平成27年度教育行政執行方針 (PDF:232KB)

平 成 27年 度
教育行政執行方針
美深町教育委員会
(はじめに)
教育委員会が所管する平成27年度の教育行政執行方針を申し上げ、
町議会の皆様、町民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
地方における人口の減少や急速な少子高齢化の進行は、活力ある日本
社会の維持に大きな影響をもたらすものであり、国においては、人口対
策と地域の活性化を重要課題に据えています。
こうしたなか、本年度からスタートする「子ども・子育て支援制度」
の役割は大きく、教育においても大切なテーマとなっており、すべての
人々が地域で学び活動できる教育環境の整備と、活力ある地域社会を担
う人材の育成は、教育に課せられた重要な課題であると考えています。
家庭・学校・地域が一体となって次代を担う子どもたちを守り育てる
という意識のもと、子どもたちが夢や希望をもって目標に向い、「心豊
かに輝き・生き抜く力」が育まれるよう教育環境づくりを進めます。
また、文化・芸術・スポーツなど様々な活動を通して、個性や創造力
を伸ばすために自らを高め、町民一人ひとりが心豊かに生きがいのある
暮らしができるよう、生涯にわたる学習を推進します。
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1 幼 児 教 育 の充 実 について申 し上 げます
幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎となる最も大切な時期
であります。
幼児教育及び保育機能が一体となった認定子ども園の幼児センター
は、「子ども・子育て支援制度」の核となる地域の子育て支援施設であ
り、幼児の成長を育むために重要な機能を果たしています。
教育目標である「心も、体もたくましく」のもと、「丈夫な体の子ど
も」「よく考える子ども」「豊かな心の子ども」「仲よく遊ぶ子ども」
を基本目標に、心豊かにたくましく生きるための基礎となる力の育成に
努めます。
子 育 て 支 援 に つ い て は 、保 護 者 の 就 労 形 態 に 対 応 し た「 延 長 保 育 」「 預
り 保 育 」を 継 続 し 、子 育 て 相 談 や 親 子 の 交 流 な ど を 行 う「 子 育 て 支 援 室 」
や「遊びの広場」を継続して開設します。
このほか、小学校との交流や連携を通して、就学に向けて学びへの興
味を高めるなど、義務教育への円滑な移行を図る教育に努めます。
2 学 校 教 育 の充 実 について申 し上 げます
① 義務教育
義務教育については、学校教育目標である「知・徳・体」を基本に、
ふるさとを愛し、たくましく生き、社会に感謝する気持ちが身に付くよ
う、教育の充実に取り組みます。
次代を担う子どもたちが、自ら学び、考え、行動する力を養い、確か
な学力向上を見据えた学習環境づくりと教職員の資質向上を図ります。
また、美深中学校では校舎が新しくなり、多様な学習形態に対応した
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教育や生徒間のコミュニケーションの活発化など、学校の創意工夫を活
かした特色ある教育活動が図られるよう努めます。
語学教育については、各学校の授業に語学指導助手を派遣し、英語の
基礎学力向上と会話などを通じて国際的な感覚を学ぶよう支援します。
特別支援教育については、個々の学習や活動状況に応じた適切な就学
に欠かせない特別支援員を配置するとともに、教育・福祉・医療等の関
係者で構成する「美深町特別支援連携協議会」において連携を深め、特
別支援教育の環境整備に努めます。
今年は、仁宇布小中学校が開校100周年を迎えることから、記念事
業に対し支援を行います。
また、山村留学事業については、地域住民の拠り所である小さな学校
を活かした特色ある教育活動として定着しており、町民の理解のもとに
地域の支援と協力を得ながら、人間性豊かな児童生徒の育成に取り組み
ます。
スクールバスについては、学校から遠距離にある児童生徒の通学や住
民の交通手段として、引き続き4路線の安全運行に努めます。
学校給食については、学校給食法に基づく学校教育の一環であり、食
に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割があります。
本年度から運営開始する学校給食センターにおいて、地域食材の素晴
ら し さ を 伝 え る と 共 に 、衛 生 管 理 の 徹 底 に よ る 安 全 第 1 を 基 本 と し 、
「安
心・安全なおいしい給食の提供」を目標に、成長期にある児童生徒の心
身の健全な発達が図られるよう努めます。
また、子育てにかかる経済的負担を抑えるため給食費の軽減を行い、
子育て支援の充実を図りたいと考えております。
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②
高等学校教育
高等学校教育については、義務教育で培った知識や教養などをさらに
深く学び、理論や実践を通じ広く社会に貢献できる人材の育成が大きな
役割であります。
美 深 高 等 学 校 は 、少 子 化 な ど を 背 景 に 生 徒 の 減 少 が 進 ん で い る な か で 、
チャレンジ精神を持ち、未来を自ら切り拓く人間の育成を目標に、学力
向上対策や将来を見据えたキャリア教育などに取り組んでいます。
引き続き、資格取得をはじめ、特に学力向上を目的とした模擬試験や
講習受講など、美深高等学校教育振興協議会と連携し、魅力ある学校づ
くりへの支援充実と強化を図ります。
美深高等養護学校は、昨年一間口が増え、道北の特別支援教育におけ
る中心的役割を担う学校となり、社会的な自立と心身ともに健全な生徒
を育成することを目標としています。
この地域に欠かせない養護学校として町民の意識を高めるとともに、
生徒に対する一層の教育活動の充実を図るため、美深高等養護学校協力
会と力を合わせ支援を継続していきます。
3 家 庭 ・地 域 の教 育 の充 実 について申 し上 げます
家庭教育については、子どもたちの健やかな育ちの基盤であり、生き
ていく上で必要な力を身に付ける、すべての教育の出発点です。
家庭の教育力向上のために、次代の親となる世代を対象とした学習機
会づくりに努めるとともに、子どもの健全な成長が図られるよう、親子
のふれあいを大切にした取り組みを行います。
「美深の子どもはみんなで守り育てる」との意識のもと、地域の教育
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力を生かした体験交流活動など、地域の支援体制づくりを進めます。
子どもたちが安心して放課後や週末を過ごせる居場所づくりとして、
児童館をはじめ放課後児童クラブや放課後子ども教室を継続します。
4 社 会 教 育 の充 実 について申 し上 げます
社会教育については、町民が心豊かに生きがいのある暮らしができる
よう、生涯の各時期にわたる多様な学習機会の提供を行い、自ら進んで
学ぶ意識の向上と学習活動の充実を図り、地域づくりに関わる奉仕活動
や社会参画を推進します。
次代を担う青少年の育成事業や各関係団体への支援により、地域づく
り活動の担い手となる人材づくりに努めます。
5 芸 術 ・文 化 活 動 の推 進 について申 し上 げます
芸術・文化活動については、人の心に潤いや刺激を与え、生きがいの
持てる生活を送る上で大切なものであり、芸術・文化に接する機会の充
実 に 努 め る と と も に 、文 化 協 会 な ど の 各 種 団 体 と 連 携 を 図 り な が ら 、芸 術 ・
文化活動を推進します。
文化会館COM100を拠点とした、優れた芸術文化の鑑賞機会や芸
術・文 化 活 動 へ 支 援 を 行 う と と も に 、広 域 連 携 事 業 に も 積 極 的 に 取 り 組 み 、
芸術・文化の振興に努めます。
文 化 団 体 や サ ー ク ル 等 の 活 動 成 果 を 発 表 で き る 機 会 を つ く り 、文 化 意 識
の向上と指導者育成のための支援を行います。
先人が築き上げた文化や郷土の歴史を後世に伝えるため、貴重な文化
財の保存・伝承・公開などの活動を進めます。
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6 スポーツ活 動 の推 進 について申 し上 げます
スポーツ活動については、町民それぞれが年齢や体力に合ったスポー
ツを生活の中に取り入れ、健康の維持や体力の増進を図るために、生涯
を通じてスポーツに親しめる環境づくりを推進します。
各種スポーツ事業については、町民へのスポーツ教室やレクリエーシ
ョン活動のほか、子どもスポーツプログラムの充実を図り、幼児期から
スポーツに対する興味や関心を高めるための事業を展開します。
青少年のスポーツ活動に対して、「子どもスポーツ未来基金」による
継 続 的 支 援 を 行 い 、子 ど も た ち の ス ポ ー ツ 活 動 の 充 実 と 振 興 を 図 り ま す 。
上川北部広域スポーツ事業は、子どもたちがあらゆるスポーツに触れ
合う環境づくりと、タレントの発掘・育成を目的に取り組みます。
スポーツと地域活性化の相互作用を高めるため、「スポーツとまちづ
くり推進会議」を核として、エアリアルのこれまでの評価・検証と、ま
ちづくりの推進につながる活用について検討します。
北海道教育大学や仙台大学との相互協力協定により、スポーツと地域
振興への多面的な指導や助言を基に、スポーツの振興に努めます。
体育施設については、新たに5年間の指定管理による効率的な管理運
営とサービスの向上に努め、町民の利便性向上と利用促進を図ります。
スキー場の整備については、除虫菊を主体とした植栽を行うほか、町
民との連携を図りながら景観づくりを進めていきます。
以上、申し上げ、平成27年度の教育行政執行方針といたします。
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