FEATURE 平成27年度滋賀県アートコラボレーション事業演者養成講座シリーズ朗読 ∼ドラマティックリーディング∼ 講座＆発表会受講者募集みずほ文化センター（彦根市）で、滋賀県アートコラボレーション事業として開催されてきた「ひとりでできる人形劇講座＆発表」。今年から、 “演者養成講座シリーズ”として「朗読 ∼ドラマティックリーディング∼ 普及公演」と「朗読 ∼ドラマティックリーディング ∼ 講座と発表会」が新たに加わった。初心者でも参加できる「朗読講座＆発表会」にあなたもチャレンジしてみませんか。舞台芸術を身近に親しむ場としてデジタル化が進む現代社会において『生の舞台芸術の素晴らしさ』を伝える人材育成を目的とした、ひとりでできる人形劇講座＆発表。シリーズを企画した、みずほ文化センターの小寺定樹所長はこう話す。「地域の中で、定期的に芸術に親しんでいただく場としての役割を、みずほ文化センターが担いたいと考え枝松こずえ● 京都を拠点に全国で活動する人形劇団京芸で人形劇役者として活躍、2008年に独立、えだまつこずえ事務所を設立する。人形劇で遊ぶワークショップこずえ塾や子供から大人まで幅広い世代に向けた人形劇の上演のほか、人形劇に関する様々な活動もプロデュースしている。ていました。そこで、身近な舞台芸術として人形劇や朗読会といった、演者を養成する講座を開講したのです」。朗読を「ドラマティックリーディング」と題した理由には、単に読み聞かせるのではなく、芝居のように演じることで、朗読を鑑賞するという芸術的な要素が含まれている。人形劇や朗読会を開催する演者を養成し、上演する機会が増えることで、その普及についても目指しているという。さらに、幼い頃に親しむことのできる舞台芸術として、鑑賞する子供たちの豊かな情操を養うことにつながることも期待しているそうだ。 ● みずほ文化センター所長小寺定樹個性を大事に、自由な表現で朗読を楽しんで講師を務めるのは、人形劇役者の枝松こずえさん。これまで「演者養成講座シリーズ」のすべての講座を担当してきた。講座は、朗読する時の基本的な発声方法をはじめ、物語を伝えるための効果的な方法など、声を出すレッスンを中心に構成されている。また、自分が読みたい物語を自らが決め、どのように伝えていくのかを考えながら練習は進められていく。「朗読にはさまざまな流派がありますが、形ではなく、個性が大切だと思います。大切なのは、自分が選んだ物語を自分なりにどうとらえて語っていくかということです。そこで朗読の基本的な技術を体得しながら、演じる方の感性で物語を表現できるように講座を進めていきます」と枝松さん。全１０回の講座では、朗読についての基礎的な技術を学んだ後、発表会を開催する。朗読は、自分の感情やこれまでの人生経験が滲み出てくるものでもあり、改めて自分を見つめ直す機会にもなるとのこと。自分の感覚を大切にして、楽しく朗読を学べる講座だ。募集情報演者養成講座シリーズ「朗読（ドラマティックリーディング）講座＆発表会」受講者募集講座日時／平成27年7月25日、9月12日、9月26日、10月31日、11月28日、12月12日平成28年1月16日、2月6日、2月20日、3月5日（各日13：00から2∼3時間程度 ※講座の内容により変動します ※1/16は10：00∼16：00）会場／みずほ文化センター（彦根市田原町11）練習室定員／ 10人料金／ 10,000円〔全10回〕発表会募集期間日時／平成28年3月19日（9：30∼16：30） 6月1日∼6月25日［問合せ］みずほ文化センター TEL.0749-43-8111 HP http://www.city.hikone.shiga.jp/category/5-10-42-0-0.html