一般社団法人東北地域づくり協会理事長選考経過・選考理由[PDF/80KB]

一般社団法人東北地域づくり協会理事長選考経過・選考理由
本法人の使命は、国土の利用及び整備又は保全事業、災害防止の支援に関す
る事業の円滑な推進を図り、もって国土の健全な発展に寄与することにある。
そうした組織にあって、本ポストには、本法人が行う業務について、的確に
遂行できる専門的な知識や能力を有し、懸案とする諸課題の処理能力に優れ、
かつ中立性、公平性を旨として業務を遂行できるよう、人格高潔で高い倫理観
を有することが求められる。
理事長の選考経過については、外部有識者で構成する第三者による役員選考
委員会の答申を受け、第3回定時総会において菅原政一氏を理事に選任し、そ
の後、理事会において理事の互選により同氏が理事長として選定されたもので、
選考理由の概要は以下のとおりである。
発注者支援業務等からの撤退要請への対応については、理事長を始め役員の
勇気ある決断により、困難な諸課題を克服して、他組織に先駆けて事業譲渡を
実施するなど特筆される実績を上げて来た。発注者支援業務等からの完全撤退
の時期は東日本大震災の復旧・復興支援に支障を及ぼさない状況を見極めた判
断が必要であり、地域社会の要請と復興全体の枠組みの動向をしっかり認識し
なければならない。併せて譲渡先会社の経営安定化及び本会から転籍した従業
員が継続して雇用されるようにすることについても本法人が必要十分なモニタ
リングと指導的役割を果たしていく必要がある。これら山積した目前の課題に
適切に対応するためには、本法人を取り巻く環境の正しい認識や、これまでの
事業の経緯に対する十分な理解と信頼できる課題対処能力が極めて重要である
と認識した。これまで多難な本法人運営を適切に行なってきた優れた実績を踏
まえ、理事長に相応しいと、判断された。