報道関係者各位プレスリリース 2015 年 6 月 10 日株式会社ミヤタサイクル［2016 年モデル速報］ワールドカップ第２戦でデビューした新型「NINETY-SIX」と「ONE-TWENTY CARBON」を発表フレームサイズに応じてホイールサイズが変わる新型の「NINETY-SIX TEAM」（価格未定）株式会社ミヤタサイクル（本社：神奈川、代表取締役社長：髙谷信一郎）が、国内販売を行うスポーツバイクブランド「MERIDA」のマウンテンバイクの 2016 年モデルの一部が発表されました。プレゼンテーションの会場となったのは、同日にマウンテンバイクの最高峰レース、ワールドカップが開催されたドイツ・アルプシュタット。 MERIDA が運営するマウンテンバイクチーム「MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM」はレースに参戦し、所属ライダーのガン・リタダール選手は表彰台に上がっています。今回発表されたのは、選手たちの多くがレースで使用した「NINETY-SIX TEAM」と新たにカーボンを採用したオールラウンドバイク「ONE-TWENTY CARBON」の 2 モデルです。 ■「NINETY-SIX」（ナインティ・シックス）とは 2007 年に発表され、同年のワールドカップで総合２位という鮮烈なデビューを飾ったクロスカントリーバイク。激しいコースに対応するためリヤサスペンションを搭載し、選手への負担を軽減することで輝かしい戦績を残しただけでなく、翌年にはドイツの自転車雑誌が行うバイクアワードにて、革新的な製品に送られるマイルストーン賞を受賞しています。 2011 年にはサスペンションの仕様を変更し、フロントギヤを 2 速に変更。レースで勝利するためにそのスペックは研ぎ澄まされています。2016 年モデルとして発表された第三世代の NINETY-SIX は、 “ピュアレーシングバイク”としてさらなる進化を遂げています。 ■新型「NINETY-SIX」について NINETY-SIX にはフレームサイズに応じた 2 種類のホイールサイズがあります。フレームサイズの S、M には 27.5 インチのホイール、M－XL には 29 インチのホイールがアッセンブルされます。これは“ライダーの身長によりジオメトリーを最適化するため”だと MERIDA の開発責任者である Juergen Falke 氏は強く訴えています。これまで 29 インチのバイクを使用することは、多くの日本人にとって最適なポジションを出すことが困難でした。しかし NINETY-SIX ではライダーの身長に合わせたホイールサイズが選択されています。27.5 インチを使用することで、つま先とホイールのクリアランスは広く、スタンドオーバーハイトは低くなります。また、29 インチよりハンドル位置を下げることができるので、フロントへのより多くの加重が可能になり操作性が向上します。NINETY-SIX はすべてのサイズにおいてジオメトリーが異なりますが、性能は変わりません。“身長によるポジションの最適化” MERIDA はこの NINETY-SIX で新たなピュアレーシングバイクのコンセプトを確立しました。※M サイズは 27.5 インチと 29 インチのどちらのサイズも選択が可能 ■ラインナップについて新型 NINETY-SIX TEAM には CF5 という最高峰のカーボンフレームが採用され、通常使用するカーボンに比べ 20％軽量で 10％剛性がアップしています。下位グレードには、Shimano XT 2×11S をアッセンブルし、リヤトライアングルにアルミを使用した NINETY-SIX XT をラインナップ。27.5 インチと 29 インチモデルの 4 車種を用意しています。 ■テクノロジーについてフレームのジオメトリーを身長により最適化し、ホイールサイズを変更するだけでなく、新型の NINETY-SIX にはさまざまなテクノロジーが搭載されています。変速機やブレーキ、サスペンションと煩雑になるケーブル類をフレーム内に収納する“スマートエントリー”は、走行時のケーブルの破損を防ぎます。また、フレームへの入り口、出口に配されたプラスチックのワイヤーガイドがケーブルをしっかりと固定するので、フレーム内部にガイドが必要なく、無駄な重量の増加はありません。＝主な特長＝・フレームサイズによりホイールサイズが異なる（29 インチ、27.5 インチ）・“スマートエントリー”という名のインターナルケーブルルーティング・クロスカントリーに最適化された“Race Link”サスペンション・フルカーボン軽量のリヤサスペンションリンク・リヤサスペンショントラベル量：29 インチ／96 ㎜、27.5 インチ／109 ㎜・ドロッパーシートポストに対応・取り外し可能なフロントディレーラーハンガー・Di2、iRD に対応・フレームサイズによる性能変化がない ■ONE-TWENTY CARBON について 2016 年モデルで、新たにカーボンを採用した ONE-TWENTY は MERIDA を代表するオールラウンドバイクの 1 つです。NINETY-SIX と同様にフレームサイズに応じたサイズのホイールがアッセンブルされます（S〜L は 27.5 インチ、M〜XL は 29 インチ。※M、L サイズは 27.5、29 インチの両方を選択可能）。従来のアルミモデルに比べ 400ｇの軽量化を実現しています。・フレームサイズによりホイールサイズが異なる（29 インチ、27.5 インチ）・“スマートエントリー”という名のインターナルケーブルルーティング・取り外し可能なフロントディレーラーハンガー・フロートリンクシステム ■インプレッションについて 2016 年のニューモデルである NINETY-SIX と ONE-TWENTY CARBON をライター／フォトグラファーの岩崎竜太氏が、ワールドカップが行われたコースの一部を使用し、試乗インプレッションを行いました。 ○NINETY-SIX 『MERIDA のラインナップの中でピュアレーシングバイクというポジションで、チームの選手たちが使用するこのバイクは、私の走行レベルにおいても十分にその性能を体感することができました。試乗したのは、NINETY-SIX の 29 インチモデルの M サイズ。こぎ出しの軽快さに加え、上りでもその重量の軽さを感じることができました。驚いたのは下りでの安定感。クロスカントリーバイクでありながら、タイヤが太くノブの高いバイクに乗っているようなグリップ感があり、オフキャンバーでも普段よりスピードを乗せたままバイクを寝かせて走ることができました。また、落差の大きな下りでハイスピードなシチュエーションであっても、バイクが暴れないのでコントロールを失うことがありませんでした。』 ○ONE-TWENTY CARBON 『上りでも思いのほか重さを感じないというのが最初の印象です。装着しているドロッパーシートポストにより、ポジションの変更が容易であることもその一因ですが、 “セミマラソンバイク”とエンジニアが話すように、フレームがカーボンになった恩恵は大きいと感じました。下りでの安定感は非常に高く、普段よりスピードが出てしまうのですが、コーナー中にブレーキを握っても挙動が乱れにくく、安定して抜けることができました。』 ■ワールドカップ第二戦について MERIDA の 2016 年モデルプレゼンテーションが行われた、ドイツ・アルプシュタットでは 5 月 29 日（金）〜31 日（日）までワールドカップの第二戦が開催されました。MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM は、多くの選手が 2016 年モデルの NINETY-SIX を実践に投入、レースに挑みました。コースは舗装路をスタートし、30 ㎝ほどの高さのある岩が配されたロックセクションや急勾配な上り、そして急な下り、ドロップオフなど日本では見られないテクニカルかつ体力的にもハードな 1 周 4.2 ㎞。女子エリートのレースがスタート。所属ライダーのガン・リタダールはスタートに失敗し 15 番手を走るものの、1 周目中盤では前走をパスし 10 番手へ。その後、上りで追い上げてさらに数名をパスする。3 周目に入ると 3 番手へポジションをアップ。その後パックを作りトップを追うものの、独走を続けるトップには届かず 2 位でフィニッシュラインを越えた。「2006、2007 年の頃と同レベルのレースができている。今年のワールドカップで勝利するのはもうすぐだと思う」とコメントを残した。男子は、若手のトーマス・リッシャーがいいスタートを切り、一周目中盤で 8 番手の位置につけたものの、腰痛が原因で徐々に後方へすべり落ちていく。堅実な走りで前方をにらむホセ・ヘルミダも順位を上げることができず、トップ 10 に選手を送り込むことはできなかった。 ◎商品についてのお問い合わせはこちら株式会社ミヤタサイクルお客様相談室 TEL.044-221-0191 平日 9:30〜17:30（土・日・祝日休み） ■会社概要商号：株式会社ミヤタサイクル代表者：代表取締役髙谷信一郎所在地：〒210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町 11-27 住友生命川崎ビル 8F 設立： 2010 年 6 月（創業 1890 年）事業内容：自転車の製造販売資本金： 10,000 万円 URL ： http://www.miyatabike.com