TraceFinder 3.1 Acquisition Quick Reference Guide Version A [JP]

TraceFinder 測定クイックリファレンスガイド
このクイックリファレンスガイドでは、Thermo TraceFinder™ 解析ソフトウェアの [Acquisition Batch
Wizard ( 測定バッチウィザード )] タスクについて説明します。
内容
• 測定モード
• バッチを選択する
• サンプルリストを定義する
• レポートを 選択して レビューする
• バッチを実行する
• クイック測定
• 商標
測定モード
 [ 測定 ] モードを開くには
ナビゲーションパネルの [ 測定 ] をクリックします。
補足 このモードは、[ 構成 ] コンソールで [Acquisition Batch Wizard] スタイルを選択した
場合にのみ利用できます。
測定モードオプション
各タスクを完了する場合のタスクパネルの例
Revision A XCALI-97532_JP
© 2013 Thermo Fisher Scientific Inc.
All rights reserved.
バッチを
選択する
[ 測定 ] モードの [ バッチ選択 ] ページを使用して、現在の任意のプロジェクトに新規バッチを作
成するか、バッチテンプレートを使用して新規バッチを開始します。
 新規バッチを開始するには
1. ナビゲーションパネルで、[ 新規バッチを作成 ] をクリックします。
2. [ 定量バッチ ] オプションまたは [ スクリーニングバッチ ] オプションの一方を選択します。
3. 新規バッチを作成したいバッチフォルダを選択します。
4. [ バッチ名 ] ボックスで新しいバッチの固有の名前を入力します。
5. [ メソッドの選択 ] リストからメソッドを選択します。
[ メソッドの化合物データ ] パネルがメソッドにある化合物を表示します。[ 測定 ] モードで化
合物リストは編集できません。
6. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ シーケンスセットアップ ] ページが開きます。5 ページの『サンプルリストを定義する』を
ご覧ください。
 テンプレートから新しいバッチを開始するには
1. ナビゲーションパネルで、[ 新規バッチを作成 ] をクリックします。
2. [ 定量バッチ ] オプションまたは [ スクリーニングバッチ ] オプションの一方を選択します。
3. [ 利用可能なテンプレート ] パネルで、使用したいテンプレートとメソッドの組み合わせを選
択します。
選択されたテンプレート名でシステムがバッチ名を作成し、日時スタンプを加えます。アプ
リケーションは、このテンプレートに関連するデフォルトのプロジェクト、サブプロジェク
ト、およびメソッドを選択します。
4. ( オプション ) 新規バッチを作成したい別のバッチフォルダを選択します。
5. ( オプション ) 別のメソッドを選択して新しいバッチに使用できます。
6. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ シーケンスセットアップ ] ページが開きます。5 ページの『サンプルリストを定義する』を
ご覧ください。
2
 準備されたバッチを選択するには
1. ナビゲーションパネルで、「[ 準備されたバッチを実行 ]」をクリックします。
アプリケーションは、すべての未測定の保存されているバッチを表示します。TraceFinder ア
プリケーションはすべての未測定バッチを次のフォルダに保存します :
…\TraceFinderData\Projects\…
2. 測定したいバッチを選択します。
3. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ 測定 ] モードの [ 完了 ] ページが開きます。[ 完了 ] ページから、バッチを保存、測定のため
にバッチを実行、または [ シーケンスセットアップ ] ページに戻って、このバッチのサンプル
リストを編集することもできます。
4. 以下のいずれかの操作をおこないます。
• 測定のためにバッチを準備するには、[ 実行 ],
をクリックします。
詳細な説明は、12 ページの『バッチを実行する』を参照してください。
- または • サンプルリストを編集するには、[ 前 ] をクリックします。
サンプルリストの編集に関する詳細は、5 ページの『サンプルリストを定義する』を参照
してください。
- または • 後で測定するためにバッチを保存するには、[ 保存 ]
をクリックします。
TraceFinder アプリケーションは、バッチを保存し、[ 測定 ] モードを閉じ、最後に使用して
いたモードに戻ります。
TraceFinder アプリケーションはバッチを次のフォルダに保存します :
…\TraceFinderData\Projects\…
 前の測定バッチでサンプルを再注入するには
1. ナビゲーションパネルで、[ サンプルの再注入 ] をクリックします。
2. [ バッチ ] ページで、再測定したいバッチを選択します。
[ バッチ ] ページが、定量およびスクリーニングのすべての過去に測定されたバッチを表示し
ます。
3. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ シーケンスセットアップ ] ページが開きます。5 ページの『サンプルリストを定義する』を
ご覧ください。
3
 定量バッチテンプレートを作成するには
1. ナビゲーションパネルで、[ テンプレートの作成または編集 ] をクリックします。
このページから、新しいバッチテンプレートを開始できます。
2. [ 定量バッチ ] オプションを選択します。
3.
をクリックして新規バッチテンプレートを作成したいフォルダを選択します。
4. [ テンプレート名 ] ボックスで新しいバッチテンプレートの名前を入力します。
5. [ メソッドの選択 ] リストからメソッドを選択します。
[ メソッドの化合物データ ] パネルがメソッドにある化合物を表示します。[ 測定 ] モードから
化合物リストは編集できません。
6. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ シーケンスセットアップ ] ページが開きます。サンプルリストを定義するをご覧ください。
 スクリーニングバッチテンプレートを作成するには
1. ナビゲーションパネルで、[ テンプレートの作成または編集 ] をクリックします。
[ テンプレートの選択 ] ページから、新しいバッチテンプレートを開始できます。
2. [ スクリーニングバッチ ] オプションを選択します。
3.
をクリックして新規バッチテンプレートを作成したいフォルダを選択します。
4. [ テンプレート名 ] ボックスで新しいバッチテンプレートの名前を入力します。
5. [ メソッドの選択 ] リストからメソッドを選択します。
[ メソッド化合物データベース ] パネルが選択されたメソッドで利用できるスクリーニング
データベースを表示します。
6. スクリーニングで使用したい各データベースのチェックボックスを選択します。
7. 次のページに進むには、[ 次 ] をクリックします。
[ シーケンスセットアップ ] ページが開きます。サンプルリストを定義するをご覧ください。
4
サンプル
リストを
定義する
[ 測定 ] モードの [ シーケンスセットアップ ] (8 ページの『シーケンスセットアップページ』を参
照 ) ページを使用して、バッチのサンプルリストを作成します。リストへのサンプルの追加と挿
入、サンプルリストのインポート、またはリストからのサンプルの削除が可能です。
同じ値を入力する場合、[ コピーダウン ] および [ フィルダウン ] コマンドを使用して列の値を素
早く入力できます。列の値入力の [ コピーダウン ] および [ フィルダウン ] コマンドの使用に関す
る詳細は、TraceFinder ユーザーガイドの「[ コピーダウン ] および [ フィルダウン ] を使用する」
章を参照してください。
サンプルリストの定義が完了したら、[ 次 ] をクリックします。
• バッチを初めから作成、テンプレートからバッチを作成、またはバッチテンプレートを編集
する場合、[ レポート選択 ] ページが開きます。9 ページの『レポートを 選択して レビューす
る』を参照してください。
• 過去に測定または準備されたバッチを編集する場合、[ 完了 ] ページが開きます。12 ページの
『バッチを実行する』を参照してください。
 リストにサンプルを追加するには
1. 追加するサンプル行の数を選択し 、[ 追加 ] アイコン
をクリックします。
ヒント 素早くサンプル行を一つ追加するには、サンプルリストを右クリックしてメ
ニューから [ サンプルを追加 ] を選択します。
2. 各サンプルに対して、[ ファイル名 ] の列にファイル名を入力します。
3. 各サンプルに対して、サンプルタイプを [ サンプルタイプ ] リストから選択します。
利用可能なサンプルタイプ
Specimen
Hydrolysis
Solvent
QC
Unextracted
Calibrator
Negative
サンプルタイプの詳細は、TraceFinder ユーザーガイドの「測定モードを使う」を参照してくだ
さい。
4. 各 Calibrator または QC サンプルに対して、[ レベル ] リストからレベルを選択します。
サンプルレベルはマスターメソッドで定義されます。[ レベル ] リストから選択するレベルが
ない場合、[Supervisor] または [LabDirector] の許可のあるユーザーに相談してメソッドを編集
し、レベルを指定します。
サンプルレベルを定義することに関する詳細は、TraceFinder ユーザーガイドの「メソッド開発
モードを使う」を参照してください。
5. 各サンプルにたいして、[ バイアル位置 ] の列にバイアル位置を入力します。
ヒント [ フィルダウン ] コマンドを使用して、バイアル位置の入力を簡単に行います。
6. 各サンプルに対して、[ 注入量 ] の列に注入量を入力します。
7. ( オプション ) 残りの列で値を入力または編集します。
補足 サンプルリストの下にある水平スクロール バーを使う場合、[ ステータス ]、[ ファ
イル名 ]、および [ サンプルタイプ ] 列は固定されたままで、その他の列は左右にスク
ロールします。
 リストにサンプルを挿入するには
1. 上に新しい Specimen サンプルを挿入するサンプルを選択します。
2. 挿入するサンプルの数を選択し、[ 挿入 ],
をクリックします。
アプリケーションが、選択したサンプルの上に Specimen サンプルを挿入します。
挿入した
サンプル
5
3. 各サンプルに対して、[ ファイル名 ] の列にファイル名を入力します。
4. 各サンプルに対して、サンプルタイプを [ サンプルタイプ ] リストから選択します。
5. 各 Calibrator または QC サンプルに対して、[ レベル ] リストからレベルを選択します。
サンプルレベルはマスターメソッドで定義されます。[ レベル ] リストから選択するレベルが
ない場合、[Supervisor] または [LabDirector] の許可のあるユーザーに相談してメソッドを編集
し、レベルを指定します。
サンプルレベルを定義することに関する詳細は、TraceFinder ユーザーガイドの「メソッド開発
モードを使う」を参照してください。
6. 各サンプルに対して、[ バイアル位置 ] の列にバイアル位置を入力します。
ヒント [ フィルダウン ] コマンドを使用して、バイアル位置の入力を簡単に行います。
7. 各サンプルに対して、[ 注入量 ] の列に注入量を入力します。
8. ( オプション ) 残りの列で値を入力または編集します。
 リストにサンプルをインポートするには
1. [ インポート ]、
をクリックします。
[ サンプルインポートツール ] ダイアログボックスが開きます。ここでは、CSV、XML、また
は SLD ファイルからサンプルリストをインポートできます。
2. [ 参照 ] をクリックして、インポートしたいサンプル定義の CSV、XML、または SLD ファイル
を選択します。
補足 .csv、.xml、または .sld ファイル形式は TraceFinder のファイル形式と一致しなければ
なりません。
3. [ インポートされたサンプル ] リストから [ リストの最後に追加 ] または [ 選択された行に挿
入 ] の一方を選択します。
4. [ インポート ] をクリックします。
[サンプルインポートツール]ダイアログボックスが閉じ、アプリケーションが指定のサンプ
ルをサンプルリストに追加します。
Xcalibur™ シーケンスファイルからサンプルをインポートする場合、TraceFinder アプリケー
ションは次の列名およびサンプルタイプ置換を作成します。
Xcalibur 列
TraceFinder 列
Xcalibur サンプルタイプ
TraceFinder サンプルタイプ
Position
バイアル位置
Blank
Negative
Inj Vol
注入量
Conversion Factor
Std Bracket
Calibrator
Dil Factor
5. 各 Calibrator または QC サンプルに対して、[ レベル ] リストからレベルを選択します。
サンプルレベルはマスターメソッドで定義されます。[ レベル ] リストから選択するレベルが
ない場合、[Supervisor] または [LabDirector] の許可のあるユーザーに相談してメソッドを編集
し、レベルを指定します。
サンプルレベルを定義することに関する詳細は、TraceFinder ユーザーガイドの「メソッド開発
モードを使う」を参照してください。
6. 各サンプルにたいして、[ バイアル位置 ] の列にバイアル位置を入力します。
ヒント [ フィルダウン ] コマンドを使用して、バイアル位置の入力を簡単に行います。
6
7. 各サンプルに対して、[ 注入量 ] の列に注入量を入力します。
8. ( オプション ) 残りの列で値を入力または編集します。
補足 サンプルリストの下にある水平スクロール バーを使う場合、[ ステータス ]、[ ファ
イル名 ]、および [ サンプルタイプ ] 列は固定されたままで、その他の列は左右にスク
ロールします。
9. ( オプション ) Multiplexing を使用する場合、インポートしたサンプルそれぞれに Channel を選
択します。
インポートしたサンプルはデフォルトで [Auto] になります。
 リストからサンプルを削除するには
1. 削除したいサンプルを選択します。
ヒント 複数のサンプルを選択するには CTRL または SHIFT キーを使用します。
2. 右クリックしてショートカットメニューから [ 選択したサンプルを削除 ] を選択します。
 前の測定バッチからサンプルを再注入するには
1. サンプルリストで、再注入したいサンプルを選択します。
2. 右クリックしてショートカットメニューから [ 選択したサンプルを再注入 ] を選択します。
TraceFinder アプリケーションが、選択したサンプルのコピーを作成し、ファイル名に INJ001
を追加します。同じサンプルで追加の再注入がある場合、INJ002、INJ003 と番号が付けられ
ます。
TraceFinder アプリケーションが、オリジナルのサンプルからすべてのパラメータ値をコピー
します。
サンプルステータス色コード
このバッチを実行する場合、アプリケーションは再注入サンプルのみを測定します。
7
シーケンスセットアップページ
パラメータ
定義
サンプルコントロール
追加
指定された数の空の行をサンプルグリッドに追加します。
挿入
指定された数の空の行を選択された行の上に挿入します。
インポート
[ サンプルインポートツール ] を開き、CSV、XML、または
SLD からサンプルをインポートします。
Multiplexing Channels
Multiplexing を設定した場合にのみ利用できます。TraceFinder
ユーザーガイドの「構成コンソールを使用する」を参照して
ください。
All Channel
すべての構成 channels を使用してこのバッチを測定します。
Channel 1-n
選択された channels のみを使用してこのバッチを測定しま
す。
前
前の [ 測定 ] ページに戻ります。
次
次の [ 測定 ] ページに戻ります。
ショートカットメニュー
サンプルを追加
一つの空の行をサンプルグリッドに追加します。
サンプルを挿入
サンプルグリッドで一つの空の行を選択した行の上に挿入し
ます。
コピーしたサンプルを挿入
選択中の行をコピーして、コピーを行の上に挿入します。
選択したサンプルを再注入
選択したサンプルのコピーを作成し、ファイル名の終わりに
INJ001 を追加します。同じサンプルで追加の再注入がある
場合、INJ002、INJ003 と番号が付けられます。
選択したサンプルを削除
選択したサンプルをサンプルグリッドから削除します。
コピーダウン
選択した行の値を、その下のすべての行にコピーします。こ
のコマンドは、コピーダウンできる値を選択した場合にのみ
利用できます。
フィルダウン
選択した行の値で始まり、列の最後の行で終わるシーケン
シャル値を入力します。
列変更
[ 列変更 ] ダイアログボックスを開き、列表示をカスタマイ
ズします。TraceFinder ユーザーガイドの「解析モードを使
う」を参照してください。
サンプル重量計算を有効 / 無効
コピー
ヘッダをコピー
[サンプル液量]、[希釈係数]、[サンプル重量]、
[計算タイ
プ]、および [単位]列を表示または隠します。
選択した行または列のデータを [クリップボード]にコピー
します。このコマンドは、Microsoft™ Excel™ スプレッドシー
トなどの別のアプリケーションにサンプル情報をコピーする
ために使用します。このデータを [ 測定 ] モードのサンプル
リストに貼り付けて戻すことはできません。
選択した行または列のデータ、および関連する列のヘッダを
[ クリップボード ] にコピーします。このコマンドは、Excel
スプレッドシートなどの別のアプリケーションにサンプル情
報をコピーするために使用します。このデータをメソッド開
発の化合物リストに貼り付けて戻すことはできません。
8
レポートを
選択して
レビューする
パラメータ
定義
貼り付け
Excel スプレッドシートなどの別のアプリケーションからコ
ピーしたデータの一つの列を選択した列に貼り付けます。
最後の貼り付けを取り消す
リストで最後に貼り付けたアイテムを削除します。
CSV ファイルへエクスポート
[Save As] ダイアログボックスを開き、バッチを CSV ファイ
ルへ保存します。
[ 測定 ] モードの [ レポート選択 ] ページを使用して (11 ページの『レポート選択ページ』を参
照 )、作成したいレポートタイプを指定します。レポートタイプの完全リストおよび出力ファイ
ルの例については、TraceFinder ユーザーガイドの「レポート」を参照してください。
[ レポート選択 ] ページが、すべての利用可能なレポートを一覧表示します。[ レポート選択 ]
ページが、レポート名、レポート説明、レポートタイプ、および印刷、PDF、XML、または
XLSM 出力作成のオプションを一覧表示します :
• Standard report を作成する場合、ハードコピー印刷、PDF (.pdf ) ファイル、または XML (.xml)
ファイルを作成できます。レポートタイプに加えて、各レポートのレポートタイトルも指定
できます。
• Custom report を作成する場合、ハードコピー印刷または XLSM ファイルを作成できます。
• Target Screening report を作成する場合、ハードコピー印刷または PDF ファイルを作成できま
す。
レポートオプションの指定が完了したら、[ 次 ] をクリックして [ 完了 ] ページへ進んでバッチを
実行します。12 ページの『バッチを実行する』を参照してください。
TraceFinder アプリケーションは、レポートの結果の出力ファイルを次のフォルダに保存します :
…\TraceFinderData\Projects\…\batch\Reports
 レポートタイトルを編集するには
[ レポートタイトル ] 列のテキストを選択してデフォルトテキストを編集します。
この列のデフォルトテキストは、レポート名と同じです。
 standard report をプレビューするには
1.
( 虫メガネアイコン ) をクリックして、PDF ファイルとしてのレポートタイプの例を表示
させます。
ページの右パネルに、典型的な PDF ビューワコントロールの PDF レポートの例を表示しま
す。
補足 Standard reports にのみ、プレビュー文書があります。
2. PDF ビューワを最小化するには
をクリックします。
 ハードコピー印刷、PDF ファイル、または XML フォーマットとして Standard reports を指定す
るには
1. 作成したい各レポートに対して、[ 印刷 ]、[PDF 作成 ]、または [XML 作成 ] 列のチェック
ボックスを選択します。
2. すべてのレポートに対して出力タイプを繰り返すには、セルを右クリックして、ショート
カットメニューから [ コピーダウン ] を選択します。
選択したセルの下の列のすべてのチェックボックスが、選択したセルの選択または選択解除
の状態を繰り返します。このアクションは、この出力フォーマットを利用できるレポートタ
イプのみが該当します。
9
 ハードコピーまたは XLSM フォーマットで Custom reports を指定するには
1. 作成したい Custom reports に対して、[ 印刷 ]、または [XLSM 作成 ] 列のチェックボックスを選
択します。
2. すべてのレポートに対して出力タイプを繰り返すには、セルを右クリックして、ショート
カットメニューから [ コピーダウン ] を選択します。
選択したセルの下の列のすべてのチェックボックスが、選択したセルの選択または選択解除
の状態を繰り返します。このアクションは、この出力フォーマットを利用できるレポートタ
イプのみが該当します。
 ハードコピーフォーマットまたは PDF ファイルとして ToxID または target screening report を指
定するには
1. 作成したい ToxID™ または Target Screening reports に対して、[ 印刷 ]、または [PDF 作成 ] 列の
チェックボックスを選択します。
2. すべてのレポートに対して出力タイプを繰り返すには、セルを右クリックして、ショート
カットメニューから [ コピーダウン ] を選択します。
選択したセルの下の列のすべてのチェックボックスが、選択したセルの選択または選択解除
の状態を繰り返します。このアクションは、この出力フォーマットを利用できるレポートタ
イプのみが該当します。
 指定のフォルダにレポートをエクスポートするには
1. ページの下にある [ エクスポート先 ] チェックボックスを選択します。
レポートはどのディレクトリにもエクスポートできます。
2. レポートを保存したいフォルダを指定して選択します。
3. 選択したフォルダ内で新しいレポートフォルダを作成するには、[Make New Folder] をクリッ
クして新しいフォルダ名を入力します。
4. [OK] をクリックします。
アプリケーションは、バッチレポートフォルダに加え、すべてのレポートを指定されたフォ
ルダに保存します。
10
レポート選択ページ
パラメータ
説明
表示例
(Standard reports のみ ) レポートタイプの PDF ファイルの例を表示しま
す。この例は、レポートタイプのみのモデルを提供します。個々の
データを反映するものではありません。
レポート名
レポートの名前。
レポートタイトル
ユーザーが編集できるレポートの説明。
レポートタイプ
レポートのタイプ。Standard、Custom、ToxID、または Target Screening。
印刷
プリンタに送信されるレポート。
PDF 作成
PDF ファイルとして保存されるレポート。
XML 作成
XML フォーマットでエクスポートされるレポート。
XLSM 作成
XLSM フォーマットでエクスポートされるレポート。
バッチレベル
各サンプルに対して個別のレポートを作成せずに、アプリケーション
は、すべてのサンプルからのデータのコンポジットを使用してバッチ
全体に対して単一のレポートを作成します。バッチレベルレポートは、
区別するために B が付けられます。
[ レポート選択 ] ページでは、このオプションを選択できません。構成
コンソールでレポートの [Batch Level ( バッチレベル )] オプションを選択
しなければなりません。TraceFinder ユーザーガイドの「構成コンソール
を使用する」を参照してください。
ショートカットメ
ニュー : コピーダウ
ン
選択または解除された状態を、すべての列の後に続くレポートにコ
ピーします。このアクションは、この出力フォーマットを利用できる
レポートタイプのみが該当します。
11
バッチを
実行する
[ 測定 ] モードの [ 完了 ] ページで (15 ページの『完了ページ』を参照 )、スタートアップメソッ
ド、シャットダウンメソッド、またはキャリブレーションファイルを指定できます。後で測定さ
れるバッチを保存することもできますが、バッチを実行してデータを測定し、データを処理して
レポートを作成することもできます。
補足 バッチテンプレートで作業している場合、唯一利用できる機能は [ 保存 ] です。
 装置ステータスを指定するには
[ 完了 ] ページの [ システムステータス ] エリアで、装置の名前を右クリックし、ショート
カットメニューから装置ステータスを選択します。
装置ステータス
デバイスオン
( デフォルト ) 別の処理を待ち時間なしで開始できるように、現在
の処理が終わった後、システムをオンのステータスに維持します。
すべてのパワーおよびフローは動作レベルに維持されます。
デバイススタンバイ
別の処理を少しの待ち時間で開始できるように、現在の処理が終
わった後、システムをスタンバイのステータスに維持します。
デバイスオフ
現在の処理が終わった後にシステムがオフステータスを維持しま
す。オフステータスは、TraceFinder アプリケーションが制御する装
置へのすべての電源が切られていることを示します。装置への電源
には、全てのヒーターやサブアセンブリへの電源も含まれますが、
すべてのサブアセンブリを含まない場合もあります。
装置ステータスインジケータ
緑は、デバイスがオンであることを示します。
黄色は、デバイスがスタンバイモードであることを示します。
赤は、デバイスにエラーがあることを示します。
 スタートアップまたはシャットダウンメソッドを指定するには
1. ( オプション ) [ 完了 ] ページの [ システムのスタートアップメソッド ] リストからメソッドを
選択します。
TraceFinder アプリケーションは、バッチを実行する前にこのメソッドを実行します。オート
サンプラ注入は行われません。この機能はすべての装置で利用できるわけではありません。
2. ( オプション ) [ システムのシャットダウンメソッド ] リストからメソッドを選択します。
TraceFinder アプリケーションは、バッチを実行した後にこのメソッドを実行します。オート
サンプラ注入は行われません。この機能はすべての装置で利用できるわけではありません。
 時限選択反応モニタリング (TSRM) 情報を自動的に更新するには
[ 完了 ] ページで [ オート TSRM 更新 ] チェックボックスを選択します。
バッチを実行するとき、アプリケーションは、トランジション、衝突エネルギー、および
TSRM 機能の他の適切なデータとともに TSQ メソッドを更新します。
12
 キャリブレーションファイルを指定するには
1. [ 完了 ] ページの [ 検量線の選択 ] エリアで、リストからキャリブレーション (.calx) ファイル
を選択します。
補足 キャリブレーション (.calx) ファイルを作成するには、現在のメソッド内で少なくと
も一つのバッチを測定しなければなりません。
2. 現在のバッチから選択したキャリブレーションファイルにキャリブレーションデータを追加
するには、[ 検量線データに追加 ] チェックボックスをクリックします。
 後の測定のためにバッチを保存するには
[ 完了 ] ページから、[ 保存 ]
をクリックします。
TraceFinder アプリケーションは、準備されたファイルとしてバッチを保存し、[ 測定 ] モード
を閉じ、アプリケーションダッシュボードに戻ります。
 測定を開始するには
1. [ 完了 ] ページから、[ 実行 ]
をクリックします。
[ 実行オプション ] ダイアログボックス が開きます。
2. ( オプション ) [ レポート作成 ] チェックボックスを選択します。
補足 デフォルトでは、バッチを実行するときにアプリケーションはデータを測定および
処理します。
3. [ 測定 ] パネルで、次を行います :
a. この測定で使用したいデバイスの [ 使用 ] のチェックボックスを選択します。
b. ( オプション ) [ 開始デバイス ] のチェックボックスを選択し、他の装置とコミュニケー
ションを開始するデバイスを指定します。
これは通常、オートサンプラです。
c. ( オプション ) [ 準備完了後開始 ] チェックボックスを選択すると、すべての装置の準備が
でき次第それらを一斉に開始します。
このオプションを解除すると、装置は異なる時間に個別に開始し、最後の装置の準備が完
了するのを待たなくてはなりません。
4. ( オプション ) [ 実行オプション ] ダイアログボックスで、[ 優先順位 ] チェックボックスを選
択し、次の優先オプションの一つを選択してバッチをキューに配置します。
• [ 使用可能なバッチ ] を選択して、測定中のバッチの直後にバッチを配置します。
• [ 使用可能なサンプル ] を選択して、測定中のサンプルの直後にバッチを配置します。
補足 Multiplexing 機能を使用している場合、アプリケーションは、次の利用可能な
Channel または割り当て Channel の優先バッチを測定します。
5. 以下のいずれかの操作をおこないます。
• 選択した処理を開始するには [OK] をクリックします。
選択された処理が開始してダッシュボードに戻り、TraceFinder アプリケーションが現在の
ウィンドウにリアルタイム表示を示します。リアルタイム表示は、ダッシュボードおよび
すべてのモードから見られます。[ 測定 ] モードで測定中のバッチをリアルタイム表示を
見ながら、別のバッチを開始できます。
• [ 取り消し ] をクリックするとどの測定も行わずに [ 測定 ] モードを終了します。
13
[ 実行オプション ] ダイアログボックス
パラメータ
説明
ユーザー名
現在のユーザーの名前を表示します。
サンプル
バッチ番号およびサンプル数を示します。
データ測定
( デフォルト ) 現在のバッチの測定を実行します。
プロセスデータ
( デフォルト ) 現在のバッチのデータを処理します。
レポート作成
現在のバッチのレポートを作成します。
優先順位
Multiplexing が設定されている場合、測定中のバッチの直後にバッチを
配置します。
Multiplexing が設定されていない場合、次の優先オプションの一つを指
定してバッチをキューに配置します :
[ 使用可能なバッチ ] は、測定中のバッチの直後にバッチを配置しま
す。
[ 使用可能なサンプル ] は、測定中のサンプルの直後にバッチを配置し
ます。
補足 [ 構成 ] コンソールで [Full Sequence Submission] を選択する場合、
現在のバッチとサンプルが事実上同じになるので、これらのオプショ
ンは利用できません。
測定パネル
装置名
すべての構成装置を一覧表示します。使用したい装置が構成されてい
ない場合、アプリケーションを閉じて装置を構成し、TraceFinder アプリ
ケーションを再度開きます。装置は、TraceFinder アプリケーションを実
行中に構成できません。
使用
この測定に使用する装置を指定します。
開始デバイス
他の装置とコミュニケーションを開始するために使用される装置を指
定します。これは通常、オートサンプラです。
準備完了後開始
すべての装置がデータ測定の準備を完了すると、指定のデバイスを開
始します。
詳細を隠す / 表示
[ 実行オプション ] ダイアログボックスの測定の詳細を折り畳む、また
は展開します。
OK
選択した処理を開始します。
14
パラメータ
説明
取り消し
測定を実行せずに、[ 実行オプション ] ダイアログボックスを閉じます。
 出力ファイルを指定するには
TraceFinder アプリケーションはファイルを保存して次のディレクトリで見られるようにしま
す:
• サブプロジェクトフォルダで保存されたバッチを指定します :
…\TraceFinderData\Projects\…
• 各測定サンプルごとに、RSX ファイルをバッチデータフォルダで指定します :
…\TraceFinderData\Projects\…\Data
• バッチメソッドフォルダでメソッド情報を指定します :
…\TraceFinderData\Projects\…\Methods\method
• バッチレポートフォルダでレポートを指定します :
…\TraceFinderData\Projects\…\batch\Reports
完了ページ
パラメータ
詳細
システムステータス
[ システムステータス ] パネルが次を表示します :
測定に使用されるデバイス
プロジェクト、サブプロジェクト、およびバッチの名前
バッチのサンプル数
PDF、XML、または XLSM ファイルとして印刷または保存されるレ
ポートの数
• バッチに使用されるローカルメソッドおよび装置メソッド
• メソッドの化合物の数。
•
•
•
•
システムのスタート
アップメソッド
バッチの前に実行される装置メソッド。オートサンプラ注入は行われ
ません。この機能はすべての装置で利用できるわけではありません。
システムのシャット
ダウンメソッド
バッチの後で実行される装置メソッド。オートサンプラ注入は行われ
ません。この機能はすべての装置で利用できるわけではありません。
オート TSRM 更新
トランジション、衝突エネルギー、および TSRM 機能のための他の適
切なデータとともに TSQ メソッドを更新します。
検量線の選択
• キャリブレーションを使用 : 選択されたキャリブレーションファイ
ルを使用して現在のデータを処理します。
• 検量線データに追加 : 現在のバッチからのキャリブレーション デー
タを選択したキャリブレーションファイルに追加します。
前
前の [ 測定 ] ページに戻ります。
15
クイック
測定
パラメータ
詳細
取り消し
[ 測定 ] モードを終了することを確認します。編集した内容は保存され
ません。
保存
現在のバッチを準備ができたファイルとして保存します。
実行
[ 実行オプション ] ダイアログボックスを開きます。ここではオプショ
ンとしてレポートを選択して作成できます。
[ 測定 ] モードの任意のページから単一サンプルを迅速に実行するには、[ クイック測定 ] 機能を
使用します。
補足 [ クイック測定 ] 機能は、[ 構成 ] コンソールでこれを選択した場合にのみ利用できま
す。
 クイック測定を実行するには
1. メインメニューから [ ツール ] > [ クイック測定サンプル ] を選択するか、[ クイック測定サン
プル ] アイコン
をクリックします。
[ クイック測定 ] ダイアログボックスが開きます。
2. 装置メソッドを選択します。
3. 測定する生データファイルの名前を入力します。
4. パスは、
す。
をクリックして測定した生データファイルを書き込みたいフォルダを指定しま
5. マニュアル注入かオートサンプラオプションのどちらかを選択します :
• マニュアル注入を実行するには以下を行います :
i. [ マニュアル注入 ] オプションを選択します。
ii. [OK] をクリックします。
アプリケーションがサンプルを [ 測定 ] キューに送ります。
• オートサンプラ注入を実行するには以下を行います :
i. [ オートサンプラ使用 ] オプションを選択します。
ii. [ バイアル位置 ] ボックスに、バイアル位置を記入します。
iii.[ 注入量 ] ボックスに、注入量を記入します。
最小許容注入量は 0.1 μL。最大許容注入量は 5000 μL です。
iv. [OK] をクリックします。
[ クイック測定 ] ダイアログボックスが開きます。
16
v. ( オプション ) [ 開始デバイス ] のチェックボックスを選択し、他の装置とコミュニケー
ションを開始したいデバイスを指定します。
これは通常、オートサンプラです。
vi. ( オプション ) [ 準備完了後開始 ] チェックボックスを選択すると、すべての装置の準備
ができ次第それらを一斉に開始します。
これが解除されると、装置は異なる時間に個別に開始し、最後の装置の準備が完了す
るのを待たなくてはなりません。
vii.( オプション ) [ 優先 ] チェックボックスを選択すると、測定中の任意のサンプルの直
後にサンプルを配置します。
viii. ( オプション ) [ 測定後ステータス ] の値を選択します :[Unknown]、[On] ( デフォル
ト )、[Off ]、または [Standby]。
アプリケーションは、最後のサンプルを測定した後、システムをこの状態に設定します。
ix. [OK] をクリックします。
アプリケーションがサンプルを [ 測定 ] キューに送ります。
商標
TraceFinder および ToxID は商標であり、Xcalibur は、米国におけるサーモフィッシャーサイエン
ティフィック株式会社の登録商標です。
Excel および Microsoft は、米国およびその他の国におけるマイクロソフトの登録商標です。
17