RFIDリーダ・ライタ64bitOS対応USBオプションについて

ソーバル株式会社から株式会社アートファイネックスへの RFID 事業譲渡のお知らせ
株式会社アートファイネックス(本社:福井県鯖江市代表取締役社長:中村隆治、以下
アートファイネックス)と、ソーバル株式会社(本社:東京都品川区代表取締役社長:推
津順一証券コード:2186、以下ソーバル)は、平成 27 年3月 31 日付けで、ソーバルの RFID
事業をアートファイネックスに譲渡することを決定し、両社の間で事業譲渡契約を締結し
ましたので、お知らせいたします。
1.事業譲渡の理由ソーバルの RFID 事業は、平成 17 年2月より開始した RFID 製品の研
究、開発、製造、販売を行う事業です。ソーバルは数多くの RFID 製品を発表し、業界内
で確固たる位置を築き上げましたが、引き続きソーバルが RFID 事業を進めても大きな躍
進は難しいと判断し、同事業をアートファイネックスに譲渡することを決定いたしました。
2.事業譲渡の概要
(1)RFID 事業の内容 RFID 製品の研究・開発・製造・販売
(2)譲渡日平成 27 年3月 31 日
(3)事業譲渡先の概要名称:株式会社アートファイネックス所在地:福井県鯖江市上河端町
第6号1番地 33
代表者の役職・氏名:代表取締役社長中村隆治
事業内容:RFID 製品の開発・販売およびコンピュータシステムの開発資本金:50 百万円
設立年月日:平成 23 年 11 月1日
3.譲渡後の営業・サポート体制事業譲渡した RFID 製品の開発、販売および製品サポー
トは、ソーバルとアートファイネックスが協力して行います。
■お問い合わせ先
ソーバル株式会社担当:RFID サポート Email:[email protected]
Web サイト:https://wwws.sobal.co.jp/form/index.cgi?menu=form-support
株式会社アートファイネックス
担当:中村 TEL:0778-54-8085
Email:[email protected]
HF 帯 RFID リーダ・ライタ 64bitOS 対応 USB オプションについて
2015/04/24
ソーバル株式会社
1. 概要
本書は、弊社 HF 帯 RFID リーダ・ライタ製品を、ホスト Windows PC の 64bitOS にて USB で使用するため
の USB オプション(以下、USB オプション)について説明するものです。
1.1. 製品の概要と特徴
本 USB オプションを利用することで、Windows PC の 64bitOS で USB よりリーダ・ライタを制御することができ
ます。本 USB オプション未使用時の標準品では、64bitOS は非対応となります。

動作環境 OS
Windows® Vista(32bit/64bit)、Windows® 7(32bit/64bit)、Windows® 8(32bit/64bit)
1.2. 対象機器一覧
以下に USB オプションを使用した製品を示します。
製品名
ホスト I/F
形体
送信出力
HRWAFE-STDf-mdu-520
HRWAFE-STDf-md-520
電源
USB バスパワー
USB、(RS-232C)
モジュール
200mW
外部電源
(AC アダプタ)
HM-200Af
USB
HPS-200f(USB/232C)
USB、RS-232C
200mW
筐体入り
200mW
USB バスパワー
外部電源
(AC アダプタ)
※上記以外の製品で USB オプションをご利用になる場合はお問い合せください。ただし、USB オプション
を使用した製品では、有線 LAN/無線 LAN のインターフェースとの併用はできません。
文書番号:RC140421-001
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2. 仕様
USB の仕様を以下に示します。
表 2-1
項目
仕様
通信規格
USB2.0
コネクタ
B タイプ
※ 本製品を使用するためには、FTDI 社提供の USB ドライバをインストールする必要があります。以下のペ
ージから最新のドライバをダウンロードできます。
http://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm
※ 仮想 COM ポートとして RS-232C で接続する際、データ長 8 ビット、パリティなし、ストップビット 1 ビット、
フロー制御なしとなります。回線速度は 115200bps となります。
※ コマンドの詳細は Sobal リーダ・ライタプロトコル HRW 版仕様書を参照下さい。
3. モジュール製品
3.1. 接続図
モジュール製品への USB オプションの接続図を以下に示します。
CBRFID
モジュール
CN5へ
USBオプション
CN3へ
CN2
RFモジュール
RFIDアンテナ
図 3-1
文書番号:RC140421-001
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■ USB オプションと CBRFID モジュールの接続
USB オプションを CBRFID モジュールの CN3、CN5 へ接続します。
■ 電源供給
[USB バスパワーの場合]
RF モジュール、RFID アンテナ、その他機器が接続されていることを確認してから、USB ホスト機器と接続
してください。
[外部 DC5V 供給の場合]
RF モジュール、RFID アンテナ、その他機器が接続されていることを確認してから、CBRFID モジュール
の CN2 より DC5V を供給してください。
3.2. 外形寸法
USB オプションのモジュール外形寸法を以下に示します。
(80)
33.02
(11)
5.08
1.6 mm
2-φ3.2
22
12
27.94
(6.5)
図 3-2
文書番号:RC140421-001
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4. 筐体入り製品
4.1. 外形寸法
HM-200Af の外形寸法を以下に示します。
図 4-1
HPS-200f(USB/232C)の外形寸法を以下に示します。
図 4-2
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5. サンプルアプリケーションの接続注意点
DK 付属サンプルアプリケーションを使用し USB で接続する際の注意点について記載します。
5.1. 接続時の注意点
PC にサンプルアプリケーションをインストールしてください。リーダ・ライタとお使いの PC を USB ケーブル
で接続し、リーダ・ライタとアンテナを接続します。USB バスパワー製品でない場合は、リーダ・ライタに AC ア
ダプタを接続し、電源を投入します。
USB ドライバが自動的にインストールされない場合は、以下のページから最新のドライバをダウンロードして、
お使いの PC に USB ドライバをインストールしてください。
http://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm
デバイスマネージャーを開き、COM ポート番号を確認してください。
図 5-1
サンプルアプリケーションの接続時に、以下を選択、設定してください。
・ [インターフェース]は[USB]ではなく、[RS-232C]を選択してください。
・ [com]番号はデバイスマネージャーで確認した番号を選択又は入力してください。
・ [回線速度]は[115200]を選択してください。
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■ コマンドチェッカーの接続画面
※ 接続する PC、リーダ・ライタにより COM ポート番号は異なります。
■ ファンクションビューアの場合
※ 接続する PC、リーダ・ライタにより COM ポート番号は異なります。
文書番号:RC140421-001
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5.2. 設定変更の注意点
本 USB オプションは、リーダ・ライタの[UART]を利用し[USB]に変換しています。リーダ・ライタの[UART]の
回線速度設定の変更や無効設定を行うと、USB で接続できなくなりますのでご注意ください。
■ コマンドチェッカーでの[UART]回線速度設定
[UART]が USB 仮想 COM ポートの速度となります(デフォルト 115200bps)。
図 5-2
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■ ファンクションビューアでの[UART]回線速度設定と有効/無効設定
ファンクションビューアの[設定]を選択し[リーダ設定]の画面を開いてください。[ホストインターフェース:
回線速度]の[UART]が USB 仮想 COM ポートの回線速度となります(デフォルト 115200bps)。チェックボッ
クスのチェックを外すと無効となり、利用できなくなるのでチェックを外さないでください。
図 5-3
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6. 通信ライブラリの接続注意点
DK 付属のリーダ・ライタ通信ライブラリを使用し USB で接続する際の注意点について記載します。
6.1. 接続時の注意点
リーダ・ライタ通信ライブラリを使用し USB で接続する場合は、仮想 COM ポートを利用し、通信ライブラリに
は RS-232C で接続するように引数を指定します。
まず、「5.1.接続時の注意点」を参考に、仮想 COM ポート番号を調べます。
リーダ・ライタ通信ライブラリの so_comm_setup 関数の第二引数 iType に 1(RS-232C)を、第三引数 iPort に
仮想 COM ポート番号を、第四引数 lSpeed に 115,200 を指定します。
※ Sobal リーダ・ライタプロトコル HRW 版のシリアル回線速度設定(メッセージ区分 : 17h)を使用して UART
の回線速度を 115,200bps 以外に変更した場合は、第四引数 lSpeed を合わせる必要があります。
// 例 : 仮想 COM ポート番号が 5 の場合
int iCommNo = so_comm_setup(pWnd, 1, 5, 115200);
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