履 修 要 覧 - 聖心女子大学

履修要覧
平成 27
(2015)
年度
聖心女子大学
履修要覧 目 次
大学の理念・教育の 3 つの方針・大学の沿革・大学の組織
平成 27 年度学年暦(学部)(大学院)
教務課取扱事務等について
文学部
第 3 章 副専攻
副専攻履修要項……………………………………… 150
教務関係事務日程………………………………………… 2
第 1 部 履修要項
第 1 章 履修の基本……………………………………… 5
(カリキュラム・単位・卒業要件)
第 2 章 履修登録……………………………………… 11
(履修ルール・履修登録の方法)
英語英文学副専攻…………………………………… 152
日本語日本文学副専攻……………………………… 154
史学副専攻…………………………………………… 155
人間関係副専攻……………………………………… 156
国際交流副専攻……………………………………… 157
哲学副専攻…………………………………………… 158
教育学副専攻………………………………………… 159
第 3 章 授業…………………………………………… 16
心理学副専攻………………………………………… 161
第 4 章 試験・レポート……………………………… 18
多文化宗教共生副専攻……………………………… 162
第 5 章 成績評価……………………………………… 21
ジェンダー学副専攻………………………………… 164
第 6 章 留学…………………………………………… 25
ボランティア研究副専攻…………………………… 166
第 7 章 交流学生制度………………………………… 30
総合リベラル・アーツ副専攻………………………… 169
第 2 部 カリキュラム
第 1 章 全学共通事項(卒業所要単位)
第 4 章 資格課程
1. 教職課程履修要項(全般)… …………………… 172
平成 18(2006) 〜平成 23(2011) 年度入学者……… 33
2. 教職課程履修要項
平成 24(2012) 年度以降入学者……………………… 41
第 2 章 専攻課程
高等学校・中学校教員免許状取得のために…… 182
3. 教職課程履修要項
英語英文学科………………………………………… 53
日本語日本文学科…………………………………… 60
4. 博物館学芸員課程履修要項……………………… 228
史学科:日本史……………………………………… 66
5. 日本語教員課程履修要項………………………… 231
史学科:世界史……………………………………… 71
6. 司書教諭課程履修要項…………………………… 234
人間関係学科………………………………………… 76
7. 司書課程履修要項………………………………… 235
国際交流学科………………………………………… 81
哲学科………………………………………………… 88
教育学科:教育学…………………………………… 94
教育学科:初等教育学 ( 小学校 )…………………… 110
教育学科:初等教育学 ( 幼稚園 )…………………… 126
心理学科……………………………………………… 142
卒業論文……………………………………………… 147
小学校・幼稚園教員免許状取得のために……… 220
履修要覧 目 次
文学研究科
第 1 部 大学院履修要項
第 1 章 履修の基本…………………………………… 239
諸規則
聖心女子大学学則…………………………………… 283
聖心女子大学大学院学則…………………………… 291
聖心女子大学学位規程……………………………… 297
(カリキュラム・修了要件・論文)
第 2 章 履修登録……………………………………… 246
付 録
(履修ルール・履修登録の方法)
第 3 章 授業…………………………………………… 249
索引(あいうえお順)……………………………… 309
第 4 章 試験・レポート……………………………… 251
時間割表……………………………………………… 310
第 5 章 成績評価……………………………………… 253
第 6 章 留学…………………………………………… 255
第 7 章 資格課程……………………………………… 256
参考 委託聴講制度………………………………… 258
第 2 部 大学院カリキュラム
英語英文学専攻(修士課程)……………………… 266
日本語日本文学専攻(修士課程)………………… 267
史学専攻(修士課程)……………………………… 268
社会文化学専攻(博士前期課程)………………… 269
哲学専攻(修士課程)……………………………… 270
人間科学専攻(博士前期課程)…………………… 271
人文学専攻(博士後期課程)……………………… 277
社会文化学専攻(博士後期課程)………………… 278
人間科学専攻(博士後期課程)…………………… 279
大学の理念
聖心女子大学は、マグダレナ・ソフィア・バラが 1801 年にフランスで創立した聖心女子学院の教育理念に基づいて、
設立された大学である。その教育理念は、一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの聖心 ( みここ
ろ ) に学び、自ら求めた学業を修め、その成果をもって社会との関わりを深めることにある。この精神 (「聖心スピリッ
ト」) は、世界各地の聖心姉妹校に共通するものである。
本学は、この建学の精神に基づき、
・ 高度な学術的・専門的知識の探求を通じ、新たな知の世界を切り拓く創造力と批判力を養い、それにより高められ
る豊かな教養を備えた人間を育成する。
・ 個としての自己を確立し、かつ地球を共有する人類の一員として世界を視、人々と交わり、そしてこれらの重要な
関心事に自ら関わることのできる広い視野、感受性、柔軟性および実践的な行動力を持つ人間を育成する。
・ 社会の急激な変動に対応できる思考力と判断力を持ち、現代のみならず、未来に向けても自らの考えを自らの言葉
で発信できる人間を育成する。
この目標を実現するために、大学 ・ 教職員 ・ 学生 ・ 卒業生は、一体となって聖心の教育コミュニティーを形成する。
大学および教職員は常に研究 ・ 教育水準の向上に努め、学生および卒業生は、その育まれた資質や成果を、在学中に培
われた 「聖心スピリット」 とともに広く社会に還元できるよう、それぞれにおいてその責任と積極性が求められるものである。
校 章
みこころ
いばら
中央の二つのハートは、キリストの聖 心と聖母マリアのみ心のシンボルです。左の茨 に囲まれたハートは人びとを救
つるぎ
うために苦しまれたキリストの愛を象徴し、右の剣 に貫かれたハートはキリストとともに救
わざ
いの業に関わられた聖母マリアのみ心を表しています。
二つのハートを囲む百合の花は清らかさのシンボルです。
ウビ
カ リ タ ス
イ ビ
デ ウ ス
UBI CARITAS, IBI DEUS
「愛といつくしみのあるところに神います」は、本学のモットーです。
マーテル・アドミラビリス(感ずべき御母)
「マーテル・アドミラビリス」と名づけられた聖母マリアの絵の原画は、ローマ市
内のスペイン広場にあるトリニタ・ディ・モンティの修道院の壁画で、19 世紀半ば
頃、一修道女によって描かれたものです。この聖母像は、学院の創立者、聖マグダレ
ナ・ソフィア・バラが目指した女性の理想像を表すものとして親しまれてきました。
1801 年、フランスのアミアン市に最初の聖心女子学院が創立されて以来、いまや
世界各国に広がっている聖心女子学院のどの姉妹校を訪れても、必ずこの聖画を見る
ことができ、その創立者の教育理念の精神を伝えています。
この絵は、「希望」のある未来を示すあけぼのを背景に、ふと手仕事をやめて、
心を神に捧げる若き聖母マリアの姿です。バスケットの上に伏せられた読みかけの本
によって示される「学問」への関心、手にする糸紡ぎ機に表される労働の貴さ・・・
ここに祈り、考え、働くという基本的な人間の生きる姿勢が描かれています。また傍
らに咲くユリの花は「清純」の徳を表します 。神を信頼して生きた聖母マリアのよ
うに、命をはぐくみ、大切にし、神と人への愛にこたえていく女性の品位と使命を象徴しています。
聖心女子大学 教育の3つのポリシー
〈ディプロマ・ポリシー〉−このような卒業生を社会に送り出します−
聖心女子大学は、「一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの聖心 ( みこころ ) に学び、自ら求めた学
業を修め、その成果をもって社会との関わりを深める」という建学の精神に基づき、次のような力を身につけた卒業生を社会
に送り出します。
1 「幅広い教養」 と 「高度な専門性」
2 「柔軟な思考力」 と 「的確な判断力」
3 「自分の意見を発信する力」 と 「国際社会に貢献する力」
〈カリキュラム・ポリシー〉−このような方針でカリキュラムを編成しています−
聖心女子大学は、その理念に基づいて、幅広く深い教養を身につけるためのリベラルアーツ教育を重んじながら専門教
育を施し、ディプロマ ・ ポリシーに掲げる人材を育成するために、以下のような方針でカリキュラムを編成しています。
全体のカリキュラム体系は、以下の4つの分野から構成されています。
( 1 ) 全学必修分野:キリスト教学、第一外国語、第二外国語、体育運動学
( 2 ) 専攻分野 : 所属学科 ・ 専攻の専門的な授業科目
( 3 ) 関連分野 : 総合現代教養科目、基礎課程科目、所属外の学科 ・ 専攻の専門的な授業科目
( 4 ) 卒業論文
また聖心女子大学では、1年次には全員が基礎課程に所属し、2年次以後の専攻課程で各学科・専攻に所属する教育
課程をとっています。
1 ・ 2年次には本学のリベラルアーツ教育の基幹として、全学必修分野が用意されています。キリスト教学では、本学の
教育の基盤であるキリスト教の価値観を、多面的、多角的な視点から学び、世界と人間に対する深い洞察力と心の豊かさを
身につけます ( キリスト教学Ⅰは1 ・ 2年次、Ⅱは3 ・ 4年次に履修 )。第一外国語 ( 英語 ) ・ 第二外国語 ( フランス語 ・ ド
イツ語 ・ スペイン語 ・ 中国語 ・ コリア語から選択 ) では、上質かつ多彩な外国語の授業を通して、地球化時代に求められる
語学力を身につけるとともに、言語を通じて異文化に対する理解を深め、国際的な視野や関心を広げます。体育運動学で
は、健康の科学や運動文化への理解を深め、適切な運動習慣を身につけ、生涯にわたる健康保持のための基盤をつくりま
す。
基礎課程では、基礎課程演習や、一部の学科 ・ 専攻の入門科目からなる基礎課程科目を履修することによって、大学で
の主体的な学習の姿勢を身につけるとともに、基礎課程演習の担当教員であるアカデミック ・ アドバイザーの助言を得なが
ら、2年次以降所属する学科 ・ 専攻を選びます。
2年次以降の専攻課程では、各学科 ・ 専攻が開設する専攻分野の授業科目を履修し、演習、講義、実習等を通して専門
性を深めます。とくにカリキュラムの中心に据えられる演習は少人数のゼミ形式で行われ、学生が中心になって行う研究や
発表を通して、専門領域についての知識や理解を深めるとともに、十分な発信力や説得力を身につけます。4年次には学
科 ・ 専攻で深めた学問の集大成として、全員が卒業論文を作成します。
このように専門性を深める一方で、学科 ・ 専攻の決まった2年次以降も、所属する学科 ・ 専攻以外の授業科目を関連分
野の科目として履修したり、総合現代教養科目を履修したりすることで、専攻分野だけに限定されることなく、現代人として世
界を理解し、積極的に社会に関わるための視野を広げます。とくに特定の学科・専攻の授業科目を体系的に関連分野とし
て履修した学生や、自ら課題を設定して関連分野の科目を履修し、その課題に答えた学生は、副専攻の修了認定をうけるこ
とができます。
〈アドミッション・ポリシー〉−このような人に入学してほしいと願っています−
聖心女子大学では、大学の理念に共感し、国際化した社会のなかで自立した女性として実践的に活動することをめざし、
そのための幅広い教養と高い専門性、柔軟な思考力と的確な判断力を身につけようと希望する皆さんに入学していただきた
いと願っています。
そのため、高等学校では国語、外国語、地理歴史、公民はもとより、数学、理科などあらゆる授業科目の履修を通じて、ま
た授業以外でも課外活動、読書などを通じて、積極的に興味・関心の幅を広げてください。そうした主体的な学習姿勢こそが、
本学入学後の学修に大いに役立ちます。
さらに、聖心女子大学では、自らの興味 ・ 関心に基づいて調べたことや、それらについての意見を正確に発信し、議論す
る力も重要だと考えています。そのため高校時代には、興味 ・ 関心のある事柄について自ら調べることを体験し、また論理
的に考え、書き、話す力、すなわち論理的思考力とコミュニケーション能力を養っておくことが望まれます。
このような学習姿勢や能力を身につけたみなさんに入学していただくため、聖心女子大学では、次の3つの方針を掲げて
います。
1 皆さんに聖心女子大学をより良く知っていただく機会を広く設けます。そのためにオープンキャンパスや大学ウ
ェブサイトなどによって、在学生や教員のようすをさまざまな形でご紹介していきます。
2 一人ひとりの受験生に丁寧に向き合います。そのために3教科入試をはじめ、さまざまな入試方法を用意し、ど
の入試でも文章を書いてもらい、また AO 入試などではじっくりと面接を行うことなどによって、皆さんの「発信力」
に耳を傾けます。
3 聖心で学びたい、という気持ちを大切にします。そのために学科・専攻を入学時に決めるのではなく、入学後の
日々の勉学を通して、自分にふさわしい方向性を見出し、2年次に学科 ・ 専攻を決める、そのような制度を採用
しています。
聖心女子大学大学院 教育の3つのポリシー
1.大学院学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
(1)修士課程・博士前期課程
聖心女子大学大学院は、「一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの聖心(みこころ)に学
び、自ら求めた学業を修め、その成果をもって社会との関わりを深める」という建学の精神に基づき、女性に高度
な学術研究への道を開き、次のような力を身につけた修了生を社会に送り出します。
1 専攻する学問分野に関する、広い視野に立つ精深な学識と研究倫理
2 専攻分野に関する研究能力または高度に専門的な職業等に必要な能力
3 高度で柔軟な思考力、総合的で的確な判断力
4 独自性のある意見を持ち、それを発信する力
5 グローバル化が進む中、専門性に基づいて地域および国際社会に貢献することのできる力
さらに、専攻ごとに具体的な「修了生像」を定めています。
2 年以上在学し、所定の方法により 30 単位以上を修得し、かつ研究指導を受けて修士論文を提出し、その審査
および最終試験に合格した場合は、修士の学位を授けます。
(2)博士後期課程
博士後期課程では、上記に加えて、次のような力を身につけた修了生を社会に送り出します。
1 専攻する学問分野に関する精深で豊かな学識と研究倫理
2 独創性ある研究者として自立して研究を行い得る研究能力または高度に専門的な業務を遂行し得る能力
3 年以上在学し、所定の方法により 10 単位以上を修得し、かつ研究指導を受けて博士論文を提出し、その審査
および最終試験に合格した場合は、博士の学位を授けます。
2.大学院教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
(1)修士課程・博士前期課程
聖心女子大学大学院は、学位授与方針に基づき、次のような方針で教育課程を編成し実施します。
1「聖心女子大学の理念」および「聖心女子大学大学院学則」に基づき、体系性、順次性を考慮し、標準修業
年限以内に確実かつ効果的に目的、目標を達成できるよう教育課程を編成します。
2 学問分野の研究蓄積を十分に踏まえたうえで、体系的で幅広い学識を培うコースワークと、研究活動の遂
行をとおして研究能力を育成するリサーチワークとの順次性とバランスに配慮して教育課程を編成します。
3 2 年次には、専攻で深めた研究活動の集大成として、全員が修士論文を提出します。専攻にふさわしいテー
マを自ら設定し、先行研究を適切に踏まえて論文を作成します。特に、修士論文作成に向けた研究指導、
論文作成指導の機会は十分に保証されます。
4 授業形態については、講義、演習、実習等の適切性とバランスに配慮して、十分な数の科目を開設し、全
体として効果が上がるように教育課程を編成します。授業と研究活動をとおして「聖心女子大学の理念」
および研究倫理への理解を深め、思考力、判断力を伸ばし、自発性、創造性を発揮することができるよう、
特に配慮します。
5 幅広い学識と多角的な視点を身につけるため、他専攻の科目の履修を一定の範囲内で認め、他大学院との単
位互換、委託聴講制度を活用することもできます。国際的な視野を養い、研究活動の活性化を図るために、
外国の大学院への留学による履修を一定の範囲内で認めます。
6 各専攻の設置目的と特性とを生かし、専攻ごとにその「修了生像」の実現に向けて最新の研究状況を反映
させて教育課程を編成します。
(2)博士後期課程
博士後期課程では、上記に加えて、次のような方針で教育課程を編成し実施します。
1 博士論文の作成を博士後期課程の研究活動の中心として重視し、専攻にふさわしく価値の高いテーマを自
ら設定し、学界の研究水準を十分に踏まえつつ独創性のある論文を作成します。特に、論文作成に向けた
研究指導、論文作成指導の機会を十分に保証します。
2 授業と研究活動をとおして「聖心女子大学の理念」および研究倫理への理解を深め、自発的精神と応用力
を養い、研究者としての独創性を発揮し、自立して研究活動を行い得る研究能力を身につけることができ
るよう、特に配慮します。
3.大学院学生受入れ方針(アドミッション・ポリシー)
(1)修士課程・博士前期課程
聖心女子大学大学院は、「聖心女子大学の理念」に共感し、高度な学術研究への道を志す皆さんに入学して
いただきたいと願っています。
そのため、入学者の受入れにあたっては、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針に基づき、次のような
点を特に大切にします。
1 探究心旺盛で社会の動きや人間の生き方に対して関心が深く、幅広く深い教養と柔軟な思考力、的確な
判断力を持ち、豊かな人間性と高い倫理性を備えていること
2 専門分野に関して学士課程修了程度以上の十分な知識と能力を備え、研究の課題意識が、明確であり、
計画性を持って有意義な研究を進めることが期待できること
3 修士課程・博士前期課程修了後は、大学院において培われた人格をもとに、研究能力と精深な学識、高
度に専門的な職業に要する能力などをもって、社会に貢献することを目指していること
(2)博士後期課程
博士後期課程の入学者の受入れにあたっては、上記に加え、次のような点を特に大切にします。
1 探究心旺盛で洞察力に優れ、高度で柔軟な思考力を持ち、幅広く深い教養、信頼できる人格、高い倫理
性を備えていること
2 専門分野に関して修士課程・博士前期課程修了程度以上の十分な学識と研究能力を備え、独自性のある
明確な研究課題を持ち、研究計画に従って高度な研究能力を発揮し、独創的な研究を進めることが期待
できること
3 博士後期課程修了後は、大学院において培われた人格をもとに、自立して研究活動を行い得る研究能力
と精深な学識、高度に専門的な業務を遂行し得る能力などをもって、社会に貢献することを目指してい
ること
大学の沿革
聖心女子大学は、聖心会 (Societas Sacratissimi Cordis Jesu) という教育修道会を設立母体としています。聖心
会は 1800 年にマグダレナ・ソフィア・バラという一人の若い修道女を中心として、フランスのアミアンに誕生しました。
日本では 1908 年に最初の聖心の学校が開校、私立聖心女子学院が認可され、次いで 1916 年に前身となる私
立聖心女子学院高等専門学校が開校しました。第 2 次世界大戦を挟んで、聖心女子大学は、1948 年 4 月、新学制の実
施に伴い、旧制の聖心女子学院高等専門学校を改組して、日本における最初の新制女子大学の一つとして発足しまし
た。現在では文学部に英語英文学科、日本語日本文学科、歴史社会学科史学科、人間関係学科、国際交流学科、哲
学科、教育学科 ( 教育学専攻、初等教育学専攻 )、心理学科の 8 学科 2 専攻を設置しています。さらに、大学院文学
研究科修士課程 / 博士前期課程に、英語英文学専攻、日本語日本文学専攻、史学専攻、社会文化学専攻、哲学専攻、
人間科学専攻の 6 専攻を設置し、博士後期課程に人文学専攻、社会文化学専攻、人間科学専攻を設置しています。
女子教育に対する創立者の前衛的なヴィジョンはその後の時代の変化と社会のニーズに伴い、再確認され、全世界
約 42 カ国の 170 校の聖心に伝えられ、各姉妹校は互いに緊密な交流をはかっています。
1916(大正 5)年
私立聖心女子学院高等専門学校開校(昭和19年 聖心女子学院専門学校と改称)
1948(昭和23)年
聖心女子大学文学部(外国語外国文学科、国語国文学科、歴史社会学科、哲学科)設置
エリザベス・ブリット学長就任
1949(昭和24)年
小林分校(一般教育2年課程 兵庫県宝塚市)設置
1951(昭和26)年
文学部教育学科設置
1952(昭和27)年
大学院文学研究科(修士課程)設置(英文学専攻、国文学専攻、史学専攻)
1957(昭和32)年
教育学科専攻設置(教育・心理学専攻、初等教育学専攻)…
キリスト教文化研究所設置
1966(昭和41)年
小林分校廃止(東京本校に統合)
1967(昭和42)年
エリザベス・ブリット学長辞任 三好切子学長就任
1975(昭和50)年
三好切子学長辞任 相良惟一学長就任
1983(昭和58)年
相良惟一学長任期満了退任 内山孝子学長就任
1991(平成 3)年
国語国文学科を日本語日本文学科に名称変更
1993(平成 5)年
内山孝子学長任期満了退任 中川徹子学長就任
1995(平成 7)年
大学院文学研究科の国文学専攻を日本文学専攻に名称変更
大学院文学研究科人間科学専攻(修士課程)設置
1997(平成 9)年
大学院文学研究科人間科学専攻(博士後期課程)設置<同修士課程を博士前期課程に改称>
1999(平成11)年
大学院文学研究科哲学専攻(修士課程)設置
2000(平成12)年
心理教育相談所設置
2001(平成13)年
中川徹子学長任期満了退任 山縣喜代学長就任
大学院文学研究科人文学専攻(博士後期課程)設置
2004(平成16)年
大学院文学研究科社会文化学専攻(修士課程)設置
大学院文学研究科の日本文学専攻を日本語日本文学専攻に、英文学専攻を英語英文学専攻に名
称変更
2006(平成18)年
大学院文学研究科社会文化学専攻(博士後期課程)設置<同修士課程を博士前期課程に改称>
2007(平成19)年
外国語外国文学科を英語英文学科に名称変更
山縣喜代学長辞任 寺中平治学長就任
2011(平成23)年
寺中平治学長任期満了退任 岡崎淑子学長就任
2014(平成26)年
史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科を設置し、5学科から8学科に再編成
大学の組織
平成 27 年度 学 年 暦(2015 〜 2016)
学部
前 期
入学式
4 月 2 日(木)
1 年次生オリエンテーション
2 〜 4 年次生 専攻別ガイダンスほか
4 月 3 日(金)〜 4 月 7 日(火)
前 期 授 業 開 始
4 月 8 日(水)
前 期 履 修 登 録
4 月 16 日(木)〜 4 月 20 日(月)午前
前期履修登録確認日
4 月 23 日(木)〜 4 月 28 日(火)
創 立 記 念 週 間(休日)
4 月 30 日(木)〜 5 月 2 日(土)
前期履修登録再確認日
5 月 11 日(月)・ 5 月 12 日(火)
祝日授業実施
7 月 20 日(月)
前 期 補 講 日
7 月 23 日(木)
授業及び前期試験
7 月 24 日(金)〜 7 月 30 日(木)
前 期 授 業 終 了
7 月 30 日(木)
夏 期 休 暇
7 月 31 日(金)〜 9 月 27 日(日)
後 期
後 期 授 業 開 始
9 月 28 日(月)
後 期 履 修 登 録
10 月 6 日(火)〜 10 月 9 日(金)午前
祝 日 授 業 実 施
10 月 12 日(月)
後期履修登録確認日
10 月 14 日(水)〜 10 月 19 日(月)
聖心祭準備(午前:授業 午後:休講)
10 月 16 日(金)
聖 心 祭
10 月 17 日(土)・ 10 月 18 日
(日)
聖心祭後片付け(午前:休講 午後:授業) 10 月 19 日(月)
後期履修登録再確認日
10 月 23 日(金)・ 10 月 24 日
(土)
土曜開講科目授業実施(みなし土曜日) 10 月 24 日(土)午後
祝 日 授 業 実 施
11 月 23 日(月)
卒業論文提出日
12 月 11 日
(金)
・12 月 14 日
(月)
・12 月 15 日
(火)
冬 期
休
暇
12 月 23 日(祝)〜 1 月 5 日(火)
授 業
再
開
1 月 6 日(水)
後 期 補 講 日
1 月 20 日(水)
授業及び後期試験
1 月 21 日(木)〜 1 月 27 日(水)
後 期 授 業 終 了
1 月 27 日(水)
卒 業 式
3 月 12 日(土)
平成 27 年度 学 年 暦(2015 〜 2016)
大学院
前 期
入学式・履修ガイダンス
4 月 2 日(木)
前 期 授 業 開 始
4 月 8 日(水)
修士論文テーマ・指導教員届
博士論文題目・研究内容・指導教員届
4 月 16 日(木)〜 4 月 20 日(月)午前
前 期 履 修 登 録
前期履修登録確認日
4 月 23 日(木)〜 4 月 28 日(火)
創 立 記 念 週 間(休日)
4 月 30 日(木)〜 5 月 2 日(土)
前期履修登録再確認日
5 月 11 日(月)・ 5 月 12 日(火)
祝日授業実施
7 月 20 日(月)
前 期 補 講 日
7 月 23 日(木)
授業及び前期試験
7 月 24 日(金)〜 7 月 30 日(木)
前 期 授 業 終 了
7 月 30 日(木)
夏 期 休 暇
7 月 31 日(金)〜 9 月 27 日(日)
後 期
後 期 授 業 開 始
9 月 28 日(月)
後 期 履 修 登 録
10 月 6 日(火)〜 10 月 9 日(金)午前
祝 日 授 業 実 施
10 月 12 日(月)
後期履修登録確認日
10 月 14 日(水)〜 10 月 19 日(月)
聖心祭準備(午前:授業 午後:休講)
10 月 16 日(金)
聖 心 祭
10 月 17 日(土)・ 10 月 18 日
(日)
後期履修登録再確認日
10 月 23 日(金)・ 10 月 24 日
(土)
土曜開講科目授業実施
(みなし土曜日)
10 月 24 日(土)午後
博士論文提出期限
10 月 31 日(土)
祝 日 授 業 実 施
11 月 23 日(月)
冬 期
休
暇
12 月 23 日(祝)〜 1 月 5 日(火)
授 業
再
開
1 月 6 日(水)
修士論文提出日
1 月 19 日(火)・ 1 月 20 日(水)
後 期 補 講 日
1 月 20 日(水)
授業及び後期試験
1 月 21 日(木)〜 1 月 27 日(水)
後 期 授 業 終 了
1 月 27 日(水)
学 位 記 授 与 式
3 月 12 日(土)
教務課取扱事務等について
1.取扱事務
教務課(3 号館 2 階)では以下の事務を行なっています。
・ 履修登録
・ 授業(教室、休講・補講、公欠届)
・ 試験・試験にかわるレポート提出
・ 成績評価
・ 単位認定
・ 卒業論文・修士論文・博士論文提出
・ 副専攻
・ 資格課程(教職課程、博物館学芸員課程、日本語教員課程、司書・司書教諭課程)
・ 交流学生、科目等履修生、研究生、委託聴講生
・ 証明書(成績・卒業に関する証明書、資格関係の証明書、留学・進学関係の推薦書)
・ 授業評価
2.開室時間
教務課の開室時間は以下のとおりです。この他大学行事等により、開室時間が変更になる場合があります。
掲示に注意してください。
通常
月〜金曜日
9:00 〜 17:00
土曜日
9:00 〜 12:00
夏期休暇期間
冬期休暇期間
9:00 〜 12:00
13:00 〜 16:00
閉室
閉室
閉室
卒業式翌日
〜当年度年末
9:00 〜 12:00
13:00 〜 17:00
9:00 〜 12:00
3.掲示板
大学から学生に対する連絡は、すべて掲示によって行います。掲示されたものについては各自が確認しているもの
として取り扱いますので、毎日の習慣として掲示板を確認するようにしてください。また、わからないことがある場
合は、直接窓口で質問相談してください。電話・メールによる問合せには応じません。
場所:3 号館 1 階、2 階(詳細は『学生生活』で確認してください)
4.ガイダンス
履修登録に関する各種ガイダンス(4 月)、資格関係のガイダンス(随時)、専攻決定のガイダンス(9 月)、
卒業論文のガイダンス(11 月)等、年間を通して複数のガイダンスがあります。ガイダンスへの出席自体が手続きの
一部となるものもありますので、各自掲示で日時を確認し、必要なガイダンスには必ず出席してください。
5.その他
教務課での手続きには、学生証を提示する必要があります。常に携帯するようにしてください。
第1部 履修要項
文 学 部
教務関係事務日程(予定・詳細は掲示します)
4 月ガイダンス日程(掲示されているオリエンテーション日程表を確認すること)
4月2日(木)
司書・司書教諭ガイダンス
4月3日(金)
1 年次生履修ガイダンス(基礎課程演習・語学・体育運動学・情報活用演習)
編入生履修ガイダンス
4 年次生博物館実習クラス分けガイダンス
4 年次生教育実習(一括申請・都内公立校)ガイダンス
日本語教員課程ガイダンス(希望者のみ)
4月3日(金)〜4日(土)
専攻別履修ガイダンス(2、3、4 年次生)
4月4日(土)
1 年次生履修ガイダンス(時間割の組み方 1)
2、3 年次生介護等体験ガイダンス
2、3、4 年次生初等教員特別プログラムガイダンス
4月6日(月)
3 年次生履修ガイダンス
3 年次生教育実習手続ガイダンス
4月7日(火)
1 年次生履修ガイダンス(時間割の組み方 2・3)
2 年次生履修ガイダンス、4 年次生履修ガイダンス
2 年次生教職課程ガイダンス
副専攻日程
4月3日(金)
副専攻全体ガイダンス(2、3 年次新規登録希望者)
4月4日(土)
副専攻登録希望調査票を教務課へ提出
4月6日(月)
選抜がなかった副専攻について、副専攻登録確定者発表(掲示)
4月7日(火)
選抜が行われた副専攻について、副専攻登録確定者発表(掲示)
4月7日(火)〜
各副専攻の履修ガイダンス
前期履修関係日程
3 月下旬 〜 4 月 7 日 ( 火 )
〜4月7日(火)
成績通知書配付期間
「成績評価確認願」受付期間
4 月16日( 木 ) 〜 20日( 月 ) 午前
履修登録期間
4 月23日( 木 ) 〜 28日( 火 )
履修登録確認期間
5 月 11 日 ( 月 ) ・ 12 日 ( 火 )
履修登録再確認期間
継続履修日程
4 月16日( 木 ) 〜 20日( 月 ) 午前
履修登録期間
6 月上旬
継続履修申請書類配付開始
7 月中旬
申請締切
前期定期試験日程
2
7 月 24 日 ( 金 ) 〜 30 日 ( 木 )
授業および試験期間
7 月下旬
定期試験にかわるレポート(教務課提出)受付期間
後期履修関係日程
9 月中旬〜 9 月 30 日 ( 水 )
〜 9 月 30 日 ( 水 )
成績通知書配付期間
「成績評価確認願」受付期間
10 月 6 日( 火 ) 〜 9 日( 金 ) 午前
履修登録期間
10 月 14 日 ( 水 ) 〜 19 日 ( 月 )
履修登録確認期間
10月23日( 金 )・10月24日( 土 )
履修登録再確認期間
専攻決定日程
7 月上旬
各学科・専攻受け入れ人数および専攻決定ガイダンスの日程を掲示
9 月下旬
専攻決定ガイダンス(専攻決定に関する全般的なガイダンス)
10 月中
各学科・専攻による専攻説明会
1 月上旬
専攻希望動向調査票提出
1 月中旬
専攻決定調査票提出
一部の学科・専攻では調査票記入と併せて面接・試験等を行う
2 月下旬〜 3 月上旬
専攻決定内定・2 年次進級内定者発表
進級判定は 2 月下旬の教授会で行なわれます。進級内定に伴い、専攻の
内定が発表となります 。 進級不可の場合、本人と父母等保証人宛に書面に
て通知します。
卒業論文日程
11 月上旬
ガイダンス
12月11日(金)・14日(月)・15日(火)
卒業論文提出期間
1 月中旬
卒業論文審査結果発表(掲示)
後期定期試験日程
1 月 21 日 ( 木 ) 〜 27 日 ( 水 )
授業および試験期間
1 月下旬
定期試験にかわるレポート(教務課提出)受付期間
卒業判定日程
2 月中旬
成績通知書交付、成績評価確認願・再試験願提出期間(2 日間)
2 月下旬
卒業内定者、副専攻修了内定者発表
教員免許状大学一括申請最終申請者、日本語教員課程修了内定者発表
卒業判定は 2 月下旬の教授会で行なわれ、卒業内定者を学籍番号で掲示し
ます。卒業不可の場合、本人と父母等保証人宛に書面にて通知します。
3
第1章 履修の基本
1. 大学での履修
(1)カリキュラムとは
大学の授業科目、単位数、履修年次を体系的に編成したものを「カリキュラム(教育課程)」といいます。所属す
る学科・専攻・コースのカリキュラムに沿って学習を進め、最終的に、定められたカリキュラムの授業内容を修得
することが、大学での学習の目的です。カリキュラムは入学年度ごとに定められており、原則として卒業まで変更
はありません。
(2)履修とは
各学科・専攻のカリキュラムにそって配置された授業科目の受講を大学に申請し(履修登録)、授業を受け、成績
評価を受け単位を修得する一連の流れを「履修」といいます。
大学では、カリキュラムで定められた範囲で履修する科目を自分の学問的関心や将来の進路、勉学の目的等に合わ
せて選択し、独自の時間割を作ることができます。カリキュラムについては『履修要覧』を、本年度開講される授業
科目の履修条件や時間割は『開講科目一覧』を、授業内容については、『授業計画書<シラバス>』をよく確認し、
履修計画を立てるようにしてください。
また、カリキュラムの範囲で独自の履修計画を立てることができる一方で、卒業するまでの一切の過程は自己責任
で行うことになります。各自の責任において、履修登録確認時に正しく履修登録できているかを確認し、各期に配付
される成績通知書で学修の達成状況を確認するようにしなければなりません。必要な手続きを怠った場合、授業の受
講や単位修得、卒業が不可能となる場合もあります。この『履修要覧』を熟読し、自分自身で学修計画を立て、掲示
板を毎日確認し、必要な手続きは自己責任において行うようにしてください。学修計画を立てるうえで不明な点、不
安な点がある場合は、そのまま放置せず事前に教務課に質問、相談し、問題を解決するように心がけてください。
(3)単位とは
単位は、学修量を表すものです。授業科目を履修し、定められた達成目標に到達していると担当教員が判断し、以
下に定める単位修得要件を満たしている場合、所定の単位が与えられます。
単位数は、授業科目ごとに定められており、授業形態によって算定方法が異なります。大学設置基準による規定
では、1 単位の標準=“45 時間の学修が必要な内容”とされています。なお、大学設置基準の“1 時間”は授業時間
45 分に置き換えて表し、本学での 1 時限の授業は 90 分で行われているため、単位計算上、1 時限は 2 時間分の授業と
なります。
本学では授業科目の性質によって次のように単位修得上 1 単位の時間数を定めています(学則第 25 条による)
。
講義・演習科目においては、単位を修得するためには授業時間数の倍の自習時間が前提となるので、それも考慮しな
がら学修計画をたて、無理のないよう履修することを心がけてください。
⑴ 講義および演習科目…… 15 時間の授業と 30 時間の自習
⑵ 外国語科目……………… 30 時間の授業と 15 時間の自習
例)半期科目の講義科目の場合 15 週 ×2 時間の授業+ 60 時間の自習= 90 時間の学習量 …… 2 単位分
通年科目の演習科目の場合 30 週 ×2 時間の授業+ 120 時間の自習= 180 時間の学習量 …… 4 単位分
通年科目の外国語科目の場合 30 週 ×2 時間の授業+ 30 時間の自習= 90 時間の学習量 …… 2 単位分
5
(4)単位の修得条件
各授業科目の単位を修得するためには、次の要件を満たさなければなりません。
⑴ 授業科目の履修登録がなされていること
⑵ 授業回数の 3 分の 2 以上出席していること
⑶ 授業担当者から合格の評価(AA・A・B・C のいずれか)が与えられること
⑷ 授業料等納付金を所定の期日までに納入していること
(事情がある場合は、所定の期日までに学生生活課に申し出ること)
⑸ 所定の健康診断を原則として受診していること
(5)本学外で修得した単位の認定
本学以外で修得した単位について、所定の審査を経て、本学の卒業所要単位として認定する場合があります。
(⇒編入学 p.10、留学・語学研修 p.25-28、交流学生 p.30)
2. 本学のカリキュラム
本学のカリキュラムは、1 年次生が所属する基礎課程と 2 年次からの専攻課程によって編成されています。基礎課程
を修了して専攻課程に進むためには 2 年次への進級要件を、大学を卒業するためには卒業要件を満たす必要があります。
履修科目を決める際には、その年度だけでなく 4 年間を通じた履修計画を立て、進級要件、卒業要件を満たすように履
修科目を選択する必要があります。
(1)基礎課程と進級要件
1 年次生は基礎課程に所属します。この課程は、大学での基礎的な学問や幅広い視点に触れることを通して、各自
の興味を広げつつ、学修の方針を決定するための課程です。基礎課程では「1 年英語」「第二外国語」「体育運動学」
「基礎課程演習」を全員が履修し、その他「キリスト教学Ⅰ」の科目、1 年次生向けに開講されている各学科・専攻
の入門的な科目、総合現代教養科目の中から選択して履修します。
2 年次からの専攻課程に進むためには、前期・後期の 1 年を在学し、1 年次終了時に最低 20 単位(卒業要件外単位
を含む)を修得していなければなりません。2 年次以降は、各年次前期・後期の在学期間を満たせば、単位の修得状況
に関わらず進級します。(⇒ 1 年次生の履修 p.49、専攻決定日程 p.3)
(2)専攻課程
所属学科・専攻が決定し進級要件を満たすと、2年次より専攻課程に所属することになります。本学の専攻課程は【表
1】のとおりです。各専攻課程のカリキュラムは、『履修要覧』のカリキュラムのページを参照して下さい。科目群(分
野・系列)ごとに、卒業所要単位【表 2】が定められています。卒業所要単位を満たすように履修計画をたて、授業
科目を履修登録して学修します。
(3)卒業要件
本学を卒業するためには、次の条件を満たすことが必要です。卒業要件を満たした者については、教授会の承認を
経て卒業が決定し、学士の学位が授与されます。
① 4 年間在学すること(学則第 15 条による)
② 履修要項に定められた卒業所要単位を修得すること
③ 最終年次に卒業論文を提出し、その審査に合格すること
*卒業所要単位を 4 年間で修得できない場合は留年となり、在学期間を延長することになります。ただし、通算して 8
年を超えて在学することはできません(学則 16 条)。
6
【表 1】本学における専攻課程
< 2013 年度以前入学者>
< 2014 年度以降入学者>
英語英文学科
英語英文学専攻
日本語日本文学科
日本語日本文学専攻 ⇒ p.60
歴史社会学科
史学専攻
⇒ p.53
日本史 ⇒ p.66
世界史 ⇒ p.71
英語英文学科
⇒ p.53
日本語日本文学科
⇒ p.60
史学科
日本史
⇒ p.66
世界史
⇒ p.71
人間関係専攻
⇒ p.76
人間関係学科
⇒ p.76
国際交流専攻
⇒ p.81
国際交流学科
⇒ p.81
哲学科
哲学専攻
⇒ p.88
教育学科
教育学専攻
⇒ p.94
哲学科
教育学科
初等教育学専攻
⇒ p.110
心理学専攻
⇒ p.142
⇒ p.88
全学共通分野
⇒ p.102
初等教育学専攻
⇒ p.118
⇒ p.142
心理学科
【表 2】卒業所要単位
< 2011 年度以前入学者>
分野
教育学専攻
(⇒詳細は p.33)
初等教育学
専攻以外
系列(科目群)
初等教育学
専攻
キリスト教学Ⅰ
4
4
キリスト教学Ⅱ
4
4
第一外国語
8
8
第二外国語
8
8
体育運動学
2
2
総合現代教養 ( 指定 )
2
2
専攻分野
所属学科・専攻の専攻科目
関連分野
総合現代教養 ( 自由 )
60
84
96
基礎課程科目
※
24
12
所属学科・専攻外の専攻科目 他
卒業論文
合計
8
8
132
132
※専攻分野60単位、関連分野24単位を満たし、さらに専攻分野と関連分野の合計が96単位
以上になるように専攻分野または関連分野から 12 単位以上を修得すること。
< 2012 年度以降入学者>
分野
全学必修分野
(⇒詳細は p.41)
初等教育学
専攻以外
系列(科目群)
キリスト教学Ⅰ
4
関連分野
4
キリスト教学Ⅱ
4
4
第一外国語
8
8
第二外国語
8
8
体育運動学
専攻分野
初等教育学
専攻
2
所属学科・専攻の専攻科目
2
60
84
総合現代教養科目
98
基礎課程科目
※
26
14
所属学科・専攻外の専攻科目 他
卒業論文
合計
8
8
132
132
※専攻分野 60 単位、関連分野 26 単位を満たし、さらに専攻分野と関連分野の合計が 98
単位以上になるように専攻分野または関連分野から 12 単位以上を修得すること。
7
(4)副専攻(⇒ p.150)
副専攻制度は、2 年次から所属する学科・専攻である主専攻(メジャー)に加えて、もう一つの専攻を副専攻(マイ
ナー)として体系的に学ぶことができるシステムです。副専攻には、各学科・専攻が設置する副専攻と、学科横断的に
開設する副専攻の二種類があります【表3】。
本学の教育システムは、基礎課程の1年間で多様に学ぶ機会を経験し、3年間の専攻課程で研究テーマを選び、深
く追求するとともに広い視野で学修していくことをめざしています。今日の複雑な社会には解決すべき多くの問題点
とともに、自身を成長させ輝かすことのできる多くのチャンスが潜んでいます。これらを敏感に察知し、適切に対応
するためには、社会の動きを的確に理解するための深い教養と自身の関心領域を拡げるための多様で柔軟な価値観が
必要です。そこで、主専攻に加えてもうひとつの専攻を体系的に学修することで、現代社会が求めている複眼的な視
野と多面的な能力を養う機会となることが期待されています。
履修中の副専攻は、成績通知書および和文の成績証明書に記載されます。副専攻を修了した場合、卒業時に副専攻
修了証が授与され、卒業後は和文の成績証明書に修了した副専攻が記載されます。
*副専攻は卒業要件ではなく、希望者が履修する制度です。他学科・専攻開講科目を自由に選択して学修していくこと
ができます。
【表 3】副専攻の種類
種類
学科・専攻が
開設する副専攻
副専攻
英語英文学副専攻
英語学・英語教育学分野
英米文学分野
メディア・コミュニケーション分野
日本語日本文学副専攻
史学副専攻
日本史コース
世界史コース
人間関係副専攻
国際交流副専攻
哲学副専攻
教育学副専攻
心理学副専攻
学科横断的に
開設される副専攻
多文化宗教共生(2014 年度登録者まで)
ジェンダー学(2014 年度登録者まで)
ボランティア研究(2014 年度登録者まで)
総合リベラル・アーツ(2015 年度新設)
(5)資格課程
教職課程 (p.172)、博物館学芸員課程 (p.228)、日本語教員課程 (p.231)、司書教諭課程および司書課程 (p.234) があ
ります。
8
3. 授業科目について
(1)授業科目の種類
<履修方法による分類>
必修科目
:必ず履修し、単位を修得しなければならない科目
選択必修科目:指定された科目群の中から定められた単位数分以上を選択して修得しなければならない科目
選択科目
:自由に選択履修し、必要単位数を修得する科目
<授業実施時期による分類>
通年科目:前期、後期の 1 年を通じて授業が行われる科目
(継続履修(⇒ p.29)が認められた場合に限り、前期と後期を異なる年度に分けて履修することが可能)
前期科目:前期に授業が行われる科目
後期科目:後期に授業が行われる科目
※ 上記の中には、一定の時期に集中して授業を行う「集中講義」として開講される科目もある
9
4. その他
(1)編入学生に係る特記事項
<在学年限>
学則第 15 条および 21 条の定めるところによります。
<単位認定>
本学に編入学した場合、編入学前に短期大学・大学等で修得した単位の一部について、所定の審査後、教授会の
承認を経て、本学の卒業所要単位として認定されます。認定された科目の分野系列は単位認定時に決定し、変更す
ることはできません。
ただし、編入学後に第二外国語を変更する場合、認定された第二外国語は以下のようになります。
2012 年度以前編入学生:分野系列「その他の外国語」とします。「その他の外国語」の単位については、関連分野
の振替関連(外国語)に分野系列を変更できます。
2013 年度以降編入学生:分野系列「関連分野」とします。
<カリキュラム>
編入学生のカリキュラムは、編入学年度の前年度のカリキュラムとなります。編入学時に認定された既修得単位
数と本学に編入後に修得した単位数の合計をもって卒業所要単位を満たすようにしてください。
(2)転科について
定員に空がある場合に限り次年度 4 月より転科が認められる場合があります。転科願の締切りは 10 月末日です。期
限に間に合うよう所属学科・専攻の教員に相談の上準備を進めてください。12 月教授会で転科が承認された場合、4
月より2年次に在籍します。ただし、教育学専攻と初等教育学専攻の間の転科に限り3年次に在籍することができます。
副専攻の登録は無効となり新たに副専攻を登録することはできません。なお、休学中の転科の願出は認められませ
ん。
10
第2章 履修登録
1. 履修登録について
(1)履修登録とは
履修登録とは、定められた時期にその年度・期に履修しようとする科目を、本人の責任において、登録する手続き
のことです。履修する全ての科目を「Web 履修登録システム」にて登録します。登録されていない科目は履修すること
ができないので、登録事項に間違いのないよう注意して登録を行ってください。
(2)履修登録準備
年度・期の初めに教務課で成績通知書を受け取り、単位の修得状況を確認します。『履修要覧』により今年度の履
修計画を立て、『シラバス』で授業内容を参考にしながら履修科目を選び、『開講科目一覧表』で履修資格や曜日時
限を確認のうえ、履修登録を行います。なお、冊子類の内容には変更が生じることがあるので、必ず毎日掲示板を確
認してください。
(3)履修登録の時期
1 〜 3 年次生
4 年次生
前期履修登録
通年科目・前期科目
通年科目・前期科目・後期科目
後期履修登録
後期科目
なし ※
※ 4 年次生の後期履修登録
前期の単位修得状況により、卒業、副専攻修了、資格取得のために後期科目をさらに履修登録する必要が生じ
た場合は、本人の申し出により後期履修登録が認められます。
2. 履修登録単位数のルールと諸注意
(1)登録単位数の上限
無理のない学修計画を立てるよう、大学設置基準第 27 条の 2 に基づき、各年次の年間登録単位数の上限を以下のと
おり定めています。なお、海外語学研修等で認定された単位、卒業論文 8 単位は、登録単位数の上限には含みません。
詳細については、別途掲示により通知します。
年間登録単位数
1 年次
2 年次
3 年次
4 年次
42
48
48
42
(2)クラス
1 つの科目について複数の「クラス」が設けられている場合があります。カリキュラム上、1 つの科目をクラスに
分けて授業を行うので、この場合、履修できるクラスは 1 つに限られます。
(3)クラス指定科目
以下の科目は授業開始前にクラス分けが行なわれます。指定されたクラスを履修登録してください。クラスの変更
は原則受け付けません。
11
●クラスが指定される科目: ・第一外国語 ・第二外国語
●希望クラスの調査後にクラス指定される科目:
・体育運動学 ・基礎課程演習 ・情報活用演習 ・教職に関わる科目
●実習関連科目:
・教育実習指導 1 〜 3(当年度 4 月に教育実習手続きをした学生)
・教育実習指導 4 〜 6(前年度 1 月に教育実習生調書を提出した学生)
・教育実習 1 〜 4(前年度 1 月に教育実習生調書を提出した学生)
・教職実践演習(前年度 1 月に教育実習生調書を提出した学生)
・博物館実習(4 年次「博物館実習」クラス分けガイダンスに出席した学生)
・日本語教育実習
(4)履修年次
「年次指定科目」は必ず指定された年次に履修してください。推奨される履修年次が、
「標準履修年次」、
「履修の目
安」、
「履修モデル」として記されている場合がありますので参考にしてください。また『開講科目一覧』には「対象学年」
として、履修できる年次を示しています。科目の難易度や学修の習熟度に応じて決められていますので、これに従い履
修登録するようにしてください。科目によっては指定された年次においてのみ履修できる科目もありますので注意してく
ださい。
<1年次生が履修できる科目>
『開講科目一覧』において次の2 種類に分けて表示しています。
A:1 年次生推奨科目(入門的・概説的な科目)
B:2 年次生以上対象の科目であるが、1 年次生も履修が認められる科目(人数制限等では2 年次生以
上優先)
B の科目を履修する場合には、途中放棄することのないよう、初回の授業で授業内容と自分の興味・
意欲・能力を考えて履修登録をしてください。
(5)人数制限科目
人数制限科目とは、授業内容等により授業開始前もしくは初回授業に選抜等を行い、受講人数を制限する科目です。
あらかじめ人数を制限する科目については、『開講科目一覧』の人数制限の欄に記載されているので、掲示板を確認し
初回授業に必ず出席してください。また人数制限の欄に記載がない場合でも、選抜等が行われることがありますので、
履修を希望する科目については以下を徹底してください。
① 選抜等が行なわれるかどうかを掲示板で確認する
② 初回授業に必ず出席する
③ 必ず履修登録する
<後期科目について>
・ 後期科目であっても前期の履修登録期間に人数制限のための選抜等が行われる場合があります。
・ 4 年次生が前期に履修登録した後期科目および継続履修が認められた科目については、後期履修登録時の人数制
限のための選抜等が行われても、履修が取消されることはありません。
(6)再履修
原則として、すでに修得済みの科目を履修することはできません。ただし、『開講科目一覧』の「再履修」欄に「可」
12
とある科目に限り履修が認められ、修得した単位は卒業所要単位に含めることができます。
(7)時間割重複
同一時間に複数科目を重複して履修することはできません。また、集中講義の日程が重複して行なわれる場合(含、
一部日程重複)、登録することはできません。
(8)開講取止め
履修登録者が5名未満の場合、開講取止めになる場合があります。また、学部学生が履修できる大学院開講科目は
大学院学生の履修登録者数により開講取止めとなる場合があります。
3. 履修登録
(1)履修登録のながれ
履修登録の手続きは以下のとおりとなります。手続きはすべて学生自身の責任において行なわれるものです。履修
登録を行わなかった場合は、その年度・期の履修は放棄したとみなされます。冊子類、掲示板、USH-Cloud による登
録関係の連絡事項に注意して、間違いのないように行なってください。
① ガイダンスに出席し、必要な情報を確認する
② 『履修要覧』『開講科目一覧』『シラバス』を参考に履修計画をたて、Web 履修登録システムから履修登録
を行う
③ 履修登録確認期間に Web 履修登録システムの時間割と教務課窓口で配付する成績通知書で登録科目を確認
する ⇒ 正しく登録できていれば登録確定
④ 追加、取消の条件に当てはまる場合は、追加届または特別削除願いを提出する
⑤ 履修登録科目の修正を行った場合、再度、Web 履修登録システムおよび成績通知書で確認する
▼履修登録前の授業について
・前期・後期ともに授業開始から履修登録日までに 1 週間の期間を設けています。これは、実際に授業に出席して、
その授業科目が自分の学修計画に合った内容であるかを履修登録前に確認できるように設けられている期間です。
履修登録した科目を途中で放棄することのないよう、履修予定の科目には授業開始日から出席して、よく考えて
から履修登録するようにしてください。
・授業の出欠席の調査は、履修登録前であっても、原則として授業開始日から行われます。また、初回の授業のときに、
人数制限のため選抜等が行われる場合があります。
(2)履修登録関係の日程
2、3 ページの教務関係事務日程表、および教務課掲示版で確認すること。
13
(3)履修登録の方法
①指定期間に Web 履修登録システムにログインし履修登録を行う。
②操作方法については USH-Cloud に掲載するので熟読すること。
③履修登録の締め切り時刻までに登録を完了する。
(履修登録ボタンを押さないと登録は完了しません)
④登録完了後に、Web 履修登録システムから登録完了メールが配信されます。登録した科目を確認してください。
(4)履修登録の注意
・履修登録期間以外の登録は一切受け付けません。
・Web 履修登録システムの導入により、2015 年度以降は遅延登録制度を廃止します。
・各自のパソコンや通信環境の障害を理由に登録できない場合でも特別な措置はとりません。時間に余裕を持って
登録してください。
・履修登録についての質問は教務課窓口で受け付けます。電話およびメールでの問い合わせには応じられません。
(5)履修登録確認
・履修登録確認期間に Web 履修登録システムにログインし、登録内容を確認します。登録が許可された科目が時間
割に表示されます。
・教務課窓口で確認用の成績通知書を受け取り卒業所要単位に対する履修単位数を確認してください。
(6)履修登録科目の修正(追加・削除)
履修登録確認の結果、履修登録すべき科目が登録されていない場合、履修登録確認期間に科目の追加を行うことが
できます。履修登録確認期間に「追加届」を教務課に提出してください。ただし、履修が許可されていない人数制限
科目およびクラス指定科目を追加することはできません。
原則として、科目の削除は認めていません。ただし、以下の①〜③について「特別削除願」が認められた場合は、
科目を削除することができます。
①集中講義の時間割重複エラー(一方を削除する)
②
「年次指定科目」と記載されている科目(該当年次のみ、ただし卒業に必要な単位を既に修得している場合は除く)
を履修登録期間に登録し忘れ、当該科目の曜日時限に他の科目を登録している場合(既登録の科目を削除する)
③履修条件エラーで教務課から登録の取り消しを求められた場合
(7)履修登録再確認
履修登録確認期間に手続きをした場合、履修登録再確認期間に Web 履修登録システムにログインし、登録が許可さ
れた科目が時間割に表示されます。確認用の成績通知書を教務課窓口で受け取ってください。
(8)分野系列変更について(2011 年度以前入学者対象)
以下の分野に集計されている科目のうち、分野を変更することにより、関連分野の卒業要件とすることができます。
変更を希望する場合は、履修登録確認日に教務課で手続きを行なってください。
総合現代教養(指定領域)
第二外国語
その他の外国語
運動学
卒業所要単位 2 単位を修得済みであれば、余剰分を関連分野に変更可
第二外国語の卒業所要単位 8 単位を修得済みであれば、余剰分を関連分
野に変更可(12 単位まで)
第一、第二外国語以外の外国語や海外語学研修の単位を関連分野に変更
可(12 単位まで)
体育運動学を修得済みであれば、関連分野に変更可(2 単位まで)
※ 上記以外で学科・専攻の指示により、分野系列を変更する場合があります。
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4. 履修取消
(1)履修取消とは
履修取消制度とは、授業を受けてみた結果授業内容が勉強したい内容と異なっていた、あるいは授業についていく
だけの知識が不足していた等、そのままでは単位を修得することが難しいと判断した場合、履修登録した科目の取り
消しを申請することができます。
(2)取消対象外科目
以下のいずれかに該当する科目は、取り消すことができません。
① 必修科目(全学必修科目および専攻分野の必修科目)
② GPA 対象外の科目(卒業要件外の科目)
③ 履修取消の申請期間より前に成績が確定する科目(集中講義など)
④ 卒業論文
(3)申請方法
<申請期間>
前期:6 月中旬
前期および通年科目の取り消しを申請する。4 年次生は後期科目も取り消し可能。
後期:12 月中旬
後期および通年科目の取り消しを申請する。
※ 期間などの詳細は掲示で確認すること
(4)履修取消の確認
履修取消確認期間に確認書類を受け取ってください。申請要件を満たしている科目のみ取り消しが認められます。
(5)注意事項
・取り消した科目は成績通知書および成績証明書には記載されません。
・取り消した科目の単位は登録単位数から減ずることができます(単位の上限 p.11)
15
第 3 章 授 業
●授業時間
授業時間は、以下のとおりです。土曜日は、集中講義等を除き 2 時限まで授業が行なわれます。
1 時限
2 時限
3 時限
4 時限
5 時限
9:00 〜 10:30 10:40 〜 12:10 13:30 〜 15:00 15:10 〜 16:40 16:50 〜 18:20
●休講
授業担当者の公務、学会出席、病気等によりやむを得ず授業を休講することがあります。大学からの休講連絡は掲
示板で行ないます。電話やメール等での照会には応じません。休講の掲示がなく授業時間を 20 分経過しても授業担当
者が入室しない場合は、教務課に連絡して指示を受けてください。
休講情報を大学公式ホームページ(http://www.u-sacred-heart.ac.jp/index.html)と USH-Cloud から閲覧でき
ます。月曜日〜金曜日の 16 時過ぎに更新されますが、最新の情報については掲示板で確認してください。
●補講
休講となった授業について、補講が行なわれることがあります。補講が行なわれる場合には、掲示で連絡します。
補講日については学年暦に定めているとおりですが、その他の日程で行われる場合もあります。
●出欠席
出欠席の確認は授業開始日より行なわれ、その方法は授業担当者が決定します。
大学を長期(2 週間以上)にわたって欠席する(した)場合、および忌引きの場合は学生生活課に連絡してくださ
い。(『学生生活』参照)また、単位の修得条件(2)
(⇒ p.6)にも気をつけて下さい。
以下の場合は大学の指示に従い手続きを行なってください。
▼公欠
教育実習、介護等体験、日本語教育実習、博物館実習等に伴う授業欠席は「公欠」扱いとなります。また、「災
害救援ボランティア講座」に大学から派遣される場合の授業欠席は「公欠」扱いとなります。公欠届が提出さ
れた場合の欠席は、授業出席回数に算入されます。必ず事前に公欠の手続きを教務課で行ってください。
▼出席停止
「学校保健安全法」により定められた感染症(インフルエンザ、麻疹、百日咳等。本学ホームページから確
認ができます)に罹患した場合、その旨大学保健センターに速やかに連絡をし、医師の指導に基づき大学への
通学を控えてください。その間は「出席停止」の扱いとなり、出席停止期間中の欠席回数は、出席すべき回数
から除外されます。病院で医師の診断書を取得し、体調回復後、大学保健センターに提出してください。
●自然災害・感染症などが発生した場合の休講・休校について
1.大学からの連絡・通知手段
①大学公式ウェブサイトの「緊急連絡」ページをはじめとして、②「聖心歳時記 facebook」、③「聖心 Topics
Twitter」、④ USH-Cloud のトップページおよびメール送信、のいずれかによりお知らせします。
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2.休講・休校についての原則
それぞれの場合についての原則は以下の通りです。大学の対応については 1. 大学からの連絡・通知手段によりお知
らせしますので、大学からの指示を随時確認してください。
(1)天候悪化等による休講等について
東京 23 区の気象警報(大雨、洪水、暴風、暴風雪、大雪等)の発令状況、並びに交通機関の運行状況(特に
JR 山手線、東京メトロ日比谷線)をもとに、通学・帰宅が危険と判断される場合は授業の休講等の措置を取る
ことがあります。
①台風や大雪等、気象状況が時間の経過とともに悪化することが十分予測される場合は、前日に休講の決定を行
うことがあります。その場合は、前日の午後 6 時までに決定の判断を行い、学生への周知は大学公式 HP 等に掲
載します。
②当日の休講等の措置について
1・2 時限を休講
午前 6 時までに大学公式 HP 等に掲載します。
3・4・5 時限を休講
午前 11 時までに大学公式 HP 等に掲載します。
(2)交通機関が不通の場合
①当日午前 6 時の時点で、JR 山手線・東京メトロ日比谷線のどちらかが全線不通の場合は、1 〜 2 時限の授業を
休講とする。
②当日午前 11 時の時点で、JR 山手線・東京メトロ日比谷線のどちらかが全線不通の場合は、終日休校とする。
③ストライキ等による不通の場合については、1.大学からの連絡・通知手段によって知らせるので、その指示に
従う。
(3)地震の場合
①関東地方を対象とした「大規模地震の警戒宣言」が発令された場合、その時点で休校とする。
②在宅時は、地域の避難等の方針に従う。
③通学または帰宅途中の場合は、原則として帰宅するが、帰宅が困難と判断した場合は、大学に向かう。
④在校中は、大学の指示に従う。
⑤「警戒宣言」が解除された場合の授業再開については、1.大学からの連絡・通知手段によって知らせるので、
その指示に従う。
(4)感染症患者が発生した場合
①感染症患者が一定数を超えた場合の休校措置については、1.大学からの連絡・通知手段によって知らせるので、
その指示に従う。
②授業の再開時期についても、1.大学からの連絡・通知手段によって知らせるので、その指示に従う。
※ 上記(1)〜(4)は原則です。これらにかかわらず、公共交通機関等に混乱が生じると予想される場合は休講とす
る場合があります。逆に、警報が発令されていても JR 山手線・地下鉄日比谷線をはじめとする公共交通機関等の運行
に大きな支障がない場合は、授業や諸活動を平常どおり実施することがあります。
こうした場合の大学の対応については、1.大学からの連絡・通知手段によって知らせるので、その指示に従ってく
ださい。
大学からの緊急連絡や重要なお知らせがある場合には、大学公式ウェブサイトの「緊急連絡」ペー
ジ、「聖心歳時記 facebook」または「聖心 Topics Twitter」等にてお知らせします。在学生の皆さんは、
毎日必ず確認するとともに、USH-Cloud からのメールを自分の携帯端末等で確認できるように設定して
ください。
大学公式ウェブサイト
http://www.u-sacred-heart.ac.jp
聖心女子大学「聖心歳時記 facebook」
https://www.facebook.com/SeishinDiary
聖心女子大学「聖心 Topics Twitter」
https://twitter.com/Seishin Topics
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第 4 章 試験・レポート
1. 試験・レポートについて
学期末、学年末の成績評価の方法は授業科目によって異なります。評価方法はシラバスに記載されていますが、掲
示で成績評価の方法、実施日時、教室等を必ず確認するようにしてください。掲示は「授業および試験」期間(⇒ p.2,
3)の 1 週間前に行います。
「定期試験」として実施される場合には、学年暦の「授業および試験」期間に行われます。「教務課提出のレポート」
として実施される場合には、所定の期日に教務課に提出します。提出日・提出方法は別途掲示します。それ以外の場
合は授業担当者の指示に従ってください。
●試験時間
定期試験の場合の試験時間割は、以下のとおりです。
1 時限
2 時限
3 時限
4 時限
5 時限
9:00 〜 10:30 10:45 〜 12:15 13:30 〜 15:00 15:15 〜 16:45 17:00 〜 18:30
●定期試験受験上の注意
(1) 学生証は常に携帯し、試験時間中は必ず机の上に置くこと
(2) 座席が指定されている場合は、試験場へ入場するとき、入り口で各自受験票を受け取り、定められた席に着く
こと
(3) 受験票には各自必要事項を記入し、答案と一緒に提出すること
(4) 学生証、筆記用具(鉛筆・万年筆・ボールペン・消しゴム・その他特別の指示のもの)以外のものは、机の上
に置かないこと
(5) 携帯電話は電源を切ってカバンの中にしまい、持ち物は各自の椅子の脇に置くこと
(6) 時計のアラーム機能は解除し、時刻表示以外の他の機能がついた時計は使用しないこと
(7) 試験開始後 45 分までは、試験場から退出しないこと
(8) 遅刻者は試験場に入ることが許されず、受験することができません。ただし試験開始後 30 分以内の遅刻で、公
共交通機関の事故など不可抗力による遅刻であれば、教務課で所定の遅刻票の交付を受け、受験することができ
ます。
その他、試験時間中の行為についてはすべて試験監督者の指示に従ってください。
●教務課提出のレポートについての注意
(1) 指定された期日に提出すること。授業担当者に直接届ける、郵送する等しても受理されません。
(2) 教務課窓口にある所定の「レポート提出票」
(黄色)に必要事項を記入し、掲示の見本どおりの体裁に整えて提
出すること
(3) 学生証を提示し、本人が提出すること
【試験およびレポート試験における不正行為についての注意】
試験中に不正行為を行ったと認められる場合、その科目の評価は不合格となり、その年度の履修科目の評価は既
修得単位も含めてすべて不合格となります。
レポート試験において不正行為を行ったと認められる場合、その科目の評価は不合格となり、その年度の履修科
目の評価は既修得単位も含めてすべて不合格となります。
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2. 追試験・追審査について
以下の理由で、定期試験が受験できなかった、または教務課提出のレポートを提出できなかった場合、指定
期間に必要書類を教務課に提出し、授業担当教員の許可が得られれば、所定の手数料を納付し、追試験・追審査の
受験が認められます。(出席停止(⇒ p.16)の場合は手数料免除)詳細については掲示を確認してください。
理 由
必要書類
傷病
医師の診断書
交通機関の事故
駅が発行する遅延証明書
その他学務事務部長が正当な理由として認めた場合
必要に応じて求められた書類
●対象となる科目
定期試験、教務課提出のレポート
ただし、第一外国語・第二外国語の追試験は行いません。
●受付期間等(詳細は掲示で確認すること)
追試験 試験日翌日から試験期間最終日まで
※ 最終日の科目についてはその翌日まで
追審査 レポート提出期限翌日と翌々日
※ 実施時期 前期 8 月上旬 後期 2 月上旬
●申し込みに必要な書類等
(1)追試験願、または追審査願(教務課窓口で記入すること)
(2)理由に応じた証明書類(上記の表参照、予め取得しておくこと)
(3)返信用封筒(長形 4 号、82 円切手貼付)
・追試験願、または追審査願が承認されたか否かについては、郵送で通知します。
・受験が認められた場合は、上記通知に同封されている受験票に記載された指定日までに、追試験料/追審査料 3,000
円分の証紙を購入してください(出席停止の場合を除く)。何らかの理由で追試験を受験しなかった場合、または追
審査レポートを提出しなかった場合でも返還しません。
・追試験を受験する際には、学生証と追試験受験票(証紙帖付)を必ず持参して下さい。受験上の注意は、定期
試験に準じます。
・追審査レポートを提出する際には、所定の提出票に必要事項を記入した上、追審査受験票(証紙帖付)とともに、
学生証を提示して教務課に提出してください。提出上の注意は、教務課提出のレポートに準じます。
・追試験/追審査による成績評価は AA を除く A・B・C・F のいずれかとなります。
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3. 再試験(4 年次後期のみ)について
以下の条件に該当する 4 年次生は、指定の期間に手続きを行い、授業担当者が認めた場合、再試験の受験が認められ
ます。
●再試験受験対象者(以下の条件を全て満たすこと)
(1)卒業所要単位数が不足している
(2)卒業論文審査に合格している
(3)卒業年次に履修登録した全ての科目の成績評価について「F」
(「F(OC)」
「F(UG)」は含まない)が 2 科目以内である
●再試験対象科目
通年科目と後期科目で評価が「F」
(「F(OC)」
「F(UG)」は含まない)の科目
※ 前期科目は対象外
●受付期間等(詳細は掲示で確認すること)
2 月中旬(成績通知書配付期間)
※ 実施時期 2 月中旬
●手続き等
成績通知書配付期間に成績通知書を確認し、再試験の受験を希望する場合は、教務課窓口で手続きを行ってくださ
い。受験について授業担当者が認めた場合は、指定日までに再試験料 3,000 円分の証紙を購入してください。何らかの
理由で再試験を受験しなかった場合でも返還しません。
再試験による成績評価は「C」
「F」のいずれかとなります。
20
第 5 章 成績評価
1. 成績評価
各授業科目の評価は、その科目の授業担当者が行います。成績は、AA・A・B・C・F・出席回数不足・評価不能および認
定の評価が与えられます。AA・A・B・C および認定が合格、F・出席回数不足および評価不能が不合格です。
●成績評価の達成水準
評点
評価
合否
達成基準
100 〜 90
AA
合格
学習目標を十分満たし、秀でている
89 〜 80
A
合格
学習目標を満たしている
79 〜 70
B
合格
学習目標をほぼ満たしている
69 〜 60
C
合格
合格と認められる最低水準を満たしている
59 〜 0
F
不合格
合格と認められる最低水準を満たしていない
●中間評価:「*」(アスタリスク)が記載されている評価
通年科目によっては、前期終了時点での中間評価を行うことがあります。通年科目における前期評価が出席回数不
足以外の場合は、その前期評価にかかわらず、最終的に単位修得できるか否かは後期終了時点での評価によって決ま
ります。
●出席回数不足:F(0C)
欠席が授業回数の 3 分の 1 を超えたと授業担当者が判断した場合、評価は「出席回数不足」となり、単位修得はで
きません。
通年科目については、前期終了時点での欠席が通年の授業回数の 3 分の 1 を超えると授業担当者が判断した場合、
出席回数不足となり中間評価の時点で評価が確定するので単位修得はできません。
(単位修得要件(⇒ p.6))この場合、
その授業の履修資格は失われないので、履修を継続することは許可されます。
●評価不能:F(UG)
履修科目について、授業担当者が成績評価を与えることができない場合、評価は「評価不能」となり、単位修得は
できません。
通年科目における前期評価が、評価不能(成績通知書の記載:F(UG)*)の場合、最終的に単位修得できるか否かは後
期終了時点での評価によって決まります。
評価不能となるのは、次の場合です。
(1) 卒業論文について、提出しなかった場合
(2) 成績評価時の在籍状態が、休学・退学・留学のいずれかの場合
(3) 試験および提出したレポートにおいて不正行為を行ったと認められた場合
また、授業担当者の判断によりますが、次の場合も評価不能となることがあります。
(4) 試験を受けなかった場合
(5) レポートを提出しなかった場合
(6) 追試験・追審査を許可されたにもかかわらず受けなかった場合
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●評価における特記事項
(1)追試験および追審査の成績評価は、AA を除く、A・B・C・F のいずれかとなります。
(2)再試験の成績評価は、AA・A・B を除く、C・F のいずれかとなります。
(3)卒業論文の成績評価は、AA・A・B・C・F のいずれかとなります。卒業論文を履修登録し、期日までに提出しなかっ
た場合は、
「評価不能」となります。
(4)編入学時や留学後に単位を認定された科目は、成績証明書・成績通知書等の成績評価欄には「Tr.」と表記されます。
(5)継続履修申請が受理された通年科目は、前期評価については、通常の評価が行われますが、申請年度の学年末の
評価は、上記に挙げた評価不能の事例 (2) に該当するため「評価不能」となり、単位は修得できません。留学後
に継続履修が認められなかった場合、あるいは継続履修を取り止めた場合は、この「評価不能」は変更されません。
留学後に、継続履修が認められ、後期分の履修を再開すれば、留学前に履修した前期分とあわせた成績評価が後
期履修年度の学年末に与えられます。
2.GPA 制度
GPA 制度は、学生自身が学習成果を把握することによって、主体的に学修を進めていくことを目的とした制度です。
(1)GPA(Grade Point Average)とは
GPA とは、成績評価(AA・A・B・C・F)をポイント(GP:Grade Point)に置き換えて、科目の単位数をかけ、その総
和(GPT:Grade Point Total)を履修登録単位数の合計で割った平均値のことです。
成績評価
AA
A
B
C
F、F(UG)、F(OC)
グレード・ポイント(GP)
4
3
2
1
0
(2)GPA 算出計算式
AA の単位数 × 4+ A の単位数 × 3 + B の単位数 × 2 + C の単位数 × 1
総履修登録単位数
※ 中間評価は対象外
※ 小数点第 3 位を四捨五入し小数点第 2 位までの数値を表記
※ 不合格科目(F 評価)を再履修し合格の評価を得た場合、最初の F 評価を含め全ての評価を GPA に算入します。
(3)GPA 対象科目
卒業要件となる科目(全学共通/必修分野、専攻課程分野、卒業論文)
※ 卒業要件となる科目は入学年度、学科・専攻により異なるので各履修要項で確認すること
(4)GPA 対象外の科目
・編入学、留学等により「認定(評価= Tr.)」された科目
・卒業要件外「資格関係分野」の科目 ※所属学科・専攻により対象科目が異なります。各学科・専攻の履修要項の【履修上の諸注意】卒業要件外の
科目をよく読み、卒業要件外の科目を確認してください。
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(5)成績通知書・成績証明書への表示
・入学してから現在までの全ての成績をもとに計算する「通算 GPA」を記載します。
・教務課窓口配付の成績通知書に記載します。証明書自動発行機から発行する成績通知書には記載しません。
・成績証明書には記載されません。
3. 成績通知
成績評価の通知は年 2 回、成績通知書によって行います。交付方法等詳細は掲示にて通知します。
(1)3 月上旬に交付される成績通知書には、当年度までの全履修科目の成績評価が記載されます。
(2)9 月中旬に交付される成績通知書には、当年度前期までの全履修科目の成績評価が記載されます。
また、次の科目の評価欄は「履修中」と記載されます。
① 中間評価が与えられない通年科目
② 4 年次生が前期中に登録した後期科目
③ 一部の前期集中講義科目(開催日程が 9 月の科目など)
(3)4 年次生の最終の成績通知書(4 年次履修科目を含む卒業までの全履修科目の成績評価を記載)は、2 月中旬に教
務課で配付します。
●成績通知書の見方
・AA・A・B・C および Tr. が合格、F・F(OC) および F(UG) が不合格
・
「*」
(アスタリスク)が記載されている評価は通年科目の中間評価で、確定点ではありません
・履修登録済みの科目のうち、前期終了時に成績評価が与えられていない科目の評価欄は [ 履修中 ] と表示
右側の欄:卒業要件およびこれまでに修得した単位、履修中の単位の集計を記載
成績通知書の評価
最終評価
中間評価
合 格
AA
AA*
A
A*
B
B*
C
C*
Tr.
備 考
認定科目
不合格
F
F*
成績証明書には記載されない
F(UG)
F(UG)*
成績証明書には記載されない(評価不能)
F(OC)
成績証明書には記載されない(出席回数不足)
4. 成績評価確認願
成績通知書の記載事項に不審な点がある場合は、定められた期間内に教務課に成績通知書を持参し、
「成績評価確認願」
を提出してください。定められた期間外の申し出は一切認められません。またこの申し出は、成績評価の確認を求める
ものであり、成績評価への異議や再考を求めるものではありません。したがって、理由が不適切な場合(「出席して試験
を受けた」
「欠席が多かったが実は病気だった」
「自分なりの努力した」等)は受け付けません。成績評価確認願の提出
期間は、2、3 ページの教務関係事務日程で確認してください。
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(1)前期確認期間の対象は、前年度履修科目のうち、通年科目・後期科目・一部前期集中講義の成績評価です。
(2)後期確認期間の対象は、今年度履修科目のうち、前期科目の成績評価・通年科目の前期評価です。
(3)4 年次生の最終の成績通知書についての成績評価確認は、2 月中旬の成績通知書交付期間に手続きを教務課で行っ
てください。
5. 成績証明書
成績証明書とは、履修した科目のうち、単位を修得した科目の成績評価のみが記載されており、証明書として対外的
に発行される書類です。
(成績通知書は履修した全科目の成績評価が記載されており、学生本人に通知されるものになります。)
6. 卒業見込証明書の発行基準について
卒業見込証明書とは、その年度の3月に大学を卒業する見込みであることを大学が証明する書類です。4年次に進級
し就職活動をする際には、企業等から提出を求められることがあります。
「卒業見込」とは、4年次に履修登録した単位を修得することにより、年度末には卒業所要単位を満たし卒業が可能と
見込まれる状態を指します。3年次終了時において、卒業所要単位のうち 82 単位以上を修得できていない場合は、卒業
が見込まれないことになりますので、卒業見込証明書は発行されません。(⇒ p.11、登録単位数の上限)
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第 6 章 留 学(含 単位認定・継続履修)
本学には、海外の協定校への長期留学や夏期語学研修等、さまざまな留学・研修があります。留学には「交換・推
薦留学」と「認定留学」があります。留学制度によって、手続き方法、在学年限への算入の可否、本学および留学先
大学への納付金等が異なります。留学を考えている場合は、国際センターに相談し、留学制度等をよく確認し、準備
を進めることが必要です。また、留学先で修得した単位の扱いや本学での履修計画についても、所属学科・専攻や教
務課に相談し、確認しておくことが大切です。留学説明会は 4 月下旬と 10 月下旬に行われます。また、前年度留学し
ていた学生による「帰国報告会」を開催しますので参考にしてください。留学の準備にはさまざまな手続きがあり、
早めに各種手続きを進めていく必要がありますので、国際センターで配布している『留学の手引き』をよく読み、質
問、相談がある場合には国際センターに問い合わせ、各自の責任において、しっかり準備をするようにしてください。
また夏期・春期休暇中に開催している海外語学研修の詳細は国際センター配布冊子の『海外語学研修募集要項』を参
照してください。
1. 交換・推薦留学
本学の協定校に留学する留学制度を「交換・推薦留学」といい、学内選考が行われます。詳細については、国際センター
配布の『留学の手引き』を参照してください。
●単位
留学中の修得単位の一部は、教授会の議を経て本学の卒業所要単位として認められます。
<協定大学一覧>
留学期間は協定校により異なりますが、半
年〜 1 年です。1 年以内の留学期間は本学の
交 換
●留学期間と在籍
在学年数に算入することができます。特に必
要と認められた場合には、引き続き 1 年に限
り留学期間を延長することができますが、2
4 年次に留学期間がかかる場合は、原則と
して卒業が 1 年延期になります。
●学生納付金
『留学の手引き』を参照してください。
推 薦
年目は休学扱いとなります。
韓国カトリック大学
ソウル女子大学
輔仁大学
サンタクララ大学
国立東洋言語文化大学(INALCO)
シアトル大学
サンフランシスコ大学
マンハッタンビル大学
カリフォルニア大学ディビス校
マギル大学
オーストラリア・カトリック大学
リーズ・トリニティ大学
ローハンプトン大学
リヨン・カトリック大学
ボン大学
韓国
台湾
アメリカ
フランス
アメリカ
カナダ
オーストラリア
イギリス
フランス
ドイツ
●出願方法および審査
留学希望者の募集については国際センター掲示板により通知します。留学希望者は期日までに出願書類を国際セン
ターに提出してください。書類審査および面接審査による学内選考を経て、留学者が確定します。
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●出願条件
留学希望者は 、 出願にあたり次の条件を満たしていなければなりません 。
(1) 本学に 1 年以上在学し 、 かつ 2 年次生以上であること
(2) 2 年次で出願する場合 、 出願時に 30 単位以上の卒業所要単位数を修得済みであること
また 、 留学開始までに 64 単位以上を修得見込であること
3 年次で出願する場合 、 出願時に 64 単位以上の卒業所要単位数を修得済みであること
また 、 留学開始までに 98 単位以上を修得見込であること
(3) 下記のとおり規定の外国語能力があること
英語圏 :TOEFL iBT(Internet-Based-Test)79 点以上(下記 2 校を除く)
TOEFL-ITP( 学内ペーパーテスト )550 点以上(下記 2 校を除く)
IELTS6.0 以上取得済み
< ローハンプトン大学 >
TOEFL iBT(Internet-Based-Test)80 点以上(17-Listening, 18-Reading, 20-Speaking, 17-Writing)もしくは
IELTS 6.0 以上取得済み
< マギル大学 >
TOEFL iBT(Internet-Based-Test)92 点以上 、TOEFL-ITP( 学内ペーパーテスト )580 点以上
学内留学審査合格後、各大学に出願する際は、各大学の応募資格を満たした TOEFL-iBT 又は、IELTS のスコアが
必要になります。
上記を満たさない場合は、留学が延期や取り消しになる場合があります。各大学の応募資格は、2015 年 4 月に
発行される「留学の手引き」(国際センター配布)を参照すること。
フランス語圏 :中級程度
本学の 「1 年フランス語 」( 文法・オラルを含む)修了程度
留学開始までにリヨン・カトリック大学は実用フランス語技能検定準 2 級以上を 、
INALCO は 2 級以上を取得することを原則とする
韓国語圏 :中級程度
本学の 「1 年コリア語 」( 文法 ・ オラルを含む ) 修了程度
留学開始までにハングル能力検定試験 3 級もしくは韓国語能力試験 3 級以上を取得することを原則
とする
中国語圏 :中級程度
本学の 「1 年中国語 」( 文法・オラルを含む ) 修了程度
留学開始までに中国語検定 3 級以上を取得することを原則とする
(4) 心身ともに健康であること
●出願・審査日程
出発時期にあわせて留学する約 1 年前の 6 月 、 10 月に行われます 。 応募状況などにより春 ・ 秋留学の 2 次募集が
あります。
審査は留学目的 、 外国語能力 、 学業成績を基準に書類と面接で行われます 。
日程に変更が生じる場合があるので、掲示板をよく確認してください。
平成 27 年
5 月16 日( 土 )
5 月30 日( 土 )
6 月15 日( 月 ) ・ 16 日( 火 )
6 月30 日( 火 )
7 月15 日( 水 )
9 月11 日( 金 )
10 月 7 日( 水 ) ・ 8 日( 木 )
10 月
20 日( 火 )
11 月
11 日( 水 )
11 月
28 日( 土 )
平成 28 年
1 月 7 日( 木 )
1 月26 日( 火 )
2 月 6 日( 土 )
*1
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TOEFL-ITP テスト(学内テスト )
IELTS テスト(本学実施)
平成 28 年度出願受付開始 ( 春出発 1 次 )
面接審査
留学内定者発表
TOEFL-ITP テスト(学内テスト )
平成 28 年度出願受付開始 ( 秋出発 1 次 ・ 春出発 2 次 *1)
面接審査
留学内定者発表
TOEFL-ITP テスト(学内テスト)
平成 28 年度出願受付開始 ( 秋出発 2 次 *1)
面接審査
留学内定者発表
2 次募集の有無は、1 次募集の選考結果により、決定します。
2. 認定留学
協定校以外の大学に留学する場合 、 事前に本学に願い出て承認を得られれば 、 在学資格を保持したまま留学し 、 修得
単位の一部を本学の卒業所要単位に算入することができます 。 この制度を 「 認定留学 」 といいます 。
●単位
留学中の修得単位の一部は、教授会の議を経て本学の卒業所要単位として認められます 。
●留学期間と在籍
1 年以内の留学期間は本学での在学年数に算入することができます 。 特に必要と認められた場合には 、 引き続き 1 年
に限り留学期間を延長することができますが、 2 年目は休学扱いとなります 。
●学生納付金
『留学の手引き』を参照してください 。
●出願方法および審査
認定留学を希望する場合、 留学先への手続きは留学希望者本人が行います 。 本学への認定留学の申請手続きは国際
センターで行ってください 。 所属学科・専攻の審査および語学審査による学内選考を経て 、 認定留学が許可されます 。
●留学先大学
学生が認定留学の留学先として申請できる大学は次の条件を満たす大学です 。
(1)学位授与権を有する大学
(2)成績証明書を本学に直接送ることができる大学
(3)外国人のための外国語習得コースではなく 、 学科もしくは学部の授業を履修して単位を修得することができる
大学
※語学の習得を目的とする留学は 、 認定留学として認められませんので 、 大学付属語学校および民間の語学校は
対象となりません 。
●出願資格
留学希望者は 、 出願にあたり次の条件を満たしていなければなりません 。
(1)本学に 1 年以上在学し 、 かつ 2 年次生以上であること
(2) 2 年次で出願する場合 、 出願時に 30 単位以上の卒業所要単位数を修得済みであること
また 、 留学開始までに 64 単位以上修得見込であること
3 年次で出願する場合 、 出願時に 64 単位以上の卒業所要単位数を修得済みであること
また 、 留学開始までに 98 単位以上を修得見込であること
(3)留学先大学の入学許可を得ていること
(4)外国語能力が留学先大学の指定するレベルに達していること
(5)心身ともに健康であること
●出願 ・ 審査日程
提出期限 :前期からの留学を希望する場合 前年度 10月初旬を目安とする
後期からの留学を希望する場合 留学年度 6 月初旬を目安とする
提出場所 :国際センター
※ 詳細については 、 国際センターに相談してください 。
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3. 海外語学研修
海外語学研修についての詳細は 、
国際センター配布の『海外語学研修募
集要項』を参照してください 。
▼ 2015 年度夏期・春期海外語学研修予定校
①カリフォルニア大学デイビス校
②サセックス大学
③バース大学
④ブリティシュ・コロンビア大学
⑤マギル大学
⑥韓国カトリック大学
⑦ソウル女子大学
⑧輔仁大学
⑨ドレスデン工科大学
⑩パリ・カトリック大学
⑪リヨン・カトリック大学
⑫アルカラ大学カルデナル・シスネロスカレッジ
アメリカ
イギリス
カナダ
韓国
夏期
台湾
ドイツ
フランス
スペイン
春期
4. 単位認定
(1)交換 ・ 推薦および認定留学の場合
交換 ・ 推薦留学および認定留学によって 、 海外の大学等で修得した単位は 、 単位認定願によりその一部について 、
教授会の承認を経て 、 本学の卒業所要単位として認定されます 。 帰国後速やかに国際センターに帰国を報告し 、 教務
課で単位認定のための手続きを行ってください 。
なお 、 認定された科目の分野系列は変更することはできません 。 認定単位数の上限は 、 海外語学研修、交流学生
制度による認定単位とあわせて 30 単位です 。
(2)本学指定の海外語学研修の場合
本学指定の海外語学研修に参加し 、 所定の成績を収めた場合は 、 教授会の承認を経て 、 本学の卒業所要単位として 2
単位が認定されます 。2011 年度以前入学者の認定された科目の分野系列は 「 その他の外国語 」 となります 。(⇒ p.36)
「 その他の外国語 」 の単位については 、 関連分野の 「 振替関連 ( 外国語 )」 に分野系列を変更できます 。(⇒ p.14,40)
2012 年度以降入学者の認定された科目の分野系列は「関連分野」となります。
なお 、 既に留学および交流学生制度による認定単位が 30 単位に達している場合 、 既に海外語学研修により単位を修
得している場合は 、 認定されません 。
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5. 継続履修
継続履修制度とは 、 後期から留学する学生が 、 前期履修登録をした通年授業科目の後期部分について 、 次年度 ( 隔年
開講の場合は次々年度 ) に履修することができる制度です 。
ただし 、 留学前に継続履修の申請が受理されていても 、 留学後に同一科目が開講されていない 、 授業担当者や講義内
容が異なる等の理由で継続履修が認められない場合もあります。よく考慮したうえで 、 履修計画を立てるようにしてくだ
さい 。 継続履修を希望する場合は以下を読み 、 手続きを行ってください 。
●継続履修願の提出資格
(1) 通年授業科目を履修登録し 、 前期の授業に出席していること
(2) 交換・推薦留学 、 認定留学 、 または留学のための休学であること
(3) 留学あるいは休学の期間が当年度後期であるか 、 または当年度後期から次年度前期まで継続すること
(4) 当該授業科目担当者と開講学科・専攻および所属学科・専攻の許可を得ていること
●成績評価
継続履修申請が受理された通年科目の成績評価は 、 前期は通常通り行われますが 、 後期は評価ができないため 、 申
請年度の最終評価は F(UG) となります 。
継続履修が認められ 、 後期分の履修を再開すれば 、 留学前に履修した前期分とあわせた成績評価が後期履修年度
の最終評価となります 。
●留学前の手続き
「 継続履修願 」 を授業担当者 、 継続履修申請科目の開講学科・専攻 、 所属学科・専攻から承認を得て 、 教務課へ提
出してください 。 手続きは 6 月上旬から行います 。 詳細は 4 月上旬に掲示します 。
●留学後の手続き
・履修登録期間前に継続履修が適用できる科目が印字済の書類を教務課で受け取ってください 。 継続履修が適用され
ない科目は 、 書類には記載されていません 。
・書類に所属学科・専攻の承認印をもらい 、 履修登録前までに 、 提出してください 。
(休学期間中の留学の場合は 、 承認をもらう際に留学先の学校等の諸条件を確認できるものをあわせて提出してく
ださい 。)
・継続履修科目は Web 履修登録システムにて、履修登録してください。
・取り下げる科目がある場合は 、 書類の該当科目名を赤の二重線で取り消したうえで 、 授業担当者および所属学科・専
攻の承認を得て 、 教務課で 「 継続履修取り下げ届 」 を記入し、提出してください 。
・履修登録前までに書類の提出がない場合 、 所属学科・専攻の承認が得られなかったものとして 、 すべての継続履修科
目の登録が認められません 。
・履修登録確認時に登録内容を必ず確認してください 。
・後期のみの半期留学の場合 、 継続履修科目と同時限に置かれている他の前期科目を履修登録することはできません 。
( 時間割重複となる )
・継続履修科目の単位も含めて 、 履修登録上限単位を超えないように履修計画を立ててください 。 履修期間が半期で
も 、 単位計算上は通年科目として扱われます 。
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