ダウンロード - 東北大学経済学部・大学院経済学研究科・会計大学院

東
北
大
学
経 済 学 部 シ ラ バ ス
平成27年度
(2015年度)
目 次
頁
○ はじめに(経済学部長)
1
○ 平成27(2015)年度経済学部シラバス集の活用のすすめ
2
○ 専門教育科目
1 基礎専門科目
経
済
学
経
済
学
入
門
A
( 川 端 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
門
B
( 泉 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
経
営
学
入
門
( 高 浦 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
会
計
学
入
門
( 佐 野 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
経
済
史
入
門
( 猿 渡 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
統
計
学
入
門
( 室 井 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
礎
( 室 井 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
経
済
経
入
営
数
学
基
プ
レ
ゼ
ミ
( 増 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
プ
レ
ゼ
ミ
( 柴 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
プ
レ
ゼ
ミ
( 柴 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
プ
レ
ゼ
ミ
( 権 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
プ
レ
ゼ
ミ
( 福 嶋 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
プ
レ
ゼ
ミ
( 吉 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
プ
レ
ゼ
ミ
( 古 谷 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
プ
レ
ゼ
ミ
( 黒 瀬 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
プ
レ
ゼ
ミ
( 菅 原 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
プ
レ
ゼ
ミ
( 結 城 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
プ
レ
ゼ
ミ
( 鈴木(賢)准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
2 基本専門科目
ミ
ク
ロ
経
済
分
析
( 三 宅 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
政
治
経
済
学
原
理
( 大 村 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
経
済
政
策
( 柘 植 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
数
理
統
計
( 石垣(司)准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
史
( 川 名 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
経
済
経
営
原
理
( 権 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
経
営
組
織
( 西 出 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
会
計
原
理
( 木 村 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
析
( 中村(勝) 教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
マ
ク
ロ
経
済
分
経
済
学
史
( 古 谷 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
経
済
発
展
( 日 置 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
学
( 佐々木 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
財
政
論
( 西 山 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
国
際
経
済
( 永 易 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
日
本
経
済
( 平 本 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
金
融
史
( 長谷部 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
析
( 松田(安) 教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
オペレーションズ・リサーチ
( 鈴木(賢)准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
フ
ス
( 金 﨑 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
論
( 柴 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
策
( 福 嶋 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
史
( 結 城 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
計
( 松田(康)准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
日
本
計
経
済
量
ァ
分
イ
企
ナ
ン
業
経
営
政
経
営
管
理
財
会
務
医
会
療
市
福
祉
経
場
戦
計
( 木 村 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
済
( 若 林 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
略
( 大 滝 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
学
( 谷 内 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
3 特定専門科目
経
済
経
営
数
環
境
経
済
( 日 引 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
地
域
経
済
( 増 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
生
産
管
理
( 安 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51
ヒ ゙ シ ゙ ネ ス ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン A
( ローマン 教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
ヒ ゙ シ ゙ ネ ス ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン B
( ローマン 教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53
資本市場の役割と証券投資
( 林 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
ア セ ッ ト マ ネ ジ メ ン ト (
秋 田 教 授
室 井 准教授
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
マ ー ケ テ ィ ン グ 営 業 (
藤 本 教 授
澁 谷 教 授
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56
ステークホルダー経営実践論 (
高 浦 准教授
佐 伯 講 師
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
ス ポ ー ツ 経 営 実 践 論
( 江 副 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58
地 域 財 務 金 融 行 政 論 (
阿 部 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59
竹 井 講 師
五十嵐 講 師
論
(
論
( 渡 辺 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61
Research
( 中村(好)講師他 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
Japanese Business and Economy a
( 中 林 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
Japanese Business and Economy b
( 中 林 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
上
級
ミ
ク
ロ
経
済
学
( 大瀬戸 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65
上
級
マ
ク
ロ
経
済
学
( 砂 川 講 師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66
学
( 千木良 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
損
地
害
域
保
経
Global
上
級
険
営
概
実
Company
計
量
経
践
済
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60
外
国
書
講
読
(
英
)
( 川 名 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68
外
国
書
講
読
(
英
)
( 黒 瀬 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69
外
国
書
講
読
(
独
)
( 守 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
外
国
書
講
読
(
独
)
( 守 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71
外
国
書
講
読
(
中
)
( 日 置 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72
外
国
書
講
読
(
仏
)
( 小田中 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73
※特殊講義の開講時間帯は現在の予定から変更される場合があります。
必ず時間割で確認してください。
政治経済学第一部特殊講義
( 守 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74
理論経済学第一部特殊講義
( 三 宅 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75
理論経済学第二部特殊講義
( 北 川 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76
社 会 思 想 史 特 殊 講 義
( 小田中 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77
経 済 計 画 論 特 殊 講 義
( 大瀬戸 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
開 発 経 済 学 特 殊 講 義
( 中 島 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79
国 際 金 融 論 特 殊 講 義
( 秋 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80
日 本 経 済 論 特 殊 講 義
( 平 本 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81
経
義
( 黒 瀬 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
計 量 経 済 学 特 殊 講 義
( 千木良 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
意 思 決 定 論 特 殊 講 義
( 鈴木(賢)准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84
マーケティング・ リサーチ 特殊 講義
( 照 井 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85
経 営 組 織 論 特 殊 講 義
( 藤 本 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 86
証 券 投 資 論 特 殊 講 義
( 室 井 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
加
義
( 吉 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 88
医 療 経 済 学 特 殊 講 義
( 井 深 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
財
義
( 佐々木 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
産 業 発 展 論 特 殊 講 義
( 川 端 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
グローバル経営史特殊講義
( 菅 原 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92
国
済
齢
政
策
経
政
済
特
特
特
殊
殊
殊
講
講
講
義
( 金 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93
中級ミクロ経済学特殊講義
( 井 深 准教授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 96
中級マクロ経済学特殊講義
( 北 川 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98
中 級 計 量 経 済 学 特 殊 講 義
( 照 井 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99
際
経
営
特
殊
講
4 演習専門科目
学部演習(Ⅰ)A・B、(Ⅱ)A・B
( 学部演習担当教員 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
5 関連科目
民
法
( 石垣(茂) 講師 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101
6 実習科目
簿
記
1
( 成 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102
2
( 成 田 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103
原
価
計
算
1
( 西 村 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104
原
価
計
算
2
( 西 村 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105
簿
記
藤 本 教 授
池 谷 講 師
グローバルリーダーシップ開発
(
キ ャ リ ア ・ プ ラ ン ニ ン グ
( 藤 本 教 授 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107
イ
(
ン
タ
ー
ン
シ
ッ
プ
高 浦 准教授
小 形 講 師
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 106
) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 108
はじめに
経済学部は、1923 年東北大学に経済学講座が開設されて以来、90年の歴史と伝統
を有する学部です。この間、少人数の演習(ゼミナール)を重視した教育を行い、広い
基礎的知識と深い専門的知識を身につけ、国際的視野を持つ指導的人材の育成を目指し
てきました。
平成 16 年度以降、東北大学では、シラバスの記載方法を全学教育のシラバスに準拠
し、全学教育から学部教育、さらには大学院教育まで、統一的記載にしました。『経済
学部シラバス』の目次を見れば直ちにわかるように、経済学部は学生の皆さんにたくさ
んの授業科目を提供しています。皆さんが経済学部を卒業するためには、一定の決めら
れた規則にしたがって、これらの授業科目を履修しなければなりません。卒業に必要な
科目や単位数などは『学生便覧』に記載してあります。
経済学部では、基礎的かつ専門的な経済学、経営学の授業を提供しています。また、
現代の重要課題に対応する科目も提供しています。これらの授業科目を学ぶための最初
の方法は、1 年次に開講される6つ入門科目(経済学A(マルクス経済学)、経済学B
(近代経済学)
、経営学、会計学、経済史、統計学)から、適切な選択を行うことです。
皆さんは、学年が進むにしたがって、
(1)基礎専門科目のなかの入門科目以外の科目や、
(2)基本専門科目のなかの科目から、各自の興味や勉強方針に合った科目を選択する
ことになります。また、経済学部では上記の科目の他にも(3)特定専門科目、(4)演
習専門科目等を提供しています。
授業科目を履修するのに、『シラバス』や『学生便覧』は大変重要な役目を果たしま
す。シラバスの授業概要に注意深く目を通し、『学生便覧』をも照合して、皆さんの問
題意識、職業選択に最も相応しい科目はどれであるのか、その科目を理解するためには
どのような関連科目や基礎的素養が必要かを把握してください。シラバスを徹底的に活
用して、自分にあった授業計画を立ててください。シラバスだけでは理解できない場合
には、オリエンテーション、ゼミ説明会、教務係、教員から必要な情報を得てください。
皆さんが実りある 1 年間を送られることを願っています。
平成 27 年 4 月
東北大学経済学部長 秋田 次郎
1
平成27(2015)年度
経済学部シラバス活用のすすめ
経済学部の学生が履修する授業科目は、
「全学教育科目」と「専門教育科目等」の二つ
に分かれます。このシラバス(授業案内)は、他学部開講の関連科目と演習を除いたす
べての「専門教育科目等」の授業案内を掲載したものです。学生諸君は、それぞれの科
目を選択する際に、このシラバスを活用して履修計画を立て、実りのある勉学に励んで
ください。なお、
「全学教育科目」全般については、別に『平成27年度全学教育科目の
手引』
(高等教育開発推進センター)が発行されていますので、あわせて諸君の履修計画
に活用してください。
履修計画を作成するにあたって必要な情報は、このシラバスおよび学生便覧(新入生
は『平成27年度学生便覧』、2~4年生は入学時の『学生便覧』)に記載されています。
「全学教育科目等の履修上の注意」及び「専門教育科目の履修上の注意」には必ず目を
通してください。とりわけ「進級必要単位表」
・
「卒業必要単位表」は重要です。
「必要単
位数」以上の履修や自由聴講での履修も可能ですが、セメスターごとの履修登録単位数
の上限に注意してください。経済学部の「専門教育科目」は、原則として2学期制(セ
メスター制)を実施しています。また、連続講義となる科目もあります。
「特定専門科目」
の一部の授業科目は隔年開講となっていますので、本年度及び来年度の開講授業科目を
十分に検討し、計画的な履修をして下さい。履修登録は一部を除いてウェブシステムを
利用します。演習は学期毎にウェブシステムで登録する必要がありますので、注意して
ください。
これらのルールに変更がある場合は掲示で連絡しますので、掲示板を定期的に必ず見
るようにしてください。
なお、演習については、新任教員担当の部分を除いて「平成27年度(2015年度)
経済学部演習シラバス」に掲載されています(演習参加者募集時に配布済)。
演習Ⅰ、Ⅱはそれぞれ A と B に分割されています。入学後2年を経て4月に3年次に
進級できなかった場合でも、第1学期に(仮)進級要件を満たせば10月に3年次に進
級し、第2学期から演習ⅠA を受講することができます。これに該当する人は進級が決
まり次第、
「経済学部演習シラバス」を参考にして、担当教員に直接申し込み、了承を得
た上で所属演習を決めて下さい。
2
《基 礎 専 門 科 目》
科目名:経済学入門 A
1.
担当者: 川端望
時間: 1学期月2
対象学年:
1・2 年
授業の目的と概要
本講義は政治経済学入門である。その代表格であるマルクス経済学の基礎を理解することを目的と
する。時間制約から,マルクス経済学一般理論のうち,資本の生産過程論について講義する。
2.
学習の到達目標
・現代の経済理論を学ぶ基礎教養として,投下労働価値説の視角と論理を身につける。
・現代社会における労働過程の管理,イノベーションと企業発展,工業化と都市化のダイナミズムに
批判的なメスを入れる理論としての政治経済学の基礎を身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
本講義の構え――資本主義の歴史的過渡性,経済学の完結性と非完結性,一般理論と無数の現実
商品が作り出す3層の社会システム―――労働・商品・所有
労働価値説と物神性
貨幣とは何か――商品システムの発展としての貨幣システム
資本増殖の秘密――貨幣システムの発展としての資本システム
古典派経済学の困難
特殊な商品としての労働力――商品・貨幣システムと人間の再生産。市場と家族
絶対的剰余価値の生産―――労働時間の延長
労働過程と価値増殖過程――等価交換と搾取の両立
可変資本と不変資本。資本の行動規範としての剰余価値率
労働日の延長とこれをめぐる対立――市場と国家。労働政策
相対的剰余価値の生産―――生産力の発展
相対的剰余価値と特別剰余価値
協業・分業・機械化と管理の発展――資本主義の生産様式
賃金形態――どれだけ払われるか,何に対して払われるか
資本の蓄積過程
単純再生産と拡大再生産――蓄積は社会的貢献か自己目的か
資本蓄積の制約条件――製造できない商品としての労働力
機械化の進展と雇用
資本にとっての過剰人口と産業予備軍効果――工業化と都市の発展。失業と社会政策
本源的蓄積と資本蓄積の歴史的傾向――歴史的システムとしての資本主義
4.
成績評価方法
・期末試験による。講義中の発言により加点する。
5.
教科書と参考書
・教科書として大谷禎之介『図解 社会経済学』桜井書店,2001 年を使用する。古書でもよいが,
必ず買うこと。
6.
予習と復習について
予習は不要。復習と,参考文献を活用した自己学習が肝心。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
教員アドレス [email protected]
オフィスアワーは第1回講義で指定する。
3
科目名:経済学入門 B
1.
担当者: 泉田成美
時間: 2学期水5 対象学年:
1・2年
授業の目的と概要
経済学入門 B では、経済学の基本的な知識と考え方を身につけることを目的として、ミクロ経済
学・マクロ経済学の基本的な内容の講義を行います。具体的には、ミクロ分野として市場メカニズム
の働きと市場均衡分析の基礎的内容を、マクロ分野として国民所得計算と経済成長についての基礎的
内容を講義します。経済学に興味のある学生の積極的な参加を希望します。
2.
学習の到達目標
・経済学的な考え方を身につけることができる。
・市場メカニズムの働きについて理解することができる。
・市場均衡分析を使って、身近な経済現象を理解することができる。
・GDP やインフレ率などの基本的な経済指標の意味を理解することができる。
・経済成長に対する生産性の役割について理解することができる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
現在のところ、次のトピックスを取り上げることを予定しています。
イントロダクション:経済学の誕生と市場メカニズムの発見
ミクロ経済学の基礎
・需要曲線
・供給曲線
・価格に対する政策
・市場均衡
・比較静学
・余剰分析
・市場の失敗
マクロ経済学の基礎
・国民所得計算
・物価指数とインフレ率
・生産性と経済成長
参加者の興味・関心と理解の程度によっては、内容が多少変化するかもしれません。
4.
成績評価方法
2または3回のレポートと、学期末試験の成績に基づいて評価します。最終試験に占めるウェイト
は、レポートが 20%、学期末試験が 80%です。
5.
教科書と参考書
教科書:
『マンキュー入門経済学 第 2 版』
(N・グレゴリー・マンキュー著、足立英之他訳)
、東洋
経済新報社、2014 年
6.
予習と復習について
経済学は知識を積み上げながら学習していく科目であるため、講義のたびに十分な復習をすること
が必要です。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
入門科目であるため、履修条件は設定しませんが、「経済経営数学基礎」程度の数学の知識を持っ
ていることを前提とします。
E-mail: [email protected]
オフィス・アワー;金 12:00-13:00
4
科目名:経営学入門
1.
担当者:高浦康有
時間:Ⅱ学期(火 3)
対象学年:1・2 年
授業の目的と概要
C・I・バーナードの近代組織論を基軸に、組織とは何か、どのようなメカニズムで成り立っている
か、どのように管理されるべきか、といった問題意識を背景に経営管理論の諸概念について学習する。
2.
学習の到達目標
2年次以降、経営学を専門的に学習するにあたっての入門的知識を得ることを目指す。とりわけ身近
で小規模な組織を題材に、目の前の具体的な経営事象について多角的に分析し、本質的に理解する経営
学的センスを習得することを目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
映像資料(ドラマ教材)等を交えながら、以下の分野(項目)等について概説する。
(1) 組織理論の基本枠組(管理過程論、協働システム論、意思決定論)
(2) 組織構造論(連結ピンモデル、階層原理、組織のデザイン)
(3) 組織行動論①モチベーション論(内発的動機付け、X-Y理論、動機付け-衛生理論)
(4) 組織行動論②リーダーシップ論(権限受容説、行動類型論、道徳的リーダーシップ論)
(5) 組織認識論(組織化プロセス、イナクトメント、組織文化の変革モデル)
4.
成績評価方法
期末の筆記試験(1回)のほか、各回に課される分析レポートの内容が優れたものについては加点を
予定している。
5.
教科書と参考書
教科書
高橋伸夫『コア・テキスト経営学入門』新世社、2007 年
参考書 小松章『基礎コース 経営学 第 2 版』新世社、2006 年
井原久光『テキスト経営学 増補版』
、ミネルヴァ書房、2000 年
塩次喜代明、高橋伸夫、小林敏男『経営管理(有斐閣アルマ)
』有斐閣、1999 年
加護野忠男、吉村典久『1 からの経営学』碩学舎、2006 年
小樽商科大学・高大連携チーム『わかる 経営学 』日本経済評論社、2005 年
榊原清則『経営学入門(日経文庫)
』日本経済新聞社、2002 年
河西邦人『ドラマで学ぶ経営学 入門』PHP 研究所、2007 年
6.
予習と復習について
毎週、次回の講義で取り上げる項目のテキスト該当箇所を指示するので、事前に通読しておくこと。
また講義後は、学習した項目に関連して参考文献をテキストで確認し、図書館等で調べ理解を深めるこ
とが望ましい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:とくに予備知識を必要としない。
連絡先(メールアドレス)
:教員用 HP(http://www.econ.tohoku.ac.jp/~takaura/)で確認のこと。
オフィフアワー:金曜3限、その他随時
5
科目名:会計学入門
1.
担当者: 佐野秀明
時間:1 学期水5
対象学年:1.2 年
授業の目的と概要
企業会計はビジネスに必須のコミュニケーション・ツールであり、しばしばビジネスの言語と
表現される。本講義では,企業会計の前提となる複式簿記の仕組みについて概説し、さらに、企
業会計が経済社会の中でどのように役立っているのかについて概説する。
2.
学習の到達目標
・ 基本的な会計測定・報告の仕組みを理解する。
・ 実際の財務諸表に記載されている会計情報の内容や、企業会計や企業経営に関連する新聞・
雑誌記事の内容をある程度理解できるようになる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
(1) 会計・簿記の目的と意義
(11) 決算―決算整理
(2) 貸借対照表と損益計算書
(12) 決算―精算表
(3) 仕訳と転記
(13) 決算―財務諸表の作成
(4) 現金・預金
(5) 商品売買
(6) 有価証券
(7) 各種債権・債務
(8) 固定資産
(9) 手形
(10) 資本と税金
4.
成績評価方法
課題の提出と期末試験等に基づいて成績評価を行う。詳細は授業中に指示する。
5.
教科書と参考書
教科書:渡部 裕亘他著『検定簿記講義 3 級商業簿記〔平成 27 年度版〕
』中央経済社
参考書:桜井 久勝著『財務会計講義(第 16 版)』中央経済社
6.
予習と復習について
復習に時間をかけること。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修についての前提条件はありません。担当者が 2015 年 4 月に着任のため、連絡先およびオフ
ィスアワーについては開講時に連絡します。
6
科目名:経済史入門
1.
担当者:猿渡啓子
時間:2 学期(月 2)
対象学年:
1年
授業の目的と概要
アジアの国の事例を用いて,経済史の主要な論点を入門レベルで講義する.
2.
学習の到達目標
専門課程における経済史・経営史を理解するための基礎的な知識を修得する.
3.
4.
授業の内容・方法と進度予定
Ⅰ
はじめに
Ⅱ
経済発展の諸側面
Ⅲ
二部門経済発展
Ⅳ
農村における流通構造
Ⅴ
銀行業の発展
Ⅵ
近代的農業の発展
Ⅶ
工業化戦略
Ⅷ
市場と政府
Ⅸ
工業化の担い手(1)
Ⅹ
工業化の担い手(2)
ⅩⅠ
産業政策
ⅩⅡ
財政・金融
ⅩⅢ
技術・経営移転
ⅩⅣ
まとめ
ⅩⅤ
試験
成績評価方法
学年末試験による(試験日程は授業中に知らせる).小テストなどを課すことがある.
5.
教科書と参考書
・教科書は使用しない.講義資料による(ウェブサイト掲載).
・自習用参考書:
1)アジア経済研究所・朽木・野上・山形(編)『テキストブック開発経済学』
(有斐閣)
2)速水佑次郎『開発経済学』
(創文社)
3)高木保興『開発経済学』
(有斐閣)
4)末廣 昭『キャッチアップ型工業化論』
(名古屋大学出版会)
6.
予習と復習について
講義資料と各自のノート,自習用参考書によってよく復習してください.
7.
その他(履修の条件,連絡先,オフィスアワー等)
・オフィスアワー:随時.但し予め電話(6309)でアポイントメントをとること.
7
科目名:統計学入門
1.
担当者: 室井芳史
時間:1学期火3 対象学年:1・2年
授業の目的と概要
経済や経営に関する分析を行うに当たり、データの処理を行うことは必須である。例えば、経済学
の理論が正しいのかを検証したり、様々な仮説は正しいのかを調べたりする際には膨大なデータを適
切に処理する必要である。データの適切な処理を行うには統計学の知識が必須であり、早いうちから
正しく理解することが望まれる。また、確率論は統計学の基礎になるばかりか、経済経営の諸問題に
対するモデリングを行う際には重要な意味を持っている。そこで、この授業では、確率論と統計学の
基本的な知識の習得を目的に講義を行う。
2.
学習の到達目標
確率、統計の考え方と基礎的な理論を理解し、将来、コンピュータソフトウェアを用いたデータ
分析を行う際の基礎となる数理的な知識を獲得すること。また、確率と統計に関する簡単な計算がで
きること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
確率の基礎
確率変数と確率分布
データの記述 平均と分散
二項分布と正規分布
標本分布
推定
仮説検定
4.
成績評価方法
期末試験による
5.
教科書と参考書
教科書:東北大学統計学研究グループ『これだけは知っておこう! 統計学』有斐閣
6.
予習と復習について
数学や統計学は本来「難しいもの」です。高校生のときには、学校の授業だけではなくさまざまな
数学の練習問題を解いきながら理解をしていたはずです。ところが、大学生になると突然何もしなく
なる学生がとても多く見られます。予習と復習をし、簡単な問題を解いてみることは「当たり前」か
つ「必須」です。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に定めません。講義の後に来ていただくか、事前にアポイントを取って下さい。
8
科目名:経済経営数学基礎
1.
担当者: 室井芳史
時間: 1学期金 3
対象学年:
1年
授業の目的と概要
経済・経営学を学ぶ上で重要になる数学の基礎部分について学習を行う。特に、微分・積分や線形
代数の初歩的な知識を獲得することを目的とする。
2.
学習の到達目標
「微分・積分」の計算が確実にできること。
「行列」の演算を確実に理解すること。
を目標に講義を行う。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.微分
2.偏微分
3.積分
4.行列演算
5.固有値・固有ベクトル
など
4.
成績評価方法
期末試験による
5.
教科書と参考書
教科書:経済・経営のための数学教室 –経済数学入門- 小林道正 (裳華房)
6.
予習と復習について
数学や統計学は本来「難しいもの」です。高校生のときには、学校の授業だけではなくさまざまな
数学の練習問題を解いきながら理解をしていたはずです。ところが、大学生になると突然何もしなく
なる学生がとても多く見られます。予習と復習をし、簡単な問題を解いてみることは「当たり前」か
つ「必須」です。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に定めません。講義の後に来ていただくか、事前にアポイントを取って下さい。
9
科目名:プレゼミ(地域計画) 担当者: 増田 聡
1.
時間:1学期(金)
対象学年:2年
授業の目的と概要
東日本大震災は、被災コミュニティ、市町村、県、東北地域、国、さらにはサプライチェーンを通
じた地球規模まで、空間スケールや時間軸を異にする多様な被害や影響を与えた。本ゼミでは、都市
計画のあり方(計画論)と震災復興との関係に着目し、復興計画で扱われる諸課題を取り上げて、計
画相互の関連性や政策実施・評価の理論的背景を理解する。
2. 学習の到達目標
・日本における都市計画制度の成立から普及・見直し等の歴史的流れを理論的に理解する
・震災復興計画を読み解き、アジェンダ設定、課題特定、代替案選択等の視点や方法を修得する
・計画の事業化(実施計画の策定から事業主体の選定)と復興事業の現実を理解する
・フィールド調査等を通じて、地域再生の実践が意味するものを体感する
3.
授業の内容・方法と進度予定
毎回の講義前半は、都市計画の基本的考え方や歴史的変遷を扱った蓑原他(2013)をテキストに輪講
形式で進める。講義後半は 参加者の関心領域別のグループワーク とし、学期末に成果報告を行う。
・輪講内容(テキスト目次より)
1部:講義編 日本の都市計画は何をしてきたのか
第 1 講 近代都市計画とは何だったのか
第 2 講 3.11 で日本の都市計画は変わるのか
第 3 講 今、私たちの引き受けるべき課題は何か
2 部:演習編
問 1 都市計画にマスタープランは必要ですか
問 2 都市はなぜ面で計画するのですか
問 3 コンパクトシティは暮らしやすい街になりますか 問 4 都市はどのように縮小していくのでしょうか
問 5 都市計画はなぜ人と自然の関係性から出発しないのですか
問 6 計画よりもシミュレーションに徹するべきではないですか
問 7 都市計画は「時間」にどう向き合っていくのでしょうか
・講義各回後半のグループワーク予定
1) 東日本大震災を巡る社会の動き:イントロダクション・グループ分け
2)~ 3) テーマ設定(研究テーマ:research question、研究方法、調査対象の検討)
4)~12) グループ別検討:仮設・復興住宅、避難、集団移転、経済復興、医療福祉、教育、エネルギー等
13)~15) 成果報告、まとめ・総括
4. 成績評価方法
ゼミへの貢献(グループワークと報告・討論: 60%)と学期末レポート(40%)で評価する。
5.
教科書と参考書(各県・市町村の地域防災計画、復興計画も参照)
・蓑原他(2013) 『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』、学芸出版社
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2571-2.htm
・東北大経済学研究科震災復興調査研究プロジェクト編(2012~15) 『東日本大震災復興研究 第1~4巻』、
河北新報出版センター
6.
予習と復習について
テキスト読了を前提に講義する。報告を担当する時は、前週迄にレジメを用意 しておくこと。現
実の復興の動きは最新情報を<公式>ホームページ等で検索確認の上、資料作成に利活用すること。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件は特にない。欠席する場合は事前連絡し、連絡はメール([email protected])によ
り行うこと。情報交換・共有のためのグループウエアについては、開講時に指示する予定。
10
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 柴田友厚
時間:1学期火2
対象学年:2年
授業の目的と概要
イノベーションの役割、機能、成功要因などに関して、できるだけ多くのイノベーションの実例に
触れるとともに、議論を重ねることで理解を深めます。また、情報検索、パワーポイント資料作成、
プレゼンテーションなど初歩的な調査スキルを身につけると同時に、質問の立て方や議論の仕方など
思考を深めてゆくスキルを習得します。
2.
学習の到達目標
専門分野を決定する前に、研究の初歩と思考方法を身につけるための授業です。
・個人としてのイノベーター、組織としてのイノベーション・プロセスを理解する。
・ケースを分析することで、論点や課題を見出し深めてゆく思考方法を習得する。
・具体的な個別事例の背後にある普遍性を探ることで、抽象的思考能力を高める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
毎回の授業では事前に割り当てられた担当者がケースの要約と論点を報告し、それに基づいてまず
グループで議論し最後にクラス全体で議論する。担当者はケースの要約と論点についてパワーポイン
トを用意して報告し、議論の材料を提供する。詳細は最初の時間に説明しますが、取り上げるケース
の基本的流れは次のとおりです。
(1) サントリー DAKARA
(2) ホンダ アコードワゴン
(3) キャノン デジタルカメラ IXY DIGITAL
(4) 日清食品 高級カップめん GooTa
(5) ミツカン におわなっとう
(6)スタジオジブリ 千と千尋の神隠し
などをとりあげ、ケース分析と議論を行います。
4.
成績評価方法
報告内容(50%)
、クラス討論への貢献(30%)、コメント内容(20%)
5.
教科書と参考書
野中郁次郎・勝見明『イノベーションの本質』
(日経BP社、2004年)
6.
予習と復習について
事前に文献を読んで出席することが必要です。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に定めませんので、事前にアポイントを取って下さい。
11
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 柴田友厚
時間:2学期月 4
対象学年:2年
授業の目的と概要
イノベーションの役割、機能、成功要因などに関して、できるだけ多くのイノベーションの実例に
触れるとともに、議論を重ねることで理解を深めます。また、情報検索、パワーポイント資料作成、
プレゼンテーションなど初歩的な調査スキルを身につけると同時に、質問の立て方や議論の仕方など
思考を深めてゆくスキルを習得します。
2.
学習の到達目標
専門分野を決定する前に、研究の初歩と思考方法を身につけるための授業です。
・個人としてのイノベーター、組織としてのイノベーション・プロセスを理解する。
・ケースを分析することで、論点や課題を見出し深めてゆく思考方法を習得する。
・具体的な個別事例の背後にある普遍性を探ることで、抽象的思考能力を高める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
毎回の授業では事前に割り当てられた担当者がケースの要約と論点を報告し、それに基づいてまず
グループで議論し最後にクラス全体で議論する。担当者はケースの要約と論点についてパワーポイン
トを用意して報告し、議論の材料を提供する。詳細は最初の時間に説明しますが、取り上げるケース
の基本的流れは次のとおりです。
(1) サントリー DAKARA
(2) ホンダ アコードワゴン
(3) キャノン デジタルカメラ IXY DIGITAL
(4) 日清食品 高級カップめん GooTa
(5) ミツカン におわなっとう
(6)スタジオジブリ 千と千尋の神隠し
などをとりあげ、ケース分析と議論を行います。
4.
成績評価方法
報告内容(50%)
、クラス討論への貢献(30%)、コメント内容(20%)
5.
教科書と参考書
野中郁次郎・勝見明『イノベーションの本質』
(日経BP社、2004年)
6.
予習と復習について
事前に文献を読んで出席することが必要です。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に定めませんので、事前にアポイントを取って下さい。
12
科目名:プレゼミ
1.
担当者:権 奇哲
時間:2学期・火 2
対象学年:2年
授業の目的と概要
従来の技術発想やマーケティング発想とは異なる、「デザイン発想」のイノベーションについてそ
の基本的な原理・視点・方法を学習する。特に、新製品や新事業の開発における「経験デザイン」を
中心にして、講義、討論およびワークショップを通じて、そのための基本的な視点と方法を演習する。
※ここでいうデザインとは、スタイルのことを超えて、「新しい生活世界の実現のための構想」と
して把握される。
2.
学習の到達目標
○イノベーションのための異なるアプローチの特徴を理解する
○デザイン発想のイノベーションについて基本的な内容を理解する
○「経験デザイン」の思考法・視点・方法・ツールを駆使する基本的な能力と経験を身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
○内容:
第 1 回~第 2 回
デザイン発想のイノベーション
第 3 回~
経験デザインのための視点と方法
第 4 回~第 6 回
ワークショップ:原型思考と経験デザイン
第 7 回~第 9 回
ワークショップ:「在るべき姿」からの経験デザイン
第 10 回~第 12 回 ワークショップ:「時代の定義」からの経験デザイン
第 13 回~第 14 回 ワークショップ:その他の視点による経験デザイン
第 15 回
最終レポート発表
○方法:主として受講者による個人研究とグループ・ディスカッションを中心に授業を行う。
4.
成績評価方法
○出席(40%)
、レポート提出(40%)
、小テイスト(20%)
5.
教科書と参考書
○参考書:ロベルト・ベルガンティ『デザイン・ドリブン・イノベーション』同友館、2012.
○その他、使用する資料は授業中に配布
6.
予習と復習について
○宿題とレポートをもって予習・復習を促す。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
○面談希望に対しては随時対応する。事前にメール等で予約すること。
○教員研究室・連絡先:経済学部6階、[email protected]
13
科目名:プレゼミ 担当者: 福嶋 路
1.
時間:2 学期 月 4
対象学年:
2年
授業の目的と概要
・社会調査方法論の基礎を学び、実際に自ら行ってみることを通じて、社会現象を可視化する手法を
学ぶ。
2.
学習の到達目標
・社会調査方法の目的、要素、手法について理解する。
・簡単な社会調査を行えるようになる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
(1)10 月~11 月
・社会調査についての手法について学ぶ。
(2)11 月~12 月
・受講生をチームに分け、各チームで、自分たちが関心のあるテーマを選び、それを明らかにす
るための調査方法を選択し、実際に行ってみる。
(3)1 月
・各チーム、調査結果を発表。
4.
成績評価方法
・出席は 7 割以上が必須条件。
・成績は、授業内での発表や態度、授業への貢献、プレゼンの評価によって決定する。
5.
教科書と参考書
・ 大谷信介、木下 栄二、後藤 範章、小松 洋 (2013)
『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』ミネルヴァ書房
あとは必要に応じて授業内に指定、あるいは配布する。
6.
予習と復習について
・やむを得ず欠席する場合には授業前に連絡をすること。
・与えられた課題は必ず期限内にこなすこと。
・規定の授業時間外に活動を行うこともある(無論、受講生の都合を聞いて調整する)。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・グループのメンバーと協調できること。
・授業についての質問等は、随時受け付ける。事前に必ずメールで連絡をすること。
・連絡先は [email protected]。
14
科目名:プレゼミ
担当者: 吉田 浩
時間: 1学期火曜2限 対象学年:2年
テーマ:
「経済学で高齢社会を考える:加齢経済学入門」
1.
授業の目的と概要
経済学で株価や円・ドルレート、企業収益を考える他に、少子化や高齢化、男女共同参画や
福祉や社会保障も考えてみます。
2.
学習の到達目標
景気変動や株式・外国為替、貿易や企業経営等の経済的現象はもちろん、少子化や結婚、大
学進学や医療費、犯罪や自殺のような非経済的な現象もこれを経済学の分析手法をもってみる
ことで、何が正しくて何が間違っているかを「理念」ではなく、「実証的な根拠」にもとづい
て議論する能力を身に着けることも目的としています。理屈をこね回すよりも、数字でシロ・
クロはっきりとさせたい人向け。
3.
4.
5.
授業の内容・方法と進度予定
成績評価方法
出席50点+学期の最後にレポート※を提出(50点)してもらいます。
※大学ノートの自筆ノート&分析報告レポートをつけて提出、採点対象とします。
教科書と参考書
講義中に指示します
6. 予習と復習について
・授業にちなんだ分析課題を出すので、それを行うことでじっくりと復習してスキルを身につ
けてください。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:「経済学入門B」を履修し終わっていることが望ましいです。さしあたって、統
計学の知識は必要ありません。インターネット(メールと検索機能)、マイクロソフトエクセ
ルが使えるようにしてください。
連絡先:教官 吉田 浩 [email protected] 経済学部3階308号室。
オフィスアワー:毎週火曜日 13:00-(事前に予約すること)
15
科目名:プレゼミ
担当者: 古谷 豊
時間: 2学期 火2
対象学年: 2年
1. 授業の目的と概要
経済学の誕生――経済学はど う いう 学問か
「経済学とはそもそも、どういう学問なのだろう」
このプレゼミでは、経済学が誕生したいきさつを学びつつ、上述の問に迫ります。学問に限らず、
あるものが誕生する局面というのは、それが誕生させられざるを得なかった必然性と、それそのも
のの本質とが往々にして端的に表れるものです。
これから経済学の専門の勉強が本格化する前に、経済学を学ぶための理解の枠組みを履修生が
掴めるよう講義していきます。
Research
Presentation
Discussion
Term Paper
もう一つの目的は履修生に専門の学習の「基本形」を身につけてもらうことです。
教科書を理解して覚える勉強だけではなくて、これからは論点(問題点)を設定して調査をし、
整理して他人に分かるように報告し、他人と意見を交流させるなかで見解を洗練させ、それを文書
レポートの形でまとめるという学習方法を身につけていく必要があります。このことは重要であ
るにもかかわらずなかなか教わる機会がないので、このプレゼミではそれぞれのプロセスの要点
を教えつつ履修生に実際に取り組んでもらいます。
2. 学習の到達目標

「経済学」はどのような学問かの理解を得る。

「リサーチ」
「プレゼン」
「質疑・討論」
「レポート作成」のプロセスの基本を身につける。
3. 授業の内容・方法と進度予定
担当教員による講義とグループワークとの二本立てで進めます。毎回、前半は講義、後半はグル
ープワークとそのプレゼンという形になりますので、グループワークが実り多きものとなるよう、
初回から積極的にコミュニケーションをとる心構えで来てください。
グループワークでは三人一組で一つのテーマに取り組んでもらいます。題材は現代日本経済・現
代世界経済の主要なテーマです。私の講義(昔の話)と現代の諸テーマとを行きつ戻りつすること
で、双方を深く理解することが可能になります。
4. 成績評価方法
授業への参加度合い、プレゼン、タームペーパーを総合評価。
5. 教科書と参考書
初回の講義(10 月 6 日を予定)で指示する。
6. 予習と復習について
グループワークについてそれなりに準備が必要。初回の講義で説明する。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
人と関わることが好きで、向上心のある生徒を歓迎します。新聞は(少しでもいいので)なるべ
く毎日読む習慣を身につけるよう勧めます。読書(専門外のもの)もぜひ習慣にしてください。
担当教員の連絡先は [email protected]、件名に「プレゼミ」と入れること。
16
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 黒瀬一弘
時間:1学期月4 対象学年:
2年
授業の目的と概要
技術進歩と所得分配及び雇用の関係について考察する。昨今、トマ・ピケッティの『21 世紀の資
本論』の出版にともない、不平等な所得・資産分配のミクロ的・マクロ的な拡大が注目されている。
ピケッティの議論にもふれ、その妥当性も考察したい。
2.
学習の到達目標
この授業では、以下のポイントを重点的に考察する。

不平等はなぜまずいのか、つまり是正させるべきか。是非を政治哲学的に正当化する。

所得・資産分配に関する長期的な歴史をふまえ、なぜ 21 世紀に入ってから急速に不平等が
拡大したのか。
3.

技術進歩と所得分配に関する一般的な経済理論を理解する。

不平等を是正させるべきだとして、どのような政策が実行可能であり効率的か。
授業の内容・方法と進度予定
以下の文献をテキストとして、いくつかのグループを作って輪読する。
タイラー・コーエン(2014)
『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるのか』(NTT 出版)
1回の授業につき1章を読み切る予定である。受講希望者は 1 回目の授業までに購入しておくこ
と(\2,400+税)
。
4.
成績評価方法
クラスパフォーマンス(40%)+レポート(20%)+出席(40%)
5.
教科書と参考書
教科書は前掲の通りである。一般的なミクロ経済学とマクロ経済学のテキストも必要な場合には参
照すること。そのほかの参考書として以下を挙げる。

ルイジ・パシネッティ(1985)
『経済成長と所得分配』(岩波書店)

トマ・ピケッティ(2014)
『21 世紀の資本』(みすず書房)
6.
予習と復習について
予習としては、授業で扱う範囲を事前に全員が読んでくることを義務付ける。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)

履修条件は特になし。

授業に関して質問がある場合は、E-mail で連絡すること。アドレスは学生便覧に記載済み。

オフィスアワーは木曜の12:00~13:00とする。
17
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 菅原歩
時間: 1学期月4 対象学年:
2年
授業の目的と概要
授業タイトル:企業研究のプレゼンテーション
目的:①チーム作業、プレゼン、討論の演習、②企業研究の入門
概要:マーケティングを題材として、受講者(のチーム)が企業活動についての調査、プレゼン、
討論を行う。
2.
学習の到達目標
・第一の目標は、3年次からのゼミの予行演習として、チームによる調査、プレゼン資料作成、プレ
ゼンの討論の経験を積むことです。
・その他、内容に即したより具体的な目標としては以下のものがあります。
・内容面(1)
:
「何を売るか」を軸にして実際の企業活動のイメージを豊富に持つ。
・内容面(2)
:既存の初歩的な理論を、企業活動の解釈に適用できるようになる。
・方法面:文献資料調査の初歩的なスキルを身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・内容・方法:下記5のテキストの各章で示されている考え方に沿って、テキストで上げられた事例
とは別の事例を受講者のチームが調査して、プレゼンを行う。次に受講者どうしで討論を行う。最後
に受講者がプレゼンと討論の評価を行う。テキスト各章の考え方については、講師が適宜解説を行う。
・テーマと進度予定:
(1)授業の進め方の説明/(2)解説0:テキスト 1 章+プレゼンのイメージ
(3)解説1:テキスト3・4・5章/(4)(5)(6)各チームのプレゼン1
(7)解説2:7・8・9章/(8)(9)(10)各チームのプレゼン2
(11)解説3:10・11・13 章/(12)
(13)
(14)各チームのプレゼン3/(15)予備日
※チームの人数、プレゼン回数は受講者数によって変わる可能性があります。
※取り上げる章・テーマは受講者の希望を踏まえて変わる可能性があります。
4.
成績評価方法
・8 割以上の出席を合格の前提とします。その上で、プレゼン内容(50%)と聞き手としての討論へ
の貢献(質問など)
(50%)で評価します。聞き手としての貢献は、討論相手となった場合(30%)
とフロアでの聞き手の場合(20%)とします。聞き流しにせずに討論に実効性を持たせるためです。
5.
教科書と参考書
・教科書:石井淳蔵・廣田章光編著『1からのマーケティング 第3版』中央経済社、2009 年
・参考書:松田久一編著『成功と失敗の事例に学ぶ 戦略ケースの教科書』かんき出版、2012 年
6.
予習と復習について
・予習:解説の回にはテキストの該当章を読んでおく。
・プレゼン作成が最大の予習・復習となるでしょう。
・復習:プレゼンの評価を受講者で共有して復習に役立てたいと思います。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・履修の条件:1 セメスター中に3回程度発表作成があるので、その意志と時間があること。
・連絡先:メールアドレス、[email protected]
・オフィスアワー:上記メールアドレスへの相談によって随時設定します。
18
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 結城武延
時間:2 学期月 4
対象学年:2 年
授業の目的と概要
専門的な演習に入る前段階として、書物を精読し、自分の考えを展開し、他者と議論する、基礎的
な「学問的訓練」を行うことが本演習の目的である。また、本演習を通じて、与えられた書物だけで
はなく自分で関連文献を探す、分かりやすい資料を作成して伝わりやすい言葉で説明するといった技
術を習得する。
2.
学習の到達目標
(1)書籍を批判的に読むことを通じて、自分の考えを論理的に説明する能力を身につける。
(2)多読することによって、多様な物の見方を理解する。
(3)抽象的な概念を具体的な事例で説明できるようにする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下の流れで演習を行う。
(1)各授業で読むべき文献を参加者全員が事前に読み、授業当日は、全員がレジュメを作成して
出席する(授業終了後、レジュメを教員に提出する)。
(2)毎回の授業では事前に報告者を割り当てる。報告者は要約と論点を報告する。
(3)報告に基づいて参加者全員で議論する。
4.
成績評価方法
レジュメ(40%)
、報告(30%)
、授業への貢献(30%)
5.
教科書と参考書
参加者と相談して決める。小説でも古典であっても構わない。たとえば、小説であれば吉村昭や海
音寺潮五郎、城山三郎などを候補として考えている。古典であればマックス・ウェーバーやミルトン・
フリードマン、フリードリヒ・ハイエク、J・M・ケインズなどを想定している。歴史書であれば永原
慶二や網野善彦などを考えている。
6.
予習と復習について
レジュメ作成と議論参加のため、予習と復習は必須である。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先とオフィスアワーに関しては、初回の授業で連絡する。
19
科目名:プレゼミ
1.
担当者: 鈴木[賢]
時間: 2学期金3 対象学年:
2年
授業の目的と概要
様々な現象の背後に潜む法則性を見出し,それを現実社会の諸問題に応用していくために
は,データに基づく思考方法を身につけることが欠かせない.本講義では,分析の対称とする
現象を定量的に評価するための方法論の基礎を身につけることを目的とする.すなわち,どの
ような仮説を設定するのか,その仮説を検証するためにはどのようなデータが必要となるの
か,そのデータをどのように加工し,どのような基準をもって評価すれば仮説が検証できるの
か,という統計学の方法論をテキストの輪講と実際のデータ分析の演習を通じて学ぶ.
2.
学習の到達目標
・仮説の設定,データ収集・加工,仮説の検証のプロセスを理解する.
・ 簡単な統計的検定を理解する.
・ エクセルを用いたデータの操作を身につける.
3.
授業の内容・方法と進度予定
コースの前半ではテキストの輪講を行う.割り当てられた箇所について,担当者は準備を
行った上で授業中にプレゼンテーションをする.
コースの後半では,テキストの内容を踏まえて,実際のデータを用いた演習を実施する.具
体的には,グループ分けを行い,グループごとに野球の事例に関して自分たちで仮説を設定し,
データを収集・分析して仮説の検証を行っていく.適宜,グループによるプレゼンテーション
を行い,全体で討議する.
4.
成績評価方法
プレゼンテーション:40%
グループワークワーク(グループで行った分析の成果を評価する):40%
授業全体への取り組み(出席状況やディスカッションへの貢献を評価する)
:20%
5.
教科書と参考書
a) 鳥越規央・データスタジアム野球事業部
「勝てる野球の統計学 セイバーメトリクス」 岩波科学ライブラリー23
岩波書店 2014年
b) J.アルバート,J.ベネット
「メジャーリーグの数理科学」
シュプリンガーフェアクラーク東京,2004年
6.
予習と復習について
予習と復習については適宜講義中に指示する.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
受講にあたって,特に野球について詳しい知識は必要としない.
統計学入門を履修済みであることが望ましい.
第1回の講義までにテキスト a)を入手しておくこと.
講義における資料の配布や課題の提出にあたっては ISTU を利用する(詳しくは講義時に説明す
る)
オフィスアワーは金曜日の 14:40〜16:10 とする.
《基 本 専 門 科 目》
科目名:ミクロ経済分析 担当者: 三宅充展
1.
時間:1学期月1+水3
対象学年:2,3,4年
授業の目的と概要
ミクロ経済学についての標準的理解を得ることを目標にします。とくに、経済政策、金融、財政、
国際経済、環境経済などの応用分野へ進むための基礎的な概念の修得を目的とします。
2.
学習の到達目標
抽象的な概念を日常の具体的な例で説明できる程度に理解が深まることを期待しています。また、公
務員試験、公認会計士試験レベルの「中級ミクロ経済学特殊講義」(大学院開講)を受講するために
最低限必要な経済用語、計算手法を理解することも到達目標です。なお、「中級ミクロ経済学特殊講
義」を受講するためには、本講義の履修が必要条件になっていることに注意してください。
3.
授業の内容・方法と進度予定
第1章 市場機構と需要供給
第2章 消費者と需要
第3章 消費者行動と需要曲線
中間試験(5月下旬ころを予定)
第4章 企業行動と生産関数
第5章
企業行動と費用関数
第6章 企業の長期費用曲線
第7章
完全競争市場と効率性
第8章 不完全競争:独占と寡占
第9章
市場機構の限界
期末試験(定期試験期間に実施予定)
下記の教科書の各章と題目はほぼ同じですが、内容は変更があるので注意して下さい。
例1:5、6章では、パラメータが1変数の場合の包絡線の定理とその応用について
詳しく解説します。
例2:8章、9章ではゲーム理論に関する部分をすべて削除します。ゲーム理論は中級ミクロ
経済学特殊講義、上級ミクロ経済学(特別講義)で扱います。
4.
成績評価方法
期末試験(100点満点)
、中間試験(40点満点)によります。期末試験の範囲は授業の内容すべ
てであり、期末試験のみ受験の者はその成績が最終成績となります。中間試験と期末試験の両方を受
験した者の成績は、重複箇所の良い方の点を最終成績へ組み入れます。理由なしで期末試験欠席の者
は原則として放棄として扱います。すべての試験は「持ち込み一切不可」です。なお、試験問題は日
本語で出題します。その解答は日本語または英語に限定します。
5.
教科書と参考書
教科書: 西村和雄著 ミクロ経済学 第 3 版 岩波書店 2011 年
参考書(自習用)
: 神取道宏著 ミクロ経済学の力 2014 年
6.
予習と復習について
予習では、教科書を読んで、講義の全体像をつかんでおくこと。教科書は必ず購入し、授業で説明し
た章は、授業で配布した資料を参照しながら、復習として試験までに最低10回読むこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)履修の条件は無いが、経済経営数学基礎と
経済経営数学を履修または履修中であることが望ましい。連絡先としてメールアドレス
は [email protected]です。原則としてメールによる質問等は授業の中で返答します。オフィ
スアワーは水曜日 12:45-13:00 (研究室)。 また、毎回の授業終了直後、質問等を受け付けます。
試験前には、質問の時間(水曜日の昼休み中、授業と同じ講義室)を設定します。最終的な成績につ
いての苦情等は電子メールでお願いします。
21
科目名:政治経済学原理
担当者:大村泉
時間:2学期
火1・金2 対象学年:2・3・4年
1.
授業の目的と概要
マルクス経済学のもっとも重要な基礎範疇である剰余価値について、その生成、展開に関する諸法
則を、学説史を交えて教授する。
2. 学習の到達目標
上記剰余価値範疇の核心部分を、学説史を交え習得する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
下記教科書を用いて行う。主要目次は次の通りである。
第 I 部 剰余価値論 - 歴史的系譜
緒論
第 1 篇 いわゆる経済学者
第1章 スチュアート
第2章 重農学派
第3章 アダム・スミス
第4章 リカードウ
第5章 マルサス
第6章 ジェイムズ・ミル
第 2 篇 プロレタリア的反対論者
第7章 ホジスキン
第 3 篇 歴史性の発見
第8章 ジョーンズ
第Ⅱ部「
『資本論』の剰余価値論-その核心・現代的意義」
序章 『資本論』執筆当時の労働者の状態
第1章 価値
第2章 剰余価値の生成
第3章 剰余価値と剰余労働 J.S.ミル、ディルク
第4章 労働日と剰余価値の生産
第5章 生産力の発展と剰余価値
第6章 労賃
第7章 資本蓄積と分配問題の原理的解明
第8章 資本主義的蓄積の一般的法則と現代社会
4. 成績評価方法
試験を主とし、レポートを加味する。
5. 教科書と参考書
大村ほか編『
「学説史」から始める経済学-剰余価値とは何か?-』
、八朔社、2009 年 4 月刊
6.
予習と復習について
教科書および講義中に指示する参考図書を良く読むこと
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:きちんと予習復習をすること。3 ないし 4 回実施予定の小テストを受験し、答案を提
出すること。
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:毎回講義終了後適宜対応する
22
科目名:経済政策 担当者:柘植徳雄
1.
時間:2 学期(水 2+金 1)
対象学年:2・3・4 年
授業の目的と概要
経済政策の本質・根拠について理論的・歴史的考察を通じて理解するとともに、農業を素材
にして経済政策展開の具体的諸相についての認識を深め、経済政策を論じる能力を養うことを
目的とする。
2.
学習の到達目標
1)経済政策が何故必要とされるのか理解する。
2)資本主義の性質の変化と経済政策とがどのような関係にあるのかを理解する。
3)現代資本主義の下でどのような経済政策が実施されているのか理解する。
4)農業政策が必要とされる理由、並びに農業政策改革の必然性について理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
Ⅰ 経済政策の基礎理論
1)経済学原理論の前提と経済政策
①純粋資本主義モデル成立の前提要因と経済政策
②モデル想定の際の捨象要因と経済政策
③純粋資本主義の矛盾と経済政策
2)資本主義の発展段階と経済政策
①重商主義段階(商人資本段階)
②自由主義段階(産業資本段階)
③帝国主義段階(金融資本段階)
3)現代資本主義と経済政策
①金融資本的蓄積様式の諸段階と世界経済の構造
②世界大恐慌と国家介入
③高度成長からグローバリゼーションへ
Ⅱ 農業政策の基礎理論と現代農業政策
1)農業問題の理論フレームと農業政策の根拠
2)現代日本の農業政策(価格・流通政策、構造政策、環境・地域政策、財政・金融政策など)
3)現代世界の農業政策(EU、米国、途上国、WTO・FTAと各国農業政策)
4)日本農業政策の課題
4.
成績評価方法
試験による。
5.
教科書と参考書
参考書:宇野弘蔵『経済政策論(改訂版)
』
(弘文堂)
、田代洋一他編『現代の経済政策(第3版)
』
(有斐閣)
、植草益『公的規制の経済学』
(NTT出版)、田代洋一『新版・農業問題入門』
(大月書店)
、佐伯尚美『農業経済学講義』(東大出版会)
。
そのほか必要に応じて紹介する。
6.
予習と復習について
授業内容の理解を深めるため、参考図書を読むなどして、予習・復習に努めることが望ましい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィス・アワー:水 12:00~13:00、その他随時。メール・アドレス:[email protected]
23
科目名:数理統計
1.
担当者:石垣司
時間:2学期月1・水3
対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
経済、経営、医療、マーケティングなど社会の様々な問題を解決するため、データに基づく現状分
析や意思決定はますます重要になってきている。データを適切に処理し、必要な情報を得るためには
統計学の知識と考え方が必要となる。本講義の目的は以下の通りである。
・統計に騙されない、誤解・誤用しないための統計リテラシーを身に付ける。
・統計学の知識を獲得し、統計的な思考法を身に付ける。
・基礎的なデータ分析を行うことができる能力を身に付ける。
2.
学習の到達目標
・基本的なデータの扱いや経済・経営に関する統計指標を理解する。
・確率論の考え方を理解する。
・確率論に基づく統計学の考え方を理解する。
・データ分析の手法と考え方を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1なぜ統計学が必要なのか、2基本的なデータ整理法、3経済・経営における代表的な統計指標、4
相関と回帰分析、5確率、確率変数、確率分布、6代表的な分布関数、7標本統計量の分布、8母数
(パラメータ)の推定、9仮説検定、10多変量解析、11計量分析への接続
4.
成績評価方法
・期末試験による評価
5.
教科書と参考書
参考書:森棟公夫、照井伸彦、中川満、西埜晴久、黒住英司「統計学(第 2 版)
」, 有斐閣, 2008 年.
6.
予習と復習について
前回の講義内容が後の講義での前提知識となる場合が多い。そのため、理解不足と感じた内容の復
習はしっかりと行ってもらいたい。予習も重要ではあるが、復習をより重視してほしい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
統計学の基礎的な知識(経済学部の統計学入門に相当)を持っていることが望ましい。オフィスア
ワーは随時(ただし、メール等で事前に連絡すること)。E-mail: isgk@econ.tohok
u.ac.jp
24
科目名:経済史
1.
担当者:川名 洋
時間:2学期月3・木1
対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
本講義は,経済史学の理解に欠かせない「西洋経済史」の世界に受講者を招待し,経済の本質を見
抜くために必要な,物事を相対的に捉える力と鋭い歴史感覚を身につけてもらうことを目的とする。
グローバル化の進展により,環境破壊や途上国の貧困化などにまつわる世界の経済問題が身近に意識
される昨今,欧米の経済・社会原理の善悪を問い直すために,近代経済がもたらした功罪を歴史的に
検証することが益々重要になっている。そこで本講義では,幅広い歴史解釈と迫力ある論争を背景に
真実に迫る経済史学の魅力に加え,経済史を学ぶために必要となる基本的な考え方について解説し,
欧米と同じ資本主義経済体制下にある日本経済やグローバル経済の行く末を見据える上で必要な専
門的知識の習得を目指す。
2.
学習の到達目標
•
経済事象を政治的,社会的,文化的側面と関連付けて思考する素養を身に付け,経済変化の
歴史的意義を理解する。
•
近代ヨーロッパにおける経済社会の特徴とその歴史的位置づけについて理解する。
3.授業の内容・方法と進度予定
1.商工業の展開と都市の成立
2.人口趨勢と物価変動
3.農業生産の拡大と農村社会の変容
4.都市化の進展と商業圏の拡大
5.プロト工業化の理論
6.消費革命と勤勉革命
7.産業革命の衝撃
8.資本投入と経済成長
9.産業資本主義とジェントルマン資本主義
10.修正主義と復権
4.
成績評価方法
平常の成績と試験により評価する。
5.
教科書と参考書
初回に詳細な文献リストを配布する。
6.
予習と復習について
講義前後の学習は,初回に配布する文献リストから関連するものを選択して進めてほしい。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
大学のグローバル化に合わせて、バイリンガル形式で講義を行う場合がある。
25
科目名:経営原理
1.
担当者:権
奇哲
時間:1学期 水2・金1
対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
P.F.ドラッカーの著書『マネジメント:基本と原則』をテキストにし、『創造する経営者』を参考
書にして、マネジメントの課題・責任・実践および事業の成果を上げるためのマネジメントについて
その骨格となる内容を中心に講義する。
2.
学習の到達目標
○マネジメントの最も重要な課題と責任は何か、そのための実践の基本は何かを理解する。
○事業の成果を上げるための視点および基本的な対応方法を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
【ガイダンス】
【マネジメントの使命:3つの基本的な課題】
○企業の成果(事業とは何か、事業の目標、戦略計画)
○公的機関の成果(多元社会の到来、公的機関不振の原因、公的機関成功の条件)
○仕事と人間(仕事と労働、仕事の生産性、人間と労働のマネジメントほか)
○社会的責任(マネジメントと社会、社会的責任の限界ほか)
【マネジメントの方法】
○マネジャーの仕事とマネジメント開発
○マネジメントの技能(意思決定、コミュニケーション、コントロール)
○マネジメントの組織(組織構造化のプロセス、組織構造化の論理)
【トップマネジメント】
○トップマネジメントの役割と構造
【成果を上げるためのマネジメント】 ※『創造する経営者 Managing for Results』より抜粋
○第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
○第Ⅱ部 機会に焦点を合わせる
○第Ⅲ部 事業の業績を上げる
4.
成績評価方法
○レポート(30%) ○学期末試験の成績(70%)
5.
教科書と参考書
○テキスト:P.F.ドラッカー『マネジメント:基本と原則 エッセンシャル版』ダイヤモンド社
※より詳しい内容は、同じ著者による『マネジメント:課題、責任、実践』を参考にすること。
○参考書:P.F.ドラッカー『創造する経営者』ダイヤモンド社
6.
予習と復習について
○復習のための小テストを行う。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
○連絡先:[email protected] 面談希望者は要事前連絡。研究室は経済学部 615 号室
26
科目名:経営組織
1.
担当者: 西出優子
時間: 1学期 月 3・木 1
対象学年:
2・3・4 年
授業の目的と概要
私たちの日常生活は、企業をはじめ、大学や行政組織など、様々な組織との関わりでなりたってい
る。近年は、非営利組織や社会的企業も台頭してきている。この授業では、組織において人々が示す
行動や態度に関する組織行動論の基本的な概念を学習するとともに、非営利組織を中心とした多様な
組織に関するテーマもとりあげる。
2.
学習の到達目標
・組織行動論に関する基本的な概念を理解する。
・非営利組織を中心とした、多様な組織の特性について理解する。
・事例調査やゲスト講義等を通して、組織行動論の概念を実践につなげる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
取り上げる予定の主なテーマは次の通り。
○ 組織行動論
・個人レベル(個人行動の基礎[パーソナリティ、認知と多様性、価値と倫理]
、動機付け)
・集団レベル(集団行動、チーム、コミュニケーション、意思決定、リーダーシップ、対立と交渉)
・組織レベル(組織構造、組織デザイン、人事、評価、組織文化、組織変革、組織学習)
・組織間レベル(組織間関係、環境)
○ 多様な組織
・非営利組織、社会的企業、行政組織、大学等
担当教員による講義を主とするが、適宜ゲスト講義や受講生による事例調査発表等も取り入れる。
詳細なスケジュールは初回授業に配布予定。
4.
成績評価方法
レポート・発表(30%)
、期末試験(70%)
5.
教科書と参考書
教科書は用いない。担当教員によるレジュメを活用すること。参考書は以下の他、適宜提示する。
稲葉祐之・井上達彦・鈴木竜太・山下勝 (2010)『キャリアで語る経営組織』有斐閣アルマ
桑田耕太郎・田尾雅夫(2010)
『組織論 補訂版』有斐閣アルマ
ロビンス、ステファン・P/髙木晴夫監訳(2009)
『新版 組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社
ロビンス、ステファン・P/髙木晴夫監訳(2014)『マネジメント入門―グローバル経営のための理論
と実践』ダイヤモンド社
6.
予習と復習について
【予習】事前に授業でとりあげるテーマについて考え、問題意識をもって臨む。
【復習】授業中に紹介する文献を読んだり、関心テーマについて調べ、実践し、理解を深める。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
【連絡先】[email protected] 【オフィスアワー】木 2 限[経済学研究科棟 6 階]
27
科目名:会計原理
1.
担当者: 木村史彦
時間: 2 学期(火 1+金 2) 対象学年: 2・3・4 年
授業の目的と概要
本講義では,財務諸表の作成に係る基本的な考え方とプロセスを理解することを目指す.
財務会計の基礎的な理論的な背景の理解を縦軸に,その下で実施される会計測定・報告手法の習得を
横軸にして,財務会計の全体像を捉えられるようにする.
2.
学習の到達目標
・財務会計の基本的な考え方を理解する
・会計測定,報告の基本を理解する
3.
授業の内容・方法と進度予定
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
オリエンテーション
会計の種類と役割
財務会計のシステムと基本原則
企業の設立と資金調達 (1)
企業の設立と資金調達 (2)
企業の設立と資金調達 (3)
仕入・生産活動 (1)
仕入・生産活動 (2)
仕入・生産活動 (3)
販売活動 (1)
販売活動 (2)
販売活動 (3)
設備投資と研究開発 (1)
4.
成績評価方法
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
設備投資と研究開発 (2)
資金の管理と運用 (1)
資金の管理と運用 (2)
国際活動 (1)
国際活動 (2)
税金と配当 (1)
税金と配当 (2)
財務諸表の作成と公開 (1)
財務諸表の作成と公開 (2)
財務諸表の作成と公開 (3)
企業集団の財務報告 (1)
企業集団の財務報告 (2)
企業集団の財務報告 (3)
期末試験 (70%) ならびに小テスト等(30%) に基づく
5.
教科書と参考書
教科書
桜井久勝・須田一幸『財務会計・入門 第 9 版』
―企業活動を描き出す会計情報とその活用法 (2014 年,有斐閣アルマ)
参考書
渡部裕亘『検定簿記講義/2 級商業簿記 』(中央経済社)
斉藤静樹『企業会計入門』有斐閣
6.
予習と復習について
予習: テキストに目を通す
復習: 練習問題に取り組む
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:会計学入門を履修済みであること(同等の知識を有すること)
.
連絡先 :[email protected]
オフィスアワー:水曜 15:00~16:30(片平キャンパス 会計大学院研究棟・204 研究室)
資料等の配布について:資料・講義ノート等は,全て WEB サイトを通じて配布します
(URL は,開講時に連絡します)
28
科目名:マクロ経済分析 担当者: 中村勝克
1.
時間:2 学期月3・木1 対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
マクロ経済学は、国内総生産(GDP)や物価、金利(利子率)、失業率など、経済全体で集計した
変数を分析する学問である。これらの変数の大きさが、どのようなメカニズムで決定されるのか。ま
た政府や中央銀行の経済政策が如何に影響を及ぼすのか。マクロ経済学の目的は、これらの点を明ら
かにすることにある。この講義では、まずケインズ経済学的な考え方を紹介し、その上で新古典派の
考え方、およびニューケインジアンの基本的なスタンスを順次説明していく。
2.
学習の到達目標
マクロ経済学の「考え方」
(もしくはメカニズム)を適切に理解して、現実の経済問題に対しても,
自分の中で立体的に分析できるようになることが目標。
3.
授業の内容・方法と進度予定
① マクロ経済学とは
② 国民経済計算上の諸概念
③ ケインズ経済学的な短期マクロモデル
45 度線モデル
貨幣供給と貨幣需要:信用乗数と中央銀行の政策など
IS-LM モデル
④ 消費理論と投資理論の再検討
消費理論:相対所得・ライフサイクル・恒常所得仮説
投資理論:トービンの q など
⑤ 国際経済の基礎:マンデル-フレミングモデル
⑥ 物価およびインフレについて
総需要-総供給モデル
フィリップス曲線と自然失業率仮説
⑦ 新古典派モデルの基礎:
新古典派理論の基礎
ソロー型経済成長モデル
⑧ ニューケインジアンモデルの紹介
4.
成績評価方法
期末筆記試験の成績による。
5.
教科書と参考書
ケインズ経済学の基礎部分のテキストとして、中村勝克『基本講義マクロ経済学』(新世社、2015
年)を使用。ただ講義内容自体はこの本の範囲を超える。そのときの参考書として、三野和雄『マク
ロ経済学』
(培風館、2013 年)
、浅子和美ほか『マクロ経済学』(新世社、2013 年)を挙げておく
6.
予習と復習について
テキストや参考書を用いた予習・復習だけでなく、日経新聞などを日常的に読むように。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先: [email protected]
質問等は、原則、講義終了後の時間帯に受け付ける。それ以外は事前に連絡・相談を。
29
科目名:経済学史
担当者: 古谷 豊
時間: 集中講義
対象学年:3・4年
1. 授業の目的と概要
経済学の歴史を学ぶ(経済学とはどのような学問か、という観点から)
2. 学習の到達目標
・ 経済学のこれまでのあゆみを知ること
・ それを通して「経済学とはなにか」
「そもそも学問とはなにか」について理解を深めること
・ そのためにも経済学(学問)を過程的・発展的に見てとれる力を育むこと
3. 授業の内容・方法と進度予定
古代から 21 世紀までの流れを、具体例を交えながら、分かりやすく講義していく。
経済学史とはなにか、ということを以前経和会の会報で次のように説いた(授業ではもっと噛み
砕いて説明する)
。
「……学生のみなさんが例えば「学史は過去の経済学者のいろいろな説を学ぶものだ」というよ
うな、学問的でない理解でいたとしたら、それは大きな損失です。経済学の学び全般が低く規定さ
れてしまいかねません。
学問的には、正しくは次の通りです。
経済学史とは、学問一般の生成・発展の流れのなかの経済学の生成・発展過程を理論的に究明す
るものです。
「学問とは何か」をふまえて、経済学が「どのようなものとして」また「どのように」
生成・発展してきたのか、言い換えれば経済学の過程的構造ならびに経済学とは何かに迫ることを
課題とします。
その目的は、今日の経済理論をその背後の歴史的過程から切り離して捉えるのではなくて、その
今日の理論に至った生成過程とあわせて全体と捉える過程的・理論的視座を形成し、そのことによ
って今日の経済理論の反省・発展に寄与することにあります。
経済理論の革新はスミス、マルクス、ケインズなどいずれもこのような学説史的研究過程を経る
ことで為されてきたのであって、それが分化・独立させられたのが「経済学史」という学科です。
それゆえ教育科目としてはそのエッセンスを、みなさんの専門教育課程および将来につながる形
で教えることになりますが、いずれにせよその肝腎な点は、一に「学問とは何か」
・
「経済学とは何
か」の一般的認識を形成することであり、二にその経済学(学問)を過程的・発展的に捉える頭の
働きを育むことです。これがみんなに必要な経済学の「学問的な習得」の基礎になります。
(以下、
「なぜ学問的な習得でなければならないか」について。ここでは省略。)」
4. 成績評価方法
提出物(小テスト等)+期末テストで評価する予定。
集中講義なので、頻繁に確認テスト等をはさんで、履修生の理解を確かめながら進める。
5. 教科書と参考書
教科書はない。参考書はさしあたり『経済学の歴史』中村他/有斐閣アルマ。
6. 予習と復習について
予習はいらない。復習はすること。その日のうちにどのようなことを学んだか、どのような流れ
だったか、簡単におさらいしておくよう。また、短期集中なので体調を整えて臨んで。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
本講義のためにも、また専門課程での学び全般のためにも、日々の新聞や小説(名作を中心に)
等を読んでバランスのとれた豊かな一般教養を身につけることを期待します。
E メール
[email protected]
30
科目名:経済発展
1.
担当者: 日置史郎
時間: 2学期
月2・水1 対象学年:
3・4年
授業の目的と概要
目的:発展途上国経済とその経済発展に関する基礎を学びます。
概要:開発経済学のテキストにそって、経済発展論を概観します。
2.
学習の到達目標
発展途上国とその経済発展に固有な諸問題を知っており、それらの問題を考察するために発展して
きた経済学説の概要を把握している。
3.
授業の内容・方法と進度予定
0.オリエンテーション:授業の進行方法や講義計画の確認、成績評価方法等の説明、第1回
1.開発経済学とは:開発経済学の流れの説明、第2回
2.開発成果の測定:開発成果、貧困の測定方法、経済発展と所得分配、第3、4回
3.小農の経済学:ハウスホールドモデルの説明、第5回
4.人口移動と都市化:農村から都市への人口移動の分析モデル、都市化と経済発展、第6、7回
5.人口と経済発展:人口と経済発展に関する諸学説の説明、人口転換とその影響、第8、9回
6.人的資本と経済発展:人的資本蓄積とその経済発展への貢献、第 10 回
※
調整日と中間試験:第 11、12 回
7.貧困の罠からの脱出:複数均衡と貧困の罠からの脱出に関する説明:第 13 回
8.技術革新・普及とその制度:技術や知識の普及、技術革新と経済発展:第 14、15 回
9. 地理、資源、文化、制度、政府と経済発展:地理、資源賦存、文化、制度と経済発展、産業政策
とその有効性など、第 16、17、18、19 回
10.開発援助とガバナンス:開発援助の問題点と潮流、被援助国のガバナンス:第 20、21 回
11.グローバリゼーションと途上国:グローバリゼーションが途上国の経済発展に与える影響・利益:
22・23・24 回
※ 調整日と期末試験:25・26 回
どこかの回で途上国の経済開発にかかわったゲストの講演などを挟む可能性があります。そのほか
にも、上記の講義計画に修正が生じる可能性はあります。初回、オリエンテーション時には最新の講
義計画を提示しますので、履修を検討されている方はなるべく出席するようにしてください。
4.
成績評価方法
中間試験と期末試験(80%)とその他(20%)
5.
教科書と参考書
教科書:黒崎卓・山形辰史『開発経済学:貧困削減へのアプローチ』日本評論社。ただし、上記講義
計画のうち、4,5,10 などについては教科書に対応する箇所が無いので、別途資料を配付するこ
とを計画しています。
参考書:授業中に別途指示します。
6.
予習と復習について
予習:教科書と教員より指定された文献を読み、課題を行っておく。
復習:特に決まった形式はありません。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:火曜日4時から5時、研究室にて。
31
科目名:財政学
1.
担当者: 佐々木伯朗
時間: 2 学期(火 2+金 3)
対象学年: 3・4 年
授業の目的と概要
現実の財政システムは、中央政府、地方政府、さらには EU のような超国家機関など、さまざまな
レベルの政府から構成される。また、日本においては国の財政に限っても、一般会計の他さまざまな
行政機能に対応した特別会計、さらには国の資金によって活動する政府関係機関、特殊法人が存在し、
複雑な資金循環をなしている。授業では、このような複雑なしくみから構成される日本の財政システ
ムについて、国と地方の関係を基軸としながら、予算、租税、公債等の分野別に、理論、制度、国際
比較、現状と問題点を解説する。
また、東日本大震災後の復興財政の現状と問題についても、適宜時間をとって説明する。
2.
学習の到達目標
・経済における公共部門の役割の理解
・財政の基本的な制度を把握し、各種のデータから日本の財政の特徴を示すことができる。
・現代財政の諸問題について、自分なりの意見が持てる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.財政と財政学
2.現代財政の機能
3.予算制度
4.財政支出
5.租税
6.公債と財政政策
7.財政投融資
4.
成績評価方法
期末試験 70%、中間レポート 30%
5.
教科書と参考書
・教科書は用いない。こちらで作成した講義ノートを用いる。
・資料として、
『図説日本の財政』東洋経済新報社、を用いる。
・その他の参考文献は授業中に指示する。
6.
予習と復習について
特に指示しない。財政の現状や問題点については、日々の新聞、テレビ、インターネット等におけ
る情報を積極的に利用してほしい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:学部 2 年次までに修得するレベルの経済学の知識
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:授業終了時。それ以外は要事前連絡。
32
科目名:金融論
1.
担当者: 西山慎一
時間:2学期
火3・木2
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
金融論(Money and Banking)とは、資金余剰主体から資金不足主体への資金の融資行動、仲介行
動、ならびにそれらに係る証券・債券の取引価格を主な研究対象とし、科学的に分析する学問領域で
ある。金融論は、広義には資産評価論、証券投資論、コーポレート・ファイナンス論、銀行行動論、
金融システム論、貨幣論、金融政策論等、広範な領域を研究領域とする。本講義においては、金融論
における主なテーマを鳥瞰し、金融論に関する概括的な知識を習得することを目的とする。
2.
学習の到達目標
金融論を各経済主体の観点から理解することを目標とする。
○
投資家ならびにファンドマネージャーの観点から金融論を理解する。ここで扱うトピックは、資
産評価論、証券投資論などである。
○
企業の財務担当者(CFO)ならびに銀行の貸出担当者の観点から金融論を理解する。ここで扱う
トピックは、コーポレート・ファイナンス論ならびに銀行行動論である。
○
金融監督当局者ならびにセントラルバンカーの観点から金融論を理解する。ここで扱うトピック
は、金融システム論ならびに金融政策論である。
3.
授業の内容・方法と進度予定
Mishkin の教科書(下記参照)をもとに授業を進めて行く。英語の教科書を利用するため、高い英
語力が必要となる。講義は主に英語で進めて行く予定であるが、必要に応じて日本語でも講義を行う。
講義で取り扱うトピックは下記を予定している。
A. Financial Markets: Interest rates, term structure, stock markets.
B. Financial Institutions: Financial structure, financial regulations, banking industry
C. Central Banking and the Conduct of Monetary Policy: FRB, money supply process, monetary policy tools
and strategies.
D. International Finance: Foreign exchange market, international financial system
E. Monetary Theory: Demand for money, monetary policy in ISLM model, transmission mechanism of
monetary policy, money and inflation.
4.
成績評価方法
期末試験の成績で評価する。
5.
教科書と参考書
Mishkin 著 “The Economics of Money, Banking and Financial Markets”10th ed., Global Edition, Pearson
Education, 2013.
6.
予習と復習について
講義の進度はかなり早いことから、内容の理解を定着させるために自主的な復習が重要
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
○使用言語: 講義は主に英語、補助的に日本語で行う。試験は英語で出題し、解答は英語もしく
は日本語とする。日本語で金融論を履修したい者は来年度に同科目を履修すること。
○履修条件: ミクロ経済分析、マクロ経済分析、経済経営数学、数理統計、会計原理、財務会計
を既に履修していることが望ましい。高校卒業程度の代数・微分積分・確率・統計の知識は必須。ま
た、英語のテキストを利用するため、高い英語力が必須となる。
○オフィスアワー: 火曜昼休み(12:00~13:00)経済学部研究棟 622 号室
○連絡先: 担当教員HP参照のこと。http://nishiyama2001jp.com
33
科目名:国際経済
1.
担当者: 永易淳
時間:1学期火2金3 対象学年:
3・4 年
授業の目的と概要
国際経済学は国際貿易論と国際金融論から成り立っています。これらの基礎的な経済理論を学ぶこ
とにより国際経済をバランスよく理解することが授業の目的です。具体例として、為替レートの変動
や国際貿易の経済的動機について解説する予定。
2.
学習の到達目標
新聞やテレビなどで取り上げられている国際経済に関する内容を、経済理論をもとに理解できるよ
うになることが目的。
3.
授業の内容・方法と進度予定
開放経済を理解するために必要な基礎理論を講義形式で学ぶ。前半は国際金融、後半は国際貿易
に関する内容を予定している。下記のようなスケジュールを予定しているが、理解度により随時変更
する。
第1回 国際経済学とは
第 2 回~第 5 回 為替レートの長期的決定要因
第 6 回~第 9 回 為替レートの短期的決定要因
第 10 回~第 14 回 国際貿易と為替レート
第 15 回 まとめ
4.
成績評価方法
試験(80%)、授業参加(20%)。
5.
教科書と参考書
講義中に通知。
6.
予習と復習について
宿題を課す場合がある。また、講義内容を理解するため、教科書や参考書を読むこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:基礎的な経済理論。
その他:教員のホームページ参照(https://sites.google.com/site/nagayasujun/)
34
科目名:日本経済 担当者:平本厚
1.
時間:Ⅰ学期(火 2+金 3)対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
現在の日本経済の特質を明らかにし、当面する諸問題を解説します。現代の日本経
済が形成される過程を概説するなかで日本経済がどんな特徴をもっているのかを明ら
かにします。また、日本経済の大きな流れを明らかにし、その中での現状の位置を解
説することで、経済の今を理解できるようにします。
2.
学習の到達目標
①戦後から現在までの日本経済の歩みを理解する。
②日本経済の特質を理解する。
③日本経済の現状を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
は じ め に ( こ の 講 義 の 狙 い )( 第 1 回 )
1.戦後の復興と戦後改革(第2回~第7回)
( 1)経済の復興、
(2)インフレーションと傾斜生産方式、
(3)戦後改革、
(4)戦後平等社会
の形成、(5)経済の自立、
(6)産業政策とは何か
2.高度成長の時代(第8回~第14回)
( 1)戦後世界と高度成長、
(2)高度成長のプロセス、
(3)二重構造とはどんなものか、
(4)
日本のモノ造り、
(5)金融・財政の特徴、(6)日本的経営の発見、(7)過当競争の論理
3.石油危機と安定成長(第15回~第20回)
( 1)石油危機、
(2)スタグフレーション、
(3)減量経営、
(4)新保守主義の登場
4 .「 バ ブ ル 」 景 気 と 平 成 不 況 ( 第 1 9 回 ~ 第 2 4 回 )
( 1)
「バブル景気」の世界的背景、
(2)
「バブル景気」の特徴、
(3)
「バブル景気」のメカニズ
ム、
(4)複合不況とは何か、
(5)産業空洞化、(6)不況の深化
5.景気回復と世界不況(第25回~第27回)
( 1 ) 2000 年代の景気回復のメカニズム、
(2)世界不況の到来、(3)不況のなかの日本経済
6.現状(第28回~第30回)
(1)世界経済の現状、
(2)日本経済の現状、
(3)日本経済の位置
4.
成績評価方法
講 義 中 に 随 時 提 出 す る 感 想 文( 20% )と 期 末 試 験 の 成 績( 80% )に よ り 評 価 し ま す 。
5.
教科書と参考書
教科書はありません。参考書としては、以下のものを勧めますが、授業内容はそれにそうものでは
ありません。戦後日本経済の歴史については、中村隆英『現代経済史』(岩波セミナーブックス、19
95 年)
、1990 年代については、高尾義一『金融デフレ』
(東洋経済新報社、1998 年)、2000 年代の景
気回復と世界不況については、金子勝/アンドリュー・デウィット『世界金融危機』
(岩波書店、20
、近年の推移については『通商白書』、
08 年)
、武者陵司『新帝国主義論』
(東洋経済新報社、2007 年)
『経済財政白書』など。
6.
予習と復習について
予習する文献等については講義中に指示します。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先は [email protected]、office hour は月曜日 16:20 ~17:50 です。
35
科目名:日本経済史
1.
担当者:長谷部 弘
授業の目的と概要
※本科目については後日掲載します。
36
時間:2学期
対象学年:3・4年生
科目名:計量分析
1.
担当者: 松田安昌
時間:1学期(水 2+金 1 )
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
本講義では、回帰分析の理論と応用を講義する。実際のデータを実例として使い、実社会の分析に
役立つ内容の講義を目指す。データは経済に限らず、社会科学、心理学などの分野から広く紹介する。
回帰分析を実行するためのプログラミングの講義も取り入れる予定である。
2.
学習の到達目標
コンピュータソフト(excel または R)を用いて回帰分析を実行し、ソフトの出力する数値を適切
に解釈できるようになること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1. 平均、分散の復習
2. 正規分布とは
3. 単回帰モデル
4. 重回帰モデル
5. 回帰モデルの拡張(誤差項に系列相関や分散に不均一性がある場合)
6. 同時方程式モデル
4.
成績評価方法
出席、レポート、試験で総合的に判断する。
5.
教科書と参考書
教科書は指定しないが、随時参考書を指定する。
6.
予習と復習について
予習は必要ないが、講義で行った演習問題を独力で解けるまで復習すること。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
「統計学入門」を履修していることが望ましい。質問等については
email: [email protected]もしくは、オフィスアワー(月曜日 10:00-12:00)に経済学部 605
室で受け付ける。
37
科目名:オペレーションズ・リサーチ
1.
担当者:鈴木[賢]時間:I 学期(月 2+水 1)対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
オペレーションズ・リサーチの基本的な技法を通じて、問題のモデル化、モデルの操作、解の
解釈と応用の方法を学ぶ.
2.
学習の到達目標
・線形計画法について、対象とする問題のモデル化とその最適解の解釈ができる
・線形計画法から派生する技法について、その概略を理解する
・基本的な意思決定モデルを利用することができる
3.
授業の内容・方法と進度予定
オペレーションズ・リサーチの基本的な手法を紹介する.
モデルや技法の数理的な性質よりも、
どのような場面で何を目的として用いられるのかという点を重視して説明する予定である.
1)線形計画法 ─── ベストミックスを探せ
線形計画法のフォーマット/食餌問題/配合を決める問題/時間軸を含む問題/双対理
論とその応用
2)ネットワーク構造 ─── つながりをみる
ネットワークの表現/輸送問題/生産・在庫計画/整数性/組み合わせ問題への応用/プ
ロジェクトのスケジュール管理
3)階層分析法 ─── 構造化した意思決定
階層分析法(AHP)の基本的な考え方/AHP の手順/応用例
4)整数計画法 ─── 0 か 1 か
整数計画問題の性質/出店計画/固定費用の問題/さまざまなスケジューリング問題
5)動的計画法 ――― 終わりから考える
動的計画法の基本的な考え方/再帰方程式と計算方法/分析事例
6)シミュレーション ─── 現実をまねる
確率的シミュレーション/リスク分析
4.
成績評価方法
平常点・レポートにもとづいて総合的に評価する.詳しくは、講義中に説明する.
5.
教科書と参考書
教科書の代わりに、講義中に資料を配布する.
参考書:猿渡康文「マネジメント・エンジニアリングのための数学]数理工学社 2006 年
森雅夫・松井知巳「オペレーションズ・リサーチ」朝倉書店 2004 年
6.
予習と復習について
・行列や微積分の基礎的な知識を用いるので,事前に復習しておくこと.
・事前に資料が配布されている場合,予習として一度目を通しておくこと.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・講義に関係する情報は,適宜経済学部のキャンパスコミュニティシステム上に載せる.
・水曜日の 10:30~12:00 をオフィスアワーとするが,それ以外の時間でも随時対応する.
科目名:ファイナンス 担当者: 金崎芳輔 時間: 1学期(火 3+木 2) 対象学年: 3・4 年
1.
授業の目的と概要
企業活動に必要な資源である人、もの、金、情報のうち、お金に関する意思決定を企業の目的に沿
って合理的に行う理論、考え方を身につける。特に資金調達、投資に関する決定に関して、経済学の
理論を柱において学習する。
2.
学習の到達目標
・資本市場におけるリスクとリターンの決定を理解する。
・企業(=株主)にとって望ましい投資決定のルールを理解する。
・企業(=株主)にとって望ましい配当の大きさ、負債の大きさに関する理論を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
(1)
証券の価値の評価
第1回
コーポレート・ファイナンスの役割
第2回〜第3回
資金の時間価値
第4回〜第6回
不確実性とリスクの評価
第7回〜第9回
ポートフォリオ理論
第10回〜第12回
資本資産価格モデルと株式のリスク
第13回〜第14回
債券の評価と瀋陽リスク
(2) 投資、資本構成、配当の決定
4.
第15回〜第16回
多様な評価方法
第17回〜第19回
投資プロジェクトの評価
第20回〜第21回
企業価値の評価
第22回〜第24回
資本構成と配当政策
第25回
資金の調達と管理
第27回〜第28回
合併、買収、コーポレート・ガバナンス
成績評価方法
レポートと期末試験
5.
教科書と参考書
テキスト:古川浩一他『コーポレート・ファイナンスの考え方』中央経済社、2013 年
参考書:
(1)砂川信幸『コーポレート・ファイナンス入門』日経文庫、2004 年
(2)井手、高橋『ビジネス・ゼミナール 経営財務入門 第4版』日本経済新聞社、2009 年
(3)ブリーリー他『コーポレート・ファイナンス 第10版 上、下』日経 BP 社、2014 年
6.
予習と復習について
予習:次回の内容についてテキストを読む。
復習:自分のノートを読み返す。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先:電子メール(学生便覧を参照のこと)
オフィスアワー:木曜日授業終了後。または随時受け付ける。その際は、事前にメールで連絡する
こと。
39
科目名:企業論
1.
担当者: 柴田友厚
時間:2学期月1・水3
対象学年:
3・4年
授業の目的と概要
人間は、イノベーションによって新産業を創造し、経済を成長させ生活を豊かにしてきました。例
えば身近なところでは、パソコン、デジタルカメラ、薄型テレビ、携帯電話などのイノベーションが
思い浮かぶでしょう。これらのイノベーションの主役は企業です。本授業では、イノベーションとい
う価値創造活動を遂行する企業を、戦略、組織、ガバナンスなどの諸側面から総合的に学習します。
本授業の目的は、イノベーションという企業の価値創造活動全体を、多面的に理解し分析し考えるた
めの基礎知識、基礎概念、フレームワークなどを習得することです。
2.
学習の到達目標
現代社会における企業の役割、機能などを理解する。
イノベーションを遂行する企業活動を分析し理解する力を養う。
イノベーションを題材として、経営現象を複眼的に考える力を養う。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業の詳細計画は最初の時間に説明しますが、概略は次のとおりです。
(1) イノベーションのプロセスとパターン
(2) 企業の競争力への影響
(3) 技術開発・製品開発のマネジメント
(4) ビジネスモデルのマネジメント
(5)コーポレートガバナンス
パワーポイントを使用した講義に加えて、適宜ビデオ教材やケース教材を使用し、質疑を含めながら
授業はすすめてゆきます。授業ではできるだけ多くの産業事例、企業事例を紹介することで、企業経
営を考える基礎概念やフレームワークを定着させると同時に、現実の経営現象や企業活動に対する関
心を高めます。
4.
成績評価方法
授業中に行う小テスト、およびレポート:70パーセント、授業での意見・発言:30パーセント
授業を重視するために期末試験は行いません。
5.
教科書と参考書
使用する教科書、参考書は最初の時間に紹介します。
6.
予習と復習について
復習よりも予習を重視します。事前に読むべき資料(教科書あるいは文献)を指定しますので、予習
をして出席することが必要です。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
特に定めませんので、事前にアポイントを取って下さい。
40
科目名:経営政策
担当者: 福嶋
路
時間:1学期
月 1+水3 対象学年:3,4年
1. 授業の目的と概要
昨今、日本企業を取り囲む環境は大きく変わりつつあり、それに伴って戦略の重要性は益々高まっ
ている。本講義の目的は、経営戦略論で扱われている基礎的概念やフレームワークを理解し、これを
使って現実の企業行動や社会現象を説明できるようになることである。授業は、理論の説明、事例の
紹介、また実務家の講演などを交えて、進められる。
2. 学習の到達目標
(1)企業活動を通じて社会現象に関心をもつようになる。
(2)企業活動をみるための理論的枠組みを身につけてもらう
(3)企業活動を分析する能力を養成する。
3. 授業の内容・方法と進度予定 (変更の可能性あり)
【基礎編】経営戦略論の基礎
4 月 1)オリエンテーション、2)戦略とは何か、3)全社戦略、4)ドメインの定義、
5 月 5)競争戦略の4つのアプローチ
①ポジショニングアプローチ、②資源アプローチ
③ゲームアプローチ、④学習アプローチ
6)ビジネスモデル、7)新たなタイプの競争
【応用編】変わりゆく環境と戦略
6 月 8)イノベーションと戦略、9)起業と企業家精神、10)大企業と企業家精神
7 月 11)グローバル化と戦略 12)地域企業の戦略、13)日本企業のこれから
*外部講師による講演が数回入る。
4. 成績評価方法
①中間レポート 1 回
②試験 1 回
③授業内での発言やその他貢献
5. 教科書と参考書
青島矢一、加藤俊彦(2012)
『競争戦略論 第二版』東洋経済新報社
大滝精一、金井一賴、山田英夫、岩田智 (2006)
『経営戦略: 論理性・創造性・社会性の追求
[新版]』有斐閣
東北大学経営学グループ(2008)
『ケースに学ぶ経営学(新版)
』有斐閣。 他、随時指定 。
*授業の資料は HP にアップするので事前に入手すること。
6. 予習と復習について
・授業の中で提示された概念や理論に関係する書籍や論文を読む。
・授業で紹介された事例についての新聞、雑誌記事などを探索し理解を深める。
・自分の興味のある業界について継続的に追ってみる。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・オフィスアワーは随時受け付ける。ただし事前にメールでアポイントを入れること。
(メール:[email protected] )
41
科目名:経営史
1.
担当者: 結城武延
時間:1学期火 3・木 2
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
経営史とは、企業がその時代に直面した経営上の問題をどのように解決したのか、また企業行動に
どのような背景があり、それはいかなる成果に帰結したのかを解明する学問である。本講義では、江
戸時代から現代までの日本企業を対象として、経営史を学ぶ。
2.
学習の到達目標
(1)歴史の中で企業の果たす意義と可能性を考える。
(2)経営環境や歴史的条件などの制約の中で、経営者の意思や主体的な選択が、歴史にどのような
影響を与えたのかを学ぶ。
(3)企業の経営戦略や組織構造が決定される要因や因果関係について理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
前半は日本経営史の通史を解説し、後半は経営史における重要なトピックスを詳しく説明する。
第 1 回 経営史とは?
第 2 回 江戸時代の経営
第 3-4 回 明治の企業家と近代企業の成立
第 5-6 回 財閥の誕生と新興財閥の躍進
第 7-9 回 「日本的」企業の誕生―モノづくり、人的管理、都市型ビジネス―
第 10-12 回 「日本的」経営システムの形成と発展―戦後から高度成長へ―
第 13-15 回 「日本的」経営システムの変容―流通、商社そしてモノづくり―
第 16-20 回 「財閥」の誕生と発展―三井、三菱、住友、安田―
第 21-25 回 「株式会社」の誕生と発展―商法、企業統治、企業金融―
第 26-30 回 「企業家」たちの活躍―渋沢栄一から孫正義まで―
4.
成績評価方法
リアクションペーパー(30%)
、小テスト(20%)、期末試験(50%)
リアクションペーパーは毎回の授業で書いてもらう。
小テストと期末試験の問題は教科書と参考書、レジュメ、板書から出題される。
5.
教科書と参考書
教科書:宮本又郎/岡部桂史/平野恭平編『1からの経営史』碩学舎、2014 年。
参考書:宮本又郎他『日本経営史 新版―江戸時代から 21 世紀へ』有斐閣、2007 年。その他は適
宜提示する。
6.
予習と復習について
講義内容は多岐にわたり情報量が多いため、予習と復習が必要不可欠である。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先とオフィスアワーに関しては、初回の授業で連絡する。
42
科目名:管理会計
1.
担当者: 松田康弘
時間: 2学期水2・金1 対象学年:3・4年
授業の目的と概要
組織の意思決定および業績評価を目的とした,管理会計の諸テーマについて学習する.これらふた
つの目的のために,会計情報にどのような役割が求められ,それがどのように用いられ,どのような
役割を果たすかをテーマごとに理解することがこの授業の目的である.
2.
学習の到達目標
基本的な管理会計の手法を理解・運用できるようになること.
3.
授業の内容・方法と進度予定
・ 授業は基本的に下記教科書に沿って行う.追加的に別の教科書を指示することもある.
・ 参考書はあくまで参考書である.購入しなくても履修上何の問題も生じない.
・ 小テストを 4 回程度(回数未定)行う.日程は実施日の 1 週間以上前にアナウンスする.
・ 数値例や具体的な事例を交えながら,各テーマの理解を深める.使用する資料は基本的にウェブ
上で配布する.資料配布用ウェブサイトの URL は教室で配布する予定.
4.
成績評価方法
小テスト(50%)および期末試験(50%)で評価する.
5.
教科書と参考書
教科書:
青木雅明『管理会計論 第 5 版』2007 年、同文舘。
参考書:
上總康行『管理会計』1993 年、新世社。
6.
予習と復習について
事前に配布する資料で予習をされたい.講義内容にはやや煩雑な数値例も含む.また,小テストと
期末試験の試験範囲は授業で扱った内容と教科書等の計算問題である.試験に備えて復習されたい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・履修の条件
会計の基本的な知識を持っていることが望ましいが,必要というわけではない.
・連絡先等
教員は基本的に片平キャンパスにいます.質問等は講義終了時にするか,便覧に掲載されているメ
ールアドレスを利用して下さい.
43
科目名:財務会計
1.
担当者: 木村史彦
時間: 1 学期(火 1+金 2) 対象学年: 3・4 年
授業の目的と概要
財務会計は,財務諸表を中心とした会計情報を企業外部の利害関係者に対して提供することを目的
とし,現代の企業を支える重要な仕組みである.本講義では,財務会計の機能・プロセスを概説した
上で,会計情報の分析手法について学習する.
2.
学習の到達目標
・会計情報が経済社会においていかなる役割を果たしているのかについて理解する
・企業が公表する財務諸表の基礎的な分析手法を理解する
3.
授業の内容・方法と進度予定
講義は概ね教科書に沿って,下記の通り進める(概ね,各セクションを 2 コマ)
.ただし,教科書
に含まれない事項は追加資料を用いて講義する.
1
財務諸表の役割と仕組み
9 安全性の分析
2
財務諸表の入手方法
10
不確実性によるリスクの分析
3
貸借対照表の見方
11
成長性の分析
4
損益計算書の見方
12
投資意思決定有用性
5
キャッシュ・フロー計算書の見方
13 株式価値評価モデル
6
会計方針の注記
14
倒産予測モデル
7
財務諸表分析の視点と方法
15
財務諸表分析の実際
8
収益性の分析
4.
成績評価方法
期末試験 (80%)およびレポート (20%) に基づく
5.
教科書と参考書
教科書
桜井久勝 著『財務諸表分析(第 6 版)
』中央経済社(2015 年予定)
参考書
岡部孝好 著『最新 会計学のコア(三訂版)』森山書店(2009 年)
桜井久勝 著『財務会計講義(第 15 版)
』中央経済社(2014 年)
伊藤邦雄 著『新・現代会計入門』日本経済新聞社(2014 年)
6.
予習と復習について
予習:テキストの指定箇所を読んで疑問点を明らかにする
復習:練習問題に取り組む
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:会計学入門・会計原理の内容を理解していることを前提とする
連絡先 :[email protected]
オフィスアワー:水曜 15:00~16:00(片平キャンパス 会計大学院研究棟 204 )
資料等の配布について:資料・講義ノート等は,全て WEB サイトを通じて配布します
(URL は,開講時に連絡します)
44
科目名:医療福祉経済
担当者: 若林
緑
時間: 2学期火曜2・金曜3 対象学年:
3・4 年
1. 授業の目的と概要
・ 社会保障・社会福祉制度(公的年金,介護保険,医療保険,生活保護,児童福祉,保育所問題
など)について学習する.
・社会保障・福祉政策の課題について、労働経済学や家族の経済学の視点から学ぶ.
2. 学習の到達目標
・日本における社会保障・社会福祉制度について理解すること
・計量データを使った実証分析の論文を理解すること
・現在の日本の抱えている状況と社会保障・福祉制度との係わり合いを学習し,政策評価・提言がで
きること.
3. 授業の内容・方法と進度予定
第 1 回-第 6 回 オリエンテーション,統計から見た社会保障・社会福祉,計量経済学入門
第 7 回-第 11 回 公的年金
第 12 回-第 15 回 医療経済学
第 17 回-第 19 回 介護保険,家族の経済学親子関係、貯蓄行動、遺産など)
第 20 回-第 22 回 子育て支援,家族の経済学(結婚,出産,育児,女性就労など)
第 23 回
行動経済学と社会福祉・社会保障
第 24 回-第 26 回 公的扶助,貧困,失業,社会保障・社会福祉と労働経済学
第 27 回-第 30 回 日本や世界の将来と社会保障・社会福祉,総復習
※第 16 回目前後にテストを予定している.授業 1 回目に日にちを提示する.
4. 成績評価方法
・原則テストのみで成績評価を行う.小テスト 30%,期末試験 70%.
・数回,課題が出る.
(最終成績の判断材料にするのみで直接上記%には影響しない)
5. 教科書と参考書
・授業内配布プリントに沿って学習する.
・以下を参考書としてあげる.ぜひ購入・読むことをお薦めする.
1. 社会保障の経済学 第 3 版 小塩隆士(2005/2) 日本評論社 3150 円
2. はじめての社会保障第 9 版福祉を学ぶ人へ (2012/3) 椋野美智子,田中耕太郎 有斐閣アル
マ 1890 円
3. 医療経済学講義 橋本 英樹,泉田 信行著 (2011/9) 東京大学出版会 3365 円
4. だまされないための年金・医療・介護入門
鈴木 亘 (2009/1) 東洋経済新報社 1995 円
※鈴木氏の著書は,社会保障の「不都合な真実」,年金問題は解決できる‐積立方式移行
による抜本的改革‐などどれも読みやすくお薦め
5. 社会福祉と家族の経済学 岩本康志編著(2001/12) 東洋経済新報社 3570 円
6. 新たなリスクと社会保障
生涯を通じた支援策の構築 井堀 利宏, 金子 能宏, 野口 晴子
編 (2012/10) 3570 円
他にも授業内で適宜紹介します.
45
6. 予習と復習について
社会保障・社会福祉について学ぶときには,現在の仕組みを学習するだけでなく,制度の問題点,改
正のポイントについても学習することが必要である.制度を丸暗記することが中心ではなくて制度
の背景にある利点,問題点を「経済学」を用いて説明することが中心である.また,授業に参加する
だけでなく,新聞,雑誌,テレビ,インターネットから積極的に情報を集めることも必要である.
授業内では,先行研究の紹介も行うため,興味のある論文には積極的に目を通すことを薦める.
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
授業内容を理解するためには,ミクロ経済学,マクロ経済学,計量経済学の基礎知識が必要です.
オフィスアワーは火曜日昼休みです.事前に [email protected] に連絡をいただけると幸い
です.それ以外のアポイントメントについてもメールにて事前に連絡をください.
46
科目名:市場戦略 担当者:大滝 精一
1.
時間:Ⅱ学期(月 2+水 1)
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
市場創造と競争の戦略についての重要な概念(たとえば、市場細分化、マーケティング・ミック
ス、競争・顧客分析など)を理解し、またそれをベースにより最近の関係性マーケティングなどの
新たなアプローチを学ぶ。
2.
学習の到達目標
可能な限り具体的な事例を念頭に置きながら、市場戦略の基礎を習得するとともに、実際の製品
やサービスを市場戦略の視点から分析して、どのように市場の創造や顧客の維持を図っていくのか
を提案することのできる能力を身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.市場の選択
(1)事業機会の選択、
(2)事業領域の選択、(3)標的市場の選択
2.市場の分析
(1)市場のデータ分析、
(2)消費者行動分析、
(3)競争分析、(4)流通分析
3.市場への対応
(1)製品対応、
(2)価格対応、
(3)コミュニケーション対応、(4)流通チャネル対応
(5)競争対応
4.市場との対話
(1)サービス・マーケティング、(2)ソーシャル・マーケティング、
(3)リレーションシップ・マーケティング
以上の各項目について各々2 回程度で講義する。また、必要な資料については、授業時間ごとに
配布する。
4.
成績評価方法
中間レポート(30点)および学期末試験(70点)による。
5.
教科書と参考書
教科書 和田充夫 他著『マーケティング戦略 第 4 版』、有斐閣アルマ。
参考書 P.コトラー 他著『コトラー・新マーケティング原論』
、翔泳社。
石井淳蔵 他著『ゼミナール マーケティング入門』、日本経済新聞社。
6.
予習と復習について
教科書に沿って講義を行うので、講義の出席に先立って事前に教科書の予習をしておくこと。ま
た、日経新聞等の資料についても講義後チェックして、必ず復習すること。また普段からビジネス
専門誌等を講読すること。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
経営政策の講義と合わせて受講することが望ましい。オフィスアワーは月曜日 16:20~17:50
(研究室は西棟 5 階 510 号室)
、できれば事前に電話 795-6307 ないし Email:[email protected]
に連絡し、アポイントメントをとること。
47
《特 定 専 門 科 目》
科目名:経済経営数学 担当者: 谷内
1.
正文
時間:1学期月3・木 1
対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
経済学や経営に係わる分野で必要とされる数学、特に線形数学と微分積分の入門的な事項を学習す
る。
2.
学習の到達目標
・ベクトル、行列、行列式の計算ができる。
・合成関数を使って微分や偏微分が計算できる。
・ラグランジュ乗数法で最適化ができる。
・変数変換や部分積分により積分の計算ができる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.はじめに:授業概要、成績評価方法等
2.ベクトル:線形空間(定義と例)、ベクトルの演算(和、内積)、1 次独立(一次従属)、基底
3.行列:定義、行列の演算(転置、和、積、逆行列)
、階数(ランク)
4.行列式:定義、性質、クラメールの公式(連立 1 次方程式)
5.固有値:固有ベクトル、対称行列、直交行列、対角化
6.関数とグラフ、数列と極限、関数の連続性
7.微分:1 変数関数の微分、接線、合成関数の微分、高階の微分、テーラー展開
8.多変数関数の微分:偏微分、全微分、接平面、テーラー展開
9.最適化:1 変数関数の最適化、多変数関数の最適化、ラグランジュ乗数法
10.積分:1 変数関数の積分、変数変換、部分積分
11.重積分
4.
成績評価方法
練習問題・宿題(50%)と試験(50%)で評価する。詳しくは、初回に案内する。
5.
教科書と参考書
教科書は使用しない。授業内容の概略をプリントにして配付する。参考書については、授業中に適宜
案内する。
6.
予習と復習について
毎回、練習問題と宿題を出す。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
「経済経営数学基礎」の単位を取得していることが望ましい。連絡先、オフィスアワー等は、初回に
案内する。
48
科目名:環境経済学
1.
担当者: 日引聡
時間: 1学期月2
対象学年: 3.4年
授業の目的と概要
本講義のねらいは、次の通りです。
(1)環境問題を分析するための経済学の基礎理論の修得
(2)日本が直面する環境問題の現状、日本の環境政策・制度、および、その問題点や望ましい政策の
あり方について理解を深める。
環境経済学は、主にミクロ経済学の応用分野の一つです。このため、ミクロ経済学の知識を前提と
て講義を進めます。どの程度の知識を必要とするかは、指定のテキストを見て下さい。
2.
学習の到達目標
環境経済学の基礎的な理論を習得する
3.
授業の内容・方法と進度予定
本講義では、以下の内容を予定している。
1.ガイダンス:環境問題と経済学
2.市場取引と社会の利益~余剰分析
3.環境問題と市場の失敗
4.環境政策と最適な資源配分の達成
5.政策手段の比較~経済的手段(環境税)と規制的手段(規制)のどちらが望ましいか?
6.環境政策の環境保全技術開発に及ぼす効果の分析
7.排出権制度
8.不確実性と政策手段の選択~再論:経済的手段と規制的手段のどちらが望ましいか?
9.被害者と加害者の間の交渉による解決の可能性:コースの定理
10.自動車混雑問題とロードプライシング
11.ごみ問題と最適な廃棄物政策~ごみ処理手数料有料制の分析
12.ごみ問題と最適な最終処分場利用~異世代間の最適な資源配分の経済分析
13.情報と消費者・企業の製品品質の選択の理論分析
14.製造物責任と企業の製品安全性の理論分析
15.損害賠償ルールの経済分析 1~加害者・被害者の最適な事故回避努力に誘導するルールは何か?
16. 損害賠償ルールの経済分析 2~加害者・被害者の最適な事故回避努力に誘導するルールは何か?
17. 損害賠償ルールの経済分析 3~加害者・被害者の最適な事故回避努力に誘導するルールは何か?
18. 損害賠償ルールの経済分析 4~加害者・被害者の最適な事故回避努力に誘導するルールは何か?
19.将来世代と現世代の利益をどう比較するか?~割引率の経済理論
20.枯渇性資源(石油など)の現世代と将来世代の最適な利用の理論分析
21.自然エネルギーと枯渇性エネルギーの最適利用の理論分析
22.再生可能資源(漁業資源など)の最適利用の経済分析
23.オープンアクセスによる共有地の悲劇と財産権のあり方
24.環境保全のための土地利用規制と所得分配の不公平の解決~開発権譲渡(TDR)制度の経済理
論
4.
成績評価方法
授業中に実施するミニテスト・宿題及び期末試験
5.
教科書と参考書
以下の参考書と授業で配布する講義ノートを併用する
日引聡・有村俊秀著『入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ』中央公論新社、2002年
6.
予習と復習について
事前に指定した教科書や授業で配布する資料を事前に読んで予習すること
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
質問、相談のある学生はいつ研究室に来てもらってもかまいませんが、不在である場合もあるので、
できるだけ、事前に(直前でもいいので)メール([email protected] )で在室を確認して
から来てください。
科目名:地域経済
1.
担当者:増田
聡
時間:2 学期(火 2+金 3)
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
経済活動のグローバル化とともに、人々が生活し交流する場である「ローカルな地域」への関心が高
まっている。本講義では、街・集落から、都市(圏)、地方ブロック、国土、さらにはEUのような国
際レベルまで、様々な空間的スケールを有する「地域」のなかで、どのように経済諸主体が立地や投資
の空間的選択を行い、生産・消費・流通等の経済活動を展開しているのかについて検討する。
2. 学習の到達目標(以下の内容の理解と、その応用力を身につける)
・「地域」とは、空間的経済事象の捉え方 ・地域経済を分析するためのデータと諸理論
・地域(経済)問題の発生要因と推移
・地域政策や開発計画の意義と課題
3. 授業の内容・方法と進度予定(①~④を中心に、作業を含め各項目は、2、3 回の講義に相当)
地域経済の理解では、(古典的)立地論、地域科学、空間経済学等の理論的アプローチに加え、地方
財政学、経済地理学、地域経営論、地域開発論等の知見も多い。講義では、上記諸理論を概観した上
で、変貌しつつある地域経済の実態の把握を通じて、地域政策や開発計画の意義と課題を考える。
①イントロダクション:空間と地域、開発と計画、隣接の諸学問領域
地域概念と空間的スケール、グローバル化と地域経済、地域問題と地域政策(市場化と計画化)
②地域経済分析の考え方-1:立地論から地域科学、空間経済学へ
経済立地論の系譜、資源分布と輸送費用、都市・地域システム、OR、需要・規模・集積…
③地域経済分析の考え方-2:空間統計学への入り口、地域計量モデル、空間的相互作用、社会調査
地域統計、移出基盤、結節地域と地域間移動・交易、地域(間)投入産出(IO)、地域雇用・失業…
④地域経済分析の考え方-3:地域経済学とオルタナティブ・アプローチの諸相
不均等発展論、内発・内生的発展論、Alternative & Radical Geography…
⑤地域経済分析の考え方-4:立地主体・組織の選択行動
企業組織と「企業の地理学」、消費者行動と地域マーケティング…
⑥地域経済の変容と地域(経済)政策・地域(開発)計画:政策手段、政策主体と権限
4.
成績評価方法(以下の成績を加算して評価する)
・講義中に提示する必須課題(学期内数回):75% ・学期末試験(あるいは最終レポート):25%
・講義中に提示する任意課題及び講義内容に関する自主研究レポート(随時提出可能):+αを加算
5.
教科書と参考書(○ 講義後半に準教科書的に利用予定、 ※ 別の立場からの参考書の例)
○アームストロング・テイラー(佐々木監訳) 『地域経済学と地域政策(改訂版)』 流通経済大出版会 2004
※ディッケン・ロイド(伊籐監訳) 『立地と空間:経済地理学の基礎理論(改訂版)』 古今書院 2001
※黒田達朗・中村良平・田渕隆俊 『都市と地域の経済学』 有斐閣 2008
※宮本憲一・横田茂・中村剛治郎 『地域経済学』 有斐閣 1997
※クルーグマン(高中訳) 『経済発展と産業立地の理論』 文眞堂 1999
※コトラー・レイン・ハイダー(井関監訳) 『地域のマーケティング』 東洋経済新報社 1996
6.
予習と復習について
ネット上に開設するグループウェアを復習に利用して欲しい。さらに復習成果として、任意課題へ
の解答や、講義内容に関連した 自主研究レポート (テーマ設定は自由)の提出を歓迎する。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
質問等には、講義終了後、またはメール([email protected])での連絡後、研究室にて。
50
科目名:生産管理
1.
担当者:安田一彦
時間:2 学期(火1+金2)
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
・
製造企業における基幹業務の1つである生産管理について学習する。最高の Q(品質)
・C(コスト)
D(納期)を実現するための PDCA(計画・実施・評価・改善)サイクルの観点から、生産管理の諸活
動を体系的に理解し、実践できる基礎能力を身に付けることを目的とする。
2.
学習の到達目標
・生産管理に関する基本用語および基礎知識を体系的に習得する。
・生産(ものづくり)システムと生産管理の関連を理解する。
・トヨタ生産方式の体系と仕組みを学び、生産管理活動の実態を把握する。
・情報技術(IT)を活用した最新の生産(管理)システムの現状と将来を展望する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・以下の順で各項目をそれぞれ数回に亘り、事例(ケース)を用いながら解説する。
(1) オリエンテーション:生産・生産管理・生産システムとは何か
(2) 日本の製造業
(3) ものづくり白書
(4) 生産と生産管理
(5) 生産管理システム
(6) トヨタ生産方式(TPS)
(7) 統合基幹業務システム(ERP)
(8) 革新的生産システム
(9) 第 4 次産業革命(INDUSTRY 4.0)
4.
成績評価方法
・期末試験と3回のレポートにより、成績を評価する。
・その比率は「期末試験:レポート=40:60」である。
5.
教科書と参考書
・教科書:新堀克美「図解でよくわかる 生産管理のしごと」2010 年、日本能率協会
マネジメントセンター。
・資 料:経済産業省・厚生労働省・文部科学省「ものづくり白書(2015 年版)
」
(上記白書の全文はインターネット経由で無料閲覧および無料入手できる)
・参考書:適宜、授業中に紹介するが、以下の図書を推奨する。
(1) 藤本隆宏「日本のもの造り哲学」2004 年、日本経済出版社。
(2) 大野耐一「トヨタ生産方式」1978 年、ダイヤモンド社。
(3) 田島 悟・木村博光「生産管理の基礎知識が面白いほどわかる本」2008 年、中経出版。
6.
予習と復習について
・予習として、毎回授業最後の次回予告において内容をその都度指示する。
・復習として、授業中に板書した事項や配布資料のノート整理を行うこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・製造業(ものづくり)に興味・関心を待っている学生の受講を希望する。
・毎回、授業中に質問や意見を求めるので、授業への積極的な参画を期待する。
・質問等は研究室(研究棟 616 室)でも受け付けるので、随時訪問されたい。
51
科目名:ビジネス・コミュニケーションA Business Communication A
時間:2学期木 4
Fall Semester, Thurs 14:40-16:10
担当者:Ray Roman
対象学年:3・4年 3rd & 4th year students
1. 授業の目的と概要 Course Objectives and Outline
The purpose of this course is to increase your business communication knowledge and abilities.
We will discuss a variety of business communication topics, with a focus on improving practical
communication skills.
2. 学習の到達目標 Learning Goal
At the end of this course you will have a better understanding of international business communication. You
will be able to perform more effectively in a wide range of business situations as both an individual and team
member.
3. 授業の内容・方法と進度予定 Course Content, Method & Schedule
To prepare for each class you will have a reading assignment and sometimes a written homework assignment.
Often you will work with other students in small groups, discussing the homework assignment or doing other
activities. We will have many opportunities to practice discussion and presentation skills during class time.
Course Schedule
1: Introduction
8: Presentation Performance (homework = 10 points)
2: Business Writing (homework = 5 points)
9: Student Presentations-a (practice)
3: Organizational Communication
10: Student Presentations-b (practice)
11: Student Presentations-a (evaluated)
Effectiveness (homework = 5 points)
4: Leadership Communication (homework = 5
12: Student Presentations-b (evaluated)
13: Student Presentations (continued) and/or video on
points)
5: Rhetoric and Public Speaking (homework
presentation skills
= 5 points)
14: Review of student presentations
6: Mid-term Test
15: Summary of Course and Q&A
7: Presentation Preparation (homework = 5
points)
4. 成績評価方法 Evaluation Criteria
Homework 35%
Test
25%
Presentation 30%
Participation 10%
5. 教科書と参考書 Textbook and references
There is no textbook. Materials will be distributed by email.
6. 予習と復習について
•
•
•
•
Students should
Be prepared for each class
Complete all assignments completely and on time
Participate effectively and energetically in class exercises
Give best effort in all activities
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)Other (prerequisites, contact information and
office hours): This course is limited to 20 students, with preference given to higher GPA.
Office hours: Thursday 13:30-14:30 (Please send email beforehand.)
Email: [email protected]
52
科目名:ビジネス・コミュニケーションB Business Communication B
担当者:Ray Roman
時間:1学期木 4
3rd & 4th year students
Spring Semester, Thurs 14:40-16:10
対象学年:3・4年
1. 授業の目的と概要 Course Objectives and Outline
The purpose of this course is to increase your business communication and English knowledge and abilities
relating to business. We will discuss and practice assertiveness and negotiation, with a focus on improving
practical English communication vocabulary and skills. The main readings will examine negotiation concepts.
2. 学習の到達目標 Learning Goal
At the end of this course you will have a better understanding of international business communication. You
will be able to perform more effectively in a wide range of business situations as both an individual and team
member.
3. 授業の内容・方法と進度予定 Course Content, Method & Schedule
To prepare for each class you may have a reading assignment. Often you will work with other students in small
groups, discussing the reading or doing other activities, including role playing.. We will have many
opportunities to practice discussion and negotiation skills during class time.
Course Schedule
1: Introduction
9: 3-D Negotiation
2: Assertiveness
10: The Third Side
3: Practice Scenario 1
11: Practice Scenario 3
4: What is Effective Negotiation?
12: Culture & Negotiation; Practice Scenario 4 (Japanese
5: Effective Negotiation Part II
and American Negotiation)
6: Practice Scenario 2
13: Report Workshop (show me draft or outline)
7:Effective Negotiation Part III
14: Scenario 6?
8: Test
15: Report Due; What did we learn? Comments; Q&A
4. 成績評価方法 Evaluation Criteria
Report 50%
Test 40%
Participation 10%
5. 教科書と参考書 Textbook and references
Getting To Yes: Negotiating An Agreement Without Giving In (Fisher, Ury & Patton, 2012 Ed.; ISBN
9781847940933). Other materials will be provided as needed.
6. 予習と復習について
•
•
•
•
Students should
Be prepared for each class
Complete all assignments completely and on time
Participate effectively and energetically in class exercises
Give best effort in all activities
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)Other (prerequisites, contact information and
office hours): This course is limited to 20 students, with preference given to higher GPA.
Office hours: Thursday 13:30-14:30 (Please send email beforehand.)
Email: [email protected]
53
科目名:資本市場の役割と証券投資 担当者: 林 隆博他
時間:2学期木4 対象学年:3・4年
1. 授業の目的と概要
資本市場に求められる役割とは何か。激変する日本の資本市場の全容と投資のリスク&リターン
の考え方、株式投資・債券投資・ポートフォリオ運用・外国為替相場など証券投資における重要な
テーマを実務の観点から解説する。
2. 学習の到達目標
資本市場に求められる役割を理解するとともに、基本的な証券知識を習得し、受講生それぞれの
ライフプランに沿った運用方法を選択出来るようになる事を到達目標とする。
3. 授業の内容・方法と進度予定
①「ガイダンス」
②「グローバル化する世界と資本市場の果たす役割」
③「リスク・リターンとポートフォリオ分析」
④「外国為替相場とその変動要因について」
⑤「債券市場の役割と投資の基礎知識」
⑥「株式市場の役割と投資の基礎知識」
⑦「投資信託の役割とその仕組み」
⑧「財務分析と企業評価について」
⑨「金融資本市場の役割とその変化」
⑩「投資銀行ビジネス」
⑪「市場型金融モデルの発展と課題」
⑫「世界の金融資本市場展望」
⑬「ライフプランニングとNISA」
※講義内容・順番は変更となる可能性がある。
4. 成績評価方法
筆記試験と出席状況により総合的に評価する。
5. 教科書と参考書
「証券投資の基礎」野村證券投資情報部 編 丸善株式会社 ※講義資料は毎回講師が用意する。
6. 予習と復習について
金融資本市場・経済に関するトピックを取り上げる機会が多いので、日経新聞等の経済情報に
日頃から目を通しておくことが望ましい。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先:野村證券(株)仙台支店 法人課 佐藤 洋二
電話:022-225-4403(直通) [email protected]
54
科目名:アセットマネジメント 担当者: 秋田次郎・室井芳史 時間:2学期木 対象学年:2,3,4 年
1.
授業の目的と概要
この授業では、日本投資顧問業協会と投資信託協会の支援によって派遣される最前線の実務家講師
陣を毎回ゲストスピーカーとしてお迎えし、オムニバス形式で講義を行います。アセットマネジメン
トないし資産運用が如何なる社会的機能・役割を果たし、如何なる社会的責任を負うべきか、
「リス
ク」概念を中核とする基礎的理論がどのように実践に結びつくのか、等の実際的諸問題につき、実務
家による解説を通じて学んでいきます。
2.
学習の到達目標
アセットマネジメントないし資産運用の基礎的理論と実際についての知識を踏まえて、リスクマネ
ジメントに纏わるビジネスの仕組みや実態について論理的に考察できる能力を養うこと。
3.
授業の内容・方法と進度予定
本年度の講義内容の詳細は夏までには決まる予定である。そこで、ここでは昨年度のラインアップ
を掲載しておくが、内容は変更される可能性があるので注意すること。
第1回 アセットマネジメントとは
第2回 投資資産(株式・債券)のリスクとリターン
第3回 アセット・アロケーションと分散投資
第4回 REIT(不動産投資信託)
第5回 投資信託
第6回 日本でいちばん投資したい会社
第7回 資産運用業とコンプライアンス
第8回 金融デリバティブ取引
第9回 ヘッジファンド
第10回 日本の年金制度の動向とアセットマネジメント
第11回 ファンドマネジャー・アナリストの仕事
第12回 エコノミスト・ストラテジストの仕事
第13回 株主によるガバナンスと企業行動・企業価値
第14回 アセットマネジメント・ビジネスの最先端(経営者が語る)
4.
成績評価方法
原則的には定期試験と出席によって評価します。
5.
教科書と参考書
参考書:投資信託協会・日本投資顧問業協会編『アセットマネジメントの世界』東洋経済新報社
6.
予習と復習について
初回の講義の際に指示致します。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
特に履修の前提条件は定めませんが、新聞の経済記事など、日頃からマスメディアの情報に慣れ親
しむことを求めます。
55
科目名:マーケティング営業
1.
担当者:藤本・澁谷
時間:1学期水 3
対象学年:
2・3・4 年
授業の目的と概要
本講義は、プルデンシャル生命保険株式会社の寄附講義として設置され、営業のプロとして最前線
で働く同社のトップセールスパーソンや役員、および他業界のトップセールスパーソンが講師とな
り、自らのセールス経験に基づいた実践的な講義を行う。営業に必要なスキル、セールスプロセスと
いったノウハウだけではなく、営業職の醍醐味や心構え、
「営業」という職種を通じて得られるリー
ダーシップ力や人間的成長といったソフト面についても体系的に講義する。
2.
学習の到達目標
本講義を通じ、営業に関する的確な知識やノウハウを知り、また営業職を経験することで、結果と
してリーダーに必要な対人関係力や人間力などの素養を養えるということを理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 「営業」という仕事と自己実現 -自分の能力を全て出し切っていますか?-
第 3 回 営業を科学する -論理と感情、顧客は何を買っているのか-
第 4 回 リーダーに必要な資質:納得させる力
-プロフェッショナルビジネスマンになるための 3 つの条件-
第 5 回 就活は人生初めての営業 -相手目線で1歩抜きん出る方法-
第 6 回 自分の可能性を広げる -目標ってホントに必要?-
第 7 回 業界別営業の醍醐味:金融業界
第 8 回 セールスプロセス①:アプローチ -今すぐに役立つ営業のスキル-
第 9 回 セールスプロセス②:プレゼンテーション
-気持ちよく高く買っていただくために大切なこと-
第 10 回 セールスプロセス③:クロージング -相手を説得するスキル 「反対処理」-
第 11 回 業界別営業の醍醐味:生保業界
第 12 回 人生を成功に導く「営業」という仕事 -あなたは自分の夢を手に入れたいですか?-
第 13 回
4.
振り返り・まとめ
成績評価方法
授業への出席(50%)および期末レポート課題(50%)
5.
教科書と参考書
授業で特定の教科書は使用しないが、各講師の著書を参考文献として推薦する。
・川田 修(2009)
『かばんはハンカチの上に置きなさい』ダイヤモンド社
・川田 修(2013)
『僕は明日もお客さまに会いに行く』ダイヤモンド社
・小山 聡章(2011)
『お客様から「教わる力」』 PHP 研究所
『絶対話力』東洋経済新報社
・土岐 大介(2013)
6.
予習と復習について
特になし
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
特になし
56
科目名:ステークホルダー経営実践論 担当者:高浦康有・佐伯隆博 2 学期木3 対象学年:2・3・4 年
1.
授業の目的と概要
本講義は、一般社団法人経営倫理実践センターCSR(企業の社会的責任)部会「消費者教育研究」部会
の会員企業による震災復興支援の一環として実施される。消費者を中心に多様なステークホルダー(利
害関係者)に対する企業の社会的責任の取り組みやその課題について、各社の CSR 等の担当者を毎回ゲ
ストで招き、実践的に学ぶ。
2.
学習の到達目標
各社のケース検討を通じて、CSR の基本的な諸概念や分析フレームワークについて体系的に理解する
とともに、事例に基づきながら現実のステークホルダー経営に対して実践的に考察できるようになるこ
とをめざす。
3.
授業の内容・方法と進度予定
ほぼ毎回、ゲストトーク・受講生との質疑応答を中心に構成する。ゲスト候補は以下の通り(社名の
み)
。日本電気、アコム、TBS、アデランス、イオン、伊藤園、ブリヂストン、H.I.S.、ハウス食品、大
塚製薬工場、ベネッセほか。ほか。講師は各企業担当者。
4.
成績評価方法
定期試験(1 回)及び平常点。平常点は各回の講義質問・感想レポート(原則、講義中に各自の携帯
端末を利用してキャンパス・コミュニティに固有の ID でログインし送信する※)の提出状況に基づく。
5.
教科書と参考書
教科書
松本恒雄監修、企業社会責任フォーラム、オルタナ、日本財団編『CSR 検定(3 級)-公式テ
キスト』 オルタナ、2014 年
6.
予習と復習について
クラス前または後に各社の CSR レポートをダウンロードし、内容のチェックを行っておくことが望ま
しい。定期試験は、上記教科書をもとに出題される予定であるので、必ず目を通しておくこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:とくに予備知識を必要としない。
連絡先(メールアドレス)
:教員用ホームページ参照。http://www.econ.tohoku.ac.jp/~takaura/
オフィフアワー:金曜 3 講時(左記以外でも対応可、研究室:経済学部研究棟 601)
※経済学部生以外でキャンパス・コミュニティの ID の発行を受けていない学生は、本学部研究棟 2F の
ICT ルーム管理室窓口備え付けの「発行申込書」
(赤)を受け取り、授業時に担当教員のサインを得た上
で窓口提出すること。なお経済学部生であってもパスワード紛失等の場合は、上記備え付けの「再発行
申込書」
(緑)に記入の上、窓口に提出する必要がある。
57
科目名:スポーツ経営実践論 担当者: 江副翠
1.
時間:1 学期木3 対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
スポーツニュースとしては話題になるものの、ビジネスの実体がディスクローズされることの少な
い、プロスポーツの企業としての側面を考察する。
プロ野球チーム、東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する株式会社楽天野球団のビジネスモデルを
事例とし、プロスポーツ経営の実践論について学ぶ。(株式会社楽天野球団職員による講義)
2.
学習の到達目標
・一般的なプロスポーツの経営モデルについて他人に説明できるようになる
・プロスポーツを経営する上で、課題設定・解決策の提案ができるようにする
3.
授業の内容・方法と進度予定
第一回 序論 プロスポーツビジネスとは
第二回 球団ビジョン
第三回 チーム戦略
第四回 ファンリレーション
第五回 エリアリレーション① 地域密着
第六回 エリアリレーション② 次世代育成
第七回 エンドユーザーアプローチ① 動員
第八回 エンドユーザーアプローチ② 広告・宣伝
第九回 ボールパーク構想
第十回 スポンサーシップ
第十一回 マーチャンダイズ
第十二回 リーグビジネス
第十三回 プロスポーツ職業感 ~若手職員より~
第十四回 グループワーク テーマ決め
第十五回 レポート
4.
成績評価方法
出席率 70%、レポート成績 30%により決定する
5.
教科書と参考書
テキストは使用しない。必要な資料は授業時に配布する
6.
予習と復習について
本授業では、毎回、出欠調べを兼ねた小レポートを課すので、授業計画にかかわるプロスポーツの情
報を収集しておくこと
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
※履修の条件:特になし
※連絡先:4 月の初回講義時に指定する。
※オフィス・アワー:授業の後に対応する。※講義、レポート、試験は日本語で実施する。
58
科目名:地域財務金融行政論
1.
担当者:阿部敏宏
時間:1学期木4 対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
東北財務局は、財務省と金融庁の地方出先機関として、地域経済社会の維持・向上・安定を図る
ため、国の政策を現場の実情を踏まえてどのように実施し地域に貢献しているか、その状況を当局の
幹部・担当官が政策現場での経験をもとにリアルに教授する。
2.
学習の到達目標
学生の皆様が日頃から見聞及び習得してきた財政や金融に関する見識を、当講義における現場実
践感覚の解説により、より立体的に飛躍・向上させるほか、併せて社会やビジネスへの関心・興味を
高めることを目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
下記の項目等について 15 回の講義を予定。講義は、基本的に実務に携わっている同局幹部・担
当官がそれぞれの所掌について説明しますが、業務に関係する機関や関係者等を適宜ゲストとして招
きます。また、当局に勤務する若手・中堅の東北大学 OB も適宜登壇し、自らの経験談・心構えを語
ります。
(1)地域経済の調査方法とその実践・分析
(2)財務行政の現状と課題(国債残高の累増、高齢化の影響、社会保障関係費の増加 等)
(3)財政・主計業務(予算執行・災害復旧関係)、地方公共団体向け財政融資業務
(4)金融行政の現状と課題(地域密着型金融、二重ローン問題、金融検査、金融犯罪被害防止 等)
(5)国有財産行政の現状と課題
(6)広報相談等業務(財務省・金融庁と財務局業務、地域連携・貢献の取組み
等)
(上記講義内容を基本としつつ、機動的かつ柔軟に進めていく)
4.
成績評価方法
講義出席点と期末試験点(単答式と小論式併用)
5.
教科書と参考書
講義の都度、資料を配布します。
6.
予習と復習について
予習は特に必要ありませんが、日頃から新聞報道等で経済事象(特に財政・金融)の動きに関心を
持っていただきたい。復習は講義で学んだ事項が社会にどのように関わり役立っているか自分なりに
検証して頂きたい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先 阿部敏宏(東北財務局総務部財務広報相談室長)
022-222-5872
[email protected]
オフィスアワー 木曜日の講義終了後 30 分
59
科目名:損害保険概論
1.
担当者: 竹井直樹・五十嵐 朗
時間:連続講義
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
保険の基本的な事項を学び、その中で損害保険にはどのような種類の保険があって、どのような社会
的、経済的役割を担っていて、どのような変遷を辿ってきたか、また、損害保険業界が金融分野のなか
でどのような位置にあるのか、そしてどのような経営課題を抱えているのかなどについて学習を深める。
また、保険の前提となるさまざまなリスクについて、種類、実態、そして計量化とマネジメントに関
し概観する。
2.
学習の到達目標
将来、保険を利用する立場と保険を販売する立場に立つことを踏まえて、損害保険や生命保険の
基本的な知識・知見の習得を目指す。経済活動のなかで保険を利用することの意義、あるいは利用
しないことの意義を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
①ガイダンス・損害保険の基礎
②保険の歴史
③世の中のリスク
④交通事故と保険1
⑤交通事故と保険2
⑥国際物流と保険
⑦けが・病気と保険
⑧火災・自然災害と保険
⑨東日本大震災と保険
⑩リスクマネジメントと企業分野の保険
⑪再保険と ART
⑫保険制度と法
⑬損害保険経営(1)損害保険市場
⑭損害保険経営(2)経営戦略・経営課題
⑮試験
4.
成績評価方法
筆記試験による。
5.
教科書と参考書
教科書はない。講義ごとに資料を用意する。
参考書は「はじめて学ぶ損害保険」
(有斐閣 2013 年 10 月刊行)
。その他は都度紹介する。
6.
予習と復習について
復習を簡単で良いので励行願いたい。また、普段から保険やリスクに関する新聞記事やニュースにつ
いて関心を持ってもらいたい。予習は問題意識を持つことを主眼に置く。
また、適宜、感想・質問を提出させる。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
質問等があれば随時受け付ける。
連絡先:[email protected]
60
科目名:地域経営実践論 担当者:渡辺一馬 他 時間:1 学期木 5
1.
対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
震災以前から激変してきた経済環境の中、地域企業が各々挑戦してきたことを経営者自らの言葉で
語り、経営戦略や地域企業の生き様を学びます。東北を代表する企業経営者から、小さくともキラリ
と光る小規模企業、そして社会起業家まで10人以上の経営者と毎回語り合います。
2.
学習の到達目標
大学卒業後に社会を担う一員となるため、各経営者や講義参加者同士との語り合いを通じ、地域企
業の経営戦略を理解すると共に、東北地域の経済の現状と今後の可能性について俯瞰できるようにな
ることが目標です。
3.
授業の内容・方法と進度予定
初回のガイダンスや中間での振り返り、まとめの回をのぞく 10 回程度の講義に、東北地域で活躍
する経営者を招いて、経営の実際についてお話いただきます。各回 1 名の経営者をお招きする形で行
う予定です。詳しくは、初回講義にてお知らせいたします。お呼びする経営者は、東北を代表する大
企業から、老舗企業や地場産業の経営者、そして、新進気鋭の起業家や社会起業家など、幅広くお呼
びします。
なお、経営者からの一方的な講話とはせず、事前に質問内容を募集し、その質問にお答えいただく
とともに、講義中に新たに出た疑問点についても経営者とのディスカッションを進めます。各回の出
席確認を兼ねて、経営者ごとにテーマを変えた小レポートを提出いただきます。
4.
成績評価方法
各回の出席確認を兼ねた小レポートと、最終レポートで総合的に評価します。
5.
教科書と参考書
参考書
地域発イノベーション事例研究プロジェクト編著、河北新報出版センターより発行の「地域発イノ
ベーションⅠ」(2012)
、「地域発イノベーションⅡ」(2013)
、「地域発イノベーションⅢ」(2014)、「地
域発イノベーションⅣ」(2015)を参考書として指定します。今回の登壇する企業の一部が掲載され
ています。また、同業他社の情報も載っているため、予習や各レポートを執筆する際にも参考となり
ます。
6.
予習と復習について
予習:登壇する経営者に関するインタビュー記事や企業 WEB サイトを確認し、どんなことを学びた
いのかをまとめてください。
復習:講義の学びや経営者からの課題を小レポートとしてまとめ、学内システムもしくは講義専用
グループウエアに書き込んでください。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
講座を円滑に進めるため、若干名の講義アシスタントを受講生から募集します。講義中のアシスタ
ントにとどまらず、登壇経営者への事前ヒアリングや事後フィードバックなどにも、都合が合えば参
加いただきたいと思っています。
連絡先:講師メールアドレス:[email protected]
一般社団法人ワカツク 電話 022-721-6180
オフィスアワーは特に設けませんが、質問などは上記連絡先にお寄せ下さい。
61
科目名:Global Company Research 担当者:中村好伸・藤本雅彦・柴田友厚・澁谷覚
時間:2 学期火6 対象学年2・3・4年
1.
授業の目的と概要
The purpose of this class is to understand global business strategies and human resource management
of Japanese companies. In each class, a guest speaker is invited from a global Japanese company and give
us a lecture on global business in English.
2.
学習の到達目標
The goal of this class is to understand real global business strategies of Japanese companies and to give
students a picture of working in Japanese companies and establishing their career in them.
3.
授業の内容・方法と進度予定
In each class, a guest speaker is invited from a global Japanese company and give us a lecture on global
business in English. As guest speakers are invited from diverse industries (e.x. ICT, manufacturing,
retailer, trading, finance and so on), students are able to know strategies of various industries.
4.
成績評価方法
Attendance (50%) and Report at the end of term on the requested theme (50%)
5.
教科書と参考書
Handouts will be distributed, if guest speakers need.
6.
予習と復習について
7.
その他(使用言語、履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
Attendance is confirmed in each class.
62
科目名:Japanese Business and Economy a
担当者:中林純 時間:2学期水3 対象学年:2・3・4年
1. 授業の目的と概要
This course is an introduction to the study of microeconomics. By the end of the course, you will have a better
understanding of how economists approach and think about issues like: behavior of firms, market competition,
rent controls, international trade and tariffs, externalities, and many more.
2. 学習の到達目標
1. An understanding of the interaction of the individual, the firm and the industries in the structure of the
economy.
2. An understanding of production and cost decisions made by firms and understanding of different market
structures.
3. An understanding of the role of government in externalities and antitrust.
3. 授業の内容・方法と進度予定
1. Introduction to Economics/Scarcity and Choice
2. Gains from Trade
3. Supply and Demand
4. Elasticity/ Market Efficiency
5. Price Ceilings, Floors, and Bans/ Costs of Taxation
6. International Trade/ Externalities
7. Public Goods and Common Resources/ The Costs of Production
8. Competitive Markets/ Monopoly
9. Oligopoly and Monopolistic Competition
10. Labor Markets
4. 成績評価方法
Homework: 20%, Midterm #1: 20%, Midterm #2: 20%, Final: 40%.
5. 教科書と参考書
教科書:N. Gregory Mankiw, Principles of Microeconomics, 6th edition.
コースウェブページ:http://cengage.com/login
6. 予習と復習について
During the course, you will be required to complete homework assignments found on the MINDTAP
WEBSITE (http://cengage.com/login).
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
63
科目名:Japanese Business and Economy b 担当者: 中林
純
時間:1学期水3
対象学年:
1. 授業の目的と概要
This class aims to learn the basic tools necessary to analyze the behavior of economic agents. In
particular, we will develop a theoretical model of consumers and producers and study how both types of
agents interact in markets. The concepts discussed in this class are extremely useful for understanding the
economic behavior of the people and firms around us, as well as organizations you belong to. Furthermore,
the tools you learn in this class construct the basis of analysis in all fields of economics.
2. 学習の到達目標
1. An understanding of the interaction of the individual, the firm and the industries in the structure of the
economy.
2. An understanding of production and cost decisions made by firms and understanding of different market
structures.
3. An understanding of the role of government in externalities and antitrust.
3. 授業の内容・方法と進度予定
1. Introduction
2. Choice and Demand
3. Production and Supply
4. Competitive Markets
5. Market Power
6. Pricing in Input Markets
7. Market Failure
4. 成績評価方法
Assignments
20%
Mid-term #1
20%
Mid-term #2
20%
Final Exam
40%
A final make-up may be taken later. All students must take a final. No other makeup will be given for this
course grade.
5. 教科書と参考書
Intermediate Microeconomics and Its Application, 11th edition
Walter Nicholson | Christopher Snyder, ISBN-13: 9780324599107
6. 予習と復習について
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
During the course, you will be required to complete homework assignments found on the APLIA
WEBSITE (http://www.aplia.com/).
64
科目名:上級ミクロ経済学 担当者:大瀬戸真次 時間:2 学期
1.
金 3・金 4 対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
経済学の諸分野において、ゲーム理論は経済のモデル化や分析のために必要不可欠な分析ツールと
なっている。本講義では、非協力ゲーム理論の基本的な枠組みと経済学への応用を解説する。また、
学生がテキストや練習問題を解説する演習形式を取り入れることにより、学生に英文テキストを読む
能力を身につけさせる。
2.
学習の到達目標
学部上級レベルの非協力ゲーム理論の基本的な枠組みと経済学への応用を理解する。非協力ゲーム
理論に必要な数学の知識を修得する。また、英文テキストや練習問題を解説する能力を身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
教科書(Mas-Colell, Whinston, and Green (1995) Microeconomic Theory, Oxford University Press)に沿
って、非協力ゲーム理論の講義・演習を行う。
Chapter 7. Basic Elements of Noncooperative Games
Chapter 8. Simultaneous-Move Games
Chapter 9. Dynamic Games
時間に余裕があれば、社会選択理論やメカニズム・デザインについても講義・演習を行う。
Chapter 21. Social Choice Theory
Chapter 22. Elements of Welfare Economics and Axiomatic Bargaining
Chapter 23. Incentives and Mechanism Design
4.
成績評価方法
平常点(テキストの報告、宿題等)と期末テストの成績によって評価する。
5.
教科書と参考書
教科書:Mas-Colell, Whinston, and Green (1995) Microeconomic Theory, Oxford University Press
6.
予習と復習について
教科書の指定された部分をあらかじめ読んでおくこと。第 1 回目の講義までに、Chapter 7(pp.
217-234)を読んでおくこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:中級ミクロ経済学特殊講義の単位を取得済みであること。
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:金曜日
16:20-17:20
65
科目名:上級マクロ経済学 担当者:砂川 武貴 時間:2学期(水3+水4) 対象学年:3・4年
1.
授業の目的と概要
動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium Models. 以下、DSGE モデル)
の基礎的な知識について講義する。近年、DSGE モデルは学会や各国中銀等で開発が進んでおり、マ
クロ経済分析における中心的な役割を果たしている。この授業ではコンピュータを利用した実習を通
じて、受講者が自らの手で DSGE モデルを解けるようになることを目標とする。
2.
学習の到達目標

動学的最適化の方法を理解し、自分でモデルを解くことができる。

基礎的な数値解析の分析手法を習得する。

DSGE モデルから得られる主要な結果を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下の内容を講義する。
1. DSGE モデルとは?(線形合理的期待モデル)
2. 動学的最適化(新古典派成長モデル)
3. 実物景気循環(Real Business Cycle, RBC)モデル
4. ニューケインジアン(New Keynesian)モデル
また、講義とは別に、TA によるコンピュータ実習を実施する予定である。
4.
成績評価方法
宿題(50%)と期末課題(50%)によって評価する。
5.
教科書と参考書
(教科書)McCandless, Geroge (2008): “The ABC’s of RBCs: An Introduction to Dynamic Macroeconomic
Models,” Harvard Univ. Press.
(参考書)Gali, Jordi (2009): “Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle: An Introduction to the
New Keynesian Framework,” Princeton Univ. Press.
6. 予習と復習
数値解析手法やプログラミングの習得には反復練習が不可欠である。このため、復習に必要なソフ
トウェア等をインストールしたノート PC を所持することが望ましい。
詳しくは初回授業で指示する。
7.
その他
授業開始までに IT ルームの PC を利用できるよう利用者申請を済ませておくこと。ノート PC を所
持している者は研究科 LAN に接続できるよう手続きをしておくことが望ましい。

オフィスアワー: 事前にアポイントメントを取ること。

担当教員 HP: https://sites.google.com/site/takekisunakawa/

E-mail: [email protected]
66
科目名:上級計量経済学
1.
担当者:千木良弘朗
時間:2学期火3・火4 対象学年:3・4年
授業の目的と概要
「中級計量経済学」の講義内容を基にして、時系列データを用いた計量経済分析の理論と応用を学
ぶ。
「講義」と統計ソフト R によるデータ分析の「実習」によって進める。
2.
学習の到達目標
時系列データを与えられた時、計量経済モデルや分析手法を適切に選択して R を実行し、出力結果
を正しく解釈できるようになること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・クロスセクションデータを用いた回帰分析と時系列データを用いた回帰分析
・時系列データ特有の性質(トレンドや季節性)
・定常時系列モデル(自己回帰モデルや移動平均モデル)
・定常時系列データを用いた回帰分析
・回帰モデルの誤差項における系列相関と不均一分散
・非定常時系列モデル(単位根や共和分)
4.
成績評価方法
「期末試験」と「R 実習レポート」により行う。
5.
教科書と参考書
講義は、基本的に
Wooldridge, J., Introductory Econometrics: A Modern Approach, 4th ed., South-Western, 2008.
の上記のトピックに関する部分に基づいて行う。R の使い方については、例えば
福地 純一郎, 伊藤 有希, 「R による計量経済分析」, 朝倉書店, 2011 年.
がある。
6.
予習と復習について
予習は必要無い。ただし、講義は前回までの内容を前提として進めるので、復習は必ずしておくこ
と。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
講義と実習は日本語で行う。R 実習レポートと期末試験は日本語で出題し、解答は日本語か英語と
する。中級計量経済学の単位を修得済みであること。オフィスアワーは毎週月曜日 12:00-13:00。
E-mail: hchigira@econ.tohoku.ac.jp
67
科目名:外国書講読(英)a
担当者:川名洋
時間:1学期木2
対象学年:2・3・4年
1. 授業の目的と概要
技術革新,生産力の強弱,制度変化はいかにして生じたか。これらは単なる数量比較にとどまら
ず,時代と地域によって異なる歴史的背景とともに理解することによりはじめて豊かな経済知識と
なる。時あたかも東アジア台頭の最中,世界経済の勢力図が変わりつつある今,その知識は世界史
におけるアジア経済の位置づけを見極める手掛かりとなる。そこでこの授業では,
「比較経済史」の
観点からヨーロッパとアジア経済固有の政治・経済・社会システムを概観し,先進諸国・後発工業
諸国それぞれの経済的ポテンシャルを展望するグローバル経済史の動向について解説していく。
2. 学習の到達目標
•
経済変化のメカニズムついて,地域の歴史的文脈に照らして理解する。
•
比較経済史の方法とその問題点について理解する。
3. 授業の内容・方法と進度予定
この授業は,大学の国際化に向けて専門知識を英語で理解するための実践的英語力の習得を課題
とする。まず「比較経済史」の基礎知識を習得するため,授業前半に以下の内容についてバイリン
ガル形式で解説を行う。
I.
環境・人口変動・政治システムから見たヨーロッパ・アジア経済の「優位性」及び,各地
域が直面した経済的課題
II.
スミス的経済下で展開するヨーロッパ・アジアの都市化,工業化,商業化の歴史的意義
受講者は,自分の興味・関心に合わせて西洋経済史,または,アジア経済史に関するテーマを
選び,関連する専門書を講読する。その内容について日本語(または英語)でプレゼンテーショ
ンを行う。
4.
成績評価方法
平常の成績と報告による。試験は行わない。
5.
教科書と参考書
参考書として,Jones, E. L., The European miracle, environments, economies and geopolitics
in the history of Europe and Asia (2003)を使用する。
6.
予習と復習について
文献情報をもとに積極的に授業内容の理解を深める努力が求められる。
7. その他(履修の条件,連絡先,オフィスアワー等)
英語力は問わない。
(電子)英和辞典(留学生は和英辞典)を毎回持参すること。
68
科目名:外国書講読(英)
1.
担当者: 黒瀬一弘
時間: 2学期水2 対象学年:2・3・4年
授業の目的と概要
リベラリスト・コミュニタリアン論争を概観することを通じて政治哲学とは何か理解する。
2.
学習の到達目標
現実の社会は多様な人々によって構成されている。各人に与えられるべき諸自由の妥協を図るのが
政治の役割である。その際の正義とは何であろう、正義とはどのように実現されるべきだろうか。
上記のような問題点に対して、ロールズに代表されるリベラリストとサンデルに代表されるコミュ
ニタリアンの間の政治哲学の違いを理解し、現実の様々な政治問題に関して独自の見解を持つことを
目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
市場化と道徳の関係について及び安楽死の是非をめぐるリベラリスト・コミュニタリアン論争に
関する記事を輪読する。

A Forum on the Corrupting Effects of Markets: How markets crowd out our morals?, Boston Review,
May 1, 2012, written by by Maichael Sandel.

A Forum on the Corrupting Effects of Markets: How markets crowd out our morals?, Boston Review,
June 25, 2012, written by Welch, M., Sennett, R., Satz, D., Allen, A., Daly, L., Gintis, H., Anderson,
E., Bowles, S., Tomasi, J.

4.
Assisted Suicide: The philosophers’ brief, The New York Review of Books, March 27, 1997.
成績評価方法
クラスパフォーマンス(30%)+レポート(20%)+出席(50%)
5.
教科書と参考書
輪読する記事は配布する。参考文献として、以下を挙げておく。
6.

ムルホーム, S., スウィフト, A. (2007)『リベラル・コミュニタリアン論争』勁草書房.

サンデル, M. (2011)『これからの「正義」の話をしよう』早川書房.
予習と復習について
参加者全員がテキストを事前に読んでくることを前提とする。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)

履修条件は特になし。

授業に関して質問がある場合は、E-mail で連絡すること。アドレスは学生便覧に記載してい
る。

オフィスアワーは木曜の 12:00~13:00 とする。
69
科目名:外国書講読(独)a 担当者: 守健二
1.
時間: 1学期金2
対象学年:
3.4年
授業の目的と概要
ドイツ語で書かれた時事政治経済ジャーナリズムからテキストを選び、報道文章を読解する力を養
うことと、生きた専門用語を習得することを目標とします。
2.
学習の到達目標
辞書を活用して、報道記事を読める語学力の習得が目標です。
3.
授業の内容・方法と進度予定
まずドイツのメルケル首相が 2015 年 3 月 9 日に来日し、日本政府を「丁重に批判」したとされる
演説の全文をドイツ語で読み、それに関するメディアの報道も合わせて読みます。
つぎに、日本経済、ヨーロッパ債務危機、ドイツの移民問題と PEGIDA 運動、ドイツのエネルギー
政策などの時事問題について、ドイツの有力メディア(『南ドイツ新聞』、『フランクフルター・アル
ゲマイネ新聞』
、
『Die Zeit』紙、
『Der Spiegel』誌など)の報道を読みます。
4.
成績評価方法
出席と通常の報告により評価します。
5.
教科書と参考書
テキストは配布します。
6.
予習と復習について
事前に配布するテキストを和訳できるように準備してください。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
教養教育における2年間のドイツ語学習レベル、またはそれに相当する語学力を前提とします。
70
科目名:外国書講読(独) 担当者:守健二 時間:2 学期金2
1.
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
目標:第二外国語を活かそう.
概要:教養教育でせっかく学んだ第二外国語を使い捨てにするのはもったいないと思いませんか.も
う少し勉強すれば使えるようになるはずです.たとえば身近な例をとれば:
施政方針演説(Regierungserklärung),財政再建(Haushaltskonsolidierung), 「ペギーダ」
(”Patoriothische
Europäer Gegen die Islamisierung des Abendlandes”)
、ユーロ支援措置 (Euro-Rettungsschirm),エネルギ
ー転換政策(Energiewende), 最低女性比率(Frauenquote),拉致被害者(Entführungsopfer), 憲法改正
(Verfassungsänderung),
自 衛 隊 (Selbstverteidigungsstreitkräfte) , 女 性 の 皇 位 継 承 (weibliche
Tronfolge) , 少子化(Geburtenrückgang)などなど。こんな言葉を覚えるだけで,ドイツ語の使える幅
がグンとアップします.文化の多様性が以前にも増して重要視されています.英語のほかにもう一つ
の外国語をマスターしましょう.
2.
学習の到達目標
経済学に関連したテキストのうち,教養レベルのものを最小限の辞書利用で読めることが目標です.
3.
授業の内容・方法と進度予定
経済学部の学生として直面するであろうコンテクストを①経済と文化,②経済と倫理,③経済と政治,
④経済と社会の4つに分類してそれぞれについて代表的なテキストをできるだけ多く体験してみま
す.
4.
成績評価方法
順番に翻訳を報告してもらいますので,その評価(70%)と出席(30%)を総合して評価します.
5.
教科書と参考書
随時配布します.
6.
予習と復習について
訳文の作成には十分な予習が必要です.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:教養教育でドイツ語を習得した学生を対象とします.ただし入学前や独学で独検 3 級程
度の文法を習得していれば受講できます.
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:随時(メールで事前連絡のこと)
71
科目名:外国経済書購読(中)
1.
担当者: 日置史郎 時間: 1学期金1対象学年:
2,3,4 年
授業の目的と概要
目的:経済や社会などについて中国語でかかれた書籍を読解出来るようにする。
概要:中国語でかかれた書籍を日本語に訳し、内容についての解説を補足する。
2.
学習の到達目標
目標:
①中国語で書かれた書籍の内容を正しく解釈出来るようにする。
②中国の社会や経済に対する興味関心を深める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
テキストの日本語訳をつけてもらい、間違いの修正と内容の解説を教員が行う。テキストは、『当
代中国八種社会思潮』
。これは評論家の馬立誠が現代中国で流行している8種類の思潮(鄧小平思想、
旧左派、新左派、民主社会主義、自由主義、民族主義、ポピュリズム、新儒家)について解説し、ま
た他知識人との討論の内容をのせたものである。時間的制約から全部を通して読むことは無理なの
で、1つか2つの章を採りあげるつもりである。時に現代中国に関するビデオ鑑賞を行う。
第一回:オリエンテーション(テキストや進め方についての説明など)
第二回以降:進度予定は参加者の人数、参加者の語学力をみてからでないとなんとも言えないため、
本シラバスには記載出来ない。オリエンテーション時に相談のうえ決める。
なお、ピンインをつけた資料を配布し、予習時の辞書引きを楽にするように配慮するつもりである。
4.
成績評価方法
平常の成績によって評価する。
5.
教科書と参考書
教科書:馬立誠『当代中国八種社会思潮(博源文庫)
』(社会科学文献出版社)
。購入不要。
参考書:必要に応じて授業中に紹介する。
6.
予習と復習について
予習:担当箇所について、訳出をしておく。
復習:特に決まった形式はない。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:中国語の基礎を学んだものに限る。中国語ネイティブは、規則により、単位履修は出来
ない。
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:授業終了後ないし予約によって随時。
使用言語:日本語
72
科目名:外国書購読(仏) 担当者:小田中直樹 時間:1 学期(月 2) 対象学年:2・3・4 年
1.
授業の目的と概要
ヨーロッパ経済統合が進むなかで、ヨーロッパ経済システムは大きく変貌しつつあります。
この講義では、以下の到達目標を踏まえ、ヨーロッパ経済システムの現在にかかわるフラン
ス語文献を購読します。
2.
学習の到達目標
この講義の基本的な到達目標は以下の 3 点です。
・経済および時事にかかわり、フランス語で書かれた文章を理解できるようになること。
・現在のヨーロッパ経済システムについて、その特徴を把握すること。
・外国語で書かれた文章について、大意をなるべくすみやかに理解できるようになること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・検討する文章は、前回の授業の最後に相談して選びます。履修する皆さんは当該記事を読
み、大意を理解したうえで、内容に関連する情報を含め、各自が個々に A4 版で 1 枚程度の
サマリーを作成し、授業に持参します。授業で利用する記事は 500 から 1000 ワード程度の
ものを予定しています。履修を予定している皆さんは、事前に下記ウェブサイトでチェック
しておくことをおすすめします。
・授業では、履修者の皆さんが作成したサマリーを配布し、その内容に関する説明、質疑応
答、および当方による補足説明をおこないます。
4.
成績評価方法
授業に対する参加を評価します。
5.
教科書と参考書
フランスのクオリティ・ペーパーである『ル・モンド』電子版(http://www.lemonde.fr/)
の経済関連記事のハードコピーを利用します。
6.
予習と復習について
指定された記事を読み、大意を理解し、サマリーを作り、説明できるようにしておくことが
予習になります。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・政治的には中道左派にランクされる『ル・モンド』に対して中道右派とされるクオリティ・
ペーパー『ル・フィガロ』を併読すると、両紙の論調が比較できるので、勧めます。
・以上の点も含めて、この授業についての詳細については、履修する皆さんと相談のうえ最
終決定したいと思います。なお、履修生は(毎回ですが)少数であることが予想されるの
で、受講する場合は、履修する皆さん個々の負担はかなり大きくなることを、あらかじめ
ご承知おきください。
・履修の条件はとくにありませんが、なにか質問などあれば、遠慮なく小田中(電話
022-795-6280、電子メール [email protected])までご連絡ください。なお、オフ
ィスアワーは水曜日の昼休みです。
73
科目名:政治経済学第一部特殊講義
1.
担当者: 守健二
時間: 2学期 対象学年:
3,4年
授業の目的と概要
The topic of the course will be “Political Backgrounds of Linear Economic Theories”. In the beginning of
the 20th century, a new analytical method of economics was taking shape by applying newly developed
knowledge of linear algebra to economic problems. It happened that several researchers from different
countries were working on the same method independently from each other, and they were differently but
highly politically motivated to their purely analytical scrutinization. During this century, such famous
economists as Leontief, Sraffa, von Neumann, Pasinetti, Morishima etc. contributed to further
development of the Linear Economic Theory.
2.
学習の到達目標
This course has an ambitious goal of acquiring three areas of knowledge and skills.
1) knowledge about the history of theory formation in the linear economics
2) basic skills about mathematical tools for linear-economic analysis, e.g. Perron-Frobenius theorems, von
Mises iteration, Hawkins-Simon condition etc.
3) basic knowledge about modern linear economic theories and political economics on inequality.
3.
授業の内容・方法と進度予定
This course will be structured in two main parts. The first is the historical and problem-oriented
exposition of the theory where we learn what problems the researchers got to face and why, and how they
tried to find the solution. The second part is the analytical and systematic exposition where we learn basic
propositions of linear economics in logical order.
1) Introduction to the course.
2) Introduction to Input-Output Analysis
3) History of Input-Output Analysis
4) Hawkins-Simon Condition
5) Perron-Frobenius Theorem and Power Method
6) Political Economy on Inequality. Special Lecture etc.
4.
成績評価方法
attendance (10%), home work (20%), final exam (70%)
5.
教科書と参考書
See course schedule
6.
予習と復習について
Necessary.
7.
その他(使用言語、履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
Important: Basic knowledge on linear algebra is indispensable for the course, e.g. concepts of
linear (in)dependence, basis, rank, determinant, eigenvalue etc.
74
科目名:理論経済学第一部特殊講義 担当者: 三宅充展 時間: 2学期月2
1.
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
大学院レベルのミクロ経済学の標準的テキストを読みこなす読解力をつけることが目的です。
2.
学習の到達目標
下記の教科書を独力で読みこなす読解力をつけることが到達目標です。
3.
授業の内容・方法と進度予定
具体的には、以下のテキスト(1章から3章)を読む予定。読む範囲は参加者の希望を
考慮して調整する予定です。
講義を中心に授業をすすめますが、標準的テキストを読みこなす力を修得することが
大切ですので、参加者に章末の練習問題を解答してもらいます。
4.
成績評価方法
討論への参加状況と口頭報告(練習問題の解答)による。必ずレポート(レジメ)も口頭
報告と同時に提出すること。
5.
教科書と参考書
教科書: A. Mas-Colell, M.D. Whinston and J.R. Green 著
“Microeconomic Theory” Oxford University Press 1995
参加者と相談の上、教科書を
“Microeconomic Theory”
Walter Nicholson, Christopher M. Snyder 著
第 10 版 South-Western
2008
に変更する可能性があります。
6.
予習と復習について
テキストを事前に読んで、数学的概念や手法については十分な理解を得ておくこと。
予習では、教科書を事前に読んでおおまかな内容を理解しておくと良いでしょう。
復習では教科書の章末問題を追加的に解いたり、ここで学んだことが自分の研究課題の
どの部分に応用可能であるか検討して下さい。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
経済経営数学、ミクロ経済分析、中級ミクロ経済学特殊講義をすべて履修し、十分な理解を
得ていることが望ましい。
連絡先: メールアドレス: [email protected]
オフィスアワー:月曜 12:00−12:20 当該講義室
また、毎回の授業のなかで質問等を受け付けます。
最終的な成績についての苦情、問い合わせ等は電子メールでお願いします。
75
科目名:理論経済学第二部特殊講義 担当者:北川 章臣
1.
時間:1 学期(金 2) 対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
大学院レベルのマクロ経済学で習得すべき内容のうち、中級マクロ経済学特殊講義・上級マク
ロ経済学で取り上げないいくつかの話題について解説する。具体的には、独占的競争モデル、サ
ーチモデル、信用割当、効率賃金といった所謂「新ケインズ経済学(New Keynesian Economics)」
に分類される諸理論を取り扱う。
(この授業は大学院との合併講義である。学部の授業としては
やや高度な内容を取り扱うので、受講を考えている人は注意すること)
2.
学習の到達目標

「協調の失敗」のマクロ経済学的な意義を理解する。

「新ケインズ経済学」の代表的な文献が読みこなせるようになる。

「協調の失敗」を生かしたマクロモデルを構築する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下の内容を講義する。
1. 新古典派的な景気循環モデル
2. 「協調の失敗」とは?
3. 名目硬直性と独占的競争モデル
4. サーチモデル
5. 信用割当の理論
6. 効率賃金理論
7. 新しい IS-LM モデル
4.
成績評価方法
筆記試験とほぼ毎回課される宿題の提出状況によって評価する。
5.
教科書と参考書
教科書は使用しない(講義ノートを配布する予定)。参考書として次の 3 冊を挙げておく。

齊藤誠「新しいマクロ経済学」
(新版)有斐閣 2006

D. Romer, Advanced Macroeconomics, 3/e. McGraw-Hill/Irwin, 2005

J. Gali, Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle: An Introduction to the New Keynesian
Framework, Princeton University Press 2008
6.
予習と復習について
理解を確実にするためにほぼ毎回宿題を課する予定である。
7.
その他
受講者が「マクロ経済分析」
「ミクロ経済分析」
「経済経営数学」を履修済みであること、および、
初歩的なゲーム理論の知識を持っていることを授業の前提とする。また、可能であれば「中級マ
クロ経済学特殊講義」
「上級マクロ経済学」を併せて履修することが望ましい。

オフィスアワー: 事前にアポイントメントを取ること。

担当教員 HP: http://www.econ.tohoku.ac.jp/~kitagawa/

E-mail: [email protected]
76
科目名:社会思想史特殊講義 担当者:小田中 直樹
1.
時間:2学期木2 対象学年:3・4年
授業の目的と概要
社会思想史学と密接な関係を持つ社会経済史学の方法について考えます。とくに、経済理論
との関係、歴史の見方などについて、集中的に考えたいと思います。
2.
学習の到達目標
次の 3 点です。
・社会経済史学とはいかなる学問領域かについて、一定の知識を得ること。
・社会経済史学と諸経済理論との関係について、一定の見通しを得ること。
・具体的な社会経済史に対するアプローチについて、一定の理解を得ること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・日本の社会経済史学は、ながらくマルクス派の経済理論と接点を持ちながら展開されてき
ました。その背景には、この経済理論が「時間」というモメントを重視し、それゆえ社会経
済史学をはじめとする歴史学と親和的だったという事情があります。
・ただし、第 2 次世界大戦後における開発経済学や経済成長論の展開に伴い、いわゆる新古
典派の経済理論もまた社会経済史学と接点を持つようになってきました。この授業では、そ
のような状況に対応し、新古典派経済理論との接点を意識して執筆された(おそらく)日本
初のテクストブックを、教科書として用います。そのうえで、教科書の内容を分析すること
を通じて、先に挙げた到達目標を達成することを図ります。
・授業では、小田中による講義の回と、課題発表&コメントの回を、交互におこなう予定で
す。なお詳細は、初回の授業の際に説明します。
4.
成績評価方法
授業中に 5~7 回提出してもらう課題の評価を合計して最終評価します。
5.
教科書と参考書
岡崎哲二『経済史』
(新世社、2005)
。必ず購入するか図書館などで借りて持参してください。
コピーを持参したり教科書を持たずに出席したりした場合は、履修放棄とみなします。
6.予習と復習
講義内容を理解し、課題にとりくむことが、予習と復習を兼ねることになります。
7.その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・新古典派およびマルクス派の経済理論について初級程度、つまり必要最小限の知識を有し
ていることが必要です(講義は日本語です)
。
・なにか質問などあれば、遠慮なく小田中([email protected]、022-795-6280)
まで連絡してください。ちなみにオフィスアワーは水曜日の昼休みです。
77
科目名:経済計画論特殊講義 担当者:大瀬戸真次 時間:1 学期
1.
木 2 対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
社会的な意思決定に用いられる「投票ルール」について講義する。私たちの身近では多数決ルール
がよく使われているが、その他の様々な投票ルール(ボルダ・ルール、コンドルセ多数決、・・・)
を紹介し、それぞれの性質(長所短所)を比較検討する。
2.
学習の到達目標
投票ルールの種類およびその性質を理解する。学習の過程で、投票ルールを数学的に表現したり、
論理的に分析することにより、卒業研究などに必要な論理的思考能力を養う。
3.
授業の内容・方法と進度予定
(1)投票ルールの表現方法
(2)多数決ルール、ボルダ・ルール
(3)投票ルールの効率性
(4)投票ルールの公平性
(5)コンドルセのパラドックスとその解消法
(6)投票ルールの単調性:上位二者決戦投票
(7)投票ルールの戦略的操作不可能性:2/3 ルール
時間に余裕があれば、最近の研究についてもいくつか紹介する。
4.
成績評価方法
出席・宿題(30%)と期末テスト(70%)によって成績評価を行う。
5.
教科書と参考書
講義ノート(Social Choice Functions and Social Choice Correspondences)を配布する。
参考書は以下の通り(講義開始後に、日本語の出版物を含めた詳しい参考文献リストを配布する)
。
[1] Moulin, H. (1983) The Strategy of Social Choice, North-Holland
[2] Moulin, H. (1988) Axioms of Cooperative Decision Making, Cambridge University Press
[3] Peleg, B. (1984) Game Theoretical Analysis of Voting in Committees, Cambridge University Press
6.
予習と復習について
授業で取り扱った練習問題をよく復習すること。
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件:なし。
連絡先:[email protected]
オフィスアワー:木曜日 12:00-13:00
78
科目名:開発経済学特殊講義 a
担当者: 中島賢太郎
時間:2学期木2
対象学年:3・4年
1. 授業の目的と概要
This course aims to provide basic knowledge of development economics.
2. 学習の到達目標
Students can expect to be able to understand the basic knowledge of development economics.
3. 授業の内容・方法と進度予定
Following topics will be covered.
1. Economic growth
2. History and institutions
3. Civil conflicts, corruption
4. International trade
5. Geography and agglomerations
6. Infrastructure
7. Credit market and consumption smoothing
4. 成績評価方法
By term paper (100%).
5. 教科書と参考書
There is no required textbook. References will be given in class. You may find that the followings are helpful.
・ Bardhan, Pranab and Christopher Udry. (2000) “Development Microeconomics.” Oxford University Press:
New York.
・ Cameron, C. and P. Trivedi (2005) “Microeconometrics: Methods and applications.” Cambridge
University Press.
・ Wooldridge, J. (2002) “Econometric Analysis of Cross Section and Panel Data.” MIT press.
・ Stock, J. and M. Watson (2007) “Introduction to Econometrics,” Pearson Press.
6. 予習と復習について
This course requires knowledge of graduate (advanced undergrad) level micro and macroeconomics and
econometrics.
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
Please see instructor’s website.
79
科目名:国際金融論特殊講義(International
時間:Fall 2013, Friday, 10:30-12:00
1.
Finance)
担当者:Jiro AKITA
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
The purpose of the course is to provide students with an overview of International Economics including
International Finance / Open Economy Macroeconomics.
2.
学習の到達目標
Students will have a firm grasp of the theories and policies of both trade economy microeconomics and
open economy macroeconomics. Trade theory explains why and how countries gain from trade. Trade
policy involves strategic policy challenges faced by governments of developed and developing countries
respectively. Open economy macroeconomic theory explains the determinations of foreign exchange rates
and outputs both in the short run and in the long run. International macroeconomic policy puts special
emphasis on the importance of macroeconomic policy coordination across the countries.
3.
授業の内容・方法と進度予定
The course basically proceeds along the contents of the widely used Krugman-Obstfeld undergraduate
textbook (International Economics: Theory and Policy). While quickly reviewing the undergraduate
materials, graduate level materials will be supplemented wherever it suits the goals.
Sessions 1 through 4: International Trade Theory
Sessions 5 through 7: International Trade Policy
Sessions 8 through 11: Exchange Rates and Open Economy Macroeconomics
Sessions 12 through 14: International Macroeconomic Policy
4.
成績評価方法
One final (written) examination. There is no other examination or assignment.
5.
教科書と参考書
International Economics: Theory and Policy by Krugman, Obstfeld and Melitz
ISBN-10: 0132146657 , ISBN-13: 978-0132146654
6.
予習と復習について
Students are advised to read the textbook before the class and
review the coverage after the class.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
Language: English
Contact: 022-795-6300,
Email: [email protected]
Office Hours: Monday, 14:30-15:00 after the class
Previous exposure to undergraduate level microeconomics and macroeconomics
is prerequisite. Familiarity with mathematics for economists is preferable.
80
科目名:日本経済論特殊講義
1.
担当者:平本厚
学期:2 学期
授業の目的と概要
日本経済の特質を明らかにします。それを戦後の日本経済の歩みを解説するなかから明らかにしま
す。さらに日本経済の現状の問題点を明らかにします。
2.
学習の到達目標
・日本経済の特質を理解する。
・日本経済の発展過程を理解する。
・日本経済の構造と現状を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業は簡単な講義と受講者との質疑によって行ないます。受講者は、事前に各回のテーマについて
指定された基本文献を読んでその要約を提出し、簡単な講義を聴いたうえで質問、感想を提出します。
それらについての質疑、解説をとおして理解を深めます。
各回のテーマは以下のとおりです。
1.
「日本経済の今」とはいつか:1940年体制論をめぐって、2.戦後復興の困難、3.戦後
改革:戦後平等社会の形成、4.戦後合理化の光と影:日本株式会社論をめぐって、5.高度成長の
時代、6.
「日本的経営」の発見、7.二重構造とは何か、8.過当競争とはどんな競争か、9.成
長と金融・財政、10.石油危機は何故、危機だったか、11.減量経営の時代、12.何故、バブ
ルが生じたか:金融自由化とバブル景気、13.失われた10年の構造:複合不況論をめぐって、1
4.景気回復と世界不況の到来、15.日本のイノベーション・システム
4.
成績評価方法
期末に筆記試験を行ないます。成績は、平常の成績(各回の要約と質疑)を 50%、筆記試験成績
を 50%として評価します。
5.
教科書と参考書
テキストは、各回のテーマの基本的な文献(60~70 頁見当)を各人にあらかじめ指示します。
6.
予習と復習について
事前に指示された各回のテーマの基本文献の要約を毎回、提出すること。それが平常点の一部を構
成します。
7.
その他(使用言語、履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修の条件はとくにありません。
連絡先は、[email protected]、office hour は、月曜日 16:20 ~17:50 です。
81
科目名:経済政策特殊講義
1.
担当者: 黒瀬一弘
時間:1学期火3 対象学年:
3・4年
授業の目的と概要
所得・資産の分配と経済成長の理論的メカニズムと現状を把握する。
2.
学習の到達目標
グローバル化の下で進展している各国内での格差の拡大の歴史・現状を理解し、そのメカニズムを
理解する。また、拡大する格差の是非を議論し、以下のテキストが掲げる政策の妥当性を評価する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下のテキストを輪読する。
Thomas Piketty (2014) Capital in the Twenty-First Century, Belknap Press of Harvard University Press.
参加者に英語版かもしくは日本語版を必ず購入することを義務付ける。
日本語版:
トマ・ピケッティ(2014)
『21 世紀の資本』みすず書房
4.
成績評価方法
クラスパフォーマンス(40%)+出席(40%)+レポート(20%)
5.
教科書と参考書
教科書は前掲済み。参考書として以下を挙げておく。

タイラー・コーエン(2014)
『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるのか』
(NTT 出版)

ルイジ・パシネッティ(1985)
『経済成長と所得分配』(岩波書店)
6.
予習と復習について
参加者は事前にテキストを読んでくること。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)

使用言語は日本語とする。

履修条件は特にないが、学部生レベルの標準的なミクロ・マクロ経済学、経済数学の知識があ
った方が望ましい。

Office hours は木曜の 12 時~13 時とする。
82
科目名:計量経済学特殊講義
1.
担当者:千木良弘朗
時間:2学期金2
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
計量経済学では、経済データの特性等に応じて様々な計量手法が開発されている。この講義では、
それら計量手法の内、基礎的な計量経済学の講義ではあまり詳しく扱われないが重要なものであるパ
ネルデータ分析、質的変量分析、制限従属変数の分析を扱う。パネルデータとは、例えばいくつかの
企業の数年間の株価といった、時系列と横断面の 2 つの次元を持ったデータである。質的データとは、
例えば通勤の手段といった、本来的に数量で表せないデータである。制限従属変数とは、例えば労働
時間や賃金といった、とり得る範囲に制限があったり母集団全体からの無作為抽出が行えていないよ
うなデータである。このようなデータの分析法を理解し、実際に使えるようになってもらうのがこの
講義の目的である。手法を身につけるために TSP 等を使った簡単なデータ分析も行ってもらう。
2.
学習の到達目標
パネルデータ分析、質的変量分析、制限従属変数の分析を行う意義と理論的背景を理解し、使い方
を身につける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
・線形回帰モデルの推定と検定
・固定効果パネルデータモデル、効果変量パネルデータモデル、ダイナミックパネルデータモデル
・ロジットモデル、プロビットモデル
・切断回帰モデル、検閲回帰モデル
・サンプルセレクション問題
4.
成績評価方法
レポートで評価する。
5.
教科書と参考書
次の教科書の、上記のトピックに関する部分を使用する。
教科書: Wooldridge, J., Econometric Analysis of Cross Section and Panel Data, MIT Press, 2001.
参考書: Arellano, M., Panel Data Econometrics, Oxford University Press, 2003.
Greene, W.H., Econometric Analysis, 5th ed., Prentice-Hall, 2002.
6.
予習と復習について
予習は特に必要ないが、復習はしっかり行うこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
講義では行列演算を多用するため、行列代数の知識は必須である。また、経済学部の計量分析か大
学院(経済経営学専攻)の中級計量経済学の単位を修得済みであること。計量分析のソフト(TSP 等)
に慣れていると望ましい。講義は日本語で行う。レポートは日本語で出題し、解答は日本語か英語と
する。オフィスアワーは毎週月曜日 12:00-13:00。
E-mail: hchigira@econ.tohoku.ac.jp
83
科目名:意思決定論特殊講義
1.
担当者:鈴木賢一
授業の目的と概要
※本科目については後日掲載します。
84
時間:2学期
対象学年:3・4年
科目名:マーケティング・リサーチ特殊講義
担当者:照井伸彦
時間:1学期 対象学年:3・4年
1. 授業の目的と概要
マーケティングの理論およびリサーチ手法の基礎の習得を目的とする。
新規事業を展開する場合を想定し、まずビジネス・チャンスを発見し、消費者行動を分析して市場
をセグメンテーションし、さらにニーズにあった製品作りを計画して、それらの価格を決め、広告そ
の他の各種プロモーションを実施し、流通させる際に必要となるマーケティングの基礎理論とそれを
実践する分析ツールを解説する。
2.
学習の到達目標
マーケティングの理論的枠組みと基本的分析ツールを理解し、各自で市場を捉える視点と分析技術
を持つことができるようになる。新規事業の展開を起点として、求められる各種のマーケティングの
考え方を身につけ、市場環境の変化に対応して、マーケティングの考え方が応用できるようになるこ
とを目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.イントロダクション
2.サンプリング
3.マーケティングデータと調査表の設計
4.コンジョイント分析
5.製品普及モデル
6.市場反応分析
7.因子分析と知覚マップ
8.共分散構造分析
4.
成績評価方法
筆記試験の成績を基礎とする。
5.
教科書と参考書
テキスト:照井・佐藤著「現代マーケティング・リサーチ」
(有斐閣)
参考書:照井・ダハナ・伴著「マーケティングの統計分析」
(朝倉書店)
6.
予習と復習について
予習・復習は必須
7.
その他(使用言語、履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
オフィスアワーは授業後 1 時間
85
科目名:経営組織論特殊講義
1.
担当者:藤本雅彦
時間:1学期月 3
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
経営組織論は、組織の構造やプロセスなどを対象とするマクロ組織論と組織の中での人間行動など
を対象とするミクロ組織論に分かれる。この授業では、ミクロ組織論の柱となる組織行動論の実践的
応用としての人材マネジメントを扱う。現代企業の人材マネジメントを理解するためには、単一の視
点や概念モデルだけでは不十分であり、多様かつ複眼的な視点から考察することが肝要である。そこ
で、この授業では様々な視点からの概念モデルや理論を通してとりわけ日本企業の人材マネジメント
について幅広く論じる。
2.
学習の到達目標
今日の日本企業の人材マネジメントに関して、複眼的な視点から自分の言葉でその全体像を論じら
れるようになることが到達目標である。
3.
授業の内容・方法と進度予定
基本的な理論や概念モデルを図解したレジュメに基づいて講述を中心とする授業を行う。使用する
レジュメは、初回授業にて指示するので事前にダウンロードして印刷し持参すること。
主な授業内容のテーマは以下の通りである。
・ 人材マネジメントの変遷とフレームワーク
・ 今日の労働市場と人材ポートフォリオ
・ 日本企業における人材の採用と退職、配置と昇進、評価と処遇
・ 人材育成とキャリアマネジメント
4.
成績評価方法
論述を中心とする期末試験(100%)で評価する。
5.
教科書と参考書
レジュメを使用するので特定の教科書はないが、レジュメに参考文献が明記されているので復習の
際にはそれらを活用すること。
6.
予習と復習について
あらかじめダウンロードしたレジュメを見ながら当日の授業内容をイメージしておくこと。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
日本語による授業。
86
科目名:証券投資論特殊講義
1.
担当者: 室井芳史 時間: 2学期月3 対象学年:
3,4年
授業の目的と概要
保険数学の基礎と金融の基礎について講義を行う。
保険の基礎としては、生命保険の評価法、リスク理論の入門を解説する。
また、金融の基礎としては CAPM やオプション・プライシングについて解説する。
時間があれば、保険数学と数理ファイナンスとの接点部分についても講義する。
2.
学習の到達目標
生命保険の評価と数理ファイナンスの基礎的な講義を行う。破産理論を軸とした、保険数学の理論
の理解、ブラックショールズ・モデルの理解、生命保険の評価法の理解を目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
第1回~第4回:金融と保険の基礎
CAPM,保険の経済学,保険数学と確率分布,保険料算出原理
第5回~第9回:リスク理論と破産理論
Panjer 公式,破産確率の導出
第10回~第11回:数理ファイナンス(オプション評価)の基礎
ブラウン運動,ブラックショールズ・モデル
第12回~第15回:生命保険・年金の数理
死亡確率,生命保険・年金の評価
4.
成績評価方法
レポートの提出。
5.
教科書と参考書
Gerber, Hans : Life Insurance Mathematics
3rd. Ed. (Springer)
Dickson, David: Insurance Risk and Ruin (Cambridge University Press)
Damien, Lamberton and Bernard, Lapeyre :
Introduction to Stochastic Calculus Applied to Finance, 2nd. Ed.
(Chapman & Hall)
6.
予習と復習について
進度に合わせて、適宜個人的に行ってもらう。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
講義は日本語。質問は随時受け付ける。
87
科目名:加齢経済特殊講義
1.
担当者: 吉田
浩
時間:2学期火5
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
(1) The effect of aging on public finance, social welfare, public pension, and long term nursing care;
(2) Demand for children, labor supply, generational equity.
We discuss these issues basing on the theory of Neoclassical economics.
高齢社会の諸問題を近代経済学の知見で分析すること
2.
学習の到達目標
You will have the ability for analyzing the issues of aging using modern economic theory.
3.
授業の内容・方法と進度予定
(1) Economics of population aging, demand for children, economics of gender;
(2) Generational equity using the Generational Accounts;
(3) Economics of Household, time allocation, life time optimization;
(4) Economic effect of public pension.
公的年金、介護保険、少子化問題、家計の行動、世代会計など
4.
成績評価方法
Written exam, at the end of the semester, in July.
You can refer text and your notebook.
期末筆記試験、教科書と自筆ノートの持ち込み可
5.
教科書と参考書
Text: "Kourei Syakai no Keizai Bunseki; Economic analysis of Aging" in Japanese. This text
will be sold in the bookstore at the COOP shop in Kawauchi campus in autumn.
生協にてテキスト発売予定
6.
予習と復習について
Homework will be provided in the lecture.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
(1) You should have the basic knowledge of macro economics, microeconomics, econometrics.
(2) Office hour; 13:00-14:30 every Tuesday. (You have to reserve in advance.)
(3) The lecture will be provided partly in English.
(4) You can see the exam of last year at my office room.
去年の試験問題は研究室で公開しています。
88
科目名:医療経済学特殊講義
1.
担当者: 井深陽子
時間: 1学期月1 対象学年:
3、4年
授業の目的と概要
医療・保健・健康に関わる主体の行動・それらに関わる制度的な仕組み及び課題について、経済学
で分析する手法を習得することを目的とする。現在の医療保健制度に関する研究の多くは、財政学と
関連があるため、財政学の基礎に関しても学習する。
2.
学習の到達目標
医療保健・介護サービス市場における、個人(患者)、病院、医療介護従事者、保険者、政府の行
動分析のための標準的な経済学の手法を習得することを目標とする。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業では配布資料に基づいて、医療経済学・財政学に関する次の内容を扱う。
1. 健康と経済発展
2. 外部性と公共財
3. 費用便益分析
4. 政治経済学
5. 社会保障制度 1(年金、その他社会保険制度)
6. 社会保険制度 2(医療保険制度)
7. 医療サービス需要
8. 医療供給体制
9. 医療におけるイノベーション
10. 行動経済学と健康
4.
成績評価方法
授業への出席・貢献(40%)
、期末試験(60%)
5.
教科書と参考書
教科書は指定せず、配布資料に基づき講義を行う。
(参考書)
•
Bhattacharya, J, Hyde, T, and Tu, P(2014). Health Economics. Palgrave Macmillan. London.
•
Gruber, J (2013). Public Finance and Public Policy. Fourth Edition. Worth Publishers. New York.
6.
予習と復習について
自身で責任を持って授業内容理解に努める。授業で紹介された関連文献を読むことも推奨される。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
使用言語:英語
履修の条件:初級レベルのミクロ経済学、経済経営数学を履修済み、もしくは同等の知識を有するこ
と。
連絡先・オフィスアワー:初回の授業で連絡する。
89
科目名:財政特殊講義
1.
担当者:佐々木伯朗
時間:1 学期木2
対象学年: 3・4 年
授業の目的と概要
Public sector is one of the economic organizations which show large difference between countries. Using
economic and management theories, this course will deal with roles of the public sector in the economy, fiscal
differences between Japan and other countries, and how these differences emerged. In addition, how to provide
social services in recent severe fiscal conditions will be discussed. This lecture will be conducted in English.
2.
学習の到達目標
To understand normative economic role of the public sector and allocation of the role among each part of the
public sector. To know the fiscal character of Japan’s public sector and its difference from other countries. To
understand various forms of providing social services and fiscal contributions to the services in countries.
3.
授業の内容・方法と進度予定
Ⅰ. Introduction
Ⅱ. Three Economic Role of the Public Sector and Fiscal Federalism
Ⅲ. Welfare States and Privatization
Ⅳ . Japan’s Fiscal Character: Revenue, Expenditure, Fiscal Relationship between Central and Local
Governments
Ⅴ. Theory of Economic Organizations and Characteristics of Economic Organizations in Japan
Ⅵ. Third Sector in the Economy
Ⅶ. Comparing Social Services between Japan and Other Countries
Ⅷ. Conclusion
4.
成績評価方法
Attendance 30%, Mini-test 30%, Final Essay 30%, Motivation (Questions or Comments) 10%
5.
教科書と参考書
There is no specific textbook for this course; a reading list will be handed out at the beginning of the course.
Other useful internet sites of Japan’s fiscal statistics and materials are as follows:
The Ministry of Finance homepage http://www.mof.go.jp/
The
Ministry
of
Public
Management,
Home
Affairs,
Posts
and
Telecommunications
homepage http://www.soumu.go.jp/
The Cabinet Office homepage http://www.cao.go.jp
6.
予習と復習について
7.
その他(使用言語、履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
This course will be conducted in English. For clear understanding, it is recommended to have knowledge of
basic micro and macroeconomics in undergraduate level.
E-mail: [email protected]
Office Hour: Thursday 12:00-13:00
90
科目名:産業発展論特殊講義 担当者:川端 望 時間:2 学期(火 4)
1.
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
・産業の国際分業と企業の競争優位を規定する要因に関する基礎的な理論を学ぶ
2.
学習の到達目標
国際分業と競争優位を規定する要因に関して、理論的に考察できるようになること。現代の先端的
な研究の出発点になった基礎的な著作・論文を理解して、それぞれの個別的研究の基礎をつくること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下の内容で進める。
・経済開発と産業:工業の自立と発展
・動態的比較優位の理論:雁行形態論。貿易と直接投資論。プロダクト・サイクル論
・国の競争優位論:ダイヤモンド・モデル
・直接投資と多国籍企業の理論:寡占と階層的分業論。内部化論。折衷パラダイム。トランスナショ
ナル企業論
・生産ネットワーク・集積論:グローバル価値連鎖論
4.
成績評価方法
出席と発言:40%
5.
期末試験:60%
教科書と参考書
雑誌や単行書から抜粋して多数利用する。イメージ形成のため、著者名とタイトルを例示する。
速水佑次郎『開発経済学』/K. Akamatsu, A Historical Pattern of Economic Growth in Developing
Countries/小島清『雁行型経済発展論』/R. Vernon, International Investment and International Trade in
the Product Cycle/M. Porter, Competitive Advantage of Nations.(邦訳『国の競争優位』)/S. Hymer, The
International Operations of National Firms.(邦訳『多国籍企業論』)/J. H. Dunning, Multinational
Enterprises and the Global Economy
6.
予習と復習について
・理論的な論文を多数読むので、相当な予習が必要である。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
・概論レベルのミクロ経済学かマルクス経済学を理解していることが必要。経済数学は使わない。
・教員の講義は日本語で行う。受講者によるレジュメと報告は日本語か英語のどちらかでよいが、
討論は日本語とする。試験は日本語で出題する。解答は日本語か英語とする。
・長文と添付ファイルを取り扱える電子メール環境を持っていること。
・1、2 回目はガイダンスとする。履修希望者は必ず出席するか、掲示で指定する期限までにメール
等 で 連 絡 す るこ と 。 いず れ も 行 わ ない 場 合 は履 修 を 認 め ない 。 ア ドレ ス は 以 下 の通 り 。
[email protected]
・オフィスアワーは授業中に指定する。
91
科目名:グローバル経営史特殊講義 担当者: 菅原歩
1.
時間:1学期水6 対象学年:3・4年
授業の目的と概要
Objective: The objective of this class is to get basic knowledge on Japanese overseas business
as a part of global business history.
Outline: The main topic is Japanese company’s manufacturing activities in the United States
in the 1990s.
2.
学習の到達目標
The goal of this class is to understand how Japanese production system worked and what was
challenge to the system in foreign countries.
3.
授業の内容・方法と進度予定
Plan: The main content of this class is based on the below mentioned textbook, The Hybrid Factory
in the United States.
1. Introduction; 2. Background and analytical method; 3. Strategy of Japanese
companies; 4. Japanese companies’ investments in the U.S. and Asia; 5. Case studies 1: Toyota,
Honda, Toshiba; 6. Case studies 2: Hansens, GM, Ford; 7. Car industries in the U.S.; 8. Japanese
hybrid factory in the U.S.: overview; 9. Automobile factories: assembly; 10. Automotive
factories: components; 11. Consumer electronics factories: assembly; 12. Overview and
conclusion; 13. Student Group Final Presentations.
Student groups also make interim presentations in suitable class dates.
4.
成績評価方法
Students will be evaluated based on: Contribution to discussion (20%), Interim Presentation
(30%), and Final Examination (50%). Details of the presentations depend on the number of
participants.
5.
教科書と参考書
Tetsuji KAWAMURA, eds., The Hybrid Factory in the United States: The Japanese-Style Management
and Production System under the Global Economy, Oxford University Press, 2011
6.
予習と復習について
Preparation: To read in advance chapters related to the topics in the each class.
Review: To make presentations based on knowledge from the each class.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
Requirement: To understand that the class is for master course graduate; To have English
capability to make presentations and to join discussion.
Email: [email protected]
Office-hour: Tuesday, 13:00-14:00
92
科目名:国際経営特殊講義
1.
担当者: 金熙珍
時間:1学期金2
対象学年:
4
授業の目的と概要
Business today is by all measures global. No business or industry of any size is immune from the
global environment. The primary objective of this course is to explore the distinctive nature of
international business. The course will cover basic theory and practical implications of major and current
issues of international business.
2.
学習の到達目標
1. To understand challenges of MNCs (Multinational Companies) competing in diversified global
markets.
2. To understand the current issues involved in emerging market strategy.
3.
授業の内容・方法と進度予定
1) Introduction to course
2) Globalization of a firm (1)
[Readings]
①Vahlne, J. Ivarsson, I. and Johanson, J. (2011) The tortuous road to globalization for Volvo’s heavy
truck business: Extending the scope of the Uppsala model, International Business Review 20, 1-14.
②Saraseno, T.(2014) Voices from the Front Lines, Harvard Business Review, 2-7.
3) Globalization of a firm (2)
[Readings]
①Matusitz, J. (2011) Disney’s successful adaptation in Hong Kong: A gloclization perspective, Asia
Pacific Journal of Management 28, 667-681.
②Khanna, T. (2014) Contextual Intelligence, Harvard Business Review, 4-11.
4)
IB and Culture
[Readings]
① Hofstede, G. (1983). The cultural relativity of organizational practices and theories, Journal of
International Management Studies, 14(2), 75-89.
②Hofstede, G. (2007). Asian management in the 21st century, Asia Pacific Journal of Management 24,
411-420.
③Shook, J. (2010) How to change a culture: Lessons from NUMMI, MIT Sloan Management Review,
63-68.
5) IB and Language
[Readings]
①Neeley, T. and Kaplan R.S. (2014) What’s your language strategy?, Harvard Business Review, 2-8.
②Maddux, W.W., Kim, P.H., Okumura, T. and Brett, J.M. (2012) Why “I’m sorry” doesn’t always
translate, Harvard Business Review, 2
③Harzing, A., Koster, K. and Magner, U. (2011) Babel in business: The language barrier and its solutions
in the HQ-subsidiary relationship, Journal of World Business 46, 279-287.
6)IHRM(International Human Resource Management)
[Readings]
93
①Schuler, R.S., Jackson, S.E. and Tarique, I. (2011) Global talent management and global talent
challenges: strategic opportunities for IHRM, Journal of World Business 46, 506-516.
②Unruh, G.C. and Cabrera, A. (2013) Join the global elite, Harvard Business Review, 2-6.
③Grant, E.A. (2008) How to retain talent in India, MIT Sloan Management Review
7)
Global Marketing
[Readings]
①Buzzell, R.D. (1968) Can you standardize multinational marketing? , Harvard Business Review,
102-112.
②Levitt, T. (1983) The Globalization of Markets, Harvard Business Review, 2-11.
8) Emerging Market Strategy (1)
①Prahalad, C.K. and Lieberthal, K. (1998) The End of Corporate Imperialism, Harvard Business Review,
2-11.
②Radjou, N. and Prabhu, J. (2012) Mobilizing for growth in emerging markets, MIT Sloan Management
Review, 81-88.
③Shankar, S. and Ormiston, C. (2008) How to win in emerging markets, MIT Sloan Management
Review, 19-23.
9)
Emerging Market Strategy (2)
① London, T. and Hart, S.L. (2004) Reinventing strategies for emerging markets: beyond the
transnational model, Journal of International Business Studies, 350-370.
②Mahajan, V. (2013) Understanding the Arab Consumer, Harvard Business Review, 2-6.
③Park, S.H. and Vanhonacker, W. R. (2007) The challenge for multinational corporations in China:
Think local, act global, MIT Sloan Management Review, 8-15.
10)
Emerging Market Strategies of Japanese Firms
①Shintaku, J. and Amano, T. (2009) Emerging market strategies of Japanese firms: Reshaping the
strategies in the growing markets, MMRC Discussion Paper Series, 1-33.
②Wakayama, T., Shintaku, J. and Amano, T. (2012) What Panasonic learned in China, Harvard Business
Review, 2-6.
11) Semiglobalization
①Ghemawat, P. (2001) Distance still matters: the hard reality of global expansion, Harvard Business
Review, 1-11.
②Ghemawat, P. (2003) Semiglobalization and international business strategy, Journal of International
Business Studies 34, 138-152.
12)
Reverse Innovation
[Readings]
①Immelt, J.R., Govindarajan, V. and Trimble, C. (2009) How GE is disrupting itself, Harvard Business
Review, 3-11.
②Markides, C.C. (2012) How Disruptive Will Innovations from Emerging Markets Be?, MIT Sloan
Management Review, 23-25.
③Simanis E. and Hart, S. (2009) Innovation from the inside out, MIT Sloan Management Review, 77-86.
④Steinfeld, E.S. and Beltoft, T. (2014) Innovation lessons from China, MIT Sloan Management Review,
49-55.
94
13) BoP(Bottom of the Pyramid) Business and MNC
①Prahalad, C.K. and Hammond, A. (2002) Serving the worlds’ poor, profitably, Harvard Business
Review, 4-11.
②London, T. (2009) Making better investments at a base of the pyramid, Harvard Business Reivew, 1-11.
③Rangan, V. K. , Chu, M. and Petkoski, D. (2011) Segmenting the base of the pyramid, Harvard
Business Review, 2-6.
④Simanis, E. (2012) Reality check at the bottom of the pyramid, Harvard Business Review, 2-6.
14) Catch up & Review
15) Catch up & Review
4.
成績評価方法
1. Readings summary (for every lecture): one page summary for one reading 50%
2. Participation to class discussions 50%
5.
教科書と参考書
Readings will be sent by e-mail in advance of the lecture. As lectures do not conform to the structure
adopted by standard textbooks, it is very important to attend class.
6.
予習と復習について
Class participation is stressed. Effective interaction will enhance the learning experience of all class
members. Carefully doing the required readings in preparation for classes.
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
95
科目名:中級ミクロ特殊講義
1.
担当者: 井深陽子 時間: 1 学期
月2・木1 対象学年:3、4年
授業の目的と概要
近代経済学に基づく経済分析の基礎となる「ミクロ経済学」のうち、主に価格理論に関して、学部
上級レベルの内容を扱う。授業は講義と演習からなる。
2.
学習の到達目標
学部上級レベルのミクロ経済学の知識と分析手法を身に着ける。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業は以下の内容で進行する予定であるが、進度等により適宜変更を加える可能性がある。
1. 数学的基礎
1-1. 線形代数
1-2. 静学的最適化問題
2. 生産者理論
2-1. 技術
2-2. 利潤最大化問題
2-3. 利潤関数
2-4. 費用最小化
2-5. 費用関数
2-6. 双対性
3. 消費者理論
3-1. 効用最大化問題
3-2. 選択
3-3. 需要
3-4. 消費者余剰
4. 完全競争市場
5. 市場の失敗
5-1. 不確実性
5-2. 独占
5-3. 公共財
5-4. 情報
4.
成績評価方法
宿題(演習問題)30%、中間試験 30%、期末試験 40%
5.
教科書と参考書
Hal R. Varian (1992) Microeconomic Analysis, 3rd edition, Norton, New York, NY.
96
6.
予習と復習について
予習は授業の理解を深めるため、授業前に該当範囲の教科書を学習することを強く推奨する。復習
は不可欠である。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:ミクロ経済分析、経済経営数学の単位を取得済みであること。受講希望者が 30 名を上
回った場合には、受講許可者を上記 2 科目の成績に基づいて決定することがある。受講希望者は必ず
第 1 回目の講義に出席して下さい。
連絡先・オフィスアワー:初回の授業で連絡します。
97
科目名:中級マクロ経済学特殊講義 担当者:北川 章臣
1.
時間:1 学期
対象学年:3・4 年
授業の目的と概要
大学院レベルのマクロ経済学で習得すべき内容のうち、動学経済分析の基礎について解説する。
取り扱うのは、ソローモデル、最適成長モデル、世代重複モデル、内生成長モデルといった基本
的な動学経済モデルである。併せて、変分法・最大値原理・動的計画法といった動学最適化の方
法についても解説したい。
2.
学習の到達目標

動学最適化の方法を習得する。

経済成長や景気循環を取り扱った学術論文を読みこなせるようになる。

動学一般均衡モデルを構築し、それを使って理論的な分析ができるようになる。

3.
授業の内容・方法と進度予定
以下の内容を講義する。
1. ソローモデル
2. 世代重複モデル
3. 最適成長モデル(ラムゼイ・モデル)
4. 内生成長モデル
なお、必要な数学(動学最適化の方法)についてはその都度解説する。
4.
成績評価方法
筆記試験とほぼ毎回課される宿題の提出状況によって評価する。
5.
教科書と参考書
教科書は使用しない(講義ノートを配布する予定)
。参考書として次の 2 冊を挙げておく。

齊藤誠「新しいマクロ経済学」
(新版)有斐閣 2006

D. Romer, Advanced Macroeconomics,(4 版) McGraw-Hill/Irwin, 2011
6. 予習と復習
理解を確実にするためにほぼ毎回宿題を課する予定である。
7.
その他
受講者が微分積分および微分(差分)方程式に関する初歩的な知識を持っていることを授業の前提
とする。

オフィスアワー: 事前にアポイントメントを取ること。

担当教員 HP: http://www.econ.tohoku.ac.jp/~kitagawa/

E-mail: [email protected]
98
科目名:中級計量経済学特殊講義
1.
担当者:照井 伸彦
学期: I 学期
授業の目的と概要
本講義は,公共政策コースの科目 1 つとして,経済データの分析の方法について講義を行
う。方法論の中心は回帰分析と時系列分析であり,各回の講義の後にその内容について計量
分析ソフトウェアを用いて,実際のデータを分析する実習を行う。
2.
学習の到達目標
経済データ分析の方法論の修得とデータ解析の実習からなる本講義は,公務員試験の知識やその後
の官庁エコノミスト必要な技術が修得できる。また、企業経営や会計分析、その他広範な領域の実証
分析や情報解析の基本的ツールであり、これらの分野で求められる知識と技術が修得できる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
1.計量経済学とは
2.単回帰モデル、仮説検定
3.線形代数の基礎
4.重回帰モデル(最小2乗推定量、ガウス・マルコフの定理、残差回帰など)
5.重回帰モデルにおける問題点(過小定式化、過大定式化、多重共線性など)
6.不均一分散モデルと一般化最小2乗法
7.同時方程式モデル(操作変数法、2段階最小2乗法など)
4.
成績評価方法
学期末試験に実習の成績を加味して評価する。
5.
教科書と参考書
テキスト:教科書:浅野晳 中村二郎 (著) 計量経済学 第2版 有斐閣
参考書:
G.S.マダラ著(和合訳)「計量経済分析の方法(第 2 版)
」
(CAP 出版)
森棟・照井・中川・西埜・黒住著「統計学」
(有斐閣)
6. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
企業経営や会計分析、その他分野の実証分析やデータ分析に関心ある受講生も人数制限の範囲で参
加を認める。統計学基礎の知識を前提とする。
積上げ型の学習となるので,毎回確実な復習と予習が必要となる。
オフィスアワー等は授業中に指示する。
99
《演 習 専 門 科 目》
科目名:演習ⅠA・ⅠBおよびⅡA・ⅡB
対象学年:3・4年
1.
担当者:学部演習担当教員
時間:1・2学期
※各演習の詳しい概要は2年次に配付された「演習シラバス」を参照のこと
授業の目的と概要
「演習専門科目」
(ゼミナール)は、専門的なテーマについて少人数で、教員・学生間の双方向の
コミュニケーションを通し、学生の積極的な知的探求能力を向上させることを目的とします。
2.
学習の到達目標
3・4年次の演習を通して得た学習の成果を、演習論文にまとめることを最終的な目的とします。
各演習ごとの詳しい内容は、2年次にゼミ所属決定選考のため配付された「演習シラバス」を参照
してください。
3.
授業の内容・方法と進度予定
以下、各演習ごとの詳しい内容は、2年次にゼミ所属決定選考のため配付された「演習シラバス」
を参照してください。
4.
成績評価方法
5.
教科書と参考書
6.
予習と復習について
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
100
《関
連 科 目》
科目名:民法
1.
担当者:石垣茂光
時間: 1学期水2・金1
対象学年:3・4年
授業の目的と概要
民法は、市民生活関係(経済取引関係と家族関係)をルールづけている。本講座では、とくに経
済取引に関する部分を中心として、民法がどのように経済取引を規律しているのかをみていくこと
にする。そのために、具体的な場面を想定し、その場合にどのような条文が適用されることになる
のかといったことを、さらに実際の裁判例にも多く触れながら具体的に理解する。これにより、経
済活動をルールづけている民法を具体的に知ることができるとともに、経済を多面的・立体的にみ
ることにも資することになる。
また、一般法としての民法は、様々な領域において特別法による修正を受けている(例えば消費
者契約法・借地借家法・PL 法など)
。そこで、できる限りこのような特別法も紹介する。
2.
学習の到達目標
紛争を法的に解決するとは、当事者間でどのような権利・義務が発生しているのかを確定し、そ
の権利内容を強制的に実現することである。そこで、このような思考方法を理解・習得することに
よって社会事象を法的にみる力を養う。
さらに、具体的な紛争問題に触れることによって、社会生活における実践的な法律知識の習得に
努める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
具体的な場面を想定しながら民法を理解するために次のような項目をたてながら勉強する。
(その1)ネットオークションで物を買う(契約当事者、契約の成立要件・有効要件、動産物権変
動、双務契約の特性、売主の担保責任、債務不履行・解除)
(その2)アパートを借りる(賃貸借契約、代理、借地借家法)
(その3)アルバイトをする(雇用契約、安全配慮義務、相殺)
(その4)訪問販売・キャッチセールスについて(特定商取引法、消費者契約法)
(その5)預金する(預金契約、誤振込み、譲渡禁止特約、債権の準占有者への弁済、電子マネー)
(その6)車を買う(動産物権変動、提携ローン)
(その7)借金をする(消費貸借契約、利息制限法、保証契約、消滅時効)
(その8)クレジットカードを使う(立替払い契約、抗弁の接続、錯誤)
(その9)マイホームを買う・建てる(不動産物権変動、危険負担、売主の担保責任、取得時効、
住宅ローン(担保物権)
)
(その 10)お金を貸す(債権回収方法、債権者代位権・債権者取消権)
4.
成績評価方法
定期試験に基づいて評価する。
5.
教科書と参考書
教科書:とくに指定しない。なお、コンパクトなもので十分だが、六法は必携である。
6.
予習と復習について
レジュメを毎回配布するので、それを活用しながら、自分のオリジナルノートを作成すること。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
法の適用に答えはない。時代や社会の変遷によって法の解釈は変化する。つまり、実際の紛争に
あたって、どのように解決すべきか、どのように法を適用すべきかは常に問題となる。したがって、
受講にあたっては自ら問題意識を持って主体的に取り組むことが必要である。
なお、疑問・質問があればいつでも受け付ける([email protected])。
101
《実
習 科 目》
科目名:簿記1
1.
担当者:成田由加里
時間:1学期金2
対象学年:1・2・3・4学年
授業の目的と概要
企業の経済活動を表す財務諸表を作成するために基本となる簿記の考え方を学ぶ。対象とするのは
個別財務諸表であり、個別財務諸表作成レベルの簿記の理解をその目的とする。
2.
学習の到達目標
個々の取引を適格に処理し、総合問題に対する解答力を高めていくことにより個別財務諸表を作成
する力を養い、簿記の考え方について理解を深める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業の内容
企業活動と会計
複式簿記の基本原理
販売~一般商品販売
販売~特殊商品売買
棚卸資産
金銭債権・貸倒引当金
有価証券
税金
授業の方法
理解状況確認のために期中テストを随時実施する。
4.
成績評価方法
・ 期末テスト
50% 期中テスト 50% で評価する。
・ AA (90 点以上)、A(80 点以上 90 点未満)、B(70 点以上 80 点未満)、C(60 点以上 70 点未満)D
(60 点未満;不合格)
5.
教科書と参考書
必要に応じて講義で紹介する。
6.
予習と復習について
予習復習は必ず行うこと
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:日商簿記 2 級程度の知識を有することが望ましい
オフィスアワー:授業のある日 午後 7:30~午後 9:00
連絡先:e-mail:授業で提示する。
102
科目名:簿記2
1.
担当者:成田由加里
時間:2学期金2 対象学年:1・2・3・4学年
授業の目的と概要
企業の経済活動を表す財務諸表を作成するために基本となる簿記の考え方を学ぶ。対象とするのは
個別財務諸表であり、個別財務諸表作成レベルの簿記の理解をその目的とする。
2.
学習の到達目標
個々の取引を適格に処理し、総合問題に対する解答力を高めていくことにより個別財務諸表を作成
する力を養い、簿記の考え方について理解を深める。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業の内容
・外貨換算
・税効果会計
・資金調達~株主資本・自己株式・新株予約権
・資金調達~ファイナンスリース
・人事 ~退職給付会計・賞与・ストックオプション
・固定資産~減損
・金融商品~デリバティブ・ヘッジ会計
・外部開示財務諸表作成~株主資本等変動計算書
授業の方法
理解状況確認のために期中テストを随時実施する。
4.
成績評価方法
・ 期末テスト
50% 期中テスト 50% で評価する。
・ AA (90 点以上)、A(80 点以上 90 点未満)、B(70 点以上 80 点未満)、C(60 点以上 70 点未満)D
(60 点未満;不合格)
5.
教科書と参考書
必要に応じて講義で紹介する。
6.
予習と復習について
予習復習は必ず行うこと
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
履修条件:日商簿記 2 級程度の知識を有することが望ましい
オフィスアワー:授業のある日 午後 7:30~午後 9:00
連絡先:e-mail:授業で提示する。
103
科目名:原価計算1 担当者:西村一幸 時間:1学期(土 )
1.
対象学年:1・2・3・4 年
授業の目的と概要
工業簿記及び原価計算の基礎を身につけること。ある処理方法のデメリットを補うために別の処
理方法が考案されてきたケースが多いので、単に各処理方法を理解するのではなく、進化した過程
をも理解していく。
2.
学習の到達目標
・原価計算2と合わせてはじめて全体を理解することになる。
・商業簿記と工業簿記の違いを理解する。
・人・物・資金を投入してから製品を販売するまでの流れを理解する。
・実際原価計算制度を理解する。
3.
授業の内容・方法と進度予定
第1回は講義の概要、講義の進め方、成績評価、学習方法などについて説明を行う。
第2回から第15回までに学習する項目は、次のとおりである。
工業簿記・原価計算の基礎
費目別計算(材料費会計、労務費会計、経費会計)
製造間接費の処理
部門別計算
個別原価計算
単純総合原価計算
総合原価計算
総合原価計算における仕損費・減損の処理
工程別総合原価計算
原則として講義毎に宿題を課す。また、随時小テスト・出欠確認を行う。
(小テストの回数及び実施日は、原則としてアナウンスしない。2回目以降履修登録期間中
に出欠確認を行う場合があるので、履修登録期間中に欠席しないこと。)
4.
成績評価方法
宿題(40%)
、小テスト及び出席状況(45%)
、授業に対する姿勢(15%)
5.
教科書と参考書
オリジナルのテキストを使用する。
(各自ダウンロード)
6.
予習と復習について
予習:余力があれば、次回講義分について予習することが望ましい。
復習:毎回宿題を課しているので、事例について今回以前の分までを反復継続的に
復習し、いつ小テストがあっても大丈夫なようにしておく必要がある。
7.
その他
原価計算2を履修することが条件である。
会計専門職の講義でもあり、会計専門職の受講生のレベルで講義を進めるので、初学者が
単位を取得するためには相当な努力が必要である。
最後まで講義に出席する学部生を期待する。
講義が土曜日であるため、就職活動等で欠席が多いことが予想される場合は、登録しないこと。
104
科目名:原価計算2 担当者:西村一幸 時間:2学期(土
1.
)
対象学年:1・2・3・4 年
授業の目的と概要
工業簿記及び原価計算の基礎を身につけること。ある処理方法のデメリットを補うために別の処
理方法が考案されてきたケースが多いので、単に各処理方法を理解するのではなく、進化した過程
をも理解していく。
2.
学習の到達目標
・原価計算1と合わせてはじめて全体を理解することになる。
・工業簿記のうち主として標準原価計算制度を理解する。
・制度外として直接原価計算を理解する。
・原価計算の基礎を理解する
3.
授業の内容・方法と進度予定
講義の概要、講義の進め方、成績評価、学習方法などについて説明は、原価計算1で行っている
ので、第1回から早速講義を行う。
第1回から第15回までに学習する項目は、次のとおりである。
組別総合原価計算
等級別総合原価計算
連産品・副産物
標準原価計算
直接原価計算
製造原価報告書・損益計算書
本社工場会計
営業費計算
事業部の業績評価
原則として講義毎に宿題を課す。また、随時小テスト・出欠確認を行う。
(小テストの回数及び実施日は、原則としてアナウンスしない。2回目以降履修登録期間中
に出欠確認を行う場合があるので、履修登録期間中に欠席しないこと。)
4.
成績評価方法
宿題(40%)
、小テスト及び出席状況(45%)
、授業に対する姿勢(15%)
5.
教科書と参考書
オリジナルのテキストを使用する。
(各自ダウンロード)
6.
予習と復習について
予習:余力があれば、次回講義分について予習することが望ましい。
復習:毎回宿題を課しているので、事例について今回以前の分までを反復継続的に
復習し、いつ小テストがあっても大丈夫なようにしておく必要がある。
7.
その他
原価計算1を履修していることが条件である。
会計専門職の講義でもあり、会計専門職の受講生のレベルで講義を進めるので、初学者が
単位を取得するためには相当な努力が必要である。
最後まで講義に出席する学部生を期待する。
講義が土曜日であるため、就職活動等で欠席が多いことが予想される場合は、登録しないこと。
105
科目名:グローバルリーダーシップ開発
1.
担当者: 藤本・池谷 時間:不定期
対象学年:全学年・院生
授業の目的と概要
グローバルリーダーに要求されるコミュニケーション、プレゼンテーション、課題解決、チームワ
ークなどの多様なスキルについて、学生が主体的に参加して経験的に学習するPBL(Project based
learning)型授業を通して習得する。チームごとにグローバルな社会問題や経済的ニーズを背景とす
るビジネスプランを立案し、最終授業では経営コンサルタントなどの専門家を招いてビジネスコンテ
ストを開催し、チームごとに策定したビジネスプランを発表する。
2.
学習の到達目標
①グループワークを通じて、コミュニケーションやコンセンサスの重要性・難しさを実感する。
②ビジネスプランの策定を通して、情報収集、企画立案、プレゼンテーション、およびレビューを
通して「仕事のPDCAサイクル」のフレームを経験的に学習する。
③自らテーマを設定しプロジェクトに参画することで、主体的に取り組むことの楽しさを知る。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業の大半はチームによる学内外でのフィールドワークが中心となるが、初期の授業ではビジネス
プランの策定に必要な実際のビジネス(収益)モデルのフレームワークや考え方およびチームでの課
題解決の手法などを演習形式で学習する。
1)ビジネスプランとは何か。
実際のビジネスモデルを構想し計画するためには、どのような視点から何を具体的に考えなければ
いけないのか。その策定のために、チームとしてどのように行動計画を立案し、実際に情報収集し、
様々な課題を解決すべきか、ということについて必要な知識やスキルを演習形式で学習する
2)ビジネスプランの構想とテーマ決定および計画書策定
グローバルな社会問題や経済的ニーズを背景として、チームごとにユニークなビジネスの構想やテ
ーマを検討し、ビジネスプラン策定のための行動計画を立案する。
3)企画調査の実施
文献やインターネットを調べたり、自ら足を運びインタビューを敢行したり、ビジネスプランの策
定に向けて必要な情報を収集する。
4)ビジネスコンテストでのプレゼンテーション&活動レビュー
各グループがビジネスプランを発表し、質疑応答を経て評価による順位づけをする。また、これま
での活動内容と成果をレビュー(振り返り)する。
4.
成績評価方法
授業への参加度(50%)と最終授業でのプレゼン内容(50%)で評価する。
5.
教科書と参考書
授業でレジュメを配布する(特定のテキストはない)
。
6.
予習と復習について
特になし 当初に計画に遅れを生じている場合は宿題あり。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
授業は月に1度程度の割合で木曜日午後を中心に 2~3 コマの連続する時間帯で実施する。初回授
業のオリエンテーションは 10 月 8 日(木)13:00 より開催し、グループ分けと今後のスケジュール
を確認するので受講希望者は必ず参加すること(都合がつかない場合は事前に担当教員にメールで連
絡すること)
。
106
科目名:キャリア・プランニング
1.
担当者: 藤本・小形
時間:連続講義 対象学年:1・2・3年
授業の目的と概要
自分の将来的なキャリアをデザインし形成するということの意味を主体的に考え、これからの大学
生活を有意義なものとし、近い将来の社会人としての職業生活のあり方や指針を自覚するための気づ
きの機会を提供する。
2.
学習の到達目標
①近い将来に社会に出て働く意味や職業について考え、自らの将来をイメージする。
②さまざまな職業を考え見つめることにより、仕事をする世界、社会を取り巻く環境を理解する。
③自分自身の将来のあるべき姿をイメージし、その姿に到達するために必要な計画をたてる。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業の大半は、一方的に聞くだけの通常の講義などとは大きく異なり、自分自身を振り返るための
省察やグループワークによる討議と発表などの主体的な参加が中心の演習形式である。
1)キャリアとは何か
キャリアとは何か、デザインするということはどのようなことか、有意義なキャリア形成の要件と
は何か?
2)社会的職業と仕事の分析
社会にはどのような職業が存在するのか、実際の仕事とはどのようなものか(学生時代のアルバイ
トとは何が違うのか)
、社会は大学卒業者に何を望むのか?
3)自分自身の分析
自分の大切な価値観とは何か、自分はどのような職業に適しているのか、自分は社会に出て何をし
て役立つのか? ※職業適性検査を実施します。
4)自分のキャリアのデザイン
自分の近い将来のあるべき姿とはどのようなものか、そしてこれからの大学生活の過ごし方(生活、
アルバイト、授業への参加、恋愛関係など)はどうあるべきか?
4.
成績評価方法
授業への参加度(50%)とレポート(50%)で評価する。
5.
教科書と参考書
授業でレジュメを配布する(特定のテキストはない)
。
6.
予習と復習について
簡単な事前課題(予習)とレポート(復習)あり。
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
2015 年度の開講予定は、9 月 28 日(月)・29 日(火)・30 日(水)のいずれも 1 時限目から 5 時限目ま
での終日の研修形式(グループワークによる演習)である。グループメンバーの相互協力が前提とな
るため、特別な事情がない限り 3 日間の授業に全て出席することが前提条件である。
107
科目名:インターンシップ
担当者:高浦康有、小形美樹
時間:下記参照 対象学年:2・3・4 年
1.
授業の目的と概要
在学中に大学での授業を通じて修得した理論や知識を、企業や NPO、公的機関等の実社会で実践し体
験する機会を提供する。それによって、経済・経営現象についての理解・関心を深め、ものの見方や考
え方を養うと同時に、人格形成や将来のキャリア形成に役立てることを目的とする。
2. 学習の到達目標
大学で修得した専門的知識を実社会の問題に結び付けて活用する能力を高められるようになる。また
広い視野と考え方を身につけ、将来的なキャリアについて考えるヒントを得る。
3. 授業の内容・方法と進度予定
インターンシップ科目の履修方法は他の科目と大きく異なる ので、注意すること。
(1)第1学期の履修登録期間中にWebで、連続講義と同様に履修登録する(単位数の確定は最終審
査を以って、担当教員が一括して行う)
。履修登録・変更期間終了後に、事前研修のクラス割り当て
を掲示するので確認する。
(2)6~7月(詳細は時間割表で確認のこと)
、学内で実施される事前研修に参加する。
(3)6月頃からインターンシップ公募情報(教務掲示版(とくに官公庁等)、本学キャリア支援セン
ターHP 等)をもとに受入機関を自ら探し、採用試験等を受ける。受入先が決まったら、すみやかに受
入機関による協力承諾を取り付けた上、
「インターンシップ実施届」等の必要書類を教務係窓口に提
出する。
(4)就業体験期間中は、毎週「インターンシップ週間活動報告書」
(週報)を作成する。
(5)就業体験終了後、受入機関に「インターンシップ受入機関所見」の送信を依頼するとともに、週
報、成果物及び「インターンシップ終了報告書」等の必要書類を教務係窓口に提出する。
※以上の関係書式は、キャンパス・コミュニティを通じて入手可能である 。
4. 成績評価方法
担当教員は、出席簿等により事前研修に既参加であるかどうか、並びに「実施届」が提出済みである
か否か等の認定要件を確認した上で、提出資料ほかに基づいて履修単位数及び成績を決定する。担当教
員は記載内容の確認を要する場合など必要に応じて学生と面談を行うことがある。
5. 教科書と参考書 なし
6. 予習と復習について 実習先の指示等に従うこと
7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
以下の要件をすべて満たすプログラムに限って当該年度の単位修得を認める。
(1) 受入機関が「公募」によって参加者募集を行っていること*
(2) 受入機関での実習時間数が単独で「20時間以上」
、他のプログラムと合算し「40時
間以上」であること
(3) 当該年度の所定期間内に実施されるプログラムであること**
(4) 「学生教育研究災害傷害保険」等の災害補償の保険・共済に加入していること
(5) 受入機関が単位認定のための諸手続に協力することを承諾すること
*
実体としてアルバイトや労務の提供ではなく、研修的要素を備えたインターンシップとして実施さ
れるものに限る。報酬・手当の有無は問わない。
** 原則として、学内の事前研修(6~7月に実施される)最終クラスの終了日翌日から当該年度の第
2学期定期試験日程の開始日前日までを期間として定める。第2学期定期試験日程の開始日から、次
年度の学内事前研修最終クラスの終了日までに実施されたプログラムを受講した場合は、当該年度
から引き続き科目登録する場合に限り、次年度の単位取得対象として認める。
その他、詳細は今年度版の学生便覧(抜粋)の「インターンシップ履修要領」を参照すること。
問い合わせ先:
東北大学経済学部・経済学研究科 教務係
E-mail: intern@econ.tohoku.ac.jp (インターンシップ専用メール:@は半角に要変換)
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