不要になった 水銀血圧計・水銀体温計 自主回収実施計画書 東京都医師会

不要になった
水銀血圧計・水銀体温計
自主回収実施計画書
自主回収期間
平成 24 年 9 月 1日~平成 24 年 9 月 30 日
平成24年6月
東京都医師会
医療安全対策課 電話:03-5283-6769
1.趣旨
本年も含め数年来水銀を含んだ何らかの物体が不法に遺棄され、都内の焼却炉が相次
いで稼働停止に追い込まれている。原因物が確定されてはいないものの、水銀血圧計で
はないかと指摘する新聞報道も多い。
一方で、不要になった水銀血圧計や水銀体温計の廃棄については、通常の医療廃棄物
とは異なり、個別に水銀を取り扱える業者に処理を委託しなければならない。しかしながら、
手続きが煩雑なのと料金が嵩むことから処理がなかなかすすまない事情がある。
以上を踏まえ、会員ならびに地区医師会の協力を得て東京都医師会が中心になって、
不要になった水銀血圧計ならびに水銀体温計(以下、「廃水銀血圧計」、「廃水銀体温計」と
いう)を自主回収することとしたい。今般、規模のメリットを活かし処分料を廉価にした回収
の仕組みができたので、多くの地区医師会ならびに会員の参加を促したい。
2.自主回収期間
平成 24 年 9 月 1 日から平成 24 年 9 月 30 日
3.自主回収から処分への主な流れ<別紙1>
①会員は、廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計を、自主回収期間内に所属する地区医師
会へ持参する。(キャスター付き水銀血圧計については、キャスターを取り外して、本体の
み回収することとする)
②地区医師会は、持参されてきた廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計を、所定の手続き
を踏んで(後述)、それぞれ保存段ボール箱に入れて、収集・運搬業者が収集に来るまで保
管する。
③自主回収期間が終了した時点で、地区医師会は産業廃棄物処理委託契約書2通(収
集・運搬用と処理・処分用)に署名捺印し、会員の委任状を添えて東京都医師会に送付す
る。(産業廃棄物を処理するには、事前に契約書を交わす必要がある。各業者の署名捺印
を経て契約が成立するまで、概ね2カ月必要)
④処理委託契約が成立後、東京都医師会から指定された日に、収集・運搬業者が地区医
師会に回収に行くので、地区医師会は保存段ボール箱とマニフェスト(後述)を渡す。
⑤収集・運搬業者は、地区医師会から回収した廃水銀血圧計・廃水銀体温計をドラム缶に
詰め替え、日本通運・日本貨物を経由して、処理・処分業者である野村興産まで運搬する。
⑥野村興産が最終処理・処分を行う。処分が全て完了した時点で、マニフェストが収集・運
搬業者経由で地区医師会に請求書とともに送付されてくる。
1
4.作業
①会員が行うこと
a.廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計を、自主回収期間内に所属する地区医師会に持
参し、処分を委託する。
b.必要処分料を地区医師会に支払う。
c.産業廃棄物処理委託契約を会員が地区医師会長に委任することの委任状に、開設者
名で署名捺印する。<別紙2>
②地区医師会が行うこと
地区医師会は、排出事業者ではないが、産業廃棄物処理法でいうところの「集積場所
提供者」となり、下記c.以降のマニフェスト交付等が認められている。
a.会員から処分を委託された廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計を受取り、受付表<
別紙3>に記載するとともに、処分料(廃水銀血圧計は 2,100 円/1個、廃水銀体温計
は 1,050 円/1個)を徴収し、領収証を発行する。同時に、会員に委任状(上記①C)へ開
設者名で署名捺印をしてもらう。
b.廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計を、それぞれの保存段ボール箱に入れる<別紙
4>。保存段ボール箱の内側は、ビニール袋で覆い保護しておく。
<注意>
○水銀血圧計は、必ず水銀を水銀血圧計のタンクに戻して(水銀血圧計を右45度傾
ければタンクに戻る)から、水銀コックを右に倒して水銀が出てこないようにしておくこ
と。
○誤って破損してしまった場合は、保存段ボール箱には入れず、こぼれた水銀を集め、
本体と一緒に全体をビニール袋などの中に厳重に封じ込めて、別保管する。
○保存段ボールは2カ月程度そのまま地区医師会に置かれることになるので、地区医
師会は保管場所確保等十分注意されたい。(当該物を、地区医師会から東京都医師
会などその他場所に移送し保管することは、法律により禁止されています)
○保存段ボール箱(3個)とビニール袋(6枚)を収集運搬業者から事前に送付されてく
るので、それを使用すること。ビニール袋は3枚予備用に送付するので、自主回収数が
増えた場合には、手元で不要になった段ボール箱を用意し、それに予備用ビニール袋
を使用して保存段ボール箱を作られたい。
c.自主回収期間を締め切った後、それまでに回収した廃水銀血圧計ならびに廃水銀体
温計の数と、受付表に記載されている数量が一致するか現物確認する。現物確認後、
2
マニフェスト<別紙5>に数量等必要事項を記入する。マニフェストは、廃水銀血圧計
用と廃水銀体温計用の2種類作成する。
d.産業廃棄物処理委託契約書(収集・運搬用<別紙6>と処理・処分用<別紙7>の2
通)に、地区医師会長名で署名捺印と収入印紙(各1枚)を貼り、会員の委任状と廃水
銀血圧計・廃水銀体温計受付表のコピーを添えて、東京都医師会に送付する。 回収
した廃水銀血圧計と廃水銀体温計ならびにマニフェストは、東京都医師会から指示が
あるまで厳重に地区医師会に保管(2カ月程度)しておく。
締め切り作業終了後は、回収は一切しない。
e.処理委託契約終了後、契約書とともに東京都医師会から収集日時の連絡が入る。収
集日に収集・運搬業者に廃水銀血圧計保存箱と廃水銀体温計保存箱ならびにマニフ
ェスト(A以外)を渡す。
f.最終処理・処分が完了すると、収集・運搬業者からマニフェスト(B)(D)(E)と請求書が
送られてくるので、契約書に記載された内容と一致しているか、マニフェスト(A)と一致
しているか等確認する。問題があれば東京都医師会に連絡する。問題がなければ、請
求料金を支払う。マニフェストは全て一緒にして、5年間保存する。保存義務に違反し
た場合は、6か月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金に処せられる場合がある(廃
棄物処理法第29条)ので、散逸しないように注意すること。
③東京都医師会が行うこと
a.自主回収の計画全体が、確実なものであり法令にも抵触しないか等環境局等と打ち
合わせる。
b.産業廃棄物処理委託契約書の文言、マニフェスト等を環境局ならびに収集・運搬業者、
処理・処分業者と打ち合わせる。
c.自主回収された廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計が、収集・運搬業者を経て処理・
処分業者で最終処分されるまで、一連の行程が適正に行われるために必要な措置
(現地調査等)を講じる。(環境局了承済み)
d.地区医師会から送付されてくる産業廃棄物処理委託契約書と会員の委任状を取りま
とめて、収集・運搬業者ならびに処理・処分業者に渡し、契約を成立させる。
e.契約が成立した後、収集・運搬業者と日程を調整したうえで、エリアごとに収集日を確
定し、地区医師会に連絡する。
3
5.荷姿<別紙4>
自主回収された廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計は、図のようにビニール袋を中に
敷いた保存段ボール箱に、それぞれ入れる。
6.保管方法<別紙4>
水銀は中毒性のある有害物質です。廃水銀血圧計用段ボール箱と廃水銀体温計用段
ボール箱に分けて、「注意:廃水銀血圧計」「注意:廃水銀体温計」と記載されたシールを作
成してそれぞれに貼り、保管する。万が一中身が割れて漏出する可能性もあるので、他に
触れないように下皿などを用意しておくことが望ましい。他の物と混ざらないように十分注
意して保管する。
7.業者
①収集・運搬業者
大興運輸倉庫株式会社
(担当:環境事業部 熊谷主任 電話044-201-8138)
http://www.tus.co.jp/index4.html
②処理・処分業者
野村興産株式会社(北海道北見市)
(担当:営業部営業課 牛渡係長 電話03-5695-2531)
http://www.nomurakohsan.co.jp/
8.その他
①物故会員、廃業退会会員、休業中会員等の取り扱い
地区医師会で連絡をとり、廃水銀血圧計ならびに廃水銀体温計があれば、今回の自
主回収期間に回収を図る。
②東京都医師会員以外の取り扱い
会員のみの事業であるので、要望があれば会員になってもらってからとする。
以上
4
別紙1
廃水銀血圧計、廃水銀体温計自主回収フロー図
・廃水銀血圧計
・廃水銀体温計
・マニフェスト
会
A・B・C・D・E
①廃水銀血圧計・廃水銀体温計持参
会員
地区医師会
①料金支払・委任状署名捺印
マニフェストA・B・D・E
5年間保存義務
②の契約が完了するまでに、約2カ月間かかる。
②が完了しないと③の動きは取れないので、
その間は地区医師会で、回収物を保管する
ことになる。
指導等
環境局
⑥料金支払い
連携
東京都医師会
②産業廃棄物
処理委託契約
「収集・運搬用」
「処理・処分用」
↕
<東京都医師
会とりまとめ>
↕
③
・収集運搬
・マニフェスト
B・C・D・E
⑤
・マニフェストD・E
・請求書
処理の状況に関
する確認
④貨物
中間・最終処分業者
(野村興産)
・水銀血圧計
・水銀体温計
・マニフェスト
C・D・E
5
④マニフェストB
収集・運搬業者
(大興運輸倉庫)
・廃水銀血圧計
・水銀体温計
・マニフェスト
C・D・E
別紙2
委
任
状
平成
年
月
日
住所:
氏名:
私は下記の社団法人
医師会を代理人と定め、下記の事項を委任します。
住所:
医師会
会
長
委任事項
1.私が経営、若しくは管理する診療所「
」
(
町)から生じる不要にな
った水銀血圧計ならびに水銀体温計の収集・運搬について、収集運搬業者である大興運輸
倉庫株式会社に委託する契約を締結する一切の件。
2.私が経営、若しくは管理する診療所「
」
(
町)から生じる不要にな
った水銀血圧計ならびに水銀体温計の処理・処分について、処分業者である野村興産株式
会社に委託する契約を締結する一切の件。
但し、私は本契約の件を貴会に委託したことによって、私の上記廃棄物についての排出者と
しての法令上の責任が貴会に移転するものではなく、依然として私に帰属していることを承知
しておりますことを、念の為申し添えます。
6
別紙3
廃水銀血圧計・廃水銀体温計受付表
医師会
受付日
事業者名(診療所名)
持参者
電話番号
産業廃棄物
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
水銀血圧計
水銀体温計
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
7
数量
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
本
処分料単
処分料合計
価
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
2,100 円
1.050 円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
別紙4
ビ ニ ー ル 袋を
敷いておく
<荷姿>
廃水銀血圧計と廃水銀体温計は、図のよう
に段ボールの中に敷いたビニール袋の中に保
管する。万が一、破断して水銀が流出しても対
処できるように、段ボール箱の下には受け皿
的なものを置くのが好ましい。
<保存段ボール箱>
保存段ボール箱の側面には、中身が廃
水銀血圧計か廃水銀体温計であることが
わかるように明示し、それぞれ別にして、
他のものと混ざらないように十分注意して
保管する。
収集・運搬業者が来るまで、約2カ月か
かるので、それまで厳重に保管すること。
注 意
廃水銀血圧計
注 意
廃水銀体温計
8
別紙5
9
別紙6
産業廃棄物処理委託契約書 [収集・運搬用]
印紙 400 円
平成 24 年
月
日
排出事業者(甲)
住 所
氏
名
医師会
会長
収集・運搬業者(乙)
住 所 東京都港区芝浦一丁目13番10号
氏 名 大興運輸倉庫株式会社
代表取締役
片 山 饒
収集・運搬業者(丙)
住所
東京都中央区日本橋二丁目 26 番 5 号
氏名
日本通運株式会社 東京支店
取締役 常務執行役員
支店長
宮 近 清 文
収集・運搬業者(丁)
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目 33 番 8 号
氏名
日本貨物鉄道株式会社
総括執行役員環境事業部長 惟 村 正 弘
上記排出事業者
医師会(以下「甲」という。)と収集・運搬業者 大興運輸倉庫株式会社(乙)
(以
下「乙」という。
)
、及び甲と収集・運搬業者 日本通運株式会社(丙)
(以下「丙」という。)、及び甲と収集・
運搬業者 日本貨物鉄道株式会社(丁)
(以下「丁」という。)は、甲の事業場から排出される産業廃棄物の
収集・運搬を、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号。以下「法」という。)に
従い適正に行うため、次のとおり契約を締結する。この契約の成立を証するために、本書1通を作成し、甲
がこれを保有し、乙、丙及び丁はこの写し(複写機によるコピー)を各1通保有するものとする。
第1条(法の遵守)
甲、乙、丙及び丁は、処理業務の遂行にあたって法その他関係法令を遵守するものとする。
第2条(委託内容)
甲は、甲の事業所から排出される産業廃棄物の収集・運搬を乙、丙及び丁に委託し、乙、丙及び丁は、甲
から委託された産業廃棄物を【委託業務の内容】に示す収集・運搬区間において、許可された車両で適正に
収集・運搬する。
第3条(事業の範囲)
乙、丙及び丁の事業範囲は【委託業務の内容】に示すとおりであり、乙、丙及び丁はこの事業範囲を証す
るものとして許可証の写しを本契約書に添付する。なお、許可事項に変更があったときは、乙、丙及び丁は
速やかにその旨を甲に通知するとともに、変更後の許可証の写しを甲に提出する。
10
第4条(適正処理に必要な情報の提供)
1 甲は、収集・運搬を委託する産業廃棄物の種類、発生工程、性状(形状、成分、有害物質の有無及び
臭気)、荷姿、腐敗・揮発等性状の変化、混合等により生じる支障、排出数量等の必要な情報を乙、丙
及び丁に文書にて通知しなければならない。通知する文書は「廃棄物データーシート」(環境省の「廃
棄物情報の提供に関するガイドライン」
(平成 18 年 3 月)を参照)の項目を参考に作成を行うものとす
る。
2 甲は、当該廃棄物が日本工業規格 C0950 号に規定する含有マークが付されたものである場合、当該含
有マークに関する情報を乙、丙及び丁に文書にて通知しなければならない。
3 甲は、本契約の有効期間中、契約締結時に提供した当該廃棄物に係る前2号の情報に変更が生じる場
合は、速やかに当該情報を文書にて乙、丙及び丁に提供し、甲、乙、丙、丁間で対応について協議する。
第5条(再委託の禁止)
乙、丙及び丁は、甲から委託された産業廃棄物の処理を他人に委託してはならない。ただし、あらかじめ
甲の書面による承諾を得て法の定める再委託の基準に従う場合はこの限りではない。
第6条(権利・義務の譲渡)
乙、丙及び丁は、本契約により生ずる権利または義務を第三者に譲渡し、または承継させてはならない。
ただし、甲の書面による承諾を得た場合はこの限りではない。
第7条(損害の賠償)
乙、丙及び丁は、甲から委託された産業廃棄物をその積込み作業の開始から荷卸し作業の完了まで、法令
に基づき適正に処理する責任を負う。この間に発生した事故については、その原因が甲の責に帰する場合を
除き、乙、丙及び丁が責任を負う。
第8条(委託業務終了報告)
乙、丙及び丁は、甲から委託された産業廃棄物の処理業務が完了した後、直ちに業務終了報告書を作成し、
甲に提出する。ただし、業務終了報告書はマニフェストB票で代えることができる。
第9条(手数料・消費税・支払い)
1 甲の委託する産業廃棄物の処理業務に関する委託手数料の支払いについては【委託業務の内容】
(5)
の表にて定める単価に基づき算出する。
2 委託手数料の額が経済情勢の変化等により不相応となったときは、甲、乙、丙及び丁の協議によりこ
れを改定することができる。
3 甲の委託する産業廃棄物の処理業務についての消費税等は、甲が負担する。
4 甲は、乙、丙及び丁からの業務終了報告書によって処理を確認した後、乙、丙及び丁に処理料金を支
払う。
支払方法は、別に定めるものとする。
第10条(内容の変更)
甲、乙、丙及び丁は、必要がある場合は委託業務の内容を変更することができる。この場合において、契
約単価または委託期間を変更するとき、または予定数量に大幅な変動が生ずるときは、甲、乙、丙、丁協議
の上、書面によりこれを定めるものとする。
第11条(機密保持)
甲、乙、丙及び丁は、この契約に関連して、業務上知り得た相手方の機密を第三者に漏らしてはならない。
当該機密を公表する必要が生じた場合は、相手方の文書による許諾を得なければならない。
第12条(契約の解除)
1 甲、乙、丙及び丁は、相手方が本契約の各条項のいずれかに違反したときは、この契約を解除するこ
とができる。
2 前項の規定または法令の規定によりこの契約を解除できる場合でも、本契約に基づき甲から引き渡し
11
を受けた産業廃棄物の処理・処分を乙、丙及び丁が完了していないときは、当該産業廃棄物を甲、乙、
丙及び丁の責任で処理した後でなければ、本契約は解除できない。
第13条(協議)
この契約に定めのない事項またはこの契約の各条項に関する疑義が生じたときは、関係法令に従い、その
都度誠意をもって協議し、これを取り決めるものとする。
第14条(合意管轄)
甲、乙、丙及び丁は、本契約に関する紛争が生じた場合、日本法に基づき、東京地方裁判所を第一審の専
属的管轄裁判所とすることに合意する。
12
【委託業務の内容】
(1)委託期間
平成 24 年
月
日 から 平成 25 年
月
日 までとする。
ただし、期間満了の1ヶ月前までに、当事者の一方から相手方に対する書面による解約の申し入れがな
い限り、同一条件でさらに1年間更新されたものとし、その後も同様とする。
(2)排出場所
排 出 場 所名 称 :
排出場所所在地 :
医師会
(3)収集・運搬区間及び事業の範囲
収集・運搬区間
担当会社
甲の事業所から
乙の積替保管施設まで
乙
乙の積替保管施設から
丁の隅田川駅まで
丙
丁の隅田川駅から
丁の北見駅まで
丁
丁の北見駅から
野村興産(株)イトムカ鉱業所まで
丙
許可番号
東京都 第 1300004830
号
埼玉県 第 01110004830
号
埼玉県 第 01102001001
号
東京都 第 1310001001
号
東京都 第 1300004578
号
北
海
道
第
00100004578 号
北海道 第 00110001001
号
許可品目
許可証のとおり
許可証のとおり
許可証のとおり
許可証のとおり
(4)運搬の最終目的地及び積替保管に関する事項
野村興産株式会社 イトムカ鉱業所
運搬の最終目的地
北海道北見市留辺蘂町富士見217番地1
積替保管施設名、所在地
大興運輸倉庫株式会社 埼玉事業所積替保管施設
埼玉県戸田市氷川町三丁目 6573 番
積替保管を行う廃棄物の種 許可証のとおり
類
保管上限
許可証のとおり
廃棄物を混合することの許 混合しない
否
(5)委託する産業廃棄物の種類、数量、契約単価
品名
廃棄物の種類
予定数量
金属くず、ガラスく
廃水銀血圧計
ず
100 個/年
廃プラスチック類
金属くず、ガラスく
廃水銀体温計
ず
100 本/年
廃プラスチック類
*契約単価:上記の契約単価には、処理・処分費を含むものとする。
*契約単価:収集の回数は、年 1 回の回収予定とする。
13
契約単価
2,100 円/個(税込)
1,050 円/本(税込)
(6)委託する産業廃棄物の適正処理に必要な情報
品名
発生工程
性状及び荷姿
性状の変化、混合等によ
り生じる支障及び含有マ
ーク(JIS C0950)に関す
る情報
取扱注意事項
施設利用者
及び施設内
固形、ドラム
で使用済み
特になし
破損に注意
缶
廃水銀体温計
になったも
の
(7)委託料金の支払方法
第9条第4項の委託料は、乙が一括して甲に請求し、甲は当該委託料を乙に一括して支払うものとする。
乙は、この中から丙、丁の委託料を丙に支払い、丙は丁に支払うものとし、その額は乙と丙、丁間で別途定
める。
廃水銀血圧計
14
別紙7
産業廃棄物処理委託契約書 [処理・処分用]
印紙 200 円
平成24年
月
日
排出事業者(甲)
住 所
氏
名
医師会
会長
処理・処分業者(乙)
住 所 東京都中央区日本橋堀留町二丁目1番3号
氏 名 野村興産株式会社
取締役営業部長
市 橋 豊
上記排出事業者
医師会(以下「甲」という。)と処理・処分業者 野村興産株式会社(以下「乙」
という。)は、甲の事業場から排出される産業廃棄物の処理・処分を、廃棄物の処理及び清掃に関する法律
(昭和45年法律第137号。以下「法」という。)に従い適正に行うため、次のとおり契約を締結する。
この契約の成立を証するために、本書1通を作成し、甲がこれを保有し、乙はこの写し(複写機によるコピ
ー)を保有するものとする。
第1条(法の遵守)
甲および乙は、処理業務の遂行にあたって法その他関係法令を遵守するものとする。
第2条(委託内容)
甲は、甲の事業所から排出される産業廃棄物の処理・処分を乙に委託し、乙は、甲から委託された産業廃
棄物を【委託業務の内容】に示す方法により、許可された施設にて適正に処理・処分する。
第3条(事業の範囲)
乙の事業範囲は【委託業務の内容】に示すとおりであり、乙はこの事業範囲を証するものとして許可証の
写しを本契約書に添付する。なお、許可事項に変更があったときは、乙は速やかにその旨を甲に通知すると
ともに、変更後の許可証の写しを甲に提出する。
第4条(適正処理に必要な情報の提供)
1 甲は、処理・処分を委託する産業廃棄物の種類、発生工程、性状(形状、成分、有害物質の有無及び
臭気)、荷姿、腐敗・揮発等性状の変化、混合等により生じる支障、排出数量等の必要な情報を乙に文
書にて通知しなければならない。通知する文書は「廃棄物データーシート」(環境省の「廃棄物情報の
提供に関するガイドライン」
(平成 18 年 3 月)を参照)の項目を参考に作成を行うものとする。
2 甲は、当該廃棄物が日本工業規格 C0950 号に規定する含有マークが付されたものである場合、当該含
有マークに関する情報を乙に文書にて通知しなければならない。
3 甲は、本契約の有効期間中、契約締結時に提供した当該廃棄物に係る前2号の情報に変更が生じる場
合は、速やかに当該情報を文書にて乙に提供し、甲乙間で対応について協議する。
第5条(再委託の禁止)
乙は、甲から委託された産業廃棄物の処理を他人に委託してはならない。ただし、あらかじめ甲の書面に
15
よる承諾を得て法の定める再委託の基準に従う場合はこの限りではない。
第6条(権利・義務の譲渡)
乙は、本契約により生ずる権利または義務を第三者に譲渡し、または承継させてはならない。ただし、甲
の書面による承諾を得た場合はこの限りではない。
第7条(損害の賠償)
乙は、甲から委託された産業廃棄物を乙の事業場における受入から処分の完了まで法令に基づき適正に処
理する責任を負う。この間に発生した事故については、その原因が甲の責に帰する場合を除き、乙が責任を
負う。
第8条(委託業務終了報告)
乙は、甲から委託された産業廃棄物の処理業務が完了した後、直ちに業務終了報告書を作成し、甲に提出
する。ただし、業務終了報告書はマニフェストD票及びE票で代えることができる。
第9条(手数料・消費税・支払い)
1 甲の委託する産業廃棄物の処理業務に関する委託手数料の支払いについては【委託業務の内容】
(4)
の表にて定める単価に基づき算出する。
2 委託手数料の額が経済情勢の変化等により不相応となったときは、甲乙の協議によりこれを改定する
ことができる。
3 甲の委託する産業廃棄物の処理業務についての消費税等は、甲が負担する。
4 甲は、乙からの業務終了報告書によって処理を確認した後、乙に処理料金を支払う。支払方法は、別
に定めるものとする。
第10条(内容の変更)
甲または乙は、必要がある場合は委託業務の内容を変更することができる。この場合において、契約単価
または委託期間を変更するとき、または予定数量に大幅な変動が生ずるときは、甲乙協議の上、書面により
これを定めるものとする。
第11条(機密保持)
甲および乙は、この契約に関連して、業務上知り得た相手方の機密を第三者に漏らしてはならない。当該
機密を公表する必要が生じた場合は、相手方の文書による許諾を得なければならない。
第12条(契約の解除)
1 甲および乙は、相手方が本契約の各条項のいずれかに違反したときは、この契約を解除することがで
きる。
2 前項の規定または法令の規定によりこの契約を解除できる場合でも、本契約に基づき甲から引き渡し
を受けた産業廃棄物の処理・処分を乙が完了していないときは、当該産業廃棄物を甲乙双方の責任で処
理した後でなければ、本契約は解除できない。
第13条(協議)
この契約に定めのない事項またはこの契約の各条項に関する疑義が生じたときは、関係法令に従い、その
都度甲乙が誠意をもって協議し、これを取り決めるものとする。
第14条(合意管轄)
甲および乙は、本契約に関する紛争が生じた場合、日本法に基づき、東京地方裁判所を第一審の専属的管
轄裁判所とすることに合意する。
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【委託業務の内容】
(1)委託期間
平成 24 年
月
日 から 平成 25 年
月
日 までとする。
ただし、期間満了の1ヶ月前までに、当事者の一方から相手方に対する書面による解約の申し入れがな
い限り、同一条件でさらに1年間更新されたものとし、その後も同様とする。
(2)排出場所
排 出 場 所名 称 :
排出場所所在地 :
(3)乙の事業の範囲
処 理 施 設 名 :
処理施設所在地 :
許 可 区 分 :
処理・処分方法 :
処 理 能 力
許 可 番 号 :
許 可 品 目 :
医師会
野村興産株式会社 イトムカ鉱業所
北海道北見市留辺蘂町富士見217番地1
中間処理・最終処分
焙焼・埋立(管理型最終処分場)
: 焙焼 184.28トン/日
埋立 58,485m3
北海道 第00140004746号
許可証のとおり
(4)委託する産業廃棄物の種類、数量、契約単価
品名
廃棄物の種類
予定数量
金属くず、ガラスく
廃水銀血圧計
ず
100 個/年
廃プラスチック類
金属くず、ガラスく
廃水銀体温計
ず
100 本/年
廃プラスチック類
* 契約単価:上記の契約単価には、収集・運搬費を含むものとする。
契約単価
2,100 円/個(税込)
1,050 円/本(税込)
(5)委託する産業廃棄物の適正処理に必要な情報
発生工程
性状及び荷姿
性状の変化、混合等によ
り生じる支障及び含有マ
ーク(JIS C0950)に関す
る情報
施設利用者
及び施設内
で使用済み
になったも
の
固形、ドラム
缶
特になし
品名
廃水銀血圧計
廃水銀体温計
取扱注意事項
破損に注意
(6)乙への搬入業者
収集・運搬区間
担当会社
甲の事業所から
大興運輸倉庫(株)埼玉事業所積替保管施設まで
大興運輸倉庫(株)埼玉事業所積替保管施設から
日本貨物鉄道(株)隅田川駅まで
日本貨物鉄道(株)隅田川駅から
日本貨物鉄道(株)北見駅まで
日本貨物鉄道(株)北見駅から
乙のイトムカ鉱業所まで
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大興運輸倉庫株式会社
日本通運株式会社
日本貨物鉄道株式会社
日本通運株式会社
(7)委託する産業廃棄物の最終処分
事業場の名称
野村興産株式会社 イトムカ鉱業所
施設の所在地
北海道北見市留辺蘂町富士見217番地1
①
処分方法
再生(水銀)
施設の処理能力
②
事業場の名称
施設の所在地
処分方法
施設の処理能力
野村興産株式会社 イトムカ鉱業所
北海道北見市留辺蘂町富士見217番地1
埋立(管理型最終処分場)
58,485立方メートル
(8)委託料金の支払方法
第9条第4項の委託料は、甲が別途収集・運搬の契約を締結する大興運輸倉庫株式会社に支払い、乙は
大興運輸倉庫株式会社から当該委託料の支払いを受けるものとする。
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