ÿþS mart V iew °e_jý• ê0ê0ü0¹0 1 1 . 1 . 2 . 2 - Oracle Documentation

Oracle® Hyperion Smart View for Office
リリース 11.1.2.2
新機能
目次
リリース 11.1.2.2 に導入された機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
リリース 11.1.2.1.102 に導入された機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
リリース 11.1.2.1 に導入された機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
リリース 11.1.2 に導入された機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
リリース 11.1.2.2 に導入された機能
このドキュメントでは、Oracle Hyperion Smart View for Office リリース 11.1.2.2 に導
入された新機能について説明します。
スマート・クエリー
新しいスマート・クエリーは、複数セットのメンバーおよびフィルタから作成さ
れた多次元分析およびレポート・ツールです。アプリケーションの次元から 1 つ
以上のメンバー・セットを定義して、スマート・クエリーを作成します。それぞ
れのメンバー・セットに対して、複合フィルタを定義および適用して、スマート・
クエリーから戻されるデータをさらに絞り込むことができます。これらのセット
とそのフィルタを使用して、別のセットのデータの和集合、補集合および交差を
定義することで非常に複雑なクエリーを作成できます。
スマート・クエリーが作成されたら、それをアド・ホック・レポートおよび分析
に使用できます。スマート・クエリーは保存、再利用、および共有できます。セッ
トおよびフィルタを個別に保存して、他のスマート・クエリーで使用できます。
64 ビット Microsoft Office 2010 のサポート
このリリースの Smart View では、64 ビット・バージョンの Microsoft Office 2010
をサポートしています。インストールと使用方法の詳細は、Oracle Enterprise
Performance Management System Installation and Configuration Guide および Oracle
Hyperion Smart View Readme を参照してください。
新しい拡張機能
Smart View では、2 つの新しい拡張機能がサポートされます。これらの新しい拡
張機能は、インストールして設定すると、Excel に独自のリボンが表示されます。
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l
Oracle Hyperion Strategic Finance では、企業のプランニング、渉外業務、財務、
投資家向け広報のグループ間で、会計予測モデルを連結して統合します。
予測プランニングは、Oracle Hyperion Planning と連携動作して、履歴データに
基づいてデータ・パフォーマンスを予測します。
Excel フォーマットの機能強化
「オプション」ダイアログ・ボックスの「フォーマット」ページの新しい「操作時
にフォーマットを移動」オプションによって、ズーム・インする場合に、拡張さ
れたセルに Excel フォーマットの選択を適用できます。メンバーをピボットする
と、このフォーマットもデータとともに移動します。
2
新機能
Planning の機能強化
このリリースの Smart View では、Planning の次の新機能と拡張機能がサポートさ
れます。詳細は、Oracle Hyperion Planning New Features および他の Planning ドキュ
メントを参照してください。
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セルの履歴: データ・セルまたはデータ・セルの範囲に加えられた変更の履歴
を表示できます。変更ごとに、変更を行ったユーザー、変更日、古い値およ
び新しい値が表示されます。
マスター複合フォーム: Smart View では、Planning の新しいフォーム・タイプ
であるマスター複合フォームがサポートされます。これには、1 つのマス
ター・フォームと複数の単一フォームが含まれます。マスター複合フォーム
では、マスター・フォームのメンバーの選択は単一のフォームのメンバーに
自動的にフィルタされ、単一のフォームには、マスター・フォームでハイラ
イトされたメンバーに関連する詳細のみが表示されます。ユーザーがアクセ
ス権を持たないフォームは、複合フォームで自動的に非表示になります。
データ・セルへの複数コメントの添付: データ・セルに、1 人以上のユーザー
が追加した複数のコメントを含めることができます。権限レベルに応じて、
ユーザーは、コメントの追加、他のユーザーが追加したコメントの表示、お
よびコメントの編集と削除を行うことができます。ユーザーは、他のユーザー
が追加したコメントを編集または削除できません。
データ・セルへの複数ドキュメントの添付: データ・セルに、1 人以上のユー
ザーが添付した複数のドキュメントを含めることができます。権限レベルに
応じて、ユーザーは、ドキュメントの添付、他のユーザーが添付したドキュ
メントの表示、およびドキュメントの編集と削除を行うことができます。ユー
ザーは、他のユーザーが添付したドキュメントを編集または削除できません。
カスタマイズされた確認メッセージ: 管理者は、ビジネス・ルールのショート
カット・メニューを定義する場合、ビジネス・ルールの起動時に表示する起
動確認メッセージを指定できます。これより、プランナは、ビジネス・ルー
ルの起動の結果について意味のあるメッセージを受け取ることができます。
セキュリティ: 実行時プロンプトで承認セキュリティがサポートされます。
Financial Management の構成可能な次元
Smart View では、このリリースの新機能として、Oracle Hyperion Financial
Management の構成可能な次元がサポートされます。
カスタム次元の数を無制限に使用して、アプリケーションを作成できます。カス
タム次元の次元名および別名を指定することや、次元サイズ(小、中、大)を指定
することができます。既存の Custom1、Custom2、Custom3 および Custom4 次元
を使用し続ける以外に、既存のアプリケーションで追加のカスタム次元を作成で
きます。
新規 VBA 関数
このリリースでは、次の新規の VBA 関数が追加されています。
新機能
3
HypGetMemberInformationEx: Oracle Essbase で、配列内のメンバーに関するすべて
の情報を戻します。
HypGetActiveMember: Essbase、Planning、Financial Management および Oracle
Hyperion Enterprise(R)で、指定された次元のアクティブ・メンバー名を戻します。
HypSetActiveMember: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise で、指定された次元のアクティブ・メンバーを設定します(ページ、POV
およびユーザー変数)。
HypGetDimensions: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise で、グリッドの次元名を含む配列と、その対応するタイプを含む配列を
戻します。
HypSetDimensions: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise で、グリッドの次元名を含む配列と、その対応するタイプを含む配列を
指定できます。この関数を使用して、グリッドのメタデータを再編成します。
HypGetMembers: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise で、グリッドの指定された次元の選択メンバーまたは使用メンバーのリ
ストを戻します。
HypSetMembers: Essbase、Planning アド・ホックおよび Hyperion Enterprise で、ア
ド・ホック・グリッドの POV 次元選択を設定します。Financial Management デー
タ・フォームでは、ページ・リストを設定します。
HypGetBackgroundPOV: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise で、バックグラウンド POV メンバーのリストを 2 つの文字列配列とし
て戻します。一方の文字列配列には POV 次元名が含まれます; もう一方にはメン
バー名が含まれます。
ロギング・レベル
「オプション」ダイアログ・ボックスの「詳細」ページから、次の新しいログ・
メッセージ表示オプションを選択できます:
l
l
拡張情報: 情報レベル・メッセージおよびサーバーのすべてのレスポンスとリ
クエスト。パフォーマンスが低下します。
プロファイル: 拡張情報ログ・エントリとほとんどの関数呼出し。アクティブ
な Smart View で各 Office アプリケーションの XML ファイルを作成します。デ
バッグを目的としています。パフォーマンスに大きく影響します。
その他
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l
4
Smart View のリボンの新しい「パネル」および「接続」ボタンによって、より
簡単で直感的に Smart View パネルを開いて接続を管理できます。以前は、こ
れら 2 つの操作は 1 つの「開く」ボタンで制御されていました。
Smart View のリボンの「カスケード」ボタンから新しい「別のワークブック」
を選択して使用すると、個別のワークブックごとにレポートをカスケードで
きます。
新機能
ホストされたオンライン・ヘルプ
EPM System 製品のオンライン・ヘルプ・コンテンツは、中央の Oracle ダウンロー
ド場所から提供されます。これにより、EPM System のダウンロードとインストー
ルにかかる時間が短縮されます。オンライン・ヘルプをインストールおよび構成
して、ローカルに実行することもできます。詳細は、Oracle Enterprise Performance
Management System Installation and Configuration Guide を参照してください。
リリース 11.1.2.1.102 に導入された機能
このドキュメントでは、Smart View リリース 11.1.2.1.102 に導入された新機能につ
いて説明します。
注: 特に記載のないかぎり、ここで説明する機能は、Oracle Hyperion Provider
Services 11.1.2.1.102 を通じて Essbase 11.1.2.1.102 に接続する Smart View
11.1.2.1.102 でのみ使用できます。これらの機能は、他のリリースの Smart
View、Essbase または Provider Services では使用できません。これらの機能
は、Essbase 以外のデータ・プロバイダでは使用できません。
複数セルでのアド・ホック操作
以前は、一度に 1 つのセルに対してアド・ホック操作を実行できました。このリ
リースでは、アド・ホック操作の「ズーム・イン」、「ズーム・アウト」、「選択項
目のみ保持」および「選択項目のみ削除」に対して、セルの範囲を選択できます。
メンバー情報
「Essbase」のリボンの新しい「メンバー情報」ボタンを選択すると、グリッドの任
意のメンバーについて、使用可能であれば次のプロパティを表示できます:
l
次元、レベルおよび世代などの一般情報
l
別名テーブルおよび対応する別名
l
属性の次元、メンバーおよびタイプ
l
式
l
コメント
l
ユーザー定義属性
リンク・オブジェクト
新しい「リンク・オブジェクト」ダイアログ・ボックスから、Excel の次のオブ
ジェクトにアクセスできます:
l
リンク・レポート・オブジェクト
リンク・レポート・オブジェクトは、Essbase データベースのデータ・セルに
リンクされたセル・ノート、外部ファイルまたは URL です。Smart View から、
新機能
5
セルに関連付けられたリンク・レポート・オブジェクトを表示、添付、編集
および削除できます。
l
リンク・パーティション
リンク・パーティションは、データ・セルによって 2 つのデータベースに接
続します。リンク・パーティションに関連付けられているデータ・セルを使
用して、現在のグリッドに接続されているデータベースから 2 つめのデータ
ベースに移動できます。2 つのデータベースは次元が異なる可能性があるた
め、データが異なるコンテキストで表示されることがあります。リンク・パー
ティションを起動すると、リンクされたデータベースの次元を表示する新し
いスプレッドシートが開きます。ここから、リンクされたデータベースの次
元にドリル・ダウンできます。
別名および別名テーブル
l
l
現在選択している別名テーブルから、同じ行にまとめてメンバー名とその別
名を表示できます。
現在のグリッドに関連付けられていない別名テーブルから名前を入力すると、
リフレッシュ後に、現在のグリッドに関連付けられている別名テーブルから
対応する別名が表示されます。
シート・レベル・オプション
以前は、Smart View の「オプション」ダイアログ・ボックスで指定されたすべて
のオプションは、グローバル・オプションであり、現在のワークブックとすべて
の新しいワークブックおよびワークシートに適用されていました。このリリース
では、一部のオプションは設定されているワークシートに固有です。また、現在
のワークブックおよび新しいワークブックの新規ワークシートの、オプションの
デフォルトの設定です。シート・レベル・オプションの設定を変更しても、既存
のワークシートまたはワークブックには影響しません。
「オプション」ダイアログ・ボックスでは、次のオプションがシート・レベル・オ
プションです:
l
メンバー・オプション
l
データ・オプション
l
フォーマットのオプション
「詳細」オプション、「拡張機能」および「セルのスタイル」はグローバル・オプ
ションのままであり、現在のワークブック全体、および今後作成されるすべての
ワークブックおよびワークシートに適用されます。
「POV」トグル・ボタン
このリリースでは、「POV」ツールバーを使用してメンバーを選択し、グリッドを
対象として移動することなく、グリッドにすべての次元を表示できます。リリー
ス 11.1.2.1 で導入された「POV」トグル・ボタンは、Essbase 接続に関して変更さ
6
新機能
れました; 現在、このボタンでは、「POV」ツールバーを表示するか、「POV」ツー
ルバーを非表示にしてすべての次元を表示するかを切り替えることができます。
複数グリッド
Essbase では、1 つのワークシートに複数の独立したグリッドを作成できます。こ
れらのグリッドは、同じデータ・ソースまたは異なる Essbase データ・ソースに接
続でき、Smart View からグリッドの接続を変更できます。
複数グリッドをサポートするワークシートは、空のワークシートから作成するか、
既存のアド・ホック・ワークシートを変換して作成できます。
バタフライ・レポート
メンバーがデータ・グリッドの上と左に配置される標準レポートとは異なるレポー
ト・レイアウトを設計できます。たとえば、2 列のデータ・セルの間にメンバー
列を入れた、"バタフライ"レポートを作成できます。
新規ズーム・オプション
データにズーム・インするための 4 つの新規オプションがあります。既存のズー
ム・オプションと同様に、ズーム時に任意のレベルを選択することや、デフォル
ト・ズーム・レベルとして任意のレベルを設定することができます。
l
「同一レベル」を選択すると、選択したメンバーと同一レベルのすべてのメン
バーのデータを取得できます。
l
「兄弟レベル」を選択すると、選択したメンバーの兄弟のデータを取得できま
す。
l
「同一世代」を選択すると、選択したメンバーと同じ世代のすべてのメンバー
のデータを取得できます。
l
「式」を選択すると、選択したメンバーの式で定義されたすべてのメンバーの
データを取得できます。式は、親へのメンバー式あるいは連結でも可能です。
式の保存
このリリースでは、リフレッシュ時や、アド・ホック操作およびズーム中にグリッ
ドのメンバーに関連付けられた式を保存できます。
式/フォーマットの充てん
メンバー・セルが式に関連付けられている場合、新しい「式/フォーマットの充て
ん」オプションを使用して、ズーム・インの結果として取得されたメンバーにこ
れらの式を伝播できます。たとえば、メンバー Qtr1 が式に関連付けられている場
合、Qtr1 にズーム・インするときに、式を Jan、Feb および Mar に伝播できます。
同じ方法で、「フォーマット/式の充てん」を使用して、ズーム中にフォーマット
を伝播できます。
新機能
7
「Excel フォーマットの使用」の改善
「Excel フォーマットの使用」オプションが改善され、信頼性と安定性が向上して
います。
リフレッシュなしのデータの送信
このリリースでは、フリー・フォーム・モードでデータを送信する前にグリッド
をリフレッシュする必要がなくなりました。
新規の Smart View 関数および VBA 関数
このリリースでは、次の新規の関数が追加されています。
Smart View 関数
HsGetVariable: Essbase で、代替変数の関連値を取得します。
VBA 関数
HypAddLRO: Essbase で、指定されたセルにリンク・レポート・オブジェクトを追
加します。
HypDeleteLROs: Essbase で、指定されたセルから 1 つ以上のリンク・レポート・オ
ブジェクトを削除します。
HypDeleteAllLROs: Essbase で、指定されたセルからすべてのリンク・レポート・オ
ブジェクトを削除します。
HypListLRO: Essbase で、指定されたセルに関連付けられているすべてのリンク・
レポート・オブジェクトをリストします。
HypRetrieveLRO: Essbase で、指定されたセルに関連付けられているリンク・レポー
ト・オブジェクトを取得します。
HypUpdateLRO: Essbase で、指定されたセルに関連付けられているリンク・レポー
ト・オブジェクトを更新します。
HypSetOption: Essbase で、Smart View オプションをデフォルトとして、かつシート
固有として設定できます。そのため、2 つのオプション・タイプに個別の VBA を
必要としません。
HypGetOption: Essbase で、デフォルトで、かつシート固有の Smart View オプショ
ンを取得できます。そのため、2 つのオプション・タイプに個別の VBA を必要と
しません。
HypGetMemberInformation: Essbase で、選択されたメンバーのプロパティを戻しま
す。
HypExecuteDrillThrough: Essbase で、指定されたドリルスルー・レポートを実行し
ます。
HypGetDrillThrough: Essbase で、ドリルスルー・レポートのリストを取得します。
8
新機能
HypGetNameRangeList: Essbase で、指定された接続の名前付きグリッドのリストを
戻します。
HypRetrieveNameRange: Essbase で、HypRetrieveRange によって作成されたグリッド
をリフレッシュします。
HypShowPOV は、POV ツールバーの表示/非表示を決定します。
HypMenuVLRO: Essbase で、リンク・オブジェクトを編集するセルを選択するため
の「リンク・オブジェクト」ダイアログ・ボックスを開きます。
HypMenuVMemberInformation: Essbase で、メンバーの詳細情報を表示するための
「メンバー情報」ダイアログ・ボックスを開きます。
リリース 11.1.2.1 に導入された機能
概要
このドキュメントでは、Smart View リリース 11.1.2.1 に導入された新機能について
説明します。
障害をお持ちの方が Oracle 製品、サービスおよびサポート・ドキュメントにアク
セスできるようにすることは、弊社の目標です。Smart View リリース 11.1.2.1 で
は、『Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition ユーザー・ガイド』の付
録 A で説明しているアクセシビリティ機能がサポートされます。
Outlook との Financial Close Management の統合
現在、Oracle Hyperion Financial Close Management タスク・リストは Outlook に統
合されているため、Oracle Hyperion Financial Close Management ユーザーは、タス
クを Outlook タスクに統合し、これらのタスクを Outlook 内で実行できます。
Planning の機能
このリリースの Smart View では、Planning の接続のために次の新機能をサポート
しています。
Smart View と Planning 間の直接接続
Planning は、アド・ホック接続のために Oracle Hyperion Provider Services に依存し
ていません。Smart View と Planning 間の直接接続によって、Planning グリッドは、
Web と同じように Smart View で機能することが可能です。
アド・ホック・グリッドをデータ・フォームとして保存
Planning アド・ホックのリボンで新しい「アド・ホック・グリッドの保存」ボタ
ンを使用して、アド・ホック・グリッドの作成者の役割を割り当てられたプラン
新機能
9
ナは、アド・ホック・グリッドをデータ・フォームとして保存および格納できま
す。この動作は、このリリースの Planning のスマート・スライス機能のかわりと
なります。
再設計された「メンバー選択」ダイアログ・ボッ
クス
「メンバー選択」ダイアログ・ボックスは、使いやすく改善し、グリッドのメン
バーを選択するための追加のオプションを提供するように再設計されました。「メ
ンバー選択」ダイアログ・ボックスに行われた機能強化は次のとおりです:
l
l
l
l
10
: メンバー名の入力フィールドに名前を入力すると、「検
「検索」ボタン
索」ボタンが使用可能になります。このボタンによって、次を検索、前を検
索、検索されたすべてのメンバーをチェック、または入力フィールドの消去
のオプションを使用して、1 つ以上のメンバーを検索および選択できます。
: このボタンによって、メンバー・リストのメンバーを、
「表示」ボタン
階層メンバーまたは動的時系列メンバーのどちらで表示するかを選択できま
す。属性メンバーを含む次元では、設定した条件に基づいて、属性および属
性のサブセットを選択することもできます。
: このボタンでは、メンバー・ツリー・リストに子、
「オプション」ボタン
子孫または基本メンバーを表示および選択するためのオプションを指定しま
す。Essbase および Planning ユーザーは、ここで別名テーブルを変更すること
もできます。
「追加」ボタンおよび「削除」ボタンのドロップダウン・メニュー: メンバーを
個別に選択するのではなく、メンバー・リストおよび選択リスト間で、チェッ
クを付けたアイテムを、そのアイテムの子、子孫、レベル、世代、または該
当する場合はユーザー定義属性(UDA)とともに移動するように選択できます。
表示で階層を選択した場合のみ、これらのメニューを使用できます。
新機能
図 1 「メンバー選択」ダイアログ・ボックス
POV の機能強化
このリリースで、Point of View (POV)は、次の新しい機能によって使用しやすくな
りました:
l
l
l
l
「POV」トグル・ボタン: すべてのデータ・ソース・リボンから使用できる新し
い「POV」トグル・ボタンをクリックして、必要に応じて POV を簡単に表示/
非表示できます。
POV 内のメンバー名の入力: グリッドに追加するメンバーの名前がわかってい
る場合、POV 内の対応する次元にメンバー名を簡単に入力し、グリッドにド
ラッグできます。前のリリースでは、「メンバー選択」ダイアログ・ボックス
を開いて移動し、メンバーを検索および選択する必要がありました。
簡略化されたドラッグおよびドロップ: 前のリリースでもグリッドに対するメ
ンバーのドラッグおよびドロップはできましたが、現在は処理がより簡単に
なりました。メンバーをグリッドに追加するには、POV 内のメンバー名の横
にある下矢印をクリックして、グリッドにドラッグします。グリッドから POV
にメンバーを移動するには、セルを右クリックして、POV にドラッグします。
ドッキングの機能強化: POV をドッキングする場合、後で Smart View を開く際
に、ドッキングされた位置が保持されます。さらに、POV のコントロールは、
ドッキングされた位置に基づいて再配置されます。
新機能
11
Smart View のオプションの機能強化
「オプション」ダイアログ・ボックスで使用可能な新規オプションは、次のとおり
です:
l
l
l
l
列幅の調整: Smart View では、セル・コンテンツに合せてグリッドの列幅を自
動的に調整できます。
拡張クエリー・パフォーマンス: ズームなどの操作を行う際、Smart View にコ
メントおよび式を保持しないよう指示することで、クエリー時のパフォーマ
ンスを高めることを可能にします。このオプションを選択すると、コメント
および式は元のワークシートから削除されませんが、シートの操作には適用
されません。
アクティブな接続に対して無効なオプションを使用不可にする: オプションが
アクティブな接続に対して無効な場合、「オプション」ダイアログ・ボックス
でオプションを使用不可にします。
Excel フォーマットの使用および数値フォーマットの保持は、相互に排他的な
オプションになっています。
Office 2010 のサポート
このリリースの場合、Office 2003 および 2007 に加えて、Microsoft Office 2010 (32
ビットのみ)で Smart View を使用できます。
新規の Smart View 関数および VBA 関数
このリリースでは、次の新規の関数が追加されています。
Smart View 関数
HsDescription: データ・ソース Essbase、Financial Management および Hyperion
Enterprise では、新規の関数 HsDescription を使用して、選択したメンバーの説明
を表示できます。
VBA 関数
HypIsAncestor: Essbase では、指定したメンバーが、指定したもう 1 つのメンバー
の祖先かどうかを確認します。
HypIsChild: Essbase では、指定した子メンバーが、指定した親メンバーの子かどう
かを確認します。HypIsChild による確認の対象は子のみであり、すべての子孫が
確認されるわけではありません。
HypIsDataModified: Essbase、Planning、Financial Management および Hyperion
Enterprise では、データ・セルが変更されているが送信されていないかどうかを確
認します。
12
新機能
HypRetrieveAllWorkbooks: Essbase、Planning、Financial Management および
Hyperion Enterprise では、Excel の同じインスタンスから、すべての開かれたワー
クブックをリフレッシュします。
別名テーブル
現在のワークシートまたは接続の別名テーブルを選択できます。
l
l
現在のワークシート: 現在のワークシートに選択された別名テーブルは、現在
のワークシートにのみ適用され、将来の接続には適用されません。別名テー
ブルを変更すると、グリッドが新しい別名テーブルで自動的にリフレッシュ
されます。
接続: 接続に選択された別名テーブルは変更されるまで永久的であり、この接
続を使用するたびに使用されます。接続の別名テーブルを設定して「リフレッ
シュ」をクリックしても、グリッドはリフレッシュされません。
新しい言語
Smart View は、次の言語で使用できるようになりました:
l
アラビア語
l
ポーランド語
l
ノルウェー語
注: このリリースでは、アラビア語およびノルウェー語のバージョンの Smart
View のオンライン・ヘルプおよびドキュメントは、英語で記述されていま
す。アラビア語およびノルウェー語のヘルプおよびドキュメントは、今後
のリリースで入手できます。
データ・プロバイダ・プリファレンスの右クリッ
ク
このリリースでは、Smart View パネルのプロバイダ・ノードを右クリックし、「ユー
ザー・プリファレンス」を選択して、データ・プロバイダの「ユーザー・プリファ
レンス」ダイアログ・ボックスを開くことができます。以前は、「オプション」ダ
イアログ・ボックスでプリファレンスを選択する必要がありました。
リリース 11.1.2 に導入された機能
このドキュメントでは、Smart View リリース 11.1.2 に導入された新機能について
説明します。
障害をお持ちの方が Oracle 製品、サービスおよびサポート・ドキュメントにアク
セスできるようにすることは、弊社の目標です。Smart View リリース 11.1.2 では、
『Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition ユーザー・ガイド』の付録 A
で説明しているアクセシビリティ機能がサポートされます。
新機能
13
Smart View パネル
Smart View パネルから、データ・ソース接続を管理し、データおよびタスク・リ
ストにアクセスし、レポートを作成し、Oracle Crystal Ball Enterprise Performance
Management ワークブックを開く(Crystal Ball EPM のライセンスがある場合)ことが
できます。
Smart View パネルは Smart View のリボンから開かれ、デフォルトでは Microsoft
Office アプリケーションの右側に表示されます。タイトル・バーの下矢印から、
Smart View パネルを移動、サイズを変更、閉じることができます。
Smart View パネルには次のペインが含まれます:
l
l
l
l
l
l
ホーム: 共有接続およびプライベート接続へのリンクと最後に使用した項目(ア
ド・ホック・グリッド、データ・フォーム、タスク)のリストを表示します。
この項目をクリックすると接続を確立できます。
共有接続: Oracle Hyperion Shared Services から使用できる接続のドロップダウ
ン・メニューと、現在選択されている接続のコンテンツのツリー表示です。
プライベート接続: ローカル・コンピュータに保存されている使用可能な接続
のドロップダウン・メニューと、現在選択されている接続のコンテンツのツ
リー表示です。ここで URL を入力してデータ・ソースに直接接続することも
できます。
タスク・リスト: タスクを管理できるタスクのツリー・リストです。共有接続
またはプライベート接続からタスク・リストを選択した場合にのみ、このペ
インが開きます。
ワークブックのシミュレーション: (Crystal Ball EPM のライセンスが供与されて
いる場合のみ) Smart View で開くことができる使用可能な Oracle Crystal Ball
Enterprise Performance Management ワークブックのツリー・リストです。
アクション・パネル: 共有接続、プライベート接続またはタスク・リストのツ
リー・リストでの選択に基づき使用可能な操作のリストです。
状況依存リボン
Microsoft Office アプリケーションでの Smart View の操作は、リボン・コマンドを
使用して行います。Smart View リボンは常に存在し、共通の Smart View 操作のコ
マンドが含まれています。Oracle Hyperion Reporting and Analysis 以外のデータ・
ソースに接続すると、対応するデータ・ソース・リボンも表示されます。
Planning、Financial Management および Hyperion Enterprise の場合、アド・ホック
分析を入力すると、データ・ソース・リボンが、そのアド・ホック・バージョン
に自動的に置換されます。各リボンには、そのデータ・ソース、モードおよび
Office アプリケーションで許可されているコマンドのみが表示されます。
新規のリボンは次のとおりです:
l
Smart View
l
Essbase
l
Planning
l
Planning アド・ホック
14
新機能
l
HFM (Financial Management)
l
HFM アド・ホック
l
Enterprise (Oracle Hyperion Enterprise(R))
l
Enterprise アド・ホック
l
OBIEE (Oracle Business Intelligence Enterprise Edition)
注: Microsoft Office 2003 のユーザーは、メニューから Smart View 操作にアクセ
スできます。
Outlook との統合
現在、Planning および Financial Management タスク・リストは Outlook に統合され
ているため、タスクを Outlook タスクに統合し、これらのタスクを Outlook 内で
実行することが可能です。データ・フォーム・タスクは、Outlook から起動され
て使い慣れた Excel インタフェースにシームレスに統合されます。
再設計された「オプション」ダイアログ・ボック
ス
Smart View の「オプション」ダイアログ・ボックスは再設計され、オプションに
アクセスしやすくなりました。オプションはカテゴリに編成され、使い勝手がよ
くなり、プロバイダ固有のオプションにも対応できます。このリリースの Smart
View の他のコンポーネントと同様、オプションが使用可能なのは、ユーザーが現
在接続しているデータ・ソースによってサポートされている場合のみです。
「オプション」ダイアログ・ボックスで使用可能な新規オプションは、次のとおり
です:
l
l
l
Smart View を再インストールしなくても、Smart View の表示言語を変更できま
す
ショートカット・メニューで、Smart View と Microsoft のアイテムを表示する
か、Smart View のアイテムのみを表示するかを選択できます
「リセット」ボタンをクリックすると、すべてのオプションをデフォルト設定
にリセットできます
新機能
15
図2
「オプション」ダイアログ・ボックス
Planning の機能
Smart View のこのリリースは、大幅に拡張された一連の Planning 機能をサポート
しています。
l
l
l
現在、Planning タスク・リストは Outlook に統合されているため、タスクを
Outlook タスクに統合し、これらのタスクを Outlook 内で実行することが可能
です。Planning データ・フォーム・タスクは、Outlook から起動されて使い慣
れた Excel インタフェースにシームレスに統合されます
Planning タスク・リストは Office で使用できます。これには、タスク・ステー
タスおよびタスク・レポートも含まれます。タスクを Excel で実行し、Web と
自動的に同期させることが可能です
プロセス管理のエンド・ユーザー機能はすべて Outlook および Excel からアク
セスできます
l
検証インジケータおよびメッセージを含むデータ検証
l
ジョブ・コンソールで Planning ジョブのステータスを監視する機能
l
複数のデータ・フォームにわたって自動的に同期される共有次元がある
Microsoft Office 内の複合データ・フォーム
l
値を分散するための一括割当ておよびグリッド分散
l
シナリオ-エンティティの組合せの各種バージョンにわたるデータのコピー
l
l
16
エンド・ユーザーがデータ・フォーム内でユーザー変数値を直接選択および
変更することを可能にする動的ユーザー変数
データおよびメタデータ用のカスタム右クリック・メニュー
新機能
l
メンバー式表示
l
Smart View 内での Planning ユーザー・プリファレンスの設定
l
アド・ホックに対応したデータ・フォームを使用したデータのスライスおよ
びスライスの保存により、レポートの作成または他のユーザーとの共有が可
能です
Planning の詳細は、『Oracle Hyperion Planning 新機能』および『Oracle Hyperion
Planning ユーザー・ガイド』を参照してください。
Financial Management の機能
このリリースでは、Smart View に接続する Financial Management ユーザーはスマー
ト・スライスを使用できます。Financial Management ユーザーは、スマート・スラ
イスを使用して、レポート・デザイナでレポートを作成および保存し、選択した
次元間でレポートをカスケードできます。
Smart View と Disclosure Management の統合
Excel または Word で Smart View を使用して、財務レポートを作成している顧客
は、Oracle Hyperion Disclosure Management も使用できます。Oracle Hyperion
Disclosure Management では、管理機関への提出用のレポート・パッケージを作成
できます。このレポート・パッケージには、財務諸表の他、付属明細書、注釈が
含まれます。これらは、Excel、Word または Oracle Hyperion Financial Reporting レ
ポート内に含まれている場合があります。
Oracle Hyperion Disclosure Management の最初のリリースは、完全な XBRL 作成お
よび管理ソリューションを提供し、エンタープライズ・レベルの XBRL マッピン
グ、XBRL 分類管理、編集および表示、インスタンス・ドキュメントの作成、検
証および表示が含まれます。Word または Excel で Smart View クエリーを表示する
と、XBRL 分類マッピング・ツールを使用してデータ・ソース・レベルのマッピ
ングを実行できます。XBRL 分類マッピング・ツールでは、Oracle Hyperion Financial
Management、Oracle Hyperion Planning および Oracle Essbase 内の再利用可能な分類
要素マッピングを使用できます。
新規 VBA 関数
このリリースでは、次の新規の VBA 関数が追加されています。
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HypFindMemberEx は、次元や別名、世代、レベル名などのメンバー情報を取
得します。
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HypSetAsDefault は、接続デフォルトを作成します。
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HypOpenForm は、データ・フォームを開きます。
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HypSetPages は、選択したシートのページ・メンバーを設定します。
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HypGetPagePOVChoices は、特定の次元で使用可能なメンバー名およびメン
バーの説明を戻します。
新機能
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HypDeleteMetaData は、ワークブックから Smart View メタデータを削除しま
す。
HypGetSharedConnectionsURL は、使用される共有接続 URL (「オプション」
ダイアログ・ボックスにも表示されます)を戻します。
HypSetSharedConnectionsURL は、構成ファイルおよび「オプション」ダイア
ログ・ボックス内の共有接続 URL を設定します。
HypIsConnectedToSharedConnections は、Oracle Hyperion Smart View for Office
が共有接続に接続しているかどうかを確認します。
EPM System の新機能
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ほとんどの Oracle Enterprise Performance Management System 製品では、ロギン
グ・メカニズムとして Oracle Diagnostic Logging (ODL)を採用しています。ODL
フレームワークは、ログ・ファイルのローテーション、ログ・ファイルの最
大サイズ、ログ・ディレクトリの最大サイズなど、ログ・ファイルの管理に
ついて一貫したサポートを提供します。詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise
Performance Management System インストールおよび構成トラブルシューティ
ング・ガイド』の EPM System ログの使用方法に関する章を参照してくださ
い。
Oracle Configuration Manager (OCM)は、My Oracle Support と統合され、Oracle
ソフトウェアに関する構成情報を提供します。Oracle Configuration Manager
は、EPM System 配置のトラブルシューティング、メンテナンスおよび診断を
支援します。Oracle Configuration Manager の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise
Performance Management System インストールおよび構成ガイド』を参照して
ください。
このリリースでは、多くの EPM System 製品が、IPv6 アドレスに解決されるホ
スト名をサポートします。Oracle Hyperion Enterprise Performance Management
System の動作保証マトリックスを参照してください。IPv4 のサポート(ホスト
名と IP アドレスの両方)は、前のリリースから変更ありません。
Oracle Enterprise Performance Management System は、次のタイプの SSL 構成を
サポートします:
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完全 SSL 配置(データ・アクセスを含む)
m
Web サーバーで終了する SSL
m
SSL アクセラレータ(オフロード)
m
2 方向の SSL
SSL 構成の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management
System セキュリティ管理ガイド』を参照してください。
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新機能
新機能
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著作権情報
Smart View 新機能, 11.1.2.2
Copyright © 2004, 2012, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
著者: EPM 情報開発チーム
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