2008 年度卒業設計各賞公開審査要項 明治大学理工学部建築学科卒業設計運営委員会 1.背景 明治大学理工学部建築学科教室では, 2008 年度の卒業設計の優秀な作品に与えられる各賞について,昨 年に引き続き,社会で活躍されている建築家の方々を審査員としてご招請し,公開の審査会による選考をす ることに致しました.その理由は以下によるものです. 1) 建築作品の領域がランドスケ-プや都市デザイン等多岐に渡り,多様な価値観を越えた評価が求められ るため. 2) 学内の設計教育について,学外の客観的な視点による外部評価を受け,教育内容の向上を図る必要が あるため. 3) 出来るだけ選考過程を公開し,公平性を明確にする必要があるため. 今後,様々な角度からの意見を参考にすることにより,学生諸君が知的刺激を得ることを望みます. 2.選考対象の作品 専任教員による投票により,10~12作品を「優秀作」として選出し,これらの作品を対象に各賞を選考しま す. 3.各賞の内容 堀口賞: 建築学科卒業設計賞(以下建築学科賞): 優秀賞: 1 名 (レモン展推薦,「近代建築」掲載) 1 名 (建築学会展覧会推薦) 3名 以上5作品を JIA 神奈川推薦とします ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------生稜賞: 1名 兼任講師有志が審査を行い,最も優れた作品に贈られる. ※既に兼任講師の先生が審査済.上記各賞の選考後に発表する予定です. 4.ゲスト審査員 大野秀敏(東京大学大学院教授・明大特別招聘教授・建築家) 中村拓志(NAP 建築設計事務所・建築家) (以上敬称略) 各賞選考時には,専任教員と同等の投票権を持って頂きます.(学科賞選考を除く) 5.審査方法とルール 原則として以下の方法で選考を進めます. 小林先生に審査の司会進行をお願いします. 1.各作品の発表・講評(1 作品15分以内) 2.各賞の選考 <堀口賞の選考> デザイン力,表現力,提案力など,特に優れた価値を有すると認められる作品に授与する. 審査員は,ゲスト審査員+計画系専任教員とする. <建築学科賞の選考> 企画力,計画力,提案力などについて,総合的に優れた作品に建築学科賞を授与する. 審査員は,計画系専任教員とする. 審査は以下の手順で行う. 1)総評(各審査員 1 分程度) 2)Best10/12→Best5 ・点数 3,2,1 を記入した 3 票を投票. ・得点,得票を集計 ・集計結果をもとに,得点,得票両面で上位にある作品を確認. ボーダーラインを含めた5~8作品程度を対象にディスカッションを行う ・挙手による多数決で 5 作品を決定 3)各審査員の意見表明(各審査員 1 分程度) 4)Best5→堀口賞・学科賞 ・<堀口賞>1~5作品を対象とし,投票用紙に持点 5 を自由に配分して記入. ・<学科賞>3作品を選び,投票用紙に記入. ※必ず最低3票を投じる.票の棄権は認めない. ・堀口賞,学科賞を同時に投票する. ・最多得点の作品を「堀口賞」,最多得票の作品を「学科賞」とする. ただし学科賞についてはゲスト審査員の票は除外. ・同点,あるいは同票の場合には決選投票(1 票/人)を行う. <審査のフロー> 総 評 Best10/12→Best5 3 票/人.(重み付け 3:2:1) 持ち票数を集計 ディスカッション+多数決 各審査員の意見表明 Best5→堀口賞・学科賞 堀口賞:1~5作品に対し持点5を自由配分 学科賞:3作品を選び投票 最多得点→堀口賞 最多得票→学科賞(ただしゲストの票を除く) 6.兼任講師賞 各賞の選考が終了したあとに,兼任講師の代表から,受賞者発表と審査の経緯の説明/講評があります. 受賞者には,賞状と副賞が授与されます.
© Copyright 2024 ExpyDoc