36 Beyond Cable60

B e y o n d
C a b l e 6 0
日 本 の ケ ー ブ ル テ レ ビ 60年 1955∼2015
三重・四日市市の
石油コンビナートに隣接して民家が並ぶ四日市市(CTY 本社屋上から撮影)
CTYが
KCCSの
ケーブルテレビ強靭化無線システム
ワイヤレスリンク23G を導入
既存の二重化ルートを利用して
津波等の被害エリア以外の
情報手段を確保
津波・水害想定
(イメージ)
23GHz 帯無線設備
23GHz 帯無線設備
サブセンター
23GHz 帯通信による
バックアップ回線
株式会社シー・ティー・ワイ
マスターヘッドエンド
地上波受信点・スタジオ
株式会社シー・ティー・ワイ(CTY)は平成2
(1990)年1月31日に開局、本放送を開始して
から25周年を迎えた。事業エリアは三重県の
四日市市、いなべ市、桑名市長島町、三重郡
菰野町、桑名郡木曽岬町の約16万世帯にサー
ビスを提供している。加入率94%という高い数
字からも「地元密着」と言うに相応しいケーブ
ルテレビ局である。
このCTYが災害時の強靭化に取り組み、その
一環として四日市市の本社とサブセンターを結
ぶ幹線ケーブルの断線に備え、京セラコミュニ
ケーションシステム株式会社(KCCS)の固定
型「ワイヤレスリンク23G」を導入し、無線によ
るバックアップ回線を整備した。
(レポート:本誌編集部、写真:山口達也、髙尾周作)
〔図1〕CTY本社とサブセンターの無線通信によるバックアップ回線の概要
座談会 CTY KCCS「ワイヤレスリンク23G導入」
有線のポテンシャルを
最大限に活かすため、
無線利用は絶対に必要
ケーブルテレビ業界が活かす
東日本大震災の教訓
的」と言えるほどの大被災でしたが、4
壊などによるケーブル断線などで、3.11
年半近く経った現在、どのような取り組
の大津波は「想定外」でした。ヘッドエ
みがありますか。
ンド(HE)まで流される壊滅的な被災
── 東日本大震災でケーブルテレビ業
塩冶 それまで、
震災への備えは「揺れ」
の事実を真剣に受け止め、対策を進めて
界は深刻な事態を経験しました。
「衝撃
対策が中心でした。局舎の耐震、電柱倒
います。
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7-2015