地域貢献に関する情報開示について(250KB)

平成27年5月12日
「地域貢献に関する情報開示」について
横浜銀行(代表取締役頭取 寺澤 辰麿)は、「地域密着型金融の推進に関する方針」にもとづき、「地域
貢献に関する情報開示」をおこないましたのでお知らせします。
開示資料については、次ページ以降をご覧ください。
地域貢献に関する情報開示
1.横浜銀行の営業地盤
2.個人のお客さまへの取り組み
3.法人のお客さまへの取り組み
4.CSRへの取り組み
■
主要指標
以
上
地域貢献に関する情報開示
平成 27 年 5 月
株式会社横浜銀行
∼地域の皆さまと横浜銀行∼
横浜銀行は、地域に深く根ざした活動を展開し、地域に貢献し、地域と一体となって発展
するため「地域密着型金融の推進に関する方針」を定め、地域密着型金融の一層の深化・定
着をはかっています。
平成 25 年 4 月よりスタートさせた中期経営計画「Tackle for the Dream」においても、
長期ビジョンに掲げている「お客さま、株主、行員、地域社会にとって魅力あふれる金融機
関」の実現に向けて、リージョナル・リテール強化のためのさまざまな施策に取り組んでい
ます。
横浜銀行の営業地盤
横浜銀行の営業地盤である神奈川県および東京西南部は、成長ポテンシャルが高い地域
です。総人口をはじめとして、事業所数や県内総生産など経済規模を表す指標をみると、神
奈川県はいずれも全国のなかで上位に位置しており、地域経済力の優位性を示しています。
神奈川県経済は、消費増税に伴う駆け込み需要の反動が薄れて個人消費が持ち直しつつ
あるほか、輸出や生産が上向いており、緩やかに景気が回復しています。この先も、圏央
道や新東名高速などのインフラ整備が進むことで交通利便性が高まり、一段と地域の魅力
が向上すると期待されます。また、特区に指定された先端医療やロボット産業をはじめと
して、電気機械や情報関連産業などの研究開発機関の進出が相次いでおり、この先も集積
が進んでいくと見込まれます。
総人口(平成26年10月)
909.6万人 (2位/47都道府県)(東京、神奈川、大阪)
民営事業所数(平成24年2月) 31.4万か所 (4位/同)
(東京、大阪、愛知、神奈川)
県内総生産(平成23年度)
30.4兆円 (4位/同)
(東京、大阪、愛知、神奈川)
製造品出荷額等(平成25年) 17.2兆円 (2位/同)
(愛知、神奈川、大阪)
小売業販売額(平成 23 年)
7.3 兆円 (3 位/同)
(東京、大阪、神奈川)
(出所)総人口
:総務省「人口推計」
民営事業所数 :総務省「経済センサス-活動調査」
県内総生産 :内閣府「県民経済計算」 製造品出荷額等:経済産業省「工業統計(確報)」
小売業販売額:総務省「経済センサス-活動調査(卸売業、小売業に関する集計)」
2
個人のお客さまへの取り組み
店舗やATMネットワークの拡充など、お客さまにとってより利便性の高い銀行をめ
ざすとともに、お客さまのニーズに合った商品・サービスをご提案できるよう、商品ラ
インアップとコンサルティング力の強化に努めています。
∼利便性の高い銀行をめざして∼
■ネットワークの充実
横浜銀行は、神奈川県および東京西南部を中心に稠密な店舗ネットワークを構えており、
平成 27 年 3 月末現在、国内有人店舗数は 204 か店となっています。また、平成 27 年 4 月
には、国内 205 か店目となる海老名駅前支店を開設しており、平成 27 年 9 月をめどに、現
在開発が進められている海老名駅西口地区に海老名駅前支店の新店舗を設置する予定です。
小田急線全 70 駅をはじめ相模鉄道線、京浜急行線、JR線の主要駅など、利便性の高い
施設内にATMを設置しており、平成 27 年 3 月末現在で、無人店舗数は 406 か所となって
います。
また、JR東日本グループのビューカードやイオン銀行とATMを相互開放しているほ
か、セブン銀行、ローソン・エイティエム・ネットワークス、イーネットともそれぞれ提携
し、コンビニATMも利用できます。
■〈はまぎん〉マイダイレクト
パソコン、スマートフォン、携帯電話を利用して、残高照会・お振り込み・お振り替え、
定期預金・投資信託・外貨預金・個人向け国債・カードローンのお取り引き、Pay-easy(ペ
イジー)による税金や各種料金の払込み、住宅ローンの一部繰り上げ返済、マイスマート通
帳(Web 専用口座)へのお切り替え、諸届けなどの銀行取引を、どこでもお気軽におこなえ
ます。
お客さまの声を取り入れ、画面表示・操作性の改善を随時実施するとともに、各種手数料
の割引や横浜銀行ホームページからのお申し込み・利用口座追加などの利便性向上をはか
っています。また、より安心してご利用いただけるよう、ワンタイムパスワードやメール通
知パスワードによるセキュリティの高度化、不正送金・フィッシング対策ソフト(PhishWall
プレミアム)の無償提供、スマートフォン向けセキュリティソフト(SecureStarter)の無償
提供をおこなっています。
平成 25 年 7 月の全面リニューアル以降、スマートフォン専用画面の拡充、サービス内容
の定期的な追加を実施していますが、より便利にご利用いただけるようサービス内容の改
善を継続的に進めています。
3
∼お客さまのニーズに合った商品・サービスの充実∼
■住宅ローン
ご自宅の新築・購入や他の金融機関からのお借り換えなど、お客さまのニーズやライフプ
ランにお応えする多彩な住宅ローンを取り揃え、住まいづくりを応援しています。
23 か所(平成 27 年 3 月末現在)の住宅ローンセンターには、専門のスタッフが常駐し、
銀行営業日のほか日曜日(一部住宅ローンセンターを除く)もご相談やお申し込みを受け付
けているほか、電話でのご相談や、インターネットによる事前審査のお申し込みが可能なダ
イレクト住宅ローンセンターを設置しています。また、住宅ローンのご返済開始にあわせ、
ご予約制で専門のライフコンサルタントによる各種保険の見直しのお手伝いも承っており
ます。
平成 26 年 10 月からは団体信用生命保険付き住宅ローンの商品ラインアップを拡充し、
「8 大疾病保障特約付き住宅ローン」と「ワイド団信付き住宅ローン」の取り扱いを開始し
ました。団体信用生命保険は、住宅ローンの被保険者(借主ご本人さま)が万一死亡または
高度障害となった場合、住宅ローンの残高が完済になる保険です。従来の商品に比べて保障
範囲が広く、ガンをはじめとした 8 大疾病に対応し、入院保障や奥さまガン保障による一
時金保障特約の付いた「8 大疾病保障特約付き住宅ローン」と、既往症があっても加入でき
る場合がある「ワイド団信付き住宅ローン」をご用意し、保障内容を充実いたしました。
■無担保ローン
お使いみちが決まった商品として、マイカーローン・教育ローン・リフォームローンなど
の目的に合わせた無担保ローンを取り扱っています。また、幅広いお使いみちにご利用可能
な商品として、ライフサポートローン・フリーローンなども取り扱っています。郵送・FA
X・パソコン・スマートフォンからお申し込みができ、審査結果を 3 営業日以内に回答して
おり、マイカーローン、教育ローン、リフォームローン、ライフサポートローンではインタ
ーネット申込限定金利プランもご用意しています。
また、平成 25 年 10 月には、お申し込みからご契約までご来店が不要で、最短で即日に審
査結果の回答が可能な「横浜銀行カードローン」の取り扱いを開始しました。取扱開始以来、
お借入限度額や金利、毎月のご返済額などを見直し、常にお客さまのライフステージ・ライ
フスタイルに合った利便性の高い商品となるよう努めています。
4
■投資型商品
お客さまの資産運用ニーズにお応えするため、投資信託や生命保険など幅広い商品を取
り扱っています。平成 27 年 3 月末現在、投資信託は 115 銘柄を取り扱っており、うち販
売経路をインターネットバンキングとテレフォンバンキングに限定した投資信託は 38 銘
柄ご用意しています。
平成 26 年 10 月には、長期分散投資により、世界経済の成長に沿った収益の獲得と短期
的な下振れリスクの抑制をめざし、市場環境の変化に対応して適切なポートフォリオへの
見直しをおこなう「コア投資戦略ファンド」の販売を開始しました。また、NISA(ニ
ーサ、少額投資非課税制度)口座を利用した投資信託のお申し込みを受け付けています。
生命保険は、平成 27 年 3 月末現在、一時払・平準払の個人年金保険や終身保険に加え
て、定期保険や医療保険といった保障性保険(一部店舗を除く)など 52 商品を取り扱っ
ています。
また、一部の医療保険等については、専用コールセンターからの電話と郵送によりお取
り扱いしています。
■三井住友信託銀行との業務提携契約締結とスカイオーシャン・アセットマネジメントの
設立
横浜銀行は、三井住友信託銀行と平成 26 年 10 月に業務提携契約を締結し、平成 26 年
11 月に合弁で新会社「スカイオーシャン・アセットマネジメント株式会社」
(以下、「スカ
イオーシャン」という)を設立しました。スカイオーシャンは、平成 27 年 4 月に金融商
品取引業(投資運用業)の登録をおこない、資産運用会社として業務を開始しました。
スカイオーシャンは、第 1 号ファンドとして、三井住友信託銀行がこれまで培ってきた
「コア&サテライト運用戦略」にもとづく投資商品販売に関するノウハウやインフラを活
用し、お客さまに安心して長期間保有していただける、投資タイミングにかかわらず安定
的な成長をめざす投資信託「スカイオーシャン・コアラップ(安定型/成長型)」を設定・
運用します。
横浜銀行は、スカイオーシャンからこの商品の提供を受け、お客さまの資産運用ニーズ
をきめ細かく把握し、中長期的かつ安定的な資産形成を支援するポートフォリオの構築を
これまで以上にご提案していきます。
5
法人のお客さまへの取り組み
多様化する資金調達ニーズにお応えしていくとともに、M&Aや事業継承といったご
相談に対しても、横浜銀行グループが持つさまざまな情報や機能を最大限に活用し、お
客さまが抱える課題の解決に資するソリューションの提供に努めています。
■多様化する資金調達ニーズへの対応
企業の資金調達ニーズが多様化するなか、シンジケートローンや私募債、ノンリコースロ
ーン、PFI案件などに取り組んでいるほか、不動産担保・個人保証に過度に依存しない融
資として動産担保融資(ABL)を取り扱うなど、お客さまのニーズに合った資金調達手段
をご提案しています。
■地域経済の成長基盤強化へ向けた取り組み
医療、介護、環境、エネルギーなど今後の成長が見込まれる分野で事業に取り組む企業の
皆さまへの資金供給に、横浜銀行グループ一体となって力を入れています。
平成 22 年 7 月に創設した融資ファンド「成長分野支援戦略ファンド∼輝き」に加え、平
成 23 年 8 月にグループ会社である横浜キャピタルと連携して創設した投資事業組合である
「成長支援ファンド」を活用し、エクイティ面での資金供給機能も強化しています。
■情報渉外によるビジネスサポート
神奈川県内および東京西南部の幅広いネットワークを活用した付加価値の高い情報提供
を通して、お客さまの経営課題解決を支援しています。
M&A業務についても、お客さまの事業拡大や事業再構築などのニーズに対して、また事
業承継の一つの解決策として、横浜銀行グループが持つさまざまな情報や機能を最大限に
活用し、問題解決型のコンサルティング営業を強化してい
ます。
また、お客さまの販路拡大ニーズにお応えするため、ビ
ジネスマッチングに積極的に取り組むとともに、商談会の
企画・開催もおこなっています。平成 26 年 11 月には、全
国の地方銀行 37 行が参加した商談会「地方銀行フードセ
レクション」を開催しました。このほか、各種の情報提供
を目的としたセミナーなどを随時開催しています。
6
■地域経済活性化支援機構との連携
横浜銀行と横浜キャピタルは、平成 26 年 9 月に地域経済活性化支援機構(以下、
「REV
IC」という)の子会社などが設立・運営する「地域ヘルスケア産業支援ファンド」に出資
しました。本ファンドは、ヘルスケア産業の成長に必要な資金を提供し、REVICが豊富
に有するヘルスケア産業に精通した経営人材による事業育成をおこなうことで、健康寿命
延伸産業拡大に資する新たな事業モデルの構築を目的としているものです。平成 26 年 10 月
には、本ファンドの第 1 号案件として横浜銀行のお客さまへの出資が実行されました。
平成 26 年 12 月には、横浜銀行はREVICと「神奈川県における観光による地域活性
化」に関する連携協定を締結しました。REVICのノウハウを活用しながら、地域の自治
体や事業者と連携し、神奈川県内における観光消費額等の増大をはかる「観光まちづくりモ
デル」の構築をめざしています。
また、平成 27 年 4 月には、REVICの子会社が設立・運営する「地域中核企業活性化
ファンド」に出資するため、投資事業有限責任組合契約を締結しました。地域産業の中核と
なる企業に対して、優先株等の投融資による資金提供や、REVICが豊富に有する経営ノ
ウハウに精通した人材を派遣することで、資金と人材の両面から成長を支援することを目
的としています。
今後も豊富なノウハウを有するREVICとの連携をさらに強化し、地域経済の活性化
に一層取り組んでいきます。
■ケイエスピーとの創業・成長支援に関する協定締結
横浜銀行および横浜キャピタルは、平成 26 年 7 月にケイエスピー(以下、
「KSP」とい
う)と創業・成長支援に関する包括連携協定を締結しました。KSPは、昭和 61 年に設立
された、我が国初のサイエンスパークである「かながわサイエンスパーク」の運営会社で、
起業家の育成と創業企業の支援をおもな事業とし、平成 25 年には京浜臨海部ライフイノベ
ーション国際戦略総合特区の追加区域として指定を受けています。創業・ベンチャー支援事
業におけるノウハウ・インフラを有するKSPと連携し、お客さまの問題解決に資するソリ
ューションをより一層提供していきます。
■かながわ産学公連携推進協議会(CUP-K)への参加
産学連携支援機関が窓口となって中小企業の技術ニーズを把握し参加大学に紹介するこ
とで、共同研究、技術指導等への進展をはかる組織である、かながわ産学公連携推進協議会
(CUP-K)に参加しています。CUP−Kへの参加を通じて、お客さまの課題に応じて
最適な研究者を複数の大学から選定してマッチングする支援をしています。
7
■6 次産業化認定支援
神奈川県内で活躍する農業家に働きかけ、6 次産業化認定のサポートをしています。販売・
収益管理の効率化を主眼とした、直売部門の新規法人設立に関する支援や、いわゆる「六次
産業化・地産地消法」に基づく総合化事業計画に関する情報提供、総合化事業計画の認定に
いたるまでのアドバイス等により農林漁業の振興をはかっています。
■ビジネスローンセンター
ビジネスローンセンターでは、信用保証協会の保証制度や、自治体の制度融資などの公的
支援制度を活用した資金供給を中心に、広範な中小企業取引に取り組んでいます。
平成 27 年 3 月末現在、10 センター体制でお客さまの資金需要にきめ細かく対応できる体
制を構築しています。
■海外事業支援
海外では、平成 27 年 3 月末現在、上海に支店 1 か店、ニューヨーク、ロンドン、香港、
バンコクに駐在員事務所 4 か所を設置し、お客さまの海外進出をサポートしています。
経済成長が続く中国では、上海市内に地銀では唯一となる上海支店を設置し、預貸金業務
を中心に金融サービスを提供しています。平成 26 年 4 月からは新たに人民元建て業務の取
り扱いを開始し、商流の現地化が進むお客さまからの人民元調達ニーズにお応えしていま
す。また、平成 27 年 1 月には上海市において群馬銀行、常陽銀行と共同で中国ビジネスセ
ミナー・交流会を開催し、3 行のお客さま同士の交流および商談機会をご提供しました。
また、アジアにおける支援態勢を強化するため、平成 26 年 10 月にはベトナム投資開発
銀行と、平成 27 年 4 月にはフィリピンのメトロポリタン銀行と業務提携するなど、現地金
融機関との業務提携を進めています。また、現地金融機関(ベトナム投資開発銀行、バンコ
ック銀行およびバンク・インターナショナル・インドネシア)に対して横浜銀行の行員を派
遣し、現地金融機関と協力して金融サービスを提供しています。また、神奈川県と協定を締
結し、浜銀総合研究所とともに横浜銀行グループ全体で神奈川県内企業の海外進出支援に
取り組んでいます。
さらに、お客さまの外国企業に対するM&Aニーズなどに対応するため、国際協力銀行
(JBIC)と新たに融資枠設定契約をおこなうなど、海外進出をサポートする融資制度も
強化しています。
海外送金については、これまで米ドル、ユーロ、人民元など 15 種類の通貨について、法
人のお客さまを対象としたインターネットバンキングサービス「〈はまぎん〉ビジネスサポ
ートダイレクト」
(以下、
「BSD」という)の海外送金受付サービスで取り扱ってきました
が、平成 26 年 9 月に、韓国ウォン、台湾ドル、インドネシア・ルピア、インド・ルピー、
マレーシア・リンギット、メキシコ・ペソの 6 種類の新興国通貨を追加し、お客さまの利
便性向上・ビジネス機会の拡大に努めています。
8
CSRへの取り組み
横浜銀行は、経営理念に基づき、信用秩序の支え役としての本来の役割を十分認識し、円
滑な資金供給と適正な金融サービスの提供に努めるとともに、社会的課題を意識した企業
行動および地域貢献活動を積極的に推進することにより、社会に貢献し、地域と一体となっ
て発展することをめざしています。この実践が当行のCSR(企業の社会的責任)の原点で
あり、具体的には、
「本業の金融サービスを通じたCSR活動」、
「社会的課題を意識した企
業内CSR活動」、
「ボランティア・寄付協賛等の地域貢献によるCSR活動」を通じて、私
たちを取り巻くさまざまな社会問題の解決に向けた活動に対して、ステークホルダーとの
対話を活かしつつ取り組み、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
また、取り組みにあたっては、「環境」、「こども」、「地域」を重点テーマとしています。
9
環境
美しい環境を未来に残すために各種施策に取り組んで
います。
<本業の金融サービスを通じたCSR活動>
■環境格付融資制度
環境を配慮した経営に取り組む企業を金融面で支援するため、
「〈はまぎん〉環境格付融資
制度」を取り扱っています。
「〈はまぎん〉環境格付融資制度」は、企業の皆さまの環境に配慮した取り組みを横浜銀
行独自のモデルで評価したうえで、評価結果に応じて 5 段階の「環境格付」を決定し、所定
の金利の差し引きを適用する融資制度です。「環境格付」が高いほど金利の差し引き幅が大
きくなります。
■ソーラーローン
地域における分散型エネルギー供給構造(※)の構築や、太陽光発電による安全・安心な
低炭素社会の実現などをめざして、住宅への太陽光発電設備の設置を支援するため、「ソー
ラーローン(太陽光発電設備向けリフォームローン)」を取り扱っています。
(※)分散型エネルギー供給構造とは、従来の原子力発電所や火力発電所などの大規模な集
中型の発電所で発電し各家庭・事務所等に電力を供給する仕組みに対して、地域ごとにエネ
ルギーを作りその地域内で使っていく仕組みのことです。
<社会的課題を意識した企業内CSR活動>
■二酸化炭素排出量削減への取り組み
地球温暖化を防止するため、横浜銀行グループ全体で二酸化炭素排出量を減らすための
省エネルギー活動や節電等をおこなっています。
照明器具については、高効率反射板の導入やLED照明の導入、空調機については、老朽
化したものから新型空調機へ更新し、節電効果の高い設備の導入を進めています。また、電
力使用状況をモニタリングするためのデマンド監視装置を導入し、随時電力使用量を確認
しながらピーク電力の抑制に努めています。
また、紙資源使用量の削減のため、帳票の廃止と電子化を進めているほか、〈はまぎん〉
マイダイレクトにおいて、封書、ハガキで郵送している投資信託関連の報告書類などを電子
ファイルで交付する「電子交付サービス」をご提供しています。
10
<ボランティア・寄付協賛等の地域貢献によるCSR活動>
■マイスマート通帳サービスを通じた植樹活動
インターネットバンキング(〈はまぎん〉マイダイレクト)にお
いて、紙の通帳を発行しない「マイスマート通帳」サービスを取
り扱っています。お客さまにお切り替えいただくことで削減でき
た紙資源額の一部で、
「湘南国際村めぐりの森」にて植樹活動をお
こなっています。
■都市緑化活動
自治体と連携し、神奈川県内における緑化活動をおこなってい
ます。
平成 26 年度は横浜市、株式会社サカタのタネと協力し、グラ
ンモール公園にて、環境浄化植物「サンパチェンス」を植栽しま
した。今後も、緑あふれる美しい街づくりとCO2削減に貢献す
るため、地域と連携した緑化活動をおこなっていきます。
こども
地域を担うこどもの育成のために各種施策に取り組ん
でいます。
<本業の金融サービスを通じたCSR活動>
■教育預金・教育資金贈与信託
次世代を担うこども達の教育を支援する金融サービスの提供として、平成 25 年度税制改
正によって創設された制度にもとづき、教育資金に充当する目的で預け入れ・支払いをおこ
なった場合に贈与税が非課税となる預金商品「教育預金」や、信託商品「教育資金贈与信託」
を取り扱っています。
■教育ローン
こども達の学びたい気持ちを応援するため、教育ローンを取り扱っています。教育ローン
は、お子さまの学費等のお支払いのために必要な金額を一括でお借り入れいただく一括借
入型と、都度必要となる授業料や学習用品代などを在学中に反復して借り入れすることが
可能なカードローン型をご用意しています。
11
<社会的課題を意識した企業内CSR活動>
■女性の就業継続支援
子育て環境を充実し女性の就業継続を支援するため、育児休業制
度や育児休業者向け復職支援カリキュラム、ワークライフバランス
支援勤務制度、ジョブ・リターン制度など働きやすい職場環境づくり
を進めています。
平成 19 年 5 月および平成 25 年 5 月に、次世代育成支援対策推進
法にもとづき制定した「一般事業主行動計画」に定めた目標を達成す
るなど一定の基準を満たしたことから、
「子育てサポート企業」とし
て神奈川労働局長より認定を受け、次世代認定マーク(愛称:くるみ
ん)を取得しました。
<ボランティア・寄付協賛等の地域貢献による CSR 活動>
■職場体験学習
各営業店では、地元の小・中学生の「職場体験」を受け入れ、
こども達の「働く」ことへの理解を深める教育に協力していま
す。
銀行の三大業務(預金・貸出・為替)や社会的な役割を説明す
るほか、
「融資」をテーマとしたワークショップを通じて銀行員
の仕事を体験する場を提供しています。
■エコノミクス甲子園
全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」の地
方大会である神奈川大会を開催しています。新聞やニュースを
元にした時事問題や、お金に関するトリビアなど、幅広く「お金」
に関する知識が問われる本大会の開催を通じて、高校生が金融
経済について学ぶ機会を提供しています。
12
■はまぎん こども宇宙科学館
「はまぎん こども宇宙科学館」(横浜市磯子区)のネーミン
グライツ(命名権)スポンサーとして、こども達に科学を体験す
る機会を提供しています。平成26年度は、同館の開館30周年特
別企画として、今年11月に打ち上げが予定されている小惑星探
査機「はやぶさ2」をテーマに全6回のシリーズで展開したほ
か、車いすのお客さまにも安心してご利用いただけるよう「階
段昇降車」を寄贈しました。
■神奈川フィルハーモニー管弦楽団 「ヨコハマ・ポップス・オーケストラ
ラシック」
神奈川フィルハーモニー管弦楽団と連携し、未就学児向けク
ラシックコンサートをはまぎんホール ヴィアマーレにて開催
しました。普段はクラシックコンサートに足を運びにくい小さ
なお子さまに、ご家族と一緒に楽しんでもらえるような曲目を
ご用意し、約 400 名を無料でご招待しました。
■横浜銀行カップ神奈川県学童軟式野球選手権大会
神奈川県内の各地区大会の優勝・準優勝チームなどの 42 チー
ムが参加し、県内ナンバーワンを決める「横浜銀行カップ神奈
川県学童軟式野球選手権大会」を冠スポンサーとして応援して
います。
■はまぎんサッカー教室
ボールの扱い方からミニゲームまで実践的な指導を受けられ
る「はまぎんサッカー教室」を開催しています。平成 26 年度は
川崎フロンターレの育成・普及部コーチを講師に迎え、幼稚園
児から小学生までを対象としたサッカー教室を実施しました。
■大和グランドの貸出し
地域のスポーツ振興に協力するため、大和市にある当行所有
の「横浜銀行大和総合グランド」を大和市に無償で貸し出して
います。現在、地元の女子サッカークラブチームに利用いただ
いており、当行と大和市が協力して女子サッカーの振興を応援
しています。
13
ファミリーク
地域
魅力あふれる地域づくりのために各種施策に取り組ん
でいます。
<本業の金融サービスを通じたCSR活動>
■地方創生推進プロジェクトチームの設置
地方公共団体がまとめる「都道府県まち・ひと・しごと創生総合戦略及び市町村まち・ひ
と・しごと創生総合戦略」の策定および推進を支援するため、「地方創生推進プロジェクト
チ−ム」を設置しています。産官学労と連携し、地域金融機関が持つ知見等を活かして積極
的にソリューションを提供していくことで、地域経済の成長に貢献していきます。
<社会的課題を意識した企業内CSR活動>
■女性活躍への取組み
企業や社会全体を活性化する大きな力として期待される女性の活躍を推進するため、支
店長級に 16 人の女性を登用(平成 27 年 3 月末現在)し、それに続く管理職への登用も積極
的におこなっています。また、管理職前の女性行員を対象に、活躍する先輩女性行員の講演
や出席者同士のディスカッションなどを通じ、自らのキャリアビジョンを明確にするとと
もに情報共有をおこなう場として「女性塾」を実施するなど、女性行員のキャリア開発とと
もに、キャリア形成への意識醸成と組織全体の風土改革を推し進めています。
■店舗のバリアフリー化、各種設備
すべてのお客さまがご利用になりやすい店づくりの一環として、「サービス・ケア・アテ
ンダント」資格の取得を進めており、これまでに約 300 人が資格を取得しています。ご高齢
のお客さまや障がいのあるお客さまを丁寧にご案内できるよう、ロビー担当者にも応対研
修を順次受講させています。今後も、お客さまにやさしい店づくりに取り組んでいきます。
○ほぼすべての国内本支店に、
「サービス・ケア・アテンダント」の有資格者を配置してい
ます。
○「筆談器」
「助聴器」
「コミュニケーション支援ボード」
「耳マーク表示板」
「杖ホルダー」
「老眼鏡」「高齢者用椅子」などを国内本支店に設置しています。
○音声案内用ハンドセット装備のATMを全有人支店、一部を除いた無人出張所に設置し
ています。
また、ご来店いただいたお客さまの万が一の事態に備えるため、自動体外式除細動器(以
下、「AED」という)を国内すべての本支店に設置しており、緊急時にAEDを迅速かつ
適切に使用できるよう、全本支店の管理者らが各自治体の消防署等で実施している「普通救
命講習」を受講しています。
14
<ボランティア・寄付協賛等の地域貢献によるCSR活動>
■横浜マラソン 2015
横浜で初めて開催されたフルマラソン大会である「横浜マラソ
ン 2015」に協賛しました。当日は約 50 人の行員がボランティア
でJR新杉田駅近くの給水所を運営したほか、行員のランナーが
出走しました。また、前日のイベントとして開催されたEXPO
には、横浜銀行のペンギンキャラクター「はまペン」が登場する
など、地元のイベントを盛り上げました。
■ザよこはまパレード
地元で愛されているゴールデンウィークの一大イベント「ザよ
こはまパレード」に協賛しています。平成 27 年 5 月に開催され
た「第 63 回ザよこはまパレード」では、キッズパレードに協賛
しました。横浜銀行グループ会社社員のこども達も参加し、ゴー
ルデンウィークの横浜を賑わせました。
■横浜DeNAベイスターズとの連携
横浜DeNAベイスターズが平成 26 年 8 月に開催した夏の一
大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2014」に特別協賛し、開催期
間にあわせて行員がレプリカユニフォームを着用してお客さまを
お迎えしました。また、平成 27 年 3 月に、公式戦の勝利数やクラ
イマックスシリーズ出場に応じて金利を上乗せする「横浜DeN
Aベイスターズ応援定期」を発売しました。今後も横浜DeNA
ベイスターズと連携し、地域の皆さまや地元横浜、神奈川を盛り
上げていくさまざまな施策を展開していきます。
15
■主要指標(平成27年3月末)
○地域への信用供与の状況(単位:百万円) 《国内店分(除く特別国際金融取引勘定分)》
貸出業務全般
貸出金残高
<業種別貸出金残高>
不動産業、物品賃貸業
(貸出先数)
製造業
(貸出先数)
卸売業、小売業
(貸出先数)
その他の各種サービス業
(貸出先数)
運輸業、郵便業
(貸出先数)
地方公共団体
(貸出先数)
建設業
(貸出先数)
金融業、保険業
(貸出先数)
情報通信業
(貸出先数)
中小企業等向け貸出業務
中小企業等向け貸出金残高
中小企業等向け貸出金比率
保証協会保証付貸出金残高
地方公共団体制度融資残高
個人向け貸出業務
個人向け貸出金残高
個人向け貸出金比率
当行全体 神奈川県内
9,761,232
7,569,611
県内比率
77.5%
2,680,484
27,648
870,012
3,061
793,292
5,066
724,524
6,349
303,446
1,004
242,305
32
227,533
3,383
197,671
130
63,733
710
2,060,642
24,567
520,943
2,506
541,669
4,193
589,332
5,484
205,353
862
241,058
29
198,268
3,143
49,672
83
34,998
535
76.8%
88.8%
59.8%
81.8%
68.2%
82.7%
81.3%
86.3%
67.6%
85.8%
99.4%
90.6%
87.1%
92.9%
25.1%
63.8%
54.9%
75.3%
7,897,144
80.9%
281,443
243,217
6,687,204
88.3%
260,447
206,520
84.6%
−
92.5%
84.9%
4,873,833
49.9%
4,351,320
57.4%
89.2%
−
○地域のお客さまへの利便性提供の状況(単位:百万円)
当行全体 神奈川県内
お客さまとの接点の状況
有人店舗数(単位:か所)
204
179
1日平均来店客数(単位:千人)
239
226
無人店舗数(単位:か所)
406
358
1,436
1,319
ATM設置台数(単位:台)(CD機は除く)
住宅ローンセンター数(単位:か所)
23
20
県内比率
87.7%
94.5%
88.1%
91.8%
86.9%
(アパートローンセンター、提携住宅ローンセンター、ダイレクト住宅ローンセンターを除く)
預金業務等の状況
預金残高
12,112,115
11,160,804
92.1%
1,790,239
1,713,141
95.6%
《国内店分(除く特別国際金融取引勘定分)》
預り資産残高(個人)※
※投資信託、外貨預金、公共債および保険
16-了