講演パワーポイント - コミュニティふれあいネット(COFUNE

コミュニティふれあいネット 『私も先生』プロジェクト 企画第8弾
「我がまち意識」を次代に育む
「文化で創る地域のコミュニティ」
石田波郷俳句大会が目指すもの
お話: 瓜生宏司
清瀬市・石田波郷俳句大会実行委員
文化で創る地域のコミュニティ
「文化で創る地域のコミュニティ」
「清瀬市・石田波郷俳句大会」が目指すもの
●我がまち意識
なぜ石田波郷なのか
●清瀬市の俳句大会 と 他市の俳句大会の違い
●波郷の名前を冠とした大会の重さ
●俳壇も注目の・新人賞企画
●清瀬ジュニア俳句の展開
●市民と行政の協働
● 我がまち意識 なぜ 石田波郷なのか
関
越
自
動
車
道
東所沢
清瀬市市役所
秋津 明治薬科大学
新秋津
清瀬
国立看護大学
結核研究所
複十字病院
東京病院
日本社会事業大学
0
1km
● 我がまち意識
我がまち意識
なぜ
なぜ
石田波郷なのか
石田波郷なのか
清瀬のサナトリウム 歴史
昭和6年 東京府立清瀬病院の開設 これを足掛として「結核療養のまち」となり、
結核療養所、研究所は15か所を数え、療養者は多いとき5千人を越えました。
現 在 東京病院、結核研究所、日本ビーシージー研究所(清瀬工場)などなど、
日本の結核の研究や治療の中核施設が清瀬にあります。
国際貢献 結核研究所の国際研修コースは52年を迎え、世界97ヵ国、2000名
以上の研修生が清瀬を訪れ、世界の結核対策の第一線で活躍しています。
ここに清瀬病院ありき
外気舎 患者が新鮮な空気を取り入れる外気療法に使われた。
(東京病院敷地内・清瀬市有形文化財指定)
● 我がまち意識
我がまち意識
なぜ
なぜ
石田波郷なのか
石田波郷なのか
清瀬サナトリウムで療養の作家
石田波郷(はきょう) (1913〜69年)
戦後の俳壇を先導した、昭和を代表する俳人
『ホトトギス』の「花鳥諷詠」に対し「人間探求」の俳
句を深化させた。療養中に詠んだ俳句集『惜命(しゃく
みょう)』は、「療養俳句」の最高傑作といわれる。
愛媛県松山市出身
昭和 7年 上京(19才)。水原秋桜子「馬酔木」同人
昭和12年 俳誌『鶴』の主宰(24才)
昭和18年 招集(30才)
昭和19年 陸軍病院
昭和20年 帰還
昭和22年 現代俳句協会を設立 代表
昭和23年 国立東京療養所に入所
手術と入院を繰り返し
昭和44年 肺結核で病没(56才)
墓所は調布市の深大寺。
● 我がまち意識 なぜ 石田波郷なのか
●「馬酔木」時代 1928(昭和3)年~
句集「鶴の眼」
●「焦土俳句」時代 1948(昭和23)年~
句集「雨覆」
「馬酔木(あしび)」最年少の同人
俳誌「鶴」を主宰 24歳
昭和21年より約12年間江東区に住む。
終戦当時の「焦土諷詠」
江
東
区
北
砂
調
布
市
深
大
寺
境
内
吹き起る秋風鶴を歩ましむ
●「療養俳句」時代 1950年(昭和25)年~
句集「惜命」
生涯の大半を闘病と療養。俳句の情熱
は衰えず、多くの人に深い感銘を与え、
「療養俳句の金字塔」 と言われた。
七夕竹惜命の文字隠れなし
妙
久
寺
境
内
はこべらや焦土の色の雀ども
清
瀬
市
中
央
公
園
内
● 江東区砂町 石田波郷記念館
平成12年12月、波郷の長男・修大氏寄贈により石田波郷記念館
が開設。
石田波郷記念館
江東区砂町文化センター内
● 江東区砂町 石田波郷記念館
「風鶴山房(ふうかく・さんぼう)」は俳人石田波郷が戦後の12年間を過
ごした江東区北砂町の書斎の呼び名。句集『鶴の眼』の代表句「吹き
おこる秋風鶴をあゆましむ」に由来し、「風鶴」の扁額は棟方志功が
波郷に贈った書。
。
● 我がまち意識 なぜ 石田波郷なのか
療養時代、清瀬の人たちとの交際が生まれ、市民も参加して
句会が行われていました。その縁で、清瀬中学の校歌がうま
れました。
清瀬市立清瀬中学校 校歌
石田 波郷 作詞
渡辺 浦人 作曲
一
あかつきの 目覚むるみどり
風かおる 道をたどれば
わが森の 泉の声す
「若きらよ 心きよかれ
若きらよ 心きよかれ」
二
ゆたかなる 黒土うちて
胸ふかく 培う種子に
ふりそそぐ 日のささやきは
「若きらよ 強く伸びゆけ
若きらよ 強く伸びゆけ」
三
春がすみ 秋は狭霧の
美しき ふるさと清瀬
学び舎の 鐘はひびくよ
「若きらよ 学べ正しく
若きらよ 学べ正しく」
校門近くの石田波郷作詞「校歌碑」 昭和32年
清瀬中学校 校門正面の校歌碑
作詞(昭和32年)
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
清瀬市・石田波郷俳句大会
実行委員会の設立
●平成9年 清瀬稲門会から波郷没後40年を記念し、清瀬市の
文化祭に「俳句大会」を行う提案がだされた。
●星野(前)市長からは、皆さんの応援のもとで、独立した大会
にしようと、生涯学習スポーツ課が担当することになりました。
清瀬市と石田波郷の名前を冠に
「清瀬市・石田波郷俳句大会」としてスタート
実行委員は 提案の清瀬稲門会、社会教育委員、校長(副)、
清瀬在住の俳人等によって構成された。
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
実行委員会の強い想い
昭和の俳聖「波郷」の名前を冠に恥じない大会
「西の松山、東の清瀬」の想いを秘め
地域の誇りとなる俳句大会を創出しよう!
波郷の名のもとに
俳壇からの支援体制をつくる!
●石田波郷ご子息(修大氏)の賛同と協力
●俳句総合誌・角川「俳句」のバックアップ
●現代俳句協会、俳人協会の後援
●波郷の名前にふさわしい「選者」の選任
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
大会時に、波郷展を開催していますが、機会があれば、
どこへでも出向いて「清瀬と波郷」の展示を行っています。
石田波郷展
大会に合わせ「波郷展」の開催
石田波郷と東京病院
於/病院ロビー
その他
各祭りへの展示参加
●●
清瀬の俳句大会
と 他の俳句大会との違い
波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
波郷の名のもと 全国大会として展開
市民講座も定期的に開催
講演会
広告
西村和子氏
石田修大氏
波郷 ご子息
「知音」主宰
俳句教室
角川学芸出版『俳句』 表紙裏の広告
市主催「 はじめての俳句教室」
毎月第四土曜 講師/大山恭子氏
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
地域の協力
一般の部
多摩地区の俳句愛好者の方々と共に楽しく吟行
波郷が散策した地元『清瀬銀座会』などの
有志による協力
俳句手帖
スガハラ印刷 提供
あぢさゐ吟行
絵はがき
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
句碑の建立
波郷生誕100年を記念して、昨年9月建立
七夕竹惜命の文字隠れなし
遠く病めば銀河は長し清瀬村
清瀬市名誉市民・澄川喜一氏(彫刻家)が委員長
市民の有志、俳句関係の寄付による
●●
清瀬の俳句大会
と 他の俳句大会との違い
波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
大手新聞へのパブリシティ活動
愛媛新聞 読売新聞 朝日新聞
東京新聞 日経新聞 各紙に報道
▲読売新聞 多摩版
▼東京新聞 多摩版
▲朝日新聞 多摩版
▼朝日新聞 全国版
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
投句数の推移
一般の部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
第六回俳句大会の参加者 所在状況
多摩地区
所在
清瀬市
小金井市
東久留米市
八王子市
小平市
西東京市
東村山市
立川市
町田市
三鷹市
調布市
日野市
武蔵野市
国分寺市
国立市
あきる野市
狛江市
青梅市
東大和市
武蔵村山市
東京区部
人数
所在
人数
91
練馬区
16
24
世田谷区
10
24
板橋区
6
16
杉並区
4
14
足立区
4
12
葛飾区
3
8
中野区
3
6
江戸川区
2
5
江東区
2
4
渋谷区
2
4
北区
2
4
港区
1
3
荒川区
1
2
台東区
1
2
品川区
1
1
文京区
1
1
目黒区
1
1
60
1
1
2 2 4 ▼参加者のいない県 青森県
東京以外
所在
人数
78
52
44
41
28
20
11
9
7
6
6
6
5
4
4
4
4
4
4
3
3
3
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
367
山梨県 福井県 鳥取県 島根県 徳島県
埼玉県
神奈川県
愛知県
千葉県
愛媛県
新潟県
静岡県
茨城県
大阪府
高知県
石川県
兵庫県
滋賀県
京都府
岐阜県
宮城県
長野県
栃木県
福岡県
沖縄県
福島県
北海道
広島県
佐賀県
三重県
山口県
鹿児島県
岩手県
宮崎県
熊本県
群馬県
香川県
山形県
秋田県
大分県
長崎県
奈良県
富山県
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
一般の部
投句者の年齢分布
平均年齢 72.5歳
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
背 景
俳壇も注目の
新人賞の部
新人賞企画(対象/30歳以下)
●石田波郷は24歳で結社「鶴」を創刊主宰、青春性に溢れた俳人
●公募の新人賞で 若手を対象とする賞がない
現代俳句新人賞 朝日俳句新人賞
俳人協会新人賞 協会会員の句集
対象50歳未満
●今、高校生の俳句大会「俳句甲子園」
が熱い注目を集めている
開成高2連覇、8度目V
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
新人賞の部
俳句総合誌
角川 『俳句』
強力な支援
毎年、石田波郷新人賞は
角川学芸出版『俳句』新年号
で発表されます。
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
俳句甲子園の流れをつかむ
俳句甲子園で活躍の高校生、OBが続々と応募
さらに
受賞者の活躍によって
若手俳人の登龍門と高い評価
新人賞の部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
新人賞(応募者 推移)
新人賞の部
応募者の年齢
30歳以下を対象
14歳から30歳が応募 平均 22.4歳
人数
人数
年 齢
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
新人賞の部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
ジュニアの部
清瀬市・石田波郷俳句大会実行委員会から講師・俳人の派遣
小・中学校/出前授業 サタデースクール親子俳句教室
放課後子供教室
支援学級も俳句に取り組む
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
中学生の部
中学3年生は
小学4年生から6度目の
俳句の授業
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
小学生の部
出前授業
学年合同 俳句指導
放課後こども教室
まなべー
サタデースクール
親子俳句教室
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
大クヌギ昆虫たちのレストラン
第五回特選 清瀬第三小学校(四年)
3小の塀への展示
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
ジュニアの部
第一回大賞 清瀬第八小学校 ( 5年) 輝幸さん
清瀬ひまわり
俳句コンテスト
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
投句数の推移
ジュニアの部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
第5回大会 小学生
学年別/投句数・入選数
ジュニアの部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
俳句指導の成果を
けやきホールで ・・・
・
ジュニアの部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
入選作品の発表は
表彰会場に大きく展示
ジュニアの部
● 波郷の名前を冠にした俳句大会の重さ
表彰式
ジュニアの部
●文化で創る地域のコミュニティ
市民と行政の協働
「我がまち意識」を次代に育む
「文化で創る地域のコミュニティ」
石田波郷俳句大会が目指すもの
波郷の名前を冠に誇れる「俳句大会」が
地域の子どもを輝かせる
輝く子どもたち
・身近に「波郷」を知り、俳句を知って、俳句をつくる輝き。
・「自分だけの発見・感動」を言語に託す。感性の輝き。
・575で清瀬の四季を観察し、美しい「ふるさと清瀬」意識の輝き。
・大人たちと(父母、地域)、俳句を共有して、文化コミュニティの輝き。
・ジュニアが「親」となった時、感動を次世代に継承する輝き。
●文化で創る地域のコミュニティ
市民と行政 協働の形
市民と行政の協働
市民
石田波郷俳句大会の運営で思う
「市民と行政のパートナーシップ」とは
行政
●文化で創る地域のコミュニティ
市民と行政 協働の形
市民と行政の協働
市民
行政
新しい「市民と行政のパートナーシップ」とは
同じ目的に向かって対等の立場でお互いの特性を生かす
市民の機動力
ネットワーク、専門能力
行政、教育委員会の組織力
権威(信用) 市内広報
新聞社等マスコミ対策、俳壇、結社
選者、角川「俳句」との連携
投句受付、俳句大会の準備・開催
各校の授業ほか俳句への取り組み
放課後子ども教室 「まなべー」主宰
小・中学の出前授業、まなべー
サタデースクール等の 講師派遣
入選句の選考から作品集の作成
市内の広報、市報「こども俳句」
市民講座等の開催
カタクリ祭り等での投句箱設置
ひまわりフェスティバル 俳句の募集
寄付金、投句料、広告料等の収益活動
人材提供 資金助成
市民講座「はじめての俳句講座」講師
展示会開催 吟行会 ほか
人的資源や財政の工夫と民官協働のあり方を考える
●文化で創る地域のコミュニティ
市民と行政の協働
企画の実現と大きな成果
複数の行政内組織と多くの市民団体の方々に感謝
生涯学習スポーツ課/教育委員会、校長会
小中学校/ 担当の先生方
児童センター/社会教育委員の会議
企画課/秘書広報課
産業振興課/水と緑の環境課 ほか
清瀬市・石田波郷俳句大会運営委員会
事務局(市民・行政協働)
清瀬稲門会/清瀬明大校友会
俳誌「隗」/清瀬在住の俳人
パソコンクラブ等のNPO/地元有志ほか
関係業界・俳壇等の援助協力
ご静聴 ありがとうございます
おわり