遺伝子組換え技術等専門委員会の運営等について【PDF】

遺伝子組換え技術等専門委員会の運営等について
平成13年3月30日制定
平成27年3月30日改正
遺伝子組換え技術等専門委員会
遺伝子組換え技術等専門委員会(以下「委員会」という。)は、以下のとおり運
営する。
1.会議及び会議資料の公開について
(1)委員会の会議及び会議資料は、ワーキンググループの主査の選任その他人
事に係る案件、行政処分に係る案件、個別利害に直結する事項に係る案件、
又は審議の円滑な実施に影響が生ずるものとして、委員会において非公開と
することが適当であると認める案件(以下「非公開案件」という。)を調査審
議する場合を除き、公開する。
(2)主査は、非公開案件について調査審議を行った場合には、会議の議事要旨
を作成し、委員会に属する委員の了解を得た上でこれを公開し、その他の場
合には、委員会の会議の議事録を作成し、委員会に属する委員の了承を得た
上でこれを公開する。
2.調査審議に係る委員の扱いについて
遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律
(平成15年法律第97号)第13条第1項の規定に基づく確認申請の審議に
おいて、審議の対象となっている案件に関係する委員については、当該案件の
拡散防止措置について意見を述べる等、その審議に参加することはできない。
なお、当該委員は原則として以下のとおりとする。ただし、その他疑義が生じ
る場合は、主査が委員会に諮って決定する。
イ.申請者又は実験の管理者
ロ.実験の管理者の直接の上司若しくは部下、又は当該研究の共同研究者等
密接な関係にある者
ハ.申請者の機関において、実験に係る安全委員会等の長又は安全主任者で
ある者
ニ.その他の利害関係者
3.ワーキンググループの設置について
(1)委員会は、その定めるところにより、特定の事項についての調査に必要な
情報・資料等の収集、検討を機動的に行うため、ワーキンググループを置く
ことができる。
(2)ワーキンググループの主査及びメンバーは、委員会の主査が指名する。
4.取扱案件について
「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法
律」第 13 条第1項の規定に基づく確認申請に係る拡散防止措置の有効性の確
認のための審議については、別紙に掲げるとおり、文部科学大臣に申請のあっ
た案件を取扱う。
(別紙)
遺伝子組換え技術等専門委員会における審議案件
「遺伝子組換え技術等専門委員会の運営等について」の4に掲げる案件は、文
部科学大臣に拡散防止措置の確認申請があったすべての案件であり、以下に掲げ
る遺伝子組換え生物等を使用等するものを除いたものとする。
1.本別紙において、宿主が同一であるとしているものは、同一の種であるもの
をいう(ただし、二種告示において株又は型によって異なる実験分類を定めて
いる種にあっては、同一の株に限る)
2.遺伝子組換え実験(動物接種実験、植物接種実験を除く)
(1)文部科学大臣の確認を取った拡散防止措置を執って使用する遺伝子組換え
生物等と宿主及び供与核酸が同一であり、かつ、同等の拡散防止措置を執るも
の
(2)文部科学大臣の確認を執った拡散防止措置を執って使用する遺伝子組換え
生物等と宿主が同一であり、供与核酸のうちタグ遺伝子又はレポーター遺伝子
が異なるもの、かつ、同等の拡散防止措置を執るもの(ただし、新たに導入す
る供与核酸が由来する生物(ヒトを含む)である核酸供与体が、研究二種省令
別表第一の一のイ、ロ又はニ若しくは同表ニのロ又はハに該当する場合、同供
与核酸が同表一のニ、ホ又はト若しくは同表三のロに該当する場合を除く)
3.動物接種実験(拡散防止措置が特定飼育区画である場合を除く)
使用する遺伝子組換え生物等が、以下のいずれかに該当する動物接種実験(た
だし、当該動物は、飛翔する能力を擁する生物等、魚類その他の水中生物等、
又は寄生虫その他の微小生物等である場合を除き、かつ、遺伝子組換え生物等
である場合には動物単独で使用する場合に文部科学大臣の確認を執ることが
必要とされないものに限る)
(1)動物に接種する遺伝子組換え生物等が2.
(1)又は(2)に掲げるもので
あり、当該遺伝子組換え生物等を接種する動物が同一種であり、かつ、同等の
拡散防止措置を執るもの
4.細胞融合実験
法律第二条第二項第二号に掲げる技術により得られた核酸又はその複製物を
有する遺伝子組換え生物等である動物のうち、親生物の実験分類がクラス1で
あって、個体に成育させないものであり、かつ P1A の拡散防止措置を執るもの
以上に掲げた遺伝子組換え生物等については、既に文部科学大臣が拡散防止措
置を確認した遺伝子組換え生物等の使用等と類似するものであるため、遺伝子組
換え技術等専門委員会での審議を要さず、文部科学省から本委員会へ報告するも
のとする(ただし、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対
策室が使用等の態様を踏まえて必要であるとした場合にあっては、本委員会での
審議を行う)。
遺伝子組換え技術等専門委員会構成員
<主査>
明 石 博 臣
(獣医学)
東京大学
名誉教授
<委員>
大 宮 あけみ
(農学)
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
花き研究所 上席研究員
岡野ジェイムス洋尚
(分子神経科学)
東京慈恵会医科大学
再生医学研究部
教授
金 井 正 美
東京医科歯科大学 実験動物センター
(発生学・獣医学) 疾患モデル動物解析分野 教授
國
田
智
自治医科大学
実験医学センター
センター長(教授)
(獣医学)
國 保 健 浩
(獣医学)
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
動物衛生研究所動物疾病対策センター
生物学的製剤製造グループ 製造科長
斎 藤
泉
(ウイルス学)
東京大学
医科学研究所遺伝子解析施設
高 屋 明
(生物学)
千葉大学
大学院薬学府
竹 内
薫
(ウイルス学)
筑波大学
医学医療系
花 田
智
(環境微生物学)
国立研究開発法人産業技術総合研究所
生物プロセス研究部門 総轄研究主幹
藤 原
(農学)
東京大学大学院
子
徹
古 市 貞 一
東京理科大学
(分子神経科学)
教授
准教授
准教授
農学生命科学研究科
理工学部応用生物科学科
教授
教授
村 山 琮 明
日本大学
(病原微生物学)
薬学部分子細胞生物学研究室
准教授
森 川 裕 子
(獣医学)
北里大学
教授
北里生命科学研究所・大学院感染制御科学府
横 田 恭 子
(ウイルス学)
東京工科大学
医療保健学部臨床検査学科
教授