ここから 3 現行規定で対応可能 Ⅱ 提案募集方式について知りたい 事例 平成 27 年の事例 空き家への短期居住等に旅館業法が適用されない場合の明確化 通知 提案主体 : 福井市 提案実現前 ●宿泊料を受けて、不特定多数の者を反復継続 して宿泊させる場合、旅館業法による許可が 支障 旅館業に該当すれば、衛 生確保のための改修が 必要 必要 「不特定多 空き家へのお試し移住の場合に 数」 「反復継続」 に該当するか、判断基準が不明 確 × 見直し 移住希望者が空き家に お試し移住できない 提案実現後 効果 移住希望者の空き家へ のお試し移住が可能に なる ① 対象物件を地方公共団体が特定 ② お試し移住の希望者が実際に居住する 意思を有することを地方公共団体が確 認 空き家の有効活用 これらを満たす場合、お試し移住が旅館 業法の適用を受けないことを明確化 地方移住の促進 4 提案募集方式のこれまでの実績 実現のポイント ● 提案側が、実施を予定している事業について、旅館業法が適用される 「不特定多数」 ・ 「反復継続」 の要件に該当しないことを、具体的 な制度設計(※)として提示することができた。 ※提案側は、空き家の登録制度を設け、地方公共団体の管理下で対象物件や利用者・利用形態を限定することを想定している。 事例 平成 27 年の事例 病児保育事業に係る看護師等配置要件の趣旨の明確化 要綱改正 提案主体 : 鳥取県、中国地方知事会、関西広域連合、日本創生のための将来世代応援知事同盟、滋賀県、大阪府 、兵庫県、和歌山県、徳島県、堺市 提案実現前 ●国の補助を受けて病児保育※を実施する場合、 看護師等を利用児童おおむね10 人につき1名 以上配置しなければならない ※当面症状の急変は認められない 職員を常時、配置すべきかが不明確 提案実現後 見直し 支障 小児科 小 病院内に 病児保育 室を設置 病児保育室 ? 50M 国からの補助を 受けられるか不明 病院・診療所内で看護師等を保育室に常駐させずに病児保 育を行う場合、国の補助対象か否かが明らかでなく、地方 公共団体の負担で実施 効果 小児科 ● 職員を常時、配置しなくてもよい場合 を明確化 病院内に 病児保育 室を設置 病児保育室 病児保育が広がる 看護師等が緊急時に駆けつけられる場合 OK 50M O 緊急時駆けつけ 国の補助を受けられる ことが明確に 対象経費の3分の1を国が補助 地方における子育て環境の充実 女性の活躍推進にも資する 実現のポイント ● 提案側が、人口や子供の少ない中山間地域等では、病児保育事業のニーズがある一方、総利用人数が少ないなどの現場の実情を踏 まえた具体的な支障事例を主張できた。 ● また、提案内容の実現による効果として、必要な時に、必要な人員を配置することが可能となり、事業者としても安定した経営を可能 とし、病児 ・ 病後児保育のすそ野の拡大につながることを示すことができた。 29
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