ソニー教育財団パンフレット

井深大と教育助成
ソニーの創業者である井深大は、会社創立に際して「技術を通じて日本再
建と文化の向上に貢献する」「国民科学知識の実際的啓発活動」と設立趣意
書に記しているとおり、教育について多大の関心を抱いていました。
戦後、日本の復興のためには理科教育こそ重要だと考えていた井深は、会
社経営がようやく軌道に乗り始めた 1959 年、理科教育に創意工夫を行い、
先進的な取り組みを行う学校を表彰して助成する活動を始めました。
この活動を継続的に発展させるため、
「財団法人 ソニー教育振興財団」を
設立。教育への関心は、幼児教育にも広がり、2011 年より「公益財団法人
ソニー教育財団」として今に至ります。
財団の理念
ソニー教育財団の願いは、子どもたちが、自然から学び、他の人を思いやり、
愛する心と豊かな感性を身につけ、
そして、夢をもち、未来を切り拓く人に育つことです。
私たちは、こうした願いを実現するために、科学を通して、好奇心や創造力を伸ばし、
勇気をもって新しいことに挑戦していく子どもたちを育てることに
情熱をもって取り組む人たちと学びの場を支援します。
教育助成
ソニーの創業者である井深大が 1959 年に始めた活動です。全国の小学校・中学校、幼稚園・保育所・認定こども園
から、教育実践と計画をまとめた論文を募集し、特に優れた取り組みに教育助成金と教育機材(ソニー製品)を贈呈
しています。最優秀校・最優秀園が教育実践や研究成果を発表する「全国大会・実践発表会」の開催や、入選校・入
選園の論文公開などを通じて、優れた実践を教育関係者のみなさまに広くご紹介しています。
ソニー子ども科学教育プログラム(国、公、私立の小学校・中学校)
主題:「科学が好きな子どもを育てる」
∼「なぜ」を大切に、感性・創造性・主体性の育成∼
主題にもとづく、理科や生活科を中心とした教育の「実践」と「計画」をまと
めた論文を募集し、より良い教育の実践に情熱をもって取り組んでいる小学校・
中学校を支援しています。
最優秀に選ばれた学校では「子ども科学教育研究全国大会」を開催し、公開授
業や研究発表などを行います。科学教育に熱心に取り組む多くの教員が全国か
ら集まり、学び合い、磨き合う場となっています。
最優秀校の教育実践
(福島市立三河台小学校:福島県)
ソニー幼児教育支援プログラム(幼稚園・保育所・認定こども園)
主題:「科学する心を育てる」
∼豊かな感性と創造性の芽生えを育む∼
全国の幼稚園・保育所・認定こども園から「科学する心を育てる」を主題に、
3 歳から 5 歳の「保育実践」と「今後の方向性」をまとめた論文を募集し、そ
の実現のための支援を行っています。
入選園では「最優秀園実践発表会」、「優秀園実践提案研究会」を開催し、公開
保育や研究発表などを行います。応募論文の中から特色ある取り組みを冊子に
まとめた『実践事例集』の発行や、ホームページ上での事例公開など、
「科学
する心」を育む保育実践を多くの保育関係者に広く伝える活動をしています。
最優秀園の教育実践
(幸田町立大草保育園:愛知県)
先生方への支援
全国の小・中学校、幼稚園・保育所等の先生を対象に研修会を開催したり、優れた実践を紹介したりしています。
ソニー科学教育研究会(SSTA)
「科学が好きな子どもを育てる」教
育を推進する「ソニー科学教育研究
会」を支援しています。全国 48 支部、
2 千名超の小・中学校の教員が研究・
研修活動をしています。
科学の理解を深める場の提供
幼児教育『実践事例集』
小・中学校の教員を対象に、子ども
が授業で学ぶ「理科」の背景にある、
科学の原理・法則についての理解を
深めるセミナーを開催しています。
子どもの主体的な遊びや生活の中で
の「科学する心を育てる」保育事例
を冊子にまとめて発行しています。
ホームページ
からダウン
ロ ー ド で き、
幼児理解や園
内研修にも役
立ちます。
子どもたちが科学する場づくり
自然の中での活動やものづくりを通して、子どもたちが好奇心や創造性を育む機会を作っています。
科学の泉−子ども夢教室
ノーベル化学賞を受賞された白川英樹先生を塾長に、小・
中学生約 30 名の塾生と指導員が寝起きを共にしながら
「自然に学ぶ」をテーマに活動します。
ソニーものづくり教室
ソニーグループの研究者・技術者や SSTA の先生方が講
師となり、主に小学校高学年から中学生を対象とした「も
のづくり教室」を支援しています。
親と子の絆を育む
保護者の方々が子どもの成長を見つめるきっかけ作りをお手伝いしています。
「科学する心」を見つけようフォトコンテスト
ソニー創業者 井深大による子育てメッセージ
保護者が撮影した、0 歳から 6 歳までの子どもの探求や 『心をはぐくむ―乳幼児期に大切にしたいこと―』
感動の姿を捉えた写真を募集しています。
井深が残した今も変わらぬ子
第 9 回 入選作品:
育てメッセージを小冊子にし
ています。ホームページから
ダウンロードできます。
ソニー教育財団のホームページ http://www.sony-ef.or.jp/
財団のさまざまな活動を紹介しています。随時新しい情報を掲載しますのでぜひご覧ください。
幼児教育 保育実践サイト
http://www.sony-ef.or.jp/sef/preschool/
全国の幼稚園・保育所・認定こども園で行われた
多数の保育実践・アイデアを紹介しています。
公益財団法人 ソニー教育財団 役員一覧
代表理事
会長
盛田 昌夫
ソニー株式会社 エグゼクティブアドバイザー
代表理事
理事長
髙野瀬 一晃
常務理事
豊永 和範
理事
渥美 雅子
神戸 司郎
黒田 玲子
小泉 英明
佐々木 かをり
白川 英樹
西谷 清
早水 研
御手洗 康
宮崎 緑
宮下 次衛
渡辺 美代子
弁護士
ソニー株式会社 執行役 EVP
東京理科大学 研究推進機構総合研究院 教授
株式会社日立製作所 役員待遇フェロー
株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
筑波大学 名誉教授
公益財団法人 ソニー教育財団 前理事長
公益財団法人 日本ユニセフ協会 専務理事
学校法人共立女子学園 常務理事
千葉商科大学 国際教養学部 学部長
学校法人ソニー学園湘北短期大学 学長
国立研究開発法人 科学技術振興機構 副理事
監事
岡田 光一郎
是永 浩利
税理士
ソニーコーポレートサービス株式会社
グローバル経理センター センター長
評議員
青木 昭明
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
特別顧問
秋田 喜代美
浅島 誠
東京大学大学院 教育学研究科 教授
東京理科大学 副学長
評議員
安部 和志
岡崎 ゆみ
角屋 重樹
田隆
三森 ゆりか
島田 啓一郎
高橋 桂子
ソニー株式会社 執行役 EVP
ピアニスト
日本体育大学 児童スポーツ教育学部 教授
ソニー科学教育研究会 元理事長
つくば言語技術教育研究所 所長
ソニー株式会社 執行役員コーポレートエグゼクティブ
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
地球情報基盤センター センター長
露木 和男
内藤 由治
橋谷 義典
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
セレンディップコンサルティング株式会社 最高顧問
ソニー株式会社 広報・CSR 部 シニアゼネラルマネジャー
(2016 年 7 月現在)
財団のあゆみ
1959
1963
1969
1972
2001
「ソニー小学校理科教育振興資金」開始
「ソニー理科教育振興資金受賞校連盟」結成
「( 財 ) 幼児開発協会」設立
「( 財 ) ソニー教育振興財団」設立(井深大理事長)
「ソニー子ども科学教育プログラム」開始
「( 財 ) ソニー教育振興財団」と「( 財 ) 幼児開発協会」を統合し、
「( 財 ) ソニー教育財団」となる
2002
「ソニー理科教育振興資金受賞校連盟」を改組し、
「ソニー科学教育研究会 (SSTA)」発足
「ソニー幼児教育支援プログラム」開始
2011
「公益財団法人 ソニー教育財団」に移行
〒 140-0001 東京都品川区北品川 4-2-1 御殿山アネックス2号館
Tel: 03-3442-1005 Fax: 03-3442-1035
ホームページ : http://www.sony-ef.or.jp/