分限処分の公表 1 被処分職員の所属部局名 消防本部 警防課 2 被処分

分限処分の公表
1
被処分職員の所属部局名
消防本部
警防課
2
被処分職員の職名
課長補佐(消防司令)
3
被処分職員の年齢、性別
45歳、男
4
勤務成績が良くない及び適格性を欠くと判断した行為の概要
(1) 職務専念義務違反
勤務時間中に、上司の面前でも堂々と、かつ頻繁に自席を離れ、喫煙室等で長時間
雑談に興じ、職務に専念しなかった。(参考:平成 28 年の1日当たりの離席時間は、
平均で 1.7 時間から 1.8 時間)
自席についているときも、職場のパソコンを利用して、グループの者達に宛てた私
的なメールの作成に興じていた。
(2) 職員の誹謗中傷、悪口
職場内において、自分が嫌っている職員(複数名)の誹謗中傷、陰口を、執拗かつ
公然と繰り返し、後輩達がそれらの職員を慕うことも非難した。このような誹謗中傷
を繰り返した。
(3) 幹部職員への誹謗中傷、組織批判
職場内において、執拗かつ公然と、消防長、次長、署長ら幹部(歴代の幹部含む。)
のことを「ポンコツ」「ボンクラ」などと誹謗中傷する言動を繰り返した。このような
誹謗中傷を繰り返していた。
何か気に入らないことがあると、上司や幹部にも非礼、不遜な態度で食ってかかり、
長時間にわたって不満をまくし立て、注意されても聞く耳を持たず、幹部や管理職員
も本職員の対応に長時間を費やさねばならない状況があった。
(4) 右翼、左翼発言
自らを「右翼」
、気に入らない職員を「左翼」と言って敵視し、職員同士の対立関係
をいたずらに煽り、職場及び組織の分裂を招き、職場の秩序を乱した。
(5) 良好な職場環境の構築を妨害する行為
過去にパワハラの申出がなされたことがあったが、加害者とされた職員が自分のグ
ループの者であったため、グループの者らと一緒に、申出をした職員を無視したり、
パワハラ調査において証言した職員に、証言内容を問い詰めたりした。
(6) 新規採用職員に対する暴言
新規採用職員に対し「辞めるなら早く辞めろ。」などと言って精神的に追い込んだり
(当該職員はその後退職)
、気に入らない職員をグループの者達と一緒に遠ざけて排除
しようとした。
(7) 人事評価を巡る対象者の一連の言動
人事評価における評価者に対し、長時間にわたり評価の在り方や点数の不当性に関
する主張を執拗に繰り返し、評価を2度にわたって訂正させた。同じことを何度も長
時間にわたって繰り返したことで、多くの幹部職員が堂々巡りの議論に時間を費やさ
ねばならなくなり、他の職務に専念できない状況が生じた。
(8) 職務命令違反
消防長からの職務上の指示を無視し、地方公務員法第 32 条が定める上司の職務上の
命令に従う義務に違反した。
5
処分内容
分限処分(免職)
地方公務員法第28条第1項第1号及び第3号該当
6
処分年月日
平成29年3月3日
以上