第2章 船橋市の現状と将来 2 .1 船 橋 市 の 位 置 等 2 .1 .1 位 置 ・ 面 積 本 市 は 、千 葉 県 の 北 西 部 ・東 京 湾 の 最 奥 部 に 面 し て お り 、首 都 東 京 と 県 庁 所 在 地・千 葉 市 と の 中 間 に 位 置 し( 図 2 -1 )、鉄 道 9 路 線 35 駅 や 、国 道 、バ ス 路 線 が 発 達 し 、交 通 の 要 衝 と し て 繁 栄 し て き ま し た。 本 市 の 面 積 は 85.62km 2 、 東 西 の 距 離 は 13.86km、 南 北 の 距 離 は 14.95km で す 。 図 2 -1 船橋市の位置 2 .1 .2 気 象 本 市 は 、関 東 平 野 中 心 部 の 気 象 区 に 属 し 、1 年 を 通 じ て お お む ね 温 暖 な 気 候 と な っ て い ま す 。 な お 、 本 市 の 過 去 5 年 間 に お け る 平 均 気 温 は 15.4 ~ 16.1℃ ( 図 2 -2 )、 降 水 量 は 1248.5~ 1571.5mm と な っ て い ま す ( 図 2 -3 )。 (mm) 2,000.0 (℃) 40 37.0 39.0 35.4 35.2 36.0 最高気温 30 1,600.0 1,571.5 1,410.0 20 16.1 15.7 15.4 16.1 1,315.0 H23 H24 1,248.5 1,200.0 15.7 平均 10 0 1,269.0 800.0 -2.0 -2.2 -1.9 -2.3 400.0 -1.8 最低気温 -10 0.0 H22 H23 H24 H25 H26 (年) ※ 出 典 : 平 成 27 年 版 船 橋 市 統 計 書 図 2 -2 H22 H25 H26 (年) ※ 出 典 : 平 成 27 年 版 船 橋 市 統 計 書 本市の気温の経年変化 図 2 -3 本市の降水量の経年変化 2 .1 .3 土 地 利 用 状 況 (年) 本市は特に鉄道の交通網に恵まれて いることから首都圏のベッドタウンと 12.5% H27 2.8% 47.4% 3.6% 11.9% 21.7% H26 12.8% 47.1% 3.6% 12.0% 21.6% 13.0% 47.1% 3.6% 11.8% 21.6% 13.1% 46.9% 3.7% 11.8% 21.5% 13.3% 46.8% 3.7% 11.7% 21.5% 2.9% して発展してきました。土地利用状況 H25 において、最も多くの面積を占めてい る の は 、 宅 地 ( 約 47% ) と な っ て い ま す( 図 2 -4 )。こ の ほ か 首 都 圏 近 郊 と 2.9% H24 2.9% H23 2.9% いった利点を活かして近郊型農業も盛 0% ん で 約 15%程 度 の 農 地 が 残 っ て い ま す 。 田 畑 宅地 山林 雑種地 その他 100% ※各年1月1日現在 ※ 出 典 : 平 成 27 年 版 船 橋 市 統 計 書 図 2 -4 9 本市の土地利用状況の経年変化 2 .2 船 橋 市 の 人 口 の 推 移 及 び 将 来 予 測 本 市 の 人 口 は 、 平 成 18 年 か ら 平 成 27 年 の 9 年 間 で 約 45,000 人 増 加 し て お り 、 そ の う ち 、 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 が 約 44,000 人 増 加 し て い ま す ( 図 2 -5 )。 高 齢 化 率 も 16.5% か ら 22.6% と な り 、 超 高 齢 化 社 会 を 迎 え て い ま す ( 千 葉 県 の 高 齢 化 率 の 平 均 は 24.7% で あ り 、 本 市 は 54 市 町 村 中 48 位 )。 将 来 人 口 に つ い て は 、 平 成 37 年 度 ま で 増 加 し て い く も の と 予 測 さ れ 、 中 間 目 標 年 度 の 平 成 33 年 度 で は 約 635,000 人 、目 標 年 度 の 平 成 38 年 度 で は 約 636,000 人 と 予 測 しています。 (人) 700,000 50% 579,244 613,094 624,396 626,868 634,731 636,024 119,468 141,207 144,941 153,138 153,737 23.1% 24.1% 24.2% 600,000 95,522 40% 500,000 30% 400,000 22.6% 300,000 200,000 19.5% 20% 16.5% 405,687 409,206 398,422 397,455 399,682 高 齢 化 率 405,359 10% 100,000 78,035 84,420 84,767 84,472 81,911 76,928 0 0% H18 H23 65歳以上 H27 16~64歳 H28 0~14歳 H33 H38 高齢化率 ※出典:船橋市人口ビジョン将来人口推計結果 ※人口の出典は、各年4月1日を基準日とする「船橋市人口ビジョン」であり、同出典の 人口を1年前倒しして使用している生活排水編とは人口の値が異なる。 図 2 -5 本市の人口の推移及び将来予測 10 2 .3 船 橋 市 の 事 業 所 等 2 .3 .1 事 業 所 ・ 企 業 統 計 調 査 に よ る 事 業 所 数 及 び 従 業 者 数 本 市 の 事 業 所 数 及 び 従 業 者 数 の 推 移 は 以 下 の と お り で あ り 、 平 成 13 年 度 か ら 事 業 所 数 に つ い て は ほ ぼ 横 ば い の 傾 向 に あ り ま す が 、従 業 者 数 は 、増 加 傾 向 に あ り ま す( 図 2 -6 )。 (人) (事業所) 200,000 154,902 22,000 20,000 188,590 182,658 24,000 160,000 177,392 168,219 160,773 18,000 120,000 16,606 16,056 16,000 14,852 16,169 15,567 14,867 80,000 14,000 40,000 12,000 10,000 0 H13 H16 H18 H21 事業所数 H24 H26 (年度) 従業者数 ※事業所とは民営事業所を指す。事業内容等不詳の事業所は含まない。 ※ 出 典 : 事 業 所 ・ 企 業 統 計 調 査 ( 平 成 13 年 、 平 成 16 年 、 平 成 18 年 ) ※ 出 典 : 経 済 セ ン サ ス ( 平 成 21 年 、 平 成 24 年 、 平 成 26 年 ) 図 2 -6 事業所数及び従業者数の推移 2 .3 .2 工 業 及 び 商 業 の 推 移 工 業 に お い て は 、 事 業 所 数 は 平 成 15 年 か ら 緩 や か な 減 少 傾 向 に あ り 、 平 成 19~ 20 年 に 増 加 が み ら れ た も の の 、 そ の 後 再 び 減 少 し て い ま す ( 図 2 -7 )。 製 造 品 出 荷 額 に つ い て は 平 成 20 年 ま で は 増 加 傾 向 に あ り ま し た が 、平 成 21 年 以 降 は 減 少 傾 向 と な っています。 商業においては、平成9年以降、卸売業と小売業の両方において、商品販売数、事 業所数ともに、減少傾向にあります。 製造品出荷額等 (百億円) 事業所数 年間商品販売額 (百億円) 事業所数 80 800 80 4,500 70 700 70 4,000 60 600 60 50 500 40 400 30 300 20 200 10 100 3,500 3,000 50 2,500 40 2,000 30 1,500 0 20 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H24 H25 製造品出荷額等 図 2 -7 500 0 (年) 0 H9 H11 H14 卸売年間商品販売額 卸売り事業所数 事業所数 ※ 各 年 12 月 31 日 現 在 ※ 出 典 : 平 成 27 年 版 船 橋 市 統 計 書 1,000 10 H16 H19 (年) 小売業年間商品販売額 小売業事業所数 ※ 平 成 11 年 は 7 月 1 日 現 在 平 成 9 ・ 1 4・ 1 6・ 1 9 年 は 6 月 1 日 現 在 ※ 出 典 : 平 成 27 年 版 船 橋 市 統 計 書 工業及び商業の推移(左:工業の推移、右:商業の推移 ) 11 2 .4 船 橋 市 の ご み 処 理 事 業 経 費 に つ い て 2 .4 .1 ご み 処 理 経 費 の 推 移 本 市 の ご み 処 理 経 費 の 推 移 は 以 下 の と お り で あ り 、平 成 23 年 度 か ら 24 年 度 に か け て 増 加 し ま し た が 、平 成 25 年 度 以 降 は 約 73 億 円 で ほ ぼ 横 ば い の 傾 向 に あ り ま す( 図 2 -8 )。 ま た 、 処 理 経 費 を 1 ト ン あ た り と 市 民 1 人 あ た り に 換 算 す る と 、 平 成 27 年 度 に お け る ご み 1 ト ン あ た り の 処 理 経 費 は 、 38,478 円 で あ り 、 市 民 1 人 あ た り の 処 理 経 費 は 11,705 円 と な っ て い ま す 。 平 成 27 年 度 ( )は 平 成 26 年 度 収集部門 約 31.8 億 円 (約 30.9 億 円 ) 中間処理部門(焼却、破砕、分別等) 約 30.1 億 円 (約 31.4 億 円 ) 最終処理部門(資源化処理を含む) 約 11.1 億 円 (約 11.0 億 円 ) 総 約 72.9 億 円 (約 73.3 億 円 ) 計 (百万円) 10,000 8,000 6,722.3 7,291.2 7,224.5 7,355.5 7,332.9 1,070.3 1,060.1 1,100.5 1,109.3 6,000 996.0 2,810.1 3,129.5 3,227.2 3,143.6 3,006.6 4,000 2,916.3 3,024.7 3,068.2 3,088.8 3,175.3 H23 H24 H25 2,000 0 収集部門 中間処理部門 H26 最終処理部門 H27 (年度) 合計 ※端数処理により合計が一致しないことがある。 図 2 -8 船橋市のごみ処理経費の推移 2 .4 .2 清 掃 工 場 の 建 替 え 北 部・南 部 清 掃 工 場 に つ い て は 、総 計 約 414.8 億 円 を か け て 建 替 え を 行 っ て い ま す 。 ( 表 2 -1 )。 表 2 -1 北部・南部清掃工場建設に係る財政負担 北部・南部清掃工場建設に係る事業経費(建設費・工事監理委託費) H25~H27 北部清掃工場建設費 工事監理費委託費 H28 6,121,272,600 7,725,268,200 H29 H30 97,063,650 332,981,550 H31 H32~H34 計 640,344,000 0 14,916,930,000 108,678,150 59,948,700 9,026,850 9,042,600 2,303,700 0 189,000,000 6,229,950,750 7,785,216,900 106,090,500 342,024,150 642,647,700 0 15,105,930,000 南部清掃工場建設費 0 491,832,000 1,840,968,000 13,320,288,000 9,433,692,000 1,157,220,000 26,244,000,000 工事監理費委託費 0 21,258,000 26,145,000 27,009,000 25,929,000 28,909,598 129,250,598 南部小計(B) 0 513,090,000 1,867,113,000 13,347,297,000 9,459,621,000 1,186,129,598 26,373,250,598 6,229,950,750 8,298,306,900 1,973,203,500 13,689,321,150 10,102,268,700 1,186,129,598 41,479,180,598 北部小計(A) 総 計(A)+(B) 12
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