5 広島市環境局業務部業務第一課指導担当 食品ロス削減キャンペーン の展開について(案) 1 目的・概要 我が国では、食べ残しや手付かず食品など、本来食べられるのに廃棄される食品ロスは、平成25年度の推計ではWFP(国連食糧支援機関)の1年間の食糧支援量の約2倍に相当する632万トンと推計されており、国は6府省で構成する「食 品ロス削減関係省庁等連絡会議」を設置し、食品ロス削減に向けた国民運動を展開している。こうしたなか、本市では、生ごみの約3分の1を占める食品ロスの削減を、広島市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画において主要な課題の一つに位置づ け、市民団体、事業者及び本市で構成する広島市ごみ減量リサイクル実行委員会(以下「実行委員会」という。 )による「ごみ減らそうデー」や本市独自の取組として「エコクッキング教室」等の諸事業を実施している。 今後は、さらに、食品ロスの削減を進めるために、実行委員会に飲食店やホテル・旅館の関係団体を加え、実行委員会において、新たに飲食店やホテル・旅館等における料理の食べきりや持ち帰りを推進する「食べ残しゼロ推進協力店」及び小 売店における食品ロスの削減を推進する「食品ロス削減協力店」の登録・PRを行い、市民及び民間事業者による自主的な取組を促すキャンペーンを平成29年2月から実施する。 2 キャンペーンの名称等 名称及び狙い キャンペーンロゴマーク 食品ロス削減キャンペーン 食品ロスの削減 このキャンペーンが、 ○ 食品ロス削減のために、市民、事業者、行政が一体となった取組を促進するものであること ○ その結果として、 「もったいない」を取戻し、広島市では、食べ物が捨てられるという状況が解消され、食品ロス削減国民運動ロゴマーク「ろ すのん」の涙目の表情が笑顔に変わることを願って、 「スマイル!ひろしま」 とする。 3 キャンペーンの概要 《食品ロス削減キャンペーン 》 広島市ごみ減量・リサイクル実行委員会 《現構成団体:26団体》 実 施 主 体 【市民団体】広島環境サポーターネットワーク、広島市地域活動連絡協議会、広島市地域女性 団体連絡協議会、 (公社)広島消費者協会 【スーパーマーケット】イオンリテール㈱、㈱イズミ、西條商事㈱、㈱サンリブ、㈱スパーク、 生活協同組合ひろしま、㈲はなわ、㈱広電ストア、㈱フジ、㈱フジマート、㈱藤三、㈱フレ スタ、マックスバリュ西日本㈱、㈱万惣、㈱ユアーズ 【百貨店】㈱そごう・西武 そごう広島店、㈱天満屋、㈱福屋、㈱広島三越 【協会】 (一社)日本フランチャイズチェーン協会、 【新規加入団体(案) 】 広島県スーパーマーケット協会 ・飲食店の関係団体 【行政】広島市環境局 ・ホテル・旅館の関係団体 《既存事業》 毎月1日の 「ごみ減らそうデー」 スーパーマーケット店頭で のパネル展示やアンケート 実施等による、家庭における 食品ロス等削減の取組みの 呼びかけ 《新規事業》 《 「スマイル!ひろしま 週に一度は冷蔵庫の整理・整頓」 事 啓発チラシ「週に一度は冷蔵庫の整理・整頓」 冷蔵庫の中 業 身を常に見え易くしたり、生鮮品を長もちさせるなど、食 (啓発チラシの各戸配付:平成28年度予算対応) の 食材管理表の作成・配布【所要額を新年度予算要求】 飲食店 品ロスが発生しないための冷蔵庫の工夫について、週一度 の実践を呼びかける。 概 要 》 食材管理表の作成・配布 購入した食品を消費期限、賞味期 限が到来する前に消費し、食品ロスの発生を防止する管理 表を作成し広く市民に配布する。 【所要額を新年度予算要求】 家庭における 食品ロス削減の 取組の促進 ホテル 宴会場 「スマイル!ひろしま 食べ残しゼロ推進協力店」 事業所における 食品ロス削減の 取組の促進 小売店 「スマイル!ひろしま 食品ロス削減協力店」 食べ残しゼロ推進協力店 客の要望に沿った量の提供や、宴 会等における食べきりの呼びかけ(例:30・10 の実施) などの食べ残し発生抑制や、食べ残した料理を持ち帰らせ るなど、食品ロス削減に積極的に取り組む飲食店を「食べ 残しゼロの店」として登録し、市民に広く紹介して、飲食 店から発生する食品ロスの削減を図る。 食品ロス削減協力店 計り売りなどの食品ロス削減の取組 を行っている小売店舗を「食品ロス削減協力店」として登 録し、広く市民に紹介し、小売店から出る食品ロス等ごみ の削減を図る。 《食べ残しゼロ推進協力店》 《既存事業》 広島市 既存の啓発事業 ・エコクッキング教室 ・環境イベントへの出展 ・生ごみリサイクル講習会 「広島市ごみ減量リサイクル実行委員会」 との共催実施 ロ ゴ マ ー ク 協 力 店 別 《食品ロス削減協力店》
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