平成27年6月15日 各 位 株式会社 大垣共立銀行 共立キャピタル株式会社 「OKBアグリビジネスファンド」第 1 号投資の実行 大垣共立銀行(頭取 土屋 嶢)と共立キャピタル(社長 飯沼 日出満)は本日、下記の通り 共同で設立した「大垣共立アグリビジネス1号投資事業有限責任組合(OKBアグリビジネス ファンド)」による第1号投資を実行しました。 OKBアグリビジネスファンドはアグリビジネスへの支援強化を狙い、一昨年6月に開設した 「アグリビジネスサポートデスク」の資金支援制度。将来性のあるアグリビジネス企業へ長期 安定資金を供給することで東海地方のアグリビジネス発展に貢献しようと昨年3月に設立した ものです。今回の第1号投資では「農業生産法人 株式会社HighlandFarm東濃」が 新規事業としてチャレンジする、資源循環型の農業構築を目的とした 式陸上養殖(※)プロジェクト バナメイエビの閉鎖循環 を支援します。 OKB大垣共立銀行はこれからも、グループの総合力を活かしてアグリビジネスの成長産業化 を推進し、地域の「地方創生」を積極的に支援してまいります。 (※)陸上において飼育水を濾過(ろか)システムで浄化しながら、循環利用する養殖方式。安定した環境下での飼育が可能で、 病気が蔓延する心配が少ない 記 【第1号投資の概要】 項 目 投 資 先 投 資 額 内 容 会 社 名 農業生産法人 株式会社 HighlandFarm東濃 代 表 者 代表取締役 所 在 地 岐阜県瑞浪市土岐町 8017−209 事業内容 無農薬野菜の栽培、惣菜加工卸、飲食店運営 資 本 金 10 百万円 齋塲 直樹 ほか 50 百万円(無議決権種類株式 5 百万円・普通社債 45 百万円) ■資源循環型の農業構築を目的とした「バナメイエビの閉鎖循環式陸上養殖」 投資事業 ・瑞浪地区の水源を有効活用したバナメイエビの閉鎖循環式陸上養殖施設を建設。 養殖時に発生する排泄物などの濾過(ろか)液を有機肥料として野菜栽培に 再利用する資源循環型のプロジェクト(詳細は別紙をご参照願います) 投 資 日 平成 27 年 6 月 15 日 以 上 別 紙 ■農業生産法人 株式会社 HighlandFarm東濃 【事業概要】 無農薬野菜を自家栽培するとともに、地元農家とも連携して安定供給体制を構築して農作物 を生産。こだわりの農作物をセントラルキッチンで惣菜に加工し、地元スーパーマーケット やレストランなどに販売するとともに、直営の飲食店でも提供している。生産∼加工∼販売 を自社で一貫化することで生産者保護と市場競争力を確保し、地域の活性化に貢献している。 今回の投資対象である新規事業「バナメイエビの閉鎖循環式陸上養殖」を含めた当社の事業 は「六次産業化・地産地消法」に基づく事業計画の認定を受けている。 【強 み】 ■安 心 ・ 安 全 農薬を一切使わない栽培方法を自社農園・連携体でルール化 ■高 セントラルキッチンに専門の料理人を配置し、本格的な惣菜を製造 品 質 ■良 心 価 格 一貫生産により、調達・加工・流通コストを低減 【バナメイエビの閉鎖循環式陸上養殖プロジェクト】 ・瑞浪地区の水源を活用し、国内産で薬剤を使わずに育てた安心・安全なエビを養殖可能 ・養殖時に発生する排泄物などの濾過(ろか)液を有機肥料として野菜栽培に再利用 ・小型水槽を有効活用して、高密度養殖下で高い生存率を確保し、効率的な養殖を実現 <プロジェクト実施後の事業イメージ> 直営飲食店 無農薬栽培 養殖濾過液の 有機肥料活用 安心・安全な食材 ●先進調理機器導入 ●一流シェフのレシピ セントラル キッチン レストラン・ブライダル 惣菜 エビ養殖 食品小売店 地元スーパー(惣菜) 活エビ 学生寮(寮食) <OKBアグリビジネスファンドの投資判断> エビを陸上養殖することは全国的にも前例が少なく、事業としての新規性が認められる。 また、農作物育成との相乗効果を見込め、販路も確保できていることなどから、将来性も ある。周辺に海の無い岐阜県でのアグリビジネスモデルとして支援することで地域の農業 振興や雇用創造に大きく寄与できると判断し、投資を決定した。
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