Stock「2196 エスクリ~5/12 決算説明会より」

Stock「2196 エスクリ~5/12 決算説明会より」
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平成 27 年 05 月 21 日
エスクリの 2015.3 月期本決算は、売上高 23228 百万円(前年比+20.0%)、営業利益
2419 百万円(同+28.3%)、経常利益 2352 百万円(同+29.7 百万円)
、純利益 1439 百
万円(同+30.7%)の増収増益、通期配当は 11 円(同+3 円)となった。
今期は 4 施設の開設で売上高 27468 百万円(+18.3%)を見込むが、先行投資による
費用増加のため営業利益 2010 百万円(-16.9%)、経常利益 1923 百万円(-18.3%)、
純利益 1197 百万円(-16.8%)に留まる見通し。通期配当は 15 円へ増配の予定。
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株価は、減益見通しが嫌気されて 1100 円台前半まで売り込まれた。しかし、新施設
稼動による来期の増収増益も期待され、目標株価は 1700 円に据え置きとする。
■ 今期は 4 施設開設による先行投資が減益要因となるが、業績への影響は前期 2Q 赤字→3Q 急回復
で実証済みであり、来期の業績を織り込む形で株価は徐々に反発に転ずると考えている。
■ 創業者はリクルートのブライダル誌「ゼクシィ」の責任者で、ブライダル業界のマーケティング能力では屈指の存在。
今後も自社施設だけでなく、運営受託、小規模挙式や業務内製化にも対応することで、あらゆる
ニーズをつかむ戦略である。
■ 2019.3 月期に売上高 400 億円を計画している。今期の 4 施設開設をはじめ、新たな M&A を実施
すれば目標に近づくことになる。自己資本比率は 25%程度とやや低く、今後借入による施設開発
には限度もありそう。株式交換で M&A を実施できればポジティブに評価したい。
■ 業績推移(金額:百万円。5/20 株価:1127 円)
<年度ベース>
売上高
営業利益
経常利益
純利益
EPS(円)
PER
配当(円)
配当性向
配当利回り
DOE
総資産
流動資産
(現預金)
固定資産
流動負債
固定負債
純資産
自己資本
BPS(円)
PBR
売上高営業利益率
ROE
自己資本比率
EV/EBITDA
2012.3
10,732
1,075
1,015
659
58.6
2013.3
12,903
1,227
1,177
738
64.4
2014.3
19,362
1,885
1,813
1,101
94.6
0.0
0.0%
5.0
7.8%
8.0
8.5%
0.0%
7,099
1,736
1,402
5,364
3,166
2,037
1,895
1,887
166.2
2.2%
9,783
1,887
1,417
7,897
4,276
2,802
2,705
2,687
231.5
2.5%
14,910
5,782
4,209
9,129
6,685
4,480
3,746
3,717
318.6
10.0%
42.9%
26.6%
9.5%
32.3%
27.5%
9.7%
34.4%
24.9%
2015.3 2016.3予
23,228
27,468
2,419
2,010
2,352
1,923
1,439
1,197
122.5
101.3
9.2
11.1
11.0
15.0
9.0%
14.8%
1.0%
1.3%
2.5%
2.9%
19,930
23,000
6,457
5,000
4,822
4,000
13,473
18,000
6,996
7,000
7,813
10,000
5,121
6,000
5,103
6,000
431.7
508.8
2.6
2.2
10.4%
7.3%
32.6%
21.6%
25.6%
26.1%
5.2
5.7
<四半期ベース>
2015.3_1q 2015.3_2q 2015.3_3q 2015.3_4q
4,692
5,044
7,173
6,319
268
-93
1,567
677
243
-104
1,567
646
144
-81
980
396
12.4
-7.0
83.5
33.6
14,935
5,035
3,195
9,900
5,827
5,265
3,843
3,818
325.5
17,960
4,913
3,155
13,047
6,778
7,404
3,778
3,755
319.4
18,728
5,483
3,825
13,245
6,697
7,321
4,710
4,689
397.6
19,930
6,457
4,822
13,473
6,996
7,813
5,121
5,103
431.7
5.7%
-1.8%
21.8%
10.7%
25.6%
20.9%
25.0%
25.6%
■ 3Q は季節要因と新施設稼動で 2Q の赤字から V 字回復。4Q はその反動減もあるが四半期 EPS=
33.6 円は悪くない数字である。今期は新施設の先行投資(説明会では約 6 億円)が減益の要因と
なるが、来期にフル稼働となり業績を押し上げる見込み。
■ ゲストハウス型式場運営会社一覧(金額:百万円)
(百万円)
株価
時価総額
2128 ノバレーゼ
906
9,320
2196 エスクリ
1,127 13,243
2198 アイ・ケイ・ケイ
646 18,783
2418 ツカダグローバルHD
819 39,991
4331 T&G
807 10,457
PER
8.88
11.12
14.79
9.52
14.94
EV/EBITDA
3.83
5.81
6.41
6.16
11.79
PBR
1.56
2.61
2.35
1.42
0.52
自己資本%
44.8%
25.6%
52.9%
42.6%
42.2%
営業収益
16,700
27,468
16,720
56,420
61,500
営業利益 営業利益率
1,630
2,010
2,080
6,470
1,800
9.8%
7.3%
12.4%
11.5%
2.9%
※株価(円)は 5/20 引値。収益・利益は今期予想で決算短信等を参考に作成。
■ ゲストハウス型式場運営業界は、アベノミクス以降順調に伸びているが、婚姻数は頭打ちで限られたパイの
奪い合いが顕著である。業界内では規模上位のツカダグローバル HD、T&G がやや押され気味である。
■ 時価総額では、規模に勝るツカダグローバル HD が首位。2 位のアイケイケイは営業利益率、自己資本比率が
共に高く競争の激しい大都市圏を避け地方中心に施設を展開する。3 位はエスクリ。規模は大きいが利
益率の極端に低い T&G は 4 位となっている。
■ エスクリも大都市圏に出店するが、同業のライバル施設の他、インバウンド需要を狙った外資系ホテルの進出も
顕著で、競争激化は避けられない情勢。エスクリの競争力は依然高いと期待するが、今後四半期毎の
業績でチェックして行きたい。