懲戒処分の公表 1 被処分職員の所属部局名 消防本部 予防課 2 被処分職員の職名 係長(消防司令補) 3 被処分職員の年齢、性別 43歳、男 4 非違行為の概要 (1) ハラスメント行為 ① 暴言 「若手を理不尽で支配する」「恐怖で支配する」 「理不尽は人を育てる」「新人はと にかくビビらせとけ」という言葉を多用し、後輩職員、特に若手職員に対するしご き、いじめ、暴言を長年にわたって繰り返し行った。 ② しごき 当務日の夜、若手職員をトレーニング室に呼び出し、自らロープを身体に結ぶよ う命じ、その状態で懸垂をさせ、当該若手職員が力尽きて手を放すと、そのまま約 30 分間宙吊りにしたり、当該若手職員が負けるまで連続して雑巾掛け競争をさせ、 負けるとペナルティとしてジャンピングスクワットや腕立て伏せをさせ、力尽きて 身体が思うように動かない若手職員の様子を見てけなしたり、笑ったりした。この ようないじめ、しごきを繰り返し行った。(平成 23 年) ③ しごき 当務日の夜、若手職員を車庫に呼び出し、当該若手職員が潰れるまで訓練をさせ、 動けなくなると、他の職員を担がせて車庫内を往復させたり、潜水ボンベ(約 13kg) を両手に1本ずつ、人差し指と中指で挟んで持たせた上で車庫内を延々と往復させ、 指の痛みに限界を感じた当該若手職員がボンベを降ろすと、ペナルティとして腕立 て伏せをさせ、当該若手職員が力尽きて身体が思うように動かない様子を見てけな したり、笑ったり、携帯電話で動画を撮るなどした。このようないじめ、しごきを 繰り返し行った。(平成 25 年) ④ 暴言、侮辱 長年に渡り、多くの職員に対し、暴言を吐いたり、執拗な叱責を行っていた。と きには、床に正座をさせて、約2時間にわたって叱責することも多数回あった。 (暴 言の例:「お前んちも大した家系やなかろうけん、分からんめぇね」「ぶっ殺すぞ、 お前」「お前は俺の近くにおるな、死ね」「俺の息子のほうが頭がいいぜ。お前みた いなできん奴は、とことん理不尽で殺すけんな。」「うちの子どものほうがまだでき る。向いてない。辞めろ。」「お前の家はIQが低いけん、さばけん。●●家、残念 やね。 」等) ⑤ 無視 気に入らない職員(複数名)のことを、長年にわたって無視している(挨拶をさ れても無視)。 ⑥ 無視 過去にパワハラの申出をした職員がいたが、加害者とされた職員がグループの者 であったため、申出をした職員に対し、加害者とされた職員らに謝罪しに行くよう 強要し、その後は現在まで、グループの者らと一緒に無視している。 (2) 職務専念義務違反 勤務時間中に、1の職員と一緒に、上司の面前でも堂々とかつ頻繁に離席し、喫煙 室等で長時間雑談に興じ、職務に専念しなった。 (参考:平成 28 年の1日当たりの離 席時間は、平均で 1.4 時間から 1.8 時間) (3) サービス残業の強要 部下職員にサービス残業を強要していた。(自らは残業をつけていた。 ) 5 処分内容 懲戒処分(免職) 地方公務員法第29条第1項第1号及び第2号該当 6 処分年月日 平成29年3月3日 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc