マッシモ・デ・パオリ

イタリアサッカーコーチ研修キャンプのメイン講師を務める
Massimo De Paoli(マッシモ・デ・パオリ)コーチの略歴
職業:プロサッカーコーチ。
ミラノ・カトリック大学スポーツ科学部、チームスポーツ "サッカー”における技術
‐戦術コース 助手(M.Bonfanti 教授研究室)
。
学位:建築環境デザイン博士(ジェノバ大学)
。
ブレシア大学都市工学、建築、環境及び数学領域学部の研究者として、コンピューター
グラフィックおよび写真測量法コース担当の准教授でもある。
略歴:
20 年間、ブレシア FC のジュニアチーム(U15 、U17、 U20)のコーチを務める。彼が
イタリアサッカー界のトップレベルに送り出した選手には、アンドレア・ピルロ、アイ
モ・ディアーナ、エミリアーノ・ボナッツォーリ、ロベルト・バローニオ、ダニエレ・
ボネーラ、ロベルト・グアーナそしてフェデリコ・アグリアルディ等がいる。1993 年
には、ブレシア FC は、U17 のイタリア選手権準優勝を遂げた。
インテルの U15 チームで 5 年間コーチを務め、2006 年ナショナルリーグ優勝、同年マンチェスターで開催された U15 世界選手
権 3 位の成績を収めた。当時のチームに所属していた 1991 年生まれの選手には、マッティア・デストロ、ジョエル・オビ、ダ
ビデ・サントン、ルカ・カルディローラ、カリム・ラリビ等々といった現在トップレベルで活躍している錚々たるプレーヤー
がいた。この成績は現在のところ世界選手権におけるイタリアチームのベスト記録である。香港で開催された 2005 年の U15 世
界選手権では 7 位を収め、イタリアチームの本大会における 2 番目に優秀な成績となっている。
2003 年から 2008 年、インテル FC の"サッカーの技術と戦術"にかんする主席教官を務めた。2011 年からブレシア FC のマネー
ジャーの一員となり、ブレシアサッカースクールのディレクターとしての活動を開始した。また、ブレシア FC が主管するサッ
カーセンターであるプンティ・ブレーシャのテクニカルトレーニング部門を統括している。
2012 年、ピササッカースクールのディレクターに就任し、同
年よりイタリアサッカー協会トレーニングセンターであるコ
ベルチアーノのコーチングコースの講師を務めている。
2006 年、イタリアサッカーコーチ協会による Football coach
of the year アワードを受賞した。
サッカーに関する膨大な数の論文を執筆しており、2004 年イ
タリアオリンピック委員会賞を受賞した"サッカー;プレー状
況における空間と時間"や”技術的動作と戦術思考"等の著書
がある。また、"攻撃局面:広くかつ深く”や、"戦術的思考
からスコアリングへ:攻撃局面の発展"といった DVD の制作者
でもある。
現在多くの国内及び国際レベルの会議やセミナーの講師を務めており、国内外のクラブからトップチームの監督就任のオファ
ーを受けているが、育成年代の指導にこだわり、断り続けている。