グループホーム鈴蘭 - 社会福祉法人 大一会

社会福祉法人 大一会
鹿児島県伊佐市大口宮人463番地30
伊佐市指定第4670900218号
グループホーム鈴蘭
私たちは―
あなたを尊敬します。
あなたをいたわります。
そして、馴染みの関係を大切にします。
暮らし
家と同じように自由に過ごせ、居心地がいい空間を提供いたします。
想い
ご利用者の「~したい」「~したくない」という想いや願いを大切にしております。
繋がり
ご家族や、地域の繋がりが途絶えないように、ご利用者のこれまでの関係性を
大切にしております。
【対象者(ご利用できる方)】
・介護保険認定で「要支援2~要介護5」の認定を受けた(認知症の状態にある)方
・27名(3ユニット)完全個室
【利用料金(一か月当たり)】
・要支援2
22,290円
・要介護1
22,410円
・要介護2
・要介護3
・要介護4
・要介護5
23,460円
24,180円
24,660円
25,140円
・食
・家
費
賃
・共益費
・加算分
朝,250円 昼,400円
25,000円(1 ヶ月)
夕,350円
3,000円(1 ヶ月)
事業所の体制等により、
別途加算がかかります。
(問合せ先)
担当 帖佐・上田
TEL 0995-23-0139
FAX 0995-23-0149
E-mail [email protected]
2014年12月
平成26年
冬号
広報誌
しゃかいふく し ほうじん
だいいちかい
すずらん
社会福祉法人 大一会 グループホーム鈴蘭
鹿児島県伊佐市大口宮人463番地30 TEL0995-23-0139 FAX0995-23-0149
ホームページ http://www.daiichikai.or.jp
Eメールアドレス [email protected]
法人理念
地域に密着した経営を目指し、礼をもって接するとともに
安心を与える笑顔で温かみのある空間を提供します
も く じ
●ご挨拶 ・・・・・・・・・・・・・・P1
●グループホームとは?・・・・・・・・P2
●鈴蘭てこんな所!!・・・・・・・P3・4
●家族にとっての鈴蘭・・・・・・・P5・6
●鈴蘭のここがみそ・・・・・・・・・・P7
1 広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)
広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)2
社会福祉法人大一会 理事長あいさつ
理事長 大保潤一郎
日頃より、当法人の運営にご理解とご支援を賜り心から感謝申し上げます。
当法人では、『地域に密着した経営を目指し、安心を与える笑顔で温かみの
ある空間を提供します』を経営理念として掲げスタッフと共に運営してまい
りました。
伊佐市は、『住みよさランキング 2014 県内1位』になりました。この恵
まれた環境の中で、ご利用者の皆様が安心してご利用していただけるよう、
専門性を高めるとともに、なによりも笑顔をもってご利用者の皆様のお力添
えができるよう今後も精一杯努めて参りますので、どうかこれからも温かい
ご支援を賜りますようお願い申しあげます。
グループホームとは・
・
・
高齢者の方にとって生活しやすい環境を整え、
より安心して日常生活が送れるように支
援する事を目的とした介護保険サービスのひとつです。全室個室で、
自宅に近い雰囲気の
中で過ごすことができます。
・グループホームは介護保険の要介護認定で要支援2∼介護5に認定された方で認知症の
状態にある方であれば利用が可能です。利用料は介護度によって若干異なりますが、
『基本報酬分』『加算分』『その他の入居料』が必要です。また、医療費や薬剤費・散
髪代など実費が別に必要となります。詳しい利用方法については事業所又は市役所へお
尋ねください。
基本報酬分(介護保険上定められた利用負担金)
その他の入居料
介護度/介護費
1日
30日
1日
30日
項 目
要支援2
1,
000円
30,
000円
788円
23,640円
食 費
介護1
792円
23,760円
朝食 250円 昼食 400円 夕食 350円
共益費
介護2
100円
3,
000円
830円
24,900円
介護3
(※)
855円
25,650円
25,
000円(1ヶ月)
家 賃
介護4
872円
26,160円
介護5
890円
26,700円
加算分(事業所の体制などによって異なるもの)
1日
30日
900円
30円
1,
170円
39円
90円
3円
180円
6円
(基本サービス費+各種加算)
介 護 処 遇 改 善 加 算
×加算率(3.9%)
退居時相談援助加算
400円/退居時のみ
初
期
加
算
医 療 連 携 体 制 加 算
認 知 症 専 門ケア加 算
サービス提供体制強化加算
グループホーム鈴蘭 管理者あいさつ
管理者 有馬修美
グループホーム鈴蘭も開設以来 13 年を迎えることとなります。このことは、
ご利用者の皆様並びにご家族の皆様方をはじめ、地域の皆様方のご理解、ご
協力等があってのことと深く感謝申し上げます。
『地域包括ケアシステム』が推進され、平成 27 年4月には介護保険制度の
改正も予定されています。制度の改正や地域ニーズに対し、迅速かつ柔軟に
対応することは勿論、より質の高いサービスの提供や地域との連携強化など
更に充実させていく必要性を感じております。
私たちが関わる多くの皆様が安心して居心地の良い事業所となり続けるた
め、今後も職員一丸となって取り組んで参りたいと考えておりますので、ご
指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
※ 例)要介護3の方が新規で入居した場合に(医療費・薬剤費・散髪代などを除いた場合)
25,
650
(基本報酬分)+3,
432(加算分)+58,
000円(その他入居料)
082円 となります。
合計金額 87,
※ 平成27年度、介護報酬改定に伴い、利用料の負担が一部変動する場合があります。
∼お知らせ∼
グループホーム鈴蘭運営推進会議について
ご利用者やご家族、
地域の方、
関係機関などからのご要望、
ご助言等を頂く機会として会議を行っ
ています。今年度も下記の皆様方へ委員のお願いを致しました。皆様どうぞ宜しくお願い致します。
会議の内容 ・行事、研修報告 ・事故や苦情要望の報告 ・看取りについての意見交換 ・鈴蘭の行事への参加 など
入居者の代表者
本 石 明 子 様
入居者家族の代表者
恒 吉 里 美 様
スタッフ家族の代表者
松 下 真 弓 様
羽月校区コミュニティ協議会 会長
宮ノ原 修 様
訪問看護ステーションあさひ
深 見 朱 美 様
羽月校区コミュニティ協議会 事務局員
坂 元 京 子 様
羽月西小学校 校長
馬 庭 浩二郎 様
健康長寿課地域包括支援係
山 下 安 志 様
健康長寿課介護保険係
長 里 忠 浩 様 【オブザーバー】崎山駐在所巡査長
下 薗 博 志 様
3 広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)
環境
広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)4
鈴蘭てこんな所!!
鈴蘭での生活についてご利用者に色々と聞いてみました
つながり
Q、職員についてどう思いますか?
Q、ここでの暮らしはどうですか?
A、100%ではないけど、個室だ
し居心地はいいですよ。温泉も
あるし
私達は家と同じように暮らして
頂きたいと思っております。
ご利用者が自由に過ごせ、居心
地がいい空間を提供出来るよう配
慮しております。
Q、大切な人との時間は作れて
いますか?
A、十人十色だけど、みんな優しい
ですよ。特に男の職員が優しいの
にビックリしたよ。私の事を分
かってくれるし、家族みたいな存
在です。
勿論、女性も優しいですよ。ご利
用者の方々は、私達にとって「人生
の先輩」でもあります。
「尊敬」「労り」を大切にして接し
ております。
想い
A、娘達が月に1回帰って来
てくれて、家にも帰る事が
出来るし、お部屋で携帯電
話で姉妹や友人とも話が出
来るし、幸せです。
安心
Q、これからの生活について、不安は
ありませんか?
A、怪我や病気をして、みんなに迷惑
をかけないか?それが心配です。
Q、その不安は解消されそうですか?
その方の不安や心配ごとに、わたしたちは
話しを聴いたり、時にはご家族の協力も頂い
たりし、少しでも安心して暮らして頂きたい
と思っております。
A、自分でも気を付けてますし、何かあったら職員もいるし
子供達も帰って来てくれるし不安な反面、安心もしてます。
Q、希望は叶いますか?
A、叶いますよ、美容室に行き
たいと言ったらすぐ予約をし
て連れて行ってくれるしあり
がたいです。買い物にも行っ
てくれるし…
ご利用者の「〜がしたい」
「〜
はしたくない」という想いや願
いを大切にしております。
ご家族や、なじみのある方々との関係が途
絶えないように、面会等もですが、その方の
生まれ育った地域へ出向くなどしております。
職員にも聞いてみました
鈴蘭で働いていてどうですか?
A、この仕事をする事
によって自分自身も
成長出来るし、親に
も優しく出来るよう
になりました。
A、職員とご利用
者がゆっくりの
んびりと過ごし
ているから、働
きやすいです。
A、ご利用者ひとりひとり
の人生があって、それに
関わることができ、自分
の人生観を改めて考える
ことがあります。
広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)6
5 広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)
〜鈴蘭を利用するご家族の想い〜
鈴蘭の考える〜家族〜
家族にとっての 「鈴蘭がある生活」
認知症の奥様(90 歳)を支える旦那様(89 歳)。
子供様が自立されてからはお二人で暮らしておられました。
しかし、奥様が認知症を発症。二人での生活が厳しくなり平成 24 年に奥様の鈴蘭入居を決意
あれから3年…
面会の際、奥様の隣にそっと腰掛ける旦那様。
そんな旦那様にご家族の方にとっての「鈴蘭がある生活」についてお聞きしました。
家族にはその家族とでしか感じられない「苦しみ」や「つらさ」
また「喜び」もあります。
認知症という病を抱えながらも家族が家族であり続けられるように…
妻 が認 知 症 になってから
家事と妻の介護を全てやっ
ていました。
でも自分も体が悪かった
ので一 人 では支 えき れな
く て…。 部 落 の集 会 で妻
が認知症になったことを隠
さず に話 しました。 そし
て部 落 の人 にたく さん協
力してもらいました。
例 えば、 妻 はふら ーっと
家から出て戻っ
て来れなく
なっ
てしまうことがあっ
たの
で、 見 かけ たときは連 絡
をもらったりしたりしてい
ました。
周 り にたく さん迷 惑 を
かけ てき た のでとり あ え
ず、 妻 が入 居 したときは
安心しました。
入 居 前、 奥 様 とどのよう
な生 活 を されていました
か?
私たちはたくさんの家族と出会います。
入 居 前 は家 事 と介 護 で
一 日 が終 わっていました。
夜もいつ出てしまうか分か
ら ないから なかなか眠 る
事が出来てなかっ
たね…。
入 居 後 は時 間 と心 の余
裕が出来て家事をやりつつ
週 に2回 のグランドゴルフ
と家 の畑 で作 物 の栽 培 を
ように変化しましたか?
では、 鈴 蘭 を利 用 す る事
で旦 那 様 の暮 ら し はどの
前と比べると本当に良く
なりました。
認 知 症 は接 す る人 の対
応で症状が変わっ
てきます
から … 鈴 蘭 の職 員 はよく
認知症のことを勉強してい
るからかな、接し方がいい
ね。
いまの奥様の状態はどうで
すか?
家族が「家族」を感じれるように…
と き
同じ瞬間を過ごして頂きたい。
今 回、 この広 報 誌 を
作 るにあたり 「認 知 症
の方 を 支 える家 族 の想
い」を聞かせて頂きまし
た。
認知症の方を抱えるご
家 族 の想 いは様 々 です
が、このご夫婦の様に私
たち 鈴 蘭 が関 わる事 で
良 い形 で家 族 の関 係 が
繋がるお手伝いができれ
ば…と考えております。
しています。おいしい野菜
や果 物 を 作 ってお世 話 に
なった人 に配 って回 るのが
楽しみなんです。
そして妻に会いに数えき
れないく ら い行 っています
ね。 職 員 とも 顔 なじみに
なって鈴蘭が我が家の様に
思えてきた (笑)
なるべく 会 いに行 くよう
にしてるのは妻 はね私 のこ
とはま だ夫 だと分 かるか
ら… 「家 族 」 を感 じさせ
てやりたいんです。
家族という関係性を大切にしたいのです。
7 広報誌 すずらん冬号 (2014 年 12 月)
鈴蘭のここがみそ
鈴蘭で毎日使われているお碗。
これまでその方が大切に使ってこられたお碗。
このお碗は、 その方によって選ばれ、 使われ、 また共に時を過ごしてきました。
その方を中心とした物語があります。
スタッフ
( 絵:緒方 竜也 )
私たち職員は、その方の物語を知り、またその物語に加わることを喜びと感じています。
その方が大切にしていた物を、 私たち職員も大切にする、 そのことがその方自身を大
切にするということに繋がると考えています。
お一人お一人の物語を大切にするということが 「鈴蘭のここがみそ」 です。
編集後記
「広報誌すずらん」 を読んで頂きありがとうございます。 今回は、 グループホーム鈴蘭がどのようなところ
なのか、 少しでもこの広報誌を読んで感じて頂ければと思い作成致しました。 編集に当たり、 ご家族にとっ
て “鈴蘭がある生活” はどのようなものなのか、 私たち職員も改めて考える機会となりました。 これからも鈴
蘭を利用する方々にとって満足して頂けるよう努めて参りますので、 よろしくお願いします。 (広報委員会)