36.0 2.0 28.0 9.0 6.5 82.5 7.9 7.5 5.5 46 13. 8.7 10.2 2.0 三朝バイオリン美術館 館長 岡野壮人 ご挨拶 弦展というイベントは演奏家と製作家が力を合わせ弦楽器という世界の入り口をつくろうという思いから始まりまし た。そして現在、美術館を拠点として弦楽文化発信の地として美術館メンバーが日々、演奏、製作活動をおこなっ ています。私たちの目標は、弦楽器を通して地域に音楽の楽しみを広げ、様々な方に喜びをとどけ、 これからの地域 に根ざす音楽文化向上を目指し人や町の発展に貢献していくことです。音楽が豊かな町は人や町も豊かになると いう思いから2015弦展も企画させていただきました。皆様のご来館、美術館一同心よりお待ちしております。 5/23(土) オープニングコンサート アイネ クライネ ナハトムジークK.525(W.A.モーツァルト)、 弦楽五重奏曲 ト長調 作品77より 第1楽章(A.ドヴォルジャーク) 湯浅いづみ(ヴァイオリン)、桑本ゆうき(ヴァイオリン)、生原幸太(ヴィオラ)、中嶋寄惠(チェロ)、永瀬未希 (コントラバス) 5/24(日) シャコンヌ ∼楽器1本でここまでできるのか!∼ 「シャコンヌ」は、最初のテーマに続いて30以上の変奏が続く長大な音楽絵巻。悲喜こもごもの展開は、人の一生 にも似ています。今回はJ.S.バッハの傑作をヴィオラでお届けします。 無伴奏パルティータ第2番 BWV1004(J.S.バッハ) 生原幸太(ヴィオラ) 14 アイルランド音楽ライブ! ヨーロッパの西の果て、 アイルランドでは、 家庭やアイリッシュパブで演奏される伝統音楽が非常に盛んな国です。 今回はフィドル(バイオリン)に加え、 ドラマ 「マッサン」 でも使われていたイリアンパイプスなど様々な楽器が登場します! アイルランドのダンス音楽、リール、ジグ、ポルカ、ほか 小松大(フィドル)、山本篤(イリアンパイプスほか)、山本晴美(コンサーティーナほか) 6/20 21 ベースは音楽の命だ! ∼コントラバスによる四重奏∼ 弦楽器の中で最も個性的なのが、 コントラバスを扱う人たちです。 たいがい親分肌に姐御肌、 周囲の面倒見がよく、 さす がはオーケストラを低音で支えるだけはありますね。 ベースがいなけりゃ音楽が始まらない!まさに低音は 「音楽の命!」 アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(W.A.モーツァルト)ほか 山陰コントラバス協会(神庭智子、永瀬未希、田中里奈、伊藤寛) 6/27(土) (新作初演) 竹のヴァイオリンで聴く「竹取物語」 昨年完成した「竹のヴァイオリン」。県内でピアニスト・作曲家として縦横無尽の活躍をする渡邉芳恵氏の書き下 ろし、かぐや姫で知られる「竹取物語」に、竹のヴァイオリン・ピアノで奏でる音楽をお楽しみいただきます。 (渡邉芳恵) 「竹取物語」 生原幸太(竹のヴァイオリン)、渡邊芳恵(ピアノ・作曲) 5/30(土) ヴァイオリンで奏でる美しき日本の歌 日本には、歌い継いで行きたい歌がたくさんあります。春から初夏にかけての名曲を中心に、ヴァイオリンと ピアノで歌い上げます。 荒城の月(滝廉太郎)、浜辺の歌(成田為三)ほか 湯浅いづみ(ヴァイオリン)、福本真弓(ピアノ) 5/31(日) 華麗なるヴァイオリン! 鳥取県が誇る若きヴァイオリニスト、湯浅いづみが本格派の選曲で、ヴァイオリンの王道を聴かせてくれます。 今年生誕150年を迎えたフィンランドのJ.シベリウスのヴァイオリン協奏曲。非常に聴きごたえがあります。 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47より第1楽章(J.シベリウス) 湯浅いづみ(ヴァイオリン)、福本真弓(ピアノ) 6/7(日) 6/13 7/4(土) 出雲から飛翔する若きヴァイオリニストたち 島根県出雲市は合唱・吹奏楽をはじめとして、音楽土壌の豊かな街です。最近では弦楽器奏者の育成にも力が入っ ており、今回は中学生の若いヴァイオリニストたちに登場していただきます。切れ味鋭いテクニックと、さわやか な音楽性が期待されます。 ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調作品26より(M.ブルッフ)、 ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調作品61より(C.サン・サーンス) 出演:田中志和(ヴァイオリン)、勝部小夏(ヴァイオリン)、田中万寿美(ピアノ)、今岡美保(ピアノ) 7/5(日) フィナーレ 最後を飾るのは、竹のヴァイオリンと和楽器「箏」との共演です。三朝の孟宗竹を使った竹のヴァイオリンは、和楽 器との相性がいいのではないか?と以前から期待されておりましたので、今回いよいよそれが実現します。日本 でおなじみの「春の海」や、箏の演奏でも好評だといわれるJ.S.バッハの「G線上のアリア」をお届けします。 花のワルツ ∼ヴィオラとフラワーアレンジメントの共演∼ ヴィオラの調べに乗せて、 フラワーデザインを行っていきます。 果たしてどんな作品が仕上がるのでしょうか!? ヴィオラによる即興演奏 岡野光(フラワーデザイナー)、生原幸太(ヴィオラ) 湯淺いづみ 3歳よりヴァイオリンを始める。岡山県作陽高等学校音楽科に実技特待生として ヴァイオリン ディションにより、定期演奏会ソリストとして3年連続出演。京都国際学生音楽 Izumi Yuasa 入学。愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業。高等学校在学中、学内選抜オー フェスティバル2014に参加。第8回ベーテン音楽コンクール全国大会一般の部 春の海(宮城道雄)、G線上のアリア(J.S.バッハ)ほか 湯浅いづみ(竹のヴァイオリン)、佐々木恭子(箏) 【ご注意】 「弦展コンサート」は有料(1,500円)のコンサートです(展示のみ無料)/開演時間はすべて17時からとなっており ます/コンサートは未就学児の入場をお断りしております/曲目、 内容、 出演者は変更になる場合があります 山本晴美 Harumi Yamamoto 鳥取県倉吉市出身。作陽高校音楽科を経て、くらしき作陽大学音楽学部音楽学科 ヴァイオリン 師事。倉吉市を中心に幅広いジャンルで演奏活動を行う。現在、倉吉ジュニア Yuuki Kuwamoto ヴァイオリン専攻卒業。これまでに故 中島義輝、山田衞生、守屋美枝子の各氏に オーケストラ、自宅音楽教室にて後進の指導にあたる。倉吉室内合奏団コンサー め、全国各地のミュージシャンと共演。 山本篤 高校生の頃にドラムを叩きはじめたが、ビートルズの影響でアコースティック Atsushi Yamamoto ギターも始める。1998年絵の修行のためアイルランドを訪れた際、イリアン ギター、 イリアンパイプス パイプスの演奏を見て衝撃を受ける。帰国後は関西のあちこちのアイリッシュ 鳥取県北栄町出身。5歳よりヴァイオリンを始める。中学時代は陸上選手として ヴィオラ い、音楽の道に進む事を決意。周囲から惜しまれながらも大学を中退し、愛知県 Kota Ikuhara 活躍、1993年の全国中学陸上選手権第3位。早稲田大学在学中、ヴィオラに出 立芸術大学音楽学部を卒業。現在、三朝バイオリン美術館音楽監督。出雲芸術 パブのセッションに参加している。イラストレーターとしては主にアイルラン ドをモチーフとしたイラストで雑誌の挿絵や絵本などを手掛けている。 トミストレス。 生原幸太 を学ぶ。卒業後は民族音楽に興味を持ち、1996年頃アイルランド音楽と衝撃的 コンサーティーナ、 な出会いをする。2度の渡愛で現地のミュージシャンとのセッションを経験。 フルート、 ハープ 現在は山本篤とのアイリッシュミュージックユニット「Pooka」での活動をはじ 第1位受賞。サントリーホールブルーローズにて受賞者記念演奏会に出演。 桑本ゆうき 3歳からピアノ・アコーディオン・フルートに親しみ、音大で本格的にクラシック 山陰コントラバス 設立は2014年7月。鳥取島根両県に在住のプロ・アマ奏者を中心に構成されてい 協会 る。現在の協会員は約40名。通称「バス会。」低音の魅力・コントラバスの楽しさを Sannin Contrabass Association 伝えるため、 「 コントラバスが集まっちゃったコンサート」を2年に1度開催。 渡邉芳恵 鳥取県琴浦町出身。国立音楽大学ピアノ教育専攻卒業。尚美学園コンセルヴァト ピアノ、作曲 の合唱団のピアノ伴奏や指導多数。また、県内外において器楽・声楽の伴奏やピ 次回は2015年9月に鳥取県米子市にて開催予定である。 アカデミー特任講師。 中嶋寄惠 鳥取市出身。9歳よりチェロを始める。大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コー チェロ カデミーフィルオーケストラ、ゲバントハウス弦楽四重奏団、JSQ、等のマスター Yorie Nakashima 永瀬未希 Miki Nagase コントラバス 福本真弓 ス卒業。相愛大学音楽学部音楽専攻科修了。これまで、一万人の第九、ジャパンア アールディプロマ科ピアノコース修了。鳥取大学大学院地域学研究科修了。県内 クラス参加、受講。2012年11月、わらべ館(鳥取市)においてリサイタルを開催。 アノソロなど精力的に演奏活動を行う。子どもから大人まで音楽に親しめる環 好評を博す。現在、関西、鳥取でオーケストラ、室内楽を中心に活動中。 境づくりを目指している。 島根県雲南市出身。エリザベト音楽大学卒業。東京藝術大学音楽学部別科修了。 コントラバスを斉藤賢一、山本 修、永島義男の各氏に師事。山陰フィルハーモ ニー管弦楽団とディッタースドルフの協奏曲を協演。現在、島根県内を中心に演 田中志和 第10回いずも音楽コンクール弦楽器部門第1位最優秀賞受賞。第22回和歌山音 ヴァイオリン 歴多数。NHK交響楽団コンサートマスター篠崎史紀、東京藝術大学准教授漆原朝 Shiyori Tanaka 楽コンクールヴァイオリンマスター部門小学生低学年の部第1位受賞ほか、受賞 奏活動・後進の指導を行なっている。アンサンブルでのとっさの対応力には定評 子両氏のレッスンを受講する。現在、出雲芸術アカデミー音楽院オーケストラ があり、山陰地方では貴重なコントラバス奏者である。 コースに在籍。ヴァイオリンを高橋美穂、 原充の両氏に師事。 愛知県出身。一橋大学経済学部卒業。愛知県立芸術大学大学院を首席修了。在学 Mayu Fukumoto 中に「室内楽の楽しみ」、 「 大学院最優秀修了生によるコンサート」等に出演。第 ピアノ 22、23回日本クラシック音楽コンクール一般の部第5位。第20回国際ピアノ 勝部小夏 第8回いずも音楽コンクール弦楽器部門金賞第1位あわせて最優秀賞受賞。第67 ヴァイオリン N響コンサートマスター篠崎史紀、東京藝術大学准教授漆原朝子両氏のレッスン Konatsu Katsube 回全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門小学生の部大阪大会にて入選。 フェスティバルin知多第3位。14年、交換留学生としてドイツ国立ケルン音楽大 を受講する。現在、出雲芸術アカデミー音楽院オーケストラコース在籍。ヴァイ 学に在籍し、ニーナ・ティッチマン氏のもとで研鑽を積む。 オリンを高橋美穂、 原充の両氏に師事。 岡野光 小さい頃から山で遊ぶことが好きで人の多いところは苦手。サラリーマン、喫茶 Hikaru Okano 店経営をしていたが30代初めあるきっかけでサントマト・スーパーみささに フラワー デザイナー 入社。花市場に仕入に行くうち、まったく興味のなかった花に恋してしまう。 大切にしているもの「こころ」、嫌いなもの「へび」。現在、公益社団法人日本フラ ワーデザイナー協会会員。資格検定試験審査員、1級フラワー装飾技能士。 小松大 2004年にアイルランド音楽に出会い、2006年、3ヶ月間にわたりアイルランド フィドル 宮にて奉納演奏を行う。現在は愛知・東京を中心に演奏活動を行っており、アイ Dai Komatsu Yoshie Watanabe に滞在し、名フィドラー P.オコナーより教えを受ける。2013年3月には伊勢神 ルランド音楽への深い理解に裏づけされたリズムとリフトが際立つその演奏ス タイルは定評がある。daikomatsu.com 佐々木恭子 公益社団法人当道音楽会 大勾当、箏・てまり会代表。鳥取大学附属学校非常勤講 Kyouko Sasaki 師、鳥取市立中学校特別非常勤講師をそれぞれ務める。箏・三絃・胡弓を菊伊 箏 子、石垣清美、菊津木昭各氏に師事。鳥取県東部を中心に、様々なコンサート活動 京 や、小・中・高等学校、箏・てまり会等で後進の指導にあたっている。鳥取市在住。
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