新築 病院 KASHIWATANAKA HOSPITAL カテゴリー 大成建設株式会社一級建築士事務所 大成建設株式会社 施工 ロマ空調等、人間の五感に訴える仕組み A. 環境配慮デザイン B. 省エネ・省CO2技術 C. 各種制度活用 D. 評価技術/FB E. リニューアル F. 長寿命化 G. 建物基本性能確保 H. 生産・施工との連携 I. 周辺・地域への配慮 J. 生物多様性 K. その他 を備え、院外に出ることの少ない患者や スタッフに自然を感じることのできる演 出としている。 快適性と環境制御機能を両立したヒーリングホスピタル 窓によって排出する。自然風力換気窓は 100 トリウム最上部に設置した自然風力換気 新興化が進む街の景観をリードする存在を表現し、癒しの療養環境を提供する「ヒーリングホスピタル」をコンセプトに計画し 3FL 2FL 「ガーデンアトリウム」内の熱気は、ア 設計趣旨 リニア開口 アッパーライト 4FL 17850 4400 設計・監理 リウム」では、自然光・樹木・水景・ア パラペット天端 5FL 4400 医療法人社団 葵会 4層に渡る吹き抜けを持つ「ガーデンアト 4400 発注者 空と緑を感じる吹き抜け空間 3600 750 No.12-045-2016作成 柏たなか病院 風除室 ガーデン アトリウム 風除室 1FL 設計GL 温度や天気によって自動的に開閉を行う た。建築は、医療機能の「メディカルキューブ」と通院機能の「ケアキューブ」、それらを繋ぐ「ガーデンアトリウム」と明快な 構成とした。「キューブ」の構造をアウトフレームとすることで、室内外周部の柱を無くし、合理的な空間を提供する「シェード フレームストラクチャー」を採用した。この構造体は、日射遮蔽効果や降雨時の雨除け機能等の環境制御を行うとともに病室の快 自動換気システムであり、これによりア 「スカイクロスウェイ」 アクアウォール パネル ガーデンアトリウム断面図 トリウム内の環境を快適な状態に維持し ている。 排気 自然風力換気窓 適性向上にも貢献している。自然光・樹木・水景・アロマ空間など人間の五感に訴える仕組みや、自然換気システムを備えたアト リウムは、院外に出ることの少ない患者やスタッフが日常の中で自然を感じることができる演出である。 香り空調装置 排気 自然風力換気窓 「ケアキューブ」と「メディカルキュー 2.5M ブ」を繋ぐ「スカイクロスウェイ」は各 階平面形状をずらすことにより、各階か 1.8M ら空と緑が見える気持ちの良い動線とし た。また吹抜上部の温熱環境をシミュ 上昇気流 1.25M 上昇気流 レーションし「スカイクロスウェイ」各 階に最適な手すり高さを算出している。 「スカイクロスウェイ」 自動換気システム図 スレンダーな構造と環境制御機能 を備えたファサードシステム ガーデンアトリウム 柱・梁を外壁面の外側に出した「シェードフレーム」を採用。室内の外周部に柱が 存在しないため、医療機器のレイアウト等の制約が少ないフレキシブルな医療空間 を実現した。 構造体が奥行約60cmの日射遮蔽庇として機能することで外壁の熱負荷を低減す、大 きなガラス面を持ちながらも高い省エネ性能を持つファサードを実現。構造体が雨 除けの役割を果たすことによりガラスの清掃頻度低減にも寄与している。 ケアキューブ 室内 メディカルキューブ 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 透析 手術・医 術・ 局・厨房 術・ 局・厨房 房 手術・医局・厨房 リ リハビリ リ リハビリ リ リ 南側外観 外来 通所リハ 室内 日射遮蔽庇 として機能 病棟 病棟 透析 析 600 4400 600 ガーデン アトリウム 4400 北側外観 夏季の日射遮蔽効果 医事・画像診断・救急 医事・画 事 画像診断・ 診断 救急 診断 救 設計担当者 断面図 鈴木康平、丹羽章仁/外構:(有)オンサイト計画設計事務所 戸田知佐/照明デザイン:(有)ライトデザイン 東海林弘靖 雨除け庇を兼ね た構造体による 防垂効果 降雨時の雨除け機能 統括:松村正人/建築:井内雅子、松村秀幹、岡崎啓祐、加藤尚裕/構造:藤野宏道、関根夕貴、設備/上田泰史、宮嶋禎朗、 病棟階平面図 建物データ 所在地 竣工年 敷地面積 延床面積 構造 階数 CASBEE評価 省エネルギー性能 千葉県柏市 2015 年 19,061 ㎡ 2,0346㎡ RC造 地上6階 PAL削減 ERR(CASBEE準拠) LCCO2削減 11 % 20 % 18 % Aランク BEE=1.8 2010年度版 自治体提出 3.0 100 S 1.5 A 1.8 63 Q 50 + BEE=1.0 B - B 0.5 C 0 0 34 50 L 主要な採用技術(CASBEE準拠) Q2. 3. Q3. 2. LR2.1. LR2.3. LR3.2. 対応性・更新性(階高は、低層部4.4m・病棟階3.8m) まちなみ・景観への配慮(緑化率23%、親水空間の確保) 水資源保護(節水型器具を全面的に採用) 汚染物質含有材料の使用回避(PRTR制度に対象化物質を含まない材料を4つ以上使用、ハロン消火の不使用) 地域環境への配慮(駐車場、駐輪場の確保) 100 サステナブル建築事例集/一般社団法人日本建設業連合会 ※本事例シートおよび記載内容の二次利用を禁止します
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