The Alter G Anti-Gravity Treadmil 反重力 トレッドミル ケーススタディ ケーススタディ ACL同種移植片修復 Anna Hartman, MS, ATC, CSCS 序論 結果 ACL同種移植片修復を受けた19才のNCAA D1女性サッカー選手。 AlterG Anti-Gravity Treadmill®での減BWトレーニングの8週目中、 運動は芝の上、常時ランニングと頻繁な方向変換が要求される。 選手は心臓血管の健康を維持するに適切な作業負荷(RPE)を達成し、 また走行法を改善するためにプログラムを統合した。 目標 AlterG Anti-Gravity Treadmill®を用いたことで、当選手はリハビリ中 • 外科的矯正の後、減量のリハビリプロトコルへの組み込み に下肢への段階的負荷および非補償的歩行の維持が可能となり、12 • 活動への段階的な復帰 週目で歩行補償或いは心臓血管持久力の向上無しに、全荷重でのジョ • リハビリ期間中、健康状態と機能を維持 ギングができるようになった。 経過(右表を参照) ■経過表 I. ACL同種移植片修復の4週間後 • 当選手は負荷を体重(BW)の65%にしてAlterG Anti-Gravity 週 Treadmill でのウォーキングプログラムを開始。 ® 4 II. ACL同種移植片修復の5週間後 5 • 当選手はBW50%での1分間のジョギングインターバルを歩行プログラ ムに組み入れた結果、 ウォーキング/ジョギング時間の比が1:1、体重 6—初期 比は50:65となった。 ジョギングインターバルはATCによって視覚的に 評価され、歩行メカニズムに変化が現れるとウォーキングに変わった。 6—後期 • 最初のトレーニングの間、選手のジョギング歩行において識別可能な 変化が3回目のインターバルで30秒間起きた。 7—初期 • 翌日、当選手は5回のインターバル中、歩行メカニズムに識別可能な変 化はなく、所定のトレーニングを無事に完了した。 7—後期 • トレーニング負荷と量をその後の数週間で徐々に増やしていったが、 そ の間、 ウォーキング/ジョギングのインターバル比は、1:1であった。 8 III. 現在の経過 9 • リハビリ開始6週目、1分間のインターバル5回でBW 55%、6週目終 了時、 インターバル7回でBW55%、7週目開始時、 インターバル7回で BW60%、7週目終了時、 インターバル10回でBW60%、8週目、 イン 10 ターバル10回でBW65% • 9週から11週の間、選手はインターバル10回でBW70%を維持し組 11 織の生育と移植片の伸張強度発達のため適切な時間を確保。BWは 75%、85%、 と推移し、最終的には12週目の3日前に95%に到達し 11—後期 た。BWの推移、 インターバルの期間、 トレーニング量は、選手の歩行メ カニズムと安定性が経過と共に損なわれていないことを目視で確認し 12 て決定。 • 12週目で当選手はBorg自覚的運動強度(RPE)50%で地上でのジョ ギングを開始。 当選手のジョギングは全荷重で両足の蹴りに代償運動は無かった。 ワークアウト中やワークアウト後の膝の痛みや腫れの報告はない。 1 AlterG Anti-Gravity Treadmillでの プログラム インターバル (回) ウォーキング開始 BW65% ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:65 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:55 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:55 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:60 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:60 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:65 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:70 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:75 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:85 ウォーキング/ジョギング インターバル比 1:1 BW比50:95 50% Borg RPEにて地面でのジョギング 開始 5 5 7 7 10 10 10 10 10 10 ケーススタディ 右足関節外側の再建 Matt Kraemer PT, DPT, ATC, CSCS 序論 患者はBW90%で6.0 mphにまでスピードを上げ、8.0 mphおよび BW70%で2分間の運動でインターバルを完了し、運動単位の動員と足 31歳の持久力を必要とする種目の男性選手 (トライアスロン選手/マラソ のターンオーバー増加を試みた。この時点で、歩行の特定の分野をトレー ン選手) ニングすることで、 より効率的で力強いフットストライクが形成されてい 右足のATFとCFの再建、長腓骨筋修復、前TCJ創傷清拭と内側溝の た。痛みの増加も歩行パターンに目に見える変化もなく20〜30分のイン 遊離体除去の術後治療を受けた。 ターバルトレーニングに耐えることができた。このインターバルトレーニング のプロトコルは特に問題なく3度完了した。 目標 • トレーニング5週目までに (術後8週)、患者はアシストや痛みの報告、歩 • 外科的矯正の後、体重減少のリハビリプロトコルへの組み込み 行の偏りもなく全荷重にて独力でランニングを行った。心臓血管系お • 活動への段階的復帰 よび筋肉の持久力は、30分の走行に問題なく耐えることができた。 レー • リハビリ中の健康状態と機能を維持 スへの復帰過程でトレーニング量とスピードトレーニング量を全体的に 増加させるためにAlterG Antigravity Treadmillをランニングトレーニ 病歴/経過 ングに補助として取り入れた。 I. 計画と考慮 術後4カ月、患者は怪我もなく トレーニングを行い、競技に参加している。 • 術後3週間で患者はAlterG Anti Gravity Treadmill®を使用して、体 重の60% (BW) 、1.5 mph、傾斜無しでウォーキングプログラムを開始。 ■経過表 • プロトコルの基準には以下を含む:右下肢負荷、恒常的なヒールストラ イク、負荷フェーズ、 そして横シフトやいかなる段階でも途中終了のない AlterG 交互のトウオフ。 週(術後) • 加えて、2以下の痛み (1-10のうち) であること。 Anti-Gravity Treadmill®での スピード 時間 回数 1.5 mph 15分 週3回 20分 週3回 プログラム • プログラム期間は10週間。 4 II. 経過 BW60%でウォーキ ング開始 完全歩行検証時、 右表参照 BW60%+5%ずつ 5 結果 増加ウォーキング、 左右対称、痛みは 2.53.0mph 2/10以下 • 1週目 (術後4週間)頻度および時間:週3日15分 • 2週目 (術後5週間) トレーニング量は20分、 スピードは2.5-3.0 mphと 6—前半 数値を上げて行った。頻度は同じく週3回。全ての段階の歩行が完全 でかつ、左右対称であり、報告された痛みの程度が2/10であると検証 6—後半 した上で、BWを5%ずつ増加。 • リハビリ開始3週目 (術後6週間)、患者は3.0 mph、BW90%で20分 BW90%でウォーキ ング BW70%でウォーキ ング 3.0 mph 20分 週3回 4.5 mph 20分 インターバルトレー 間歩行した。ランニングを開始するに当たり、BWを70%まで低減させ、 7 スピードは4.5 mphに増加。ランニング達成のため、BWは70%にま ニングを入れて 6.0 mph / BW90%でランニ 8.0 mph 30分 7 30分 10 ング で戻した。このレベルでの通常のランニングを達成・維持し、第3週のト レーニングではBW90%まで進めた。痛みも2/10未満であった。 8 • 4週目のトレーニング中(術後7週間)、 スピードを修正し、耐え得る程度 に運動を増やした。 2 BW100%でランニ ング 該当なし ケーススタディ 股関節唇裂傷 Vinny Comiskey, MA, ATC, CSCS 序論 結果 上前関節唇裂傷と診断された視覚障害をもつ25才男性短距離走選 選手は治療担当医師による28週間のリハビリの後、競技に復帰した。 手。ランニングは反復運動だが、短距離走は爆発的かつハイインパクトな 選手はリハビリ計画の目標を達成し、段階的なスポーツ特有のコンディ 運動。 ショニング計画を取り入れることで競技に完全復帰した。AlterG Anti- 1. 男性は4カ月間、慢性の股関節痛で保存療法を受けた。 Gravity Treadmill®を選手のリハビリ計画に組み込んだことにより、健 2. 放射線診断で、股関節唇裂傷が示され、選手は外科的介入を選択。 康状態が維持され、歩行管理が可能となり、段階的に四肢へのインパク トを増加することができた。 目標 選 手はリハビリ後 活 動を完 全 に 再 開し、A l t e r G A n t i - G r a v i t y • 体重負荷への開放後、体重軽減のリハビリプロトコルへの組み込み Treadmill® を体力回復やスポーツ特有のトレーニングプログラムの一 • 段階的な活動への復帰 環として継続して使用している。 • リハビリ中の健康状態と機能の維持 • 競技復帰 ■経過表1 病歴/経過 部分荷重 I. 計画 運動の範囲 •選手は、軟骨表面の欠損を伴う股関節唇裂傷と診断された。 フェーズ I 1〜6週 • 治療担当医師の診察、 および画像診断で、損傷した靭帯修復と裂傷し た股関節唇を修復するため、選手は手術選択した。マイクロフラクチャ 歩行評価/ 再教育 神経筋活性化 神経筋調整 疼痛管理 -法も行われた。 固有受容 全荷重 • 選手は3週間入院して理学療法を受けた。 踵→つま先歩行の強調 • 医師による部分荷重への開放後、補完的なコンディショニングプログラ 無痛アクティビティ ムが作成され、AlterG Anti-Gravity Treadmill®が組み入れられた。 固有受容 •モダリティ、治 療エクササイズ 、N S A I Dなど従 来の治 療に加えて、 フェーズ II 心臓血管系運動の開始 AlterG Anti-Gravity Treadmill® が治療プロトコルに加えられた。 6〜16週 負荷増加 量の増加 • プログラム期間は7ヶ月 ストライク回数増加 • AlterG Anti-Gravity Treadmill® は選手が部分荷重のための6週 骨格筋の筋力強化と持久力の増大 間のリハビリをクリアした後に組み込まれた。 表面傾斜減少 準備 •選手は望んでいた競技目標を達成し、完全復帰した。 十分なフットストライク 内在筋機能増大 II. 考慮事項 フェーズ III • 痛みのレベルについて考慮し、 これを体重%とスピード計測に利用し 16〜24週 た。選手が報告した痛みのレベルはフェーズⅠにおいて1〜10の10段 固有受容/テクニック 量の維持 強度/負荷の増大 階評価で4を超えることはなく、 フェーズⅡ-Ⅳにおいて1〜10の10段 骨格筋の筋力強化と体力回復の増大 階評価で3を超えなかった。 有酸素運動の増加 表面角度減少 • 歩行トレーニングが治療プロトコルに組み入れられた。 活動復帰 • 各ワークアウトに先立ち、選手からのフィードバックを考慮した。 負荷と強度の増大 フェーズ IV III. 経過 24〜28週 表1および2を参照のこと。 固有受容の刺激 量の維持 体力回復の維持 テクニックの維持 表面角度維持 3 ■経過表2 (以下の表は、患者個人の経過と痛みレベルに基づいた、 リハビリ中の 実際の装置のセッティングを表したものである。エクササイズまたはリハビ リ開始の前に医師と相談のこと。) 時間 ス ピ ード (mph) 回数 体重% 傾斜 (度) 1 8分 1.5 1日1回 40% 5 2 10分 2 1日1回 45% 5 3 12分 2 1日1回 50% 5 4 14分 2.5 1日1回 50% 5 5 16分 2.5 1日1回 55% 5 6 16分 2.5 1日1回 55% 5 7 18分 2.0-3.0 1日1回 60% 4 8 20分 2.0-3.0 1日1回 60% 4 9 22分 2.0-3.0 1日1回 65% 4 10 23分 3 1日1回 65% 4 週 11 24分 3 1日1回 65% 4 12 25分 3 1日1回 65% 3 13 20分 3.5 1日1回 70% 3 14 22分 3.5 1日1回 70% 3 15 24分 3.5 1日1回 70% 3 16 25分 3.5 1日1回 70% 2 17 20分 4 1日1回 65% 2 18 22分 4 1日1回 65% 2 19 24分 4 1日1回 70% 2 20 25分 4 1日1回 70% 1 21 20分 4.5 1日1回 75% 1 22 22分 4.5 1日1回 75% 1 23 24分 4.5 1日1回 75% 1 24 25分 4.5 1日1回 75% 0 25 20分 5 1日1回 80% 0 26 22分 5 1日1回 80% 0 27 24分 5 1日1回 80% 0 28 25分 5 1日1回 80% 0 4
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