2016/2017シーズンオペラ

報道用資料
新国立劇場 2016/2017 シーズンオペラ
ドニゼッティ
ルチア
新制作
Lucia di Lammermoor
2017 年 3 月 14 日(火)~26 日(日)
会場:新国立劇場オペラパレス
【11 月 19 日(土)前売開始】
ドラマは“狂乱の場”でクライマックスに。政略結婚で引き裂かれた愛の悲劇
ベルカント・オペラの最高傑作『ルチア』、待望の新制作!
新国立劇場での『ルチア』上演は 2002 年以来 14 年半ぶり。
クライマックスは恋人の裏切りを知らされ、絶望のあまり狂気に陥ったヒロイン、ルチアが歌う「狂乱の場」。
プリマ・ドンナが超絶技巧を駆使して錯乱状態を表現する、最大の見せ場です。
フルートの助奏を伴うことが多いこの「狂乱の場」を、作曲家が書いた通りグラスハーモニカで演奏するのも注目。
特別な音を持つ幻の楽器グラスハーモニカによって、いっそう幻想的なクライマックスが創られます。
ベルカントの新女王・ペレチャッコ出演!
タイトルロールは、スター街道を駆け上がっているロシアの歌姫ペレチャッコ。
“ベルカントの新女王”と評されるペレチャッコが美声と高度な歌唱技術、演技力を駆使して歌う「狂乱の場」は必見。
エドガルドは同役をベルリン、チューリヒなどで歌っているジョルディ。
エンリーコは世界一流歌劇場で目覚ましい活躍をするルチンスキー。
イタリア・オペラに定評あるビザンティの指揮で、ベルカント・オペラの醍醐味をお届けします。
モンテカルロ歌劇場共同制作。新国立劇場で初演後モンテカルロへ
演出はモンテカルロ歌劇場総監督ジャン=ルイ・グリンダ。
ロマン主義を基調に演出する本プロダクションは、モンテカルロ歌劇場との共同制作による新制作。
新国立劇場で初演後、2019 年のモナコ建国記念日にモンテカルロ歌劇場での上演が決定しています。
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新国立劇場 制作部オペラ 広報担当 高梨 木綿子
Tel:03-5352-5733/Fax:03-5352-5709
E-Mail:[email protected]
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報道用資料
新国立劇場 2016/2017 シーズンオペラ
ドニゼッティ
ルチア
新 制 作
全 2 部 3 幕〈イタリア語上演/字幕付〉
初演:1835 年9 月26 日/サン・カルロ歌劇場(ナポリ)
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ/原作:ウォルター・スコット/台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ
ドラマは“狂乱の場”でクライマックスに。政略結婚で引き裂かれた愛の悲劇
ベルカント・オペラの最高傑作『ルチア』を、待望の新制作! ベルカント・オペラとは、一般的にはイタリアで発展した歌唱法ベル
カントによるオペラを意味し、19 世紀前半のロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニのオペラに代表される作品群。美しい母音の響き
や旋律の美を追求し、さらにコロラトゥーラ(旋律に加えられる技巧的な装飾、特にソプラノの軽く俊敏な装飾)などの技巧や洗練
が加えられており、極めて高い技能を持った歌手が存在しなければ上演できないジャンルでもあります。観客にとってはイタリア・
オペラといってイメージされる、優美な旋律や声の美、歌手の技巧が堪能できるのが、このベルカント・オペラです。ベルカント・オ
ペラの代名詞であるドニゼッティの代表作『ルチア』の新国立劇場での上演は、2002 年 10 月以来 14 年半ぶり。ファン待望の新制
作上演です。
『ルチア』のハイライトは、恋人の裏切りを知らされ、絶望のあまり狂気に陥ったヒロイン、ルチアが歌う「狂乱の場」。プリマ・ドンナ
が 10 分以上に渡って超絶技巧と演技力を駆使し、悲劇的な錯乱状態を表現する、最大の見せ場です。フルートによる助奏を伴っ
て演奏されることが多いこの「狂乱の場」を、今回は作曲家が書いた通りグラスハーモニカ(※)で演奏するのも注目の的。特別な
音を持つグラスハーモニカによって、いっそう幻想的なクライマックスが創られます。
※グラスハーモニカ…ガラスなどでできたベル型の器をこするなどして音を出す楽器。18 世紀初期から本格的に演奏に使われ、サイズ
別に並べたグラスに水を加え調律した。18 世紀後半には、発明家ベンジャミン・フランクリンによってグラス自体が回転する“アルモニカ”
が発明され、その魅惑的な音色で熱狂的な大流行を呼び、身に染みる甘い音色がロマン主義時代の芸術家に大きな刺激を与えた。アル
モニカは 1830 年頃までが全盛期だったが、一方で、ガラス器を回転させ音を出す方式は奏者に神経障害を起こすとして、当局から禁止
令の出た地域もある。今回の『ルチア』では、ドイツのグラスハーモニカ奏者・楽器研究家のサシャ・レッケルトを招き演奏する。
ベルカントの新女王・ペレチャッコ出演!
タイトルロールは、スター街道を駆け上がっているロシアの歌姫ペレチャッコ。2007 年に
ロッシーニ・オペラ・フェスティバルにデビュー後、リヨン歌劇場、ボローニャ歌劇場、ロー
ザンヌ歌劇場、ザルツブルク音楽祭、ベルリン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国
立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座など世界の一流歌劇場に次々と主役デ
ビュー、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで世界の観客を魅了し、“ベルカントの新女王”と評さ
れているペレチャッコが、日本でのオペラ初出演を果たします。美声と高度な歌唱技術、
圧倒的演技力を駆使して歌う、世界最注目の歌姫ペレチャッコの「狂乱の場」は、音楽ファ
ンの話題を独占することでしょう。
ルチアの恋人エドガルドはベルリン、ナポリ、チューリヒなどで同役を歌い得意役としてい
るスペインのリリック・テノール、ジョルディ。ペレチャッコとの共演も多く、今回、『ルチア』
ではカットされることの多い難曲「塔の二重唱」もカットせずに歌うことも要注目です。エン
リーコには、世界一流歌劇場で目覚ましい活躍をするポーランドのバリトン、ルチンスキ
ーが出演。イタリア・オペラに定評あるビザンティの指揮で、ベルカント・オペラの醍醐味を
お届けします。
オルガ・ペレチャッコ
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報道用資料
モナコ公国・モンテカルロ歌劇場共同制作。
新国立劇場で初演後モンテカルロへ。
演出はジャン=ルイ・グリンダ。世界各地でオペラやミュージカル演出に手腕
を発揮し、ベルギー・ワロニー王立歌劇場総監督として名門ワロニー王立歌
劇場の存在感を高めた後、2007 年からモンテカルロ歌劇場総監督を務めて
いる演出家です。本プロダクションはモンテカルロ歌劇場との共同制作で、
2017 年 3 月の新国立劇場での上演後、2019 年 11 月のモナコ建国記念日に
モンテカルロ歌劇場での上演が決定しています。
モナコ公国モンテカルロ歌劇場は、カジノ・ド・モンテカルロに隣接する歌劇場
左:モンテカルロ歌劇場 右:グリマルディ・フォーラム
©モナコ政府観光会議局
で、パリ・オペラ座を設計したガルニエ設計の劇場“サル・ガルニエ”を本拠と
する歌劇場です。サル・ガルニエは 1879 年に完成し、マスネ『ドン・キショット』
(1910 年)、ラヴェル『子供と魔法』(1925 年)などが初演された伝統を持ちます。
今日モンテカルロ歌劇場はサル・ガルニエのほかコンサート専用の小ホール
“オーディトリアム”、約 2,000 席の大劇場“グリマルディ・フォーラム”で活動し
ており、毎年建国記念日のオペラ上演はグリマルディ・フォーラムで行われま
す(『ルチア』は 2019 年の建国記念日にこのグリマルディ・フォーラムで上演予
定)。モンテカルロ歌劇場はグリンダが総監督に就任して以来、公演数とレパ
ートリー拡大に注力し、改装によって得た理想的環境でワーグナー、シュトラ
ウス等も積極的に上演。またローマ、マドリードなど海外の歌劇場との国際共
同制作にも力を入れています。
『ルチア』は、2016 年 2 月に新国立劇場において演出家グリンダと美術家サブ
ーンギから「作曲当時のロマンティシズムを基調とする」という新演出のプレゼ
ンテーションを受け、新国立劇場スタッフとの検討のもと、イタリア・モデナに
おいて舞台美術を製作。また、衣裳家ヤーラとの新国立劇場での打ち合わせ
も経て、衣裳製作もイタリアで進み、2017 年 2 月の新国立劇場でのリハーサ
ル開始とオペラパレスへの舞台美術仕込みに向け、準備が大詰めを迎えて
グリンダによる演出プレゼンテーション
います。
■『ルチア』ものがたり
【第 1 部】17 世紀スコットランドのレイヴンスウッド城。エンリーコ・アシュトン卿はレイヴンスウッド家を倒したが、家をさらに安泰させるに
は妹ルチアの政略結婚しかないと目論んでいる。ところが家臣ノルマンノによれば、ルチアは宿敵レイヴンスウッド家のエドガルドと愛し
合っているという。エンリーコは妹の不実の恋に怒る。エドガルドとの愛だけが生きる希望であるルチアは、庭園の泉で彼を待っていた。
やってきたエドガルドは、夜明け前にフランスへ発たねばならないので、それまでにエンリーコと和解して 2 人の愛を認めてもらおう、と
語る。しかしルチアは時期尚早だと諭す。エドガルドは結婚を誓ってルチアの指に指輪をはめる。
【第 2 部第 1 幕】政略結婚の準備が進んでいたが、ルチアは、自分はすでに他の人と結婚の誓いを立てた、と訴える。そんな妹にエンリ
ーコは、エドガルドの手紙を渡す。これは偽の手紙なのだが、彼の心変わりを伝える内容に絶望のあまり、ルチアは結婚を承諾する。大
広間でアルトゥーロ・バックロウ卿との婚礼の儀式が行われ、ルチアは結婚契約書にサインをする。そこにエドガルドが帰還。結婚契約
書を見て愕然とし、指環を外してルチアを呪う。
【第 2 部第 2 幕】エドガルドの住む塔にやってきたとエンリーコ。2 人は明朝、決闘することを約束する。レイヴンスウッド城の大広間で婚
礼の宴が続いているが、そこに血まみれのルチアが現れる。悲しみのあまり正気を失ったルチアは、寝室で夫を刺し殺してしまったの
だ。ルチアは幻のエドガルドと話したのち、息を引き取る。決闘の場であるレイヴンスウッド家の墓地で敵の到着を待つエドガルドの前
に、ルチアの葬列がやってくる。ルチアの死を知ったエドガルドは、天国で一緒になろう、とルチアの後を追うのだった。
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<主要キャスト・スタッフプロフィール>
Giampaolo BISANTI
【指揮】ジャンパオロ・ビザンティ
ミラノ生まれ。指揮、クラリネット、ピアノ、作曲をヴェルディ音楽院で学ぶ。若き頃からイタリアの主要な歌劇場に
招聘されており、2008年ボローニャ歌劇場のシーズンオープンを飾ったロベルト・アラーニャ主演『オルフェオと
エウリディーチェ』は大成功を収め、DVDが発売された。これまでに出演した主な劇場は、フィレンツェ歌劇場、
パレルモ・マッシモ劇場、マッシモ・ベッリーニ劇場、トリエステ・ヴェルディ劇場、ソウル芸術の殿堂、トリノ王立歌
劇場、スウェーデン王立歌劇場、カルロ・フェリーチェ劇場、フェニーチェ歌劇場などである。これまでに指揮をし
たオペラは『椿姫』『マクベス』『トゥーランドット』『オテロ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『リゴレット』『アン
ドレア・シェニエ』『ナブッコ』『セビリアの理髪師』『カヴァレリア・ルスティカーナ』などがある。特に2015/2016シー
ズンは国際的に重要なデビューが続き、チューリヒ歌劇場『ラ・ボエーム』、ザクセン州立歌劇場『ラ・ボエーム』、
ベルリン・ドイツ・オペラ『リゴレット』、ザンクト・ガレン歌劇場でベッリーニ『ノルマ』などを指揮している。16/17シーズンは、バルセロナ・リセウ
大劇場『マクベス』、バーリ・ペトルッツェッリ劇場『トゥーランドット』、カリアリ・リリコ歌劇場『イル・トロヴァトーレ』、ザクセン州立歌劇場『カルメ
ン』、リスボン・サンカルロ歌劇場『アンナ・ボレーナ』などを指揮する。オペラのほかオーケストラのコンサートも多く指揮しており、トリノRAI交
響楽団、イタリア・ボルツァーノのハイドン管弦楽団、ミラノ・ヴェルディ管弦楽団などがある。新国立劇場初登場。
Jean-Louis GRINDA
【演出】ジャン=ルイ・グリンダ
モナコ生まれ。2007年モンテカルロ歌劇場の総監督に就任。1996年から2007年までベルギー・ワロニー王立歌
劇場の総監督を務め、折衷的、かつ独創的なレパートリーを確立してきた。自身もワロニー王立歌劇場で03年
から04年にワーグナー「ニーベルングの指環」4部作、05年にレオンカヴァッロ『道化師』、さらにミュージカルの
分野でもモーリー・イェストン『タイタニック』、ジューリー・スタイン『シュガー』などを演出している。またフランスを
中心に海外の劇場でも活躍。イスラエル・オペラ、ローマ歌劇場、フィレンツェ歌劇場、テアトロ・ムニシパルなど
で演出している。05年に上演した子供向けミュージカル『ソル・アン・シルク』は解りやすく様々な要素を取り入れ
た演出で10万人を超える観客が観劇している。また、パリのポルト・サン=マルタン劇場で上演したミュージカル
『雨に唄えば』は01年の最優秀ミュージカル作品としてモリエール賞を受賞している。これまでに演出した作品は、
モンテカルロ歌劇場では『魔笛』『ラ・ペリコール』『こうもり』『ドン・ジョヴァンニ』『ホフマン物語』『ファルスタッフ』『リゴレット』『メフィストーフェレ』
『子供と魔法』『ナヴァラの娘』『ジョコンダ』『ファルスタッフ』『トスカ』『ロメオとジュリエット』『椿姫』などがある。17年2月にはモンテカルロ歌劇
場で『タンホイザー』を新演出する予定。2013年にはトリノ王立歌劇場日本公演で『トスカ』が上演されている。新国立劇場初登場。
Olga PERETYATKO
【ルチア】オルガ・ペレチャッコ
ロシア・サンクトペテルブルク生まれ。マリインスキー劇場の児童合唱を経て、ベルリンのハンス・アイスラー音
楽大学で学ぶ。2005 年~07 年のハンブルク州立歌劇場オペラスタジオ所属を経て、ベルリン・ドイツ・オペラ、
バイエルン州立歌劇場、シャンゼリゼ劇場、フェニーチェ歌劇場、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルなどに出演。
13 年~14 年には、ザルツブルク音楽祭、ウィーン国立歌劇場(『リゴレット』ジルダ)、チューリヒ歌劇場(同役)、
ベルリン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座などヨーロッパ主要な歌劇場に主役級でデビュー、さらにメトロポリタン歌
劇場に『清教徒』エルヴィーラでデビューを果たして成功を収めた。エクサン・プロヴァンス音楽祭とバイエルン
州立歌劇場『イタリアのトルコ人』フィオリッラ、サン・カルロ歌劇場『愛の妙薬』アディーナでも成功を収める。15
年にはローザンヌ歌劇場に『椿姫』ヴィオレッタでデビューし大絶賛を博す。直後に、バーデンバーデン祝祭劇場
で新制作『椿姫』同役に出演。ウィーン国立歌劇場には『清教徒』、ミラノ・スカラ座にロッシーニ『オテロ』、メトロポリタン歌劇場に『リゴレット』
ジルダで再び登場。トリノ王立歌劇場『清教徒』、モネ劇場『愛の妙薬』アディーナに出演。マドリード王立劇場には『リゴレット』ジルダでデビ
ューした。16 年 4 月にはパリ・オペラ座に『リゴレット』ジルダでデビュー。同年はウィーン国立歌劇場とベルリン・ドイツ・オペラで『リゴレット』、
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル『イタリアのトルコ人』フィオリッラ、ベルリン州立歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、マリインスキー
劇場『椿姫』ヴィオレッタ、チューリヒ歌劇場『後宮からの逃走』コンスタンツェなどに出演。2017 年の主な予定に、メトロポリタン・オペラ『リゴ
レット』(1-2 月、4 月)、ウィーン国立歌劇場『愛の妙薬』アディーナ(2 月)、ボリショイ劇場『椿姫』(5 月)、ベルリン州立歌劇場新制作『真珠採
り』(6 月)などがある。録音も多く、アルバム第 3 弾「Rossini!」は 16 年 10 月に欧州最大のレコード賞<エコー・クラシック賞>声楽部門を
受賞したばかり。新国立劇場初登場。
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報道用資料
Ismael JORDI
【エドガルド】イスマエル・ジョルディ
スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラ生まれ。マドリードのソフィア王妃高等音楽院で声楽を学ぶ。2002年にス
トラスブール・ライン・オペラ『ドン・パスクアーレ』エルネストでフランスにデビュー。その後、ヨーロッパを中心に
出演を重ねている。主なレパートリーは、『ルチア』エドガルド、『椿姫』アルフレード、『リゴレット』マントヴァ公爵、
『愛の妙薬』ネモリーノ、『ホフマン物語』ホフマンなどである。これまでに出演した主な劇場は、トゥールーズ・キ
ャピトル劇場、ボルドー国立歌劇場、マルセイユ歌劇場、フランス・アヴィニョン歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、
ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、ザクセン州立歌
劇場、バイエルン州立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、チューリヒ歌劇場、ローザンヌ国立歌劇場、マド
リード王立劇場、ネザーランド・オペラ、ベルギー・リエージュ劇場、英国ロイヤルオペラ、リセウ大劇場、サンカ
ルロ歌劇場などがある。2016年はフェニーチェ歌劇場『椿姫』アルフレード、ローマ歌劇場『シャモニーのリンダ』カルロ、バイエルン州立歌劇
場『ルクレツィア・ボルジア』ジェンナーロ、ストラスブール・ライン・オペラ『愛の妙薬』ネモリーノなどに出演した。今後の主な出演にチューリヒ
歌劇場『ルチア』エンリーコ、アヴィニョン歌劇場『アンナ・ボレーナ』リッカルド・パーシーなどがある。新国立劇場初登場。
Artur RUCINSKI
【エンリーコ】アルトゥール・ルチンスキー
ワルシャワ生まれ。ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場とワルシャワ国立歌劇場で研鑽を積む。2002年ワル
シャワ国立歌劇場『エウゲニ・オネーギン』タイトルロールでデビュー。その功績で『スペードの女王』エレツキー
公爵、『エウゲニ・オネーギン』タイトルロール、『ファウスト』ヴァランティンの出演が決定した。さらに、ダニエ
ル・バレンボイムにその実力が評価され、自らが指揮をしたベルリン・ドイツ・オペラ『エウゲニ・オネーギン』で
ローランド・ビリャソンと共演を果たした。近年では、2012年『ラ・ボエーム』マルチェッロでロサンゼルス・オペラ
にデビュー。2013年『ファルスタッフ』フォードでオペラ・バスティーユにデビュー。同年はヴェローナ野外劇場
『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵と『椿姫』ジェルモンにも出演。2014年バイエルン州立歌劇場『エウゲニ・オネ
ーギン』(指揮:キリル・ペトレンコ)、フェニーチェ歌劇場とベルリン・ドイツ・オペラで『椿姫』ルーナ伯爵、フラン
クフルト歌劇場『ファルスタッフ』フォードなどに出演。さらに2015年ハンブルグ州立歌劇場とチューリヒ歌劇場で『ルチア』エンリーコ、パリ・オ
ペラ座『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールに出演して成功を収めた。16年はメトロポリタン歌劇場に『蝶々夫人』シャープレス、英国ロイヤルオ
ペラとパリ・オペラ座で『ルチア』エンリーコ、リセウ大劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロ、ヴェローナ野外音楽祭で『椿姫』ジェルモンと『イル・ト
ロヴァトーレ』ルーナ伯爵などに出演。今後の予定に、サン・カルロ歌劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロ、英国ロイヤルオペラ『椿姫』ジェルモン
などがある。新国立劇場初登場。
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報道用資料
新国立劇場 2016/2017 シーズンオペラ
ドニゼッティ
ルチア
新制作
【全2部3幕<イタリア語上演/字幕付>】
【公演日程】 2017 年3 月14 日(火)18:30 /18 日(土)14:00/20 日(月祝)14:00/ 23 日(木)14:00/26 日(日)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【チケット料金】 S 席:27,000 円 ・ A 席:21,600 円 ・ B 席:15,120 円 ・ C 席:8,640 円 ・ D 席:5,400 円・ Z席:1,620 円
【前売開始】 2016 年 11 月 19 日(土)
指 揮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Conductor
演 出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Production
美 術・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Set Design
衣 裳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Costume Design
照 明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Lighting Design
ジャンパオロ・ビザンティ
Giampaolo BISANTI
ジャン=ルイ・グリンダ
Jean-Louis GRINDA
リュディ・サブーンギ
Rudy SABOUNGHI
ヨルゲ・ヤーラ
Jorge JARA
ローラン・カスタン
Laurent CASTAINGT
ルチア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Lucia
エドガルド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Edgardo
エンリーコ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Enrico
ライモンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Raimondo
アルトゥーロ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Arturo
アリーサ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Alisa
ノルマンノ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Normanno
オルガ・ペレチャッコ
Olga PERETYATKO
イスマエル・ジョルディ
Ismael JORDI
アルトゥール・ルチンスキー
Artur RUCINSKI
妻屋秀和
TSUMAYA Hidekazu
小原啓楼
OHARA Keiroh
小林由佳
KOBAYASHI Yuka
菅野 敦
KANNO Atsushi
合唱指揮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Chorus Master
合 唱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Chorus
管弦楽 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Orchestra
グラスハーモニカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Glass Harmonica
三澤洋史
MISAWA Hirofumi
新国立劇場合唱団
New National Theatre Chorus
東京フィルハーモニー交響楽団
Tokyo Philharmonic Orchestra
サシャ・レッケルト
Sascha RECKERT
芸術監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飯守泰次郎
Artistic Director
IIMORI Taijiro
共同制作:モンテカルロ歌劇場
Co-production with Opéra de Monte-Carlo
予定上演時間:約 3 時間 10 分(休憩含む)
公演情報 WEB サイト http://www.nntt.jac.go.jp/opera/
【チケットのご予約・お問い合わせ】
新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999
(10:00~18:00)
新国立劇場Webボックスオフィス http://pia.jp/nntt/
英語版 WEB サイト・英語版 Web ボックスオフィス http://www.nntt.jac.go.jp/english/
【チケット取り扱い】チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、CNプレイガイド、東京文化会館チケットサービス ほか
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報道用資料
* Z席 1,620 円:Z席 42 席とZ(音のみ)席 4 席は、公演当日朝 10 時より、新国立劇場 Web ボックスオフィスおよびセブン-イレブン、サークル
K・サンクスの端末操作により全席先着販売します。1人1枚。電話予約不可。
* 当日学生割引(50%):公演当日残席がある場合、D席・Z席を除く全ての席種について 50%割引で販売。要学生証。電話予約不可。
*新国立劇場では、ジュニア割引(中学生以下20%)、高齢者割引(65歳以上5%)、障害者割引(20%)、学生割引(5%)など各種割引サービ
スをご用意しています。
新国立劇場 WEB サイト http://www.nntt.jac.go.jp
東京都渋谷区本町 1-1-1 京王新線新宿駅より 1 駅、初台駅直結。
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