博 士 論 文 概 要 - 早稲田大学リポジトリ

早稲田大学大学院理工学研究科
博 士 論 文 概 要
論
文
題
目
HCCI 燃焼における炭化水素の
自己着火特性に関する研究
The Effect of Fuel Properties on HCCI
Engine Combustion Characteristics and
Performance
申
氏
名
請
者
柴田
元
Shibata
Gen
専攻・研究指導
(課程内のみ)
2006年9月
エ ン ジ ン に お け る 予 混 合 圧 縮 自 己 着 火 ( Homogeneous charge compression
i g n i t i o n ,H C C I と 略 す )燃 焼 と は 燃 料 を 吸 気 中 に 噴 射 し て 均 質 混 合 気 を 作 り 、ピ
ストンの圧縮により自己着火をさせる方式である。このような形態をとる燃焼は
ガ ソ リ ン エ ン ジ ン の 燃 費 改 善 と N O x 低 減 を 両 立 し う る 可 能 性 が あ る こ と か ら 、次
世代の燃焼方式として現在最も注目されている方式である。
し か し な が ら 、 HCCI 燃 焼 は 、 エ ン ジ ン の 運 転 因 子 や 制 御 因 子 に よ っ て 変 化 す
る温度、圧力、当量比に加えて燃料組成自体の影響を強く受けることが知られて
いるものの、これらを包括的に調べた研究例は乏しい。また、セタン価やオクタ
ン 価 と い っ た 従 来 の 燃 料 指 標 で HCCI 特 性 を 表 す こ と は 難 し く 、 さ ら に 、 各 種 炭
化水素の反応速度データの不足から、その着火と燃焼を支配する分解や酸化反応
を数値計算により予測することはできないのが現状である。
そこで本論文では、燃料設計の観点から、エンジン運転因子とともに燃料組成
に 注 目 し 、 こ れ ら が HCCI 燃 焼 ( 自 己 着 火 特 性 ) に 与 え る 影 響 に つ い て 実 験 的 に
詳細に調べるとともに、その結果から着火特性を的確に表すことができる新たな
指標を案出した。
第 1 章 で は 、 自 動 車 メ ー カ ー 、 大 学 、 研 究 機 関 等 が HCCI エ ン ジ ン の 燃 焼 研 究
に取り組んできたこれまでの成果や知見について詳細に調査した。とりわけ、
HCCI エ ン ジ ン を 実 現 す る た め に は 、 エ ン ジ ン 側 の 設 計 ・ 運 転 因 子 に 関 す る 研 究
だけでは不十分であり、燃料を構成する組成レベルで調べ、各種の炭化水素成分
が HCCI 燃 焼 に 対 し て ど の よ う に 影 響 を 及 ぼ し 合 っ て い る か を 詳 細 に 調 べ 、 そ の
特性を表す指標を見出すことがきわめて重要であることを指摘して、本研究の目
的を明確にした。
第 2 章 で は 、 ガ ソ リ ン エ ン ジ ン を 改 造 し た 直 列 4 気 筒 HCCI エ ン ジ ン を 用 い 、
HCCI 燃 焼 を 起 こ す 支 配 的 な 要 因 に つ い て 実 験 的 に 詳 し く 調 査 し た 。 そ の 結 果 、
H C C I 燃 焼 で は 7 5 0 K ~ 8 5 0 K 付 近 で 低 温 酸 化 反 応 が 起 こ り 、続 い て 9 0 0 K ~ 1 0 5 0 K
付 近 で 高 温 酸 化 反 応 が 起 こ る こ と を 確 認 し た 。こ れ ら の 反 応 は 相 互 に 影 響 し 合 い 、
低温酸化反応の大きさや起こるタイミングにより高温酸化反応の立ち上がるタイ
ミングが決まり、その結果エンジン性能が変化することを見出した。具体的には
低温酸化反応の発現のタイミングが遅く低温酸化発熱量の小さい燃料ほど高温酸
化反応は遅く立ち上がり、低温酸化反応の発現が早く低温酸化発熱量の大きい燃
料ほど高温酸化反応は早く立ち上がる傾向を見出した。前者のような燃料では失
火しやすい特性をもち、後者のような燃料ではノッキングしやすい特性をもつこ
とを確認した。また、例え同一のオクタン価であっても燃料の組成が異なると
HCCI 燃 焼 条 件 に よ っ て 低 温 酸 化 反 応 の 大 き さ は 異 な り 、 そ の 結 果 異 な る エ ン ジ
ン性能を示すことを明確にした。
第 3 章 で は 、 11 種 類 の 炭 化 水 素 を 混 合 し て 作 製 し た 2 3 種 類 の モ デ ル 燃 料 を 用
いてエンジン試験を行い、それらの低温酸化反応性と炭化水素の構造の関係を詳
1
細に調べた。一般にノルマルパラフィン系の炭化水素が最も大きな低温酸化反応
性を示し、直鎖の長さが長いほど低温酸化反応は大きくなる傾向があり、これに
続く炭化水素類はイソパラフィン、オレフィン、ナフテン、アロマの順となる。
実験結果から、オレフィン、ナフテン、アロマの中には混合相手のもつ低温酸化
反応性を弱める効果である「インヒビター作用」を呈するものがあることを見出
した。インヒビター作用の発現メカニズムには 2 種類あり、一つは燃料分子中の
脱 水 素 反 応 を 起 こ す 水 素 が 反 応 活 性 種 で あ る OH ラ ジ カ ル を 捕 捉 し 、 低 温 酸 化 反
応を弱めることによる作用である。もう一つは、反応中に生成される反応中間体
のラジカルやオレフィンが安定化して活性化しないことに起因する作用である。
このような特性により、ガソリンや軽油のような炭化水素混合物では、燃料を構
成するそれぞれの炭化水素の低温酸化反応やインヒビター作用が複雑に絡み合っ
て燃焼していることを明らかにした。
第4章では吸気加熱が低温酸化反応性に及ぼす影響について調べた。吸気を加
熱すると空気の密度が低下し予混合気の熱容量が小さくなるため、同じエンジン
回転数でも低温酸化反応を起こす温度領域を通過する時間が短くなり、燃料の低
温酸化反応の影響を小さくすることができると考えられる。そこで、ここではエ
ン ジ ン の 吸 気 マ ニ ホ ー ル ド 内 に ヒ ー タ ー を 内 蔵 さ せ 、5 0 ℃( I M E P 5 3 0 k P a )、8 0 ℃
( I M E P 4 2 0 k P a )、 1 0 0 ℃ ( I M E P 3 8 0 k P a )、 1 5 0 ℃ ( I M E P 2 7 0 k P a )、 1 8 0 ℃
( IMEP240kPa) の 5 つ の 吸 気 温 度 条 件 を と り 、 吸 気 温 度 に よ り 低 温 酸 化 反 応 が
ど の よ う に 変 化 す る か を 23 種 類 の モ デ ル 燃 料 を 用 い て 調 べ た 。 そ の 結 果 、 吸 気
温 度 5 0 ℃ の 条 件 で は パ ラ フ ィ ン 系 炭 化 水 素 は 大 き な 低 温 酸 化 反 応 性 を 、そ れ 以 外
の炭化水素は大きなインヒビター作用を呈することを確認した。また、吸気温度
を上げるに従い、これらの特性は各々小さくなり、高温酸化反応の発熱の燃料間
差は小さくなることを確認した。
さらに、吸気加熱実験における燃焼圧力の測定データより低温酸化反応と高温
酸化反応の各開始のタイミングにおける筒内平均温度と圧力の関係を求めた。そ
の結果、低温酸化反応が開始する温度圧力条件は炭化水素の種類によって異なる
が 、 高 温 酸 化 反 応 は 低 温 酸 化 反 応 で 蓄 積 さ れ た H2O2 が OH ラ ジ カ ル に 分 解 し て
開 始 す る こ と か ら H2O2 分 解 依 存 と な り 、 着 火 時 の 温 度 圧 力 間 の 相 関 が 高 く な る
こ と が わ か っ た 。つ ま り こ こ で 得 ら れ た 高 温 酸 化 反 応 が 開 始 す る 温 度 圧 力 線( S U
モ デ ル と 呼 ぶ ) は H2O2 が OH ラ ジ カ ル に 分 解 す る 条 件 で あ る と 推 論 し た 。
第5章では、第 4 章のデータより燃料を構成する炭化水素の着火性とガソリン
の ノ ッ キ ン グ の 指 標 で あ る オ ク タ ン 価 の も つ 意 味 に つ い て 詳 細 に 調 べ た 。 HCCI
エンジン燃焼とノッキングは「自己着火現象」という意味では同じ範疇に入り、
濃い空燃比条件で短時間に起こる着火がノッキングであり、空燃比を高めてゆっ
く り と 着 火 さ せ た も の が HCCI 燃 焼 で あ る 。 そ こ で 第 4 章 の 各 吸 気 加 熱 5 条 件 に
お け る HCCI エ ン ジ ン の 燃 焼 デ ー タ か ら 炭 化 水 素 の オ ク タ ン 価 の 計 算 を 試 み 、 燃
2
料を構成する炭化水素の着火性について詳細に調べた。その結果、いかなる条件
においてもパラフィン系炭化水素は低温酸化反応のみを、アロマ系炭化水素はイ
ンヒビター作用のみを示すことがわかった。一方、オレフィンとナフテンは低温
酸化反応とインヒビター作用の2つのパスをもっており、着火する際の雰囲気条
件により低温酸化反応またはインヒビター作用の強い方の特性が出現することを
確認した。
つ ぎ に 、 各 炭 化 水 素 の リ サ ー チ 法 オ ク タ ン 価 ( RON) お よ び モ ー タ ー 法 オ ク タ
ン 価( M O N )を K a l g h a t g i が 提 唱 し て い る オ ク タ ン イ ン デ ッ ク ス を 用 い て 各 吸 気
温度条件で計算より得られたオクタン価と照合した。その結果、本吸気加熱試験
条 件 の 中 に R O N と M O N の 着 火 条 件 を 見 出 す こ と が で き 、熱 発 生 率 の デ ー タ よ り
低 温 酸 化 反 応 発 熱 を 伴 う 高 温 酸 化 反 応 性 を 油 種 間 で 比 較 し て い る も の が RON で
あり、低温酸化反応発熱が存在しない系で高温酸化反応性を油種間で比較してい
る も の が MON で あ る と の 結 論 に い た っ た 。
第 6 章 に お い て は 、 燃 料 の HCCI 指 標 を 新 た に 提 案 し た 。 こ こ ま で の 知 見 を 総
合すると、燃料の着火を決めている因子は低温酸化反応の①ポテンシャル(正の
発熱量)と②タイミング、インヒビター作用の③ポテンシャル(負の発熱量)と
④タイミング、並びに⑤低温酸化反応に依存しない高温酸化反応の特性の5つで
ある。①~④に関しては、燃料の組成(ノルマルパラフィン、イソパラフィン、
オレフィン、ナフテン、アロマの5つの炭化水素類から選ばれた4つの炭化水素
類 )で 置 き 換 え る こ と に よ り そ れ ぞ れ 独 立 し た 因 子 と し て 表 現 す る こ と が で き る 。
ま た ⑤ に 関 し て は M O N で 置 き 換 え る こ と が で き る 。そ こ で 、M O N と 4 種 類 の 炭
化 水 素 類 か ら 計 算 さ れ る 燃 料 の HCCI 指 標 を 作 成 し た 。 そ の 結 果 、 計 算 よ り 求 め
ら れ た 燃 料 の HCCI 指 標 は 従 来 の RON や MON、 オ ク タ ン イ ン デ ッ ク ス よ り も
HCCI エ ン ジ ン 性 能 と の 相 関 が 高 く 、 得 ら れ た 各 炭 化 水 素 の 係 数 に 低 温 酸 化 反 応
性とインヒビター作用が反映されていることを確認した。
こ の よ う に 、オ ク タ ン 価( R O N 及 び M O N )、セ タ ン 価 と い っ た 現 在 広 く 使 わ れ
ている着火性指標は燃料の炭化水素の着火性をノッキングという一面から見たも
の に 過 ぎ ず 、 様 々 な 温 度 、 圧 力 、 当 量 比 の 条 件 に お け る HCCI 特 性 の 評 価 に は 、
こ こ で 得 ら れ た 燃 料 の HCCI 指 標 を 用 い る の が 適 当 で あ る と の 結 論 を 得 た 。
さらに、本研究に関する残された課題とその解決の見通しについて述べるとと
も に 、 本 研 究 の 成 果 が 果 た す 今 後 の HCCI エ ン ジ ン の 研 究 開 発 に 対 す る 寄 与 に つ
いて展望した。
3
研 究 業 績
種 類 別
題名、
発表・発行掲載誌名、
発表・発行年月、
連名者(申請者含む)
Gen Shibata(Author)
Tomonori Urushihara
○論文
The Interaction between Fuel
Chemicals and HCCI Combustion
Characteristics under Heated
Intake Air Conditions
SAE Technical
Paper 2006-01
-0207
2006 年 4 月
○論文
燃料の組成が HCCI エンジンの
燃焼特性に与える影響(第二報)
自動車技術会
論文集
2006 年 3 月
○論文
Correlation of Low Temperature Heat
Release with Fuel Composition and
HCCI Engine Combustion
SAE Technical
Paper 2005-01
-0138
2005 年 4 月
○論文
The Effect of Fuel Components on
HCCI Combustion Characteristics
Review of AutoGen Shibata(Author)
motive Engineering Koji Oyama
2005 年 10 月
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
○論文
燃料の組成が HCCI エンジンの
燃焼特性に与える影響
自動車技術会
論文集
2005 年 5 月
The Effect of Fuel Properties on Low
and High Temperature Heat Release
and Resulting Performance of
an HCCI Engine
SAE Technical
Paper 2004-01
-0553
2004 年 3 月
○論文
論文
The Effect of Oxygenate-and Gasoline SAE Technical
-Diesel Fuel blends on Diesel Engine
Paper 2000-01
Emissions
-1173
柴田 元(主著者)
漆原友則
Gen Shibata(Author)
Koji Oyama
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
柴田 元(主著者)
尾山 宏次
漆原 友則
仲野 剛
Gen Shibata(Author)
Koji Oyama
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
Chol-Bum Kweon
David E. Foster
Gen Shibata
論文
The Development of Drive-Ability
Index and the Effects of Gasoline
Volatility on Engine Performance
SAE Technical
Paper 952521
1995 年 10 月
Gen Shibata(Author)
Keisuke Oda
Kyouji Hosono
論文
Effect of Gasoline Composition
on Engine Performance
SAE Technical
Paper 930375
1993 年 2 月
Keisuke Oda
Hatsuo Nagaishi
Gen Shibata
論文
Effect of Intake Valve Deposits and
Gasoline Composition on SI Engine
Performance
SAE Technical
Paper 922263
1992 年 10 月
Gen Shibata(Author)
Hatsuo Nagaishi
Keisuke Oda
5
研 究 業 績
種 類 別
題名、
発表・発行掲載誌名、
発表・発行年月、
連名者(申請者含む)
講演
The Auto-Ignition Characteristics of
Hydrocarbons and the Development
of New HCCI Fuel Index
SAE HCCI
Symposium
(San Ramon)
2006 年 9 月
Gen Shibata
講演
RON や MON で計測される着火性
とはどのようなものか?
化学システム
工学セミナー
東京大学
2006 年 6 月
柴田
講演
炭化水素の自己着火特性と
燃料の HCCI インデックスの考え方
自動車技術会
春期学術講演会
2006 年 5 月
柴田 元(発表者)
漆原友則
The Interaction between Fuel
Chemicals and HCCI Combustion
Characteristics under Heated
Intake Air Conditions
SAE World
Congress
(Detroit)
2006 年 4 月
Gen Shibata(Author)
Tomonori Urushihara
燃料の組成が予混合圧縮自己着火
エンジンの燃焼特性に与える影響
日本技術士会
2006 年 1 月
柴田
元
炭化水素の低温酸化反応特性と
高温酸化反応の着火条件について
化学システム
工学セミナー
東京大学
2005 年 12 月
柴田
元
講演
ガソリン型予混合圧縮自己着火
燃焼に求められる燃料特性
石油学会 石油
石油化学討論会
2005 年 10 月
柴田
漆原
元(発表者)
友則
講演
燃料の組成が HCCI エンジンの
燃焼特性に与える影響(第二報)
自動車技術会
秋季学術講演会
2005 年 9 月
柴田 元(発表者)
尾山 宏次
漆原 友則
仲野 剛
Correlation of Low Temperature Heat
Release with Fuel Composition and
HCCI Engine Combustion
SAE World
Congress
(Detroit)
2005 年 4 月
講演
講演
講演
講演
元
Gen Shibata(Author)
Koji Oyama
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
(同タイトルにて、日本機械学会北海道支部シンポジウムでも講演 2005 年 7 月 北大小川教授)
(同タイトルにて、MIT Sloan Automotive Laboratory でも講演 2005 年 4 月 Prof. Cheng)
6
研 究 業 績
種 類 別
講演
講演
講演
題名、
発表・発行掲載誌名、
燃料の組成が HCCI エンジンの
燃焼特性に与える影響
発表・発行年月、
連名者(申請者含む)
自動車技術会
秋季学術講演会
2004 年 9 月
柴田 元(発表者)
尾山 宏次
漆原 友則
仲野 剛
The Effect of Fuel Properties on HCCI IFP International
Gen Shibata(Author)
Engine Combustion Characteristics
Conference (Paris) Koji Oyama
and Performance
2004 年 10 月
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
The Effect of Fuel Properties on Low
and High Temperature Heat Release
and Resulting Performance of
an HCCI Engine
SAE World
Congress
(Detroit)
2004 年 3 月
Gen Shibata(Author)
Koji Oyama
Tomonori Urushihara
Tsuyoshi Nakano
(同タイトルにて、同志社大学工学部 International Seminar on Engine Sysytem Combustion
Process でも講演 2004 年 5 月 同志社大学 千田教授)
講演
ガソリンの揮発性が内燃機関の
運転性に及ぼす影響
石油学会 石油
製品討論会 1991 年
柴田
元
総説
燃料からみた予混合圧縮自己着火
(HCCI)燃焼研究
石油学会誌
ペトロテック
2005 年 8 月号
柴田
元
フォーミュラワンガソリンの
一般特性
自動車技術会
エンジンテクノロジー
第 19 号
柴田
元
表彰
優秀講演発表賞
自動車技術会
2005 年 5 月
柴田
元
表彰
論文賞
自動車技術会
2006 年 5 月
柴田 元(著者)
尾山 宏次
漆原 友則
総説
仲野 剛
7