多摩南部地域病院運営協議会の開催について

(公財)東京都保健医療公社 多摩南部地域病院
平成 25 年 8 月
第 61 号
連携室レター たまなん
発行:多摩南部地域病院 地域医療連携室
TEL:042-338-5111(代表) http:/www.tamanan-hp.com/
多摩南部地域病院運営協議会の開催について
7月4日、パルテノン多摩にて「平成25年度第1回
多摩南部地域病院運営協議会」を開催し、22名の委
員にご出席いただきました。今回の協議会では、平成24年度事業報告(決算の概要と患者実績等)
、平成25年
度事業計画(運営方針と予算の概要等)
、新任医師のプロフィールについて報告いたしました。
今号では、質疑、意見の要旨についてご報告いたします。
1)8月、9月の入院患者数減少の理由について
・この時期、整形外科の医師などの人事異動があったこと、休日を取る職員が多いということが患者数減少の理
由の一つと考えられる。
2)救急患者の受け入れ実績減少の理由について
・当院では救急患者を受け入れることは基本であるが、その時の医師の状況でやむを得ず受け入れできない場合
もあり、ご迷惑をおかけしている。救急対応を強化するため、若い医師、特に研修医の採用が重要である。
3)婦人科の診療体制について
・当院は長らく婦人科の常勤医の不在が続いていたが、昨年7月から常勤医師を採用することができ、入院加療
も可能になったことから、同時に手術にも対応できるようになった。常勤医1名、非常勤医2名の体制の為、
大きな手術の対応まではまだ難しいが、コンスタントに入院加療、手術可能な状況になってきた。
4)麻酔科医師の人員について
・今年度は1名増となり、現在常勤の麻酔科医師は2名となっている。
5)日野市からの紹介件数の減少について
・日野市の生活圏を見ると、南側は交通の便が比較的良いので、来院いただいている患者さんもいらっしゃるが、
北側は日野市立病院もあり交通の便が理由の一つと考えられる。
・当院でも問題点として踏まえており、昨年度はかなり重点的に訪問に伺わせていただいた。これからもご利用
いただけるような方策を取りたいと考えている。
6)脳卒中地域連携医パスの状況について
・脳卒中パスを持った患者さんが在宅の医療機関まで行っていないというのは、南多摩保健医療圏のアンケート
調査でも出ているが、統計の取り方によるところもあると考える。
7)放射線科医師の人員について
・放射線科医師はなかなか充足できていない状況ではあるが、常勤医は同じく1名ではあるが、4月に常勤の治
療医が非常勤となり、常勤で新たに読影医を採用したので、読影の方は少し充足できている形になった。
いただきましたご意見を真摯に受け止め、病院運営に活かしてまいります。
☛裏面もご覧ください
緩和ケア病棟医療連携講演会・内覧会 開催状況ご報告
7月12日(金)、13日(土)に開催しました「緩和ケア病棟
報告致します。
医療連携講演会・内覧会」の開催状況についてご
7月12日(金)は内覧会のみ、13日(土)は医療連携講演会および内覧会を開催致しました。猛暑の中、大変お
忙しいところ、大勢の皆様にご来場いただきました。
ご出席者
12日)68名、
13日)104名
◎緩和ケア病棟内覧会◎
数名のグループに分かれて病棟のご案内をさせていただきました。皆様からは具体的な質問事項をたくさん
お出しいただいておりました。
緩和ケア病棟の印象としては、「病室が広め」
「絨毯をはじめ全体的な色調が自然に近い感じ
で落ち着ける」といったお声を頂きました。
◎医療連携講演会◎
緩和ケア科の奥山医師より、「緩和ケア病棟内覧会にあたり」というテーマで講演致しました。
会場の皆様から講演や緩和ケア病棟に対するご質問、ご要望を頂きました。
講演会終了後、緩和ケア病棟室内備品のうちソファベッド、
ポータブルトイレの展示を行いました。
また、MSW・看護相談・薬剤師・栄養士による質疑応答コー
ナーを設け、参加者からのご質問、ご相談をお受けしました。
患者さんに納得していただける緩和ケア科を作るよう、全職員一同努力して参りますので、
今後ともご支援ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
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