーターを
獲得している。
○幅広い層に向けてさまざまな事業を行い,これまで文化財や歴史に興味がなかった人々
に来館を促し,下町や町家文化のファンを増やしている。
○旧斎藤家別邸、砂丘館など大畑地区の歴史的建造物を有する施設やみなとぴあと連携事
業を行っている。
○日常的な保守保全・軽微な修繕などに細心の注意を配り、文化財の適切な施設維持管理
を行っている。
○無料専用駐車場を平成 26 年度に 3 台分確保した。また,駐輪場を駐車場に併設し,拡充
した。
○来館者数が毎年減少していくのが一般的だが,旧小澤家住宅は開館2年目以降,年々来
館者数が増加している。
○少ない職員数でも,町家の調査などを積極的に行い,まちづくりと市民をつなぐ企画を
行っている。
(2)現状の課題
○歴史と文化に興味・関心の薄い人も含めて,幅広い客層を呼び込む事業を行っていく必
要がある。しかし,職員数は館長を含めて4名(うち臨時1人)である。そのため,みな
【資料2】運営方針
とぴあとの人的な連携を深めていく必要がある。
○観光循環バスの停留所が館前に設置されたものの,バスの本数が少なく,来館者に不便
をかけている。
〇道具蔵の企画展示室は温湿度管理が困難で防火面で不安があり,他館から資料を借用し
て展示することが難しい。
○「北前船の時代館」という愛称の通り,旧小澤家住宅の建物そのものが北前船の時代の
象徴で文化財であるにかかわらず,「北前船関連の資料が少ない」という来館者からの声
がある。
○今後必要になってくる施設・設備の老朽化に対応する修繕計画や庭園の保全計画につい
て,市に求めていく必要がある。
○市の指定管理料はシーリングの対象になっていて、毎年 5%程度、前年から削減されてい
る。今のところ,シーリングによる削減分は入館料収入の増収による特定財源の増加で
補っているが,いつかは限界がくる。
○市民から若干の寄付金を得ているが、財団予算の歳入歳出に計上されておらず,指定管
理料による事業にともなう雑入として市歳入となり指定管理料の精算の際に市へ納入し
ている。そのため,寄付金が有効に文化事業として執行されていない。
○平成 27 年度から,財団独自の歳入として寄付金を財団予算に計上することとしたため,
寄付金を含めた予算支出の執行が行われる予定である。
○「年間パスが欲しい」という要望も多く、入館料の体系見直しが必要である。
2
新潟市が求める館運営
(1)設置条例に示された設置目的
○「第1条 新潟市文化財保護条例第 3 条第 1 項の規定により市文化財に指定された
旧小澤家住宅を活用し、みなとまちとしての本市(以下「みなとまち新潟」という)
の歴史、生活文化、観光資源等に関する情報の提供等を行うことにより、みなとま
ち新潟に対する市民の理解を深め、市民相互の交流を推進し、もって市民文化の向
上及び地域の活性化に寄与することを目的として」
○「第 2 条
旧小澤家住宅は、前条に規定する目的を達成するため、次に掲げる事業
を行う。
(1)みなとまち新潟の歴史、生活文化、観光資源に関する情報を提供すること。
(2)みなとまち新潟の歴史及び生活文化に関する資料の保存及び展示をすること。
(3)みなとまち新潟の歴史及び生活文化に関する講座、講演会、体験学習その他
の催物を開催すること。
(4)前 3 号に掲げるもののほか、前条に規定する目的を達成するために必要な事
業。
」
運営方針【資料2】
(2)従前の指定管理者業務仕様書に記載された管理運営理念
①新潟市文化財旧小澤家住宅条例第 1 条(設置目的)に基づいた活動
②新潟市歴史博物館と連携し、みなとまち新潟に関する歴史資料等の調査・研究、保
存・活用、普及・公開等を行う
③文化財保護
(3)従前の指定管理者業務仕様書に記載された指定管理者の要件
①新潟市文化財旧小澤家住宅条例第 18 条にもとづく管理を行う
②観覧料の徴収事務の受託
③施設の良好な管理、設置目的、性格、役割を理解した効果的な運営
④資料の調査・研究、保存・活用と市民の教育、学術及び文化の発展に寄与する事業
の企画・実施能力
⑤公共性と公益性の保持、市民ニーズに応える信頼性
3
次期指定管理期間における旧小澤家住宅の運営方針と計画
(1)運営方針・事業計画策定の必要
次期指定管理は、平成 27 年度に当財団が平成 28(2016)年度から平成 32(2020)
年度までの 5 年間の指定管理者に非公募で選考され、当財団が継続して旧小澤家住宅
の運営を担う。指定管理の継続にあたり、平成 27 年度に市が提示する仕様書にもとづ
き、財団が指定管理期間中の事業計画を表明し、指定管理申請者評価会議の審議を受
け、市議会の議決を経て指名される。市の提示する仕様書がどのようなものとなるか
は不明であるが、上記の評価・現況を鑑み、下記のような運営方針に基づいて事業計
画を提案したい。
(2)運営方針
○現指定管理期間において当財団が提示した下記の「運営に取り組む基本的な考え方」
は、基本的に継続する。
・管理運営の基本方針に基づく堅実で効率的な管理運営と積極的な事業展開をめざす。
・財団の実績やネットワーク、新潟市歴史博物館及び旧新潟税関庁舎,旧小澤家住宅等
における指定管理者としての経験と実績を活かして運営する。
・市民の文化活動を支援し、地域との連携を図り、新潟市の文化振興に寄与する。
○さらに現状の課題を踏まえて次期指定管理期間の基本方針として以下の事項を追加す
る。
・次期指定管理期間においては,入館者増に一層努め,歳入を上げ,特定財源を確保す
る。
・また,多くの団体や市民からの協力・連携・寄付などを受けて事業を実施する。自主
【資料2】運営方針
事業や館活動に根差したグッズの製作・販売などの事業も行う。
(3)指定管理事業部門の運営
従来からの事業内容は可能な限り継続するが,指定管理予算のシーリングに伴って事業
内容を精査・集中する。事業の目的・意義を明確にして,文化財の保存を確実にしつつ
幅広い活用を行い,かつ事業の効率・効果をあげる。
○歴史と魅力ある貴重な建物や素晴らしい庭園の保存のため,良好な管理に努める。これ
まで培われた歴史と文化の保存,継承に努め、災害などによる異常を迅速に調査・対応
する。光熱水費などの節約や不要な出費の削減に努めて、日常の保守点検を遺漏なく実
施し、設備損傷の予防や軽微な損傷の円滑な補修を行う。しかし、経年変化により施設・
設備の老朽化が進むことが予想される。できるだけ長期的に安全に保存・活用するため
にも、市に計画的・適切に更新や補修ができるように求めていく。
○資料は市の所蔵であり、保存・活用事業は指定管理事業として行う。資料保存環境の改
善などを市とともに実施する。
○みなとまち新潟に関する調査事業やそれに基づく展示事業は設置目的を果たすために重
要な事業である。新潟市歴史博物館と連携を図るとともに、専門研究者の協力を得て、
広い視野で行う。
○市・区などと事業を計画し、連携し合い,互いの予算を活用して実施する。
○魅力発信のための事業のひとつとして,他の団体と協力し,お茶会などの定例的な催し
を開催する。
○みなとまち新潟の歴史や生活文化について市民の理解を深めるため、企画展等の事業の
他にも,照会対応や解説・講演・講座・学校授業・マスコミ取材対応などを通じて情報
を広く発信する。
○市民のまちづくり・地域づくり活動などに協力して、ともに調査研究をすすめ、みなと
まち新潟や周辺地域の歴史を明らかにし、新潟の意識を深めることに寄与する。また、
建造物や庭園、景観を活かして、市民によるイベントなどに会場を貸し出し協力する。
○市民の生涯学習の場として、市民の学習意欲に応える講座やみなとまち新潟の歴史や生
活、文化を実感できる体験プログラムを実施する。
○市民がボランティアとして活動する場を提供し,その活動を支援する。また,来館者の
要望に応えるために,解説ボランティアの一層の充実をはかる。
○調査研究や企画展示などを通じて明らかになったみなとまち新潟の歴史・生活文化につ
いて,常設的な展示の更新・補完ができるようにする。
○SNS などの情報ツールを活用した情報発信に努める。
○平成 27 年度に予定されている Wi-Fi 環境の整備を活かして,今後増加が期待できる外国
人観光客への対応の充実を図る。
○旧小澤家住宅の魅力やみなとまちの文化を感じ取れるよう,観光客が求める情報をより
運営方針【資料2】
詳細に丁寧に提供するとともに、周辺地域にあらたな魅力を見出し紹介し、観光振興に
寄与する。
○旧小澤家住宅の利用を促進し、使用料収入をさらに増やす。主催・共催事業だけでなく、
市民や団体・企業などによる貸室としての活用を促進する。
(4)追加した自主事業部門の運営
○団体や個人からの協賛金・寄付金を得るなどして、みなとまち新潟の歴史・生活文化に
関係した自主事業を行い,旧小澤家住宅の認知度を高め、市民の指定管理事業への参加
を促す。
○館活動に根差したグッズの製作・販売などの事業を行い、その収益の一部を自主事業の
運営費用に充てる。
○特定の企業や団体、個人による当館の施設・設備を活用した事業の実施を促し,共催す
る。
上記の運営方針に基づき次期指定管理期間中の事業計画を作成するものとする。