ノバルティス ファーマ株式会社 〒105-6333 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー http://www.novartis.co.jp/ MEDIA RELEASE • COMMUNIQUE AUX MEDIA • MEDIENMITTEILUNG 2015年5月21日 報道関係各位 ノバルティス ファーマ株式会社 この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2015年5月20日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳 (要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。 英語版はhttp://www.novartis.comをご参照ください。 ノバルティス、COPD 患者対象の QVA149 および NVA237 における 2 つの米国第 III 相臨床試験プログラムを発表 • 中等症から重症の COPD 患者さんを対象に実施された EXPEDITION 試験プログラ ムにおいて QVA149 は呼吸機能、息切れおよび健康関連の QOL を改善 1-7 • 中等症から重症の COPD 患者さんを対象に実施された GEM1 および GEM2 試験 において NVA237 は有意かつ臨床的意義のある呼吸機能改善を示す 8,9 • ノバルティスは、American Thoracic Society(ATS)2015 で合計 26 本の抄録を発 表し、呼吸器ポートフォリオの幅の広さを示す 2015 年 5 月 20 日、スイス・バーゼル発 – ノバルティスは本日、中等症から重症の慢性 閉塞性肺疾患(以下、COPD)患者さんを対象とした QVA149*(一般名:グリコピロニウ ム/インダカテロール)および NVA237*(一般名:グリコピロニウム)に関する、2 つの 主要な第 III 相臨床試験プログラムのポジティブな結果を発表しました。EXPEDITION 臨 床試験プログラム(FLIGHT1、2、3 試験を含む)および GEM プログラムはいずれも、 その主要評価項目および副次的評価項目を達成し、その結果は 2015 年 5 月 15~20 日に 米国のデンバーで開催された ATS 国際会議で初めて発表されました 1-9。 EXPEDITION 臨床試験プログラムから得られたデータによると、1 日 2 回吸入の QVA149 は、その成分の単剤であるグリコピロニウムおよびインダカテロール、およびプラセボに 対し、投与 12 週後における呼吸機能(FEV1 AUC0-12h)を改善し(p<0.001)、主要目的 を達成しました 1,2。さらに QVA149 は、息切れ、全般的 QOL、COPD レスキュー薬の使 用回数にも改善が確認されました 1-4。また、2,000 人を超える患者さんから集められた新 しいプールデータ**において、QVA149 はプラセボと比較して、投与後 5 分時および 15 分時の FEV1 の有意な改善が認められました 5。 ノバルティス ファーマのグローバル開発部門責任者であるヴァサント・ナラシンハン (Vasant Narasimhan)は次のように述べています。「これらのデータから、QVA149に より、呼吸機能、息切れ、そして最も重要である全般的QOLが有意に改善されたことが確 認されました。呼吸困難に苦しむ米国および世界中のCOPD患者さんとともに、この重要 なアンメットニーズに取り組むべく、ノバルティスはQVA149をはじめとする新しい薬剤 の開発に最善を尽くしていきます」 中等症から重症のCOPD患者さんを対象としたGEM1および2試験では、1日2回吸入の NVA237は、投与12週時の呼吸機能(FEV1 AUC0-12h)において、プラセボと比較して有意 かつ臨床的意義ある呼吸機能改善効果を示し(p<0.001)、主要目的を達成しました8,9。ま 1/4 た、中等症から重症の気流閉塞のある患者さんにおいて、COPDの症状、QOL、およびレ スキュー薬の使用回数にも改善がみられました8,9。 EXPEDITION 臨床試験プログラムを通して、QVA149 で報告された有害事象は、各対照 薬およびプラセボとほぼ同等であり 6,7、また GEM 試験における NVA237 の有害事象も、 インダカテロールおよびプラセボとほぼ同等でした 8,9。 米国では、薬物治療を受けているにもかかわらず症状が残存する患者さんが多いため、 COPD の新しい治療選択肢が求められています 10。このことを反映し、今回発表されてい る EXPEDITION プログラムと GEM 臨床試験プログラムのデータは、QVA149 および NVA237 の米国での承認申請の一部として当局に提出されています。 *日本において、QVA149 は「ウルティブロ®吸入用カプセル」(グリコピロニウムとして 50μg 及びインダカテロールとして 110μg)として、NVA237 は「シーブリ®吸入用カプセ ル 50μg」(グリコピロニウムとして 50μg)として、両剤とも 1 日 1 回吸入の用法で発売 されており、本臨床試験プログラムとは用法用量が異なります。 **FLIGHT1、2 試験のデータを集めて再解析したもの EXPEDITION 臨床試験プログラムついて EXPEDITION臨床試験プログラムは、12週、多施設共同、無作為化、二重盲検、並行群間、 プラセボおよび実薬対照試験であるFLIGHT1および2試験を含み、中等症から重症の COPD患者さんを対象にQVA149(グリコピロニウム/インダカテロール)の有効性、安全 性および忍容性を評価しました。主要目的は、投与12週時において1日2回吸入のQVA149 (グリコピロニウム12.5μg/インダカテロール27.5μg)と、その成分の単剤の呼吸機能(FEV1 AUC0-12h)を比較検討することでした1-4。息切れはTransition Dyspnea Index(TDI)総ス コアにより測定し、全般的なQOLはSt George’s Respiratory Questionnaire(SGRQ)総ス コアにより測定しました。 FLIGHT3 試験は、52 週、無作為化、二重盲検、並行群間比較試験であり、中等症から重 症の COPD 患者さんを対象に、1 日 2 回吸入の QVA149(12.5μg/27.5μg)と 1 日 1 回吸 入のインダカテロール(75μg)の安全性と忍容性を比較検討しました。主要評価項目は、 試験中に報告された有害事象の全発現率でした 7。 GEM 臨床試験プログラムについて GEM1 および 2 試験は、中等症から重症の COPD 患者さんを対象に 1 日 2 回吸入の NVA237(グリコピロニウム)12.5μg の有効性と安全性を評価する 12 週、多施設共同、 無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験でした。主要目的は、投与 12 週後の呼吸機能(FEV1 AUC0-12h)について NVA237 とプラセボを比較検討することでした 8,9。 QVA149 について EXPEDITION臨床試験プログラムで用いられている1日2回吸入QVA149(グリコピロニウ ム12.5μg/インダカテロール27.5μg)の用法・用量は、米国で承認申請されています。米国 以外でQVA149は、「ウルティブロ®ブリーズヘラー®」(グリコピロニウム50μg/インダカ テロール110μg、以下、「ウルティブロ」)の製品名で成人のCOPDの諸症状を緩和する1 日1回吸入の維持療法として販売されています11。現在、1日1回吸入の「ウルティブロ」は、 欧州、ラテンアメリカ諸国、日本、カナダ、スイス、オーストラリアなど、60カ国以上で 承認されています。 2/4 NVA237について GEM試験で用いられた1日2回吸入のNVA237(グリコピロニウム)12.5μgの用法・用量は、 米国で承認申請されています。米国以外でNVA237は、「シーブリ®ブリーズヘラー®50μg」 の製品名で成人のCOPDの諸症状を緩和する1日1回吸入の維持療法として販売されてお り、欧州、ラテンアメリカ諸国、日本、カナダ、スイス、オーストラリアなど、80カ国以 上で承認されています12。 ノバルティスの COPD ポートフォリオについて ノバルティスは、COPD患者さんの満たされていないニーズに取り組み、革新的な薬剤と デバイスを提供することにより、患者さんのQOLを改善するために最善の努力を続けてい きます。ノバルティスのCOPDポートフォリオには、QVA149/「ウルティブロ®ブリーズ ヘラー®」(インダカテロール/グリコピロニウム)、NVA237/「シーブリ®ブリーズヘラ ー®」(グリコピロニウム)、そして「オンブレス®ブリーズヘラー®」/「アルカプタ®ネオ ヘイラーTM」(インダカテロール)が含まれ、これらすべてがCOPDの諸症状を緩和する 維持療法として承認されています。またグリコピロニウムは、2005年4月にVectura社とそ の共同開発会社であるそーせいグループ株式会社からノバルティスが導入したものです。 ノバルティスは世界各国で、吸入抵抗が少ない吸入器「ブリーズヘラー®」を使用する呼 吸器系疾患治療薬を開発しています。「ブリーズヘラー」は、吸入抵抗が少ないため、吸 入制限のある様々な重症度の患者さんに適したデバイスです 13。この「ブリーズヘラー」 は、患者さんが、薬剤を正しく吸入できたかどうかを、「聞く」「見る」「感じる」こと で確認できるよう設計されています 11,13。 COPD について COPD は、世界で約 2 億 1000 万人 14、米国で約 2,700 万人が罹患しています 15。COPD は、致死的な進行性の肺疾患です 14。COPD による死亡者数は、潜在的危険因子に対処し ない限り、向こう 10 年間で 30%超増加すると推定されています 16。COPD は米国におけ る死因の第 3 位であり、2010 年には 134,676 人のアメリカ人がこの疾患で亡くなられま した 17。また COPD は世界においても、2030 年までに死因の第 3 位となる見込みとなっ ています 16。 COPDは、息切れを引き起こすことで、患者さんの身体機能やQOLに壊滅的な影響を与え ます14,18。COPDはしばしば高齢者の疾患と思われがちですが、患者さんの50%は65歳未 満であり、欠勤および早期退職を増加させ、労働参加を減少させることが予想されます19,20。 参考文献 1. 2. 3. 4. 5. 6. Kerwin EM, Fowler Taylor A, Ayers T et al. QVA149 improves lung function to a greater extent than monocomponents in patients with poderate-to-severe COPD: The FLIGHT 1 Study. [ATS abstract 62856; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Kerwin EM, Ayers T, Fowler Taylor A et al. QVA149 provides superior improvement in lung function versus its monocomponents in patients with moderate-to-severe COPD: the FLIGHT 2 study [ATS abstract 62690; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Jones P, Mahler D, Fowler Taylor A, Ayers T et al. QVA149 show superior improvements in quality of life, as measured by SGRQ, compared with placebo in patients with moderate-to-severe COPD: the FLIGHT 2 study. [ATS abstract 62846; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Mahler D, Fowler Taylor A, Ayers T et al. QVA149 reduces dyspnea in patients with moderate-to-severe COPD as measured by the transition dyspnea index: the FLIGHT 2 study [ATS abstract 61730; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Banerji D, Fowler Taylor A, Ayers T et al. QVA149 shows rapid onset of bronchodilation versus placebo and its mono-components in patients with moderate-to-severe COPD: pooled data from the FLIGHT studies. [ATS abstract 62677; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Fowler Taylor A, Ayers T, Thach C et al. Safety of QVA149 versus its monocomponents and placebo: a pooled safety analysis from FLIGHT 1 and FLIGHT 2 studies. [ATS abstract 63617; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. 3/4 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. Ferguson G, Fowler Taylor A, Ayers T et al. QVA149 is safe and well tolerated in patients with moderate-to-severe COPD: FLIGHT 3, a 52-week safety study. [ATS abstract 63609; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. LaForce C, Pearle J, Feldman G, et al. efficacy and safety of glycopyrronium in COPD patients with moderate-to-severe airflow limitation: The GEM 1 Study. [ATS abstract 62680; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Kerwin EM, Siler TM, Korenblat PE et al. Glycopyrronium twice daily improves lung function and quality of life and is well tolerated in COPD patients with moderate-to-severe airflow limitation: The GEM 2 Study. [ATS abstract 63673; Session D36; Date: Wednesday, May 20, 2015; 9:30am - 3:30pm]. Price D, West D, Brusselle G, et al. Management of COPD in the UK primary-care setting: an analysis of real-life Prescribing Patterns. International Journal of COPD. 2014;9:889-905. EMA (2015) Ultibro Breezhaler EU Summary of Product Characteristics. [Online] Revised 27 January 2015. 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BMC Public Health 2011;11:612. 免責事項 本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その 内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどに より、現在の予想と異なる場合があることをご了解ください。なお、詳細につきましては、 ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。 ノバルティスについて ノバルティスは、ヘルスケアにおける世界的リーダーです。革新的な新薬、アイケア(眼 科用医療機器、コンタクトレンズなど)、高品質かつ安価なジェネリック医薬品など、幅 広い分野の製品を提供しています。ノバルティス グループ全体の2014年の売上高は580億 米ドル、研究開発費は99億米ドル(減損・償却費用を除くと96億米ドル)でした。スイス・ バーゼル市に本拠を置くノバルティスは約120,000人の社員を擁しており、世界150カ国以 上で製品が販売されています。詳細はホームページをご覧ください。 http://www.novartis.com/ 以上 4/4
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