仮設住宅の供与期間について

資料1-2
仮設住宅の供与期間について
◎仮設住宅の供与は7年目で基本的に終了し、再建先が決まっているが期間内に退去できない世帯(※要件有り)のみ特定延長を導入予定
◆宮城県の見解:特定延長
理由(7年目延長において特定延長を基本とするよう内閣府から技術的助言があった。平成29年度末において災害公営住宅等の整備により、被災者の住宅需要に応ずるに足りる適当な住宅
が不足する状況が概ね解消するため)
【特定延長対象者の要件】
要件 1 災害公営住宅への入居や防災集団移転など、公共事業による自宅の再建先は決まっているが、工期等の関係から供与期間内に仮設住宅を退去できない者
要件 2 公共事業以外で、自宅の再建(再建先・再建時期)は決まっているが、工期等の関係から供与期間内に仮設住宅を退去できない者
(参考)特定延長実施要件
①平成 29 年度には、災害公営住宅等の整備により、被災者の住宅需要に応ずるに足りる適当な住宅が不足する状況が概ね解消する見込みである。
*概ねの目安は災害公営住宅等の整備が8割程度完了(ただし、「8割完了=特定延長」、「8割未満=一律延長」ではない)
②全ての入居者の再建把握が完了している。(又は H29.7 末までに完了する。)
*原則として、公共事業による住宅整備の対象となる全ての入居者の再建状況を把握していること。
*要件1は職権による特定で可。要件2は挙証資料による特定が必要。
③供与が終了となる入居者への支援体制が確立している。(又は確立する。)*要件に該当しない大多数の入居者は供与が終了するため。
◆特定延長供与期間イメージ
仮設種別
H22年度
H23年度~H29年度
プレハブ
仮設住宅
H30年度
一律延長
みなし
仮設住宅
特定延長
特定延長
一律延長
発災 供与開始
H31年度
8年目特定延長開始
一律延長:(当初2年間、その後1年ごと)※現在7年目
(H23.3.11~)
(H30.3.11~)
備考
始期:H23.4.26~H23.9.29
*仮設団地により異なる
始期:H23.3.11~H24.3.31
*民賃契約始期により異なる
8年目特定延長終了
※平成
23 年 3 月契約始期のみなし仮設住宅については、平成 31 年 3 月中に供与期間が終了となります。
(H30.3.11)
◆特定延長の事務手続きとスケジュール
主体区分
国
宮城県
2月
3月
4月
5月
協議状況
発表
8月
特定延長
対象者を決定
・市に通知
延長決定公表
・市に通知
期限
特定延長
手続等
の通知
(生活再建支援課)
7月
延長正式同意
延長協議
石巻市
6月
再通知
期限
再通知
特定延長対象者
に結果通知
期限
特定延長
対象者を
県に報告
提出期間
提出声掛け
訪問・電話による支援・回収
特定延長届出確認期間
入居者
石巻市
特定延長届出(届出書、挙証資料)
復興公営住宅最終入居確認調査
戸数
決定
住宅管理課
整備手法決定
復興住宅課
入居者抽選
事前登録期限
第 18 回策定支援
特定延長対象者
決定期限(市)
※各都道府県及び関係機関契約更新手続き等
があることから期限変更不可
9月
◆特定延長届出確認について
平成29年3月に国との延長協議状況が県から発表された後、復興公営住宅最終入居確認調査の結果を踏まえ、仮設全入居者に特定延長手続き等の通知を送付
[送付内容(予定)]
・「応急仮設供与期間のお知らせ」と「特定延長に係る届出書」の提出について(通知)
・(案)【重要】応急仮設住宅供与期間の特定延長に関する届出書
・応急仮設住宅特定延長のしおり
・(案)【重要】住まい再建に関する届出書
※下記参照
※下記参照
提出期限:5月上旬
提出期限:5月上旬
一律延長:(当初2年間、その後1年ごと)※現在
7年目
◆特定延長に関する課題
※以下の理由により各事業担当課との連携、協力が不可欠
①対象者特定のためには、再建意向を示した世帯の具体的な手続きに関し、早急に状況確認や手続き勧奨が必要。
②公共事業の進捗により再建時期が決まる仮設住宅入居者が何の事業の対象となっているか不明の場合、対象者に漏れが生じるおそれがある。
このため、特定延長に関し庁内で共通認識を持つことが必要。
③復興公営住宅や防集団地で再建予定の世帯または一部世帯員が再建意向を変更する場合、特定延長の要件を踏まえた説明が必要。
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