募集職種及び配属 職種: ポスドク(嘱託社員) 場所: 東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター・臓器細胞工学分野 田原研究室 所属長: エンスィーナス ジェフリー オープンイノベーション・創薬推進部 部長 研究開発本部 サノフィ株式会社 開始時期: 2015年6 月以降 期間:2年 職務目的 サノフィでは、本年1月より東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター・臓器細胞工学分野 田原研究室と 肝臓がんおよびその他のがんの免疫制御分子を標的とした炎症性疾患およびがん領域における新たな分子標的薬の 創出を目的に共同研究を行っております。 この度、共同研究を加速化するための当該研究に携わる嘱託社員を募集しております。 候補者は、新規免疫調節分子の有効性と作用機序の解明するための科学的および技術的な専門知識を活用できる 方で、採用後は、大学で共同研究者ともに、実験の計画立案・実施・最適化およびその結果報告を行っていただき ます。 この実験には、疾患病因における候補化合物の作用機序を解明するためのデータ取得だけでなく、候補化合物の 最適化に必要な評価系の構築、そして、そこで得られた作用機序がヒトへ外挿可能であることを示すためのデータ 取得が含まれます。 さらに、この試験の結果をまとめ、著名な学術誌に1~2報の論文発表していただきます。 職務内容 1. 田原教授の研究室では、抗腫瘍免疫反応の制御に関係する重要なチェックポイント分子を同定しています。 腫瘍に対する免疫反応を増強することができるそのチェックポイント分子を阻害する抗体の作用機序の解明を 行っていただきます。 2.自然発症腫瘍モデルで、このチェックポイント分子が高発現することが知られていますので、腫瘍摘出ヒト組 織でのチェックポイント分子の発現を調べ、その発現と抗腫瘍免疫反応の特徴の関係を調べることにより、腫 瘍の増悪に対するチェックポイント阻害剤の治療薬としての可能性を確かめていただきます。 3.最適な治療方法を決定するため、がん細胞毒性薬投与によるがん細胞株のチェックポイント分子発現を調べ、 免疫応答性マウス腫瘍モデルにて抗体と細胞毒性薬の併用療法の効果を検討していただきます。 応募資格 学位経歴 • 免疫学、腫瘍学、もしくは関連する医学過程の博士号取得者 . 経験、能力資格 ・ 免疫疾患モデルモウスを用いた実験経験があり、自然、獲得免疫反応解析や炎症病理解析の経験者、腫瘍組織 病理解析の経験者。 ・ 分子免疫、細胞免疫に関連する技術を保持し、試験を独自に計画し、遂行できる方。 ・ モチベーションが高く、問題解決に様々な角度から前向きに挑める方。 ・ 日本語での口頭、書面において優れたコミュニケーション力を有し、英語の会議等に参加して、発表、討議が できる方。 処遇待遇 サノフィの契約社員に準じます。 問い合わせ先 東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター・臓器細胞工学分野 TEL:03-5449-5582 [email protected] 教授 田原 秀晃
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